JP2005118629A - 機能水製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】界面活性剤を添加しなくても化粧水や洗剤として使用でき、ダイエット効果があるなど様々な特性を備えた機能水を製造する機能水製造装置を提供する。
【解決手段】機能水製造装置は、イオン交換樹脂を含むフィルタやミネラル分を添加するフィルタなどを組合わせることにより、電気分解を利用することなく、機能水を製造する。例えば、酸性水製造装置1は、原水供給口11から取り込んだ水道水を、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ミネラル添加フィルタD、水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHを通過させ、生産水口12から外部に酸性水として放出する。
【選択図】図1

Description

美膚効果、ダイエット効果などを有する機能水を製造することができる機能水製造装置に関し、特に、水の電気分解を必要とせずに、アルカリ性水、酸性水、ダイエット水を製造できる機能水製造装置に関する。
近年、様々な効果を有することから、水道水や、水道水に食塩や乳酸カルシウムを加えた水溶液を電気分解して、酸性水やアルカリ水を製造する電解水製造装置が注目され、一般に普及し始めている(特許文献1参照)。
このような電解水製造装置は、イオン交換膜からなる隔膜によって仕切られた電解槽に陽極と陰極の2つの電極を差し込み、両電極間に20〜40V程度の電圧をかけることにより、陽極側に酸性水を、陰極側にアルカリ水を製造するものが多い。なお、電解水製造装置は、アルカリダイエット水製造装置や還元水製造装置等の名称でも販売されている。
また、イオン交換樹脂や、トルマリンなどの岩石を組み合わせ、病気の治癒、体内の浄化などの効果を謳う活性水製造装置や水の浄化装置なども販売されている(特許文献2参照)。
特開2003−10851号公報 特許第2889903号公報
しかし、上記のような電解水製造装置や活性水製造装置には次に掲げるような問題点があった。
まず、酸性水が製造される陽極側では、水道水中の塩素や臭素酸などから次亜塩素酸や次亜臭素酸が発生し、これと水中の有機物やフミン質とが反応して、トリハロメタンや臭素化トリハロメタンなどの有機塩素化合物が発生したり、メトヘモグロビン血症などの問題になっている塩素塩や亜塩素塩、ヒ素の濃度が上がることにより、人体に悪影響を与えるという問題点があった。
また、アルカリ水が製造される陰極側では、電極として利用されているステンレスから電解によって、ニッケルやクロムが溶出し、これらが直接人体に悪影響を与えるほか、溶出したクロムイオンが6価クロムに変化して、人体に更なる悪影響を与えたり現在問題になっている溶解性鉛の濃度が上がってしまうという問題点があった。
また、電解水製造装置によって製造された酸性水・アルカリ水は、pH緩衝力が強いので弱酸性の皮膚への浸透力も弱く、化粧水として使用するためには界面活性剤を添加する必要があり、皮膚に残留した界面活性剤が、皮膚に悪影響を与えると言う問題点もあった。
さらに、電解水製造装置によって製造された酸性水・アルカリ水には、整腸効果や殺菌効果はある程度確認されているものの、ダイエット効果については確認されていなかった。
加えて、活性水製造装置には、その効果、特に医学的効果においては疑わしいもあり、その効果が虚偽であったり誇大であることもあった。
この発明は、安全であるとともに、界面活性剤を添加しなくても化粧水や洗剤として使用でき、ダイエット効果があるなど様々な特性を備えた機能水を製造する機能水製造装置を提供することを課題とする。
本発明の機能水製造装置は、イオン交換樹脂を含むフィルタやミネラル分を添加するフィルタなどを組合わせることにより、電気分解を利用することなく、機能水を製造する。
本発明の機能水製造装置により製造された機能水は、化粧水、洗剤、ダイエット効果のある水などとして利用することができる。
以下、この発明にかかる機能水製造装置について、図面に基づいて説明する。なお、機能水製造装置は、そのフィルタ構成によって、(1)酸性水、(2)アルカリ水、(3)ダイエット水のいずれかを製造することができる。そこで、(1)酸性水、(2)アルカリ水、(3)ダイエット水を製造する機能水製造装置について、この順序で以下に説明する。
(1)酸性水を製造する機能水製造装置
図1は、酸性水を製造する機能水製造装置1の構成を模式的に示す図であり、この図に示すように、水道水は、原水供給口11から機能水製造装置1に取り込まれ、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ミネラル添加フィルタD、水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHを通過したのち、生産水口12から外部に放出される。なお、分子分離フィルタCによって水を浄化するためには、水を加圧する必要があるため、分子分離フィルタCの上流には高圧ポンプ13を設けてある。また、この図において、浄水の流路である接続管14は実線で、廃棄水の流路である廃棄水管15は点線でそれぞれ示している。つぎに、機能水製造装置1の各構成要素について説明する
原水供給口11は、その一端が、水道の蛇口などの水道水や井戸水の貯水タンクなどと連結され、その他端は前処理フィルタAに接続されている。
前処理フィルタAは、図1に示すように、円筒状のケースA1内の中心部に外周に多数の小孔を備えた排出管A2を設置しており、排出管A2の回りにフィルタA3を巻回したものである。
