JP2015111976A - 蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部電源を用いて蓄電装置を充電することができる蓄電システムを提供する。
【解決手段】 外部充電を開始してからの電力量が閾値よりも大きくなったときに、前記外部充電を終了させる。車両の走行時における負荷に関して、外気温度に応じた負荷が基準負荷よりも大きくなるほど、閾値を大きくし、外気温度に応じた負荷が基準負荷よりも小さくなるほど、閾値を小さくする。負荷に応じて閾値を変更することにより、外気温度に応じて負荷が変化しても、蓄電装置の放電に伴う車両の走行距離がばらつくことを抑制できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、外部電源からの電力を用いて蓄電装置を充電することができる蓄電システムに関するものである。
特許文献1には、外部電源からの電力を用いて、車両に搭載されたバッテリを充電することが記載されている。特許文献1では、バッテリの劣化を抑制するために、外部電源を用いた充電(外部充電という)を終了させるときのバッテリのSOCを変更している。
特開2013−051809号公報
バッテリの出力だけを用いて、車両を走行させたときの距離(いわゆるEV走行距離という)は、走行時の負荷に応じて変化してしまうことがある。すなわち、外部充電を終了した後のバッテリのSOCが同じであっても、走行時の負荷に応じて、EV走行距離が変化してしまう。例えば、走行時の負荷が増加するほど、EV走行距離が短くなってしまう。外部充電を終了した後のバッテリのSOCを同じにしているにもかかわらず、走行時の負荷に応じてEV走行距離が変化してしまうと、ユーザに違和感を与えてしまう。
本発明の蓄電システムは、蓄電装置と、外気温度を検出する温度センサと、コントローラとを有する。蓄電装置では、外部電源からの電力供給を受けた外部充電が行われるとともに、車両を走行させるための放電が行われる。コントローラは、外部充電を開始してからの電力量が閾値よりも大きくなったときに、外部充電を終了させる。
ここで、コントローラは、車両の走行時における負荷に関して、外気温度に応じた負荷が基準負荷よりも大きくなるほど、閾値を大きくする。また、外気温度に応じた負荷が基準負荷よりも小さくなるほど、閾値を小さくする。これにより、外気温度に応じて負荷が変化しても、蓄電装置を放電して車両を走行させるときの走行距離がばらつくことを抑制できる。具体的には、走行時の負荷が変化しても、走行距離が、基準負荷における走行距離からずれてしまうことを抑制できる。
電池システムの構成を示す図である。 外部充電の処理を説明するフローチャートである。 タイヤの温度および走行負荷係数の関係を示す図である。 オイルの温度および走行負荷係数の関係を示す図である。 組電池の温度および走行負荷係数の関係を示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例の電池システム(本発明の蓄電システムに相当する)の構成を示す。図1に示す電池システムは、車両に搭載されている。
組電池(本発明の蓄電装置に相当する)10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。本実施例の組電池10では、すべての単電池11が直列に接続されているが、組電池10には、並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。
温度センサ21は、組電池10の温度T_batを検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。温度センサ22は、車両の外部における温度(外気の温度)T_outを検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。電圧センサ23は、組電池10の電圧値V_batを検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。電流センサ24は、組電池10の電流値I_batを検出し、検出結果をコントローラ30に出力する。本実施例において、組電池10を充電しているときの電流値I_batを負の値とし、組電池10を放電しているときの電流値I_batを正の値としている。
コントローラ30は、メモリ31およびタイマ32を有する。メモリ31は、コントローラ30が所定の処理(特に、本実施例で説明する処理)を行うときに用いられる情報を記憶している。タイマ32は、時間の計測に用いられる。メモリ31およびタイマ32の少なくとも一方は、コントローラ30の外部に設けることもできる。
組電池10の正極端子には、正極ラインPLが接続され、組電池10の負極端子には、負極ラインNLが接続されている。組電池10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介してインバータ41に接続されている。正極ラインPLには、システムメインリレーSMR−Bが設けられ、負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−B,SMR−Gは、コントローラ30からの駆動信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。
