JP2015112332A - 歩行支援機の状態報知システム、および、歩行支援機 - Google Patents

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純久 岩下
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琢磨 野村
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Abstract

【課題】歩行支援機を利用する利用者が外出する際に、遠隔地の管理サーバと通話、通信を行い、遠隔地へ外出先の歩行支援機の利用者の状態を報知することができる歩行支援機の報知システムを提供する。
【解決手段】利用者または周囲の状態情報を取得する状態情報取得部201と、状態情報に基づき、管理装置2への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う状態情報判定部202と、状態情報判定部202の判定結果に基づき、通信ネットワークを介して、管理装置2へ利用者状態報知情報を送信する送信部203と、管理装置2から、状態確認情報を受信する受信部204と、状態確認情報を出力する出力部205とを有する状態報知装置20を備えた歩行支援機1と、通信ネットワークを介して、1つ以上の歩行支援機1から利用者状態報知情報を受信し、歩行支援機1に対して、状態確認情報を送信する管理装置2とからなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、高齢者等の歩行を支援する、歩行車、シルバーカーなどの歩行支援機と管理装置とが通信して利用者の状態を外部に報知する歩行支援機の状態報知システム、および、管理装置と通信し、利用者の状態に関する報知情報を送信する状態報知装置を備えた歩行支援機に関するものである。
従来から、高齢者の歩行を支援する機器として、歩行車、シルバーカーといった歩行支援機が知られている。それらの歩行支援機を利用する利用者の外出の際には、利用者の安全や緊急事態などの高齢者等の状態を、介護者等の遠隔地にいる人が確認できるようにしておく必要がある場合がある。
利用者の状態を遠隔地に伝達する技術として、例えば、特許文献1には、携帯型のGPS受信機において、利用者の歩行ペースを取得し、利用者に伝達する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2や特許文献3には、電話回線やインターネットを利用して、遠隔地にあるサーバに、監視対象者が使用する建物などの中での、高齢者や独居老人の情報を送信して見守り等を行う技術が開示されている。
特開平8−68846号公報 特開2004−174168号公報 特開2005−196812号公報
しかしながら、特許文献1のような技術では、利用者自身が自分の状態を知ることができたとしても、遠隔地に利用者の状態を伝達することができないという課題があった。
これに対し、特許文献2や特許文献3のような技術では、遠隔地にあるサーバとの情報のやり取りはできるが、建物内にいる高齢者等の監視対象者を見守るものであるため、高齢者等が外出する際に、外出先での状態を遠隔地に伝達することによって外出先での見守りを実施することはできないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、歩行支援機を利用する利用者が外出する際に、遠隔地の管理サーバと通話、通信を行い、遠隔地へ外出先の歩行支援機の利用者の状態を報知することができる歩行支援機の報知システムを提供することを目的としている。
この発明に係る歩行支援機の状態報知システムは、利用者または周囲の状態情報を取得する状態情報取得部と、状態情報に基づき、管理装置への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う状態情報判定部と、状態情報判定部の判定結果に基づき、通信ネットワークを介して、管理装置へ利用者状態報知情報を送信する送信部と、管理装置から、状態確認情報を受信する受信部と、状態確認情報を出力する出力部とを有する状態報知装置を備えた歩行支援機と、通信ネットワークを介して、1つ以上の歩行支援機から利用者状態報知情報を受信し、歩行支援機に対して、状態確認情報を送信する管理装置とからなるものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、歩行支援機を利用する利用者が外出する際に、遠隔地の管理装置と通話や通信を行い、遠隔地へ外出先の歩行支援機の利用者の状態を報知することができる。