なお、フィルタA3の構成部材としては、一酢酸セルロース、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、木綿などのセルロース系素材、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレイト、ポリメタアクリレート、ポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン、テフロン(登録商標)、ポリビニルアルコールなどの重合系素材、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリベンゾキサジンジオン、ポリベンゾイミダゾロン、ポリエステルなどからなる縮合系素材、グラスファイバー、セラミック、各種金属などからなる無機系素材、を単独又は組合わせたものが挙げられる。
また、ケースA1の上部には、接続管14の末端が接続しており、排出管A2の出口には接続管14が、ケースA1の下部には廃水管15が接続している。
高密度活性炭フィルタBは、図1に示すように、円筒状のケースB1内の上下部に略1〜100μmポアのセディメントフィルタB2,B3を配置し、両フィルタB2,B3間に繊維状、粒状、固形状の活性炭B4を充填したものである。また、ケースB1の下部中央には接続管14の末端が、下部の周辺部には廃水管15が接続しており、ケースB1の上部には接続管14が接続している。
分子分離フィルタCは、図1に示すように、円筒状のケースC1内の中心部に外周に多数の小孔を有する排出管C2を設置し、排出管F2の回りに例えば孔径が0.1〜1000nmのフィルタC3を巻回もしくは、中空糸状にしたものである。
なお、フィルタC3の構成部材としては、セルロース、一酢酸セルロース、二酢酸セルロース、三酢酸セルロースなどのセルロース系素材、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレイト、ポリメタアクリレート、ポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン、テフロン(登録商標)、ポリビニルアルコールなどの重合系素材、ポリアミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリベンゾキサジンジオン、ポリベンゾイミダゾロン、ポリエステルなどからなる縮合系素材、グラスファイバー、セラミック、各種金属からなる無機系素材を単独又は組合わせたものを挙げることができる。
また、ケースC1の上部には接続管14の末端を接続してあり、排出管C2の出口には接続管14が、また下部の周辺部には廃水管15が接続している。
ミネラル添加フィルタDは、高密度活性炭フィルタBの活性炭の一部を、化石サンゴD5及び造磯サンゴD6、もしくは塩化マグネシウム、マグネシア等の海水にがり成分に置き換えたものである。また、円筒形のケースD1、セディメントフィルタD2及びD3は、高密度活性炭フィルタBを構成する円筒形のケースB1、セディメントフィルタB2及びB3と同じものである。
水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHは、図1に示すように、円筒状のケースH1内の上下部に略1〜100μmポアのセディメントフィルタH2,H3を配置し、両フィルタH2,H3間に繊維状又は粒状であって、水素イオン交換型陽イオン交換樹脂H4を充填したものである。また、ケースH1の下部中央には接続管14の末端が、下部の周辺部には廃水管15が接続しており、ケースH1の上部には接続管14が接続している。
高圧ポンプ13は、電動モータなどの動力源によって駆動し、分子分離フィルタCによる濾過に必要な圧力を水に加えるものであり、接続管14及び排水管15は金属製またはプラスチック製の管である。
このようにして構成された機能水製造装置1は、原水供給口11から取り入れた水道水を前処理フィルタA及び高密度活性炭フィルタBによって浄化し、高圧ポンプ13により浄化した水を加圧して分子分離フィルタCによってミネラル成分を取り除いたのち、ミネラル添加フィルタDによってイオン化したミネラル分を添加し、当該イオン化したミネラル分を水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHによって水素イオンに交換することにより、酸性水を製造する。製造された酸性水は、肌水(化粧水)として利用でき、しみ、しわ取り、肌の引き締めなどの効果が確認されている。
なお、酸性水を製造する機能水製造装置1は、上記の構成に他のフィルタを付け加えることにより、pHがより低い強酸性水を製造することができる。
まず、高密度活性炭フィルタBとポンプ13の間に、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKを挿入してもよい。これにより、浄水中のカルシウム又はマグネシウムがナトリウムイオンに交換される。そして、カルシウム又はマグネシウムに比べて、ナトリウムイオンは分子分離フィルタCを通過しやすいため、浄水中の陽イオンが増え、水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHによって交換される水素イオンの量が増加し、より強酸性の酸性水が製造される。
なお、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKは、図2(1)に示すように、水素イオン交換型陽イオン交換樹脂H4に換えて、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換樹脂K4を充填したものである。そのため、円筒形のケースK1、セディメントフィルタK2及びK3は、水素交換型陽イオン交換フィルタHを構成する円筒形のケースH1、セディメントフィルタH2及びH3と同じものである。
また、前処理フィルタAの上流に酸化還元電位発生フィルタE又はFを付け加えてもよい。これにより、水の酸化還元電位が高まり、イオン化した陽イオン濃度があがる。そのため、陽イオン交換フィルタHによって交換される水素イオンの量が増加し、より強酸性の酸性水が製造される。