組電池10をインバータ41と接続するとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gは、コントローラ30からの駆動信号を受けて、オフからオンに切り替わる。これにより、図1に示す電池システムは、起動状態(Ready-On)となる。インバータ41は、組電池10から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータ(MG)42に出力する。モータ・ジェネレータ42は、インバータ41からの交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ42が生成した運動エネルギは、車輪に伝達される。
本実施例では、組電池10の出力だけを用いて車両を走行させることができる。このような車両の走行をEV(Electric Vehicle)走行という。組電池10のSOC(State of Charge)が所定値に低下するまで、EV走行を行うことができる。また、EV走行に伴う走行距離をEV走行距離という。
モータ・ジェネレータ42は、車両の制動時に発生する運動エネルギを用いて、交流電力を生成する。インバータ41は、モータ・ジェネレータ42が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10に出力する。なお、組電池10およびインバータ41の間の電流経路に、昇圧回路を設けることもできる。昇圧回路は、組電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータ41に出力する。また、昇圧回路は、インバータ41の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を組電池10に出力する。
システムメインリレーSMR−Bおよびインバータ41の間の正極ラインPLには、充電ラインCHL1が接続されている。システムメインリレーSMR−Gおよびインバータ41の間の負極ラインNLには、充電ラインCHL2が接続されている。充電ラインCHL1,CHL2には、充電リレーCHR−B,CHR−Gがそれぞれ設けられている。充電リレーCHR−B,CHR−Gは、コントローラ30からの駆動信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。
充電ラインCHL1,CHL2には、充電器43が接続されている。充電器43には、充電ラインCHL1,CHL2を介して、インレット(いわゆるコネクタ)44が接続されている。インレット44には、プラグ(いわゆるコネクタ)45が接続される。プラグ45は、交流電源(本発明の外部電源に相当する)46に接続されている。プラグ45および交流電源46は、車両の外部に設置されている。
プラグ45をインレット44に接続することにより、交流電源46の電力を組電池10に供給して、組電池10を充電することができる。この充電を外部充電という。外部充電を行うとき、充電器43は、交流電源46からの交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10に出力する。また、外部充電を行うとき、充電リレーCHR−B,CHR−GおよびシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gはオンとなっている。
なお、交流電源46の代わりに、直流電源(本発明の外部電源に相当する)を用いることもできる。この場合には、充電器43を省略することができる。また、外部充電を行うときには、非接触方式の充電システムを用いることもできる。非接触方式の充電システムでは、公知のように、ケーブルを用いずに電力を供給することができる。
一方、正極ラインPLに対する充電ラインCHL1の接続位置と、負極ラインNLに対する充電ラインCHL2の接続位置は、図1に示す位置に限るものではない。具体的には、組電池10の正極端子およびシステムメインリレーSMR−Bの間の正極ラインPLに対して、充電ラインCHL1を接続できる。また、組電池10の負極端子およびシステムメインリレーSMR−Gの間の負極ラインNLに対して、充電ラインCHL2を接続できる。この場合において、外部充電を行うときには、充電ラインCHL1,CHL2に設けられた充電リレーCHR−B,CHR−Gをオンにするだけでよい。
次に、外部充電を行うときの処理について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示す処理は、コントローラ30によって実行される。また、図2に示す処理は、プラグ45がインレット44に接続され、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンとなったときに開始される。
ステップS101において、コントローラ30は、イグニッションスイッチがオフとなっている間の経過時間t_ig−offを取得する。イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わったときには、タイマ32を用いて、経過時間t_ig−offの計測が開始される。そして、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わるまで、経過時間t_ig−offが計測される。
