JP2015115129A - コネクタ - Google Patents

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大輔 芥
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Abstract

【課題】解除操作部を保護して、両ハウジングの離脱操作を確実に遅延させる。
【解決手段】機器側ハウジング81の雄端子85と接続可能な雌端子40を収容するハウジング11を備え、両ハウジング11,81が離脱する離脱過程で電源回路が非通電状態となるコネクタ10であって、ハウジング11には、機器側ハウジング11のロック部86と係止する弾性変位可能なロックアーム14と、係合位置と非係合位置との間を変位する嵌合保証部70とが設けられ、嵌合保証部70には、電源回路が非通電状態となった後、ロック部86と係止して両ハウジング11,81の離脱を停止させる係止部76Aと、係止部76Aとロック部86との係止状態を解除する解除操作部79とが設けられ、解除操作部79は、嵌合保証部70が係合位置に配されると操作不能とされ、嵌合保証部70を非係合位置に変位させると、操作可能となる構成とした。
【選択図】図10

Description

本発明は、コネクタに関する。
例えば、機器に設けられた雄ハウジングに嵌合される雌ハウジングを有するコネクタとして、下記特許文献1に記載ものが知られている。このコネクタは、雄ハウジングに設けられたロック部に係止することで、両ハウジングを嵌合状態にロックする弾性変位可能なロックアームと、このロックアームに係合することで、ロックアームが弾性変位することを阻止する検知部材とを有している。雄ハウジングと雌ハウジングとを離脱させる際には、治具により検知部材をロックアームと係合する検知位置からロックアームと非係合となる待機位置に離脱させ、ロックアームを弾性変位させることでロックアームとロック部との係止状態を解除する。そして、雄ハウジングと雌ハウジングとを引き離すように操作することで両ハウジングを離脱させる。
特開2002−141145号公報
ところで、上記のコネクタによると、検知部材を検知位置から待機位置に離脱させた時点では、雄ハウジングに装着された雄端子と雌ハウジングに装着された雌端子とが接続されたままの状態で電源回路が通電状態となっており、ロックアームとロック部との係止状態を解除し、雄ハウジングと雌ハウジングとを引き離す過程で雄端子と雌端子との接続が解除され、電源回路が非通電状態に切り替わる。したがって、雄端子と雌端子との間を流れる電流が直流電流の場合、電源回路が非通電状態に切り替わった直後は、各端子に電荷が残存することになり、雄ハウジングと雌ハウジングとを素早く離脱させると、離脱後の各端子に残存した電荷が悪影響を及ぼす虞がある。
このため、電源回路が非通電状態に切り替わった後に、検知部材と雄ハウジングとを係止させ、両ハウジングの離脱操作を中断させることで各端子の電荷を消失または減少させる時間を稼ぎ、その後、検知部材に設けられた解除操作部を解除操作して検知部材と雄ハウジングとの係止を解除することで、両ハウジングの離脱を完了させるといった方法が検討されている。
しかしながら、例えば、解除操作部に指を掛けることで解除操作部が容易に操作可能であると、作業者が意図せずに解除操作部に触れて解除操作部が操作された状態となったり、他の部材が解除操作部に接触して解除操作部が破損したりすることで、検知部材と雄ハウジングとが正規に係止せずに両コネクタが離脱してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、解除操作部を保護して、両ハウジングの離脱操作を確実に遅延させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、相手側ハウジングに収容された相手側端子と接続可能な端子を収容するハウジングを備え、両ハウジングが正規に嵌合することで前記相手側端子と前記端子とを介して構成される電源回路が通電状態となり、前記両ハウジングが離脱する離脱過程で前記電源回路が非通電状態となるコネクタであって、前記ハウジングには、前記相手側ハウジングに設けられたロック部と係止することで前記両ハウジングを嵌合状態に保持する弾性変位可能なロックアームと、前記ロック部と係止した前記ロックアームに係合して前記ロックアームの弾性変位を阻止する係合位置と前記ロックアームと非係合となって前記ロックアームの弾性変位を許容する非係合位置との間を変位する嵌合保証部とが設けられており、前記嵌合保証部には、前記両ハウジングの離脱過程において前記電源回路が非通電状態となった後に、前記ロック部と係止して前記両ハウジングの離脱を停止させる係止部と、前記係止部と前記ロック部との係止状態を解除する解除操作部とが設けられており、前記解除操作部は、前記嵌合保証部が係合位置に配されている時には、前記両ハウジングの何れか一方に収容されて操作不能とされており、前記嵌合保証部を非係合位置に変位させることで、前記両ハウジングの何れか一方から現れて操作可能となるところに特徴を有する。
