JP2015115725A - 移動通信システム、無線基地局、無線移動局及び移動通信方法 - Google Patents

移動通信システム、無線基地局、無線移動局及び移動通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一の移動体内に存在する多数の端末における移動通信(グループモビリティ)に対して、システムパフォーマンスを向上すること。【解決手段】本発明の移動通信システムは、移動体(10)内に存在するユーザ端末(11)と、移動体(10)内にセルを形成する第1無線基地局(12)と、外部ネットワーク(50)に接続される第1コアネットワーク(40)とを含む第1通信システムと、前記移動体に設けられる無線移動局と、移動体(10)の移動経路上にセルを形成する第2無線基地局(20)と、第2無線基地局(20)と接続される第2コアネットワーク(60)とを含む第2通信システムと、を具備する。第1無線基地局(12)と無線移動局(20)とが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース及び制御プレーンインタフェースで接続される。【選択図】図4

Description

本発明は、移動体内に存在するユーザ端末の移動通信(グループモビリティ(GM:Group Mobility))に関する。
LTE(Long Term Evolution)やLTEの後継の移動通信システム(例えば、LTEアドバンスト、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、ユーザ端末(UE:User Equipment)は、無線基地局(eNB:eNodeB)を介して、コアネットワーク(CN:Core Network、EPC:Evolved Packet Coreなどともいう)との間で、ユーザデータ(ユーザ(U)プレーン)と、制御信号(制御(C)プレーン)を送受信する(例えば、非特許文献1)。
図1に示すように、ユーザプレーンにおいて、ユーザ端末、無線基地局及びコアネットワーク上の装置(例えば、サービングゲートウェイ(S−GW:Serving GateWay)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW:Packet data network GateWay/PDN−GW)など)が、ユーザデータを送受信する。また、制御プレーンにおいて、ユーザ端末、無線基地局及びコアネットワーク上の装置(例えば、上述のS−GW、P−GW、モビリティ管理装置(MME:Mobility Management Entity)など)が、制御信号を送受信する。
上述の移動通信システムでは、同一の移動体(例えば、電車、バス、船など)内に存在する多数のユーザ端末(UE:User Equipment)が移動通信(グループモビリティ(GM:Group Mobility))を行う場合、各ユーザ端末が個別に無線基地局に接続して通信を行うため、制御オーバヘッドやトラヒックの集中などによりシステム性能(System Performance)が低下する恐れがある。
例えば、図2に示すように、移動体がセル(マクロセル)1からセル(マクロセル)2に移動する場合、当該移動体内の多数のユーザ端末が一斉に無線基地局1から無線基地局2にハンドオーバすることになる。このため、制御信号のオーバヘッドが増大したり、無線基地局1及び2にトラヒックが集中したりする結果、システム性能が低下する恐れがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、移動体内に存在するユーザ端末が移動通信を行う場合に、システム性能を向上可能な移動通信システム、無線基地局、無線移動局、移動通信方法を提供することを目的とする。
本発明の移動通信システムは、移動体内に存在するユーザ端末と、前記移動体内にセルを形成する第1無線基地局と、外部ネットワークに接続される第1コアネットワークとを含む第1通信システムと、前記移動体に設けられる無線移動局と、前記移動体の移動経路上にセルを形成する第2無線基地局と、前記第2無線基地局と接続される第2コアネットワークとを含む第2通信システムと、を具備し、前記第1無線基地局と前記無線移動局とが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース及び制御プレーンインタフェースで接続される。
本発明によれば、移動体内に存在するユーザ端末が移動通信を行う場合に、システム性能を向上できる。
従来の移動通信システムのユーザ/制御プレーンの説明図である。 従来の移動通信システムの一例を示す図である。 グループモビリティの概念図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムのユーザ/制御プレーンの説明図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムのプロトコルスタックの説明図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムの詳細構成図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムのユーザ/制御プレーンの説明図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムのプロトコルスタックの説明図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムの詳細構成図である。
図3は、移動体内に存在する多数のユーザ端末が移動通信を行うグループモビリティ(GM)システムの概念図である。図3に示すように、GMシステムは、移動体の移動経路に沿って配置される無線基地局(以下、GM基地局という)と、移動体に搭載される移動局(以下、GM移動局)とを含んで構成される。
GM基地局は、移動経路をカバーするセル(以下、GMセルという、なお、ムービングセルなどと呼ばれてもよい)を形成する。GMセルでは、相対的に大きいカバレッジのセル(以下、マクロセルという)や相対的に小さいカバレッジのセル(以下、スモールセルという)とは異なる周波数帯(例えば、SHF(Super High Frequency)帯やEHF(Extremely High Frequency)帯)が用いられてもよい。異なる周波数帯を用いることで、既存のマクロセルやスモールセルへの負担を軽減でき、トラヒックの集中を回避できる。
GM移動局は、移動体に設置され、GM基地局と通信する。GM移動局は、GMセル端において、GM基地局間のハンドオーバを行う。なお、GM移動局は、マクロセルを形成する無線基地局(マクロ基地局)や、スモールセルを形成する無線基地局(スモール基地局)とも通信可能である。
GMシステムにおいて、GM基地局及びGM移動局は、それぞれ、複数のアンテナ素子を用いて形成されるビーム(ビームフォーミング)により、通信してもよい。ビームフォーミングにより、移動体の移動に伴い相対的な位置変化に追従でき、安定した通信品質を確保できる。特に、大量のアンテナ素子(例えば、1024個)を用いた高度なビームフォーミング(Massive MIMO構成)を用いれば、通信品質を更に向上させることができる。
ところで、GMシステムを用いて移動体内のユーザ端末が通信を行うためには、当該ユーザ端末とGM移動局との通信を中継する装置を移動体内に設けることが必要となる。このような装置としては、例えば、セルラ方式(例えば、LTE、LTE−A、FRAなど)のセル(スモールセル)を形成する無線基地局(以下、移動体内基地局という)や、Wi−Fi方式のWi−Fiスポットを形成するアクセスポイント(AP)などが考えられる。
移動体内にセルラ方式の移動体内基地局を設ける場合、当該移動体内基地局とGM移動局とをどのような構成で接続させるかが問題となる。そこで、本発明者らは、移動体内基地局とGM移動局とを好適に接続させることで、移動体内の多数のユーザ端末が移動通信を行う場合におけるシステム性能を向上させるという着想を得て、本発明に至った。
以下、本実施形態に係る移動通信システムを詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る移動通信システムにおいて、多くのユーザ端末を搭載可能な移動体は、例えば、電車、バス、船などであるが、所定経路に沿って移動すればどのような物体であってもよい。以下では、移動体が電車である場合を一例として説明する。
