JP2015118068A - アナログ信号入力回路 - Google Patents

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Akira Ikeda
亮 池田
崇 八島
Takashi Yashima
崇 八島
長野 克則
Katsunori Nagano
克則 長野
昌樹 ▲高▼田
昌樹 ▲高▼田
Masaki Takada
隆志 久保
Takashi Kubo
隆志 久保
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Abstract

【課題】フェイルセーフ回路に影響を与えることなくマイコンのA/D入力ポートのピン浮きチェックを行うことのできるアナログ信号入力回路を提供する。【解決手段】燃料電池モジュールの温度を測定する熱電対2の検出信号を入力するA/D入力ポートを備えるマイコン3と、A/D入力ポートと熱電対2との間の監視部10から検出信号を入力するフェイルセーフ回路11と、A/D入力ポートの正常動作確認のために該A/D入力ポートに所定の確認信号を出力する正常動作確認回路21と、熱電対21からA/D入力ポートへの検出信号の伝達は許容するがA/D入力ポートから監視部10への前記確認信号の伝達を制限するボルテージフォロワ8とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC]という。)の燃料電池モジュールの温度を測定する熱電対などの温度センサのアナログ出力信号をマイコンのA/D入力ポートなどに入力させるためのアナログ信号入力回路に関する。
SOFCは、動作温度が500℃〜1000℃程度の高温であるが、都市ガスの改質反応に必要な熱を発電時に発生する熱で賄うことができ、最も高い発電効率が期待できる燃料電池システムとして知られている。このSOFCにおいては、過熱による燃料電池モジュールの早期劣化を防止するとともに、良好な発電効率での運転を行わせるために、燃料電池モジュールの温度監視が必須であり、従来、燃料電池モジュールに取り付けた熱電対のアナログ検出信号をマイコンのA/D入力ポートに入力させている。さらに、マイコンが暴走等によりA/D入力ポートの入力信号に基づく正常な制御が行われなくなった場合でも燃料電池モジュールが過熱状態に長時間晒されないようにするために、熱電対のアナログ検出信号はフェイルセーフ回路にも入力されて監視され、アナログ検出信号の異常な値が所定時間(例えば100秒)継続すると燃料電池モジュールに燃料を供給する電磁弁が自動的に閉じるように構成されている。
このようなアナログ信号入力回路において、マイコンのA/D入力ポートの入力端子の半田付け不良等に起因するピン浮きの問題が生じる可能性があることは従来より知見されており、かかるピン浮きをチェックするための制御装置が、例えば下記の特許文献1に開示されている。
かかる従来の制御装置は、マイコンのA/D入力ポートをソフトウェアの設定によって出力ポートに変更可能とし、該ポートを入力ポートに設定しているときの入力信号に基づくデジタル変換データを記憶しておき、前記ポートを出力ポートに変更設定してLOW信号を出力して所定時間待機した後、前記ポートを再び入力ポートに変更設定したときの入力信号の変化状態と前記デジタル変換データとに基づいて異常判定を行うように構成されている。
特許第5278102号公報
かかる従来の制御装置と同様のピン浮きチェック回路を、上述のSOFCの熱電対用のアナログ信号入力回路に適用すると、マイコンのA/D入力ポート上の信号電圧が、上記LOW信号出力時にLOW信号レベルまで変動し、これによりフェイルセーフ回路が働いて燃料電池モジュールへの燃料供給が中断されてしまったり、アナログ検出信号の異常な値の検出からの計時時間に悪影響を及ぼしてしまうなどの問題が生じる。
