JP2015115830A - 情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理システム - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信の興趣性を高めることが可能な情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、コンピュータを、情報処理プログラムにより、情報処理装置の状態または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段として機能させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置の情報処理に関し、当該情報処理装置同士の通信処理の制御に関する。
従来、無線通信を用いて、アプリケーションで利用可能なデータを他の情報処理装置に提供可能なシステムが知られている。
特開2012−139362号公報
例えば、上記システムでは、無線通信により通信相手からアプリケーションで利用可能なデータを情報処理装置同士で交換し、それぞれの情報処理装置でデータを利用されるようになっているが、情報処理装置の環境等によっては通信相手との間での通信回数が多すぎたり、あるいは少なすぎたりする可能性があり、無線通信の興趣性を妨げる可能性もある。
上記のような問題を解決するためになされたものであって、無線通信の興趣性を高めることが可能な情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理システムを提供することである。
ある局面に従う無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、コンピュータを、情報処理プログラムにより、情報処理装置の状態または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段として機能させる。
また、設定手段は、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件に従う無線機器の通信範囲を変更しても良い。
また、設定手段は、取得した情報に基づいて無線機器の送信出力および受信感度の少なくともいずれか一方を変更しても良い。
また、取得手段は、情報処理装置の状態、周囲の状態またはその組み合わせに関連する複数の情報を取得し、設定手段は、取得した複数の情報に基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、取得手段は、情報処理装置の位置に関する位置データを取得し、設定手段は、取得した位置データに基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、情報処理装置は、記憶手段を有し、記憶手段は、他の情報処理装置との間での無線通信の履歴に関する履歴情報を記憶し、設定手段は、取得した情報および記憶手段で記憶された履歴情報に基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、取得手段は、情報処理装置の姿勢または動きを示す装置状態データを取得し、設定手段は、取得した装置状態データに基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、取得手段は、情報処理装置の状態を検知するセンサからの検知データを取得し、設定手段は、取得した検知データに基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、コンピュータを、通信条件の設定に関する設定情報を情報処理装置の外部から取得する条件取得手段としてさらに機能させ、設定手段は、取得した情報と設定情報とに基づいて無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、コンピュータを、通信範囲内の不特定の他の情報処理装置を繰り返し探索して自動的に無線接続する探索手段としてさらに機能させ、データ通信手段は、無線接続した他の情報処理装置に無線通信によるデータの送信を自動的に行い、当該他の情報処理装置から無線通信によるデータの受信を自動的に行っても良い。
別の局面に従う無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、コンピュータを、情報処理プログラムにより、情報処理装置の状態または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によってデータを受信するデータ受信手段と、設定した通信条件とデータ受信手段により受信したデータとに基づいて、所定の情報処理を実行する処理実行手段として機能させる。
また、処理実行手段は、データ受信手段で受信した受信データのうち設定した無線通信の通信条件に従う受信データを抽出し、抽出した受信データに基づいて、所定の情報処理を実行しても良い。
また、取得手段は、情報処理装置の位置を示す位置データを取得し、データ受信手段は、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によって位置データを受信し、処理実行手段は、取得した情報処理装置の位置を示す位置データと受信した他の情報処理装置の位置データに基づいて他の情報処理装置との距離を算出し、算出結果に基づいてデータ受信手段で受信した受信データのうち設定した無線通信の通信条件に従う受信データを抽出しても良い。
また、処理実行手段は、データ受信手段により他の情報処理装置から受信した位置データに基づいて、所定の情報処理を実行しても良い。
また、設定手段は、アプリケーション毎の無線通信の通信条件を設定しても良い。
また、設定手段は、取得した情報に基づいて、通信条件として無線通信の通信範囲に関する条件を設定しても良い。
さらに別の局面に従う無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、情報処理装置は、他の情報処理装置との間での無線通信の履歴に関する履歴情報を記憶する記憶手段を有し、コンピュータを、情報処理プログラムにより、記憶手段で記憶された履歴情報に従って無線通信の通信条件を設定する設定手段と、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段として機能させる。
ある局面に従う無線通信の機能を有する情報処理装置の制御方法であって、情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得するステップと、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定するステップと、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一を実行するステップとを備える。
ある局面に従う無線通信の機能により他の情報処理装置と無線通信が可能な情報処理装置であって、情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段とを備える。
ある局面に従う無線通信の機能により他の情報処理装置と無線通信が可能な情報処理装置を含む情報処理システムであって、情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段とを備える。
上記によれば、情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得して、当該取得した情報に基づいて無線通信の条件が設定されるため他の情報処理装置との間での適切な無線通信が可能となり無線通信の興趣性を高めることが可能である。
ある実施形態に基づく情報処理システムの構成を模式的に示す図である。 本実施形態に基づくゲーム装置1の構成の概略ブロック図である。 本実施形態1に基づくゲーム装置1のプロセッサ13における機能ブロックを説明する図である。 本実施形態1に基づく通信条件設定部21における通信条件設定データを説明する図である。 本実施形態1に基づくゲーム装置1の内部記憶装置14のメモリマップを示す図である。 本実施形態1に基づく通信用データ領域308の構成の一例を示す図である。 本実施形態1に基づく通信処理を説明するフロー図である。 本実施形態1に基づく通信条件を設定する処理を説明するフロー図である。 本実施形態1に基づくゲーム装置1のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。 本実施形態1の変形例1に基づく通信条件設定部21における通信条件設定データを説明する図である。 本実施形態1の変形例2に基づく情報処理システムの構成について説明する図である。 本実施形態2に基づく受信データの履歴情報を説明する図である。 本実施形態2に基づく受信データの履歴情報に従う通信範囲の設定について説明する図である。 本実施形態2に基づくゲーム装置1#のプロセッサ13における機能ブロックを説明する図である。 本実施形態2に基づく通信条件設定部21における通信条件設定データを説明する図である。 本実施形態1に基づく通信用データ領域に格納される通信データの一例を説明する図である。 本実施形態2に基づくゲーム装置1#のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。 本実施形態2に基づくゲーム装置1#のデータ抽出処理について説明するフロー図である。 本実施形態2に基づくイベント処理を説明する図である。 本実施形態2のイベント処理の別の例を説明する図である。 本実施形態2の変形例1に基づくゲーム装置1#のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。 本実施形態2の変形例1に基づく通信条件設定データを説明する図である。
