JP2015112896A - 倒立二輪車 - Google Patents

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平 哲也
Tetsuya Taira
哲也 平
歩惟 片桐
Ai Katagiri
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Abstract

【課題】バッテリの状態に応じて走行状態を制御する。【解決手段】倒立二輪車1は、バッテリ14と、車輪11と、駆動部12と、バッテリ14の容量を算出する演算部15と、演算部15により算出されたバッテリ容量に基づく放電量の推移及び/又は放電パターンに応じたトルク出力の推移を記憶する記憶部17と、搭乗者の操作と、記憶部17に記憶されたFCCと、に応じてバッテリ14の放電状態を制御する制御部13と、記憶部17で記憶された放電量の推移及び/又はトルク出力の推移に基づき、放電パターンが理想的であるか否かを判定し、FCCを更新して記憶部17に記憶するか否かを決定する判定部16と、FCCの更新頻度が所定の第1の頻度より高い場合に記憶部17へのFCCの更新を不許可とする第1の監視部18と、更新頻度が所定の第2の頻度より低い場合に、FCCの更新判定を停止させる第2の監視部28と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、倒立二輪車に関する。
近年、搭乗者の体重移動に応じて走行状態を変化させる、倒立二輪車の開発が進められている。倒立二輪車は、バッテリから供給される電気により駆動する。
バッテリは、様々な要因により劣化する。一般的なリチウムイオンバッテリの劣化要因として、高温環境や、満充電状態の保持、過放電状態の保持、過放電状態の保持、トリクル充電、ハイレート放電などが挙げられる。例えば倒立二輪車に用いられるバッテリでは、夏場や日中の外での走行や、空調の無い屋内での走行、空調の無い部屋での保管、満充電状態の保持として充電し終わってからの放置、走行後の充電の忘れ、上り坂走行や、重量のあるドライバの搭乗などにより、容量の劣化が進行する。
バッテリの劣化速度は、放電電流の大きさや、放電時間によって変化する。例えばバッテリは、繰り返し放電を行う場合に1回ごとの放電時の電流が大きいほど、劣化速度が速くなり、満充電時の最大容量が小さくなる。またバッテリは、充放電回数が増加するたびにセルが劣化するため、満充電時の最大容量が小さくなり、放電時間が短くなる。
特許文献1には、前後方向及び横方向の安定性を高めた倒立型移動体についての発明が開示されている。
特開2012−126395号公報
倒立二輪車は、屋内において企業の受付や警備の目的で、屋内で利用される場合がある。そのため倒立二輪車は、小型かつ軽量であることが求められている。またこの場合、倒立二輪車はバッテリが低残量となるまで利用される場合が、倒立二輪車に用いられるバッテリは重量があり容積が大きい場合が多く、倒立二輪車に潤沢なバッテリを搭載することは困難である。したがって倒立二輪車では、小型、軽量かつ十分な出力量を確保するために、バッテリの状態を学習し、FCC(Full Charge Capacity:満充電容量)の更新を行うことが求められている。
図11は、一般的なFCCの更新フローである。一般的な更新フローでは、FCC更新機器等を用いて理想的な放電を行い、バッテリの残量が所定の値以下となったときにFCCの更新を行う。しかしながら、人が倒立二輪車を利用している場合にFCCを正確に更新するためには、安定した放電が行われる必要があり、走行中に無理な負荷が与えられた場合にFCCの更新が正確に行えないという問題がある。FCCの更新が正確に行えない場合、更新後のFCCの値が少ないと判断されれば航続距離が短くなり、FCCが多く判断されるとトルク不足が発生する。そのため倒立二輪車は、バッテリのFCCの更新において、更新を正確に行い、誤差を小さくすることが求められていた。