そこで、本発明は、フェイルセーフ回路に影響を与えることなくマイコンのA/D入力ポートのピン浮きチェックを行うことのできるアナログ信号入力回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明のアナログ信号入力回路は、アナログ信号出力装置が出力するアナログ信号を入力するA/D入力ポートを備える制御部と、前記A/D入力ポートと前記アナログ信号出力装置との間の監視部から前記アナログ信号を入力するフェイルセーフ回路と、前記A/D入力ポートの正常動作確認のために該A/D入力ポートに所定の確認信号を出力する正常動作確認回路と、前記アナログ信号出力装置から前記A/D入力ポートへのアナログ信号の伝達は許容するが前記A/D入力ポートから前記監視部へのアナログ信号の伝達を制限するアナログ信号伝達方向制限回路とを備えることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明のアナログ信号入力回路によれば、正常動作確認回路がA/D入力ポートに所定の確認信号、例えば一定周期で出力されるLOW信号など、を出力し、制御部がA/D入力ポートの入力信号が上記確認信号と同期して変動するか否かを判定することによって、断線や半田付け不良等に起因してアナログ信号がA/D入力ポートに正常に入力されているか否かを制御部が判定することができ、且つ、監視部のアナログ信号をフェイルセーフ回路が監視して制御部の誤動作時などにおいても所定の安全制御を行わせることができるものでありながら、A/D入力ポートと監視部との間に設けたアナログ信号伝達方向制限回路によって上記確認信号が監視部を介してフェイルセーフ回路に入力されてしまうことを防止し、上記確認信号がフェイルセーフ回路の動作に影響を及ぼすことを防止できる。
なお、上記制御部は、A/D入力ポートに入力されるアナログ信号に基づいて所定の制御対象機器のソフトウェア制御を行うマイコン等によって主構成することができ、例えば、SOFCなどの燃料電池システムにおいては、燃料電池モジュールの温度を測定する熱電対(アナログ信号出力装置)が出力するアナログ信号に基づいて、検出温度が所定の閾値を超えると(より好ましくは検出温度が所定の閾値を超えた状態を所定時間以上継続すると)燃料電池モジュールへの燃料供給を行う電磁弁を閉弁させる安全制御を行うものとすることができる。上記ソフトウェア制御の閾値は、正常電圧範囲を定める上限値及び下限値として設定されたものであってもよく、上限値のみが設定されていてもよく、また、下限値のみが設定されていてもよい。
上記フェイルセーフ回路としては適宜のハードウェア回路構成により所望の機能を具備させることができ、監視部の電圧が所定の閾値を超えると単に警報を行うものであってもよく、また、監視部の電圧が所定時間継続して所定の閾値を超えると制御部の制御対象機器の動作を強制停止(例えば、燃料電池モジュールへの燃料供給を行う電磁弁の閉弁)させるものとすることもできる。上記フェイルセーフ回路構成上の閾値は、正常電圧範囲を定める上限値及び下限値として設定されたものであってもよく、上限値のみが設定されていてもよく、また、下限値のみが設定されていてもよい。また、上記フェイルセーフ回路構成上の閾値は、上記制御部におけるソフトウェア制御の閾値よりも緩やかに設定することができる。
上記正常動作確認回路としては、オン動作時にA/D入力ポートをグラウンドに短絡させるスイッチング素子のオン/オフ動作を制御部が制御する回路構成とすることができ、例えば、所定周期(例えば100msec)で所定時間(例えば20msec)だけ上記スイッチング素子をオンさせることによりA/D入力ポートの電位をLOWレベルに強制的に遷移させるよう制御構成することができる。正常動作確認回路はかかる構成に限定されるものではなく、例えば上記特許文献1に開示されたものと同様の回路構成を採用することもでき、また、制御部とは別途設けた発振回路が出力する確認信号に基づいて上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御するとともに該確認信号を制御部の他の入力ポートに入力させることによりスイッチング素子のオンオフ動作に同期したA/D入力ポートの入力信号電圧の正常な変動状態を判定させることもできる。
また、上記アナログ信号電圧方向制限回路は、例えば増幅器、より好ましくはボルテージフォロワやアイソレーションアンプなどにより構成することができ、アナログ信号電圧方向制限回路の出力側(A/D入力ポート側)の上記確認信号の入力側(監視部側)への伝達を完全に遮断することが理想であるが、本発明は完全に遮断するものでなくてもよく、上記確認信号によってフェイルセーフ回路の動作に影響を与えないレベルのノイズ信号が監視部に生じるものであってもよい。
