JP2015118288A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の問題を解決するためになされたもので、透明パネルの内面に付着した埃や塵等を、容易に除去できる投影装置を提供する。
【解決手段】本発明の投影装置は、投影光を生成して射出する投影部と、前記投影光を反射するミラーと、前記投影部及び前記ミラーを内部に収容する筐体と、前記筐体の上面側に設けられ、前記投影光を筐体外部に透過させる透明部と、前記筐体にヒンジを介して開閉自在に固定され、前記投影光が投影されるスクリーンと、前記透明部よりも前記筐体内側に設けられ、前記スクリーンの開閉動作に連動して、前記透明部を擦りながら移動するワイパーと、を含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、筐体内部に投影機を搭載して、筐体外のスクリーンに画像を投影する投影装置に関する。
従来、筐体内部に投影機を収容し、透明パネルを介して筐体外のスクリーンに画像を投影する投影機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の投写型映像表示装置は、投写レンズ群と非球面ミラーとから構成される投写部と、光変調素子としてのDMD(Digital Micromirror Device)と、DMDへ光を照射する照明部と、DMDや照明部を構成するLEDなどへ電力を供給するバッテリ部とを有する。 投写部は、複数のレンズから構成される投写レンズ群と、凹面の非球面ミラーと、映像光が出射する投写窓(透明パネル)とを有する。映像光は、投写レンズ群と非球面ミラーとの間で結像し、投写窓を通って投写型映像表示装置の設置面にて、再度、結像する。
また、投写型映像表示装置は、映像光生成部を冷却する冷却部を有する。冷却部は、筐体に設けられた排気口の近傍に設けられた軸流ファン、LEDを冷却するシロッコファンおよびDMDを冷却するヒートシンクを有する。
投写型映像表示装置を冷却する空気は、筐体の一側面に設けられた吸気口から吸入され、投写型映像表示装置の内部を流通して映像生成部等を冷却した後、筐体の他の側面に設けられた排気口から排気される。
特開2011−158522号公報(第2図、段落0029)
しかしながら、前述したような投影機器(投写型映像表示装置)のように、筐体内部の電子部品等を冷却するために、ファンにより外部空気を筐体内に取り込む場合には、外部の埃や塵を一緒に取り込んでしまい、この埃等が、透明パネルの内面に付着する場合がある。そして、透明パネルを透過する際に、投影画像に埃等が映り込む場合があった。
このような場合には、透明パネルを取り外して、透明パネルを掃除して埃等を取り除くことが行われるが、非常に面倒であった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、透明パネルの内面に付着した埃や塵等を、容易に除去できる投影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成によって把握される。
(1)本発明の投影装置は、投影光を生成して射出する投影部と、前記投影光を反射するミラーと、前記投影部及び前記ミラーを内部に収容する筐体と、前記筐体の上面側に設けられ、前記投影光を筐体外部に透過させる透明部と、前記筐体にヒンジを介して開閉自在に固定され、前記投影光が投影されるスクリーンと、前記透明部よりも前記筐体内側に設けられ、前記スクリーンの開閉動作に連動して、前記透明部を擦りながら移動するワイパーと、を含む。
本発明は、透明部よりも筐体内側に設けられ、スクリーンの開閉動作に連動して、透明部を擦りながら移動するワイパーを設けた。このため、スクリーンを開閉させることにより、ワイパーが透明部の内面を擦るので、透明パネルの内面に付着した埃や塵等を、容易に除去できるという効果を有する投影装置を提供できる。
本発明に係る実施形態の投影装置の全体斜視図 本発明に係る実施形態の投影装置を幅方向中央において上下方向に切断した断面図 本発明に係る実施形態の投影装置においてスクリーンを開けてパネルを外した状態の全体斜視図 図2中IV部分の拡大断面図 スクリーンを閉じてスプリングが縮んだときの筐体を下方(裏側)から見た斜視図 スクリーンを開けてスプリングが伸長したときの筐体を下方(裏側)から見た斜視図 レバー突起と第2プレートの延在部との位置関係を示す模式図 スクリーンを閉じた状態の投影装置の斜視図 開状態のスクリーンを閉じる状態の投影装置の斜視図