このような構成のコネクタによると、両ハウジングが嵌合して嵌合保証部が係合位置にあるときには、解除操作部が両ハウジングの何れか一方に収容されているから、解除操作部が他の部材に接触するなどして破損したり、作業者が意図せずに解除操作したりすることを防ぐことができる。
また、両ハウジングを離脱させるには、嵌合保証部を係合位置から非係合位置に変位させて、解除操作部を操作可能にすると共に、ロックアームと嵌合保証部との係合を解除し、ロックアームを弾性変位可能にすることで両ハウジングを離脱可能な状態にする。そして、両ハウジングを離脱させる過程において電源回路が非通電状態となった後、係止部とロック部とを係止させることにより両ハウジングの離脱を中断させ、その後、解除操作部を操作することにより係止部とロック部との係止を解除して、両ハウジングの離脱を完了させる。つまり、解除操作部を保護することで、係止部とロック部とを確実に係止させ、両ハウジングの離脱操作を遅延させることで、各端子の電荷を消失または減少させることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記解除操作部には、治具を引っ掛けて同解除操作部を変位させることで前記ロック部と前記係止部との係止を解除する治具掛け部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、解除操作部を操作するには、治具掛け部に治具を引っ掛けて操作することになるから、例えば、作業者がハウジングを持つ際に意図せずに解除操作部が操作されることを確実に防ぐことができる。
前記解除操作部は、前記治具の先端に屈曲して設けられた鉤型状の鉤部を有する治具を差込可能で、前記鉤部の外周形状と略同一形状をなす治具挿入孔を有しており、前記治具掛け部は、前記治具挿入孔の周縁部に設けられている構成としてもよい。ここで、「略同一形状」とは、治具挿入孔の形状が鉤部の外周形状とほぼ同一形状である場合のみならず、治具挿入孔の形状が鉤部の外周形状よりもやや大きめである場合を含むことを意味する。
このような構成によると、治具掛け部に治具を引っ掛けるためには、治具挿入孔に鉤部を有する治具を差し込んで、治具掛け部を鉤部によって引っ掛けることになるから、治具挿入孔に鉤部を差し込んでいる間に、確実に各端子の電荷を消失または減少させることができる。
前記嵌合保証部は、先端部に前記解除操作部を有し、基端部が弾性変位可能に設けられた片持ち状の解除片を有しており、前記係止部は、前記解除操作部よりも前記解除片の基端部側に連なるように形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、解除操作部が係止部よりも解除片の基端部から遠い位置に配されているから、解除操作部が係止部よりも解除片の基端部に近い場合に比べて、係止部とロック部との係止を弱い力で解除することができる。
本発明によれば、解除操作部を保護して、両ハウジングの離脱操作を確実に遅延させることができる。
コネクタの正面図 機器側コネクタとコネクタとが正規に嵌合した状態を示す平面図 図2のB−B線断面図 図2のC−C線断面図 機器側コネクタとコネクタとが正規に嵌合した状態を示す断面図であって、図1のA−A線の断面に相当する断面図 機器側コネクタとコネクタとが正規に嵌合し、嵌合保証部が非係合位置に配された状態を示す平面図 図6のD−D線断面図 機器側コネクタとコネクタとの離脱過程においてロック部と係止部とが係止した状態を示す断面図であって、図7の断面に相当する断面図 機器側コネクタとコネクタとの離脱過程において機器側インターロック端子とインターロック端子との接続が解除された状態を示す断面図であって、図5の断面に相当する断面図 解除操作部が鉤治具によって持ち上げられ、機器側コネクタとコネクタとの離脱が完了した状態を示す断面図であって、図7の断面に相当する断面図 機器側コネクタとコネクタとが離脱した状態を示す断面図であって、図5の断面に相当する断面図 嵌合保証部の斜視図 同正面図 同平面図 同側面図 図13のE−E線断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態について図1から図16を参照して説明する。
本実施形態は、車両に搭載される機器に設けられた機器側コネクタ80に嵌合されるコネクタ10を例示しており、機器側コネクタ80とコネクタ10とが正規の嵌合状態に至ると、電源回路が閉じた状態となり、電源回路への電力が供給可能となる。なお、以下の説明において、上下方向とは、図1における上下方向を基準とし、左右方向とは図1における左右方向を基準とする。また、前後方向とは、図2から図5における左右方向を基準とし、機器側コネクタ80とコネクタ10との嵌合方向を基準として互いに嵌合する側を前側として説明する。
機器側コネクタ80は、図3から図5に示すように、コネクタ10に嵌合可能な合成樹脂製の機器側ハウジング(「相手側ハウジング」に相当する)81を有している。機器側ハウジング81は、略角筒状の外筒部82の内側に一対の機器側キャビティ84を有する内筒部83が設けられた形態とされている。一対の機器側キャビティ84は左右に並んで設けられており、機器側キャビティ84の奥壁には平板状の雄端子(「相手側端子」に相当する)85が前方に突出した形態でそれぞれ保持されている。