上記本発明のアナログ信号入力回路において、アナログ信号出力装置は燃料電池の燃料電池モジュールの温度を検出する温度センサ(例えば熱電対)であり、前記制御部は、前記確認信号の未出力時の前記A/D入力ポートに入力されるアナログ信号に基づく燃料電池モジュール温度データを記憶する記憶手段を備えるものとすることができる(請求項2)。かかる構成によれば、温度センサの故障や接続配線の断線等に起因して燃料電池モジュールの温度を検出する温度センサが出力するアナログ信号が異常な値となったことを制御部及びフェイルセーフ回路によって二重に監視することができ、温度センサの故障や断線等により燃料電池モジュールの温度検出を正常に行えなくなった場合に燃料供給の停止などの所定の安全動作を確実に行わせることができ、高価な燃料電池モジュールの早期劣化を防止して長期間発電効率を維持させることができるとともに、確認信号の未出力時のアナログ信号に基づく温度データを記憶手段に記憶させることにより、A/D入力ポートの電圧が上記確認信号に起因して定期的に変動する場合でも、他の各種制御プロセスが常時現在の燃料電池モジュール温度を参照できる。本発明は動作温度が比較的高温となるSOFC型燃料電池の燃料電池モジュールの温度を測定する温度センサが出力するアナログ信号の入力回路として特に好適に使用可能である。
さらに、前記フェイルセーフ回路は、監視部のアナログ信号電圧が所定の正常電圧範囲外になるとキャパシタへの充電を開始して当該キャパシタの充電電圧が所定の閾値を超えると所定のフェイルセーフ信号を出力するように構成され、前記確認信号の電圧は、前記正常電圧範囲外であることを特徴とするものである(請求項3)。これによれば、キャパシタの充電電圧が所定の閾値を超えるまでのキャパシタへの充電時間を適切に設定しておくことによってフェイルセーフ回路が作動するまでの待機時間を一定に確保することができる。なお、正常電圧範囲は、下限値及び上限値で規定された範囲であってもよく、また、下限値のみが規定された範囲であってもよく、上限値のみが規定された範囲であってもよい。また、確認信号の電圧は、好ましくはスイッチング素子を介してグラウンドに短絡した場合の電圧(0〜1V程度)とすることができるが、前記正常電圧範囲を超える大きな電圧とすることも可能である。
本発明の請求項1に係るアナログ信号入力回路によれば、正常動作確認回路がA/D入力ポートに所定の確認信号、例えば一定周期で出力されるLOW信号など、を出力し、制御部がA/D入力ポートの入力信号が上記確認信号と同期して変動するか否かを判定することによって、断線や半田付け不良等に起因してアナログ信号がA/D入力ポートに正常に入力されているか否かを制御部が判定することができ、且つ、監視部のアナログ信号をフェイルセーフ回路が監視して制御部の誤動作時などにおいても所定の安全制御を行わせることができるものでありながら、A/D入力ポートと監視部との間に設けたアナログ信号伝達方向制限回路によって上記確認信号が監視部を介してフェイルセーフ回路に入力されてしまうことを防止し、上記確認信号がフェイルセーフ回路の動作に影響を及ぼすことを防止できる。
さらに、本発明の請求項2に係るアナログ信号入力回路によれば、燃料電池モジュールの温度を検出する温度センサが出力するアナログ信号が異常な値となったことを制御部及びフェイルセーフ回路によって二重に監視することができ、温度センサの故障や断線等により燃料電池モジュールの温度検出を正常に行えなくなった場合に燃料供給の停止などの所定の安全動作を確実に行わせることができ、高価な燃料電池モジュールの早期劣化を防止して長期間発電効率を維持させることができるとともに、確認信号の未出力時のアナログ信号に基づく温度データを記憶手段に記憶させることにより、A/D入力ポートの電圧が上記確認信号に起因して定期的に変動する場合でも、他の各種制御プロセスが常時現在の燃料電池モジュール温度を参照できる。
また、本発明の請求項3に係るアナログ信号入力回路によれば、キャパシタの充電電圧が所定の閾値を超えるまでのキャパシタへの充電時間を適切に設定しておくことによってフェイルセーフ回路が作動するまでの待機時間を一定に確保することができる。
本発明の一実施形態に係るアナログ信号入力回路の概略回路図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアナログ信号入力回路1を示しており、該アナログ信号入力回路1は、SOFC型燃料電池の燃料電池モジュールの温度を測定する温度センサとしての熱電対2(アナログ信号出力装置)が出力するアナログ信号をマイコン3(制御部)のA/D入力ポート(A/D IN)に入力するためのものである。
