JP2015116511A - 医薬精製水製造装置および医薬精製水の製造方法 - Google Patents

医薬精製水製造装置および医薬精製水の製造方法 Download PDF

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大祐 吉原
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Abstract

【課題】遊離塩素を含む被処理水に還元剤を添加した場合に、被処理水中の濃度に偏りが生じにくく、逆浸透膜の耐用期間を長くしやすい医薬精製水製造装置等を提供する。【解決手段】遊離塩素を含む常水を精製し、医薬用の水である医薬精製水を製造する精製水製造ユニット1であって、常水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なうROユニット30と、常水をROユニット30に供給する配管Q1と、常水に含まれる遊離塩素を還元する還元剤を配管Q1に供給する還元剤供給部10と、を備え、配管Q1および/または還元剤供給部10は、常水中の還元剤の濃度を均一化するための均一化手段を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、医薬精製水の製造装置に関し、より詳しくは、被処理水を逆浸透膜に通して精製する逆浸透膜部を備える医薬精製水の製造装置に関する。
例えば、医薬用の水である医薬精製水が用いられる場合がある。この医薬精製水は、被処理水を逆浸透膜を利用した処理装置等により精製することで製造されることが多い。そして被処理水として水道水や消毒処理を施した井水等を用いる場合は、被処理水中に遊離塩素が含まれることがある。
この遊離塩素は、逆浸透膜を劣化させ、逆浸透膜の耐用期間を短縮させる。そのため被処理水から遊離塩素を除去した後に、逆浸透膜を通すことが必要である。
従来技術として、被処理水中の遊離塩素を除去するために活性炭を使用する方法がある。
また特許文献1には、逆浸透膜装置への供給水となる微量の塩素を含む供給水が流れる配管に、薬液タンク中の還元剤を注入して流水中の塩素を還元し、その酸化還元電位を酸化還元電位計で測定して、その測定値又はその変化から還元剤の注入状況を判定する残留塩素濃度の管理方法が開示されている。
特開2004−33800号公報
しかしながら、遊離塩素を除去するために活性炭を使用する方法は、装置の製造コストが上昇しやすくなる。また遊離塩素のない雰囲気になることから細菌が繁殖しやすい問題がある。
また遊離塩素を除去するために活性炭を使用せず、被処理水に還元剤を添加する方法では、被処理水中の遊離塩素の濃度に偏りが生じたときに遊離塩素が十分に除去されない箇所が生じ、その結果、逆浸透膜の耐用期間を短縮させる問題がある。
さらに還元剤の注入状況を判定するために酸化還元電位を測定する方法は、酸化還元電位を測定する装置が一般的に高価であることと、この装置に使用される電極の交換や校正を行なう必要があるため、メンテナンスに要する費用と労力が大きいという問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記の問題点に鑑みてなされたものである。
即ち、本発明の目的は、被処理水中の還元剤の濃度に偏りが生じにくく、逆浸透膜の耐用期間を長くしやすい医薬精製水製造装置等を提供しようとするものである。
かくして本発明によれば、遊離塩素を含む被処理水を精製し、医薬用の水である医薬精製水を製造する医薬精製水製造装置であって、被処理水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なう逆浸透膜部と、被処理水を逆浸透膜部に供給する被処理水供給部と、被処理水に含まれる遊離塩素を還元する還元剤を被処理水供給部に供給する還元剤供給部と、を備え、被処理水供給部および/または還元剤供給部は、被処理水中の還元剤の濃度を均一化するための均一化手段を備えることを特徴とする医薬精製水製造装置が提供される。
ここで、還元剤供給部は、均一化手段として吸い込み工程の期間よりも吐き出し工程の期間が長いポンプを備えることができる。またこのとき還元剤供給部は、ポンプへの還元剤の吸い込みを検知する検知手段をさらに備えることが好ましい。
また被処理水供給部は、均一化手段として時間差式インラインミキサを備えることができ、さらに均一化手段としてプレフィルタを備えることもできる。