以下、本発明に係る実施形態の投影装置について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の投影装置10は、全体略矩形箱状の筐体20を有する。
なお、以下の説明においては、筐体20を机等に載置した際の上方(上側)を「上方(上側)」とし、後述するスクリーン26側を前方(前側)とし、反対側を後方(後側)として説明する。
筐体20は、前後左右を囲う側壁21を有し、側壁21の上端部には上方に開口した開口部22を有する。
図2に示されるように、開口部22には、パネル23が取り付けられている。パネル23は筐体20の開口部22全体を覆う平板状の樹脂製部材であり、中央には光を透過する透明部231が設けられている。
なお、図2において点線で示すパネル23の透明部231の外側は、例えば黒色印刷等により、筐体20の内部が見えないようになっている。
しかしながら、このような黒色印刷等は必須のものでは無い。
図2に示すように、筐体20の内部における略中央には、投影光を生成して筐体20の後方に向けて射出する投影部24が設けられている。筐体20の後方には、凹面の反射面を有する第1のミラー25が、投影部24からの投影光を、平面の反射面を有する第2のミラー29へ向けて反射し、続いて第2のミラー29で反射された投影光がスクリーン26へ向けて反射するように設けられている。
従って、投影部24から発せられた投影光(画像)LB1は、第1のミラー25で下方に向けて反射された後、第2のミラー29で上方に向けて反射され、パネル23の透明部231を通って筐体20の外部に設けられているスクリーン26に投射される(投影光LB2)。
投写された画像を映すためのスクリーン26は、筐体20の前端部上面に取り付けられているヒンジ27(図1参照)を介して、筐体20に対して開閉可能に支持されており、使用時にはスクリーン26を立てた状態にでき、使用しないときは、筐体20側にスクリーン26を倒した状態に収納することができるようになっている。
ヒンジ27は、筐体20の上面と略直交するように筐体20の上面に固定された第1プレート271と、スクリーン26を取り付けるための第2プレート272と、第1プレート271及び第2プレート272を回転自在に接続するヒンジ部材273(図1参照)と、を有する。
なお、第2プレート272には、ヒンジ部材273を越えた反対側に延長して、延在部274が設けられている(図2参照)。
このヒンジ27の構造によって、第2プレート272に取り付けられたスクリーン26は、第1プレート271すなわち筐体20に対して開閉可能であり、スクリーン26を開く方向(前方)へ第2プレート272を回動させると、その回動に合わせて、延在部274は、反対側である後方へ移動するようになっている。
図2に示すように、筐体20内部におけるパネル23の下側には、ワイパー30が前後方向に往復移動可能に設けられている。
図3に示すように、ワイパー30は、筐体20の幅方向に沿って略全幅にわたって配置された棒状の台座部材31を有する。台座部材31の幅方向の両端部には、筐体20の幅方向の側壁21に沿って伸びる一対のアーム部32が設けられている。
従って、ワイパー30は、台座部材31と一対のアーム部32とで、全体コ字形状に形成されている。
なお、アーム部32として、台座部材31とは別体のアーム部材を設け、台座部材31をアーム部材に着脱可能に固定することもできる。
各アーム部32の前端には、筐体20の上面から突出するレバー突起34が設けられている。
レバー突起34は、矩形の前側上部の一隅を切除した傾斜面341(図7参照)を少なくとも有する断面形状を呈している。すなわち、傾斜面341は、前方に向かって下がるように傾斜しており、平面又は曲面で形成される。また傾斜面341は、滑らかな面に形成されており、他部材が接触した際に滑りやすくなっている。
図4に示すように、台座部材31は、例えば略矩形の断面形状を有しており、上面311には、筐体20の幅方向に沿って、ワイパー部材35が着脱可能に取り付けられている。ワイパー部材35は、例えば両面テープのような着脱可能な取付手段を用いて台座部材31に取り付けることができる。また、ワイパー部材35には、例えばクリーングクロスを用いることができる。
台座部材31の上面311において、ワイパー部材35を挟んで対向する位置に、ワイパー部材35の長手方向に沿った一対の溝部312が設けられている。
図5及び図6は、筐体20の裏側から見たときの図であり、ワイパー30等の状態が見えるように、投影部24等の部材については、図示していない。
