JP2015118126A - 消色装置、消色方法、及びプログラム - Google Patents

消色装置、消色方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成によりシートの両面の画像を消色することができる消色装置、消色方法、及びプログラムを提供することである。【解決手段】消色装置は、読取部と、消色部と、消色制御部とを備える。読取部は、画像が形成されているシートの画像を読み取る。消色部は、発熱素子を有し、前記発熱素子の発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されているシートの画像を、前記シートの一方の面である第1の面の側から消色可能である。消色制御部は、前記シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、前記消色部が有する前記発熱素子の温度を制御する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、消色装置、消色方法、及びプログラムに関する。
従来、用紙上に形成された画像を消色する消色装置がある。例えば、消色装置としては、サーマルヘッドを用いて用紙を加熱することにより画像を消色するものがある。サーマルヘッドを用いて用紙の表面(おもて面)及び裏面を消色する場合には、それぞれの面を消色するためのサーマルヘッドが必要であった。
特開2010−266864号公報
本発明が解決しようとする課題は、より簡易な構成によりシートの両面の画像を消色することができる消色装置、消色方法、及びプログラムを提供することである。
実施形態の消色装置は、読取部と、消色部と、消色制御部とを備える。読取部は、画像が形成されているシートの画像を読み取る。消色部は、発熱素子を有し、前記発熱素子の発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されているシートの画像を、前記シートの一方の面である第1の面の側から消色する。消色制御部は、前記シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、前記消色部が有する前記発熱素子の温度を制御する。
第1の実施形態による消色装置の構成の一例を示す断面図である。 第1の実施形態における読取部の構成の一例を示す断面図である。 第1の実施形態における消色部の構成の一例を示す断面図である。 第1の実施形態による消色装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における用紙表面の消色用パターンデータの生成例を示す図である。 第1の実施形態における用紙裏面の消色用パターンデータの生成例を示す図である。 第1の実施形態における消色処理に用いる消色用パターンデータの生成例を示す図である。 第1の実施形態における消色処理の温度制御の一例を示す図である。 第1の実施形態における消色装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における消色処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による消色装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態における消色装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、実施形態による消色装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による消色装置1の構成の一例を示す断面図である。
図1に示すように、消色装置1は、コントロールパネル10、給紙部20、読取部30、消色部40、排紙部50、及び制御部60を備えている。
本実施形態における消色装置1は、消色性の色剤である消色トナーにより画像が形成されている用紙から画像を消色し、用紙を再利用可能にする。消色装置1は、給紙部20に配置された消色処理の対象とする用紙を消色処理して、排紙部50に排出する。
なお、本実施形態では、画像情報を画像として形成するためのシートの一例として、紙による用紙を用いる場合について説明する。また、本実施形態において、「消色」とは、消色トナーにより形成されている画像を消色することである。また、以下の説明において、画像を消色する処理を消色処理として説明する。
また、消色装置1は、搬送路RT1〜RT6を有している。搬送路RT1〜RT6は、消色装置1内で用紙を搬送する経路である。搬送路RT1〜RT6には、複数のモータM、複数の搬送ローラR、複数のプラテンローラPR、及び複数のセンサSが配置されている。
搬送路RT1〜RT6において、各モータM、各搬送ローラR、及び各プラテンローラPRは、各所に配置される。各モータMは、各搬送ローラRを駆動し、各搬送ローラRは、用紙を搬送する。各プラテンローラPRは、各搬送ローラRに対向して配置され、用紙が適切に搬送されるように用紙を押圧する。また、各センサSは、搬送路RT1〜RT6の各所に配置され、各所における用紙の有無を検知する。すなわち、消色装置1内において、各所の搬送ローラR及びプラテンローラPRは、用紙を各搬送路RT1〜RT6に沿って搬送する。そして、各所のセンサSは、消色装置1内における用紙の位置を検知する。
コントロールパネル10は、ユーザインターフェースとして機能し、操作者からの操作に基づいて、消色装置1の各種動作を指示する。コントロールパネル10は、操作者からの操作を受付ける操作部(不図示)、及び操作者に操作案内などを表示する表示部(不図示)などを備えている。
給紙部20は、給紙トレイ21、給紙ローラ22、及びセンサSを有し、給紙トレイ21に配置されている用紙を給紙する。
給紙トレイ21は、消色処理の対象となる用紙を載せる台(載置する台)である。ここで、消色処理の対象となる用紙とは、上述した消色トナーにより画像が形成されている用紙である。給紙ローラ22は、給紙トレイ21から用紙を取り出し、取り出した用紙を搬送路RT1に給紙する。
搬送路RT1は、給紙部20が給紙した用紙を搬送路RT2に導き、搬送路RT1は、用紙を読取部30に供給する。搬送路RT2は、搬送路RT3および搬送路RT4に接続されている。搬送路RT3及び搬送路RT4の分岐部には、ゲートGT1が配置されている。ゲートGT1は、搬送路RT2が搬送する用紙の搬送経路を、搬送路RT3と搬送路RT4とのうちのいずれかに切り換える。
読取部30は、搬送路RT1により搬送された用紙の状態を読み取る。読取部30は、例えば、用紙の表面に形成された画像(第1画像)と、用紙の裏面に形成された画像(第2画像)とを読み取る。ここで、用紙の表面は、後述する図2の用紙表面F1であり、用紙の裏面は、後述する図2の用紙裏面F2であるものとする。また、読取部30は、ラインスキャナ31(第1スキャナ)と、ラインスキャナ32(第2スキャナ)と、プラテンローラ33と、プラテンローラ34とを備えている。なお、読取部30の詳細な説明については、後述する。
搬送路RT2は、読取部30を通過した用紙をゲートGT1に導く。ゲートGT1は、搬送路RT2から搬送される用紙(読取部30で状態を読み取った用紙)の搬送先の経路を切り替える。すなわち、ゲートGT1は、制御部60の制御に基づいて、用紙を、搬送路RT2から搬送路RT3に搬送するか、搬送路RT2から搬送路RT4に搬送するかを切り替える。ゲートGT1は、用紙の消色処理を行う場合に、制御部60の制御に基づいて、搬送路RT3に用紙を搬送する。また、ゲートGT1は、用紙を排紙する場合に、制御部60の制御に基づいて、搬送路RT2に用紙を搬送する。