この実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<情報処理システムの構成>
図1は、ある実施形態に基づく情報処理システムの構成を模式的に示す図である。
図1を参照して、ある実施形態として、本例においては一例として、情報処理装置1A〜1Cを含む情報処理システムについて説明する。情報処理装置1A〜1Cの各々は、無線通信機能を有しており、互いに通信可能となっている。本例においては、情報処理装置1A〜1Cがそれぞれ無線通信機能を利用して通信可能な通信範囲に含まれる情報処理装置間で無線通信が可能である。
本例においては、情報処理装置1Aを基準に通信範囲AR1が示されており、当該通信範囲AR1に含まれる情報処理装置1Aと情報処理装置1Bとの間で無線通信が可能な場合が示されている。
一方で、情報処理装置1Aの通信条件を変更して通信範囲AR1を通信範囲AR1#に変更するならば、通信範囲AR1#に含まれる情報処理装置1Aと情報処理装置1Cとの間でも無線通信が可能となる。
本例においては、情報処理装置の状態または情報処理装置の周囲の状態に関連する情報に基づいて通信条件を変更する場合について説明する。
本明細書では、上記の情報処理装置の共通の特性について言及する場合には、これらを総称して「情報処理装置1」と称する場合もある。本実施形態に従う情報処理システムに参加する情報処理装置としては、携帯電話機、スマートフォン(高機能携帯電話機)、情報処理機能を搭載したテレビジョン装置、携帯型の情報処理装置、据置型の情報処理装置などを採用することができる。
本例においては、情報処理装置の一例として携帯型のゲーム装置を例に挙げて説明する。
<ゲーム装置の構成>
図2は、本実施形態に基づくゲーム装置1の構成の概略ブロック図である。なお、他のゲーム装置についても同様の構成であるためその詳細な説明については省略する。
図2を参照して、ゲーム装置1は、入力装置11と、表示装置12と、プロセッサ13と、内部記憶装置14と、メインメモリ15と、無線通信装置16と、位置データ取得装置17と、状態データ取得装置18とを含む。
入力装置11は、ゲーム装置1のユーザによって操作され、ユーザの操作に応じた信号をプロセッサ13へ出力する。入力装置11は、例えば、十字スイッチや押しボタンやタッチパネルである。
表示装置12は、ゲーム装置1において生成された画像を画面に表示する。表示装置12は、一例として液晶表示装置(LCD)を用いることができる。
プロセッサ13は、コンピュータプログラムを実行するための演算処理手段である。
内部記憶装置14には、プロセッサ13によって実行されるコンピュータプログラム(単にプログラムとも称する)が格納されている。また、内部記憶装置14には、後述する通信において交換されるデータも格納される。内部記憶装置14は、一例として、NAND型フラッシュメモリを用いることができる。なお、プロセッサ13によって実行されるコンピュータプログラムは、予め記録されていてもよいし、他の機器との通信によって他の機器から取得されてもよい。
メインメモリ15は、コンピュータプログラムや情報を一時的に記憶する。メインメモリ15は、一例としてPSRAM(Pseudo-SRAM)を用いることができる。
無線通信装置16は、無線通信によって他のゲーム装置へデータを送信したり、他のゲーム装置からデータを受信したりする。
位置データ取得装置17は、一例としてGPS(Global Positioning System)を利用することが可能である。具体的には、位置データ取得装置17は、GPS受信機を有し、GPS衛星からの電波を受信して一例として位置データ(緯度および経度)を算出する。そして、当該算出された位置データは、後述する他のゲーム装置1に送信するための通信データとして格納することが可能である。
状態データ取得装置18は、一例として音声信号を入力することが可能なマイクロフォン、加速度を検知することが可能な加速度センサ等を利用することが可能である。具体的には、一例として状態データ取得装置18は、ゲーム装置1の周囲の状態としてマイクロフォンに入力された音声信号を取得する。なお、位置データ取得装置17および状態データ取得装置18は、以下の実施形態に基づいて適宜設けられ、共に設けられる構成としても良いし、一方のみ設けられる構成としても良いし、両方設けられない構成とすることも可能である。
なお、位置データ取得装置17および状態データ取得装置18のデータの取得タイミングは、1回に限られるものではなく、定期的に繰り返し取得して更新することが可能である。なお、当該タイミングについては、当業者が当該間隔について適宜設計変更することが可能である。そして、本実施形態においては、上記更新に伴い、後述する通信条件についても動的に変更することが可能である。
(実施形態1)
<無線通信の概要>
以下、本実施形態1に基づくゲーム装置同士の無線通信について説明する。
ゲーム装置1同士の通信態様である無線通信に関して説明する。
本実施形態において、ゲーム装置1は、無線通信機能により所定のアプリケーションプログラム(たとえば、ゲームアプリケーション)で利用可能なアプリケーション用データを交換できる。一例として、本実施形態における「無線通信」とは、近距離に存在する他のゲーム装置1に対して、内部記憶装置14に格納された所定のデータ(本実施形態1では「位置データ」)を自動的に(ユーザによる操作無しに)直接送信し、また、当該他のゲーム装置1の内部記憶装置14に格納された通信データを当該他のゲーム装置1から自動的に(ユーザによる操作無しに)直接受信する通信をいうものとする。
より具体的には、無線通信は、ゲーム装置1のプロセッサ13および無線通信装置16等が協働することによって実行される。この処理は、例えばゲーム装置1がいわゆるスリープ状態(スタンバイ状態などと呼ばれることもある)のときに、バックグラウンド処理として実行される処理である。例えば、スリープ中は、基本的には無線通信装置16が主体となって動作し、必要に応じて一時的にプロセッサ13のスリープが解除され、プロセッサ13が一時的に実行主体となる等の制御が行われる(例えば、他のゲーム装置1の探索処理は無線通信装置16で行なわれ、データの送受信はプロセッサ13で行なわれる等)。その他、例えば、ゲーム装置1は、プロセッサ13とは別に低消費電力で動作可能な第2のプロセッサを備え、スリープ中は当該第2のプロセッサが実行主体となるようにしてもよい。また、本例における無線通信は、ゲーム装置1がスリープ状態でない場合でも、ゲーム処理中あるいはユーザの指示操作などによって適宜実行されても良い。また、アプリケーションの実行中にバックグランド処理として当該無線通信を実行することも可能である。
ゲーム装置1は、無線通信において、たとえば、近距離の無線通信の通信範囲内に存在する不特定の他のゲーム装置1を繰り返し探索する。そして、ゲーム装置1は、探索により発見した他のゲーム装置1との間で通信を確立する。そして、内部記憶装置14に格納されている通信データを自動的に送信するとともに、当該他のゲーム装置の内部記憶装置14に格納された通信データを当該他のゲーム装置から自動的に受信する。
上記した無線通信は、例えば、ゲーム装置1を所持しているユーザ同士がすれちがった際に行なわれる。なお、本例においては、ゲーム装置1同士の無線通信をすれちがい通信とも称する。位置データは、無線通信に先立ってユーザの操作無しに位置データ取得装置17により生成されて、予め内部記憶装置14の所定の領域に記憶される。
図3は、本実施形態1に基づくゲーム装置1のプロセッサ13における機能ブロックを説明する図である。
図3に示されるように、ゲーム装置1は、状態情報取得部20と、通信条件設定部21と、データ通信部22とを含む。各機能は、プロセッサ13が位置データ取得装置17、状態データ取得装置18、無線通信装置16等と協働することにより実現される機能である。
状態情報取得部20は、ゲーム装置1の状態および/またはゲーム装置1の周囲の状態に関連する状態情報を取得し、通信条件設定部21に当該状態情報を出力する。
通信条件設定部21は、状態情報取得部20で取得した状態情報に基づいて通信条件を設定する。通信条件の設定については後述する。
通信条件設定部21は、設定した通信条件をデータ通信部22に出力する。
データ通信部22は、通信条件設定部21から出力された通信条件に基づいて他のゲーム装置との間で無線通信処理を実行する。
図4は、本実施形態1に基づく通信条件設定部21における通信条件設定データを説明する図である。
図4に示されるように、本例においては一例として各地域に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。ここでは、都道府県毎に通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、地域「大阪」については通信範囲PA1(受信感度T1、アンテナ出力P1)、地域「東京」については通信範囲PA0(受信感度T0、アンテナ出力P0)、地域「北海道」については通信範囲PA2(受信感度T2、アンテナ出力P2)が設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてゲーム装置1の位置に従って通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1の状態情報取得部20は、ゲーム装置1の状態としてゲーム装置1の位置データを取得する。通信条件設定部21は、当該ゲーム装置1の位置データに基づいてゲーム装置1が位置する地域を判断する。なお、位置データに基づいてどの地域にゲーム装置1が位置するかが判別することができるように地域に関する情報を含む地図データをゲーム装置1は有しているものとする。