外筒部82の上面における前端部には、ロック部86が形成されている。ロック部86は、後方に向かうほど上方に傾斜する傾斜面86Aを有し、傾斜面86Aの後縁からやや後方に延びて、その後縁から下方に延びる係止面86Bを有する形態とされている。
内筒部83の外周には、筒状の機器側シェル88が装着されている。機器側シェル88は、導電性に優れた金属からなり、内筒部83を全周に亘って囲む形態とされている。
また、内筒部83と外筒部82との間には、機器側ハウジング81の奥壁から前方に突出したピン状の機器側インターロック端子87が上下に一対並んで設けられている。
コネクタ10は、図3から図5に示すように、機器側コネクタ80の雄端子85とそれぞれ接続可能な一対の雌端子(「端子」に相当する)40と、機器側コネクタ80の機器側インターロック端子87とそれぞれ接続可能な上下一対のインターロック端子60と、雌端子40およびインターロック端子60を収容して、機器側ハウジング81と嵌合する合成樹製のハウジング11とを備えて構成されている。
ハウジング11は、合成樹脂製であって、図3および図5に示すように、機器側コネクタ80の機器側ハウジング81が前方から内部に嵌合されるフード部12と、フード部12の奥壁12Aを前後方向に貫通する略角筒状のハウジング本体13とを備えて構成されている。
ハウジング本体13においてフード部12の奥壁12Aよりも前側部分は、機器側ハウジング81の外筒部82と内筒部83との間に嵌合される嵌合部15とされている。
嵌合部15の外周面には、シール押さえ19によって前方に抜け止めされた環状の一括シールリング18が嵌着されている。一括シールリング18は、図3および図5に示すように、外筒部82の内周面と嵌合部15の外周面とに全周に亘って密着することで、外筒部82の内周面と嵌合部15の外周面との間をシールしている。
嵌合部15の内側には、フード部12の奥壁12Aから前方に向かって延びる左右一対の端子収容部20が設けられている。
一対の端子収容部20は、前後方向に長い略円筒状に形成されており、嵌合部15と機器側ハウジング81とが嵌合すると、端子収容部20が内筒部83の機器側キャビティ84内にそれぞれ嵌合されるようになっている。
端子収容部20の内部には、雌端子40が後方から収容されており、雌端子40は端子収容部20内に設けられたランス21によって後方に抜け止めされている。
雌端子40は、雄端子85が前方から内部に挿入される接続筒部41と、シールド電線50の端末に圧着される電線接続部42とを前後方向に連結した構成とされている。
接続筒部41は前後方向に開口する角形状をなしており、接続筒部41の内部には、雄端子85に弾性的に接触する弾性片43が設けられている。弾性片43は、機器側ハウジング81とハウジング11との嵌合過程において、接続筒部41内に前方から進入する雄端子85に弾性的に接触するようになっている。そして、機器側ハウジング81とハウジング11とが正規の嵌合状態に至ると、図3に示すように、雄端子85が弾性片43の接点43Aと接続筒部41の天井板とによって上下から挟持され、雄端子85と雌端子40とが正規に接続される。
したがって、両ハウジング11,81の嵌合過程では、まず、雄端子85が接続筒部41内に進入して雄端子85と雌端子40とが接続されることで電源回路が閉じる。そして、図3および図5に示すように、両ハウジング11,81が正規の嵌合状態に至ると、雄端子85と雌端子40とが正規に接続され、電源回路への電力供給が可能な状態となる。一方、機器側ハウジング81とハウジング11との離脱過程では、雌端子40と雄端子85との接続が解除され、電源回路が開いた状態となることで電力供給ができない状態となる。
シールド電線50は、図3および図5に示すように、芯線51、絶縁性を有する内側被覆52、編組線53および絶縁性を有する外側被覆54が内側から同心円状に配されたものである。
電線接続部42は、シールド電線50の端末において露出した芯線51に圧着されるワイヤバレル44と、シールド電線50の内側被覆52に圧着されるインシュレーションバレル45とを前後に並べた形態とされている。インシュレーションバレル45が内側被覆52と共にシールド電線50の内側被覆52に外嵌された円筒状の個別ゴム栓46にかしめ付けられることで、シールド電線50の端末に個別ゴム栓46が固定されている。
個別ゴム栓46は、雌端子40が端子収容部20内に収容された際に、端子収容部20の後端部に配されるようになっており、個別ゴム栓46が端子収容部20内周面とシールド電線50の内側被覆52の外周面とに密着することで、端子収容部20とシールド電線50との間がシールされている。
各端子収容部20の外周面には、図3および図5に示すように、フロントキャップ23によって前方に抜け止めされた個別シールリング22が嵌着されている。個別シールリング22は、一括シールリング18よりもやや前寄りの位置に配されており、個別シールリング22が機器側キャビティ84の内周面および端子収容部20の外周面に全周に亘って密着することで、機器側キャビティ84の内周面と端子収容部20の外周面との間がシールされている。