消色部40は、搬送路RT3を搬送される用紙に対して画像を消色する消色処理を実行する。消色部40は、例えば、複数の発熱素子を有している。消色部40は、発熱素子の発熱に基づいて、用紙表面F1(第1の面)と用紙裏面F2(第2の面)との両面の画像を、用紙表面F1の側から消色可能な構成になっている。ここで、用紙表面F1及び用紙裏面F2のそれぞれには、消色性の色剤により画像が形成されている。また、用紙裏面F2は、用紙表面F1とは反対側の面である。消色部40は、サーマルヘッド41と、プラテンローラ42とを備えている。なお、消色部40の詳細な説明については、後述する。
また、搬送路RT3は、消色部40を通過した用紙を読取部30の手前の搬送路RT2に再供給する。
排紙部50は、搬送路RT4を配送された用紙を、搬送路RT5又は搬送路RT6を介して排紙する。排紙部50は、搬送路RT5を介して用紙が排紙されるリユース用紙トレイ51と、搬送路RT6を介して排紙されるリジェクト用紙トレイ52とを備えている。
リユース用紙トレイ51は、再利用(リユース)可能な用紙を収納するストッカである。また、リジェクト用紙トレイ52は、再利用不可能な用紙(廃棄する用紙)を収納するストッカである。リユース用紙トレイ51、及びリジェクト用紙トレイ52には、制御部60の指示に基づいて、用紙が配送されて格納される。
搬送路RT4は、読取部30を通過した後にゲートGT1で分岐された用紙をゲートGT2に導く。ゲートGT2は、搬送路RT4に搬送される用紙を搬送先の経路を切り替える。ゲートGT2は、用紙が再利用可能であるか否かに応じて、用紙を搬送する経路を搬送路RT5と、搬送路RT6とのいずれか一方に切り替える。具体的に、ゲートGT2は、用紙が再利用可能である場合に、用紙を搬送路RT5に搬送し、リユース用紙トレイ51に収納させる。また、ゲートGT2は、用紙が再利用不可能である場合に、用紙を搬送路RT6に搬送し、リジェクト用紙トレイ52に収納させる。
次に、図2を参照して、本実施形態における読取部30の構成について説明する。
図2は、本実施形態における読取部30の構成の一例を示す断面図である。
この図において、用紙STの搬送方向を+Y方向とし、読取部30の主走査方向をX方向とし、用紙STの画像を形成する面の方向をZ方向として説明する。なお、主走査方向(X方向)と直交する用紙STの搬送方向(+Y方向)を、副走査方向ということがある。
また、この図において、用紙表面F1は、用紙STの+Z方向側の面(−Z方向から見える面)を示す。また、用紙裏面F2は、用紙STの−Z方向側の面(−Z方向から見える面)を示す。
この図に示すように、読取部30は、ラインスキャナ31と、ラインスキャナ32と、プラテンローラ33と、プラテンローラ34とを備えている。
ラインスキャナ31は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device:電荷結合素子)などのセンサを含む。ラインスキャナ31は、搬送路RT2を搬送される用紙STの用紙表面F1に形成されている画像(第1画像)をプラテンローラ33上で読み取る。そして、ラインスキャナ31は、読み取った画像の画像データ(第1画像データ)を生成する。ラインスキャナ31は、主走査方向(X方向)の1ラインごとに、用紙表面F1の画像を読み取る。
ラインスキャナ32は、例えば、CCDなどのセンサを含む。ラインスキャナ32は、搬送路RT2を搬送される用紙STの用紙裏面F2に形成されている画像(第2画像)をプラテンローラ34上で読み取る。そして、ラインスキャナ32は、読み取った画像の画像データ(第2画像データ)を生成する。ラインスキャナ32は、主走査方向(X方向)の1ラインごとに、用紙裏面F2の画像を読み取る。
プラテンローラ33及びプラテンローラ34は、用紙STに形成されている画像を読み取る際に、用紙STを押圧する。
次に、図3を参照して、本実施形態における消色部40の構成について説明する。
図3は、本実施形態における消色部40の構成の一例を示す断面図である。
この図において、図2と同様に、用紙STの搬送方向(副走査方向)を+Y方向とし、読取部30の主走査方向をX方向として説明する。また、用紙STの画像を形成する面の方向をZ方向として説明する。また、用紙表面F1、及び用紙裏面F2についても、図2と同様である。
この図に示すように、消色部40は、サーマルヘッド41と、プラテンローラ42とを備えている。
サーマルヘッド41は、複数の発熱素子HDを有し、搬送路RT3を搬送される用紙STをプラテンローラ42上で用紙表面F1側から加熱する。サーマルヘッド41は、例えば、所定のドット単位(発熱素子HD単位)で用紙STを加熱して消色する。すなわち、サーマルヘッド41は、主走査方向(X方向)に並べたドット単位で用紙ST上を加熱する。サーマルヘッド41は、後述する消色用パターンデータに基づいて、発熱する発熱素子HDが選択されるととともに、発熱素子HDの温度が制御されて駆動する。
このように、サーマルヘッド41は、用紙表面F1側から、用紙表面F1に形成されている画像、及び用紙裏面F2に形成されている画像の両方の面の画像を消色する。
プラテンローラ42は、用紙STに形成されている画像を消色する際に、用紙裏面F2側から用紙STを押圧する。
次に、図4を参照して、本実施形態における消色装置1の機能構成について説明する。
図4は、本実施形態による消色装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。
この図に示すように、制御部60は、メインCPU61、ROM62、RAM63、搬送制御部64、スキャナ制御部65、及び画像処理部66を備えている。また、制御部60は、画像用RAM67、及びサーマルヘッド制御部68を備えている。また、制御部60は、コントロールパネル10、各センサS、各モータM、ゲート(GT1、GT2)、読取部30、及び消色部40と接続され、これらの各構成を制御する。
メインCPU61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、消色装置1を統括的に制御する。メインCPU61は、例えば、プログラムを実行することにより各種制御処理を実行する。メインCPU61は、操作者が入力した操作指示をコントロールパネル10から取得する。メインCPU61は、取得した操作指示に基づいて、各種制御処理を実行するとともに、処理結果や各種操作案内などをコントロールパネル10に表示させる。
ROM(Read Only Memory)62は、各種制御処理を実行するためのプログラム、及び制御データなどを記憶する不揮発性メモリである。
RAM(Random Access Memory)63は、揮発性メモリであり、例えば、ワーキングメモリ、あるいはバッファメモリとして機能する。RAM63は、制御部60の処理に利用される各種データを一時的に記憶する。