(第1の実施形態)
図4−7を参照し、第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。第1の実施形態に係る移動通信システムでは、移動体内基地局とGM移動局とを、無線基地局とコアネットワークとの間のインタフェースで接続させることで、GM移動局を移動体内基地局のバックホール・エントランスとして機能させる。
ここで、無線基地局とコアネットワークとの間のインタフェースは、ユーザプレーンインタフェースと制御プレーンインタフェースとを含む。無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースは、例えば、S1−Uインタフェースであるが、これに限られない。また、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェースは、例えば、S1−MME(又はS1−Cともいう)インタフェースであるが、これに限られない。
(1.1)移動通信システム1の構成
図4は、第1の実施形態に係る移動通信システムの概略図である。図4に示すように、移動通信システム1は、移動体10に設けられる無線移動局(以下、GM移動局という)20(無線移動局)と、移動体10の移動経路に沿って配置される無線基地局(以下、GM基地局という)30(第2無線基地局)と、インターネットなどの外部ネットワーク(NW)50に接続されるコアネットワーク(CN)40(第1コアネットワーク)と、GM基地局30とCN40とに接続されるコアネットワーク(CN)60(第2コアネットワーク)と、を含む。
また、移動体10には、ユーザ端末11と、セル(スモールセル)Cを形成する無線基地局(以下、移動体内基地局という)12(第1無線基地局)と、が設けられる。なお、ユーザ端末11は、LTE、LTE−A、FRAなどの各種通信方式に対応した端末である。
また、移動通信システム1は、ユーザ端末11と移動体内基地局12とCN40とを含むセルラシステム1(第1通信システム)と、GM移動局20とGM基地局30とCN60とを含むセルラシステム2(第2通信システム)とを含んで構成される。図4に示すように、セルラシステム1の内部システム(バックホールシステム)として、セルラシステム2が設けられる。このため、セルラシステム1とセルラシステム2との接続点となる移動体内基地局12とGM移動局20との間では、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)が用いられる。同様に、CN40とCN60との間でも、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)が用いられる。
移動通信システム1において、ユーザ端末11は、移動体10とともに移動する移動体内基地局12に接続(在圏)する。このため、ユーザ端末11が、マクロ基地局(図3参照)に直接接続(在圏)する場合のように、移動体10の移動に従って、ハンドオーバを繰り返すことがない。したがって、移動体10内の多数のユーザ端末11が移動通信を行う場合でも、ハンドオーバによる制御オーバヘッドやトラヒック集中を軽減でき、システム性能を向上させることができる。
(1.2)ユーザ/制御プレーンの通信処理
図5及び図6を参照し、第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるユーザプレーンと制御プレーンとを用いた通信を説明する。図5は、第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるユーザ/制御プレーンの説明図である。図5に示すように、移動通信システム1では、ユーザ端末11とCN40との間で、ユーザプレーン1を用いた通信と制御プレーン1を用いた通信とが行われる。
具体的には、ユーザプレーン1では、上りユーザデータが、移動体内基地局12を介してユーザ端末11からCN40に送信される。一方、外部NW50からの下りユーザデータは、移動体内基地局12を介して、CN40からユーザ端末11に送信される。
また、制御プレーン1では、ユーザ端末11とCN40との間、ユーザ端末11と移動体内基地局12との間、移動体内基地局12とCN40との間のそれぞれにおいて、制御信号が送受信される。なお、制御信号(上り/下り制御信号)には、ユーザ端末11のモビリティ制御や認証初期アクセス制御などに用いられる信号が含まれる。
また、移動通信システム1では、GM移動局20とCN60との間で、ユーザプレーン2を用いた通信と制御プレーン2を用いた通信とが行われる。
具体的には、ユーザプレーン2では、GM移動局20が、移動体内基地局12から受信される下位レイヤ(例えば、L1、L2レイヤ)の上りユーザデータ及び上り制御信号を、上りユーザデータとしてCN60に送信する。CN60は、下位レイヤ(例えば、L1、L2レイヤ)の上りユーザデータ及び上り制御信号(下位レイヤデータ)をそれぞれCN40に送信する。
また、ユーザプレーン2では、CN60が、CN40から受信される下位レイヤ(例えば、L1、L2レイヤ)の下りユーザデータ及び下り制御信号を、下りユーザデータとしてGM移動局20に送信する。GM移動局20は、下位レイヤ(例えば、L1、L2レイヤ)の下りユーザデータ及び下り制御信号(下位レイヤデータ)をそれぞれ移動体内基地局12に送信する。
一方、制御プレーン2では、GM移動局20とCN60との間、GM移動局20とGM基地局30との間、GM基地局30とCN60との間のそれぞれにおいて、制御信号が送受信される。
図6は、第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタックの一例を示す図である。図6Aは、ユーザプレーンのプロトコルスタックを示し、図6Bは、制御プレーンのプロトコルスタックを示す。なお、図6A及び6Bのプロトコルスタックは一例にすぎず、これらに限られない。
図6Aに示すように、ユーザプレーンでは、ユーザ端末11と移動体内基地局12とが、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1(レイヤ1、物理層)、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)、PDCPを用いて、ユーザデータを送受信する。移動体内基地局12は、L1、MAC、RLC、PDCPのデータをL1、L2、UDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for the User plane)のデータに変換する。
移動体内基地局12とCN40とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、GTP−U、UDP/IPを用いて、ユーザデータを送受信する。
なお、図示しないが、CN40には、複数のゲートウェイ装置(例えば、S−GW及びP−GW)が設けられる。S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いた通信が行われてもよいし(GTP S5/S8の場合)、S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、IPv4/v6(Internet Protocol version 4/version 6)、GRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルを用いた通信が行われてもよい(PMIP(Proxy Mobile IP) S5/S8の場合)。
CN40のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)は、ユーザプレーン1のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータを、L1、L2、IPのデータに変換する(GTP S5/S8の場合)。或いは、当該ゲートウェイ装置は、ユーザプレーン1のL1、L2、IPv4/v6、GREトンネル、IPのデータを、L1、L2、IPのデータに変換してもよい(PMIP S5/S8の場合)。
また、移動体内基地局12とGM移動局20とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、L2を用いて、ユーザデータを送受信する。GM移動局20は、ユーザプレーン1のL1、L2のデータをユーザプレーン2のL1、MAC、RLC、PDCPのデータに変換する。
