JP2015095917A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の停止中における蓄電装置の放電によって、算出される電費が悪化することを防止する。【解決手段】モータの動力を用いて車両が走行したときにおいて、この走行距離と、この走行距離に応じた蓄電装置のSOCの変化量との比を表す電費を算出する。蓄電装置が充放電できる状態において、車速センサの検出結果に基づいて、車両が停止していることを判別したとき、電費の算出において、車両が停止している間のSOCの変化量を用いない。電費は、モータの動力を用いて車両を走行させることができる距離を算出するために用いられる。【選択図】図2
Description
本発明は、蓄電装置の出力を用いて走行することができる車両に関する。
特許文献1に記載の車両では、バッテリの放電電力をモータ・ジェネレータに供給し、モータ・ジェネレータによって生成された動力だけを用いて、車両を走行させている。ここで、モータ・ジェネレータの動力だけを用いて車両を走行させる間において、バッテリの放電に伴う電力消費量を積算したり、走行距離を積算したりしている。そして、電力消費量(積算値)および走行距離(積算値)に基づいて、電費を算出している。
電費は、単位電力量あたりの走行距離としている。電費を算出することにより、モータ・ジェネレータの動力だけを用いて、車両を走行させることができる距離(走行可能距離)を算出することができる。具体的には、バッテリの蓄電量に電費を乗算することにより、走行可能距離が算出される。
特許文献1に記載の車両では、パワースイッチの操作(IG−On指令)によって、ハイブリッドシステムが起動状態となる。ハイブリッドシステムが起動状態にあるとき、車両は走行可能な状態となる。ここで、車両が走行可能な状態では、車両が停止していることがある。例えば、ハイブリッドシステムが起動状態にあり、シフトポジションがPポジション(駐車ポジション)に設定されたままであれば、車両が停止する。また、車両を走行している途中において、ブレーキペダルが操作されれば、車両が停止することがある。
車両が停止しているときであっても、バッテリが放電されることがある。例えば、車両に搭載された補機を動作させるために、バッテリを放電することがある。この場合には、バッテリの放電電力を用いて車両を走行させていないにもかかわらず、バッテリの電力消費量が増加してしまう。例えば、渋滞などでは、車両を停止させる時間が長くなりやすく、補機の動作などに伴って、バッテリの電力消費量も増加しやすくなる。
このような電力消費量を電費の算出に反映させてしまうと、電費が悪化しやすくなってしまう。電費が悪化すれば、電費から算出される走行可能距離も短くなってしまう。ここで、モータ・ジェネレータの動力だけを用いて車両を走行させ続けたときにおいて、実際の走行距離は、電費から算出した走行可能距離と異なってしまう。
本発明の車両は、充放電を行う蓄電装置と、蓄電装置の放電電力を受けて動作する補機と、蓄電装置の放電電力を用いて、車両を走行させる動力を生成するモータと、車両の走行速度を検出する車速センサと、電費を算出するコントローラとを有する。電費とは、モータの動力を用いて車両が走行したときにおいて、この走行距離と、この走行距離に応じた蓄電装置のSOC(State of Charge)の変化量との比を表す。
コントローラは、算出した電費と、蓄電装置の現在のSOCとに基づいて、モータの動力を用いて車両を走行させることができる距離(走行可能距離という)を算出する。ここで、蓄電装置が充放電できる状態において、車速センサの検出結果に基づいて、車両が停止していることを判別したとき、コントローラは、電費の算出において、車両が停止している間のSOCの変化量を用いない。
蓄電装置が充放電できる状態において、車両が停止しているときには、蓄電装置の放電によって、蓄電装置のSOCが低下してしまうことがある。具体的には、補機を動作させるための蓄電装置の放電によって、蓄電装置のSOCが低下してしまうことがある。この場合には、車両が停止しているにもかかわらず、蓄電装置のSOCが低下してしまい、走行距離およびSOCの変化量から算出される電費が悪化してしまう。
本発明では、車両が停止している間のSOCの変化量は、電費の算出に用いないようにしている。これにより、上述した電費の悪化を抑制でき、電費から算出される走行可能距離が、電費の悪化に伴って減少することを抑制できる。言い換えれば、実際に車両が走行しているときの電費を算出することができ、この電費から算出される走行可能距離は、モータの動力を用いて車両を走行させたときの距離を表しやすくなる。