さらに本発明によれば、遊離塩素を含む被処理水を精製し、医薬用の水である医薬精製水を製造する医薬精製水の製造方法であって、被処理水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なう精製工程と、被処理水を逆浸透膜部に供給する被処理水供給工程と、被処理水に含まれる遊離塩素を還元する還元剤を供給する還元剤供給工程と、を含み、被処理水供給工程および/または還元剤供給工程では、被処理水中の還元剤の濃度を均一化するための均一化工程を含むことを特徴とする医薬精製水の製造方法が提供される。
本発明によれば、遊離塩素を含む被処理水に還元剤を添加した場合に、被処理水中の濃度に偏りが生じにくく、逆浸透膜の耐用期間を長くしやすい医薬精製水製造装置等を提供することができる。
本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第1の実施の形態について説明した図である。 (a)は、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が長いポンプを使用した場合に、配管に供給される還元剤の濃度について説明した図である。(b)は、吸い込み工程の時間と吐き出し工程の時間が同じポンプを使用した場合に、配管に供給される還元剤の濃度について説明した図である。 本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第2の実施の形態について説明した図である。 (a)〜(b)は、時間差式インラインミキサの構成について説明した図である。 本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第3の実施の形態について説明した図である。 プレフィルタの構成について説明した図である。 精製水製造ユニットの第1の実施の形態における動作または精製水の製造方法について説明したフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、発明の実施の形態)について詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することが出来る。また、使用する図面は本実施の形態を説明するためのものであり、実際の大きさを表すものではない。
(医薬精製水)
本実施の形態で医薬精製水は、医薬用の水であり、日本薬局方の医薬品各条で規定されている精製水である。この精製水は、有機体炭素が0.50mg/L以下であるとともに、導電率(25℃)が2.1μS/cm以下である基準を満たす水であることが必要である。精製水は、医療器具の洗浄;溶解剤として製剤、試薬、試液の調整;コンタクトレンズの洗浄剤、保存剤の調整等の用途に用いられる。
(被処理水)
本実施の形態では、被処理水は、例えば、日本薬局方の医薬品各条で規定されている常水である。この常水は、水道法第4条に基づく水質基準に適合することが求められている。より具体的には、水質基準として、平成15年厚生労働省令第101号により50項目が定められている。またこの基準と併せてアンモニウムが、「0.05mg/L以下」の規格に適合することが求められる。
常水としては、例えば、水道水や消毒処理を施した井水が用いられる。そのため常水には、消毒のために使用された塩素剤に起因する遊離塩素が含まれるのが通常である。塩素剤としては、例えば、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)が用いられる。そしてこれに起因する遊離塩素としては、次亜塩素酸(HOCl)、次亜塩素酸イオン(OCl)等が挙げられる。
(逆浸透膜)
逆浸透膜は、概ね1nm〜2nmの大きさの孔が多数形成された膜であり、水は透過するが、イオンは透過しない性質を有する。そのため常水から塩類やイオンを除去し、精製を行なうことができる。逆浸透膜としては、例えば、ポリアミド膜が例示される。このポリアミド膜は、遊離塩素によりアミド結合が切断されるため、これにより劣化が生じ、耐用期間が短くなる。
(還元剤)
本実施の形態では、還元剤は、チオ硫酸ナトリウム(Na)、亜硫酸ナトリウム(NaSO)、亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO)などが使用される。これらの還元剤と上記遊離塩素とが中和反応し、遊離塩素が常水から除去される。
この場合、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムのそれぞれと次亜塩素酸との反応式は、

Na+4HOCl+HO→2NaCl+2HSO+2HCl
NaSO+HOCl→NaSO+HCl
NaHSO+HOCl→NaHSO+HCl

となる。
[第1の実施の形態]
次に、図面に基づき、本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第1の実施の形態について説明を行う。