なお、酸化還元電位発生フィルタE及びFは、図2(2)及び(3)に示すように、高密度活性炭フィルタBの高密度活性炭B4の一部を、それぞれ銅粒子E5及び亜鉛粒子E6、酸化アルミニウム、酸化マンガンF5に換えたものである。そのため、円筒形のケースE1,F1、セディメントフィルタE2,F2及びE3,F3、及び高密度活性炭E4,F4は、高密度活性炭フィルタBを構成する円筒形のケースB1、セディメントフィルタB2、B3、高密度活性炭B4と同じものである。
また、分子分離フィルタC、ミネラル分添加フィルタDの間に塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGを付け加えてもよい。これにより、アトピーの原因物質である塩素性窒素や亜塩素性窒素を完全に除去することができる。
なお、塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGは、図2(4)に示すように、円筒状のケースG1内の上下部に略1〜100μmポアのセディメントフィルタG2,G3を配置し、両フィルタG2,G3間に繊維状又は粒状の塩素イオン交換型陰イオン交換樹脂G4を充填したものである。
さらに、水素イオン交換型陽イオン交換フィルタHの下流に電解装置Jを付け加えてもよい。これにより、酸性水に通電して水素イオンを発生させ、より溶存水素の多い酸性水を製造することができる。
なお、電解装置Jは、図2の(5)に示すように、円筒形のケースJの内側に、アルミニウムもしくは白金、チタン、マグネシウム、亜鉛等の電極J2及びJ3を設けたものであり、電極J2及びJ3に約0.1〜90V、0.1〜200Aの電流を通電することにより、より強酸性の酸性水を製造することができる。また、電極J2及びJ3の素材は、酸性水に溶け出さない材料であれば特に限定する必要はないが、価格や耐久性を考慮すれば、チタン棒材に白金をメッキしたものが好ましい。
(2)アルカリ水を製造する機能水製造装置
図3は、アルカリ水を製造する機能水製造装置2の構成を模式的に示す図であり、この図に示すように、水道水は原水供給口21から、機能水製造装置2に取り込まれ、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKによって浄化されたのち、生産水口22から外部に放出される。なお、分子分離フィルタCによって水を浄化するためには、水を加圧する必要があるため、分子分離フィルタCの上流には高圧ポンプ23を設けてある。また、この図において、浄水の流路である接続管24は実線で、廃棄水の流路である廃棄水管25は点線でそれぞれ示している。
つぎに、機能水製造装置2の各構成要素について説明するが、上記構成要素のうち、原水供給口21、生産水口22、高圧ポンプ23、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKについては、(1)に記載したものと同一のものであるため、その説明を省略する。
このようにして構成された機能水製造装置2は、原水供給口21から取り入れた水道水を前処理フィルタA及び高密度活性炭フィルタBによって浄化し、高圧ポンプ23により浄化した水を加圧して分子分離フィルタCによって石灰分を取り除いたのち、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換樹脂フィルタKによって、分子分離フィルタCを通過するカルシウムやマグネシウムなどのイオン化したミネラル成分をナトリウムイオンに交換することによりアルカリ性にする。さらに浄水中の塩素イオン及び硫酸イオンなどを水酸化物イオンに交換することにより、強アルカリ水を製造する。製造されたアルカリ水は、高い界面活性効果を備えているため、飲用可能であるとともに、油脂類の洗浄能力があり、クレンジング水や洗剤として利用可能であることが確認されている。
なお、アルカリ水を製造する機能水製造装置2は、上記の構成にフィルタの構成を変えたり、他のフィルタを付け加えることにより、フィルタ寿命を延ばしたり、pHがより高い強塩基水を製造することができる。
まず、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKに替えて、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOを使用してもよく、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKの下流に水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOを追加してもよい。
水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOは、図4に示すように、円筒状のケースO1内の上下部に略1〜100μmポアのセディメントフィルタO2,O3を配置し、両フィルタO2,O3間に繊維状又は粒状であって、水酸化物イオン交換型陰イオン交換樹脂Oを充填したものである。なお、円筒形のケースO1、セディメントフィルタO2及びO3は、水素交換型陽イオン交換フィルタHを構成する円筒形のケースH1、セディメントフィルタH2及びH3と同じものである。
また、ケースO1の下部中央には接続管24の末端が、下部の周辺部には廃水管25が接続でき、ケースO1の上部には接続管24が接続できる。
また、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOのみを使用する場合には、