GM移動局20とGM基地局30とは、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、MAC、RLC、PDCPを用いて、ユーザデータを送受信する。GM基地局30は、ユーザプレーン2のL1、MAC、RLC、PDCP、IPのデータをユーザプレーン2のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータに変換する。
GM基地局30とCN60とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いてユーザデータを送受信する。
なお、図示しないが、CN60には、複数のゲートウェイ装置(例えば、S−GW及びP−GW)が設けられる。S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いた通信が行われてもよいし(GTP S5/S8の場合)、S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、IPv4/v6、GREトンネルを用いた通信が行われてもよい(PMIP S5/S8の場合)。
CN60のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)は、ユーザプレーン2のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータを、ユーザプレーン1のL1、L2のデータに変換する(GTP S5/S8の場合)。或いは、当該ゲートウェイ装置は、ユーザプレーン2のL1、L2、IPv4/v6、GREトンネルのデータを、ユーザプレーン1のL1、L2のデータに変換してもよい(PMIP S5/S8の場合)。
CN60とCN40とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースとの間のインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、L2を用いてユーザデータを送受信する。
CN40と外部NW50とは、外部NWとのインタフェース(SGiインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、L2、IPを用いて、ユーザデータを送受信する。
図6Bに示すように、制御プレーンでは、ユーザ端末11と移動体内基地局12とは、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、MAC、RLC、PDCP、RRC(Radio Resource Control)を用いて制御信号を送受信する。移動体内基地局12は、制御プレーン1のL1、MAC、RLC、PDCP、RRCのデータをL1、L2、IP、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)、S1−APのデータに変換する。
移動体内基地局12とCN40とは、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェース(S1−MMEインタフェースなどと呼ばれる)を介して、IP、SCTP、S1−APを用いて、制御信号を送受信する。また、UE11とCN40とは、NASを用いて、制御信号を送受信する。
また、移動体内基地局12とGM移動局20とは、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェース(S1−MMEインタフェースなどと呼ばれる)を介して、L1、L2を用いて、制御信号を送受信する。GM移動局20は、制御プレーン1のL1、L2のデータをユーザプレーン2のL1、MAC、RLC、PDCPのデータに変換する。
GM移動局20とGM基地局30との間におけるユーザプレーン2の通信処理、GM基地局30とCN60との間におけるユーザプレーン2の通信処理は、図6Aを参照して説明した通りである。CN60のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)は、ユーザプレーン2のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータを制御プレーン1のL1、L2、のデータに変換する。
(1.3)各装置の構成
図7を参照し、第1の実施形態に係る移動通信システムの各装置の構成を説明する。図7は、第1の実施形態に係る移動通信システムの各装置の構成図である。なお、図7に示す各装置は、プロセッサ、メモリ、RF(Radio Frequency)回路、アンテナ、ディスプレイ、ユーザインタフェースなどを含むハードウェアを有しており、メモリには、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールが記憶されている。各装置の構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。
(1.3.1)ユーザ端末11の構成
図7に示すように、ユーザ端末11は、無線通信部111と、データ処理部112と、制御部113とを具備する。
無線通信部111は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、移動体内基地局12と、ユーザプレーン1のユーザデータや制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部111は、L1を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。なお、無線通信部111は、移動体10外に設けられるマクロ基地局やスモール基地局と無線通信を行ってもよい。
データ処理部112は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部112は、MAC、RLC、PDCP、IP、アプリケーションプロトコルのデータ処理を行ってもよい(図6A参照)。また、データ処理部112は、MAC、RLC、PDCP、RRC、NAS(Non-Access Stratum)のデータ処理を行ってもよい(図6B参照)。
制御部113は、無線通信部111、データ処理部112を制御する。また、制御部113は、移動体内基地局12との間でRRCの制御を行ってもよいし、CN40との間でNASの制御を行ってもよい。
(1.3.2)移動体内基地局12の構成
図7に示すように、移動体内基地局12は、無線通信部121と、データ処理部122と、ネットワーク(NW)通信部123と、制御部124とを具備する。
無線通信部121は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、ユーザ端末11と、ユーザプレーン1のユーザデータや制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部121は、L1を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
データ処理部122は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部122は、MAC、RLC、PDCPのユーザデータとL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのユーザデータとの変換処理を行ってもよい(図6A参照)。また、データ処理部122は、MAC、RLC、PDCP、RRCの制御信号と、L2、IP、SCTP、S1−APの制御信号との変換処理を行ってもよい(図6B参照)。
NW通信部123は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、GM移動局20と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。
制御部124は、無線通信部121、データ処理部122、NW通信部123を制御する。また、制御部124は、ユーザ端末11との間でRRCの制御を行ってもよいし、CN40との間でS1−APの制御を行ってもよい。この場合、RRC、S1−APはデータ処理部122で変換されなくともよい。
