JP2015114108A - 共振センサ - Google Patents

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孝士 川井
Takashi Kawai
孝士 川井
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Abstract

【課題】本発明は、信頼性を向上させた共振センサを提供することを目的とする。【解決手段】この目的を達成するために本発明は、起歪体22に設けられ、起歪体22に加えられた圧力を検出する共振センサ21であって、絶縁材料からなる第1の基板23と、第1の基板23と積層し、導電材料からなる第2の基板24を有し、第1の基板23と第2の基板24の間に気密封止された空隙25が設けられ、第1の基板23は、空隙25に面する位置に駆動電極26を有し、第2の基板24は、駆動電極26に対向し起歪体22に圧力が加えられると共振周波数が変化する振動体を備えた構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、歪み、赤外線、各種ガス検出に用いられる共振センサに関する。
従来、歪みや赤外線、各種ガスの検出に容量電極を備え、静電容量の変化によって検出する共振センサが用いられていた。
図5、図6に従来の圧力センサを示す。
図5に示すように、従来の圧力センサは、第1絶縁体層1、シリコン層2及び第2絶縁体層3を貼り合わせた三層構造を有し、それぞれには容量電極4及び参照電極5、ダイヤフラム6、並びに通気口7が形成されている。また、シリコン層2には第1絶縁体基板1との間に非蒸発型ゲッタ8が設けられ、シリコン層2に形成された溝が圧力基準室9となっている。
通気口7を通して気体圧力がダイヤフラム6に加わると、気体圧力と圧力基準室9の圧力差に応じてダイヤフラム6は容量電極4側に変位する。これにより容量電極端子10とダイヤフラムの電極端子11間の静電容量は増加し、その増加量を電圧に変換・増幅する回路(不図示)で信号処理することによって圧力が出力される。なお、参照電極5及びその端子12は、環境温度の変動によって圧力センサが機械的に歪み、その結果、静電容量が変化して発生する測定誤差を補正するために用いる。このような圧力センサは、圧力が所定値以上になると、ダイヤフラムが容量電極と接触してしまうため、比較的狭い圧力範囲の測定に用いられる。(特許文献1)。
また、図6に示す様に、従来の共振センサ13は、サブストレート14に、ビーム15と、静電駆動電極16と、センス電極17が設けられている。静電駆動電極16に駆動信号が入力され、ビーム15が静電的にビーム15の共振周波数で持続するように駆動して振動し、センス電極17は、ビーム15とセンス電極17との間のキャパシタンスの変化を通してビーム15の運動または振動を検出する。このとき、センス電極17とビーム15は、実際上、ビーム15の振動時にビーム15とセンス電極17との間の距離に従って変化するキャパシタンスの電極を形成している。共振センサ13にビーム15と平行方向の圧縮あるいは伸張のさせる力が外部から加わると、ビーム15のばね乗数が変化しビーム15の共振周波数が変化する。この共振周波数変化を算出することで加えられた力を検出する(特許文献2)。
特許第4549085号公報 特許第3694028号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の圧力センサでは、ダイヤフラムに直接圧力が加わる構造であるために大きな圧力を検出することができず、また、その検出精度が低いという課題があった。
また、共振センサを使用していると塵が振動部に付着し周波数が変化することにより感度が低下するため気密構造にする必要があるが、特許文献2に示されるような従来の共振センサでは、ビームの上下に静電駆動電極とセンス電極を設けているため、共振センサのみで気密封止することができず、気密構造を構成するために別の部材を設ける必要が有るため部材と製造工程が増え、生産性が低下するという課題を有していた。
上記課題を解決するために本発明は、起歪体に設けられ、導電材料からなる第2の基板と、前記第2の基板と積層され絶縁材料からなる第1の基板を有し、前記第1の基板は、前記振動部と接する部分に空隙が設けられ、前記第1の基板の、前記空隙に面している部分に電極が形成され、前記第2の基板の前記空隙に面する部分にダイヤフラムが形成された構造としている。
上記構成により本発明は、第2の基板と第1の基板の間に振動部を設け、振動部の振動数変化を検出することにより、精度よく起歪体に加えられた力を検出し、信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における共振センサの上面図 同共振センサの断面図 (a)〜(f)同共振センサの製造方法を示す図 本発明の実施の形態2における共振センサの断面図 従来の圧力センサを示す図 従来の共振センサを示す図