図5及び図6に示すように、ワイパー30には、筐体20の側壁21に沿って配置された一対のスプリング33が連結されており、そのスプリング33は、ワイパー30に対して前側に付勢する付勢力を与えている。
図5は、スプリング33が縮んだ状態となり、ワイパー30が筐体20の前方に位置されている状態を示しており、一方、図6は、スプリング33の付勢力に抗してワイパー30が筐体20の後方に位置している状態を示している。
以下、このような動作を担うスプリング33の具体的な取り付け構造について説明する。
図5及び図6に示すように、台座部材31の筐体20の幅方向両端部には、スプリング33の一端を固定する一対のワイパー側スプリング固定部(スプリング固定部)36が設けられている。
なお、本例では、スプリング固定部36は台座部材31に設けているが、台座部材31に近い位置の各アーム部32にスプリング固定部36を設けても良い。
ここで、台座部材31及び各アーム部32は、筐体20に対して前後方向に移動可能に取り付けられている。
なお、各アーム部32が見やすいように図示していないが、各アーム部32は、例えば、LMガイドのようなガイド構造で筐体20の側壁21に沿って移動できるように筐体20の側壁21に支持されている。
このため、台座部材31、若しくは、台座部材31に近い位置の各アーム部32に設けられるスプリング固定部36は、筐体20の前後方向に移動可能な移動端となる。
一方、ヒンジ27側(前側)の各アーム部32の端部近傍の筐体20には、スプリングの他端を固定する一対の筐体側スプリング固定部(スプリング固定部)28が設けられている。このスプリング固定部28は筐体20に設けられているので固定端として動くことはない。
スプリング33は、移動端であるスプリング固定部36と固定端であるスプリング固定部28とを架橋するように取り付けられている。
このため、スプリング33が縮む時には、固定端であるスプリング固定部28を筐体20の後方には動かせないので、移動端であるスプリング固定部36の方が筐体20の前側に引き寄せられ、その時、台座部材31及び各アーム部32も一緒に筐体20の前側に移動する。
一方、後ほど詳細に説明するが、各アーム部32が筐体20の後方に押されたときには、移動端であるスプリング固定部36も筐体20の後方に動くことになり、このときには、図6に示されるように、台座部材31及び各アーム部32が筐体20の後方に位置するのに合わせて、スプリング33が伸びた状態となる。
次に、スクリーン26の開閉によりワイパー30を前後方向に移動させる移動機構について説明する。
前述したように、スプリング33は、台座部材31及び各アーム部32に対して前方へ付勢する付勢力を与えているので、アーム部32に設けられているレバー突起34もスプリング33により、前方へ付勢されている。
図7中、二点鎖線で示す位置が、レバー突起34の最も前方位置にある場合である。
この位置では、レバー突起34は、ストッパーによりこれ以上前方へ移動しないようにすることができる。または、スプリング33がこれ以上縮まない自然長となったときの位置が二点線で示す位置になるように設定しておいても良い。
以下では、このレバー突起34が最も前方に位置している時のレバー突起34の位置を前端位置(図7中二点鎖線の位置)と記載する場合がある。
図7を見るとわかるとおり、この位置では、スクリーン26が完全に閉じられており、スクリーン26を支持する第2プレート272の延在部274が、レバー突起34から離れている。
そして、レバー突起34の前端位置(図7中二点鎖線の位置)は、ヒンジ部材273の回転中心CP回りに第2プレート272を回転させたときに、第2プレート272の延在部274の先端275が、レバー突起34の傾斜面341の上端342に少なくとも当接する位置に設けられている。
なお、図7では、丁度、第2プレート272を回転させたときに、第2プレート272の先端275が、レバー突起34の傾斜面341の上端342に当たる位置を示しているが、もう少し、レバー突起34の前端位置(図7中二点鎖線の位置)を後方に設定し、確実に、第2プレート272の先端275が、レバー突起34の傾斜面341に当接するようにすることが望ましい。
これにより、スクリーン26を閉状態から開く際に、延在部274がレバー突起34を後方へ移動させることができる(図7の実線参照)。
そして、このレバー突起34の後方への移動は、各アーム部32を後方に移動させるので台座部材31も図6に示したように筐体20の後方に位置し、それによって、スプリング33が伸びた状態となる。