搬送制御部64は、消色装置1内における用紙STの搬送を制御する。すなわち、搬送制御部64は、各センサSが検知した用紙STの有無に基づいて、用紙STを搬送する各モータM及びゲート(GT1、GT2)などの駆動を制御する。例えば、搬送制御部64は、メインCPU61からの消色処理の開始指示に応じて、モータMにより給紙ローラ22を駆動させて用紙STを給紙する。また、搬送制御部64は、モータMにより各搬送ローラRを駆動させて各搬送路RT1〜RT6により用紙STを搬送する。また、搬送制御部64は、各所のセンサSにより用紙STの位置を検知する。そして、搬送制御部64は、メインCPU61からの指示に応じてゲート(GT1、GT2)を切り替えて用紙STの搬送経路を制御する。
スキャナ制御部65は、ラインスキャナ31、及びラインスキャナ32の駆動を制御する。スキャナ制御部65は、読取部30に用紙STが搬送されたことをセンサSにより検知する。また、スキャナ制御部65は、メインCPU61からの動作指示に応じて用紙ST上の画像を読み取る制御を行う。スキャナ制御部65は、ラインスキャナ31により用紙STの用紙表面F1の画像を読み取るとともに、ラインスキャナ32により用紙STの用紙裏面F2の画像を読み取る。そして、スキャナ制御部65は、読み込んだ用紙表面F1の画像の画像データ及び用紙裏面F2の画像の画像データを画像処理部66に出力する。
画像処理部66は、スキャナ制御部65が出力した用紙STの両面の画像データを取得し、取得した用紙STの両面の画像データを画像用RAM67に記憶させる。
また、画像処理部66は、画像用RAM67から用紙STの両面の画像データを読み出す。画像処理部66は、読み出した両面の画像データに基づいて、消色部40によって画像を消色する消色用パターンデータ(消色用データ)を生成する。画像処理部66は、生成した消色用パターンデータを画像用RAM67に記憶させる。すなわち、画像処理部66は、用紙表面F1の画像に応じた画像データと、用紙裏面F2の画像に応じた画像データとに基づいて、消色用パターンデータを生成する。ここで、用紙表面F1の画像に応じた画像データ、及び用紙裏面F2の画像に応じた画像データは、読取部30によって読み取られた画像データである。
消色用パターンデータとは、サーマルヘッド41を駆動させるためのデータである。また、消色用パターンデータは、サーマルヘッド41が有する複数の発熱素子HDのそれぞれに対応するブロック(部分領域)の発熱を制御する消色データを含んでいる。また、消色データは、用紙ST上の複数のブロックのそれぞれに対応する領域情報である。ここで、領域情報は、ブロックの用紙表面F1及び用紙裏面F2のそれぞれに、画像が形成されているか否かを示す情報である。すなわち、消色データは、所定のドット単位である各ブロック単位に、用紙表面F1と、用紙裏面F2とに消色する画像データがあるか否かを示すデータである。つまり、消色用パターンデータは、用紙裏面F2に画像が形成されているか否かを示す情報である消色データを含んでいる。なお、画像処理部66がこの消色データを含む消色用パターンデータを生成する詳細な処理については、後述する。
また、画像処理部66は、メインCPU61に指示に基づいて、画像用RAM67から消色用パターンデータを読み出す。画像処理部66は、読み出した消色用パターンデータをサーマルヘッド制御部68に出力する。また、画像処理部66は、ラインスキャナ31、及びラインスキャナ32が読み込んだ画像データに基づいて、消色処理すべきか否かを判定するようにしてもよい。すなわち、画像処理部66は、画像データに基づいて、用紙STに消色処理すべき画像があるか否かを判定するようにしてもよい。
画像用RAM67は、画像処理部66によって処理される画像データ、及び処理された消色用パターンデータなどを記憶する記憶部である。
サーマルヘッド制御部68は、消色用パターンデータに基づいて、消色部40のサーマルヘッド41を制御する。サーマルヘッド制御部68は、消色部40に用紙STが搬送されたことをセンサSにより検知する。また、サーマルヘッド制御部68は、メインCPU61からの動作指示に応じて、用紙表面F1側に設置されたサーマルヘッド41を駆動させる。サーマルヘッド制御部68は、サーマルヘッド41を駆動させて消色処理を行う場合に、画像処理部66が生成した消色用パターンデータを取得する。サーマルヘッド制御部68は、取得した消色用パターンデータに基づいて、各発熱素子HDの発熱を制御して、用紙STの両面に形成されている画像を消色する。
サーマルヘッド制御部68は、例えば、消色データに基づいて、ブロックに対応する発熱素子HDの温度を制御する。ここで、消色データは、消色用パターンデータに含まれ、複数のブロックのそれぞれに対応する。具体的に、サーマルヘッド制御部68は、画像処理部66が生成した消色用パターンデータに基づいて、複数の発熱素子HDのうち、発熱させる発熱素子HDを選択する。また、サーマルヘッド制御部68は、各消色データにより、各ブロックに用紙裏面F2に画像が形成されているか否かを判定する。サーマルヘッド制御部68は、用紙裏面F2に画像が形成されていると判定した場合に、各ブロックに対応する発熱素子HDの温度を高い温度に制御する。ここでの高い温度とは、用紙裏面F2に画像が形成されていない場合よりも高い温度である。
このように、サーマルヘッド制御部68は、用紙裏面F2に画像が形成されている場合に、用紙裏面F2に画像が形成されていない場合より高い温度に発熱素子HDを制御する。また、サーマルヘッド制御部68は、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されているか否かに応じて、消色部40が有する発熱素子HDの制御を変更する。
なお、本実施形態において、画像処理部66は、「生成部」に対応し、サーマルヘッド制御部68は、「消色制御部」に対応する。
次に、本実施形態による消色装置1の動作について、図面を参照して説明する。
ここでは、まず、図5〜図7を参照して、本実施形態における消色用パターンデータの生成処理について説明する。
図5は、本実施形態における用紙表面F1の消色用パターンデータの生成例を示す図である。
この図において、+X方向は、ラインスキャナ31の主走査方向を示し、+Y方向は、用紙STの搬送方向を示している。また、+Z方向は、用紙STの用紙表面F1の法線方向を示している。また、画像パターンG1(“A”型のパターン)は、用紙STの用紙表面F1に形成されている画像パターンを示している。
画像処理部66は、ラインスキャナ31が画像パターンG1を読み込んで生成した画像データに基づいて、用紙表面F1の消色用パターンデータDD1を生成する。ここで、画像処理部66は、用紙表面F1の全体の画像をn画素×mライン(n、mは任意の整数)のブロック(部分領域)に分割する。画像処理部66は、分割した各ブロックに対応する消色データを生成する。画像処理部66は、例えば、ブロック内に画像パターンG1が含まれている場合には、当該ブロックに対応する消色データを“1”にする。また、画像処理部66は、例えば、ブロック内に画像パターンG1が含まれていない場合には、当該ブロックに対応する消色データを“0”にする。画像処理部66は、このように、用紙表面F1の全ブロックに対応する消色データを生成することにより、図5に示すような消色用パターンデータDD1を生成する。
また、図6は、本実施形態における用紙裏面F2の消色用パターンデータの生成例を示す図である。
この図において、−X方向は、ラインスキャナ32の主走査方向を示し、+Y方向は、用紙STの搬送方向を示している。また、−Z方向は、用紙STの用紙裏面F2の法線方向を示している。また、画像パターンG2(“B”型のパターン)は、用紙STの用紙裏面F2に形成されている画像パターンを示している。