図1は、本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第1の実施の形態について説明した図である。
図示する医薬精製水製造装置の一例である精製水製造ユニット1は、常水を精製し精製水とするためのユニットとして、常水に還元剤を供給する還元剤供給部10と、逆浸透膜を備えたROユニット30と、Caイオンを除去するCaポリッシャ40と、常水からさらにイオンを除去するEDI(Electrodeionization:連続電気再生式純水装置)ユニット50とを備える。また精製水製造ユニット1は、精製水を貯留する精製水タンク60をさらに備える。
ROユニット30、Caポリッシャ40、EDIユニット50、精製水タンク60は、ステンレスや樹脂等からなる配管Q1、Q3、Q4、Q5により直列に接続される。また配管Q1の途中には、ポンプP1がさらに設けられる。
精製水製造ユニット1に供給された常水は、ポンプP1により発生する圧力により各ユニットに順に供給され、それぞれのユニットにより順次処理される。そして最終的に精製水タンク60に貯留される。なお配管Q1は、本実施の形態では、被処理水である常水をROユニット30に供給する被処理水供給部として捉えることができる。
還元剤供給部10は、常水に含まれる遊離塩素を還元する還元剤を配管Q1に供給する。還元剤供給部10は、還元剤タンク11と、撹拌機12と、フローチェッカ13と、還元剤供給ポンプP2とを備える。フローチェッカ13と還元剤供給ポンプP2とは、図示するように配管Q6の途中に設けられる。
本実施の形態では、還元剤として亜硫酸ナトリウム(NaSO)が用いられる。この亜硫酸ナトリウムは、還元剤タンク11に固形の状態で添加され、さらに常水を加え撹拌機12により撹拌することで、所定の濃度の亜硫酸ナトリウム溶液に調製される。亜硫酸ナトリウム溶液は、例えば、1wt%〜10wt%の濃度とすることが好ましい。
そして調製された亜硫酸ナトリウム溶液は、還元剤供給ポンプP2により送出され、配管Q6を介して配管Q1に供給される。またこのときフローチェッカ13により還元剤の送液状態が検知される。フローチェッカ13は、還元剤供給ポンプP2の上流側に設けられる。よってフローチェッカ13は、還元剤供給ポンプP2への還元剤の吸い込みを検知する検知手段として機能する。フローチェッカ13としては、例えば株式会社イワキ製のフローチェッカ等を使用することができる。
フローチェッカ13は、内部にフロート室を備え、フロート室には、還元剤供給ポンプP2への還元剤の吸い込みと連動して上下動する磁石を内蔵したフロートが収容されている。またフロートと対向するようにセンサが設けられている。このセンサは、フロートの上下動によって生じる磁束の変化を検知する磁気スイッチとなっており、フローチェッカ出力信号を出力する。この構成によればセンサは接液しないので、取扱いが容易であるという特徴を有する。この形態のフローチェッカ13によれば、還元剤の送液状態は、パルス信号としてのフローチェッカ出力信号により検知することができる。
なお図示はしていないが、精製水製造ユニット1全体を制御する制御部等にこのパルス信号を出力し、還元剤供給ポンプP2の動作をモニタリングしてもよい。この場合、パルス信号が所定期間に所定量検知されなくなったときは、還元剤供給ポンプP2の動作に異常が発生したと判断することができる。このとき制御部は、警告を発するようにし、さらに精製水製造ユニット1の運転を中止するようにしてもよい。
還元剤供給部10により供給された亜硫酸ナトリウムにより常水中に含まれる遊離塩素は、配管Q1中で還元され、常水中から除去される。
ROユニット30は、常水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なう逆浸透膜部の一例である。ROユニット30は、上述の逆浸透膜が内蔵されており、常水を逆浸透膜を通過させることで、常水中の塩類やイオンを取り除くことができる。本実施の形態では、還元剤供給部10により供給された亜硫酸ナトリウムにより常水中の遊離塩素が除去されているため、逆浸透膜の耐用期間をより長くすることができる。なお遊離塩素と反応せず、残留した還元剤は、このROユニット30で除去される。
Caポリッシャ40は、カルシウムイオン(Ca2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)などを除去するための装置である。次のEDIユニット50は、処理を行なう際にCaイオンが含まれていると、装置内部にCaが析出しスケールとなって陽イオン交換膜や陰イオン交換膜の膜面の目詰まりが生じやすくなる。そのためCaポリッシャ40により予めCaイオンを除去しておく。Caポリッシャ40内部には、陽イオン交換樹脂が充填されており、ROユニット30を通過後の常水をこの陽イオン交換樹脂に通水することで、Caイオンを除去することができる。