車両が坂道を走行しているときには、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。車両の日常的な使われ方において、車両が坂道を走行することは一時的である。坂道の走行状態(すなわち、走行距離およびSOCの変化量)を電費の算出に反映させてしまうと、この電費は、坂道以外を走行したときの電費と異なってしまう。坂道以外の走行が車両の日常的な使われ方であると仮定したとき、坂道の走行状態を電費の算出に反映させないことにより、車両の日常的な使われ方を反映した電費および走行可能距離を算出することができる。
車両の走行中において、車両の総重量に応じた走行抵抗が閾値(走行抵抗に関する値)以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。車両の日常的な使われ方において、車両の総重量が増加しすぎてしまうことは一時的である。走行抵抗が閾値以上であるか否かを判別することにより、車両の総重量が一時的に増加しているか否かを判別している。
車両の総重量が一時的に増加したときの走行状態(すなわち、走行距離およびSOCの変化量)を電費の算出に反映させてしまうと、電費が悪化しやすくなる。走行抵抗が閾値以上である間の走行距離およびSOCの変化量を、電費の算出に用いなければ、総重量の一時的な増加に伴う電費の悪化を抑制できる。そして、車両の日常的な使われ方を反映した電費および走行可能距離を算出することができる。
車両の走行中において、蓄電装置の電流値が閾値(電流値に関する値)以下であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。蓄電装置の電流値は、電流センサによって検出することができる。電流センサの検出結果には、電流センサの検出誤差が含まれる。検出誤差は一定であるため、電流センサによって検出される電流値が小さくなるほど、この電流値に含まれる検出誤差の割合は大きくなりやすい。
蓄電装置のSOCは、蓄電装置の電流値を用いて算出(推定)されるが、電流値に含まれる検出誤差の割合が大きくなるほど、SOCの推定精度が低下してしまう。SOCの推定精度が低下すれば、電費の算出精度が低下するとともに、走行可能距離の算出精度も低下してしまう。ここで、電流値が閾値以下であるか否かを判別することにより、SOCの推定精度が低下するか否かを判別している。電流値が閾値以下である間の走行距離およびSOCの変化量を、電費の算出に用いなければ、推定精度が低下したSOCに基づいて、電費が算出されることを抑制できる。これにより、電費や走行可能距離の算出精度が低下することを抑制できる。
車両の走行中において、蓄電装置の充電又は放電を継続している時間が所定時間以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。蓄電装置のSOCを算出するときには、蓄電装置の内部抵抗が考慮される。ここで、蓄電装置の内部抵抗は、蓄電装置における電流値および電圧値の対応関係に基づいて算出される。そして、電流値を充電側および放電側に分散させることにより、蓄電装置の内部抵抗を精度良く算出(推定)できる。
電流値が充電側又は放電側に偏ってしまうと、電流値が充電側および放電側に分散しなくなり、内部抵抗の推定精度が低下してしまう。内部抵抗の推定精度が低下すれば、内部抵抗から算出(推定)されるSOCの精度も低下してしまう。ここで、蓄電装置の充電又は放電を継続している時間が所定時間以上であるか否かを判別することにより、蓄電装置の電流値が充電側又は放電側に偏っているか否かを判別している。
電流値が充電側又は放電側に偏っている間の走行距離およびSOCの変化量を、電費の算出に用いなければ、推定精度の低下したSOCに基づいて、電費が算出されることを抑制できる。これにより、電費や走行可能距離の算出精度が低下することを抑制できる。
車両の走行中において、蓄電装置の温度が下限温度以下であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。蓄電装置の温度は、温度センサによって検出することができる。蓄電装置の温度が低下するほど、蓄電装置の内部抵抗が上昇しやすくなるとともに、蓄電装置のSOCを精度良く推定しにくくなる。
そこで、蓄電装置の温度が下限温度以下である間の走行距離およびSOCの変化量を、電費の算出に用いなければ、推定精度が低下したSOCを用いて、電費が算出されることを抑制できる。これにより、電費や走行可能距離の算出精度が低下することを抑制できる。
車両の走行中において、蓄電装置の温度が上限温度以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じたSOCの変化量とを、電費の算出に用いないことができる。ここで、蓄電装置は、複数の蓄電素子によって構成されており、複数の蓄電素子は、並んで配置されている。このような蓄電装置の構成では、蓄電装置の温度が上昇するほど、複数の蓄電素子の温度がばらつきやすくなる。蓄電素子の内部抵抗は、蓄電素子の温度に依存するため、蓄電素子の温度がばらつくことにより、蓄電素子の内部抵抗もばらつく。