本発明に係る倒立二輪車は、バッテリと、同軸上に設けられた一対の車輪と、前記バッテリから供給される電力により、前記車輪を駆動する駆動部と、前記バッテリの容量を算出する演算部と、前記演算部により算出されたバッテリ容量に基づくバッテリの放電量の推移及び/又は放電パターンに応じた前記駆動部のトルク出力の推移を記憶する記憶部と、搭乗者の操作と、前記記憶部に記憶された前記バッテリのFCCと、に応じて前記バッテリの放電状態を制御する制御部と、前記記憶部で記憶された前記バッテリの放電量の推移及び/又は放電パターンに応じた前記駆動部のトルク出力の推移に基づき、放電パターンが理想的であるか否かを判定し、FCCを更新して前記記憶部に記憶するか否かを決定する判定部と、前記記憶部のFCCの更新頻度を監視し、更新頻度が所定の第1の頻度より高い場合に前記記憶部へのFCCの更新を不許可とする第1の監視部と、前記記憶部のFCCの更新頻度を監視し、更新頻度が所定の第2の頻度より低い場合に、FCCの更新判定を停止させる第2の監視部と、を備える。
これにより、バッテリのFCCの更新において、誤差を小さくすることができる。
倒立二輪車は、バッテリの状態に応じて走行状態を制御することができる。
実施の形態1にかかる倒立二輪車のブロック図である。 実施の形態1にかかる倒立二輪車の模式図である。 実施の形態1にかかる0系と1系のバッテリ、制御部、モータの関係を示す図である。 実施の形態1にかかるFCCの更新の判定に係る図である。 実施の形態1にかかるトルク推移と更新の判定を示す図である。 実施の形態1にかかるFCC更新のフローチャートである。 実施の形態2にかかる倒立二輪車のブロック図である。 実施の形態2にかかるFCC更新のフローチャートである。 実施の形態3にかかる倒立二輪車のブロック図である。 実施の形態3にかかるFCC更新のフローチャートである。 関連するFCC更新のフローチャートである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる倒立二輪車1の構成を示すブロック図である。
倒立二輪車1は、車輪11と、モータ12と、制御部13と、バッテリ14と、演算部15と、判定部16と、記憶部17を備える。図2は、倒立二輪車1が複数のモータ12、複数の制御部13、複数のバッテリ14を備え、0系と1系の2セットにより構成された状態を示す模式図である。
車輪11は、倒立二輪車1の本体部の左右に同軸上に設けられた一対の車輪である。倒立二輪車1における、左側の車輪を左側車輪11a、右側の車輪を右側車輪11bとする。
モータ12は、バッテリ14から与えられた電力により駆動する駆動部である。モータ12は車輪11に連結している。より具体的には、モータ12は、左側車輪11aに連結するモータ12a、12bと、右側車輪11bに連結するモータ12c、12dを有する。モータ12aとモータ12cは、制御部13aから与えられた制御信号に基づき、後述するバッテリ14aから供給された電力により駆動する。またモータ12bとモータ12dは、制御部13bから入力した制御信号に基づき、後述するバッテリ14bから供給された電力により駆動する。
制御部13は、典型的には倒立二輪車1の動作を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。制御部13は、例えば搭乗者の重心移動などの操作に応じて車輪11の速度を制御する。言い換えると、制御部13は、搭乗者の重心移動に応じた車輪11の速度となるよう制御信号を生成し、モータ12とバッテリ14に出力する。これにより制御部13は、モータ12の動作状態及びバッテリ14からモータ12に与えられる電力を制御する。また制御部13は、記憶部17に記憶されたFCCの値に応じて、バッテリ14の放電状態を制御する。
より具体的には、制御部13は、0系の制御部である制御部13aと、1系の制御部である制御部13bを有する。制御部13aは、制御信号を用いてモータ12aと、モータ12cと、バッテリ14aの動作を制御する。制御部13bは、制御信号を用いてモータ12bと、モータ12dと、バッテリ14bの動作を制御する。なお制御部13aと制御部13bは、互いに情報の送受信を行うことで協調して動作し、0系又は1系のいずれかがダウンした場合であっても、一方の系の動作で倒立二輪車1が走行を続行するように制御することが望ましい。
バッテリ14は、倒立二輪車1に設けられた複数のバッテリである。バッテリ14は、0系として設けられたバッテリ14aと、1系として設けられたバッテリ14bを有する。典型的には、バッテリ14aとバッテリ14bは、1つのバッテリパックとして倒立二輪車1に設けられている。図3に示すように、バッテリ14aは、モータ12a、12cを駆動する電力を供給する。またバッテリ14bは、モータ12b、12dを駆動する電力を供給する。