この発明の実施の形態1に係る歩行支援機の状態報知システムの一例を説明する図である。 情報端末機器の装着例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る状態報知装置の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る状態報知装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る管理装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る歩行支援機1の状態報知システムの一例を説明する図である。
歩行支援機1と、管理装置2とは、携帯電話などの音声回線やインターネット回線などの通信ネットワークを介して通信可能である。
この発明の実施の形態1に係る歩行支援機1の状態報知システムでは、歩行支援機1から管理センターにある管理装置2へ、利用者の状態や、利用者の状態の変化を報知する情報(以下、利用者状態報知情報という)を送信すると、管理センターではオペレーターが、受信した利用者状態報知情報に基づき、適宜利用者に対する状態確認情報を送信し、歩行支援機1では状態確認情報を受信、出力する。
なお、ここでは、管理装置2とは、管理センター内に設置されている管理端末や、管理サーバのことをいう。
例えば、図1に示すように、歩行支援機1から管理端末に直接利用者状態報知情報を送信し、歩行支援機1から管理端末へ送信された利用者状態報知情報が、利用者は疲れていると判断されるような内容であったとすると、オペレーターから「お疲れではないですか?」というような内容の状態確認情報を送信し、歩行支援機1において、受信した状態確認情報を出力する。なお、オペレーターから歩行支援機1への状態確認は、電話回線などを通じて会話によって行うことができる。
ここで、歩行支援機1が受信した状態確認情報が、「お疲れではないですか?」のように、返答の必要な内容であった場合、返答内容を管理端末へ送信することが可能である。例えば、図1に示すように、利用者が、「ありがとう。大丈夫です。」というような返答をした場合には、歩行支援機1から返答内容の情報を管理端末へ送信する。
また、これに限らず、歩行支援機1から管理サーバへ利用者状態報知情報を送信し、管理サーバを経由して、管理センター内の管理端末へ利用者状態報知情報を送信するようにしてもよいし、管理サーバで予め決められた条件に基づいて自動応答するようにしてもよい。
なお、図1では、1台の歩行支援機1と管理装置2とが通信ネットワークを介して通信する場合を示しているが、これに限らず、1台以上の歩行支援機1が管理装置2と接続され、管理センターの管理装置2では、1台以上の歩行支援機1の利用者状態報知情報を受信するようにすることが可能である。
歩行支援機1は、例えば、高齢者等の人の歩行を補助する歩行車やシルバーカーなどであって、その基本構成は、片手もしくは両手で操作するハンドルと、複数の車輪と、フレームと、台座などからなる。この発明の実施の形態1では、この基本構成に加え、さらに、通信可能な、音声出力機能を有する携帯電話やスマートフォンやタブレット端末等の情報端末機器10と状態報知装置20とを備えている。
情報端末機器10は、利用者からの音声、タッチ、ボタン操作などの入力や、表示、音声などの出力機能等を備えるものである。なお、これらの機能は、情報端末機器10が一括して備えるものとしてもよいが、個別の機器として歩行支援機に取り付けられているものとしてもよい。
状態報知装置20は、歩行支援機1の利用者または周囲の状態情報を取得し、取得した状態情報に基づく利用者状態報知情報を管理装置2へ送信する。また、状態報知装置20は、管理装置2からの状態確認情報を受信し、利用者に通知する。
なお、ここでは、図1に示すように、状態報知装置20は情報端末機器10に備えられるものとしているが、これに限らず、歩行支援機1の、情報端末機器10以外の場所に備えられるようにしてもよい。
なお、情報端末機器10は、歩行支援機1に装着された状態としてもよいし、歩行支援機1から取り外して、利用者が歩行支援機1の利用時に携帯するなどして、持ち運べるようにした状態としてもよい。
管理装置2は、遠隔地の管理センターなどに設置され、歩行支援機1から受信した利用者状態報知情報に基づき、歩行支援機1に対して適宜状態確認情報を送信する。
情報端末機器10および状態報知装置20は、例えば、ネジ留め、マジックテープ(登録商標)等で歩行支援機1のフレームに装着固定されるようにしてもよいし、取り外し不要であれば、接着や溶接で固定してもよい。
なお、情報端末機器10は、図1では、歩行支援機1の横にのびたフレームに2箇所で固定されるようにしているが、これに限らず、例えば、図2に示すように、ハンドル部分のフレーム一箇所で固定されるようにしてもよい。