複数の蓄電素子の内部抵抗がばらつくと、蓄電装置の内部抵抗(複数の蓄電素子における全体の内部抵抗)を把握しにくくなる。蓄電装置の内部抵抗を把握しにくくなれば、上述したように、蓄電装置のSOCを推定しにくくなる。ここで、蓄電装置の温度が上限温度以上であるか否かを判別することにより、SOCの推定精度が低下するか否かを判別している。蓄電装置の温度が上限温度以上である間の走行距離およびSOCの変化量を、電費の算出に用いなければ、推定精度が低下したSOCを用いて、電費が算出されることを抑制できる。これにより、電費や走行可能距離の算出精度が低下することを抑制できる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例の電池システムの構成を示す。図1に示す電池システムは、車両(いわゆるハイブリッド自動車)に搭載されている。この車両は、後述するように、車両を走行させる動力源として、組電池およびエンジンを備えている。
組電池(本発明の蓄電装置に相当する)10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。単電池(本発明の蓄電素子に相当する)11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。本実施例の組電池10では、すべての単電池11が直列に接続されているが、組電池10には、並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。
監視ユニット20は、組電池10の電圧値Vbを検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。なお、監視ユニット20は、単電池11の電圧値を検出することもできる。温度センサ21は、組電池10の温度(電池温度)Tbを検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。電流センサ22は、組電池10の電流値Ibを検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。本実施例において、組電池10を放電しているときの電流値Ibとして、正の値が用いられ、組電池10を充電しているときの電流値Ibとして、負の値が用いられる。
組電池10の正極端子には、正極ラインPLが接続され、組電池10の負極端子には、負極ラインNLが接続されている。組電池10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、インバータ23と接続されている。正極ラインPLには、システムメインリレーSMR−Bが設けられ、負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。
システムメインリレーSMR−B,SMR−Gは、コントローラ40からの駆動信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。コントローラ40は、イグニッションスイッチのオンに関する指令を受けて、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替える。これにより、組電池10およびインバータ23を接続することができ、図1に示す電池システムが起動状態(Ready-On)となる。電池システムが起動状態にあるときには、以下に説明するように、車両を走行させることができる。
インバータ23は、組電池10から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータ(本発明のモータに相当する)MG2に出力する。モータ・ジェネレータMG2は、インバータ23から出力された交流電力を受けて動力(運動エネルギ)を生成する。モータ・ジェネレータMG2が生成した動力を駆動輪24に伝達することにより、車両を走行させることができる。
また、モータ・ジェネレータMG2は、車両の制動時に発生する運動エネルギを交流電力に変換し、交流電力をインバータ23に出力する。インバータ23は、モータ・ジェネレータMG2からの交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10に出力する。これにより、組電池10は、回生電力を蓄えることができる。
動力分割機構25は、エンジン26の動力を、駆動輪24に伝達したり、モータ・ジェネレータMG1に伝達したりする。モータ・ジェネレータMG1は、エンジン26の動力を受けて発電を行う。モータ・ジェネレータMG1が生成した交流電力は、インバータ23を介して、モータ・ジェネレータMG2に供給されたり、組電池10に供給されたりする。モータ・ジェネレータMG1が生成した電力を、モータ・ジェネレータMG2に供給すれば、モータ・ジェネレータMG2が生成した動力によって、駆動輪24を駆動することができる。モータ・ジェネレータMG1が生成した電力を組電池10に供給すれば、組電池10を充電することができる。