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における共振センサ21について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1の共振センサ21の上面図、図2は図1におけるA−A断面図である。図1、図2に示すように本発明の実施の形態1の共振センサ21は、起歪体22に接続され、SiO2等の絶縁材料を主成分とした第1の基板23と、Si等の導電材料を主成分とした第2の基板24が積層され、第2の基板24の第1の基板23との間には空隙25が設けられている。第2の基板24の空隙25に面した部分には駆動電極26と検出電極27が設けられ、駆動電極26と検出電極27は貫通電極28に接続されている。第1の基板23の下部に空隙25が設けられており、第1の基板23の空隙25に面した部分にダイヤフラム形状に形成された振動部29が設けられ、第1の基板23と第2の基板24の間に設けられた空隙25が気密構造となっている。
なお、本発明の実施の形態1の共振センサ21は第2の基板24に空隙25が形成されているがこの限りではなく、第2の基板24の振動部29と第1の基板23の間に空隙25が設けられていればよく、例えば、第1の基板23の内部に空隙25が設けられていてもよく、第2の基板24と第1の基板23の両方に空隙25が設けられていてもよい。
共振センサ21は信号取り出し電極30と接続され、貫通電極28を介して駆動電極26に駆動電圧が印加される。振動部29と駆動電極26で容量が形成されており、信号取り出し電極30より駆動電極26に駆動電圧が印加されると、振動部29が共振周波数Fで共振駆動する。
共振センサ21が設けられた起歪体22に力が加わると、振動部29が伸縮する。振動部29がX軸方向に伸縮することにより振動部29の共振周波数が変化し、例えば、振動部29がX軸方向に延びることにより、振動部29が硬化しF+ΔFへと変化する。この共振周波数ΔFの変化を検出電極27により検出することにより、共振センサ21が設けられた起歪体22に加えられた力を検出することができる。一方、起歪体22に振動部29が縮む方向に起歪体22に力が加えられると、振動部29が軟化し、振動部29の共振周波数FがF−ΔFへと変化し、上記振動部29が伸びた場合と同様に、このΔFの変化を検出電極27で検出することにより、起歪体22に加えられた力を検出することができる。
次に、本発明の実施の形態1における共振センサ21の製造方法を説明する。
図3は本発明の実施の形態1における共振センサ21の第2の基板24の製造方法を示した図である。
まず、図3(a)に示すように、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)水溶液を用いたウェットエッチングにより、予め準備しているボロン(B)がドープされたSiからなる第2の基板24の上面に空隙25を形成する。
次に、図3(b)に示すように、KOH(水酸化カリウム)水溶液を用い、第2の基板24の下面から第2の基板24の酸化膜層までエッチングすることにより、第2の基板24の下面に空隙31を形成することにより、ダイヤフラムを形成する。
次に、図3(c)に示すように、第2の基板24の上面の空隙25に熱酸化により絶縁膜32を形成する。また、第2の基板24の下面の空隙25にSiNからなる表面保護膜(図示せず)を形成する。
次に、図3(d)に示すように、絶縁膜32上にAlを成膜することにより、駆動電極26と貫通電極28を接続する電極33を形成する。
次に、図3(e)に示すように、SiO2よりなる予め準備している第1の基板23をエッチングし、第1の基板23の下面にAlを成膜し、駆動電極26と検出電極27を形成する。
次に、図3(f)に示すように、真空接合により、第2の基板24の上面と第1の基板23の下面とを接合し、スパッタすることによりAlによる貫通電極28を形成し、共振センサ21を形成する。
本発明の実施の形態1において、上記製造方法により共振センサ21を形成することにより、共振センサ21を形成すると同時に、振動部29と第1の基板23の間の空隙25を気密封止することができるため、共振センサ21を形成した後に、気密構造を別に設ける必要がないため、製造工程を減らすことができ、共振センサ21の生産性を向上させることができる。
また、上記工程で製造された本発明の実施の形態1における共振センサ21は、振動部29と電極によって容量結合が形成されている空隙25が気密構造となっていることにより、塵の振動部29への付着を防止することができるため信頼性を向上させつつ、小型化することができている。さらに、振動部29である振動部29がSiO2からなる第1の基板23で覆われていることにより、薄膜等で振動体を覆い気密構造を形成するよりも頑丈にすることができ、起歪体22に共振センサ21を接合するときに、大きな押圧力を印加することができるため、より強固に取り付けることができる。
なお、本発明の実施の形態1における共振センサ21では、検出電極27を設けているが、検出電極27を設けずに駆動電極26で共振周波数の変化を検出しても良い。