次に、スクリーン26の開閉動作に伴うワイパー30の動作について説明する。
図8に示すように、スクリーン26を閉じた状態(図7において二点鎖線で示す状態参照)では、図4に示す台座部材31の上面311に設けられたワイパー部材35は、パネル23の透明部231の前端よりも前側に位置する(図5参照)。
スクリーン26を閉状態から開く方向に回動(図8中矢印A1参照)させると、スクリーン26が取り付けられている第2プレート272が一体で回動する。
これに伴い、第2プレート272の延在部274がレバー突起34の傾斜面341の少なくとも一部に当接する(図7参照)。さらにスクリーン26を開くと、延在部274がレバー突起34の傾斜面341を滑ることにより、レバー突起34が後方へ移動する(図8中矢印A2参照)。
これにより、レバー突起34が設けられているアーム部32が後方へ移動し、アーム部32に取り付けられている台座部材31も後方へ移動する(図6参照)。
従って、台座部材31に取り付けられてパネル23の透明部231の内面に接触しているワイパー部材35が、透明部231の内面に沿って透明部231を擦りながら後方へ移動して透明部231の内面を清掃する。
このとき、取り除かれた埃等は、台座部材31の上面311においてワイパー部材35の両側に設けられている溝部312に収容される。
そして、延在部274が、第1プレート271に当接したら、スクリーン26の開動作が完了し、スクリーン26は、筐体20に対して垂直状態となる。
このとき、ワイパー30のワイパー部材35は、透明部231の後端よりも後方に位置する。
一方、図9に示すように、開状態にあるスクリーン26を閉じると、図8に示す延在部274が前方へ移動する。そうすると、レバー突起34は延在部274で後方に付勢されなくなり、それに伴って、図6に示すスプリング33の付勢力によって、ワイパー30が筐体20の前方に移動する(図9中矢印C2参照)。このとき、レバー突起34も前方へ移動する(図9中矢印C1参照)。
そして、図4に示す台座部材31に取り付けられているワイパー部材35が、パネル23の透明部231の内面に沿って擦りながら前方へ移動して、透明部231の内面を清掃する。
レバー突起34の移動は、スプリング33の付勢力がゼロになる自然長になるか、あるいは、レバー突起34のストッパーが設けられている場合には、ストッパーに当接する状態になると停止する。このとき、ワイパー30の移動も停止する。
次に、本実施形態の投影装置10の作用効果について説明する。
図2に示すように、筐体20の内部には、投影光LB1を生成して射出する投影部24や、投影光LB1を反射する(投影光LB2)第1のミラー25、第2のミラー29等が収容されている。また、筐体20は、投影光LB2を筐体20外部に透過させる透明部231と、透明部231を透過した投影光を投影するスクリーン26と、を有する。スクリーン26は、筐体20にヒンジ27を介して開閉自在に固定されている(図1参照)。
そして、透明部231よりも筐体20の内側に、スクリーン26の開閉動作に連動して、透明部231を擦りながら移動するワイパー30を設けた。
このため、スクリーン26を開閉させることにより、ワイパー30が透明部231の内面を擦るので、透明部231の内面に付着した埃や塵等を、容易に除去することができる。
具体的には、ワイパー30は、筐体20の幅方向に沿って配置された棒状の台座部材31と、台座部材31の上面側に幅方向(長手方向)に沿って固定されたワイパー部材35と、を有し、スクリーン26の開閉に伴って台座部材31が移動することで、台座部材31に取り付けられているワイパー部材35が、透明部231の内面を擦って清掃する。
本実施形態では、台座部材31の、ワイパー部材35を挟んで対向する位置に、ワイパー部材35の長手方向に沿った一対の溝部312を設けた。
このため、ワイパー部材35が拭き取った埃等を、溝部312に収容することができ、埃等が他の箇所に付着するのを防止できる。
また、ワイパー部材35を台座部材31に対して着脱可能にしたので、汚れたら容易に交換したり清掃したりすることができる。
ワイパー部材35をクリーングクロスとすることで、パネル23の透明部231の内面を、傷付けることなくきれいに清掃することができる。
本実施形態では、ワイパー30は、台座部材31と台座部材31の両端に設けられた一対のアーム部32とから全体コ字形状に形成されている。
アーム部32は、筐体20の幅方向の側壁に沿って延びており、筐体20の幅方向の側壁に沿って移動可能となっている。各アーム部32は、ヒンジ27の近傍で筐体20の上面側に突出するレバー突起34を有する。