EDIユニット50は、陽イオンを通過させる陽イオン交換膜と陰イオンを通過させる陰イオン交換膜の間に陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を充填した構造を一単位とし、この単位を複数並べる構成を採る。そしてこれらが並ぶ方向の両側に陽電極と陰電極を設け、これらの電極間に直流電圧を印可する。
この場合、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂が充填された箇所(脱塩室)にCaポリッシャ40を通過後の常水を通水すると、この中に含まれる陽イオンと陰イオンが、それぞれ陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂により除去される。さらに陽イオン交換樹脂により除去された陽イオンは、直流電圧の作用により陰電極側に引きつけられ、陽イオン交換膜を通過して、上記単位間の空間(濃縮室)に染み出てくる。また陰イオンも同様に、直流電圧の作用により陽電極側に引きつけられ、陰イオン交換膜を通過して、濃縮室に染み出てくる。その結果、脱塩室からは、Caポリッシャ40を通過後の常水から陽イオンおよび陰イオンが除去された精製水が得られる。一方、濃縮室からは、陽イオンおよび陰イオンを多く含む水が、排水として装置外に排出される。
この構成によれば、Caポリッシャ40を通過後の常水から陽イオンおよび陰イオンを除去して精製水を得るとともに、除去された陽イオンおよび陰イオンは、濃縮されて装置外に排出される。即ち、陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂に吸着された各種イオンを、イオン交換膜を使用した電気透析により、連続再生が行なわれる。その結果、陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂の再生処理を行なう頻度が低減され、処理費用がより廉価となる。
しかしながら還元剤供給部10から配管Q1に単に還元剤を供給するだけでは、常水中の還元剤の濃度が不均一となりやすい。この場合、常水中では、還元剤が十分に存在し、遊離塩素が十分に除去される箇所と、還元剤が不足し、遊離塩素が除去されずに残留する箇所が生じ、還元剤の濃度に偏りが生じる。そしてその結果、遊離塩素の一部がROユニット30に到達し、ROユニット30中の逆浸透膜を劣化させる現象が生じる。
そこで本実施の形態の精製水製造ユニット1では、常水中の還元剤の濃度を均一化するための均一化手段を設けている。この場合均一化手段は、還元剤供給部10の還元剤供給ポンプP2である。
本実施の形態の還元剤供給ポンプP2は、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が長いポンプである。つまりポンプには、吸い込み工程と吐き出し工程があり、還元剤を配管Q1に供給する吐き出し工程の期間は、還元剤が供給されるが、吸い込み工程の期間は、還元剤が供給されなくなる。そのため吸い込み工程の期間に配管Q1を流通する常水には、還元剤が十分な量供給されにくくなる。本実施の形態では、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間を長くするため、還元剤が供給されなくなる期間を、より短くすることができる。そのため還元剤が供給されなくなる常水の量がより少なくなる。その結果、配管Q1中を流通する常水は、ROユニット30に到達するまでに、自然に撹拌されやすくなり、遊離塩素が除去されずに残留する箇所が生じにくくなる。
図2(a)は、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が長いポンプを使用した場合に、配管Q1に供給される還元剤の濃度について説明した図である。また図2(b)は、吸い込み工程と吐き出し工程の時間が同じポンプを使用した場合に、配管Q1に供給される還元剤の濃度について説明した図である。ここで横軸は、時間を表し、縦軸は、還元剤の濃度を表す。
図2(a)に示すように吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が長いポンプの場合は、還元剤の濃度の偏りが生じる時間帯が少なく、そのため配管Q1中を流通する常水は、ROユニット30に到達するまでに還元剤の濃度が均一化する。