演算部15は、バッテリ14の容量値の算出を行う。図4は、バッテリ14の残量と出力電圧の関係を示す放電曲線である。演算部15は、満充電時から所定の電圧となるまでの電流の積算値
Figure 2015112896
に基づいて、バッテリ14の容量値を計算する。
より具体的には、演算部15は、バッテリ14の充電が満充電の状態を第1の検出ポイントとし、満充電の状態からバッテリ14の残量と電圧が略比例状態で低下して、残量が一定値以下となったときに急激な電圧降下が起こる直前を第2の検出ポイント、急激な電圧降下が起きた直後を第3の検出ポイントとする。すなわち、第2の検出ポイントはバッテリ残量がX%、第3の検出ポイントは残量がY%のときである。バッテリ14は自分の容量値を読み込むことはできないので、演算部15は、第1の検出ポイントから第3の検出ポイントの充放電の積算値を積算することにより、バッテリ14の容量を算出する。演算部15は、算出した容量値を記憶部17に出力する。
判定部16は、記憶部17により記憶されたトルクの履歴から、バッテリ14が安定した放電を行っているか否かを判定し、FCCを更新するか否かを決定する。言い換えると判定部16は、バッテリ14があらかじめ定めた理想的なパターンの放電を行っているか否かを判定し、FCCを更新するか否かを決定する。具体的には、判定部16は、バッテリ14の充電を行う際に、バッテリ14の残量が所定の閾値以下であるか否かを判定し、FCCの更新判定をするか否かを決定する。
また判定部16は、記憶部17により記憶されたモータ12のトルクが、常に所定の閾値以下であるか否かを判定し、所定の閾値以下のトルク状態が継続されていれば、バッテリ14で理想的な放電パターンが実行されたものとして、FCCの更新を行うよう判定する。図5は、判定部16がFCCを更新すると判定する場合と、FCCを更新しないと判定する場合の、モータ12のトルクの時間推移の例である。判定部16が、FCCの更新を行うと判定する場合のトルクの推移を実線で示し、更新を行わないと判定する場合のトルクの推移を点線で示している。
ここで例としては、バッテリ14の容量は、2000[mAh](=2.0[Ah])程度である。ここで、一般的にFCC学習に理想とされている電流は1C[A]とされており、バッテリの容量が2000[mAh]であれば、1C[A]=2.0[A]である。これは、倒立二輪車1に想定体重のユーザが巡航運転している際の電流値程度である。例えば判定部16は、1C[A]の電流により発生するトルク出力を、図5に示されたFCCの更新を行うか否かの閾値として用いることができる。例えば判定部16は、記憶部17に記憶されたトルク出力が、図4に示した第1の検出ポイントから第3の検出ポイントまでの間、常に1C[A]の電流により発生するトルク出力以下の場合に、理想的な放電が行われたものとみなし、FCCの更新を行うよう判定する。
なお判定部16の判定方法は、バッテリ14の残量が第3の検出ポイントに到達するまでの間に、モータ12のトルク出力が常に閾値以下であるか否かという条件に限られず、任意に設定可能であることが望ましい。例えば判定部16は、記録されたモータ12のトルク出力が、所定の閾値を僅かに超える場合があっても、モータ12のトルク出力が理想状態であると判定しても良い。例えば判定部16は、所定の閾値を超えた量や時間、回数を参照し、閾値を超える割合が少量であれば理想的な走行を行っているものとみなして、FCCの更新を行う判定を行っても良い。また判定部16は、記憶部17がバッテリ14の出力の履歴を記憶している場合は、トルク出力の推移にかえて、バッテリ14の放電量の推移を、FCCの更新を行うか否かの判定に用いても良い。
記憶部17は、モータ12で発生したトルクの履歴を記憶する。また記憶部17は、記憶したトルクの履歴を判定部16に出力する。また、記憶部17は、判定部16がFCCを更新すると判定した場合に、FCCを更新して記憶する。なお記憶部17は、バッテリ14の放電量の推移を記憶しても良い。
次に、倒立二輪車1のFCCの更新動作について説明する。図6は、倒立二輪車1のFCCの更新を行うか否かを判定する判定フローを示した図である。
最初に、倒立二輪車1は充電を行う(ステップS1)。
判定部16は、バッテリ14の充電が満充電であるか否かを判定する(ステップS2)。バッテリ14が満充電であれば(ステップS2でYes)、ステップS3に進む。バッテリ14が満充電でなければ(ステップS2でNo)、ステップS7に進む。