SOFC型燃料電池は、例えば本願出願人が特開2012−243595号公報に開示したものと同様のものとすることができ、外装ケース内に、燃料電池モジュール(SOFCセルスタック)や改質器などを内蔵する燃料電池本体と、熱交換器や酸素含有ガス供給用ブロワなどの補機と、上記マイコン3を有する制御装置及び電力変換ユニット(パワーコンディショナ)を有する電子機器部とを内蔵したものであってよい。同公報に開示されているように、燃料電池の補機としては燃料ガス回路、改質用空気供給回路、カソード空気供給回路及び水供給処理回路を有しており、上記マイコン3はこれら各回路を構成する電磁弁やポンプなどの動作を制御することによって発電動作を行わせるように制御構成されており、例えば、燃料ガス回路に設けられて燃料電池モジュールへのガス燃料の供給管路を開閉する燃料弁SVの駆動回路5に制御信号出力ポート(Control)から制御信号を出力する。該駆動回路5には電源が接続されるとともに、後述するフェイルセーフ回路から出力されるフェイルセーフ信号が入力されており、フェイルセーフ信号並びにマイコン3からの制御信号がいずれもHIGH出力時に燃料弁SVに駆動電力が供給され、フェイルセーフ信号及び制御信号の少なくともいずれか一つがLOW出力になると燃料弁SVへの駆動電力の供給が遮断されて燃料弁SVが閉弁されるようになっている。なお、燃料電池の補機を構成する他の電機機器、例えば、排熱回収用ポンプ、純水供給用ポンプ、カソード空気用ファンモータ並びに改質用空気用ファンモータなども、同様の駆動回路構成とすることができる。
マイコン3はA/D入力ポート(A/D IN)に入力されるアナログ信号をA/D変換したデジタルデータに基づく燃料電池モジュール温度データを燃料電池モジュール温度記憶手段(RAMやフラッシュメモリなど)に記憶する。かかる燃料電池モジュール温度データの更新タイミングは、後述する確認信号の出力直前とするのが好ましく、これにより定期的に確認信号をA/D入力ポートに出力することによって該ポート電圧を強制的に所定電圧に遷移させるものでありながらも、確認信号未出力時のポート電圧が最も安定したときのアナログ信号電圧に基づく燃料電池モジュール温度データを記憶手段に記憶させることができる。また、マイコン3は、燃料電池の発電動作中に熱電対温度データが燃料電池モジュールの正常動作温度範囲(例えば、700℃〜1000℃)から外れると、発電動作を緊急停止させるよう補機の一部乃至全部の動作制御を行うように構成でき、具体的には、燃料を燃料電池モジュールに供給する燃料ガス回路の燃料弁SVの閉制御や、排熱回収用ポンプ、純水供給用ポンプ、カソード空気用ファンモータ並びに改質用空気用ファンモータの停止制御などを行うことができる。
本実施形態のアナログ信号入力回路1は、熱電対2が出力するアナログ信号を増幅する増幅器7と、該増幅器7の出力を入力して同電圧のアナログ信号を出力するボルテージフォロワ8(アナログ信号伝達方向制限回路)とを備え、該ボルテージフォロワ6の出力が負荷抵抗9を介してA/D入力ポート(A/D IN)に接続されており、熱電対2が出力するアナログ信号は増幅器7及びボルテージフォロワ8を介してA/D入力ポートに入力されるよう回路構成されている。
さらに、増幅器7とA/D入力ポートとの間の線路(監視部10)には、フェイルセーフ回路11の入力部が接続されており、該フェイルセーフ回路11は、電源投入後は出力部からLOW出力している。また、フェイルセーフ回路11は、増幅器7によって増幅されたアナログ信号を入力して、該アナログ信号電圧が所定の異常判定電圧より低くなると出力部からの出力をHIGH出力に遷移させるように回路構成されている。異常判定電圧は、マイコンによる上記正常動作温度範囲の下限値よりも低く設定されており、例えば、熱電対の検出温度としての100℃に対応する電圧とすることができる。
まず、フェイルセーフ回路11の回路構成例について説明すると、フェイルセーフ回路11の入力部は、異常判定電圧設定用の比較器12に入力されており、入力電圧が異常判定電圧に満たない場合には比較器12の出力はHIGH出力となり、入力電圧が異常判定電圧に達すると比較器12の出力がLOW出力となる。