画像処理部66は、ラインスキャナ32が画像パターンG2を読み込んで生成した画像データに基づいて、用紙裏面F2の消色用パターンデータDD2を生成する。ここで、画像処理部66は、用紙表面F1の場合と同様に、用紙裏面F2の全体の画像をn画素×mラインのブロックに分割する。画像処理部66は、分割した各ブロックに対応する消色データを生成する。画像処理部66は、例えば、ブロック内に画像パターンG2が含まれている場合には、当該ブロックに対応する消色データを“1”にする。また、画像処理部66は、例えば、ブロック内に画像パターンG1が含まれていない場合には、当該ブロックに対応する消色データを“0”にする。画像処理部66は、このように、用紙表面F1の全ブロックに対応する消色データを生成することにより、図6に示すような消色用パターンデータDD2を生成する。
また、図7は、本実施形態における消色処理に用いる消色用パターンデータの生成例を示す図である。
図7において、画像処理部66は、図5に示す消色用パターンデータDD1と、図6に示す消色用パターンデータDD2とに基づいて、消色用パターンデータDD4を生成する。消色用パターンデータDD4は、用紙STの両面を消色する両面用の消色用パターンデータである。
なお、この図において、+X方向、+Y方向、及び+Z方向は、図5と同様である。
画像処理部66は、図6に示す用紙裏面F2の消色用パターンデータDD2を反転させた反転消色用パターンデータDD3を生成する(図7(b)参照)。画像処理部66は、例えば、用紙STの中心線CLを対称軸として、消色用パターンデータDD2を線対称に反転させた反転消色用パターンデータDD3を生成する。ここで、中心線CLは、用紙STの搬送方向と等しい方向(Y方向)の中心線であり、用紙STにおける搬送方向に垂直な辺を2分する中心線である。つまり、中心線CLは、搬送方向に平行な用紙STの中心線である。画像処理部66は、例えば、消色用パターンデータDD2の各消色データを、中心線CLに対して対称の位置に移動して、反転消色用パターンデータDD3を生成する。その結果、図7(b)に示すように、用紙裏面F2の反転消色用パターンデータDD3は、“B”文字を反転したようなパターンの消色データとなる。なお、画像処理部66は、搬送路RT1又は搬送路RT2に配置されているセンサSの検出結果に基づいて、用紙STのサイズを判定する。画像処理部66は、判定した用紙STのサイズに基づいて、上述した中心線CLを検出する。また、画像処理部66は、コントロールパネル10によって操作者により設定された用紙STのサイズを取得してもよい。
次に、画像処理部66は、図7(a)に示す用紙表面F1の消色用パターンデータDD1と、図7(b)に示す用紙裏面F2の反転消色用パターンデータDD3とを合成する。画像処理部66は、この合成を行うことにより、図7(c)に示す両面用の消色用パターンデータDD4を生成する。画像処理部66は、例えば、各消色データのLSB(最下位ビット)の0ビット目を用紙裏面F2の反転消色用パターンデータの消色データに割り当てる。また、画像処理部66は、各消色データの1ビット目を用紙表面F1の反転消色用パターンデータの消色データに割り当てる。画像処理部66は、このように各消色データのビットを割り当てることにより、両面用の消色用パターンデータDD4の各ブロックに対応する消色データを生成する。
例えば、画像処理部66は、用紙表面F1及び用紙裏面F2の両面に画像がない場合に、各ブロックに対応する消色データを、“00”(“0”)として生成する。すなわち、この場合、画像処理部66は、0ビット目及び1ビット目の両方が“0”である“00”(“0”)として消色データを生成する。また、例えば、画像処理部66は、用紙表面F1に画像があり、用紙裏面F2に画像がない場合に、各ブロックに対応する消色データを、“01”(“1”)として生成する。すなわち、この場合、画像処理部66は、0ビット目が“0”であり、1ビット目が“1”である“01”(“1”)として消色データを生成する。また、例えば、画像処理部66は、用紙裏面F2に画像があり、用紙表面F1に画像がない場合に、各ブロックに対応する消色データを、“10”(“2”)として生成する。すなわち、この場合、画像処理部66は、0ビット目が“1”であり、1ビット目が“0”である“10”(“2”)として消色データを生成する。また、例えば、画像処理部66は、用紙表面F1及び用紙裏面F2の両面に画像がある場合に、各ブロックに対応する消色データを、“11”(“3”)として生成する。すなわち、この場合、画像処理部66は、0ビット目及び1ビット目の両方が“1”である“11”(“3”)として消色データを生成する。
このように、画像処理部66は、消色データを含む消色用パターンデータDD4を生成する。なお、消色用パターンデータDD4の消色データは、用紙STが有するブロックの用紙表面F1及び用紙裏面F2のそれぞれに画像が形成されているか否かを示している。
次に、図8を参照して、本実施形態におけるサーマルヘッド41の温度制御について説明する。
図8は、本実施形態における消色処理の温度制御の一例を示す図である。
この図に示すグラフは、消色用パターンデータの消色データと、サーマルヘッド制御部68が制御するサーマルヘッド41の発熱素子HDの温度との関係を示している。なお、このグラフにおいて、縦軸は温度を示し、横軸は消色データを示している。また、温度Tmaxは、消色トナーの消色可能な上限温度を示し、温度Tminは、消色トナーの消色可能な下限温度を示している。
この図に示すように、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“00”(“0”)である場合に、当該ブロックに対応する発熱素子HDを加熱しない制御を行う。また、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“01”(“1”)である場合に、当該ブロックに対応する発熱素子HDを温度T1に加熱する制御を行う。ここで、温度T1は、例えば、温度Tminに近く、温度Tminより高い温度である。
サーマルヘッド制御部68は、消色データが“10”(“2”)又は“11”(“3”)である場合に、当該ブロックに対応する発熱素子HDを温度T2に加熱する制御を行う。ここで、温度T2は、例えば、温度Tmaxに近く、温度Tmaxより低い温度である。また、温度T2は、温度T1よりも高い温度である。
このように、サーマルヘッド制御部68は、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されている場合に、温度T1よりも高い温度T2に制御する。なお、上述の例では、消色データが“10”(“2”)又は“11”(“3”)である場合が、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されている場合に対応する。また、消色データが“01”(“1”)である場合が、発熱素子HDの温度を用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されていない場合に対応する。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態による消色装置1の消色処理について説明する。