バッテリ14は放電を行う(ステップS3)。すなわち、倒立二輪車1が走行することなどにより、バッテリ14が放電する。記憶部17は、倒立二輪車1のバッテリ14が放電を行っている間の、モータ12のトルクの推移を記憶する。
判定部16は、バッテリ14の残量の判定を行う(ステップS4)。すなわち判定部16は、バッテリ14の残量が所定の値より少ないか否かを判定する。典型的には、判定部16は、バッテリ14の残量が、図4に示した第3の検出ポイントである残量Y%より少ないか否かを判定する。バッテリ14の残量が所定の値より少なければ(ステップS4でYes)、ステップS5に進む。バッテリ14の残量が所定の値より多ければ(ステップS4でNo)、ステップS1に戻り、充電を行う。
判定部16は、放電パターンが理想的であるか否かを判定する(ステップS5)。例えば判定部16は、記憶部17により記憶されたモータ12のトルク出力が常に所定の閾値以下であるか否かにより、バッテリ14の放電パターンが理想的であるか否かを判定する。判定部16が、放電パターンが理想的であると判定した場合には(ステップS5でYes)、ステップS6に進む。判定部16が、放電パターンが理想的でないと判定した場合には(ステップS5でNo)、ステップS1に戻り、充電を行う。
演算部15は、FCCの更新を行う(ステップS6)。例えば演算部15は、FCCの更新結果を記憶部17に記憶する。その後、ステップS1に戻り、充電を行う。
判定部16が、バッテリ14の充電が満充電でないと判定した場合(ステップS2でNo)、倒立二輪車1は放電を行う(ステップS7)。その後、ステップS1に戻り、充電を行う。
これにより、倒立二輪車1は放電パターンが理想的であるか否かに基づいて、FCCを更新するか否かを決定することができる。より具体的には、倒立二輪車1は、バッテリ14の残量が所定の残量以下となるまで使用された場合に、その放電パターンが理想的であるか否かを判定し、放電パターンが理想的である場合にFCCの更新を行う。これにより倒立二輪車は、バッテリのFCCをより正確に推定し、適切に倒立二輪車の走行状態を制御することができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかる倒立二輪車2について説明する。図7は、倒立二輪車2の構成を示す図である。実施の形態1に示した構成物品と、同一の効果を奏する構成物品については同一の符号を付し、説明を省略する。
倒立二輪車2は、車輪11と、モータ12と、制御部13と、バッテリ14と、演算部15と、判定部16と、記憶部17と、監視部18を備える。
監視部18は、FCCの更新頻度を監視する第1の監視部である。例えば監視部18は、タイマーやカウンタを有する。監視部18は、記憶部17からFCCの更新に関する情報を入力し、記憶部17において、所定の時間内にFCCが更新された頻度を監視する。例えば監視部18は、記憶部17における一定期間内の更新頻度が所定の頻度以下であれば、記憶部17におけるFCCの更新を許可し、所定の頻度以上であればFCCの更新を不許可とする。
次に、倒立二輪車2の動作について説明する。図8は、倒立二輪車2の動作フローを示すフローチャートである。
最初に、倒立二輪車2は充電を行う(ステップS11)。
判定部16は、バッテリ14の充電が満充電であるか否かを判定する(ステップS12)。バッテリ14が満充電であれば(ステップS12でYes)、ステップS13に進む。バッテリ14が満充電でなければ(ステップS12でNo)、ステップS18に進む。
バッテリ14は放電を行う(ステップS13)。記憶部17は、バッテリ14が放電中の、モータ12のトルク出力の推移を記憶する。
判定部16は、バッテリ14の残量の判定を行う(ステップS14)。バッテリ14の残量が所定の値より少なければ(ステップS14でYes)、ステップS15に進む。バッテリ14の残量が所定の値より多ければ(ステップS14でNo)、ステップS11に戻り、充電を行う。
判定部16は、放電パターンが理想的であるか否かを判定する(ステップS15)。判定部16が、放電パターンが理想的であると判定した場合には(ステップS15でYes)、ステップS16に進む。判定部16が、放電パターンが理想的でないと判定した場合には(ステップS15でNo)、ステップS11に戻り、充電を行う。