また、フェイルセーフ回路11は、タイマー設定用の比較器13を備えており、該比較器13の負側入力端子には基準電圧(閾値)が入力され、正側入力端子には電解コンデンサからなるキャパシタ14が接続され、該キャパシタ14は充電時間調整用の抵抗器15を介して電源に接続されており、これによりキャパシタ14の充電電圧0Vの状態から上記基準電圧に昇圧されるまでの待機時間が例えば15秒に設定されている。比較器13は、キャパシタ14の充電電圧が基準電圧未満であればLOW出力となり、基準電圧を超えるとHIGH出力となる。
上記比較器12の出力部はキャパシタ14に接続されており、比較器12がLOW出力中(すなわち、熱電対2からのアナログ信号電圧が正常電圧範囲のとき)はキャパシタ14から出力部に電流を流し込むことによりキャパシタ14が充電されないようになっており、比較器12がHIGH出力(すなわち、熱電対2からのアナログ信号電圧が異常な低電圧のとき)になるとキャパシタ14への充電が開始され、その15秒後に比較器13がオンするようになっている。すなわち、熱電対2から出力されるアナログ信号が所定の閾値を超えた時点から15秒後に比較器13がオンされ、フェイルセーフ信号が出力されるようになっている。
一方、燃料電池の運転開始初期の暖気運転中にフェイルセーフ回路11が作動することを阻止するため、キャパシタ14はスイッチング素子16を介してグラウンドに接続されており、該スイッチング素子16のオフ時にのみキャパシタ14への充電が可能となっている。マイコン3は、発電制御動作中を示す動作信号を出力する動作信号出力ポート(Drive)を備え、燃料電池モジュールの温度が発電するための正常温度範囲となり通常発電運転を開始すると上記動作信号をHIGH出力とし、これによりスイッチング素子16をオフさせてキャパシタ14への充電が可能な状態とする。一方、燃料電池モジュールの温度が正常温度範囲外であるときは、動作信号をLOW出力として、スイッチング素子16をオンさせてキャパシタ14による待機時間のタイマーカウントを無効とするように回路構成されている。
比較器13の出力は、2つのスイッチング素子からなるスイッチング回路17に入力されており、比較器13がLOW出力のときにスイッチング回路17は出力部18の電圧を0V(LOW出力)とする一方、比較器13がHIGH出力のときにスイッチング回路17は出力部18の電圧を15V(HIGH出力)とするように回路構成されている。この出力部18の電圧がフェイルセーフ回路11としての出力となり、上述したように各電気機器の駆動回路への電源供給のスイッチングに用いられる。
なお、出力部18は、整流器19及び低インピーダンスの抵抗器20を介して比較器13の正側入力端子に接続されており、これにより、一旦出力部18がHIGH出力となった後は比較器13をオン状態でロックするインターロック回路が構成されている。かかるインターロック状態は電源オフにより解消することができる。
上記の通り構成されたフェイルセーフ回路11では、正常な発電動作中は比較器12がLOW出力状態となることによりキャパシタ14の充電電圧を0Vに維持し、監視部10のアナログ信号電圧が異常な低電圧(正常電圧範囲外)となった時点からキャパシタ14への充電を開始することによってフェイルセーフ回路11が作動するまでの作動時間を正確に計時している。したがって、マイコン3のA/D入力ポートのピン浮きチェックのために該ポートの電位を強制的にLOWレベルに落とすと、これにより比較器12がHIGH出力状態となってキャパシタ14に充電されてしまうことがあり、これにより、フェイルセーフ回路11が不慮に作動してしまうおそれがある。
かかる問題を解消するため、本実施形態では、監視部10とマイコン3のA/D入力ポートとをボルテージフォロワ8で分離し、該ボルテージフォロワ8の出力側にピン浮きチェック回路21(正常動作確認回路)を設けることによって、該ピン浮きチェック回路21の動作によって監視部10のアナログ信号電圧が影響を受けないようにしている。
ピン浮きチェック回路21は、マイコン3のチェック信号出力ポート(Check)から出力されるパルス信号によってオン/オフされるスイッチング素子22を備え、該スイッチング素子22がオンされるとA/D入力ポートをグラウンドに短絡させて、これによりA/D入力ポートに強制的にLOW信号(確認信号)を出力する。一方、スイッチング素子22のオフ時は、ボルテージフォロワ8の出力がA/D入力ポートに入力されるようになっている。チェック信号出力ポートから出力されるパルス信号は、比較的短い時間(例えば20ミリ秒間)のHIGH出力と比較的長い時間(例えば80ミリ秒間)のLOW出力とを繰り返すものとすることができ、これにより所定時間間隔で周期的に確認信号をA/D入力ポートに出力可能である。