(1.3.3)GM移動局20の構成
図7に示すように、GM移動局20は、ネットワーク(NW)通信部201と、データ処理部202と、無線通信部203と、制御部204とを具備する。
NW通信部201は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、移動体内基地局12と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、NW通信部201は、L1、L2を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
データ処理部202は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部202は、ユーザプレーン1の下位レイヤ(L1、L2)のユーザデータと制御プレーン1の下位レイヤ(L1、L2)の制御信号とを、ユーザプレーン2のL1、MAC、RLC、PDCP、IPのユーザデータに変換してもよい(図6A及び6B参照)。
無線通信部203は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、GM基地局30と、ユーザデータ及び制御信号を送受信する。具体的には、無線通信部203は、GM基地局30と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部203は、L1を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
なお、無線通信部203は、ビームフォーミングを用いて、GM基地局30との無線通信を行ってもよい。無線通信部203が多数のアンテナ素子を保持する場合、Massive MIMOにより、より高度なビームフォーミングを行うこともできる。ビームフォーミングにより、GM移動局20とGM基地局30との間の通信品質を向上させることができる。
制御部204は、NW通信部201、データ処理部202、無線通信部203を制御する。また、制御部204は、CN60との間でNASの制御を行ってもよいし、GM基地局30との間でRRCの制御を行ってもよい。
(1.3.4)GM基地局30の構成
図7に示すように、GM基地局30は、無線通信部301と、データ処理部302と、ネットワーク(NW)通信部303と、制御部304とを具備する。
無線通信部301は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、GM移動局20と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部301は、L1を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
なお、無線通信部301は、ビームフォーミングを用いて、GM移動局20との無線通信を行ってもよい。無線通信部301が多数のアンテナ素子を保持する場合、Massive MIMOにより、より高度なビームフォーミングを行うこともできる。ビームフォーミングにより、GM移動局20とGM基地局30との間の通信品質を向上させることができる。
データ処理部302は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部302は、MAC、RLC、PDCPのデータとL2、UDP/IP、GTP−Uのデータとの変換処理を行ってもよい(図6A及び6B参照)。
NW通信部303は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、CN60と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号を送受信する。
制御部304は、無線通信部301、データ処理部302、NW通信部303を制御する。また、制御部304は、GM移動局20との間でRRCの制御を行ってもよいし、CN60との間でS1−APの制御を行ってもよい。
(1.3.5)CN60の構成
図7に示すように、CN60は、ネットワーク(NW)通信部601と、データ処理部602と、ネットワーク(NW)通信部603と、制御部604とを具備する。なお、CN60の下記構成は、CN60に設けられるS−GW、P−GW、MMEの少なくとも一つで構成されればよい。
NW通信部601は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、GM基地局30と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号を送受信する。
データ処理部602は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)、外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部602は、ユーザプレーン2のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのユーザデータをユーザプレーン1の下位レイヤ(L1、L2)のユーザデータとユーザプレーン1の下位レイヤ(L1、L2)の制御信号に変換する(図6A及び6B参照)。
NW通信部603は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、CN40と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、NW通信部603は、L1、L2を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
制御部604は、NW通信部601、データ処理部602、NW通信部603を制御する。また、制御部604は、GM移動局20との間でNASの制御を行ってもよいし、GM基地局30との間でS1−APの制御を行ってもよい。
(1.3.6)CN40の構成
図7に示すように、CN40は、ネットワーク(NW)通信部401と、データ処理部402と、外部ネットワーク(NW)通信部403と、制御部404とを具備する。なお、CN40の下記構成は、CN40に設けられるS−GW、P−GW、MMEの少なくとも一つで構成されればよい。
NW通信部401は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、CN60と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、NW通信部401は、L1、L2を用いた通信を行ってもよい(図6A、6B)。
データ処理部402は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)、外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部402は、ユーザプレーン1のL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータと、L1、L2、IPのデータとの変換処理を行ってもよい(図6A参照)。また、データ処理部402は、制御プレーン1のL1、L2、IP、SCTP、S1−AP、NASのデータ処理を行ってもよい(図6B参照)。
外部NW通信部403は、外部NW50とのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)を介して、外部NW50と、L1、L2、IPのデータを送受信する。
制御部404は、NW通信部401、データ処理部402、外部NW通信部403を制御する。また、制御部404は、ユーザ端末11との間でNASの制御を行ってもよいし、移動体内基地局12との間でS1−APの制御を行ってもよい。
(1.4)作用・効果
以上のように、第1の実施形態に係る移動通信システムでは、セルラシステム1の内部システム(バックホールシステム)として、セルラシステム2が設けられる(図4参照)。また、セルラシステム1とセルラシステム2との接続点となる移動体内基地局12とGM移動局20とが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)で接続される。