図9は、本実施形態における消色装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、消色装置1の制御部60は、給紙トレイ21から用紙STを給紙する(ACT101)。すなわち、制御部60のメインCPU61は、消色処理の開始指示に応じて、搬送制御部64に給紙トレイ21から用紙STを給紙させる。消色処理の開始指示は、操作者によるコントロールパネル10の操作に基づいてメインCPU61に通知される。また、給紙された用紙STは、搬送路RT1及び搬送路RT2を介して読取部30に供給される。
次に、読取部30が、用紙STの両面の画像を読み取る(ACT102)。すなわち、制御部60のスキャナ制御部65は、読取部30に搬送された用紙STの両面の画像を、読取部30のラインスキャナ31及びラインスキャナ32に読み取らせる。ラインスキャナ31は、用紙表面F1の画像を読み取り、ラインスキャナ32は、用紙裏面F2の画像を読み取る。
次に、制御部60の画像処理部66が、両面の画像データに基づいて、消色用パターンデータを生成する(ACT103)。画像処理部66は、例えば、上述した図5〜図7に示す処理により、両面を消色する消色用パターンデータを生成する。画像処理部66は、生成した消色用パターンデータを画像用RAM67に記憶させる。画像処理部66は、生成した消色用パターンデータをサーマルヘッド制御部68に出力する。
次に、サーマルヘッド制御部68は、画像処理部66が生成した消色用パターンデータに基づいて、消色処理をする(ACT104)。ここでは、まず、搬送制御部64が、搬送路RT3を介して消色部40に用紙STを供給する。そして、サーマルヘッド制御部68は、画像処理部66から取得した消色用パターンデータに基づいて、消色部40のサーマルヘッド41の温度を制御して消色処理を行う。なお、消色処理の詳細な手順については、図10を参照して後述する。
なお、搬送制御部64は、消色処理を行う際に、用紙TSのサイズと、センサSが検出した情報とに基づいて、用紙STの搬送位置を制御する。すなわち、搬送制御部64は、消色データにより温度が制御されたサーマルヘッド41の位置と、消色データに対応する用紙STの位置とが一致するように搬送位置を制御する。具体的には、搬送制御部64は、温度が制御されたサーマルヘッド41の位置が、消色データに対応する用紙STの位置と一致するように用紙STの搬送速度を制御する。
次に、メインCPU61は、消色処理した用紙STが再利用可能であるか否かを判定する(ACT105)。メインCPU61は、搬送制御部64に、消色処理した用紙STを再び搬送路RT2に搬送させるとともに、読取部30に用紙STの両面の画像を読み取らせる。メインCPU61は、例えば、読取部30が読み取った用紙STの両面の画像の画像データ基づいて、消色処理した用紙STが再利用可能であるか否かを判定する。メインCPU61は、消色処理した用紙STが再利用可能である場合(ACT105:YES)に、用紙STをリユース用紙トレイ51に排紙する(ACT106)。また、メインCPU61は、消色処理した用紙STが再利用可能でない場合(ACT105:NO)に、用紙STをリジェクト用紙トレイ52に排紙する(ACT107)。
ACT106において、メインCPU61は、搬送制御部64に、搬送路RT2から搬送路RT4を経由して、搬送路RT5に用紙STを搬送させる。そして、搬送制御部64は、再利用可能な用紙として、リユース用紙トレイ51に用紙STを排紙する。この結果、再利用可能な用紙が、リユース用紙トレイ51に格納される。ACT106の処理の後、メインCPU61は、処理を終了する。
また、ACT107において、メインCPU61は、搬送制御部64に、搬送路RT2から搬送路RT4を経由して、搬送路RT6に用紙STを搬送させる。そして、搬送制御部64は、再利用不可能な用紙として、リジェクト用紙トレイ52に用紙STを排紙する。この結果、再利用不可能な用紙が、リジェクト用紙トレイ52に格納される。ACT107の処理の後、メインCPU61は、処理を終了する。
次に、図10を参照して、図9のACT104における消色処理の手順について説明する。
図10は、本実施形態における消色処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、サーマルヘッド制御部68は、まず、ブロック単位の消色データを取得する(ACT201)。サーマルヘッド制御部68は、例えば、画像処理部66が生成した消色用パターンデータにおけるブロック単位の消色データを取得する。なお、ブロックとは、サーマルヘッド41が有する複数の発熱素子HDのそれぞれに対応する部分領域である。また、サーマルヘッド41は、例えば、複数の発熱素子HDが主走査方向に直線状に1ラインに配置されている。ブロック単位の消色データは、1ラインに配置された発熱素子HDのいずれかに対応する。ここでは、サーマルヘッド41が、1ライン分を並列に消色処理するものとする。
次に、サーマルヘッド制御部68は、取得した消色データに基づいて、分岐処理を実行する(ACT202)。サーマルヘッド制御部68は、消色データが“0”(“00”)である場合(ACT202:Case1)に、処理をACT203に進める。また、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“1”(“01”)である場合(ACT202:Case2)に、処理をACT204に進める。また、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“2”(“10”)又は“3”(“11”)である場合(ACT202:Case3)に、処理をACT205に進める。
消色データが“0”(“00”)である場合の処理であるACT203において、サーマルヘッド制御部68は、ブロックに対応する発熱素子HDを発熱させない制御を行う。すなわち、サーマルヘッド制御部68は、消色データのブロックに対応するサーマルヘッド41の発熱素子HDを駆動させずに、発熱させない制御を行う。ACT203の処理の後、サーマルヘッド制御部68は、処理をACT206に進める。
消色データが“1”(“01”)である場合の処理であるACT204において、サーマルヘッド制御部68は、ブロックに対応する発熱素子HDを温度T1にする制御を行う。すなわち、サーマルヘッド制御部68は、消色データのブロックに対応するサーマルヘッド41の発熱素子HDを温度T1(図8参照)になるように駆動させる制御を行う。ACT204の処理の後、サーマルヘッド制御部68は、処理をACT206に進める。
ACT205において、サーマルヘッド制御部68は、ブロックに対応する発熱素子HDを温度T2にする制御を行う。なお、ACT205の処理は、消色データが“2”(“10”)又は“3”(“11”)である場合の処理である。すなわち、サーマルヘッド制御部68は、消色データのブロックに対応するサーマルヘッド41の発熱素子HDを温度T2(図8参照)になるように駆動させる制御を行う。ここで、温度T2は、上述した温度T1よりも高い温度である。ACT205の処理の後、サーマルヘッド制御部68は、処理をACT206に進める。