一方、図2(b)に示すように吸い込み工程の時間と吐き出し工程の時間が同じポンプの場合は、還元剤の濃度の偏りが生じる時間帯が多く、そのため配管Q1中を流通する常水は、ROユニット30に到達するまでに還元剤の濃度が均一化しにくい。
本実施の形態では、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が2倍から100倍であることが好ましい。吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が2倍未満であると、配管Q1中を流通する還元剤の偏りがより生じやすくなり、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が100倍を超えることは、通常の実操業では稀であるため、上限は100倍とした。
この動作を実現する還元剤供給ポンプP2としては、例えば、吸い込み工程と吐き出し工程とで動作速度を変更することができる還元剤供給ポンプP2が挙げられる。即ち、吸い込み工程では、還元剤供給ポンプP2の動作速度を大きくし、一方、吐き出し工程では、還元剤供給ポンプP2の動作速度を小さくする。これにより上記動作を実現することができる。このような還元剤供給ポンプP2としては、例えば、ステッピングポンプやサーボモータ駆動ポンプを使用することができる。さらに具体的には、例えば、ステッピングポンプであるグルンドフォスポンプ株式会社製のスマートデジタル定量ポンプDDA等を使用することができる。
またこのような還元剤供給ポンプP2を使用した場合は、吐き出し工程における流量よりも吸い込み工程における流量の方が大きくなる。そのため上述したようにフローチェッカ13は、還元剤供給ポンプP2への還元剤の吸い込みを検知するために、還元剤供給ポンプP2の上流側のより検知しやすい位置に設置することが好ましい。
[第2の実施の形態]
次に本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第2の実施の形態について説明を行う。
図3は、本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第2の実施の形態について説明した図である。
図示する精製水製造ユニット1は、図1で示した精製水製造ユニット1に対し、還元剤供給部10、ROユニット30、Caポリッシャ40、EDIユニット50、精製水タンク60を備える点では同様である。一方、本実施の形態の精製水製造ユニット1は、図1で示した精製水製造ユニット1に加えて、時間差式インラインミキサ21を備える。さらに本実施の形態の精製水製造ユニット1は、時間差式インラインミキサ21とROユニット30とを接続する配管Q2を備え、ポンプP1は、配管Q2の途中に設けられる。
この場合、なお配管Q1、Q2は、本実施の形態では、被処理水である常水をROユニット30に供給する被処理水供給部として捉えることができる。
還元剤供給部10、ROユニット30、Caポリッシャ40、EDIユニット50、精製水タンク60の構成は、図1で説明した場合と同様である。よってここでは、時間差式インラインミキサ21について説明を行なう。
時間差式インラインミキサ21は、本実施の形態では、均一化手段の一例である。時間差式インラインミキサ21は、駆動部のない静的混合装置の一種であり、その内部構造により常水を撹拌し、常水中の還元剤の濃度の偏りを小さくして均一化することができる。そして時間差式インラインミキサ21は、配管の断面方向の濃度の偏りを小さくすることができるとともに流れ方向の濃度の偏りを小さくすることができる特性を有する。一方、通常のインラインミキサは、配管の断面方向の濃度の偏りを小さくすることはできるが、流れ方向の濃度の偏りは小さくなりにくい。本実施の形態では、時間差式インラインミキサ21として、例えば、旭有機材工業株式会社製の時間差式インラインミキサAVTDMを用いることができる。
図4(a)〜(b)は、時間差式インラインミキサ21の構成について説明した図である。
このうち図4(a)は、時間差式インラインミキサ21を構成する各機構部について示している。図4(a)に示すように時間差式インラインミキサ21は、ハウジング部211と、エレメント部212と、接続部213a、213bとを備える。
ハウジング部211は、円筒形状をなし、その内部にエレメント部212を内蔵する。またハウジング部211の長尺方向両側には、接続部213aと接続部213bとがそれぞれ接続する。常水は、接続部213aから流入し、ハウジング部211内部を流通して、接続部213bから流出する。即ち、図4(a)では、常水は、右方向に流通する。