嵌合部15の内における一対の端子収容部20の左右方向の一側には、上下一対のインターロック端子60が配されている。
各インターロック端子60は、雌端子40よりも小型に形成されており、機器側インターロック端子87が内部に挿入される角筒状の端子接続部61と、インターロック回路に設けられた電線Wに圧着される電線圧着部62とを前後方向に連結した構成とされている。
端子接続部61の内部には、機器側インターロック端子87に弾性的に接触する弾性接触片63が設けられている。この弾性接触片63は、図5に示すように、両ハウジング11,81が正規に嵌合されると、シール押さえ19に設けられた端子挿入孔19Aを通して端子接続部61内に進入した機器側インターロック端子87に弾性的に接触する。これにより、インターロック端子60と機器側インターロック端子87とが電気的に接続される。また、両ハウジング11,81が正規に嵌合され、インターロック端子60と機器側インターロック端子87とが接続されると、インターロック回路がオン状態となって電源回路に電力が供給される通電状態に切り替えられる。一方、両ハウジング11,81が離脱する過程では、図9に示すように、インターロック端子60と機器側インターロック端子87との接続状態が解除されると、インターロック回路がオフ状態となって電源回路への電力の供給が停止された非通電状態に切り替えられる。なお、インターロック端子60と機器側インターロック端子87との接続状態が解除された時点では、雄端子85と雌端子40とが接続されていることで電源回路は閉じた状態となっている。
したがって、両ハウジング11,81の嵌合過程では、まず、両ハウジング11,81の嵌合に伴って電源回路が閉じ、両ハウジング11,81が正規に嵌合することでインターロック回路の制御により電源回路が通電状態となって電源回路に電力が供給される。そして、両ハウジング11,81が離脱する過程では、インターロック回路の制御により電源回路への電力の供給が停止されてから、電源回路が開くようになっている。
ハウジング本体13においてフード部12の外側に配される後側部分は、図5に示すように、複数のシールド電線50を後方に一括して引き出す電線引出部16とされている。電線引出部16は、後方に開口しており、電線引出部16の内部には、端子収容部20の後端開口から後方にそれぞれ引き出されたシールド電線50が一括して配されている。
電線引出部16内に配された各シールド電線50の外側被覆54の外周には、図3に示すように、シールド電線50の端末において露出された編組線53が後方に向けて折り返され、この折り返された編組線53に金属製のかしめリング55が接続されている。
かしめリング55は、後半分が前半分よりも大径な段付の円筒形状に形成されており、かしめリング55の後部には、シールドシェル25が接続されている。
シールドシェル25は、図1、図3および図5に示すように、ハウジング本体13の内周面に沿うような略角筒状をなしており、端子収容部20の後部からかしめリング55までの範囲を外側から囲うように形成されている。
シールドシェル25の後部には弾性変位可能な片持ち状の接触片26が複数設けられている。接触片26は、後方に向かうほど内側に突出する山形状に形成されており、山形状の頂点部がかしめリング55の外周面に接触することで、シールドシェル25とかしめリング55とが電気的に接続されている。
シールドシェル25の前端部は、機器側コネクタ80の機器側シェル88と接続可能とされており、機器側ハウジング81とハウジング11とが嵌合すると、機器側シェル88とシールドシェル25の前端部とが電気的に接続されるようになっている。
電線引出部16の後端部内には、図3から図5に示すように、電線引出部16の後端部に装着されたキャップ状のゴム栓ホルダ29によって抜け止めされた一括ゴム栓28が装着されている。
一括ゴム栓28には、一対のシールド電線50が前後方向に挿通されており、一括ゴム栓28が各シールド電線50の外周面および電線引出部16の内周面に密着することで、電線引出部16の内周面と各シールド電線50の外周面との間がシールされている。
フード部12は、図1、図3および図5に示すように、前方に向かって略矩形状に開口した形態をなしており、フード部12の上部における左右方向略中央部には、図2から図4に示すように、フード部12の後端縁から後方に突出した形態の箱部17が設けられている。
箱部17は、フード部12の上面から上方に突出した形態をなしており、箱部17の上面における左右方向略中央部は、後端から前方に向かって切り欠かれることで上方に開口している。箱部17の後部内における下側には、機器側ハウジング81のロック部86と係止する弾性変位可能なロックアーム14が設けられている。
ロックアーム14は、前後方向に長い形態をなしており、前後方向略中央部を支点に前後両端部が上下にシーソー状に傾動可能とされている。また、ロックアーム14は、ロックアーム14の後端部の下方に設けられた撓み空間Sにロックアーム14の後端部を進入させることでロックアーム14の前端部を上方に持ち上げるように弾性変位可能とされている。