組電池10およびインバータ23の間の電流経路には、公知のように、昇圧回路(図示せず)を設けることができる。昇圧回路は、組電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータ23に出力することができる。昇圧回路は、インバータ23の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を組電池10に出力することができる。
システムメインリレーSMR−Bおよびインバータ23の間の正極ラインPLと、システムメインリレーSMR−Gおよびインバータ23の間の負極ラインNLとには、DC/DCコンバータ27が接続されている。電池システムが起動状態にあるとき、DC/DCコンバータ27は、組電池10の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を補機28や補機電池29に供給する。
DC/DCコンバータ27から補機28に電力を供給することにより、補機28を動作させることができる。補機28には、エアコンやランプなどの公知の機器が含まれる。DC/DCコンバータ27から補機電池29に電力を供給することにより、補機電池29を充電することができる。補機電池29としては、例えば、鉛蓄電池やニッケル水素電池を用いることができる。
組電池10の正極端子およびシステムメインリレーSMR−Bの間の正極ラインPLには、充電ラインCHL1が接続されている。組電池10の負極端子およびシステムメインリレーSMR−Gの間の負極ラインNLには、充電ラインCHL2が接続されている。充電ラインCHL1,CHL2は、充電器31に接続されている。
充電器31および正極ラインPLを接続する充電ラインCHL1には、充電リレーCHR−Bが設けられている。充電器31および負極ラインNLを接続する充電ラインCHL2には、充電リレーCHR−Gが設けられている。充電リレーCHR−B,CHR−Gは、コントローラ40からの駆動信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。
充電器31には、充電ラインCHL1,CHL2を介して、インレット32が接続されている。インレット32には、コネクタ33が接続される。すなわち、コネクタ33をインレット32に接続したり、コネクタ33をインレット32から外したりすることができる。コネクタ33は、ケーブルを介して交流電源34と接続されている。コネクタ33および交流電源34は、車両とは別に、車両の外部に設置されている。交流電源34としては、例えば、商用電源が用いられる。
コネクタ33をインレット32に接続することにより、交流電源34からの電力を組電池10に供給して、組電池10を充電することができる。この充電を外部充電という。充電器31は、交流電源34から供給された交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10に出力する。また、充電器31は、交流電源34の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力を組電池10に出力することができる。
車両の外部に設置された電源(外部電源)を用いて、組電池10を充電するシステムは、図1に示す構成に限るものではない。すなわち、外部電源を用いて、組電池10を充電することができればよい。例えば、充電ラインCHL1を、システムメインリレーSMR−Bおよびインバータ23の間の正極ラインPLに接続することができる。また、充電ラインCHL2を、システムメインリレーSMR−Gおよびインバータ23の間の負極ラインNLに接続することができる。
一方、外部電源としては、交流電源34に加えて、又は交流電源34の代わりに、直流電源を用いることができる。また、ケーブルを用いずに電力を供給するシステム(いわゆる非接触充電システム)を用いることができる。非接触充電システムとしては、公知の構成を適宜採用することができる。
コントローラ40は、メモリ41およびタイマ42を有する。メモリ41は、所定の情報を記憶する。タイマ42は、時間の計測に用いられる。メモリ41およびタイマ42は、コントローラ40に内蔵されているが、メモリ41およびタイマ42の少なくとも一方は、コントローラ40の外部に設けることができる。図1では、1つのコントローラ40だけを示しているが、コントローラ40を複数に分けて、互いに異なる処理を行わせてもよい。