また、本発明の実施の形態1の共振センサ21は、起歪体22に取り付けることにより、起歪体22に加えられた圧力を検出することができるが、絶縁材料からなる第1の基板23を透明なSiO2で形成することにより、赤外線が第1の基板23を透過するようにして使用し、赤外線センサとして用いることもできる。赤外線が第1の基板23を透過すると赤外線により振動部29が加熱され、振動部29の共振周波数が変化をする。この共振周波数の変化を検出することにより、赤外線を検出することができる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2における共振センサを図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態2の共振センサの構造において、本発明の実施の形態1と同じ部分については本発明の実施の形態1と同じ符号を付し、本発明の実施の形態1と異なる点について説明する。
図4に本発明の実施の形態2の共振センサ41を示す。図4に示すように、本発明の実施の形態2の共振センサ41は、起歪体22に接続され、SiO2等の絶縁材料からなる第1の基板23と、Si等の導電材料からなる第2の基板24が積層され、第2の基板24の第1の基板23との間には空隙42が設けられている。第2の基板24の空隙42に面した部分には駆動電極26と検出電極27が設けられ、駆動電極26と検出電極27は貫通電極28に接続されている。空隙42には、X軸方向に延在し両端が第1の基板に接続されたビーム形状の振動部43が設けられて気密構造となっており、空隙42が振動部43の上下でつながっている点で本発明の一実施の形態と異なっている。
共振センサ41が設けられた起歪体22に力が加わると、振動部43振動部43が延在している方向に伸縮する。振動部43がX軸方向に伸縮することによりビームの共振周波数が変化し、例えば、振動部43がX軸方向に延びることにより、振動部43が硬化しF+ΔFへと変化する。この共振周波数ΔFの変化を検出電極27により検出することにより、共振センサ41が設けられた起歪体22に加えられた力を検出することができる。一方、起歪体22に振動部43が縮む方向に起歪体22に力が加えられると、振動部43が軟化し、振動部43の共振周波数FがF−ΔFへと変化し、上記振動部43が伸びた場合と同様に、このΔFの変化を検出電極27で検出することにより、起歪体22に加えられた力を検出することができる。
本発明の実施の形態2の共振センサ41は、振動部43をビーム形状としているため、振動部43と第1の基板23とで気密構造にすることができないため、図4に示すように、第2の基板24の上面をエッチングし、空隙を形成するときに、第2の基板24の下部まで振動部43残すようにエッチングすることにより空隙42を形成することに形成することができる。
このように、振動部43をビーム形状とすることにより、振動部43を形成するときに第2の基板24の下部から空隙を形成する必要がなく、工数を少なくすることができるため、より生産性を向上させることができる。
本発明の共振センサは、起歪体に加えられた圧力を検出する共振センサの信頼性と生産性を向上させることができるため、各種制御機器や情報機器制御、自動車エンジン制御、サスペンション制御等に有用である。
21、41 共振センサ
22 起歪体
23 第1の基板
24 第2の基板
25、31、42 空隙
26 駆動電極
27 検出電極
28 貫通電極
29、43 振動部
30 信号取り出し電極
32 絶縁膜
33 電極

Claims (4)

  1. 絶縁材料を主成分とした第1の基板と、
    前記第1の基板と積層し、導電材料を主成分とした第2の基板と、を有し、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に気密封止された空隙が設けられ、
    前記第1の基板は、前記空隙に面する位置に駆動電極を有し、
    前記第2の基板は、前記駆動電極に対向する振動部を備えた共振センサ。
  2. 前記駆動電極と前記振動部とで静電容量を形成し、
    前記静電容量により前記振動部の周波数変化を検出する請求項1に記載の共振センサ。
  3. 前記振動部がダイヤフラム形状に形成されている請求項1に記載の共振センサ。
  4. 前記振動部が空隙中に設けられ、
    前記振動部がビーム形状に形成されている請求項1に記載の共振センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113188690A (zh) * 2020-01-10 2021-07-30 横河电机株式会社 谐振压力传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113188690A (zh) * 2020-01-10 2021-07-30 横河电机株式会社 谐振压力传感器
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