これにより、ユーザ端末11は、移動体10とともに移動する移動体内基地局12に接続(在圏)する。このため、ユーザ端末11が、マクロ基地局(図3参照)に直接接続(在圏)する場合のように、移動体10の移動に従って、ハンドオーバを繰り返すことがない。したがって、移動体10内の多数のユーザ端末11が移動通信を行う場合でも、ハンドオーバによる制御オーバヘッドやトラヒック集中を軽減でき、システム性能を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図8−11を参照し、第2の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。第2の実施形態に係る移動通信システムでは、移動体内基地局とGM移動局とを、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェースで接続させることで、GM移動局を移動体外セルラシステムと移動体内セルラシステムとの中継装置として機能させる。
ここで、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェースは、例えば、SGiインタフェースであるが、これに限られない。
(2.1)移動通信システムの構成
図8は、第2の実施形態に係る移動通信システムの概略図である。図8に示すように、移動通信システム2は、移動体10に設けられる無線移動局(以下、GM移動局という)20と、移動体10の移動経路に沿って配置される無線基地局(以下、GM基地局という)30と、インターネットなどの外部ネットワーク(NW)50に接続されるコアネットワーク(CN)40と、を含む。
また、移動体10には、ユーザ端末11と、セル(スモールセル)Cを形成する無線基地局(以下、移動体内基地局という)12(第1無線基地局)と、移動体内基地局12とGM移動局20に接続されるコアネットワーク(CN)(以下、移動体内CNという)13が設けられる。なお、ユーザ端末11は、LTE、LTE−A、FRAなどの各種通信方式に対応した端末である。
また、移動通信システム2は、ユーザ端末11と移動体内基地局12と移動体内CN13を含む移動体内セルラシステムと、GM移動局20とGM基地局30とCN40とを含むセ移動体外セルラシステムとを含んで構成される。図8に示すように、移動体内セルラシステムと移動体外セルラシステムとは、直列的に接続され、接続点となる移動体内CN13とGM移動局20との間では、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)が用いられる。
移動通信システム2では、ユーザ端末11の接続制御、認証制御、移動制御(モビリティ制御)などは、GM移動局20で代理制御される。具体的には、移動体内CN13が代理要求信号をGM移動局20に送信することで、GM移動局20が、多数のユーザ端末11の接続制御、認証制御、移動制御などを集約して、代理制御する。したがって、移動体10内の多数のユーザ端末11が移動通信を行う場合でも、ハンドオーバによる制御オーバヘッドやトラヒック集中を軽減でき、システム性能を向上させることができる。
(2.2)ユーザ/制御プレーンの通信処理
図9及び図10を参照し、第2の実施形態に係る移動通信システムにおけるユーザプレーンと制御プレーンとを用いた通信を説明する。図9は、第2の実施形態に係る移動通信システムにおけるユーザ/制御プレーンの説明図である。図9に示すように、移動通信システム2では、移動体内セルラシステム(ユーザ端末11と移動体内CN13との間)で、ユーザプレーン1を用いた通信と制御プレーン1を用いた通信とが行われる。また、移動体外セルラシステム(GM移動局20とCN40との間)で、ユーザプレーン2を用いた通信と制御プレーン2を用いた通信とが行われる。
具体的には、ユーザプレーン1では、上りユーザデータが、移動体内基地局12を介してユーザ端末11から移動体内CN13に送信される。移動体内CN13で受信された上りユーザデータは、GM移動局20に中継(転送)される。一方、GM移動局20から中継(転送)される下りユーザデータは、移動体内基地局12を介して移動体内CN13からユーザ端末11に送信される。
また、制御プレーン1では、ユーザ端末11と移動体内CN13との間、ユーザ端末11と移動体内基地局12との間、移動体内基地局12と移動体内CN13との間のそれぞれにおいて、制御信号が送受信される。なお、制御信号(上り/下り制御信号)には、ユーザ端末11のモビリティ制御や認証初期アクセス制御などに用いられる信号が含まれる。
また、ユーザプレーン2では、移動体内CN13から中継(転送)される上りユーザデータが、GM基地局30を介して、GM移動局20からCN40に送信される。CN40で受信された上りユーザデータは、外部NW50に中継(転送)される。一方、外部NW50からの下りユーザデータは、GM基地局30を介してCN40からGM移動局20に送信される。
また、制御プレーン2では、GM移動局20とCN40との間、GM移動局20とGM基地局30との間、GM基地局30とCN40との間のそれぞれにおいて、代理制御信号が送受信される。なお、制御信号(上り/下り制御信号)には、ユーザ端末11のモビリティ制御や認証初期アクセス制御などに用いられる信号が含まれる。制御プレーン2で送受信される代理制御信号は、移動体内基地局12に接続するユーザ端末11の接続制御、認証制御、移動制御などを集約して、代理制御するための制御信号である。
図10は、第2の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタックの一例を示す図である。図10Aは、ユーザプレーンのプロトコルスタックを示し、図10Bは、制御プレーンのプロトコルスタックを示す。なお、図10A及び10Bのプロトコルスタックは一例にすぎず、これらに限られない。
図10Aに示すように、ユーザプレーンでは、ユーザ端末11と移動体内基地局12とは、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、ユーザデータを送受信する。具体的には、L1(レイヤ1、物理層)、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)を用いた通信が行われる。移動体内基地局12は、L1、MAC、RLC、PDCPのデータをL1、L2、UDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for the User plane)のデータに変換する。
移動体内基地局12と移動体内CN13とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、ユーザデータを送受信する。具体的には、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いた通信が行われる。
なお、図示しないが、移動体内CN13には、複数のゲートウェイ装置(例えば、S−GW及びP−GW)が設けられる。S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いた通信が行われてもよいし(GTP S5/S8の場合)、S−GWとP−GWとの間では、L1、L2、IPv4/v6(Internet Protocol version 4/version 6)、GRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルを用いた通信が行われてもよい(PMIP(Proxy Mobile IP) S5/S8の場合)。
移動体内CN13のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)は、L1、L2、UDP/IP、GTP−UのデータをL1、L2、IPのデータに変換する(GTP S5/S8の場合)。或いは、当該ゲートウェイ装置は、L1、L2、IPv4/v6、GREトンネル、IPのデータを、L1、L2、IPのデータに変換してもよい(PMIP S5/S8の場合)。
移動体内CN13のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)とGM移動局20とは、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(SGiインタフェースなどと呼ばれる)を介して、ユーザデータを送受信する。具体的には、L1、L2、IPを用いた通信が行われる。GM移動局20は、L1、L2、IPのデータをL1、MAC、RLC、PDCP、IPのデータに変換する。