監視部18は、FCCの更新頻度が予め定めた規定値(第1の頻度)以下であるか否かを監視する(ステップS16)。FCCの更新頻度が規定値以下であれば(ステップS16でYes)、ステップS17に進む。例えば監視部18は、所定の一定期間内にFCCが更新された回数を監視し、更新頻度が高過ぎるか否かを監視する。FCCの更新頻度が規定値以上であれば(ステップS16でNo)、ステップS11に戻り、充電を行う。
演算部15は、FCCの更新を行う(ステップS17)。例えば演算部15は、FCCの更新結果を記憶部17に記憶する。その後、ステップS11に戻り、充電を行う。
判定部16が、バッテリ14の充電が満充電でないと判定した場合(ステップS12でNo)、倒立二輪車2は放電を行う(ステップS18)。その後、ステップS11に戻り、充電を行う。
これにより、監視部18がFCCの更新頻度を監視し、FCCの更新が頻発することを防ぐことができる。より具体的には、記憶部17で更新され記憶されるFCCの更新頻度が高くなった場合に、1回のFCC更新ごとに発生する誤差が、累積する可能性がある。そこで監視部18は、更新頻度を監視し、FCCの更新頻度を所定の頻度以下の更新頻度とすることで、累積する更新の誤差を低減することができる。これにより、バッテリのFCCをより正確に推定し、適切に倒立二輪車の走行状態を制御することができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかる倒立二輪車3について説明する。図9は、倒立二輪車3の構成物品を示す図である。倒立二輪車3は、車輪11と、モータ12と、制御部13と、バッテリ14と、演算部15と、判定部16と、記憶部17と、監視部28を備える。倒立二輪車3にかかる構成物品のうち、実施の形態1、2に示した倒立二輪車1、2と同一の構成物品については同一の符号を付し、説明を省略する。
監視部28は、FCCの更新頻度を監視する第2の監視部である。例えば監視部28は、タイマー及びカウンタを有する。例えば監視部28は、記憶部17における一定期間内のFCCの更新頻度が所定の頻度より多ければ、FCCの更新許可を判定する更新フローの実行を継続させる。また監視部28は、FCCの更新頻度が所定の頻度以下であれば、FCCの更新を不許可とし、FCCの更新フローを停止させる。
倒立二輪車3の動作について説明する。図10は、倒立二輪車3の動作を示すフローチャートである。
最初に、倒立二輪車3は充電を行う(ステップS21)。
監視部28は、FCCの更新頻度が予め定めた規定値(第2の頻度)以下であるか否かを監視する(ステップS22)。言い換えると、監視部28は、FCCの更新頻度が低すぎるか否かを監視する。FCCの更新頻度が規定値より多ければ(ステップS22でNo)、ステップS23に進む。FCCの更新頻度が規定値以下であれば(ステップS22でYes)、ステップS29に進む。
判定部16は、バッテリ14の充電が満充電であるか否かを判定する(ステップS23)。バッテリ14が満充電であれば(ステップS23でYes)、ステップS24に進む。バッテリ14が満充電でなければ(ステップS23でNo)、ステップS28に進む。
バッテリ14は放電を行う(ステップS24)。記憶部17は、バッテリ14が放電中の、モータ12のトルク出力の推移を記憶する。
判定部16は、バッテリ14の残量の判定を行う(ステップS25)。バッテリ14の残量が所定の値より少なければ(ステップS25でYes)、ステップS26に進む。バッテリ14の残量が所定の値より多ければ(ステップS25でNo)、ステップS21に戻り、充電を行う。
判定部16は、放電パターンが理想的であるか否かを判定する(ステップS26)。判定部16が、放電パターンが理想的であると判定した場合には(ステップS26でYes)、ステップS27に進む。判定部16が、放電パターンが理想的でないと判定した場合には(ステップS26でNo)、ステップS21に戻り、充電を行う。
演算部15は、FCCの更新を行う(ステップS27)。例えば演算部15は、FCCの更新結果を記憶部17に記憶する。その後、ステップS21に戻り、充電を行う。
判定部16が、バッテリ14の充電が満充電でないと判定した場合(ステップS23でNo)、倒立二輪車2は放電を行う(ステップS28)。その後、ステップS21に戻り、充電を行う。