ステップS102において、コントローラ30は、ステップS101の処理で取得した経過時間t_ig−offが時定数τ_tireよりも長いか否かを判別する。時定数τ_tireは、車両のタイヤの温度が緩和するまでの時間である。時定数τ_tireは予め求めておくことができ、時定数τ_tireを特定する情報は、メモリ31に記憶することができる。
経過時間t_ig−offが時定数τ_tire以下であるとき、コントローラ30は、ステップS104の処理を行う。経過時間t_ig_offが時定数τ_tireよりも長いとき、コントローラ30は、ステップS103において、タイヤの温度T_tireを算出する。温度T_tireは、外気の温度T_outに基づいて算出され、例えば、下記式(1)に基づいて算出することができる。
上記式(1)において、T_tire(n)およびT_tire(n−1)は、今回および前回におけるタイヤの温度である。温度T_tire(n−1)は、温度T_tire(n−1)を算出した後にメモリ31に記憶される。そして、温度T_tire(n)を算出するときに、温度T_tire(n−1)が用いられる。温度T_tireの初期値は、適宜設定することができる。
T_outは外気の温度であり、温度センサ22によって検出された温度である。aは補正係数であり、0よりも大きく、1よりも小さい値である。補正係数aは、適宜設定することができ、補正係数aを特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。
ステップS104において、コントローラ30は、ステップS101の処理で取得した経過時間t_ig−offが時定数τ_oilよりも長いか否かを判別する。時定数τ_oilは、オイルの温度が緩和するまでの時間である。オイルとは、車両を走行させるための動力をタイヤに伝達するまでの機構で用いられるオイルである。時定数τ_oilは、予め求められておくことができ、時定数τ_oilを特定する情報は、メモリ31に記憶することができる。
経過時間t_ig−offが時定数τ_oil以下であるとき、コントローラ30は、ステップS106の処理を行う。経過時間t_ig_offが時定数τ_oilよりも長いとき、コントローラ30は、ステップS105において、オイルの温度T_oilを算出する。温度T_oilは、外気の温度T_outに基づいて算出され、例えば、下記式(2)に基づいて算出することができる。
上記式(1)において、T_oil(n)およびT_oil(n−1)は、今回および前回におけるオイルの温度である。温度T_oil(n−1)は、温度T_oil(n−1)を算出した後にメモリ31に記憶される。そして、温度T_oil(n)を算出するときに、温度T_oil(n−1)が用いられる。温度T_oilの初期値は、適宜設定することができる。
T_outは外気の温度であり、温度センサ22によって検出された温度である。bは補正係数であり、0よりも大きく、1よりも小さい値である。補正係数bは、適宜設定することができ、補正係数bを特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。
ステップS106において、コントローラ30は、ステップS101の処理で取得した経過時間t_ig−offが時定数τ_batよりも長いか否かを判別する。時定数τ_batは、組電池10の温度が緩和するまでの時間である。時定数τ_batは、予め求められておくことができ、時定数τ_batを特定する情報は、メモリ31に記憶することができる。
経過時間t_ig−offが時定数τ_bat以下であるとき、コントローラ30は、ステップS108の処理を行う。経過時間t_ig_offが時定数τ_batよりも長いとき、コントローラ30は、ステップS107において、組電池10の温度T_batを算出する。温度T_batは、外気の温度T_outに基づいて算出され、例えば、下記式(3)に基づいて算出することができる。
上記式(3)において、T_bat(n)およびT_bat(n−1)は、今回および前回における組電池10の温度である。温度T_bat(n−1)は、温度T_bat(n−1)を算出した後にメモリ31に記憶される。そして、温度T_bat(n)を算出するときに、温度T_bat(n−1)が用いられる。温度T_batの初期値は、適宜設定することができる。
T_outは外気の温度であり、温度センサ22によって検出された温度である。cは補正係数であり、0よりも大きく、1よりも小さい値である。補正係数cは、適宜設定することができ、補正係数cを特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。
ステップS107の処理では、外気の温度T_outに基づいて、組電池10の温度T_bat(n)を算出しているが、これに限るものではない。具体的には、経過時間t_ig−oilが時定数τ_batよりも長いとき、温度センサ21によって温度T_batを検出することができる。この場合には、上記式(3)で算出される温度T_bat(n)の代わりに、温度センサ21によって検出された温度T_bat(n)を用いることができる。