GM移動局20とGM基地局30とは、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、ユーザデータを送受信する。具体的には、ユーザ端末11と移動体内基地局12との間と同様に、L1、MAC、RLC、PDCPを用いた通信が行われる。GM基地局30は、移動体内基地局12と同様に、L1、MAC、RLC、PDCPのデータをL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータに変換する。
GM基地局30とCN40とは、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース(S1−Uインタフェースなどと呼ばれる)を介して、ユーザデータを送受信する。具体的には、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uを用いた通信が行われる。CN40のゲートウェイ装置(例えば、P−GW)は、移動体内CN13のゲートウェイ装置と同様に、UDP/IP、GTP−U、IPのデータをL1、L2、IPのデータに変換する(GTP S5/S8の場合)。或いは、CN40のゲートウェイ装置は、L1、L2、IPv4/v6、GREトンネル、IPのデータを、L1、L2、IPのデータに変換してもよい(PMIP S5/S8の場合)。
図10Bに示すように、制御プレーンでは、ユーザ端末11と移動体内基地局12とが、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、制御信号を送受信する。具体的には、L1、MAC、RLC、PDCP、RRC(Radio Resource Control)を用いた通信が行われる。移動体内基地局12は、L1、MAC、RLC、PDCP、RRCのデータをL1、L2、IP、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)、S1−APのデータに変換する。
移動体内基地局12と移動体内CN13とは、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェース(S1−MMEインタフェースなどと呼ばれる)を介して、制御信号を送受信する。具体的には、L1、L2、IP、SCTP、S1−APを用いた通信が行われる。
同様に、GM移動局20とGM基地局30とは、無線インタフェース(Uuインタフェースなどと呼ばれる)を介して、制御信号を送受信する。具体的には、L1、MAC、RLC、PDCP、RRCを用いた通信が行われる。移動体内基地局12は、L1、MAC、RLC、PDCP、RRCのデータをL1、L2、IP、SCTP、S1−APのデータに変換する。
GM基地局30とCN40とは、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェース(S1−MMEインタフェースなどと呼ばれる)を介して、制御信号(代理制御信号)を送受信する。具体的には、L1、L2、IP、SCTP、S1−APを用いた通信が行われる。
(2.3)各装置の構成
図11を参照し、第2の実施形態に係る移動通信システムの各装置の構成を説明する。図11は、第2の実施形態に係る移動通信システムの各装置の構成図である。なお、図11に示す各装置は、プロセッサ、メモリ、RF(Radio Frequency)回路、アンテナ、ディスプレイ、ユーザインタフェースなどを含むハードウェアを有しており、メモリには、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールが記憶されている。各装置の構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。
(2.3.1)ユーザ端末11の構成
図11に示すように、ユーザ端末11は、無線通信部111と、データ処理部112と、制御部113と、有線通信部114と、を具備する。なお、有線通信部114は、省略されてもよい。
無線通信部111は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、移動体内基地局12と、ユーザプレーン1のユーザデータや制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部111は、L1を用いた通信を行ってもよい(図10A、10B)。なお、無線通信部111は、移動体10外に設けられるマクロ基地局やスモール基地局と無線通信を行ってもよい。
データ処理部112は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部112は、MAC、RLC、PDCP、IP、アプリケーションプロトコルを用いて、ユーザデータのデータ処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部112は、L1,MAC、RLC、PDCP、RRC、NAS(Non-Access Stratum)を用いて、制御信号のデータ処理を行ってもよい(図10B参照)。なお、制御信号には、ユーザ端末11のモビリティ制御や認証初期アクセス制御などに用いられる信号が含まれる。
制御部113は、無線通信部111、データ処理部112、有線通信部114を制御する。また、制御部113は、CN40との間でNASの制御を行ってもよいし、移動体内基地局12との間でRRCの制御を行ってもよい。
有線通信部114は、GM移動局20から張り出される有線を用いて、GM移動局20と、ユーザデータを送受信する。なお、GM移動局20は、ユーザ端末11と同様のプロトコルスタックを用いる(図10A参照)。このため、有線通信部114は、後述する移動体内基地局12、移動体内CN13を介さずとも、GM移動局20との間でユーザデータを送受信することもできる。
(2.3.2)移動体内基地局の構成
図11に示すように、移動体内基地局12は、無線通信部121と、データ処理部122と、ネットワーク(NW)通信部123と、制御部124とを具備する。
無線通信部121は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、ユーザ端末11と、ユーザプレーン1のユーザデータや制御プレーン1の制御信号を送受信する。例えば、無線通信部121は、L1を用いた通信を行ってもよい(図10A、10B)。
データ処理部122は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部122は、MAC、RLC、PDCPのユーザデータとL1、L2、UDP/IP、GTP−Uのユーザデータとの変換処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部122は、MAC、RLC、PDCP、RRCの制御信号と、L2、IP、SCTP、S1−APの制御信号との変換処理を行ってもよい(図10B参照)。
NW通信部123は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、移動体内CN13と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。
制御部124は、無線通信部121、データ処理部122、NW通信部123を制御する。また、制御部124は、ユーザ端末11との間でRRCの制御を行ってもよいし、移動体内CN13との間でS1−APの制御を行ってもよい。この場合、RRC、S1−APはデータ処理部122で変換されなくともよい。また、制御部124は、NW通信部123を介して、代理要求信号を送信してもよい。代理要求信号とは、複数のユーザ端末11の制御プレーンの通信(例えば、ハンドオーバ制御、モビリティ管理など)を、GM移動局20が代理して一括で行うことを要求する信号である。
(2.3.3)移動体内CNの構成
図11に示すように、移動体内CN13は、ネットワーク(NW)通信部131と、データ処理部132と、外部ネットワーク(NW)通信部133と、制御部134とを具備する。なお、移動体内CN13の下記構成は、移動体内CN13に設けられるS−GW、P−GW、MMEの少なくとも一つで構成されればよい。
NW通信部131は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、移動体内基地局12と、ユーザプレーン1のユーザデータ及び制御プレーン1の制御信号を送受信する。