この場合、歩行支援機の機能である折りたたみにおいて、幅方向の折りたたみを阻害しないようにできるという利点がある。一方で、図1に示すようにした場合は、前後方向の折りたたみを阻害しないようにできる構造となっている。
図3は、この発明の実施の形態1に係る状態報知装置20の構成図である。
図3に示すように、状態報知装置20は、状態情報取得部201と、状態情報判定部202と、送信部203と、受信部204と、出力部205とを備える。
状態情報取得部201は、利用者または周囲の状態情報を取得する。なお、利用者の状態情報とは、顔色、息遣いなど、利用者自身の状態の情報をいい、周囲の状態情報とは、天候、騒音など、利用者の周囲の環境の情報をいう。
状態情報判定部202は、状態情報取得部201が取得した状態情報に基づき、管理装置2への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う。
送信部203は、状態情報判定部202の判定結果に基づき、通信ネットワークを介して、管理装置2へ利用者状態報知情報を送信する。また、管理装置2から受信した状態確認情報に対する返答がある場合には、管理装置2へ返答情報を送信する。
受信部204は、管理装置2から、状態確認情報を受信する。
出力部205は、管理装置2から受信した状態確認情報を出力する。
図4は、この発明の実施の形態1に係る状態報知装置20の動作を説明するフローチャートである。
状態情報取得部201は、利用者または周囲の状態情報を取得する(ステップST1)。
状態情報判定部202は、ステップST1で状態情報取得部201が取得した状態情報を入力し、入力した状態情報に基づき、利用者状態報知情報の送信要否判定を行う(ステップST2)。
ステップST2において、状態情報判定部202が、利用者状態報知情報の送信が不要であると判断した場合(ステップST2の“NO”の場合)、ステップST1に戻る。
一方、ステップST2において、状態情報判定部202が、利用者状態報知情報の送信が必要であると判断した場合(ステップST2の“YES”の場合)、送信部203は、管理装置2へ利用者状態報知情報を送信する(ステップST3)。
そして、受信部204は、管理装置2から送信された状態確認情報の受信を待つ。管理装置2では、後述する処理を行い、状態確認情報を送信する。この処理については、図5に示すフローチャートに基づいて後述する。
受信部204は、管理装置2から状態確認情報を受信する(ステップST4)。
出力部205は、ステップST4において受信部204が受信した状態確認情報を出力して利用者に通知する(ステップST5)。具体的には、例えば、出力部205は、図1のように、情報端末機器10から、音声で状態確認情報を出力するようにしてもよいし、情報端末機器10にメッセージを出力するようにしてもよい。なお、情報端末機器11は、歩行支援機1に装着された状態としてもよいし、歩行支援機1から取り外して持ち運べるようにした状態としてもよい。
この時、図1のように、利用者は出力された状態確認情報に対する返答をし、返答情報を管理装置2へ送信するようにすることが可能である。具体的には、例えば、情報端末機器10、または、歩行支援機1の情報端末機器10以外の場所にマイクを装着し、利用者の音声を受信して、送信部203が管理装置2へ返答情報を送信するようにしてもよいし、利用者が情報端末機器10から返答内容を入力し、入力された返答情報を送信部203が管理装置2へ送信するようにしてもよい。
その後ステップST1へ戻り、以降の処理を繰り返す。なお、利用者状態を取得し、利用者状態報知情報を管理装置2あてに送信する必要があるかを判定する処理(ステップST1〜ステップST3の処理)の間隔は、あらかじめ設定しておくものとすればよい。なお、ステップST3において利用者状態報知情報を送信した後、管理装置2からの状態確認情報を待たず、ステップST1からの処理を繰り返してさらに最新の利用者の状態情報を取得するようにしてもよい。
図5は、この発明の実施の形態1に係る管理装置2の動作を説明するフローチャートである。
図4のステップST3で、状態報知装置20の送信部203から利用者状態報知情報を受信すると(ステップST21)、管理装置2では、ステップST21で受信した利用者状態報知情報から、歩行支援機1の利用者に対して状態確認情報の送信が必要であるかどうかを判定する(ステップST22)。具体的には、図1のように、例えば、管理センターで人間が介在する場合、管理センターの管理装置2で受信した利用者状態報知情報を、管理センター内の管理端末に表示し、オペレーターが状態確認情報の送信が必要であるかどうかを判断するようにすればよいし、予め決められた条件に基づいて自動応答するようにしてもよい。