ステップS108において、コントローラ30は、各温度T_tire(n),T_oil(n),T_bat(n)に対応した走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batを算出する。図3に示すように、温度T_tireおよび走行負荷係数k_tireの対応関係(一例)を予め求めておけば、温度T_tire(n)を算出することにより、この温度T_tire(n)に対応した走行負荷係数k_tireを算出することができる。図3に示す対応関係を特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。なお、温度T_tire(n)が算出されないときには、前回までに算出された温度T_tire(n−1)が用いられる。
車両が走行するときには、タイヤが変形する。ここで、タイヤの温度T_tireが低くなるほど、タイヤが変形しにくくなるとともに、タイヤを変形させるためのエネルギが増加しやすくなる。これに伴い、車両の走行時における負荷が増加しやすくなる。ここで、温度T_tireが基準温度T_tire_refであるとき、走行負荷係数k_tireを「1」としている。
温度T_tireが基準温度T_tire_refよりも低くなるほど、走行時の負荷が増加するため、走行負荷係数k_tireは「1」よりも大きくなる。一方、温度T_tireが基準温度T_tire_refよりも高くなるほど、走行時の負荷が低減するため、走行負荷係数k_tireは「1」よりも小さくなる。
図4に示すように、温度T_oilおよび走行負荷係数k_oilの対応関係(一例)を予め求めておけば、温度T_oil(n)を算出することにより、この温度T_oil(n)に対応した走行負荷係数k_oilを算出することができる。図4に示す対応関係を特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。なお、温度T_oil(n)が算出されないときには、前回までに算出された温度T_oil(n−1)が用いられる。
オイルの温度T_oilが低くなるほど、オイルの動粘度が低下しやすくなる。これに伴い、車両の走行時における負荷が増加しやすくなる。ここで、温度T_oilが基準値T_oil_refであるとき、走行負荷係数k_tireを「1」としている。温度T_oilが基準温度T_oil_refよりも低くなるほど、走行時の負荷が増加するため、走行負荷係数k_oilは「1」よりも大きくなる。一方、温度T_oilが基準温度T_oil_refよりも高くなるほど、走行時の負荷が低減するため、走行負荷係数k_oilは「1」よりも小さくなる。
図5に示すように、温度T_batおよび走行負荷係数k_batの対応関係(一例)を予め求めておけば、温度T_bat(n)を算出することにより、この温度T_bat(n)に対応した走行負荷係数k_batを算出することができる。図5に示す対応関係を特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。なお、温度T_bat(n)が算出されないときには、前回までに算出された温度T_bat(n−1)が用いられる。
組電池10の充放電を行うときには、組電池10が発熱する。この発熱は、組電池10を充放電するときの電気エネルギの一部となる。すなわち、電気エネルギの一部は、組電池10の充放電に関与せずに、熱に変換される。このため、発熱に伴う電気エネルギの損失を、車両の走行時における負荷と考えることができる。
組電池10の内部抵抗値が高くなるほど、組電池10の発熱量が増加する。また、組電池10の温度が低くなるほど、組電池10の内部抵抗値が高くなる。そこで、図5に示すように、温度T_batが低下するほど、走行負荷係数k_batが増加する。ここで、温度T_batが基準温度T_bat_refであるとき、走行負荷係数k_batを「1」としている。温度T_batが基準温度T_bat_refよりも低いほど、走行負荷係数k_batが「1」よりも大きくなり、温度T_batが基準温度T_bat_refよりも高いほど、走行負荷係数k_batが「1」よりも小さくなる。
ステップS109において、コントローラ30は、外部充電を行うときにおける充電電力量の閾値Wh_thを算出する。閾値Wh_thは、外部充電を開始してから終了するまでの間における充電電力量である。閾値Wh_thは、下記式(4)に基づいて算出することができる。
上記式(4)において、k_tire,k_oilおよびk_batは、ステップS108の処理で算出された走行負荷係数である。Wh_refは、外部充電を行うときの基準となる充電電力量である。充電電力量Wh_refは、走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batが「1」であるときにおいて、所定のEV走行距離を確保するための充電電力量である。充電電力量Wh_refは、適宜設定することができ、充電電力量Wh_refを特定する情報は、メモリ31に記憶しておくことができる。
ステップS110において、コントローラ30は、外部充電を開始させる。具体的には、コントローラ30は、充電リレーCHR−B,CHR−Gをオンにするとともに、充電器43を動作させることにより、外部充電を開始させる。
ステップS111において、コントローラ30は、充電電力量Whを算出する。外部充電を行っているとき、組電池10の電流値I_batおよび電圧値V_batを検出すれば、充電電力Wを算出することができる。外部充電を行っている間、充電電力Wを積算し続けることにより、充電電力量Whを算出することができる。外部充電が進むほど、充電電力量Whが増加する。