台座部材31の端部の両方、若しくは、各アーム部32の台座部材31側には、アーム部32に沿って設けられているスプリング33の一端を固定する一対のワイパー側スプリング固定部36が設けられている。一方、ヒンジ27側の各アーム部32の端部近傍の筐体20には、スプリング33の他端を固定する一対の筐体側スプリング固定部28が設けられている。
そして、各アーム部32に沿って配置された一対のスプリング33の一端をスプリング33の一端を固定する一対のスプリング固定部36に固定し、一対のスプリング33の他端をスプリング33の他端を固定する一対のスプリング固定部28固定するようにしている。
このように構成することで、レバー突起34が後方に押されると、ワイパー30が筐体20の後方に移動するとともにスプリング33が伸びた状態を実現し、レバー突起34が後方に押されなくなるとスプリング33の付勢力でワイパー30が自然と筐体20の前方に移動できるようになっている。
さらに、レバー突起34の後方へ押す動作が、スクリーン26を開く方向に回動させると、回動動作に連動してレバー突起34をスクリーン26の開く方向と反対側(すなわち、後方)に移動させるようにされている。
そのレバー突起34の移動に伴って、台座部材31がワイパー部材35を透明部231に接触させた状態で、スプリング33の付勢力に抗して透明部231のヒンジ27から遠い側の端部を超える位置まで移動するようになっている。
このため、スクリーン26の開く動作に連動してワイパー30が動作するようになっている。
一方、スクリーン26を閉じる方向に回動させると、回動動作に連動してスプリング33の付勢力で、台座部材31を閉じる方向と反対側(すなわち、前方)に移動させ、その移動に伴って、台座部材31がワイパー部材35を透明部231に接触させた状態で、透明部231のヒンジ27に近い側の端部を超える位置まで移動する。
このため、スクリーン26を閉じる動作にも連動してワイパー30が動作するようになっている。
従って、スクリーン26の開閉動作に連動して、透明部231を擦りながら移動するワイパー30になっている。
これにより、透明部231の内面に付着した埃や塵等を、容易に除去することができる。
なお、本実施形態では、アーム部32と台座部材31とは、一体である場合を示したが、前述したように、アーム部32を個別にアーム部材としておき、台座部材31をアーム部材から着脱可能に固定したものとすれば、台座部材31をアーム部材から取り外して、台座部材31に設けられている溝部312に収容されている埃等を除去することができるので好適である。
また、台座部材31をアーム部材から取り外して、台座部材31に取り付けられているワイパー部材35を交換したり清掃したりすることができる。
本実施形態では、ヒンジ27が、第1プレート271と、第2プレート272と、これら第1プレート271及び第2プレート272を回転自在に接続するヒンジ部材273とを有する構成とし、第1プレート271は、筐体20の上面と略直交するように筐体20の上面に固定され、第2プレート272は、スクリーン26の平面と略平行になるようにスクリーン26に固定されているようにした。
そして、このようなヒンジ27とすることで、スクリーン26を開く方向に回動させると、ヒンジ部材273よりもスクリーン26と反対側に延在する第2プレート272の延在部274が、回動動作に連動してレバー突起34をスクリーン26の開く方向と反対側(後方)に移動させ、延在部274が、第1プレート271と当接すると、スクリーン26の平面が筐体20の上面と略直交する状態で停止するようにした。
また、スクリーン26を閉じる方向に回動させると、回動動作に連動してスプリング33の付勢力で、スクリーン26を閉じる方向と反対側(前方)に台座部材31を移動させるようにした。
これにより、スクリーン26の開閉動作に対応して台座部材31が往復移動し、台座部材31に取り付けられているワイパー部材35が透明部231の内面を往復移動して清掃できるようになっている。
以上、具体的な実施形態を示しながら本発明の投影装置について説明を行ってきたが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、スクリーン26と一体で回動する第2プレート272の延在部274が、筐体20の上面に突出しているレバー突起34を後方へ移動させることにより、ワイパー30を後方へ移動させ、スプリング33の復帰力によりワイパー30を前方へ移動させる場合について例示した。