ACT206において、サーマルヘッド制御部68は、消色処理を終了するか否かを判定する。ここで、サーマルヘッド制御部68は、画像用RAM67から読み出す消色用パターンデータに、次に読み出すブロック単位の消色データがあるか否かを判定する。なおサーマルヘッド制御部68は、画像用RAM67に記憶されている消色用パターンデータを、画像処理部66を介して読み出す。すなわち、サーマルヘッド制御部68は、画像用RAM67に記憶されている消色用パターンデータに、次に読み出す消色データがある場合に消色処理を終了しないと判定する。また、サーマルヘッド制御部68は、消色用パターンデータに、次に読み出す消色データがない場合に消色処理を終了すると判定する。サーマルヘッド制御部68は、消色処理を終了すると判定した場合(ACT206:YES)に、消色処理を終了する。また、サーマルヘッド制御部68は、消色処理を終了しないと判定した場合(ACT206:YES)に、処理をACT201に戻す。そして、サーマルヘッド制御部68は、上述した発熱素子HDの温度の制御を繰り返す。
このように、サーマルヘッド制御部68は、複数のブロックのそれぞれに対応する消色データに基づいて、ブロックに対応する発熱素子HDの温度を制御する。
以上説明したように、本実施形態による消色装置1は、読取部30と、消色部40と、サーマルヘッド制御部68とを備えている。読取部30は、画像が形成されている用紙STの画像を読み取る。消色部40は、発熱素子HDを有する。消色部40は、発熱素子HDの発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されている用紙STの両面の画像を、用紙STの一方の側である用紙表面F1の側から消色する。そして、サーマルヘッド制御部68は、用紙STの他方の側である用紙裏面F2に画像が形成されているか否かに応じて、消色部40が有する発熱素子HDの温度を制御する。
これにより、本実施形態による消色装置1は、より簡易な構成により用紙STの両面の画像を消色することができる。すなわち、本実施形態による消色装置1では、サーマルヘッド制御部68が、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されているか否かに応じて、発熱素子HDの制御を変更する。これにより、消色部40が、用紙表面F1の側から両面の画像を消色可能になる。よって、消色部40は、用紙表面F1側の片側だけの1つのサーマルヘッド41で用紙STの両面を消色することができるので、消色部40の構成を簡略化することができる。したがって、本実施形態による消色装置1は、より簡易な構成により用紙STの両面の画像を消色することができる。
また、本実施形態による消色装置1は、1つのサーマルヘッド41を備える構成でよい。さらに、本実施形態による消色装置1は、サーマルヘッド41を駆動する回路やサーマルヘッド41の駆動シーケンスを制御する制御部なども1系統でよい。よって、本実施形態による消色装置1は、消色部40の構成を簡略化するとともに、サーマルヘッド制御部68の構成も簡略化することができる。
また、本実施形態では、サーマルヘッド制御部68は、用紙裏面F2に画像が形成されている場合に、発熱素子HDの温度を、温度T1よりも高い温度T2に制御する。すなわち、サーマルヘッド制御部68は、用紙裏面F2に画像が形成されていない場合よりも、発熱素子HDの温度を高い温度に制御する。
これにより、用紙裏面F2に画像が形成されている場合に、用紙表面F1の側からより高い温度T2になるように発熱素子HDが制御される。そのため、本実施形態による消色装置1は、用紙表面F1の側から用紙裏面F2に形成されている画像を、より確実に消色することが可能になる。また、用紙表面F1の側のみに画像が形成されている場合に、温度T2より低い温度T1になるように発熱素子HDが制御される。そのため、本実施形態による消色装置1は、用紙表面F1の側のみに画像が形成されている場合に、消費電力を低減することができる。
また、本実施形態による消色装置1は、読取部30と、画像処理部66とを備えている。読取部30は、用紙表面F1に形成された画像(第1画像)と、用紙裏面F2に形成された画像(第2画像)とを読み取る。画像処理部66は、第1画像に応じた第1画像データと、第2画像に応じた第2画像データとに基づいて、消色部40によって画像を消色する消色用パターンデータを生成する。また、消色部40は、複数の発熱素子HDを有する。サーマルヘッド制御部68は、画像処理部66が生成した消色用パターンデータに基づいて、複数の発熱素子HDのうち、発熱させる発熱素子HDを選択する。
これにより、本実施形態による消色装置1は、例えば、用紙STの画像のあるブロックに対応する発熱素子HDを選択して発熱させる。そのため、本実施形態による消色装置1は、消色処理による消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、上述した消色用パターンデータには、用紙ST上(シート上)の複数のブロックのそれぞれに対応する消色データが含まれる。消色データは、ブロックの用紙表面F1及び用紙裏面F2のそれぞれに、画像が形成されているか否かを示す。そして、サーマルヘッド制御部68は、複数のブロックのそれぞれに対応する消色データに基づいて、ブロックに対応する発熱素子HDの温度を制御する。
これにより、本実施形態による消色装置1は、ブロック単位で、発熱素子HDの温度を適切に制御することができる。すなわち、本実施形態による消色装置1は、次の3つの場合のいずれかであるかに応じて、ブロックに対応する発熱素子HDの温度を適切に制御することができる。3つの場合とは、ブロック単位で、用紙表面F1に画像が形成されている場合、用紙裏面F2に画像が形成されている場合、及び両面に画像が形成されている場合である。よって、本実施形態による消色装置1は、より簡易な構成により、消色処理による消費電力を低減しつつ、用紙STの両面の画像をより確実に消色することができる。
また、本実施形態では、画像処理部66は、用紙裏面F2の画像データを反転させた反転画像データ(反転消色用パターンデータ)を生成する。すなわち、画像処理部66は、用紙STの搬送方向と平行な用紙STの中心線CLを対称軸として反転させて、反転画像データを生成する。画像処理部66は、生成した用紙裏面F2の反転画像データと、用紙表面F1の画像データとに基づいて、用紙STの両面を消色する消色用パターンデータを生成する。
これにより、画像処理部66は、簡易な手法により、用紙STの両面を消色する消色用パターンデータを生成することができる。
なお、上記の実施形態において、読取部30は、ラインスキャナ31とラインスキャナ32との2つを備え、用紙STの両面の画像を並列して読み取る場合について説明した。しかしながら、読取部30は、これに限定されるものではない。例えば、消色装置1が、用紙STの搬送路に用紙STの面を反転して読取部30に供給する機構を備えてもよい。そして、読取部30が、この機構を利用して、1つのラインスキャナなどのイメージセンサにより用紙STの両面の画像を読み取る構成としてもよい。この場合、読取部30を1つのラインスキャナにより構成するので、消色装置1は、さらに簡易な構成により用紙STの両面の画像を消色することができる。
また、上記の実施形態において、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“2”である場合と、“3”である場合とで、発熱素子HDを同じ温度に制御する例を説明した。しかしながら、サーマルヘッド制御部68は、消色データが“2”である場合と、“3”である場合とで、発熱素子HDを異なる温度に制御してもよい。より具体的には、サーマルヘッド制御部68は、例えば、“3”(“11”)である場合に、消色データが“2”(“10”)である場合より高い温度に制御してもよい。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態による消色装置1aについて、図面を参照して説明する。