ステップST22において、状態確認情報の送信は不要であると判断された場合(ステップST22の“NO”の場合)、ステップST23はスキップして処理終了する。
一方、ステップST22において、状態確認情報の送信が必要であると判断された場合(ステップST22の“YES”の場合)、管理装置2は、状態確認情報を送信する(ステップST23)。具体的には、オペレーターや自動音声が、図1のような「お疲れではないですか?」などのメッセージを端末から入力し、もしくは、発話した音声をマイク等により集音して端末に取り込むなどして、管理装置2は、受信した状態確認情報を送信するようにすればよい。また、これに限らず、管理装置2から自動音声によって、状態確認情報を歩行支援機1へ送信するようにしてもよい。なお、状態確認情報は音声に限らず、文字情報として、歩行支援機1の情報端末機器10に表示させるようにしてもよい。
以上のように、歩行支援機1は状態報知装置20を備え、状態報知装置20から遠隔地の管理装置2に利用者状態報知情報を送信し、管理装置2では、受信した利用者状態報知情報に対する状態確認情報を適宜、歩行支援機1の状態報知装置20に送信するようにしている。
なお、図4のステップST1において、状態情報取得部201による利用者または周囲の状態情報の取得は、利用者または周囲の状態が判断できるような情報を取得するものであればどのような手段であってもよく、取得される状態情報については適宜設定可能である。また、ステップST2において、状態情報判定部202による利用者状態報知情報の送信要否判定は、あらかじめ設定された判定基準に基づいて行えばよいものである。
以下、いくつか具体例をあげて説明する。
まず、例えば、歩行支援機1に、利用者を撮影するカメラをさらに備え、カメラが撮影した画像をもとに利用者の状態情報を取得し、利用者状態報知情報の送信要否判定を行うようにすることができる。なお、カメラは、情報端末機器10同様、歩行支援機1に装着されるものとしてもよいし、状態報知装置20が撮像手段を備えるものとしてもよく、利用者の顔などが撮影できる位置に装着されるものであれば構わない。
この場合、状態情報取得部201は、カメラが撮影した利用者の顔の画像を、状態情報として取得する。
次に、状態情報判定部202では、顔などの画像を受信し、利用者状態報知情報の送信要否を判定するが、ここで、受信した画像をそのまま利用者状態報知情報としてもよいし、画像処理を行って、例えば、良好、不良、疲労、表情(明るい、暗いなど)、顔色(良い、悪い)などの状態を設定して、設定された状態を利用者状態報知情報としてもよい。
また、送信要否については、常に送信要と判定するようにしてもよいし、良好から不良に変わった場合など、内容に変更があった場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。
その他、例えば、歩行支援機1に歩行ペース検出装置をさらに備え、歩行ペース検出装置が検出した移動速度をもとに利用者の状態情報を取得し、利用者状態報知情報の送信要否判定を行うようにしてもよい。なお、歩行ペース検出装置は、例えば、車輪に取り付けたエンコーダ、ポテンショメータ、タコジェネレータなどの回転検出器や、加速度センサ、GPSなどから歩行ペースを検出するものとすればよく、情報端末機器10同様、歩行支援機1に装着されるものとすればよいし、状態報知装置20が備えるものとしてもよい。そして、歩行ペース検出装置は、例えば、加速度センサの積分値から得られる速度値から移動速度を検出したり、車輪の回転角度を計測し、設定時間毎の平均をとることによって移動速度を検出するようにすればよい。
この場合、状態情報取得部201は、歩行ペース検出装置が検出した利用者の移動速度を、状態情報として取得する。
次に、状態情報判定部202では、移動速度を受信し、利用者状態報知情報の送信要否を判定するが、ここで、受信した移動速度をそのまま利用者状態報知情報としてもよいし、移動速度の判定処理を行って、速い、遅いなどの速度を設定して、設定された速度を利用者状態報知情報としてもよい。
また、送信要否については、常に送信要と判定するようにしてもよいし、移動速度が速いから遅いに変わった場合など、内容に変更があった場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。また、移動速度が設定値以上になった場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。
また、GPSのデータに基づいて移動速度を検出する他、状態報知装置20は、地図情報を記憶しておくようにし、GPSデータから現在位置を取得して、現在位置が地図上の危険な場所(大通りや海沿い、川沿いなどの危ない場所)にあると判断した場合に、その旨の情報を利用者状態報知情報として送信するようにすることもできる。