車速センサ51は、車両の走行速度(車速)を検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。傾斜センサ52は、水平面に対する傾斜角度を検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。大気圧センサ53は、大気圧を検出し、検出結果をコントローラ40に出力する。アクセル開度センサ54は、アクセルペダルの踏み込み量に応じた信号をコントローラ40に出力する。
本実施例の車両では、走行モードとして、CD(Charge Depleting)モードおよびCS(Charge Sustain)モードがある。CDモードでは、組電池10の出力だけを用いた走行、言い換えれば、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いた走行が優先的に行われる。組電池10のSOC(State of Charge)が基準値SOC_refに低下するまでは、CDモードでの走行を行うことができる。SOCとは、満充電容量に対する充電容量の割合である。公知の手法を用いて、組電池10のSOCを算出(推定)することができる。
CSモードでは、組電池10およびエンジン26の出力を併用した走行が優先的に行われる。組電池10のSOCが基準値SOC_refよりも低いときには、CSモードでの走行を行うことができる。CDモードおよびCSモードの選択は、コントローラ40によって行われる。
具体的には、組電池10のSOCが基準値SOC_ref以上であるとき、コントローラ40は、CDモードを選択する。一方、組電池10のSOCが基準値SOC_refよりも低いとき、コントローラ40は、CSモードを選択する。したがって、組電池10のSOCが基準値SOC_ref以上であるときには、CDモードでの走行が継続される。車両の走行に応じて組電池10のSOCが低下し、組電池10のSOCが基準値SOC_refよりも低下すると、CDモードからCSモードに切り替わる。
CSモードでは、組電池10およびエンジン26を併用しているため、組電池10のSOCが低下することが抑制される。ここで、組電池10の充電によって、組電池10のSOCが基準値SOC_ref以上になると、CSモードからCDモードに切り替わる。なお、組電池10のSOCが基準値SOC_refよりも高いときには、車両に搭載されたスイッチ(図示せず)をユーザが操作することにより、CDモードおよびCSモードのいずれかを選択することができる。
CDモードおよびCSモードでは、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて走行する状態と、エンジン26およびモータ・ジェネレータMG2の動力を用いて走行する状態とが存在する。ここで、CDモードおよびCSモードでは、エンジン26を始動させる要求パワー(エンジン始動パワーという)が異なる。具体的には、CDモードでのエンジン始動パワーは、CSモードでのエンジン始動パワーよりも大きい。CDモードおよびCSモードにおけるエンジン始動パワーは、予め設定することができる。エンジン始動パワーは、エンジン26の回転数およびトルクによって規定される。
アクセルペダルの操作などによって車両に要求されるパワーが、CDモードでのエンジン始動パワーよりも低いときには、エンジン26が停止した状態において、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて車両の走行が行われる。一方、車両に要求されるパワーが、CDモードでのエンジン始動パワー以上であるときには、エンジン26およびモータ・ジェネレータMG2の動力を用いて車両の走行が行われる。
なお、WOT(Wide Open Throttle)などの限られた走行状態において、車両に要求されるパワーが、CDモードでのエンジン始動パワー以上となる。このため、CDモードでは、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いた走行が優先的に行われる。
車両に要求されるパワーが、CSモードでのエンジン始動パワーよりも低いときには、エンジン26が停止した状態において、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いた車両の走行が行われる。一方、車両に要求されるパワーが、CSモードでのエンジン始動パワー以上であるときには、エンジン26およびモータ・ジェネレータMG2の動力を用いて車両の走行が行われる。
なお、車両に要求されるパワーが、CSモードでのエンジン始動パワーよりも低くなるときは、アイドリング運転などの運転状態に限られている。このため、CSモードでは、エンジン26およびモータ・ジェネレータMG2の動力を用いた走行が優先的に行われる。一方、組電池10のSOCが低下しすぎたときには、モータ・ジェネレータMG1を発電させて、組電池10を充電するために、エンジン26が始動される。具体的には、組電池10のSOCが基準値SOC_refよりも低く、組電池10のSOCおよび基準値SOC_refの差が所定差以上であるとき、エンジン26が始動される。