エレメント部212は、螺旋状に形成されたフィン212aを有する。このフィン212aの外径は、ハウジング部211の内径とほぼ同じとなるように形成される。そのため
このフィン212aに沿って螺旋状に常水を流すことができる。またエレメント部212は、常水の流れ方向(図4(a)では、右方向)に行くに従い、その直径が大きくなるように形成されている。つまりエレメント部212は、フィン212aを除くと、全体として概ね三角錐形状をなす。そして接続部213bの近辺で、ハウジング部211の内径と同一となり、ハウジング部211と接続する。
また図4(b)は、エレメント部212の断面構造をさらに示した図である。
図4(b)に示すように、エレメント部212は、内部が中空となっており、フィン212aの間となる箇所に孔部212bが複数形成されている。そしてこの孔部212bを通して、エレメント部212の外側であるハウジング部211側の空間と、エレメント部212の内側の空間とが接続する。これにより常水は、エレメント部212の外側から内側へ流入することができる。
この形態の時間差式インラインミキサ21では、まず常水は、接続部213aから時間差式インラインミキサ21の内部に入る。そして次に常水は、接続部213aからハウジング部211とエレメント部212の間の空間に流入する。
ハウジング部211とエレメント部212の間の空間に流入した常水は、フィン212aの作用により螺旋状に流れつつ図中右方向に移動する。またそれとともにエレメント部212の内側に孔部212bを通して入り込む。エレメント部212の内側に入り込んだ常水は、図中右方向に直線的に流れ、接続部213bから流出する。
つまり常水は、エレメント部212に形成されたフィン212aにより螺旋状に流れることで、その図中右方向の流れが遅くなる。一方、孔部212bを通してエレメント部212の内側に入り込んだ常水は、そのまま直線的に接続部213bから流出するため、図中右方向の流れとしては、より速くなる。そのため孔部212bを通してエレメント部212の内側に入り込んだ常水は、孔部212b毎にその流路長が異なることになり、接続部213aから接続部213bに到達するまでの時間に差が生じる。即ち、これにより常水の流れ方向で撹拌効果が生じ、その結果として常水中の還元剤の濃度の偏りを小さくして均一化することができる。
[第3の実施の形態]
次に本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第3の実施の形態について説明を行う。
図5は、本実施の形態が適用される医薬精製水製造装置の第3の実施の形態について説明した図である。
図示する精製水製造ユニット1は、図3で示した精製水製造ユニット1に対し、還元剤供給部10、ROユニット30、Caポリッシャ40、EDIユニット50、精製水タンク60を備える点では同様である。さらに配管Q1〜Q5やポンプP1についても同様である。一方、本実施の形態の精製水製造ユニット1は、図3で示した精製水製造ユニット1の時間差式インラインミキサ21に替えて、プレフィルタ22を備える。
還元剤供給部10、ROユニット30、Caポリッシャ40、EDIユニット50、精製水タンク60の構成は、図3で説明した場合と同様である。よってここでは、プレフィルタ22について説明を行なう。
プレフィルタ22は、通常は、微粒子等の固形分を除去するために用いられる。本実施の形態でも常水中から固形分を除去する作用は生じるが、本実施の形態では、均一化手段の一例としての役割を担う。
図6は、プレフィルタ22の構成について説明した図である。
図示するようにプレフィルタ22は、外筒部221と、フィルタ222と、流入部223と、流出部224と、円筒形状の中空部225とを備える。
プレフィルタ22では、流入部223から常水が図中左方から外筒部221の内側に流入する。そして外筒部221の内部に配されたフィルタ222を通過し、フィルタ222の内部に侵入する。本実施の形態ではフィルタ222は、複数配され、円筒形状をしている。そしてそれぞれのフィルタ222の内部には、円筒形状の中空部225が形成されており、この円筒形状の中空部225は、流出部224と接続している。そのためフィルタ222を通過した常水は、円筒形状の中空部225を介して流出部224からプレフィルタ22の外部に流出する。この場合、流出部224から図中右方へ流出する。
この形態によれば、常水がプレフィルタ22の内部に流入してから、フィルタ222を通過するまでの時間が様々であるため、常水の流れ方向で撹拌効果が生じ、その結果として常水中の還元剤の濃度の偏りを小さくして均一化することができる。