データ処理部132は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)、外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部132は、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uのユーザデータと、L1、L2、IPのユーザデータとの変換処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部132は、L1、L2、IP、SCTP、S1−AP、NASの制御信号のデータ処理を行ってもよい(図10B参照)。
外部NW通信部133は、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)を介して、GM移動局20と、ユーザデータを送受信する。また、外部NW通信部133は、GM移動局20に対する代理要求信号を、GM移動局20に送信する。
制御部134は、NW通信部131、データ処理部132、外部NW通信部133を制御する。また、制御部134は、ユーザ端末11との間でNASの制御を行ってもよいし、移動体内基地局12との間でS1−APの制御を行ってもよい。また、制御部134は、外部NW通信部133を介して、代理要求信号を送信してもよい。また、代理要求信号は、移動体内基地局12の制御によって、GM移動局20に送信されてもよい。
(2.3.4)GM移動局20の構成
図11に示すように、GM移動局20は、外部ネットワーク(NW)通信部205と、データ処理部202と、無線通信部203と、制御部204とを具備する。
外部NW通信部205は、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)を介して、移動体内CN13と、ユーザデータを送受信する。また、外部NW通信部205は、移動体内基地局12や移動体内CN13からの代理要求信号を受信し、制御部204に出力する。
データ処理部202は、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部202は、L1、L2、IPのデータとL1、MAC、RLC、PDCP、IPのデータとの変換処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部202は、L1、L2、IP、SCTP、S1−AP、NASのデータ処理を行ってもよい(図10B参照)。
無線通信部203は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、GM基地局30と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号(代理制御信号)を送受信する。例えば、無線通信部203は、L1を用いた通信を行ってもよい(図10A、10B)。
なお、無線通信部203は、ビームフォーミングを用いて、GM基地局30との無線通信を行ってもよい。無線通信部203が多数のアンテナ素子を保持する場合、Massive MIMOにより、より高度なビームフォーミングを行うこともできる。ビームフォーミングにより、GM移動局20とGM基地局30との間の通信品質を向上させることができる。
制御部204は、外部NW通信部205、データ処理部202、無線通信部203を制御する。また、制御部204は、CN40との間でNASの制御を行ってもよいし、GM基地局30との間でRRCの制御を行ってもよい。また、制御部204は、移動体内基地局12や移動体内CN13からの代理要求信号に応じて、ユーザ端末11の接続制御、認証制御、移動制御などを代理制御する。
(2.3.5)GM基地局30の構成
図11に示すように、GM基地局30は、無線通信部301と、データ処理部302と、ネットワーク(NW)通信部303と、制御部304とを具備する。
無線通信部301は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)を介して、GM移動局20と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号(代理制御信号)を送受信する。例えば、無線通信部301は、L1を用いた通信を行ってもよい(図10A、10B)。
なお、無線通信部301は、ビームフォーミングを用いて、GM移動局20との無線通信を行ってもよい。無線通信部301が多数のアンテナ素子を保持する場合、Massive MIMOにより、より高度なビームフォーミングを行うこともできる。ビームフォーミングにより、GM移動局20とGM基地局30との間の通信品質を向上させることができる。
データ処理部302は、無線インタフェース(例えば、Uuインタフェース)、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部302は、L1、MAC、RLC、PDCP、IPのデータと、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータとの変換処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部302は、L1、MAC、RLC、PDCP、RRCのデータとL1、L2、IP、SCTP、S1−APのデータとの変換処理を行ってもよい(図10B参照)。
NW通信部303は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェース)を介して、CN40と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号(代理制御信号)を送受信する。
制御部304は、無線通信部301、データ処理部302、NW通信部303を制御する。また、制御部304は、GM移動局20との間でRRCの制御を行ってもよいし、CN40との間でS1−APの制御を行ってもよい。この場合、RRC、S1−APはデータ処理部302で変換されなくともよい。
(2.3.6)CN40の構成
図11に示すように、CN40は、ネットワーク(NW)通信部401と、データ処理部402と、外部ネットワーク(NW)通信部403と、制御部404とを具備する。なお、CN40の下記構成は、CN40に設けられるS−GW、P−GW、MMEの少なくとも一つで構成されればよい。
NW通信部401は、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザ/制御プレーンインタフェース(例えば、S1−U/S1−MMEインタフェースなど)を介して、GM基地局30と、ユーザプレーン2のユーザデータ及び制御プレーン2の制御信号(代理制御信号)を送受信する。
データ処理部402は、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)のデータ処理を行う。例えば、データ処理部402は、L1、L2、UDP/IP、GTP−Uのデータと、L1、L2、IPのデータとの変換処理を行ってもよい(図10A参照)。また、データ処理部402は、L1、L2、IP、SCTP、S1−AP、NASのデータ処理を行ってもよい(図10B参照)。
外部NW通信部403は、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(SGiインタフェースなど)を介して、外部NW50との通信を行う。
制御部404は、NW通信部401、データ処理部402、外部NW通信部403を制御する。また、制御部404は、GM移動局20との間でNASの制御を行ってもよいし、GM基地局30との間でS1−APの制御を行ってもよい。
このように、第2の実施形態に係る移動通信システムは、移動体10内に存在するユーザ端末11と、前記移動体10内にセルを形成する移動体内基地局12(第1無線基地局)と、前記移動体内基地局12に接続される移動体内CN13(第1コアネットワーク)とを含む移動体内セルラシステム(第1通信システム)と、前記移動体10内に設けられるGM移動局20(無線移動局)と、前記移動体10の移動経路上にセルを形成するGM基地局30(第2無線基地局)と、前記GM基地局30と外部ネットワークに接続されるCN40(第2コアネットワーク)とを含む移動体外セルラシステム(第1通信システム)と、を具備し、前記移動体内CN13と前記GM移動局20とが、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェースで接続されることを特徴とする移動通信システムである。