ロックアーム14の前端部には、ロック部86と係止可能なロック爪14Aが設けられている。このロック爪14Aは、フード部12と機器側ハウジング81との嵌合過程において、ロック部86の傾斜面86Aに乗り上げるようになっている。ロック爪14Aがロック部86に乗り上げると、ロックアーム14が後端部を撓み空間S内に進入させるようにして弾性変位する。そして、フード部12と機器側ハウジング81とが正規の嵌合位置に至ると、ロック爪14Aがロック部86を乗り越えてロックアーム14が弾性復帰し、ロック爪14Aとロック部86の係止面86Bとが前後方向に係止することで、機器側ハウジング81とハウジング11とが嵌合状態に保持される。
ロックアーム14の後端部には、上方から押圧可能な押圧部14Bが設けられている。この押圧部14Bを上方から押圧すると、ロックアーム14の後端部が撓み空間S内に進入してロックアーム14が弾性変位し、ロック爪14Aとロック部86との係止状態が解除される。そして、ロック爪14Aとロック部86との係止が解除された状態で、フード部12と機器側ハウジング81とを互いに反対方向に引き離すことで機器側コネクタ80とコネクタ10とを離脱させることができるようになっている。
また、箱部17の後部内には、図2から図4に示すように、前後にスライド可能な嵌合保証部70が装着されている。嵌合保証部70は、撓み空間Sに進入してロックアーム14と係合することでロックアーム14の弾性変位を阻止する係合位置と、図6および図7に示すように、撓み空間Sから後方に離脱してロックアーム14と非係合となることでロックアーム14が弾性変位することを許容する非係合位置との間を前後に変位可能とされている。
嵌合保証部70は、図2および図6に示すように、ロックアーム14の左右両側および後側を囲むように略矩形の枠状に形成された保証部本体71を有している。保証部本体71の後縁における左右方向略中央部には、平板状の平治具J1が挿入可能な挿入凹部71Aが設けられており、図4に示すように、この挿入凹部71Aに平治具J1を差し込んで保証部本体71の後縁を後方に向かって押圧することにより、嵌合保証部70が係合位置から非係合位置に変位するようになっている。
保証部本体71の左右両側には、図12から図15に示すように、左右方向に突出する一対のガイド片72が設けられている。一対のガイド片72は、図1に示すように、箱部17の両内側壁に設けられた前後方向に延びる一対のガイド溝17Aに挿入可能とされている。ガイド片72がガイド溝17Aにそれぞれ挿入されて案内されることで嵌合保証部70が係合位置と非係合位置との間を前後にスライドして変位するようになっている。
保証部本体71の前縁における左右両端部には、前方に突出する一対の係止片73が上下方向に弾性変形可能に設けられている。係止片73の前端面は、箱部17の左右の内側壁に設けられた図示しない係止突起と係止可能とされており、機器側ハウジング81とハウジング11との嵌合前の状態では、係止片73と係止突起とが前後方向に係止することで、嵌合保証部70が係合位置に変位できないようになっている。
一方、係止片73の前端面には、下方に向かって屈曲する鉤状に設けられた解除アーム73Aが設けられている。この解除アーム73Aは、機器側ハウジング81とハウジング11とを嵌合させる過程において、機器側ハウジング81における外筒部82の上面に設けられた図示しない解除部に乗り上げ、係止片73を上方に弾性変位させるようになっている。したがって、機器側ハウジング81とハウジング11とが正規に嵌合した状態では、係止片73と係止突起との係止が解除され、嵌合保証部70を非係合位置から係合位置に変位させることができる。
保証部本体71の後縁における左右方向略中央部には、前方に突出する係合突部74が設けられている。係合突部74は、ロックアーム14が自然状態の時に、ロックアーム14の撓み空間Sに進入可能とされている。両ハウジング11,81を嵌合させて、嵌合保証部70を係合位置に変位させると、係合突部74が撓み空間Sに進入することで、係合突部74とロックアーム14の後端部とが上下に係合し、ロックアーム14が弾性変位することが阻止される。また、嵌合保証部70を非係合位置に変位させると、撓み空間Sから係合突部74が後方に離脱してロックアーム14が撓み空間S内に進入可能となり、ロックアーム14が弾性変位することが許容される。
つまり、機器側ハウジング81とハウジング11とを正規に嵌合させた後、嵌合保証部70を係合位置に変位させることにより、ロック部86とロックアーム14との係止状態が保持され、機器側コネクタ80とコネクタ10とが正規の嵌合状態であることを保証することができる。また、嵌合保証部70を非係合位置に変位させることで、ロック部86とロックアーム14との係止を解除することが可能となり、機器側ハウジング81とハウジング11とを離脱させることができる。
さて、嵌合保証部70における保証部本体71の前縁には、機器側ハウジング81とハウジング11との離脱過程において、機器側ハウジング81のロック部86と係止して機器側ハウジング81とハウジング11との離脱を停止させる弾性係止枠76と、ロック部86と弾性係止枠76との係止を解除する解除片77とが設けられている。