また、例えば、歩行支援機1に音情報収集装置を装着し、音情報収集装置が収集した音声情報をもとに利用者または周囲の状態情報を取得し、利用者状態報知情報の送信要否判定を行うようにしてもよい。なお、ここでは、音情報収集装置は、集音マイクなどから音声情報を収集する。音情報収集装置は、情報端末機器10同様、歩行支援機1に装着されるものとしてもよいし、状態報知装置20が備えるものとしてもよく、利用者の声や息遣い、周囲の騒がしさを集音できる位置に装着されるものであれば構わない。
この場合、状態情報取得部201は、音情報収集装置が収集した利用者の声や息遣い、周囲の騒がしさの音情報を、状態情報として取得する。
次に、状態情報判定部202では、音情報を受信し、利用者状態報知情報の送信要否を判定するが、ここで、受信した音情報をそのまま利用者状態報知情報としてもよいし、音情報の判別処理を行って、例えば、良好、不良、疲労、息遣い(安定、荒い)などの利用者の状態情報を設定して、設定された状態情報を利用者状態報知情報としてもよい。また、周囲の騒がしさの音量を利用者状態報知情報としてもよい。
また、送信要否については、常に送信要と判定するようにしてもよいし、良好から不良に変わった場合など、内容に変更があった場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。また、音量が設定値以上になった場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。
また、例えば、歩行支援機1に転倒検出装置を装着し、転倒検出装置が検出した転倒情報をもとに利用者の状態情報を取得し、利用者状態報知情報の送信要否判定を行う場合について説明する。なお、ここでは、転倒検出装置は、例えば、傾斜センサを備え、傾斜センサが検出した傾斜から転倒を検知するようにするようにすればよい。転倒検出装置は、情報端末機器10同様、歩行支援機1に装着されるものとしてもよいし、状態報知装置20が備えるものとしてもよい。
この場合、状態情報取得部201は、転倒検出装置が検出した転倒情報を状態情報として取得する。
次に、状態情報判定部202では、転倒情報を受信し、利用者状態報知情報の送信要否を判定するが、ここで、受信した転倒情報をそのまま利用者状態報知情報とすればよい。
また、送信要否については、転倒情報を検出した場合に送信要と判定するようにすればよい。
さらに、例えば、歩行支援機1に天候情報取得装置を装着し、天候情報取得装置が検知した天候情報をもとに利用者の状態情報を取得し、利用者状態報知情報の送信要否判定を行う場合について説明する。なお、ここでは、天候情報取得装置は、例えば、雨滴センサを備え、雨が降ってきたという天候情報を検知するようにしてもよいし、例えばインターネットから情報を収集してもよい。天候情報取得装置は、情報端末機器10同様、歩行支援機1に装着されるものとしてもよいし、状態報知装置20が備えるものとしてもよく、雨が降ってきた場合にそれを検知できる位置に装着されるものであれば構わない。
この場合、状態情報取得部201は、天候情報取得装置が収集した天候情報、つまり、雨が降ってきたという情報を、状態情報として取得する。
次に、状態情報判定部202では、天候情報を受信し、利用者状態報知情報の送信要否を判定するが、ここで、受信した天候情報をそのまま利用者状態報知情報としてもよいし、センサ値から雨量の判別処理を行って、例えば、小雨、大雨などの状態を設定して、設定された状態を利用者状態報知情報としてもよい。また、天候情報取得装置のセンサ値を利用者状態報知情報としてもよい。
また、送信要否については、天候情報取得装置が、雨が降ってきたことを検知した場合は常に送信要と判定するようにしてもよいし、設定値以上の雨量を検出した場合にのみ送信要と判定するようにしてもよい。
また、状態報知装置20側で天候情報を取得して管理装置2に送信するのではなく、状態報知装置20からはGPSのデータに基づく現在位置情報を管理装置2に送信し、管理センターで、インターネットなどから天候情報を取得し、状態報知装置20から受信した現在位置の天気情報が雨になった場合、または、天気予報が雨の場合に、歩行支援機1に対して、状態確認情報を送信するようにしてもよい。
なお、例えば、カメラが撮影した利用者の顔などの画像をそのまま利用者状態報知情報として管理装置2が受信した場合には、管理装置2で歩行支援機1に対して状態確認情報を送信するかどうかの判断を行う。
また、上述した例は、組み合わせることも可能である。例えば、カメラと音情報収集装置の両方を設置し、利用者の顔色と息遣いの情報の両方を送信するようにしてもよいし、さらに天候情報取得装置を備えて、天候情報も送信するようにしてもよい。このように、利用者または周囲のどの状態情報をどのように取得するかは適宜設定可能である。