上述した第1の実施形態では、消色装置1が、読取部30によって読み取られた用紙STの両面の画像データに基づいて、消色用パターンデータを生成する。第1の実施形態では、消色装置1が、消色用パターンデータに基づいて、サーマルヘッド41(発熱素子HD)を制御する場合について説明した。しかしながら、消色装置1は、他の情報に基づいて、サーマルヘッド41(発熱素子HD)を制御してもよい。本実施形態では、消色装置1aが、操作者によって設定された設定情報に基づいて、サーマルヘッド41(発熱素子HD)を制御する場合について説明する。ここで、設定情報は、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されているか否かを示すものである。
なお、本実施形態による消色装置1aの構成は、機能構成が異なる点を除いて、図1〜図3に示す第1の実施形態と同様である。
図11は、第2の実施形態による消色装置1aの機能構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、制御部60aは、メインCPU61、ROM62、RAM63、搬送制御部64、スキャナ制御部65、及びサーマルヘッド制御部68aを備えている。また、制御部60aは、コントロールパネル10、各センサS、各モータM、ゲート(GT1、GT2)、読取部30、及び消色部40と接続され、これらの各構成を制御する。
なお、この図において、図4と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、制御部60aが画像処理部66を備えない点が、第1の実施形態と異なる。
本実施形態におけるコントロールパネル10は、消色設定情報を、操作者の操作に基づく入力により受け取る。消色設定情報は、例えば、消色処理を行う用紙STに対して、「片面の消色処理」(“片面”)及び「両面の消色処理」(“両面”)のいずれの消色処理を行うのかを示す。この例では、この消色設定情報は、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されているか否かを示す情報に相当する。コントロールパネル10は、この“両面”の消色処理を行うか否かを示す消色設定情報を制御部60aのメインCPU61に出力する。
サーマルヘッド制御部68aは、メインCPU61を介して、コントロールパネル10によって操作者により設定された消色設定情報を取得する。サーマルヘッド制御部68aは、取得した消色設定情報に基づいて、消色部40が有するサーマルヘッド41(発熱素子HD)の制御を変更する。なお、本実施形態では、サーマルヘッド制御部68aは、サーマルヘッド41の発熱素子HDの温度をドット単位ではなく、一括して制御する。
具体的に、サーマルヘッド制御部68aは、取得した消色設定情報が“両面”でない場合に、サーマルヘッド41の温度を温度T1に制御する。なお、消色設定情報が“両面”でない場合とは、“片面”の消色処理である場合を示す。また、温度T1は、例えば、図8に示す温度Tminに近く、温度Tminより高い温度である。すなわち、サーマルヘッド制御部68aは、用紙STの用紙裏面F2に画像が形成されていない場合に、サーマルヘッド41の温度を温度T1に制御する。
また、サーマルヘッド制御部68aは、取得した消色設定情報が“両面”である場合に、サーマルヘッド41の温度を温度T2に制御する。温度T2は、例えば、図8に示す温度Tmaxに近く、温度Tmaxより高い温度である。また、温度T2は、上述した温度T1よりも高い温度である。サーマルヘッド制御部68aは、用紙裏面F2に画像が形成されている場合に、サーマルヘッド41を用紙裏面F2に画像が形成されていない場合よりも高い温度に制御する。
このように、サーマルヘッド制御部68aは、用紙裏面F2に画像が形成されているか否かに応じて、消色部40が有するサーマルヘッド41の制御を変更する。
また、本実施形態における読取部30は、消色処理後の用紙STの消色状態を検出するために利用され、用紙STの両面の画像を読み取る。なお、読取部30は、消色処理が“両面”であるか、“片面”であるかに応じて、“両面”又は“片面”の画像を選択して読み取るようにしてもよい。
次に、本実施形態による消色装置1aの動作について、図面を参照して説明する。
図12は、本実施形態における消色装置1aの動作の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、消色装置1aの制御部60aは、給紙トレイ21から用紙STを給紙する(ACT301)。すなわち、制御部60aのメインCPU61は、消色処理の開始指示に応じて、搬送制御部64に給紙トレイ21から用紙STを給紙させる。消色処理の開始指示は、操作者によるコントロールパネル10の操作に基づいてメインCPU61に通知される。また、給紙された用紙STは、搬送路RT1及び搬送路RT2及び搬送路RT3を介して消色部40に供給される。
次に、サーマルヘッド制御部68aは、コントロールパネル10により設定された消色設定情報を取得する(ACT302)。サーマルヘッド制御部68aは、例えば、上述した「両面の消色処理」を行うか否かを示す消色設定情報を、メインCPU61を介して、取得する。
次に、サーマルヘッド制御部68aは、取得した消色設定情報が“両面”であるか否かを判定する(ACT303)。サーマルヘッド制御部68aは、消色設定情報が“両面”でない場合(ACT303:NO)に、サーマルヘッド41を温度T1で消色処理を行う(ACT304)。また、サーマルヘッド制御部68aは、消色設定情報が“両面”である場合(ACT303:YES)に、サーマルヘッド41を温度T2で消色処理を行う(ACT305)。
ACT304において、サーマルヘッド制御部68aは、消色部40のサーマルヘッド41を上述した温度Tminに近い温度T1に制御する。この場合、サーマルヘッド41は、用紙表面F1の消色処理を、用紙表面F1側から行う。ACT304の処理後に、サーマルヘッド制御部68aは、処理をACT306に進める。
また、ACT305において、サーマルヘッド制御部68aは、消色部40のサーマルヘッド41を上述した温度T1より高い温度T2に制御する。この場合、サーマルヘッド41は、用紙表面F1及び用紙裏面F2の両面の消色処理を、用紙表面F1側から行う。ACT305の処理後に、サーマルヘッド制御部68aは、処理をACT306に進める。
続くACT306からACT308の処理は、図9のACT105からACT107の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による消色装置1aでは、サーマルヘッド制御部68aは、消色設定情報に基づいて、サーマルヘッド41の制御を変更する。消色設定情報は、“両面”の消色処理を行うか否かを示す。
これにより、本実施形態による消色装置1aは、用紙表面F1側から用紙STの両面の消色処理をすることができる。よって、本実施形態による消色装置1aは、第1の実施形態と同様に、より簡易な構成により用紙STの両面の画像を消色することができる。