弾性係止枠76は、保証部本体71の前縁における一対の係止片73よりもやや中央寄りの左右両端部の位置から下方に僅かに下がった後、前方に向けて延出され、それらの前端部を左右に連結した形態とされている。また、弾性係止枠76は、保証部本体71に連結された基端部を支点に上方に変位可能とされており、弾性係止枠76の前縁における左右方向略中央部が、ロック部86の係止面86Bと前後方向に係止可能な係止部76Aとされている。
係止部76Aは、機器側ハウジング81とハウジング11との離脱過程において、図8に示すように、両ハウジング11,81をやや離脱させたところで、ロック部86の係止面86Bに当接し、係止部76Aとロック部86とが前後に係止することで両ハウジング11,81の離脱を停止させる。また、係止部76Aとロック部86とが係止して、両ハウジング11,81の離脱が停止した状態では、図9に示すように、インターロック端子60と機器側インターロック端子87との接続状態が解除されることでインターロック回路がオフ状態となるように構成されている。なお、このとき、電源回路が非通電状態に切り替えられるものの、雄端子85と雌端子40とは接続された状態とされ電源回路は閉じた状態となっている。
解除片77は、保証部本体71の前縁における左右方向略中央部から上方に立ち上がった後、前方に向けて真っ直ぐ延出された片持ち状に形成されており、解除片77の基端部を支点に上方に弾性変位可能とされている。
解除片77の前端部よりもやや後方の位置には、真っ直ぐ下方に延びて係止部76Aに繋がる連結部78が設けられており、解除片77の前端部は、平板状の解除操作部79とされている。言い換えると、係止部76Aは、解除操作部79よりも解除片77の基端部側の位置に連結部78を介して連なる形態とされている。つまり、解除操作部79は、係止部76Aよりも解除片77の基端部から遠い位置に配されているから、解除操作部が係止部よりも解除片の基端部の近くに設けられている場合に比べて、解除片77を弱い力で持ち上げることができるようになっている。
解除操作部79には、板厚方向に貫通する治具挿入孔79Aが設けられている。治具挿入孔79Aは、先端をL字に屈曲させた鉤型状の鉤部Hを有する鉤治具J2が挿入可能とされており、治具挿入孔79Aの形状は、鉤部Hの外周形状よりもやや大きめの左右方向に長い矩形状に形成されている。
治具挿入孔79Aの外周縁部は、治具挿入孔79Aに挿入された鉤治具J2の鉤部Hを下方から引っ掛ける治具掛け部79Bとされている。治具挿入孔79Aに上方から鉤治具J2の鉤部Hを差し込んで、下方から鉤部Hを治具掛け部79Bに引っ掛けて解除操作部79を上方に持ち上げることにより、解除片77を上方に弾性変位させることができる。そして、解除片77の弾性変位に伴って係止部76Aが連結部78を介して上方に引っ張られることで、係止部76Aとロック部86との係止が解除される。
一方、嵌合保証部70が収容された箱部17の前部には、解除片77の解除操作部79を収容して、治具挿入孔79Aを覆い隠す収容凹部30が設けられている。
収容凹部30は、後方に開口したブロック状に形成されており、収容凹部30内には、嵌合保証部70が係合位置に配された際に、解除操作部79が後方から収容されるようになっている。したがって、嵌合保証部70が係合位置に配されると、解除操作部79が収容凹部30内に収容されて治具挿入孔79Aが覆い隠され、解除操作部79を操作できなくなる。また、嵌合保証部70が非係合位置に配されると、解除操作部79が収容凹部30から現れて治具挿入孔79Aが露出された状態となり、鉤治具J2によって解除操作部79を操作することが可能となる。
また、収容凹部30内に解除操作部79が収容されると、収容凹部30の底部30Aに解除操作部79が設置された状態となる。これにより、解除片77に対して上方から他の部材が接触したとしても、解除操作部79が収容凹部30の底部30Aに当接することで、係止部76Aが潰れて係止部76Aとロック部86との係止代が減少することを防ぐことができるようになっている。
本実施形態のコネクタ10は、以上のような構成であって、続けて、機器側コネクタ80とコネクタ10とを離脱させる際の作用効果を説明する。
機器側コネクタ80とコネクタ10とが正規に嵌合された状態では、図2から図6に示すように、ロック部86とロックアーム14とが前後方向に係止して機器側ハウジング81とハウジング11とが正規の嵌合状態に保持され、雄端子85と雌端子40とが正規に接続されていると共に、インターロック端子60と機器側インターロック端子87とが接続された状態となっている。また、このとき、嵌合保証部70が係合位置に配され、嵌合保証部70の係合突部74が撓み空間Sに進入して係合突部74とロックアーム14の後端部とが上下に係合することで、ロックアーム14を弾性変位させることができないようになっている。これにより、機器側コネクタ80とコネクタ10とが正規に嵌合していることが保証される。
また、嵌合保証部70が係合位置に配されると、解除片77の解除操作部79が収容凹部30内に収容されて治具挿入孔79Aが覆い隠された状態となり、解除操作部79を鉤治具J2によって操作することができなくなる。これにより、解除操作部79に他の部材引っ掛かるなどして破損したり、解除操作部79を作業者が意図せずに解除操作したりすることを防ぐことができる。