この他、スクリーン26の開閉を検知して、モータ及びギヤを有する移動機構を制御することにより、ワイパー30を往復移動させるようにすることも可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲をその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
投影光を生成して射出する投影部と、
前記投影光を反射するミラーと、
前記投影部及び前記ミラーを内部に収容する筐体と、
前記筐体の上面側に設けられ、前記投影光を筐体外部に透過させる透明部と、
前記筐体にヒンジを介して開閉自在に固定され、前記投影光が投影されるスクリーンと、
前記透明部よりも前記筐体内側に設けられ、前記スクリーンの開閉動作に連動して、前記透明部を擦りながら移動するワイパーと、
を含むことを特徴とする投影装置。
<請求項2>
請求項1に記載の投影装置において、
前記ワイパーは、前記筐体の幅方向に沿って配置された棒状の台座部材と、前記台座部材の上面側に前記幅方向に沿って固定されたワイパー部材と、を含むことを特徴とする投影装置。
<請求項3>
請求項2に記載の投影装置において、
前記台座部材の、前記ワイパー部材を挟んで対向する位置の少なくとも何れかに、前記ワイパー部材に沿った溝部を有することを特徴とする投影装置。
<請求項4>
請求項2又は請求項3に記載の投影装置において、
前記ワイパー部材が、前記台座部材に着脱可能であることを特徴とする投影装置。
<請求項5>
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の投影装置において、
前記ワイパー部材がクリーングクロスからなることを特徴とする投影装置。
<請求項6>
請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の投影装置において、
前記台座部材の前記幅方向の端部の両方に設けられ、前記筐体の幅方向の側壁に沿って伸び、前記ヒンジの近傍で前記筐体の上面側に突出するように形成されたレバー突起を有する一対のアーム部と、
前記台座部材の前記端部の両方、若しくは、前記各アーム部の前記台座部材側に形成され、スプリングの一端を固定する一対の第1のスプリング固定部と、
前記ヒンジ側の前記各アーム部の端部近傍の前記筐体に設けられ、前記スプリングの他端を固定する一対の第2のスプリング固定部と、
前記第1のスプリング固定部に一端が固定され、前記第2のスプリング固定部に他端が固定された一対のスプリングと、
を含み、
前記スクリーンを開く方向に回動させると、前記回動動作に連動して前記レバー突起を前記スクリーンを開く方向と反対側に移動させ、その移動に伴って、前記台座部材が前記ワイパー部材を前記透明部に接触させた状態で、前記スプリングの付勢力に抗して前記透明部の前記ヒンジから遠い側に向かって移動し、
前記スクリーンを閉じる方向に回動させると、前記回動動作に連動して前記スプリングの付勢力で、前記台座部材を前記スクリーンを閉じる方向と反対側に移動させ、その移動に伴って、前記台座部材が前記ワイパー部材を前記透明部に接触させた状態で、前記透明部の前記ヒンジに近い側に向かって移動することを特徴とする投影装置。
<請求項7>
請求項6に記載の投影装置において、
前記ヒンジが、第1プレートと第2プレートと前記第1プレートと前記第2プレートとを回転自在に接続するヒンジ部材とを含み、
前記第1プレートが前記筐体の上面と略直交するように前記上面に固定され、
前記第2プレートが前記スクリーンの平面と略平行になるように前記スクリーンに固定され、
前記スクリーンを開く方向に回動すると、前記ヒンジ部材よりも前記スクリーンと反対側に延在する前記第2プレートの延在部が、前記回動動作に連動して前記レバー突起を前記スクリーンを開く方向と反対側に移動させ、前記延在部が前記第1プレートと当接すると、前記スクリーンの平面が前記筐体の上面と略直交する状態で停止し、
前記スクリーンを閉じる方向に回動すると、前記回動動作に連動して前記スプリングの付勢力で、前記台座部材を前記スクリーンを閉じる方向と反対側に移動させることを特徴とする投影装置。
10 投影装置
20 筐体
231 透明部
24 投影部
25 第1のミラー
26 スクリーン
27 ヒンジ
271 第1プレート
272 第2プレート
273 ヒンジ部材
274 延在部
28 筐体側スプリング固定部(第2のスプリング固定部)
29 第2のミラー
30 ワイパー
31 台座部材
312 溝部
32 アーム部