通信条件設定部21は、ゲーム装置1の位置データに基づいて例えば「大阪」に位置すると判断した場合には、上記通信条件設定データに基づいて通信範囲PA1となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PA1となるように受信感度T1およびアンテナ出力P1に設定する。また、通信条件設定部21は、ゲーム装置1の位置データに基づいて例えば「北海道」に位置すると判断した場合には、上記通信条件設定データに基づいて通信範囲PA2となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PA2となるように受信感度T2およびアンテナ出力P2に設定する。
なお、本例においては、受信感度およびアンテナ出力の両方を設定する場合について説明するがいずれか一方とすることも可能である。
当該処理により、例えばゲーム装置1が位置する地域がゲーム装置を持ち歩いている(携帯している)ユーザが多い地域、例えば「大阪」であれば通信範囲を狭める通信条件に設定し、反対にゲーム装置1が位置する地域がユーザが少ない地域、例えば「北海道」であれば通信範囲を広げる通信条件に設定することが可能である。したがって、ゲーム装置の位置データに基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
<各種データ>
次に、ゲーム装置1によって実行されるアプリ等の処理の詳細について説明する。
まず、各種処理の際に用いられる各種データについて説明する。
図5は、本実施形態1に基づくゲーム装置1の内部記憶装置14のメモリマップを示す図である。
図5を参照して、内部記憶装置14は、プログラム記憶領域301およびデータ記憶領域305を含む。プログラム記憶領域301およびデータ記憶領域305のデータは、アプリの実行時に、必要に応じてメインメモリ15に適宜転送されて使用される。
プログラム記憶領域301は、プロセッサ13によって実行される各種プログラムを記憶する。本実施形態では、通信処理プログラム302、アプリプログラム304,304A等が記憶される。
通信処理プログラム302は、上述したようなスリープモードにおける無線通信を実行するためのプログラムである。
アプリプログラム304,304Aは、例えば、ゲーム処理を実行するためのプログラムであり、それぞれ異なるゲーム処理を実行するものであり、プログラム記憶領域301にともに記憶される構成でも良いし、一方のみ記憶される構成でもよい。
データ記憶領域305は、本体設定データ306、通信用データ領域308、アプリ用データ領域309を記憶している。
本体設定データ306は、主にゲーム装置1の本体に関する設定データであり、装置を識別する装置識別番号、通信時に用いられるMACアドレス等も含む。
通信用データ領域308は、通信に用いられるデータを保存するための領域である。受信データおよび送信データ等が保存されている。
アプリ用データ領域309は、ゲーム装置1で実行される各種アプリケーションで用いられるデータを記憶する領域である。
<通信データ>
図6は、本実施形態1に基づく通信用データ領域308の構成の一例を示す図である。
図6を参照して、通信用データ領域308には複数のスロット331が含まれている。各スロットは、アプリID332、送信データ333、受信データ334で構成されている。
アプリID332は、当該スロットを使用する(対応付けられている)アプリケーションを識別するためのIDである。
送信データ333は、無線通信において他のゲーム装置1に送信するためのデータである。
受信データ334は、無線通信において他のゲーム装置1から受信したデータである。ここには、上記送信データ333と同様の構成を有する受信データ335が複数件格納される。そのため、各受信データ335については説明を省略する。
なお、送信データ333については、本例においては1つの送信データが含まれている場合について説明するが、複数の送信データが含まれる構成とすることも可能である。
例えば、送信データとして、受信する相手が特定の他のゲーム装置(例えば、仲間としてグループを形成するためにフレンド登録された所定の他のゲーム装置)である場合と、そうでない他のゲーム装置とで送信データの内容が変更されるように複数の送信データを含む構成としても良い。また、ゲーム装置1の位置に応じて送信されるデータが変更されるように複数の送信データを含む構成としても良い。
図7は、本実施形態1に基づく通信処理を説明するフロー図である。
図7を参照して、当該通信処理は、ゲーム装置1のプロセッサ13および無線通信装置16等が協働することによって実行される。具体的には、プロセッサ13が通信処理プログラム302を実行することにより無線通信装置16と協働して実行される。
この処理は、例えばゲーム装置1がいわゆるスリープ状態(スタンバイ状態などと呼ばれることもある)のときに、バックグラウンド処理として実行される処理である。
例えば、スリープ中は、基本的には無線通信装置16が主体となって動作し、必要に応じて一時的にプロセッサ13のスリープが解除され、プロセッサ13が一時的に実行主体となる等の制御が行われる(例えば、他のゲーム装置の探索処理は無線通信装置16で行い、データの送受信はプロセッサ13で行う等)。その他、例えば、プロセッサ13とは別に低消費電力で動作可能な第2のプロセッサを備えるようにし、スリープ中は当該第2のプロセッサが実行主体となるようにしてもよい。また、本処理は、スリープ状態でない場合でも、ユーザの指示操作などによって適宜実行されても良い。
まず、通信条件が設定される(ステップS0)。
図8は、本実施形態1に基づく通信条件を設定する処理を説明するフロー図である。
図8を参照して、情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得する(ステップS10)。具体的には、プロセッサ13は、位置データ取得装置17からの位置データあるいは状態データ取得装置18からの音声信号を取得する。本例においては、一例として位置データ取得装置17からの位置データを取得するものとする。
次に、通信条件設定データを取得する(ステップS12)。具体的には、プロセッサ13は、図4で説明した内部記憶装置14に格納されている通信条件設定データを取得する。
次に、設定処理する(ステップS14)。具体的には、プロセッサ13は、取得した位置データと、通信条件設定データとに基づいて通信範囲を設定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
再び、図7を参照して、次に、設定された通信条件に従う通信範囲における他のゲーム装置1の探索処理が実行される(ステップS1)。これは、例えば、ゲーム装置1がそれぞれ、接続要求を示すビーコンの送信処理、および、このビーコンの受信処理を繰り返すことにより実行される。
次に、上記探索の結果、通信範囲内に他のゲーム装置1が存在しているか否かが判定される(ステップS2)。例えば、上記送信したビーコンに対して所定時間内に他のゲーム装置1からの応答信号を受信した場合や、他のゲーム装置1からの上記ビーコンを受信した場合に、肯定と判定される。
ステップS2において、通信範囲内に他のゲーム装置1が存在していなかったと判断した場合(ステップS2においてNO)には、上記ステップS1に戻り処理が繰り返される。
一方で、ステップS2において、通信範囲内に他のゲーム装置1が存在していたと判断した場合(ステップS2においてYES)には、通信を行うための通信路を確立する処理が実行される(ステップS3)。
そして、次に、通信路が確立した場合に、上記アプリID332の送受信が行われ、お互いに同じアプリID332を有しているか否かが判定される(ステップS4)。つまり、双方とも、同じゲームの通信データが準備されているか否かが判定されることになる。
ステップS4において、双方が同じアプリID332を有していると判定した場合(ステップS4においてYES)には、送信データ333の送信処理、および、他のゲーム装置から送られたデータを受信データ335として受信して格納する処理を実行する(ステップS5)。
そして、通信を切断するための処理が実行される(ステップS7)。その後、上記ステップS0に戻り、再び通信条件が設定され、例えばスリープ状態が解除されるまで、上記処理が繰り返される。
一方、双方が同じアプリID332を有していないと判定した場合(ステップS4においてNO)には、上記ステップS5の処理はスキップされてステップS7に進み、通信を切断するための処理が実行される(ステップS7)。その後、上記ステップS0に戻り、再び通信条件が設定され、例えばスリープ状態が解除されるまで、上記処理が繰り返される。したがって、同一のゲームではない場合には、通信データを用いた送受信は行われない。本例においては、ゲーム装置1および他のゲーム装置において同一のゲーム処理に関するアプリプログラムが格納されているものとする。
当該処理により、一例としてゲーム装置1は、ゲーム装置1の位置データを取得し、取得した位置データに従う通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
<ゲーム処理>
図9は、本実施形態1に基づくゲーム装置1のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。