プレフィルタ22は、例えば、ポリプロピレン製の心材にポリプロピレン製の糸を巻き付けた糸巻きフィルタであり、目開きは、例えば約5μmである。プレフィルタ22としては、例えば、外筒部221として住友スリーエム株式会社製の5VCNタイプ等を使用することができ、フィルタ222として住友スリーエム株式会社製のMicro−Wind 糸巻きフィルタカートリッジ NWシリーズ等を使用することができる。
次に精製水製造ユニット1の動作について説明を行なう。
図7は、精製水製造ユニット1の第1の実施の形態における動作または精製水の製造方法について説明したフローチャートである。
以下、図1、図7に基づき、精製水製造ユニット1の動作または精製水の製造方法について説明を行なう。
まず還元剤として亜硫酸ナトリウム(NaSO)の調製を行なう(ステップ101)。具体的には、還元剤供給部10の還元剤タンク11に固形の亜硫酸ナトリウムを添加し、常水を加え撹拌機12により撹拌することで、亜硫酸ナトリウム溶液を調製する。
次にポンプP1を動作させ、配管Q1から常水の供給を開始する。それと同時に還元剤供給ポンプP2を動作させ、還元剤タンク11から配管Q6を介して還元剤を配管Q1に供給する(ステップ102:還元剤供給工程)。なおこのステップ102では、還元剤は、吸い込み工程の時間よりも吐き出し工程の時間が長い還元剤供給ポンプP2により、ほぼ連続的に供給される。そのため供給される還元剤は、この時点で濃度がほぼ均一化する(均一化工程)。
この際に図示しない制御部は、フローチェッカ13をモニタリングし、還元剤の供給の状態に異常がないか否かを監視する(ステップ103)。
そして異常が発生した場合(ステップ103でYes)、制御部は、警告を発する(ステップ104)。またこのときポンプP1、還元剤供給ポンプP2の動作を停止して、精製水製造ユニット1の運転を停止してもよい。
一方、異常がない場合(ステップ103でNo)、配管Q1中で常水と還元剤が混合し、常水は、含まれる遊離塩素が除去されつつROユニット30に供給される(ステップ105:被処理水供給工程)。
次に遊離塩素が除去された常水は、ROユニット30において処理され、逆浸透膜を通過させることで精製が行なわれる(ステップ106:精製工程)。
さらにROユニット30で処理された常水は、配管Q3を通り、Caポリッシャ40において処理され、Caイオンが除去される(ステップ107)。
そしてCaポリッシャ40により処理された常水は、配管Q4を通り、EDIユニット50で処理され、さらに陽イオンや陰イオンが除去されて、精製水の基準を満たす水となる(ステップ108)。
以上の工程で製造された精製水は、配管Q5を通り、精製水タンク60に貯留される(ステップ109)。
そして制御部により精製水製造ユニット1の運転を終了するか否かが判定される(ステップ110)。
例えば、精製水の製造を終了したり、精製水製造ユニット1のメンテナンスのために、精製水製造ユニット1の運転を終了する場合(ステップ110でYes)、ポンプP1、還元剤供給ポンプP2を停止して、精製水製造ユニット1の運転を停止する(ステップ111)。一方、精製水製造ユニット1の運転を終了しない場合(ステップ110でNo)、ステップ103に戻る。
なお図7では、第1の実施の形態の場合について説明をしたが、第2の実施の形態では、ステップ105において、時間差式インラインミキサ21により、還元剤の濃度がさらに均一化される。同様に第3の実施の形態では、ステップ105において、プレフィルタ22により、還元剤の濃度がさらに均一化される。この場合、時間差式インラインミキサ21やプレフィルタ22を通過し後の常水は、配管Q2を通りさらにROユニット30に供給される。またこの時間差式インラインミキサ21や、プレフィルタ22における処理についても、均一化工程と捉えることができる。
以上説明を行なった精製水製造ユニット1では、還元剤を除去するために活性炭を使用しないため、活性炭を使用することによる装置の製造コスト上昇、活性炭の微粉の生成、または細菌の繁殖等の問題は生じにくい。
また還元剤と常水を均一化する還元剤供給ポンプP2等の均一化手段を設けているため、還元剤がROユニット30の逆浸透膜に達することが生じにくく、逆浸透膜の耐用期間を長くすることができる。
また第2の実施の形態および第3の実施の形態では、還元剤供給ポンプP2として、吸い込み工程よりも吐き出し工程が長いポンプを使用していたが、時間差式インラインミキサ21や、プレフィルタ22を設置した場合、このようなポンプは必ずしも必要ではない。即ち、吸い込み工程と吐き出し工程とが同じ時間となる通常のポンプを使用してもよい。このようなポンプとしては、ダイヤフラムポンプを例示することができる。またこの場合、フローチェッカ13は、還元剤供給ポンプP2の上流側に設ける必要は必ずしもなく、下流側であってもよい。