33 スプリング
34 レバー突起
35 ワイパー部材
36 ワイパー側スプリング固定部(第1のスプリング固定部)
LB1 投影光

Claims (7)

  1. 投影光を生成して射出する投影部と、
    前記投影光を反射するミラーと、
    前記投影部及び前記ミラーを内部に収容する筐体と、
    前記筐体の上面側に設けられ、前記投影光を筐体外部に透過させる透明部と、
    前記筐体にヒンジを介して開閉自在に固定され、前記投影光が投影されるスクリーンと、
    前記透明部よりも前記筐体内側に設けられ、前記スクリーンの開閉動作に連動して、前記透明部を擦りながら移動するワイパーと、
    を含むことを特徴とする投影装置。
  2. 請求項1に記載の投影装置において、
    前記ワイパーは、前記筐体の幅方向に沿って配置された棒状の台座部材と、前記台座部材の上面側に前記幅方向に沿って固定されたワイパー部材と、を含むことを特徴とする投影装置。
  3. 請求項2に記載の投影装置において、
    前記台座部材の、前記ワイパー部材を挟んで対向する位置の少なくとも何れかに、前記ワイパー部材に沿った溝部を有することを特徴とする投影装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の投影装置において、
    前記ワイパー部材が、前記台座部材に着脱可能であることを特徴とする投影装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の投影装置において、
    前記ワイパー部材がクリーングクロスからなることを特徴とする投影装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の投影装置において、
    前記台座部材の前記幅方向の端部の両方に設けられ、前記筐体の幅方向の側壁に沿って伸び、前記ヒンジの近傍で前記筐体の上面側に突出するように形成されたレバー突起を有する一対のアーム部と、
    前記台座部材の前記端部の両方、若しくは、前記各アーム部の前記台座部材側に形成され、スプリングの一端を固定する一対の第1のスプリング固定部と、
    前記ヒンジ側の前記各アーム部の端部近傍の前記筐体に設けられ、前記スプリングの他端を固定する一対の第2のスプリング固定部と、
    前記第1のスプリング固定部に一端が固定され、前記第2のスプリング固定部に他端が固定された一対のスプリングと、
    を含み、
    前記スクリーンを開く方向に回動させると、前記回動動作に連動して前記レバー突起を前記スクリーンを開く方向と反対側に移動させ、その移動に伴って、前記台座部材が前記ワイパー部材を前記透明部に接触させた状態で、前記スプリングの付勢力に抗して前記透明部の前記ヒンジから遠い側に向かって移動し、
    前記スクリーンを閉じる方向に回動させると、前記回動動作に連動して前記スプリングの付勢力で、前記台座部材を前記スクリーンを閉じる方向と反対側に移動させ、その移動に伴って、前記台座部材が前記ワイパー部材を前記透明部に接触させた状態で、前記透明部の前記ヒンジに近い側に向かって移動することを特徴とする投影装置。
  7. 請求項6に記載の投影装置において、
    前記ヒンジが、第1プレートと第2プレートと前記第1プレートと前記第2プレートとを回転自在に接続するヒンジ部材とを含み、
    前記第1プレートが前記筐体の上面と略直交するように前記上面に固定され、
    前記第2プレートが前記スクリーンの平面と略平行になるように前記スクリーンに固定され、
    前記スクリーンを開く方向に回動すると、前記ヒンジ部材よりも前記スクリーンと反対側に延在する前記第2プレートの延在部が、前記回動動作に連動して前記レバー突起を前記スクリーンを開く方向と反対側に移動させ、前記延在部が前記第1プレートと当接すると、前記スクリーンの平面が前記筐体の上面と略直交する状態で停止し、
    前記スクリーンを閉じる方向に回動すると、前記回動動作に連動して前記スプリングの付勢力で、前記台座部材を前記スクリーンを閉じる方向と反対側に移動させることを特徴とする投影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114076245A (zh) * 2020-08-12 2022-02-22 苏州云图视觉科技有限公司 一种一体式透明投影显示装置

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