図9を参照して、当該ゲーム処理は、ゲーム装置1のプロセッサ13がアプリプログラム304を実行することにより実現される処理である。
まず、通信用データ領域308が参照され、対応するアプリIDのスロット331の受信データ334に通信で受信した新たな通信データ(受信データ)が有るかどうかが判断される(ステップS20)。
次に、ステップS20において、受信データ334に新たに取得した受信データが有ると判断した場合(ステップS20においてYES)には、通信で得られたデータを取得する(ステップS22)。
そして、次に、取得したデータに基づくイベント処理を実行する(ステップS24)。例えば、イベント処理の一例として取得したデータを利用した表示処理等を挙げることが可能である。
そして、次に、その他の各種ゲーム処理を実行する(ステップS26)。
次に、ゲーム処理中にデータが所定条件を満たすか否かを判断する(ステップS28)。
ステップS28において、所定条件を満たしたと判断した場合(ステップS28においてYES)には、データ設定処理を実行する(ステップS30)。本例においては、一例として所定の操作をした場合に、送信データを設定する処理が実行される。例えば、詳細については説明しないが、ユーザが所持するキャラクタデータ等を送信する送信データに格納するようにしても良い。
ステップS28において、データが所定条件を満たしていないと判断した場合(ステップS28においてNO)には、ステップS30をスキップして、ゲームを終了するかどうかを判断する(ステップS32)。たとえば、ユーザが終了を指示したかどうかに基づいて判断することが可能である。
ステップS32において、ゲームを終了すると判断した場合(ステップS32においてYES)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS32において、ゲームを終了しないと判断した場合(ステップS32においてNO)には、ステップS20に戻り、通信で受信した新たな通信データ(受信データ)が有るかどうかが判断され、上記の処理を繰り返す。
当該処理により、上記通信条件で設定された通信範囲から取得したデータに対するイベント処理を含むゲーム処理を実行することが可能である。したがって、ゲーム装置の環境等によっては他のゲーム装置である通信相手との間での通信回数が多すぎたり、あるいは少なすぎたりする場合、通信条件を変更して適切な通信範囲に設定して他のゲーム装置と適切な回数の無線通信が可能であるため無線通信の興趣性を高めることが可能である。
(変形例1)
上記においては、ゲーム装置1の通信条件設定部21において状態情報取得部20で取得した位置データに基づいて無線通信の通信条件を設定する場合について説明した。一方で、上記状態情報取得部20は、位置データに限らず他の状態情報を取得することも可能である。
(その1 音声信号)
例えば、状態情報取得部20で取得した音声信号に基づいて無線通信の通信条件を設定することも可能である。
図10は、本実施形態1の変形例1に基づく通信条件設定部21における通信条件設定データを説明する図である。
図10(A)に示されるように、本例においては一例として人の状態に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。ここでは、人の混雑状態に応じて通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、混雑状態として「人が混雑」している状態の場合には、通信範囲PC0(受信感度T6、アンテナ出力P6)、「人が少ない」状態の場合には、通信範囲PC1(受信感度T7、アンテナ出力P7)が設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてゲーム装置1に入力される音声信号に基づいて通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1の状態情報取得部20は、ゲーム装置1の周囲の状態として入力される音声信号を取得する。通信条件設定部21は、当該ゲーム装置1の周囲の状態として入力される音声信号に基づいてゲーム装置1の周囲の混雑状態を判断する。なお、音声信号の信号レベルに基づいて周囲の混雑状態を判別するためのしきい値をゲーム装置1は有しているものとする。
通信条件設定部21は、ゲーム装置1に入力される音声信号の信号レベルに基づいて例えばしきい値を超える音声信号を取得したと判断した場合には、混雑状態として「人が混雑」している状態と判断して通信範囲PC0となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PC0となるように受信感度T6およびアンテナ出力P6に設定する。また、通信条件設定部21は、ゲーム装置1に入力される音声信号の信号レベルに基づいて例えばしきい値を超えない音声信号を取得したと判断した場合には、混雑状態として「人が少ない」状態と判断して通信範囲PC1となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PC1となるように受信感度T7およびアンテナ出力P7に設定する。
当該処理により、例えばゲーム装置1の周囲の状態として人が混雑していると判断される状態の場合には、ユーザが多い地域であると推定して通信範囲を狭める通信条件に設定し、反対にゲーム装置1の周囲の状態として人が少ないと判断される状態の場合には、ユーザが少ない地域であると推定して通信範囲を広げる通信条件に設定することが可能である。したがって、ゲーム装置1に入力される音声信号に基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
(その2 加速度データ)
別の状態情報として加速度データを利用することも可能である。具体的には、状態データ取得装置18として加速度センサを利用する。
本例においては、一例として状態情報取得部20は、加速度センサからの加速度データを取得する。
図10(B)に示されるように、本例においては一例としてゲーム装置の状態すなわちゲーム装置を所持する人の動作状態に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。ここでは、人の動作状態に応じて通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、人の動作状態として「静止」している状態の場合には、通信範囲PB0(受信感度T3、アンテナ出力P3)、「歩行」している状態の場合には、通信範囲PB1(受信感度T4、アンテナ出力P4)、「走行」している状態の場合には、通信範囲PB2(受信感度T5、アンテナ出力P5)が設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてゲーム装置1で検出される加速度データに基づいて通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1の状態情報取得部20は、人の動作に従って検出される加速度データを取得する。
通信条件設定部21は、人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として検出される加速度データに基づいて動作状態を判断する。なお、加速度データに基づいて人の動作状態(静止、歩行、走行)を判別するためのそれぞれのしきい値をゲーム装置1は有しているものとする。一例として人の動作状態として静止と歩行とを区別するためのしきい値を第1しきい値、歩行と走行とを区別するためのしきい値を第2しきい値とする。
通信条件設定部21は、ゲーム装置1で検出される加速度データに基づいて例えば第1しきい値を超える加速度データを取得したと判断した場合には、人の動作状態として「歩行」している状態と判断して通信範囲PB1となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PB1となるように受信感度T4およびアンテナ出力P4に設定する。
また、通信条件設定部21は、ゲーム装置1で検出される加速度データに基づいて例えば第1しきい値を超えない加速度データを取得したと判断した場合には、人の動作状態として「静止」状態と判断して通信範囲PB0となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PB0となるように受信感度T3およびアンテナ出力P3に設定する。
また、通信条件設定部21は、ゲーム装置1で検出される加速度データに基づいて例えば第2しきい値を超える加速度データを取得したと判断した場合には、人の動作状態として「走行」している状態と判断して通信範囲PB2となるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PB2となるように受信感度T5およびアンテナ出力P5に設定する。
当該処理により、例えば人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として静止した状態と判断される場合には、ユーザとすれ違う頻度は少ない状態であると推定して通信範囲を広げる通信条件に設定し、反対に人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として歩行している状態と判断される場合には、ユーザとすれ違う頻度は通常であると推定して通信範囲を通常の通信条件に設定することが可能である。また、人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として走行した状態と判断される場合には、ユーザとすれ違う頻度は多い状態であると推定して通信範囲を狭める通信条件に設定することが可能である。