監視部28によりFCCの更新頻度が規定値以下であると判定した場合には(ステップS22でYes)、倒立二輪車3を、理想的な放電を行う走行環境下に移行させる(ステップS29)。このとき典型的には、一旦、FCCの更新フローを停止させる。例えば、倒立二輪車3は、FCCが長期間にわたって更新されていないことを示す警告を発生する。その後、例えば倒立二輪車3は、メンテナンス員の操作によりFCC更新機器を用いて理想的な放電を行い、ステップS21〜ステップS28に基づいてFCCを更新する。また例えば倒立二輪車3は、走行環境が屋内や受付等となるよう、走行環境を移行する。これにより、倒立二輪車3は理想的な放電を行い、ステップS21〜ステップS28に基づいてFCC更新を行う。
これにより倒立二輪車3は、FCCの更新頻度を監視し、FCCの更新頻度に合わせて処理を変更することができる。より具体的には、記憶部17で記憶されるFCCの更新頻度が所定の頻度より高い場合には、バッテリの放電パターンが理想的である場合にFCCの更新を行う。また、記憶部17で記憶されるFCCの更新頻度が所定の頻度より低い場合には、倒立二輪車を、理想的な放電が行われてFCCが更新される環境下に移行し、FCCの更新を行う。これにより、長期間にわたってFCCの更新が行われなくなる状態を回避することができる。すなわち倒立二輪車は、FCCの更新を、適切な頻度で実行することができる。したがって、倒立二輪車はバッテリのFCCをより正確に推定し、バッテリのFCCに応じて、適切に走行状態を制御することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2ではFCCの更新頻度の判定を最後に行い、実施の形態3ではFCCの更新頻度の判定を最初に行うこととしたが、例えばバッテリ残量の確認の直前に行うなど、どの過程で行っても良い。言い換えると、図8及び図10で示したフローにおいて、判定部16が判定を行うステップや、監視部18、28により分岐するステップについては、順序を適宜入れ替えても良い。
また、図8及び図10に示したフローを組み合わせることにより、監視部18よる監視により更新頻度が第1の頻度より高い場合にFCCの更新を不許可とする動作と、監視部28による監視により更新頻度が第2の頻度より低い場合にFCC更新フローから外れる動作の、両方を行うこととしても良い。
また例えば、演算部15、判定部16、監視部18、28を、それぞれ別の構成物品として記載したが、それぞれの処理を行う1つの構成物品であっても良い。
また例えば、監視部18、28によるFCCの更新頻度の監視方法は、最終更新時から所定の時間が経過したか否かにより判定しても良い。また例えば監視部18、28は、所定の時間内にFCCが更新された回数、及び、更新されなかった回数を記憶して比較することにより、更新頻度を算出して監視しても良い。監視部18、28によるFCCの更新頻度の監視方法はこれらに限られない。
1、2、3 倒立二輪車
11 車輪
12 モータ
13 制御部
14 バッテリ
15 演算部
16 判定部
17 記憶部
18 監視部
28 監視部

Claims (1)

  1. バッテリと、
    同軸上に設けられた一対の車輪と、
    前記バッテリから供給される電力により、前記車輪を駆動する駆動部と、
    前記バッテリの容量を算出する演算部と、
    前記演算部により算出されたバッテリ容量に基づくバッテリの放電量の推移及び/又は放電パターンに応じた前記駆動部のトルク出力の推移を記憶する記憶部と、
    搭乗者の操作と、前記記憶部に記憶された前記バッテリのFCCと、に応じて前記バッテリの放電状態を制御する制御部と、
    前記記憶部で記憶された前記バッテリの放電量の推移及び/又は放電パターンに応じた前記駆動部のトルク出力の推移に基づき、放電パターンが理想的であるか否かを判定し、FCCを更新して前記記憶部に記憶するか否かを決定する判定部と、
    前記記憶部のFCCの更新頻度を監視し、更新頻度が所定の第1の頻度より高い場合に前記記憶部へのFCCの更新を不許可とする第1の監視部と、
    前記記憶部のFCCの更新頻度を監視し、更新頻度が所定の第2の頻度より低い場合に、FCCの更新判定を停止させる第2の監視部と、を備える、
    倒立二輪車。
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