ステップS112において、コントローラ30は、ステップS111の処理で算出された充電電力量Whが、ステップS109の処理で算出された閾値Wh_thよりも大きいか否かを判別する。ここで、充電電力量Whが閾値Wh_thよりも大きくなるまで、外部充電が継続され、ステップS111の処理において、充電電力量Whの算出が継続される。充電電力量Whが閾値Wh_thよりも大きいとき、コントローラ30は、ステップS113において、外部充電を終了させる。具体的には、コントローラ30は、充電器43の動作を停止させるとともに、充電リレーCHR−B,CHR−Gをオンからオフに切り替える。
本実施例によれば、走行時の負荷を考慮して閾値Wh_thを設定している。具体的には、走行時の負荷が基準となる負荷よりも大きくなるほど、閾値Wh_thを大きくしている。また、走行時の負荷が基準となる負荷よりも小さくなるほど、閾値Wh_thを小さくしている。
ここで、走行時の負荷は、上述した走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batによって規定される。基準となる負荷は、走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batが「1」のときである。これにより、走行時の負荷が変化しても、外部充電を行った後のEV走行距離を変化しにくくすることができる。具体的には、走行時の負荷が変化しても、EV走行距離が、基準となる負荷におけるEV走行距離からずれてしまうことを抑制できる。したがって、走行時の負荷の変化に応じて、EV走行距離が変化して、ユーザに違和感を与えてしまうことを抑制できる。
本実施例では、ステップS111の処理において、充電電力量Whを算出しているが、これに限るものではない。具体的には、外部充電を行っている間、電流値I_batを検出し、この電流値I_batを積算した値(積算値ΣI_bat)を算出することができる。
充電器43から組電池10に電力を供給するとき、電圧値が一定であれば、充電電力量Whは、積算値ΣI_batに比例する。したがって、充電電力量Whの代わりに、積算値ΣI_batに基づいて、外部充電を終了させるか否かを判別することができる。この場合には、閾値Wh_thの代わりに、積算値ΣI_batに対応した閾値を用いればよい。
本実施例では、閾値Wh_thを算出するときに、走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batを用いているが、これに限るものではない。具体的には、電費からEV走行可能距離を算出するときに、走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batを用いることができる。
電費とは、EV走行を行ったときの走行距離(単位:km)と、この走行距離に応じた組電池10の放電電力量(単位:Wh)との比である。EV走行可能距離とは、EV走行を行うことができる距離である。外部充電を行ったときの充電電力量Whに電費を乗算することにより、EV走行可能距離を算出することができる。算出したEV走行可能距離は、表示又は音を用いてユーザに認識させることができる。
EV走行可能距離を算出するときには、電費に走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batを乗算することができる。そして、電費に走行負荷係数k_tire,k_oil,k_batを乗算した値に、外部充電を行ったときの充電電力量Whを乗算することにより、EV走行可能距離を算出することができる。ここで、充電電力量Whとしては、上述した充電電力量Wh_refを用いることができる。
上述したようにEV走行可能距離を算出することにより、走行時の負荷を考慮したEV走行可能距離を算出することができる。すなわち、走行時の負荷が変化しても、EV走行可能距離が変化してしまうことを抑制できる。言い換えれば、走行時の負荷が変化しても、EV走行可能距離が、基準となる負荷におけるEV走行可能距離からずれてしまうことを抑制できる。
10:組電池(蓄電装置)、11:単電池、21,22:温度センサ、
23:電圧センサ、24:電流センサ、30:コントローラ、31:メモリ、
32:タイマ、41:インバータ、42:モータ・ジェネレータ、
43:充電器、44:インレット、45:プラグ、46:交流電源

Claims (1)

  1. 外部電源からの電力供給を受けた外部充電を行うとともに、車両を走行させるための放電を行う蓄電装置と、
    外気温度を検出する温度センサと、
    前記外部充電を開始してからの電力量が閾値よりも大きくなったときに、前記外部充電を終了させるコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、前記車両の走行時における負荷に関して、前記外気温度に応じた前記負荷が基準負荷よりも大きくなるほど、前記閾値を大きくし、前記外気温度に応じた前記負荷が前記基準負荷よりも小さくなるほど、前記閾値を小さくすることを特徴とする蓄電システム。
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