したがって、ゲーム装置で検出される加速度データに基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
なお、加速度センサに限られず、他の角速度センサ等のモーションセンサを利用して人の動作状態を判断することも可能である。
(その3 位置データと加速度データ)
上記においては、1つの状態情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する場合について説明したが複数の状態情報に基づいて無線通信の通信条件を設定することも可能である。
本例においては、位置データと加速度データとを利用する場合について説明する。一例として状態データ取得装置18として加速度センサを利用する。
具体的には、状態情報取得部20は、位置データ取得装置17および状態データ取得装置18からそれぞれ位置データおよび加速度データを取得するものとする。
図10(C)に示されるように、本例においては一例としてゲーム装置の位置データおよび所持する人の動作状態(装置の状態)に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。ここでは、都道府県毎および人の動作状態毎に通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、地域「大阪」について、「静止」している状態の場合には、通信範囲PA1A、「歩行」している状態の場合には、通信範囲PA1B、「走行」している状態の場合には、通信範囲PA1Cが設定される場合が示されている。
また、地域「東京」について、「静止」している状態の場合には、通信範囲PA0A、「歩行」している状態の場合には、通信範囲PA0B、「走行」している状態の場合には、通信範囲PA0Cが設定される場合が示されている。
また、地域「北海道」について、「静止」している状態の場合には、通信範囲PA2A、「歩行」している状態の場合には、通信範囲PA2B、「走行」している状態の場合には、通信範囲PA2Cが設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてゲーム装置1で取得した位置データおよび検出される加速度データに基づいて通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1の状態情報取得部20は、位置データ取得装置17で取得した位置データおよび人の動作に従って検出される加速度データを取得する。
通信条件設定部21は、位置データに基づいて例えば「大阪」に位置すると判断した場合には、次に、加速度データに基づいて人の動作状態(静止、歩行、走行)を判別する。
なお、上記したように人の動作状態を判別するためのそれぞれのしきい値をゲーム装置1は有しているものとする。
そして、加速度データに基づいて例えば人の動作状態として「静止」している状態と判断した場合には、通信範囲PA1Aとなるように通信条件を設定する。つまり無線通信装置16における通信範囲が通信範囲PA1Aとなるように受信感度およびアンテナ出力に設定する。他の条件の場合についても同様である。
当該処理により、例えばゲーム装置1が位置する地域がユーザが多い地域、例えば「大阪」であれば通信範囲を狭める通信条件に設定し、反対にゲーム装置1が位置する地域がユーザが少ない地域、例えば「北海道」であれば通信範囲を狭める通信条件に設定することが可能である。そして、さらに、例えば人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として静止した状態と判断される場合には、ユーザとすれ違う頻度は少ない状態であると推定して通信範囲を広げる通信条件に再設定し、人の動作状態(ゲーム装置1の状態)として走行した状態と判断される場合には、ユーザとすれ違う頻度は多い状態であると推定して通信範囲を狭める通信条件に再設定することが可能である。
したがって、ゲーム装置の位置データおよび加速度データに基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件をより適切な通信範囲に設定することが可能である。
(変形例2)
上記の形態においては、ゲーム装置1内の内部記憶装置14に格納されている通信条件設定データを利用して通信条件を設定する場合について説明した。
一方で当該データについて、ゲーム装置1が外部のサーバ装置100と通信可能に設けられている場合には、サーバ装置100から取得するようにしてもよい。無線通信装置16はサーバ装置100と通信可能に設けられているものとする。
図11は、本実施形態1の変形例2に基づく情報処理システムの構成について説明する図である。
図11に示されるように、本例においてはゲーム装置1と通信可能に設けられたサーバ装置100とが設けられている場合が示されている。
ゲーム装置1がアクセスすることによりサーバ装置100内に設けられた図示しない記憶部に格納された通信条件設定データを有する設定データテーブルが取得される場合が示されている。
当該構成により、外部から取得される通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
当該構成の場合には、サーバ装置100が共通の設定データテーブルを保持すればよく、複数のゲーム装置1がそれぞれデータを保持する必要はないため、設定データテーブルの内容を変更すれば情報処理システムにおける通信条件を容易に変更することが可能である。
また、ゲーム装置1内の内部記憶装置14の容量も確保することが可能である。
(実施形態2)
上記においては、ゲーム装置1の位置データ取得装置17および/または状態データ取得装置18で取得された状態情報に基づいて通信条件設定部21において無線通信の通信条件を設定する場合について説明した。一方で、ゲーム装置1の内部状態に基づいて無線通信の通信条件を設定するようにしても良い。
本実施形態2においては、ゲーム装置1の内部状態として内部記憶装置14に格納されている受信データの履歴情報に基づいて通信条件設定部21において無線通信の通信条件を設定する場合について説明する。
図12は、本実施形態2に基づく受信データの履歴情報を説明する図である。
図12を参照して、ここでは、複数の受信データの履歴が保存されている場合が示されている。本例においては、一例としてプロセッサ13は、無線通信装置16を介して他のゲーム装置から受信した受信データに関して内部記憶装置14に履歴情報として受信した日時に関する情報を格納するものとする。
本例においては、一例としてゲーム装置1の内部記憶装置14に格納されている受信データに関する履歴情報に基づいて通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1の状態情報取得部20は、ゲーム装置1の内部記憶装置14に格納されている受信データに関する履歴情報を取得する。通信条件設定部21は、当該ゲーム装置1の内部状態として格納されている受信データに関する履歴情報に基づいてゲーム装置1の通信状況を判断する。具体的には、通信条件設定部21は、受信データに関する履歴情報に基づいて一例として過去3日間の受信した受信データに従う通信回数をカウントする。そして、カウント数が多い場合、すなわち通信回数が多い場合には通信範囲を狭める通信条件に設定し、反対に、通信回数が少ない場合には通信範囲を広げる通信条件に設定する。上記したように一例として無線通信装置16における通信範囲として受信感度およびアンテナ出力を調整する。
図13は、本実施形態2に基づく受信データの履歴情報に従う通信範囲の設定について説明する図である。
図13を参照して、ここでは、通信回数に従って通信範囲が調整する場合が示されており、一例として通信回数が多くなる場合に通信範囲を狭くするとともに通信回数が少なくなる場合に通信範囲を広くする場合が示されている。
当該処理により、例えばゲーム装置1の内部状態として通信回数が多いと判断される状態の場合には、通信範囲を狭める通信条件に設定し、反対にゲーム装置1の内部状態として通信回数が少ないと判断される状態の場合には、通信範囲を広げる通信条件に設定することが可能である。したがって、ゲーム装置1の内部状態に基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
なお、本例においては、受信データの履歴情報として受信データを受信した日時を格納するとともに、3日間の通信回数をカウントする場合について説明したが、当該方式に限られず、1週間の通信回数をカウントしても良いし、1日の通信回数をカウントするようにしても良い。あるいは過去のデータの平均値としても良い。また、履歴情報として受信データを受信した日時を格納する場合に限られず、受信データを受信した場合に通信回数のみカウントするようにしても良い。また、上記の実施の形態1と組み合わせて用いるようにすることも当然に可能である。
また、上記の実施形態1と組み合わせて、位置データ等を取得できないような状況の場合に実施形態2に基づいて受信データの履歴情報に従って通信条件を設定するようにしても良い。
(実施形態3)
本実施形態3においては、他のゲーム装置との間で無線通信した通信データ(受信データ)について、設定された通信条件を満たす通信データ(受信データ)のみゲーム装置において利用する場合について説明する。
図14は、本実施形態2に基づくゲーム装置1#のプロセッサ13における機能ブロックを説明する図である。