また、上述の例に限らず、どの情報を利用者状態報知情報とするか、また、どの時点で利用者状態報知情報を送信するかについても適宜設定可能であり、製品出荷時、または、情報端末機器10から利用者があらかじめ設定しておくようにすればよい。
管理装置2側では、状態報知装置20側から受信した利用者状態報知情報に基づき、適宜、状態確認情報を送信するようにする。
以上のように、実施の形態1によれば、利用者または周囲の状態情報を取得する状態情報取得部201と、状態情報に基づき、管理装置2への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う状態情報判定部202と、状態情報判定部202の判定結果に基づき、通信ネットワークを介して、管理装置2へ利用者状態報知情報を送信する送信部203と、管理装置2から、状態確認情報を受信する受信部204と、状態確認情報を出力する出力部205とを有する状態報知装置20を備えた歩行支援機1と、通信ネットワークを介して、1つ以上の歩行支援機1から利用者状態報知情報を受信し、歩行支援機1に対して、状態確認情報を送信する管理装置2とからなるように構成したので、遠隔地において、外出先での利用者の状況を把握することができ、緊急事態が発生した場合に、より速やかに対応することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 歩行支援装機
2 管理装置
10 情報端末機器
20 状態報知装置
201 状態情報取得部
202 状態情報判定部
203 送信部
204 受信部
205 出力部

Claims (7)

  1. 利用者または周囲の状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記状態情報に基づき、管理装置への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う状態情報判定部と、
    前記状態情報判定部の判定結果に基づき、通信ネットワークを介して、前記管理装置へ前記利用者状態報知情報を送信する送信部と、
    前記管理装置から、状態確認情報を受信する受信部と、
    前記状態確認情報を出力する出力部とを有する状態報知装置を備えた歩行支援機と、
    前記通信ネットワークを介して、1つ以上の前記歩行支援機から前記利用者状態報知情報を受信し、
    前記歩行支援機に対して、前記状態確認情報を送信する管理装置
    とからなる歩行支援機の状態報知システム。
  2. 利用者または周囲の状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記状態情報に基づき、管理装置への利用者状態報知情報の送信要否判定を行う状態情報判定部と、
    前記状態情報判定部の判定結果に基づき、ネットワークを介して、前記管理装置へ前記利用者状態報知情報を送信する送信部と、
    前記管理装置から、状態確認情報を受信する受信部と、
    前記状態確認情報を出力する出力部とを有する状態報知装置を備えた歩行支援機。
  3. 前記利用者を撮影するカメラをさらに備え、
    前記状態情報判定部は、前記カメラによって撮影された画像に基づき、前記送信要否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の歩行支援機。
  4. 移動速度を検出する歩行ペース検出装置をさらに備え、
    前記状態情報判定部は、前記移動速度に基づき、前記送信要否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の歩行支援機。
  5. 音情報を収集する音情報収集装置をさらに備え、
    前記状態情報判定部は、前記音情報に基づき、前記送信要否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の歩行支援機。
  6. 転倒情報を検出する転倒検出装置をさらに備え、
    前記状態情報判定部は、前記転倒情報に基づき、前記送信要否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載の歩行支援機。
  7. 天候情報を取得する天候情報取得装置をさらに備え、
    前記状態情報判定部は、前記天候情報に基づき、前記送信要否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のうちのいずれか1項記載の歩行支援機。
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