分子分離フィルタCと水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOの間に、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOとナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKの両方を使用する場合には、分子分離フィルタCとナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKの間に、図2(4)に示す塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGを挿入してもよい。これにより、浄水中の硝酸性窒素(硝酸イオン)が塩素イオンに交換に交換される。そのため、人体に有害な硝酸性窒素が取り除かれるとともに、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOの寿命を延ばすこともできる。なお、塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGは(1)に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
さらに、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOの下流にアルミニウム接触装置M又はNを付け加えてもよい。これにより、アルカリ水の酸化還元電位を下げてpHを高め、より強アルカリ性のアルカリ水を製造することができる。
なお、アルミニウム接触装置Mは、図4の(2)に示すように、円筒形のケースM1内部にアルミニウム接触板M2を備えており、アルミニウム接触版M2には通水孔M3が穿孔してある。また、アルミニウム接触装置Nは、図4の(3)に示すように、円筒形のケースN1にアルミビーズN4を充填したものである。そのため、円筒形のケースN1、セディメントフィルタN2及びN3は、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOを構成する円筒形のケースO1、セディメントフィルタO2及びO3と同じものである。
また、前処理フィルタAの上流に酸化還元電位発生フィルタE又はFを付け加えてもよい。これにより、水の酸化還元電位が高まり、イオン化し、分子分離フィルタCを通過する陰イオン濃度があがる。そのため、水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタOによって交換される水酸化物イオンの量が増加し、よりアルカリ性のアルカリ水が製造される。なお、酸化還元電位発生フィルタE又はFは(1)に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
(3)ダイエット水を製造する機能水製造装置
図5は、ダイエット水を製造する機能水製造装置3の構成を模式的に示す図であり、この図に示すように、水道水は原水供給口31から、機能水製造装置3に取り込まれ、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ミネラル分添加フィルタDよって浄化され、マグネシウム添加フィルタLによりマグネシウムイオンを添加されたのち、生産水口32から外部に放出される。なお、分子分離フィルタCによって水を浄化するためには、水を加圧する必要があるため、分子分離フィルタCの上流には高圧ポンプ33を設けてある。また、この図において、浄水の流路である接続管34は実線で、廃棄水の流路である廃棄水管35は点線でそれぞれ示している。
つぎに、機能水製造装置3の各構成要素について説明するが、上記構成要素のうち、原水供給口31、生産水口32、高圧ポンプ33、前処理フィルタA、高密度活性炭フィルタB、分子分離フィルタC、ミネラル分添加フィルタDについては、(1)に記載したものと同一のものであるため、その説明を省略する。
マグネシウム添加フィルタLは、図5に示すように、円筒状のケースL1内の上下部に略1〜100μmポアのセディメントフィルタL2,L3を配置し、両フィルタL2,L3間に、粒状の塩化マグネシウム又はマグネシア等の海水にがり成分L5を充填したものである。また、ケースL1の下部中央には接続管34の末端が、下部の周辺部には廃水管35が接続しており、ケースL1の上部には接続管34が接続している。
このようにして構成された機能水製造装置3は、原水供給口31から取り入れた水道水を前処理フィルタA及び高密度活性炭フィルタBによって浄化し、高圧ポンプ33により浄化した水を加圧して分子分離フィルタCによって石灰分を取り除いたのち、ミネラル添加フィルタDによってイオン化したミネラル分を添加し、マグネシウム添加フィルタLによりマグネシウムイオンをさらに添加することにより、マグネシウムイオンに富んだダイエット水を製造する。製造されたダイエット水は、含有するマグネシウムイオンによって腸の動きを活性化して腸の排出力を高め、その結果としてダイエット効果が得られる。
なお、ダイエット水を製造する機能水製造装置3は、上記の構成に他のフィルタを付け加えることにより、溶解するイオンの濃度を高めることができる。
まず、高密度活性炭フィルタBとポンプ33の間に、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKを挿入してもよい。これにより、浄水中の石灰型のカルシウム又はマグネシウムがナトリウムイオンに交換される。そして、カルシウム又はマグネシウムに比べて、ナトリウムイオンは分子分離フィルタCを通過しやすいため、浄水中の陽イオンが増え、塩化マグネシウムもしくはマグネシア等の海水にがり成分添加フィルタLから溶出するマグネシウムイオン量が増大する。なお、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタKは(1)に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