また時間差式インラインミキサ21とプレフィルタ22とを両方設置してもよい。
さらに以上詳述した例では、精製水を製造する場合について説明したが、上述した精製水製造ユニット1にさらに熱交換器等を設置することで、常水を熱水化して殺菌を行ない、殺菌精製水を製造する装置としてもよい。また熱交換器を付加して殺菌精製水を製造する精製水製造ユニット1の後段に、殺菌精製水をさらに精製するUF(Ultrafiltration Membrane:限外ろ過膜)ユニット等を設け、これにより注射用水を製造する装置としてもよい。
以下、本発明を実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限りこれらの実施例により限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、精製水製造ユニット1として、図1に示したものを用いた。ここでは、還元剤として、亜硫酸ナトリウム(NaSO)を用い、還元剤供給部10の還元剤タンク11において、1wt%の亜硫酸ナトリウム溶液を調製した。
そして常水をポンプP1を用いて、0.5m/hで供給するとともに、亜硫酸ナトリウム溶液を還元剤供給ポンプP2を用いて、7.5L/hで供給した。なお還元剤供給ポンプP2としては、グルンドフォスポンプ株式会社製のスマートデジタル定量ポンプDDAを使用し、吸い込み工程と吐き出し工程の時間比を1:52となるように設定した。そして以上の条件で、精製水の製造を行なった。
(比較例1)
比較例1では、精製水製造ユニット1として、図1に示したものに対し、還元剤供給ポンプP2として、吸い込み工程と吐き出し工程とが同じ時間となる通常のポンプを使用した以外は、実施例1と同様にして精製水の製造を行った。
(結果)
比較例1の場合は、精製水の製造開始後、1年で、ROユニット30の逆浸透膜が劣化し、交換の必要が生じた。一方、実施例1の場合は、精製水の製造開始後、2年経過しても、逆浸透膜の交換の必要は生じなかった。
1…精製水製造ユニット、10…還元剤供給部、13…フローチェッカ、21…時間差式インラインミキサ、22…プレフィルタ、30…ROユニット、40…Caポリッシャ、50…EDIユニット、60…精製水タンク、P1…ポンプ、P2…還元剤供給ポンプ、Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6…配管

Claims (6)

  1. 遊離塩素を含む被処理水を精製し、医薬用の水である医薬精製水を製造する医薬精製水製造装置であって、
    前記被処理水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なう逆浸透膜部と、
    前記被処理水を前記逆浸透膜部に供給する被処理水供給部と、
    前記被処理水に含まれる前記遊離塩素を還元する還元剤を前記被処理水供給部に供給する還元剤供給部と、
    を備え、
    前記被処理水供給部および/または前記還元剤供給部は、前記被処理水中の前記還元剤の濃度を均一化するための均一化手段を備えることを特徴とする医薬精製水製造装置。
  2. 前記還元剤供給部は、前記均一化手段として吸い込み工程の期間よりも吐き出し工程の期間が長いポンプを備えることを特徴とする請求項1に記載の医薬精製水製造装置。
  3. 前記還元剤供給部は、前記ポンプへの前記還元剤の吸い込みを検知する検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の医薬精製水製造装置。
  4. 前記被処理水供給部は、前記均一化手段として時間差式インラインミキサを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の医薬精製水製造装置。
  5. 前記被処理水供給部は、前記均一化手段としてプレフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の医薬精製水製造装置。
  6. 遊離塩素を含む被処理水を精製し、医薬用の水である医薬精製水を製造する医薬精製水の製造方法であって、
    前記被処理水を逆浸透膜を通過させることで精製を行なう精製工程と、
    前記被処理水を逆浸透膜部に供給する被処理水供給工程と、
    前記被処理水に含まれる前記遊離塩素を還元する還元剤を供給する還元剤供給工程と、
    を含み、
    前記被処理水供給工程および/または前記還元剤供給工程では、前記被処理水中の前記還元剤の濃度を均一化するための均一化工程を含むことを特徴とする医薬精製水の製造方法。
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