図14に示されるように、ゲーム装置1#は、状態情報取得部20と、通信条件設定部23と、処理実行部24と、データ受信部25とを含む。各機能は、プロセッサ13が位置データ取得装置17、状態データ取得装置18、無線通信装置16と協働することにより実現される機能である。
状態情報取得部20は、ゲーム装置1#の状態および/またはゲーム装置1#の周囲の状態に関連する状態情報を取得し、通信条件設定部23に当該状態情報を出力する。
通信条件設定部23は、状態情報取得部20で取得した状態情報に基づいて通信条件を設定する。通信条件の設定については後述する。
通信条件設定部23は、設定した通信条件を処理実行部24に出力する。
データ受信部25は、他の情報処理装置から通信データを受信し、受信した通信データを処理実行部24に出力する。
処理実行部24は、通信条件設定部23から出力された通信条件に基づいて受信した通信データに対して所定の処理を実行する。具体的には、一例として通信条件に適合する受信データのみを抽出して、抽出した受信データに対してイベント処理等を実行する。一方、処理実行部24において、抽出しない受信データについてはイベント処理等に利用しない。なお、利用しない受信データについては削除するようにしてもよい。
図15は、本実施形態2に基づく通信条件設定部23における通信条件設定データを説明する図である。
図15に示されるように、本例においては一例として各地域に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。ここでは、都道府県毎に通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、地域「大阪」については通信範囲PD1(距離D1)、地域「東京」については通信範囲PD0(距離D0)、地域「北海道」については通信範囲PD2(距離D2)が設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてゲーム装置1#の位置に従って通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1#の状態情報取得部20は、ゲーム装置1#の状態としてゲーム装置1#の位置データを取得する。通信条件設定部23は、当該ゲーム装置1#の位置データに基づいてゲーム装置1#が位置する地域を判断する。なお、位置データに基づいてどの地域にゲーム装置1#が位置するかが判別することができるように地域に関する情報を含む地図データをゲーム装置1#は有しているものとする。
通信条件設定部23は、ゲーム装置1#の位置データに基づいて例えば地域「大阪」に位置すると判断した場合には、上記通信条件設定データに基づいて通信範囲PD1(距離D1)となるように通信条件を設定する。そして、当該設定した通信条件を処理実行部24に出力する。
また、データ受信部25は、他のゲーム装置(他の情報処理装置)との間で無線通信した通信データ(受信データ)を受信し、当該受信データを処理実行部24に出力する。
なお、本例においては、他のゲーム装置との間で無線通信した通信データ(受信データ)には、一例として他のゲーム装置の位置データが含まれているものとする。例えば、他のゲーム装置における状態情報取得部20で当該位置データが取得されるものとする。
処理実行部24は、通信データ(受信データ)に含まれる位置データと、ゲーム装置1#の位置データとに基づいて通信距離を算出する。そして、当該算出した通信距離が通信範囲PD1内すなわち距離D1以内であるか否かを判断する。そして、算出結果に基づいて通信データ(受信データ)が通信範囲PD1内の他のゲーム装置からの受信データであると判断した場合には、当該通信データ(受信データ)を抽出する。そして、当該抽出した通信データ(受信データ)に基づくイベント処理を実行する。
一方、通信データ(受信データ)が通信範囲PD1内すなわち距離D1より遠い位置にある他のゲーム装置からの通信データ(受信データ)であると判断した場合には、当該通信データ(受信データ)を抽出しない。したがって、当該通信データ(受信データ)はイベント処理に利用されない。
当該処理により、例えばゲーム装置1#が位置する地域がユーザが多い地域、例えば地域「大阪」であれば通信範囲を狭める通信条件(距離)に設定する。一方、反対にゲーム装置1#が位置する地域がユーザが少ない地域、例えば地域「北海道」であれば通信範囲を広げる通信条件(距離)に設定する。そして、ゲーム装置1#は、通信条件に適合する通信データのみ抽出して利用する。すなわち抽出する通信データの個数を調整することが可能である。したがって、ゲーム装置1#の位置データに基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1#の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能である。
図16は、本実施形態1に基づく通信用データ領域に格納される通信データの一例を説明する図である。
図16(A)を参照して、ここでは、すれちがい通信により受信した受信データ334の具体例が示されている。具体的には、受信データ335として他のゲーム装置との間での通信により受信した位置データが格納されている。
図16(B)を参照して、ここでは、すれちがい通信により送信する送信データ333の具体例が示されている。具体的には、送信データ333として他のゲーム装置との間での通信により送信する位置データが格納されている。当該位置データは、ゲーム装置1#の位置データ取得装置17で取得されるデータである。送信データ333として格納される位置データは、当該通信データを送信する際に、位置データ取得装置17で取得された位置データを格納するようにしても良いし、所定周期毎に、位置データ取得装置17で取得された位置データを、送信データ333として上書き更新するようにしても良い。
図16(C)を参照して、ここでは、図16(A)とは別のすれちがい通信により受信した受信データの具体例が示されている。具体的には、受信データ335#として、受信した位置データとともに、その受信の際における位置データ取得装置17で取得されたゲーム装置1#の位置データ(自装置位置データ)とを関連づけて格納した場合が示されている。当該方式により、通信が実行された際(通信データを交換した時点(交換時点))におけるゲーム装置1#の位置データを関連付けて設定することが可能である。これにより、交換時点におけるゲーム装置同士の相対的な位置関係を算出することが可能である。なお、他のゲーム装置から位置データを受信した際に位置データ取得装置17で取得した位置データを関連付けて格納しても良いし、通信データとして送信データとして格納されているゲーム装置1#の位置データを関連付けて格納するようにしても良い。
<ゲーム処理>
図17は、本実施形態2に基づくゲーム装置1#のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。
図17を参照して、当該ゲーム処理は、一例としてゲーム装置1#のプロセッサ13がアプリプログラム304Aを実行することにより実現される処理である。
当該処理は、図9で説明したゲーム処理と比較して、ステップS22をステップS23に置換した点が異なる。その他の構成については図9で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
まず、通信用データ領域308が参照され、対応するアプリIDのスロット331に通信で受信した新たな通信データ(受信データ)が有るかどうかが判断される(ステップS20)。
次に、ステップS20において、受信データ334に新たに取得した受信データが有ると判断した場合(ステップS20においてYES)には、データを抽出する処理(データ抽出処理)を実行する(ステップS23)。
図18は、本実施形態2に基づくゲーム装置1#のデータ抽出処理について説明するフロー図である。
図18に示されるように、まず、受信データを選択する(ステップS40)。受信データ334において新たに取得した受信データを選択する。
次に、選択した受信データを取得した距離を算出する(ステップS42)。具体的には、当該受信データに含まれている他のゲーム装置の位置データと、ゲーム装置1#の位置データとに基づいて距離を算出する。ゲーム装置1#の位置データは、一例として位置データ取得装置17から取得したものとする。
そして、次に、選択した受信データについて、設定された通信範囲内で取得したかどうかを判断する(ステップS44)。具体的には、上記で算出した距離が設定された通信範囲内であるかどうかを判断する。
ステップS44において、選択した受信データについて、設定された通信範囲内で取得したと判断した場合(ステップS44においてYES)にデータを抽出する(ステップS46)。具体的には、上記で算出した距離が設定された通信範囲内であると判断した場合に当該受信データを抽出する。
そして、次に、受信データ334に他の受信データが有るかどうかを判断する(ステップS48)。
ステップS48において、受信データ334に他の受信データが有ると判断した場合(ステップS48においてYES)には、ステップS40に戻り、他の受信データについて上記の処理を繰り返す。
一方、受信データ334に他の受信データが無いと判断した場合(ステップS48においてNO)には、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS44において、選択した受信データについて、設定された通信範囲内で取得していないと判断した場合(ステップS44においてNO)にはステップS46をスキップしてステップS48に進む。他の処理については同様である。