本実施例の車両では、CDモードでの走行を行ったときに、電費を算出している。電費(単位[km/%])とは、単位SOCあたりの走行距離である。CDモードで走行している間では、走行距離と、組電池10におけるSOCの変化量ΔSOC_runとを算出できる。CDモードでの走行を行えば、組電池10のSOCが低下しやすいため、変化量ΔSOC_runは、組電池10のSOCの低下量となる。なお、CDモードでの走行において、回生電力が組電池10に供給されれば、組電池10のSOCが上昇する。
走行距離を変化量ΔSOC_runで除算することにより、電費が算出される。なお、電費は、走行距離および変化量ΔSOC_runの比であればよく、変化量ΔSOC_runを走行距離で除算した値を電費とすることもできる。
電費を算出しておけば、組電池10の現在のSOCに基づいて、CDモードにおいて、車両を走行させることができる距離(走行可能距離)を算出できる。走行可能距離とは、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて車両を走行させることができる距離である。組電池10の現在のSOCが基準値SOC_refよりも高いときには、CDモードからCSモードに切り替わるまでの変化量ΔSOC_cdを算出できる。すなわち、変化量ΔSOC_cdは、組電池10の現在のSOCと、基準値SOC_refとの差分となる。
この変化量ΔSOC_cdに電費を乗算すれば、CDモードでの走行可能距離を算出することができる。この走行可能距離や電費は、車両に搭載されたパネル(インストルメントパネル)に表示することができる。CDモードでの走行によって、組電池10のSOCが低下すれば、上述した変化量ΔSOC_cdが低下する。これに伴って、CDモードでの走行可能距離が減少する。一方、モータ・ジェネレータMG2の発電によって組電池10が充電されれば、組電池10のSOCが上昇し、上述した変化量ΔSOC_cdが増加する。これに伴って、CDモードでの走行可能距離が増加する。
電費の算出は、1回のトリップが終了するたびに行うことができる。例えば、1回のトリップとしては、外部充電を終了してから、次の外部充電が開始されるまでの期間とすることができる。CDモードでの走行可能距離を算出するときには、直近に算出された電費だけを用いることもできるし、直近の電費だけでなく、直近よりも過去の電費も考慮することができる。
過去の電費を考慮するときには、新たに算出した電費を、過去に算出した電費に反映させることができる。具体的には、新たに算出した電費REaと、過去に算出した電費REbとに重み付けをした上で、これらの電費REa,REbを加算することにより、走行可能距離の算出に用いられる電費REcを算出することができる。ここで、電費REa,REbに対する重み付け係数は、適宜設定することができる。次回のトリップにおいて、電費REaを新たに算出したときには、前回算出した電費REcが過去の電費REbとして用いられる。
次に、1回のトリップにおける電費を算出する処理について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示す処理は、電池システムが起動状態であるときに行われ、コントローラ40によって実行される。また、図2に示す処理は、所定の周期で繰り返される。CDモードが設定され、エンジン26が停止しているときに、図2に示す処理が開始される。
ステップS101において、コントローラ40は、車両が停止しているか否かを判別する。具体的には、コントローラ40は、車速センサ51によって検出された車速S_curが閾値(車速に関する値)S_th以下であるか否かを判別する。閾値S_thは、車両が停止していると見なせる車速であり、車速センサ51の検出誤差などを考慮して適宜設定される。閾値S_thを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
車速S_curが閾値S_th以下であるとき、コントローラ40は、車両が停止していることを判別する。言い換えれば、車速S_curが閾値S_thよりも高いとき、コントローラ40は、車両が走行していることを判別する。ここで、タイマ42を用いて、車速S_curが閾値S_th以下となっている時間(継続時間)を計測することができる。そして、計測時間が所定時間以上であるときに、車両が停止していることを判別してもよい。この場合において、計測時間が所定時間よりも短いとき、コントローラ40は、車両が走行していると判別する。ここでの所定時間は、適宜設定することができ、所定時間を特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