機器側コネクタ80とコネクタ10とを離脱させるためには、まず、第一操作として、図4に示すように、保証部本体71の挿入凹部71Aに平治具J1を差し込んで保証部本体71の後縁を後方に押圧し、嵌合保証部70を係合位置から非係合位置に変位させる。これにより、図7に示すように、係合突部74がロックアーム14の撓み空間Sから後方に離脱し、ロックアーム14を弾性変位させることが可能となる。また、図6および図7に示すように、収容凹部30から解除操作部79が現れ、治具挿入孔79Aが露出した状態となる。
次に、第二操作として、ロックアーム14の押圧部14Bを上方から押圧してロック部86とロックアーム14との係止を解除し、ハウジング11と機器側ハウジング81とを互いに反対方向に引き離す。詳細には、押圧部14Bを上方から押圧すると、ロックアーム14の後端部が撓み空間S内に進入することでロックアーム14が弾性変位し、ロック爪14Aとロック部86との係止状態が解除される。そして、ハウジング11と機器側ハウジング81とを互いに反対方向に引き離すことで、機器側コネクタ80とコネクタ10との離脱が開始される。
この機器側コネクタ80とコネクタ10との離脱過程では、ハウジング11と機器側ハウジング81とがやや離脱したところで、インターロック端子60と機器側インターロック端子87との接続が解除され、インターロック回路がオフ状態となり、電源回路が非通電状態に切り替わる。
その後、弾性係止枠76の係止部76Aがロック部86と前後方向に当接し、係止部76Aとロック部86の係止面86Bとが前後方向に係止することで、図8に示すように、ハウジング11と機器側ハウジング81との離脱が停止する。なお、このとき、雄端子85と雌端子40とは接触した状態にあり、電源回路は閉じた状態となっている。
つまり、電源回路は閉じた状態となっているものの、インターロック回路がオフ状態となって電源回路が非通電状態に切り替わった後に、ハウジング11と機器側ハウジング81との離脱が停止することで、雄端子85と雌端子40との間から電荷が消失または減少する時間を稼ぐことができるようになっている。
次に、第三操作として、鉤治具J2の鉤部Hを治具挿入孔79Aに差し込んで解除操作部79を上方に持ち上げ、係止部76Aとロック部86との係止を解除し、ハウジング11と機器側ハウジング81との離脱を完了させる。詳細には、解除操作部79の治具挿入孔79Aに上方から鉤治具J2の鉤部Hを差し込んで、鉤部Hを治具掛け部79Bに下方から引っ掛けて解除操作部79を上方に持ち上げることで解除片77を上方に弾性変位させる。すると、解除片77の弾性変位に伴って係止部76Aが連結部78を介して上方に引っ張られ、係止部76Aとロック部86との係止が解除される。また、このとき、本実施形態では、解除操作部79は、係止部76Aよりも解除片77の基端部から遠い位置に配されているから、解除操作部が係止部よりも解除片の基端部側に設けられている場合に比べて、係止部76Aとロック部86との係止を弱い力で解除することができる。
そして、ハウジング11と機器側ハウジング81との離脱を再開させ、機器側コネクタ80とコネクタ10の離脱を完了させる。なお、この時点では、電源回路が非通電状態に切り替わって、各端子の電荷は消失または減少しているから、雄端子85および雌端子40に電荷が残存することに起因した悪影響を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によると、機器側ハウジング81とハウジング11とが嵌合し、嵌合保証部70によって両ハウジング11,81の嵌合が保証されている状態では、解除操作部79が収容凹部30内に収容されて治具挿入孔79Aが覆い隠された状態となっており、解除操作部79を鉤治具J2によって操作できないようになっている。すなわち、解除操作部79に他の部材が引っ掛かるなどして破損したり、作業者が意図せずに解除操作部79を操作したりすることを防ぐことができる。
そして、機器側ハウジング81とハウジング11とを離脱させる過程では、係止部76Aとロック部86と係止させることで、両ハウジング11,81の離脱を一回の操作で完結できないようにし、電源回路が非通電状態となった時点で、時間を稼ぐことができるようにしている。また、機器側ハウジング81とハウジング11との離脱が停止した時点では、解除操作部79と共に治具挿入孔79Aが露出した状態となっている。したがって、鉤治具J2によって解除操作部79を操作することで、ロック部86と係止部76Aとの係止を解除して機器側ハウジング81とハウジング11との離脱を完了させることができる。
すなわち、嵌合保証部70によって両ハウジング11,81の嵌合状態が保証されている時には、解除操作部79が収容凹部30によって誤操作や破損から保護されているから、両ハウジング11,81を離脱させる際に、係止部76Aとロック部86とを確実に係止させて両ハウジング11,81の離脱操作を遅延させることができる。これにより、両ハウジング11,81の離脱が完了した時には、雄端子85および雌端子40の電荷が消失または減少しており、雄端子85および雌端子40に電荷が残ることに起因した悪影響を防ぐことができる。