また、本実施形態による消色方法は、消色装置1a(1)の消色方法であって、取得手順と、制御手順とを含んでいる。取得手順において、サーマルヘッド制御部68a(68)が、用紙STの一方の面である用紙裏面F2に画像が形成されているか否かを取得する。そして、制御手順において、サーマルヘッド制御部68a(68)が、用紙裏面F2に画像が形成されているか否かに応じて、発熱素子HDの制御を変更する。ここで、用紙裏面F2は、用紙STの他方の面である。
これにより、本実施形態による消色方法は、上述した消色装置1(1a)と同様に、より簡易な構成により用紙STの両面の画像を消色することができる。
なお、上記の各実施形態において、消色装置1(1a)は、消色処理のみを実行する装置である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、消色装置1(1a)は、コピー装置やMFP(Multi Function Peripheral)などに消色機能を有する装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、消色部40は、用紙表面F1側から消色する場合について説明したが、消色部40は、用紙裏面F2側から消色する構成であってもよい。
また、上記の各実施形態において、消色部40は、サーマルヘッド41により用紙STを加熱して消色する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、消色部40は、ハロゲンランプやHI(誘導加熱)などの手段により加熱して消色する構成であってもよい。
また、上記の各実施形態において、シートの一例として、紙を用いた用紙である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、シートは、プラスチックなどのフィルムであってもよい。
また、上記の各実施形態において、消色装置1(1a)は、消色トナーにより形成された画像を消色する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、消色装置1(1a)は、消色インクを用いたインクジェット方式により形成された画像を消色してもよい。
なお、上述した消色装置1(1a)は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した消色装置1(1a)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した消色装置1(1a)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に消色装置1(1a)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の消色装置1(1a)によれば、画像が形成されているシートの画像を読み取る読取部30と、シートの一方の面である第1の面の側から消色する消色部40と、シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、消色部40が有する発熱素子の温度を制御するサーマルヘッド制御部68(68a)とを備えることにより、より簡易な構成により用紙の両面の画像を消色することが可能となる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a…消色装置、10…コントロールパネル、20…給紙部、21…給紙トレイ、22…給紙ローラ、30…読取部、31,32…ラインスキャナ、33,34,42…プラテンローラ、40…消色部、41…サーマルヘッド、50…排紙部、51…リユース用紙トレイ、52…リジェクト用紙トレイ、60,60a…制御部、61…メインCPU、62…ROM、63…RAM、64…搬送制御部、65…スキャナ制御部、66…画像処理部、67…画像用RAM、68,68a…サーマルヘッド制御部、ST…用紙、HD…発熱素子

Claims (6)

  1. 画像が形成されているシートの画像を読み取る読取部と、
    発熱素子を有し、前記発熱素子の発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されているシートの画像を、前記シートの一方の面である第1の面の側から消色する消色部と、
    前記シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、前記消色部が有する前記発熱素子の温度を制御する消色制御部と
    を備える消色装置。
  2. 前記消色制御部は、
    前記シートの前記第2の面に画像が形成されている場合に、前記シートの前記第2の面に画像が形成されていない場合よりも前記発熱素子の温度を高い温度に制御する
    請求項1に記載の消色装置。
  3. 前記読取部は、前記第1の面に形成された第1画像と、前記第1の面とは反対側の前記第2の面に形成された第2画像とを読み取り、
    さらに、前記読取部によって読み取られた前記第1画像に応じた第1画像データと、前記読取部によって読み取られた前記第2画像に応じた第2画像データとに基づいて、消色用データを生成する生成部を備え、
    前記消色部は、複数の前記発熱素子を有し、
    前記消色制御部は、
    前記生成部が生成した消色用データに基づいて、前記複数の発熱素子のうち、発熱させる前記発熱素子を選択する
    請求項1又は請求項2に記載の消色装置。
  4. 前記消色用データには、前記シート上の複数の部分領域のそれぞれに対応する領域情報であって、前記部分領域の前記第1の面及び前記第2の面のそれぞれに、画像が形成されているか否かを示す領域情報が含まれ、
    前記消色制御部は、
    前記消色用データに含まれる前記領域情報に基づいて、前記部分領域に対応する前記発熱素子の温度を制御する
    請求項3に記載の消色装置。
  5. 画像が形成されているシートの画像を読み取る読取部と、発熱素子を有し、前記発熱素子の発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されているシートの画像を、前記シートの一方の面である第1の面の側から消色する消色部とを備える消色装置の消色方法であって、
    前記消色装置が、
    前記シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かを取得する取得手順と、
    前記シートの前記第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、前記消色部が有する前記発熱素子の温度を制御する制御手順と
    を含む消色方法。
  6. 画像が形成されているシートの画像を読み取る読取部と、発熱素子を有し、前記発熱素子の発熱に基づいて、消色性の色剤により画像が形成されているシートの画像を、前記シートの一方の面である第1の面の側から消色する消色部とを備える消色装置のコンピュータに、
    前記シートの他方の面である第2の面に画像が形成されているか否かを取得する取得手順と、
    前記シートの前記第2の面に画像が形成されているか否かに応じて、前記消色部が有する前記発熱素子の温度を制御する制御手順と
    を実行させるためのプログラム。
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