(2.4)作用・効果
以上のように、第2の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動体内セルラシステムと移動体外セルラシステムとは、並列的に接続され(図8参照)、接続点となる移動体内CN13とGM移動局20との間では、コアネットワークと外部ネットワークとのインタフェース(例えば、SGiインタフェース)が用いられる。
また、ユーザ端末11の接続制御、認証制御、移動制御(モビリティ制御)などは、GM移動局20で代理制御される。したがって、移動体10内の多数のユーザ端末11が移動通信を行う場合でも、ハンドオーバによる制御オーバヘッドやトラヒック集中を軽減でき、システム性能を向上させることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…移動通信システム
10…移動体
11…ユーザ端末
12…移動体内基地局
20…GM移動局
30…GM基地局
40…コアネットワーク
50…外部ネットワーク
60…コアネットワーク
111…無線通信部
112…制御部
113…データ処理部
121…無線通信部
122…データ処理部
123…NW通信部
124…制御部
201…NW通信部
202…データ処理部
203…無線通信部
204…制御部
301…無線通信部
302…データ処理部
303…NW通信部
304…制御部
401…NW通信部
402…データ処理部
403…外部NW部
404…制御部
601…NW通信部
602…データ処理部
603…NW通信部
604…制御部
2…移動通信システム
13…移動体内CN
131…NW通信部
132…データ処理部
133…外部NW通信部
134…制御部
205…外部NW通信部

Claims (9)

  1. 移動体内に存在するユーザ端末と、前記移動体内にセルを形成する第1無線基地局と、外部ネットワークに接続される第1コアネットワークとを含む第1通信システムと、
    前記移動体に設けられる無線移動局と、前記移動体の移動経路上にセルを形成する第2無線基地局と、前記第2無線基地局と接続される第2コアネットワークとを含む第2通信システムと、を具備し、
    前記第1無線基地局と前記無線移動局とが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース及び制御プレーンインタフェースで接続されることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記ユーザ端末と前記第1無線基地局とが、無線インタフェースを介して、ユーザデータ及び制御信号を送受信し、
    前記第1無線基地局と前記無線移動局とが、前記ユーザプレーンインタフェースを介して前記ユーザデータの下位レイヤデータを送受信し、前記制御プレーンインタフェースを介して前記制御信号の下位レイヤデータを送受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記無線移動局と前記第2無線基地局とが、無線インタフェースを介して、前記ユーザデータ及び前記制御信号の前記下位レイヤデータで構成されるユーザデータを送受信し、
    前記第2無線基地局と前記第2コアネットワークとが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースを介して、前記下位レイヤデータで構成される前記ユーザデータを送受信することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記第2コアネットワークと前記第1コアネットワークとが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェース及び制御プレーンインタフェースで接続され、
    前記第2コアネットワークと前記第1コアネットワークとが、前記ユーザプレーンインタフェースを介して、前記ユーザデータの前記下位レイヤデータを送受信し、前記制御インタフェースを介して、前記制御信号の前記下位レイヤデータを送受信することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記下位レイヤデータは、L1(layer 1)、L2(Layer 2)のデータであることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の移動通信システム。
  6. 前記ユーザプレーンインタフェースは、S1−Uインタフェースであり、
    前記制御プレーンインタフェースは、S1−MMEインタフェースであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動通信システム。
  7. 移動体内にセルを形成する無線基地局であって、
    前記移動体内に存在するユーザ端末と、無線インタフェースを介して、ユーザデータ及び制御信号を送受信する無線通信部と、
    前記移動体に設けられる無線移動局と、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースを介して前記ユーザデータの下位レイヤデータを送受信し、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェースの下位レイヤデータを介して前記制御信号を送受信するネットワーク通信部と、
    前記無線インタフェースと前記ユーザプレーンインタフェース及び前記制御プレーンインタフェースとの間のデータ処理を行うデータ処理部と、を具備することを特徴とする無線基地局。
  8. 移動体に設けられる無線移動局であって、
    無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースを介して、前記移動体内にセルを形成する第1無線基地局と前記移動体内に存在するユーザ端末との間で送受信されるユーザデータの下位レイヤデータを前記第1無線基地局と送受信し、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェースを介して、前記第1無線基地局と前記ユーザ端末との間で送受信される制御信号の下位レイヤデータを送受信するネットワーク通信部と、
    前記移動体の移動経路上にセルを形成する第2無線基地局と、無線インタフェースを介して、前記ユーザデータ及び前記制御信号の前記下位レイヤデータで構成されるユーザデータを送受信する無線通信部と、を具備することを特徴とする無線移動局。
  9. 移動体内に存在するユーザ端末と、前記移動体内にセルを形成する第1無線基地局と、外部ネットワークに接続される第1コアネットワークとを含む第1通信システムと、前記移動体に設けられる無線移動局と、前記移動体の移動経路上にセルを形成する第2無線基地局と、前記第2無線基地局と接続される第2コアネットワークとを含む第2通信システムと、を具備する移動通信システムにおける移動通信方法であって、
    前記第1無線基地局と前記無線移動局とが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースを介して、前記ユーザ端末と前記第1無線基地局との間で送受信されるユーザデータの下位レイヤデータを送受信し、無線基地局とコアネットワークとの間の制御プレーンインタフェースを介して、前記ユーザ端末と前記第1無線基地局との間で送受信される制御信号の下位レイヤデータを送受信する工程と、
    前記無線移動局と前記第2無線基地局とが、無線インタフェースを介して、前記ユーザデータ及び前記制御信号の前記下位レイヤデータで構成されるユーザデータを送受信する工程と、
    前記第2無線基地局と前記第2コアネットワークとが、無線基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンインタフェースを介して、前記下位レイヤデータで構成されるユーザデータを送受信する工程と、を有することを特徴とする移動通信方法。
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