また、本実施形態によると、保証部本体71を押圧して嵌合保証部70を非係合位置に変位させる治具と、治具掛け部79Bに引っ掛けて解除操作部79を持ち上げる治具とを共通させることができないようにし、第一操作と第三操作とで、治具を取り替えるようにしたから、インターロック回路がオフ状態となり、電源回路が非通電状態に切り替わった時点で、さらに時間を稼ぐことができるようになっている。
また、治具挿入孔79Aの形状を、鉤治具J2の鉤部Hの外周形状よりもやや大きめに設定し、治具挿入孔79Aに鉤部Hを容易に挿入できないようにしているから、治具挿入孔79Aに鉤治具J2を差し込んでいる間に、各端子の電荷をさらに消失または減少させることができるようになっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明を、機器に設けられた機器側コネクタ80に嵌合されるコネクタ10に適用した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、本発明は、電線の端末に設けられるワイヤハーネス用コネクタに嵌合されるコネクタなど各種コネクタに適用することもできる。
(2)上記実施形態では、ハウジング11の箱部17の前部に収容凹部30を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、機器側コネクタ側に収容凹部を設けた構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、シールド電線50に雌端子40が接続された構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、芯線を絶縁被覆によって覆ってなる被覆電線に雌端子が接続される構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、個別シールリング22や一括シールリング18等による防水機能を有するコネクタとして構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、非防水のコネクタにも適用することができる。
10:コネクタ
11:ハウジング
14:ロックアーム
40:端子(雌端子)
70:嵌合保証部
76A:係止部
77:解除片
79:解除操作部
79A:治具挿入孔
79B:治具掛け部
81:機器側ハウジング(相手側ハウジング)
85:雄端子(相手側端子)
86:ロック部
H:鉤部
J2:鉤治具(治具)

Claims (4)

  1. 相手側ハウジングに収容された相手側端子と接続可能な端子を収容するハウジングを備え、両ハウジングが正規に嵌合することで前記相手側端子と前記端子とを介して構成される電源回路が通電状態となり、前記両ハウジングが離脱する離脱過程で前記電源回路が非通電状態となるコネクタであって、
    前記ハウジングには、前記相手側ハウジングに設けられたロック部と係止することで前記両ハウジングを嵌合状態に保持する弾性変位可能なロックアームと、
    前記ロック部と係止した前記ロックアームに係合して前記ロックアームの弾性変位を阻止する係合位置と前記ロックアームと非係合となって前記ロックアームの弾性変位を許容する非係合位置との間を変位する嵌合保証部とが設けられており、
    前記嵌合保証部には、前記両ハウジングの離脱過程において前記電源回路が非通電状態となった後に、前記ロック部と係止して前記両ハウジングの離脱を停止させる係止部と、
    前記係止部と前記ロック部との係止状態を解除する解除操作部とが設けられており、
    前記解除操作部は、前記嵌合保証部が係合位置に配されている時には、前記両ハウジングの何れか一方に収容されて操作不能とされており、前記嵌合保証部を非係合位置に変位させることで、前記両ハウジングの何れか一方から現れて操作可能となるコネクタ。
  2. 前記解除操作部には、治具を引っ掛けて同解除操作部を変位させることで前記ロック部と前記係止部との係止を解除する治具掛け部が設けられている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記解除操作部は、前記治具の先端に屈曲して設けられた鉤型状の鉤部を有する治具を差込可能で、前記鉤部の外周形状と略同一形状をなす治具挿入孔を有しており、
    前記治具掛け部は、前記治具挿入孔の周縁部に設けられている請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記嵌合保証部は、先端部に前記解除操作部を有し、基端部が弾性変位可能に設けられた片持ち状の解除片を有しており、
    前記係止部は、前記解除操作部よりも前記解除片の基端部側に連なるように形成されている請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコネクタ。
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