本実施形態のアナログ信号入力装置1によれば、燃料電池モジュールの温度を測定する熱電対2の検出信号を入力するA/D入力ポートを備えるマイコン3と、A/D入力ポートと熱電対2との間の監視部10から検出信号を入力するフェイルセーフ回路11と、A/D入力ポートの正常動作確認のために該A/D入力ポートに所定の確認信号を出力するピン浮きチェック回路21と、熱電対2からA/D入力ポートへの検出信号の伝達は許容するがA/D入力ポートから監視部10への前記確認信号の伝達を制限するボルテージフォロワ8とを備える構成としたので、マイコン3のA/D入力ポートのピン浮きチェック回路21を監視部10に電圧変動の影響を与えないように設けることができ、ピン浮き発生時に迅速かつ確実に対処動作制御を行うことができて燃料電池モジュールを異常な高温状態に晒してしまうことを回避することができるとともに、万一の場合のフェイルセーフ回路11のフェイルセーフの発動のための待機時間が上記確認信号によって変動してしまうことがなく、予め設定した時間継続してアナログ信号電圧が異常な値であるときにのみフェイルセーフを発動させることにより、外因ノイズその他の要因によって不慮にフェイルセーフが発動して発電運転動作が緊急停止してしまうことを回避できる。
マイコン3は、チェック信号出力ポートの出力をLOWからHIGHに変更した後のA/D入力ポートからのアナログ信号電圧の変化状態を検証することによって、A/D入力ポートのピン端子のピン浮きや、配線の断線等に起因してA/D入力ポートに熱電対2からのアナログ信号が正常に入力されているか否かを判定する。そして、異常判定がなされた場合には、適宜の報知手段によって異常報知を行うとともに、発電運転動作を停止させるように各機器を制御することができる。
本発明は上記実施形態に限定するものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、フェイルセーフ回路11による異常判定においてアナログ信号電圧の上限閾値を設定することもでき、所定の許容上限電圧(例えば1100℃に対応するアナログ信号電圧)を超えてもフェイルセーフ回路11が作動するように回路構成することもできる。また、アナログ信号電圧方向制限回路は、ボルテージフォロワに限定されるものではなく、増幅回路の構成であってもよく、また、前段に増幅器を設けるならば整流器と負荷抵抗とによって構成することも可能である。
1 アナログ信号入力回路
2 アナログ信号出力装置(熱電対)
3 制御部(マイコン)
7 増幅器
8 アナログ信号伝達方向制限回路(ボルテージフォロワ)
9 負荷抵抗
10 監視部
11 フェイルセーフ回路
21 正常動作確認回路(ピン浮きチェック回路)

Claims (3)

  1. アナログ信号出力装置が出力するアナログ信号を入力するA/D入力ポートを備える制御部と、前記A/D入力ポートと前記アナログ信号出力装置との間の監視部から前記アナログ信号を入力するフェイルセーフ回路と、前記A/D入力ポートの正常動作確認のために該A/D入力ポートに所定の確認信号を出力する正常動作確認回路と、前記アナログ信号出力装置から前記A/D入力ポートへのアナログ信号の伝達は許容するが前記A/D入力ポートから前記監視部へのアナログ信号の伝達を制限するアナログ信号伝達方向制限回路とを備えることを特徴とするアナログ信号入力回路。
  2. 請求項1に記載のアナログ信号入力回路において、アナログ信号出力装置は燃料電池の燃料電池モジュールの温度を検出する温度センサであり、前記制御部は、前記確認信号の未出力時の前記A/D入力ポートに入力されるアナログ信号に基づく燃料電池モジュール温度データを記憶する記憶手段を備えることを特徴とするアナログ信号入力回路。
  3. 請求項1又は2に記載のアナログ信号入力回路において、前記フェイルセーフ回路は、監視部のアナログ信号電圧が所定の正常電圧範囲外になるとキャパシタへの充電を開始して当該キャパシタの充電電圧が所定の閾値を超えると所定のフェイルセーフ信号を出力するように構成され、前記確認信号の電圧は、前記正常電圧範囲外であることを特徴とするアナログ信号入力回路。
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