車両が停止していることを判別したとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。図2に示す処理を終了するときには、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。すなわち、車両が停止している間に発生した組電池10のSOCの変化量ΔSOCは、変化量ΔSOC_runに積算されず、電費の算出に用いられない。ここで、車両が停止しているときには、走行距離が変化しないため、車両が停止している間の走行距離は、電費の算出に影響を与えない。
車両が停止しているとき、走行距離は増加しないが、組電池10のSOCが低下してしまうことがある。例えば、組電池10の放電電力を用いて補機28を動作させているときには、車両が停止しているにもかかわらず、補機28の動作に応じて、組電池10のSOCが低下してしまう。また、組電池10の放電電力を用いて補機電池29を充電するときにも、組電池10のSOCが低下してしまう。
このようなSOCの変化は、車両の走行に起因したものではなく、電費の算出に用いられるべきものではない。上述したように、電費は、CDモードでの走行可能距離を算出するために用いられるため、この走行可能距離を把握する上では、車両が停止している間における組電池10のSOCの変化量ΔSOCは、電費の算出に用いないことが好ましい。また、車両が停止している間における組電池10のSOCの変化量ΔSOCが上昇しすぎると、この変化量ΔSOCから算出される電費が極端に悪化してしまう。そこで、本実施例では、車両が停止しているときには、図2に示す処理を終了するようにしている。
一方、車両が停止していないことを判別したとき、コントローラ40は、ステップS102において、傾斜センサ52の検出結果に基づいて、車両が坂道(登坂又は降坂)を走行しているか否かを判別する。ここで、車両が登坂を走行しているとき、傾斜センサ52によって検出された傾斜角度を正の値とすることができる。また、車両が降坂を走行しているとき、傾斜センサ52によって検出された傾斜角度を負の値とすることができる。
傾斜センサ52によって検出された傾斜角度が上限値(正の値)以上であるとき、コントローラ40は、車両が登坂を走行していると判別する。一方、傾斜センサ52によって検出された傾斜角度が下限値(負の値)以下であるとき、コントローラ40は、車両が降坂を走行していると判別する。上限値および下限値は、適宜設定することができ、上限値および下限値を特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
車両が坂道(登坂又は降坂)を走行していると判別したとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、車両が坂道(登坂又は降坂)を走行しているときには、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。
車両が登坂を走行しているときには、車両が水平な道路を走行しているときに比べて、車両を走行させるパワーを確保するために、組電池10が放電されやすい。車両が登坂を走行することは一時的であり、通常では、水平な道路を走行することが多い。登坂の走行に伴う走行距離および変化量ΔSOC_runを電費の算出に反映させてしまうと、電費が悪化しやすくなる。この場合において、CDモードでの走行可能距離を算出すると、CDモードにおいて、水平な道路を走行し続けたときの走行距離は、算出した走行可能距離と異なりやすくなる。そこで、本実施例では、車両が登坂を走行しているときには、図2に示す処理を終了するようにしている。
車両が降坂を走行しているときには、車両が水平な道路を走行しているときに比べて、回生電力が組電池10に供給されやすく、組電池10が充電されやすい。車両が降坂を走行することは一時的であり、通常では、水平な道路を走行することが多い。降坂の走行に伴う走行距離および変化量ΔSOC_runを電費の算出に反映させてしまうと、電費が良くなりすぎてしまうことがある。この場合において、CDモードでの走行可能距離を算出すると、CDモードにおいて、水平な道路を走行し続けたときの走行距離は、算出した走行可能距離と異なりやすくなる。そこで、本実施例では、車両が降坂を走行しているときには、図2に示す処理を終了するようにしている。
なお、電費が悪化することだけを抑制するのであれば、ステップS102の処理において、車両が登坂を走行しているか否かを判別するだけでもよい。また、ステップS102の処理では、傾斜センサ52の検出結果に基づいて、車両が登坂又は降坂を走行しているか否かを判別しているが、これに限るものではない。車両には、車両が走行している地点を特定するためのナビゲーションシステムが搭載されていることがある。ナビゲーションシステムを用いて車両の走行地点を特定すれば、車両が坂道を走行しているか否かを判別することができる。