また、分子分離フィルタC、ミネラル分添加フィルタDの間に塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGを付け加えてもよい。これにより、アトピーの原因物質である塩素性窒素や亜塩素性窒素を完全に除去することができる。なお、塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタGは(1)に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
また、前処理フィルタAの上流に酸化還元電位発生フィルタE又はFを付け加えてもよい。これにより、水の酸化還元電位が高まり、イオン化した陽イオン濃度があがるとともに、塩化マグネシウムもしくはマグネシア等の海水にがり成分添加フィルタLから溶出するマグネシウムイオンの濃度を高めることができる。なお、酸化還元電位発生フィルタE又はFは(1)に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
最後に、機能水製造装置1、2は、その流量、特に分子分離フィルタCの下流に位置する各種フィルタの流量を調整することにより、具体的には、例えば、高圧ポンプの圧力を調節することにより、0.01刻みのpHで1.5〜13.0まで自由に調節することができる。
本件発明にかかる機能水製造装置1,2は、複数のフィルタを組合せて浄水やミネラル分などの添加を行うことにより、酸性水、アルカリ水、ダイエット水などの各種機能水を安全に製造することができる。
酸性水を製造する機能水製造装置1の構成を模式的に示す図である。 他のフィルタや電解装置の構成を模式的に示す図である。 アルカリ水を製造する機能水製造装置2の構成を模式的に示す図である。 他のフィルタやアルミニウム接触装置の構成を模式的に示す図である。 ダイエット水を製造する機能水製造装置3の構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1 酸性水を製造する機能水製造装置
2 アルカリ水を製造する機能水製造装置
3 ダイエット水を製造する機能水製造装置
A 前処理フィルタ
B 高密度活性炭フィルタ
C 分子分離フィルタ
D ミネラル分添加フィルタ
E 酸化還元電位発生フィルタ
F 酸化還元電位発生フィルタ
G 塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタ
H 水素イオン交換型陽イオン交換フィルタ
J 電解装置
K ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタ
L マグネシウム添加フィルタ
M アルミニウム接触装置
N アルミニウム接触装置
O 水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタ

Claims (8)

  1. 前処理フィルタと、
    前記前処理フィルタの下流に配置された高密度活性炭フィルタと、
    前記高密度活性炭フィルタの下流に配置された0.1から1000nmの孔をもつ分子分離フィルタと、
    前記分子分離フィルタの下流に配置されたミネラル添加フィルタと、
    前記ミネラル添加フィルタの下流に配置された水素イオン交換型陽イオン交換フィルタと、
    を備えていることを特徴とする機能水製造装置。
  2. 前処理フィルタと、
    前記前処理フィルタの下流に配置された高密度活性炭フィルタと、
    前記高密度活性炭フィルタの下流に配置された0.1から1000nmの孔をもつ分子分離フィルタと、
    前記分子分離フィルタの下流に配置され、ナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタ又は水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタからなる群れから選択された少なくとも一のフィルタと、
    を備えていることを特徴とする機能水製造装置。
  3. 前処理フィルタ、
    前記前処理フィルタの下流に配置された高密度活性炭フィルタと、
    前記高密度活性炭フィルタの下流に配置された0.1から1000nmの孔をもつ分子分離フィルタと、
    前記分子分離フィルタの下流に配置されたミネラル添加フィルタと、
    前記ミネラル添加フィルタの下流に配置されたマグネシウム添加フィルタと、
    と、
    を備えていることを特徴とする機能水製造装置。
  4. 前処理フィルタの上流に酸化還元電位発生フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の機能水製造装置。
  5. 高密度活性炭フィルタと分子分離フィルタの間にナトリウムイオン交換型陽イオン交換フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1又は3のいずれかに記載の機能水製造装置。
  6. 陽イオン交換フィルタの下流に電解装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機能水製造装置。
  7. 分子分離フィルタと水酸化物イオン交換型陰イオン交換フィルタの間に塩素イオン交換型陰イオン交換フィルタが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の機能水製造装置。
  8. 陰イオン交換フィルタの下流にアルミ接触装置が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の機能水製造装置。
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