再び、図15を参照して、次に、抽出した通信データ(受信データ)についてイベント処理を実行する(ステップS24)。例えば、イベント処理の一例として取得したデータを利用した表示処理等を挙げることが可能である。
図19は、本実施形態2に基づくイベント処理を説明する図である。
図19を参照して、ここでは、位置データに基づく表示処理が示されている。具体的には、ゲーム装置1#に対応するキャラクタ101とともに当該他のキャラクタ102に対応する他のゲーム装置から受信した位置データに基づいて、交換したゲーム装置同士間の相対的な位置関係がメッセージ表示されている。
具体的には、「北方向に20m範囲内ですれ違いました」のメッセージ表示がされている。ゲーム装置1#と他のゲーム装置との間で位置データが交換された場合に、当該交換された場所は、交換した際の位置データを比較して、他のゲーム装置の位置はゲーム装置1#の位置よりも北方向に位置していた場合であり、その距離は20m範囲内ですれ違った場合であることが示されている。
当該通信が生じた状況(互いの相対的な位置関係)をメッセージ表示することにより通信の状況に関する情報をユーザが容易に把握することが可能となり、データ通信の興趣性をさらに高めることが可能である。なお、本例においては、互いの相対的な位置関係として方向および距離をともにメッセージ表示する例について説明したが、当該場合に限られず、いずれか一方をメッセージ表示するようにしても良い。以下においても同様である。
図20は、本実施形態2のイベント処理の別の例を説明する図である。
図20を参照して、ここでは、位置データに基づく別の表示処理が示されている。具体的には、ゲーム装置1#に対応するキャラクタ101とともに当該他のキャラクタ102に対応する他のゲーム装置から受信した位置データに基づいて、交換したゲーム装置同士間の相対的な位置関係がメッセージ表示されている。
具体的には、「現在の位置から北に500m離れた所ですれ違いました」のメッセージ表示がされている。ゲーム装置1#と他のゲーム装置との間で位置データが交換された場合に、当該交換された場所は、現在のゲーム装置1#の位置データと比較して、現在のゲーム装置1#よりも北方向に500m離れた場所で他のゲーム装置とすれ違った場合であることが示されている。
当該通信が生じた状況(互いの相対的な位置関係)をメッセージ表示することにより、通信の状況に関する情報をユーザが容易に把握することが可能となり、データ通信の興趣性をさらに高めることが可能である。
当該処理により、上記通信条件で設定された通信範囲から取得したデータに対するイベント処理を含むゲーム処理を実行することが可能である。したがって、ゲーム装置の環境等によっては他のゲーム装置である通信相手との間での通信回数が多すぎたり、あるいは少なすぎたりする場合、通信条件を変更して適切な通信範囲に設定して他のゲーム装置と適切な回数の無線通信が可能であるため無線通信の興趣性を高めることが可能である。
(変形例1)
上記においては、ゲーム装置1#の通信条件設定部23において状態情報取得部20で取得した位置データに基づいて無線通信の通信条件を設定する場合について説明した。一方で、状態情報取得部20は、位置データに限らず他の状態情報を取得し、無線通信の通信条件を設定することも可能である。
本変形例1においてはゲーム装置1#の状態としてゲーム装置1#が実行するアプリケーション(単にアプリとも称する)に関する情報を取得し、アプリ毎に無線通信の通信条件を設定する場合について説明する。
図21は、本実施形態2の変形例1に基づくゲーム装置1#のゲーム処理の流れについて説明するフロー図である。
図21を参照して、当該処理は、図17で説明したゲーム処理と比較して、ステップS19をさらに追加した点が異なる。その他の構成については図17で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
まず、通信条件を設定する処理を実行する(ステップS19)。
図22は、本実施形態2の変形例1に基づく通信条件設定データを説明する図である。
図22に示されるように、本例においては一例としてアプリ毎に対応して通信範囲が設定される場合が示されている。
具体的には、アプリ名「アプリA」については通信範囲PE1(距離D3)、アプリ名「アプリB」については通信範囲PE2(距離D4)、アプリ名「アプリC」については通信範囲PE3(距離D5)が設定される場合が示されている。
本例においては、一例としてアプリ毎にゲーム装置1#の通信条件として適切な通信範囲に設定するものとする。具体的には、ゲーム装置1#の状態情報取得部20は、ゲーム装置1#の状態としてゲーム装置1#が実行するアプリに関する情報を取得する。
通信条件設定部23は、当該ゲーム装置1#が実行するアプリ名に従って上記通信条件設定データに基づいて通信範囲を設定する。具体的には、通信条件設定部23は、アプリ名「アプリA」に従って通信範囲PE1(距離D3)に設定する。一例として通信範囲が通信範囲PE1(距離D3)となるように、当該設定した通信条件を処理実行部24に出力する。
また、データ受信部25は、他のゲーム装置(他の情報処理装置)との間で無線通信した通信データ(受信データ)を受信し、当該受信データを処理実行部24に出力する。
なお、本例においては、他のゲーム装置との間で無線通信した通信データ(受信データ)には、一例として他のゲーム装置の位置データが含まれているものとする。例えば、他のゲーム装置における状態情報取得部20で当該位置データが取得されるものとする。
処理実行部24は、通信データ(受信データ)に含まれる位置データと、ゲーム装置1#の位置データとに基づいて通信距離を算出する。そして、当該算出した通信距離が通信範囲PE1内すなわち距離D3以内であるか否かを判断する。そして、算出結果に基づいて通信データ(受信データ)が通信範囲PE1内の他のゲーム装置からの受信データであると判断した場合には、当該通信データ(受信データ)を抽出する。そして、当該抽出した通信データ(受信データ)に基づくイベント処理を実行する。
一方、通信データ(受信データ)が通信範囲PE1内すなわち距離D3より遠い位置にある他のゲーム装置からの通信データ(受信データ)であると判断した場合には、当該通信データ(受信データ)を抽出しない。したがって、当該通信データ(受信データ)はイベント処理に利用されない。
当該処理により、例えばアプリ毎にゲーム装置1#の通信範囲を設定することが可能である。したがって、アプリを利用する利用者数や利用状況等に応じて通信条件(距離)を設定する。そして、ゲーム装置1#は、通信条件に適合する通信データのみ抽出して利用する。それゆえ、ゲーム装置1#が実行するアプリに基づいて通信条件設定データに従って、ゲーム装置1#の通信条件を適切な通信範囲に設定することが可能であり、アプリに応じた通信範囲に設定して無線通信の興趣性を高めることが可能である。
なお、本例においては、アプリ毎に通信範囲として位置データを用いた距離が所定範囲内か否かを設定する場合について説明したが、ゲーム装置1#が位置する地域と組み合わせて通信範囲を設定するようにしても良い。
(他の実施形態)
上記の実施形態においては、位置データ取得装置17としてGPSを利用する場合について説明したが、特にGPSに限られず他の方式に基づいて位置データを取得することも可能である。
一例として、ゲーム装置と無線通信が可能なアクセスポイントを設けて、アクセスポイントと無線通信し、位置データを取得するようにしても良い。この位置データは、アクセスポイントの設定位置を示す情報であり、ゲーム装置および他のゲーム装置の大まかな現在位置を示す情報として利用される。位置データは、例えば、アクセスポイントの緯度及び経度を示す情報、アクセスポイントの住所を示す情報、アクセスポイントの位置を中心とした周辺地図の画像データ等があるが、列挙したものに限定されず、アクセスポイントの位置を示す情報であれば如何なる情報であってもよい。また、アクセスポイントから位置を取得する場合に限られず、位置を特定することが可能な装置と通信して当該装置から位置データを取得するようにしても良い。この点で、他のゲーム装置から位置データを取得するようにしても良い。
また、ユーザが地域名等の位置データを入力することにより当該ユーザにより入力された位置データに基づいて上記で説明した処理を実行するようにしても良い。
これによりゲーム装置内部にGPSを用いた位置データ取得装置17を設けることなく、外部から位置データを取得することが可能である。
また、単一のアクセスポイントから位置データを取得するのではなく、さらに複数のアクセスポイントが設けられて、複数のアクセスポイントと電波強度との関係に基づいてゲーム装置の位置データを取得することも可能である。本例においては、一例として隣接するアクセスポイントから上記位置データを取得するものとする。なお、複数の隣接するアクセスポイントからの位置データが受信される場合には、例えば、一例として電波強度の高いアクセスポイントからの位置データを優先することが可能である。
なお、本例おけるゲーム装置1は、電波に限られず音波を利用して位置データを取得するようにしても良い。また、ゲーム装置1内に設けられる加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ等を用いてゲーム装置1の位置データを推定して当該位置データを取得することも可能である。
また、上記実施形態では、複数の処理を1台のゲーム装置(ゲーム装置1)において実行しているが、他の実施形態では、これらの複数の処理を複数のゲーム装置(例えば、ゲーム装置1とサーバ装置)が分担して実行してもよい。
例えば、上記実施形態3においては、図21に示した複数の処理は、1つのコンピュータ(プロセッサ13)で実行されてもよいし、サーバ装置を利用した複数のコンピュータで分担して実行されてもよい。当該処理により、例えば処理負荷が重い処理についてはサーバ装置等に処理させて処理を分担させることにより、高速な情報処理を実現することが可能である。なお、他の上記の実施形態1および2においても同様にサーバ装置を利用した情報処理を実行することも可能である。
また、本実施形態におけるプログラムとして、パーソナルコンピュータで実行可能なアプリケーションを提供してもよい。このとき、本実施の形態に係るプログラムは、パーソナルコンピュータ上で実行される各種アプリケーションの一部の機能として組み込まれてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報処理装置、11 入力装置、12 表示装置、13 プロセッサ、14 内部記憶装置、15 メインメモリ、16 無線通信装置、17 位置データ取得装置、18 状態データ取得装置、20 状態情報取得部、21,23 通信条件設定部、22 データ通信部、24 処理実行部、25 データ受信部、100 サーバ装置。

Claims (20)

  1. 無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、前記情報処理プログラムにより、
    前記情報処理装置の状態または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、
    前記取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、
    前記設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段として機能させる、情報処理プログラム。
  2. 前記設定手段は、前記取得した情報に基づいて前記無線通信の通信条件に従う無線機器の通信範囲を変更する、請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記設定手段は、前記取得した情報に基づいて前記無線機器の送信出力および受信感度の少なくともいずれか一方を変更する、請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記取得手段は、前記情報処理装置の状態、前記周囲の状態またはその組み合わせに関連する複数の情報を取得し、
    前記設定手段は、前記取得した複数の情報に基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記取得手段は、前記情報処理装置の位置に関する位置データを取得し、
    前記設定手段は、前記取得した位置データに基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記情報処理装置は、記憶手段を有し、
    前記記憶手段は、前記他の情報処理装置との間での無線通信の履歴に関する履歴情報を記憶し、
    前記設定手段は、前記取得した情報および前記記憶手段で記憶された履歴情報に基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記取得手段は、前記情報処理装置の姿勢または動きを示す装置状態データを取得し、
    前記設定手段は、前記取得した装置状態データに基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記取得手段は、前記情報処理装置の状態を検知するセンサからの検知データを取得し、
    前記設定手段は、前記取得した検知データに基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    通信条件の設定に関する設定情報を前記情報処理装置の外部から取得する条件取得手段としてさらに機能させ、
    前記設定手段は、前記取得した情報と前記設定情報とに基づいて前記無線通信の通信条件を設定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  10. 前記コンピュータを、
    前記通信範囲内の不特定の他の情報処理装置を繰り返し探索して自動的に無線接続する探索手段としてさらに機能させ、
    前記データ通信手段は、無線接続した前記他の情報処理装置に無線通信によるデータの送信を自動的に行い、当該他の情報処理装置から無線通信によるデータの受信を自動的に行う、請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  11. 無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、前記情報処理プログラムにより、
    前記情報処理装置の状態または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、
    前記取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、
    通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によってデータを受信するデータ受信手段と、
    前記設定した通信条件と前記データ受信手段により受信したデータとに基づいて、所定の情報処理を実行する処理実行手段として機能させる、情報処理プログラム。
  12. 前記処理実行手段は、前記データ受信手段で受信した受信データのうち前記設定した無線通信の通信条件に従う受信データを抽出し、抽出した受信データに基づいて、前記所定の情報処理を実行する、請求項11に記載の情報処理プログラム。
  13. 前記取得手段は、前記情報処理装置の位置を示す位置データを取得し、
    前記データ受信手段は、前記通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によって位置データを受信し、
    前記処理実行手段は、
    前記取得した前記情報処理装置の位置を示す位置データと前記受信した他の情報処理装置の位置データに基づいて前記他の情報処理装置との距離を算出し、
    算出結果に基づいて前記データ受信手段で受信した受信データのうち前記設定した無線通信の通信条件に従う受信データを抽出する、請求項12に記載の情報処理プログラム。
  14. 前記処理実行手段は、前記データ受信手段により前記他の情報処理装置から受信した位置データに基づいて、前記所定の情報処理を実行する、請求項11〜13のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  15. 前記設定手段は、アプリケーション毎の前記無線通信の通信条件を設定する、請求項11〜14のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  16. 前記設定手段は、前記取得した情報に基づいて、前記通信条件として前記無線通信の通信範囲に関する条件を設定する、請求項1または11に記載の情報処理プログラム。
  17. 無線通信の機能を有する情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
    前記情報処理装置は、前記他の情報処理装置との間での無線通信の履歴に関する履歴情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記コンピュータを、前記情報処理プログラムにより、
    前記記憶手段で記憶された履歴情報に従って前記無線通信の通信条件を設定する設定手段と、
    前記設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段として機能させる、情報処理プログラム。
  18. 無線通信の機能を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得するステップと、
    取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定するステップと、
    設定した通信条件を用いて、通信範囲内の他の情報処理装置との間で無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一を実行するステップとを備える、情報処理装置の制御方法。
  19. 無線通信の機能により他の情報処理装置と無線通信が可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、
    取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、
    設定した通信条件を用いて、通信範囲内の前記他の情報処理装置との間で前記無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段とを備える、情報処理装置。
  20. 無線通信の機能により他の情報処理装置と無線通信が可能な情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置または周囲の状態に関連する情報を取得する取得手段と、
    取得した情報に基づいて無線通信の通信条件を設定する設定手段と、
    設定した通信条件を用いて、通信範囲内の前記他の情報処理装置との間で前記無線通信によるデータの送信および受信の少なくとも一方を実行するデータ通信手段とを備える、情報処理システム。
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