ステップS102の処理において、車両が坂道を走行していないと判別したとき、コントローラ40は、ステップS103の処理を行う。ステップS103において、コントローラ40は、大気圧センサ53の検出結果に基づいて、車両の走行地点における標高GH_curが閾値(標高に関する値)GH_th以上であるか否かを判別する。標高が高くなるほど、坂道(登坂や降坂)が発生しやすくなる。そこで、ステップS103の処理では、標高に基づいて、車両が坂道を走行しているか否かを判別している。閾値GH_thは、坂道が発生しやすい標高の頻度を考慮して適宜設定することができる。閾値GH_thを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
標高GH_curが閾値GH_th以上であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、閾値GH_th以上の標高GH_curにおいて、車両が走行しているときには、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。標高GH_curが閾値GH_th以上であるときには、車両が坂道を走行しやすくなるため、ステップS102の処理と同様の理由により、図2に示す処理を終了するようにしている。
本実施例では、ステップS102,S103の処理を行っているが、ステップS102,S103の処理の一方だけを行うこともできる。ステップS103において、標高GH_curが閾値GH_thよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS104の処理を行う。
ステップS104において、コントローラ40は、走行抵抗RL_curが閾値(走行抵抗に関する値)RL_th以上であるか否かを判別する。走行抵抗RL_curが閾値RL_th以上であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、走行抵抗RL_curが閾値RL_th以上であるときには、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。
車両の走行抵抗RLが上昇すると、車両を走行させるパワーを確保するために、組電池10が放電されやすい。ここで、乗員や荷物を含む車両の総重量が増加すれば、走行抵抗RLが上昇しやすい。本実施例では、車両の総重量に起因した走行抵抗RLを把握するようにしている。
通常、車両を走行させるときには、乗員などを含む車両の総重量は変化しにくい。しかし、例外的に、車両の使われ方が日常の使われ方と異なることがある。例えば、乗員の数が一時的に増えたり、荷物の重量が一時的に増加したりすることがある。この場合には、車両の総重量の増加によって、走行抵抗RLが上昇しやすくなる。これに伴い、走行距離は短くなりやすく、組電池10のSOCの変化量ΔSOCは増加しやすくなる。
車両の総重量が一時的に増加している間の走行距離や変化量ΔSOC_runを電費の算出に反映させてしまうと、電費を悪化させてしまう。この電費に基づいて走行可能距離を算出すれば、走行可能距離が短くなる。この走行可能距離は、車両の総重量が一時的に増加していない状態(すなわち、車両の日常の使われ方)において、CDモードでの走行を行ったときの走行距離と異なりやすい。そこで、本実施例では、実際の走行距離と走行可能距離との乖離を抑制するために、走行抵抗RL_curが閾値RL_th以上であるときには、図2に示す処理を終了するようにしている。
車両を走行させるときには、通常、乗員などを含めた車両の総重量を測定することができず、車両の総重量に応じた走行抵抗RL_curを把握することができない。そこで、下記式(1)に基づいて、走行抵抗RL_curを算出(推定)することができる。
RL_cur=S_low/S_cur ・・・(1)
上記式(1)において、S_lowは、車両の標準的な総重量を考慮した車速である。車両の標準的な総重量は、車種に応じて異なる。S_curは、車速センサ51によって検出された車速である。具体的には、車速S_curは、車両の走行を開始してから所定時間Δt_sが経過したときの車速である。
上記式(1)において、S_lowは、車両の標準的な総重量を考慮した車速である。車両の標準的な総重量は、車種に応じて異なる。S_curは、車速センサ51によって検出された車速である。具体的には、車速S_curは、車両の走行を開始してから所定時間Δt_sが経過したときの車速である。
車速S_lowは、図3に示す下限ライン上の車速である。図3において、縦軸は車速であり、横軸は、アクセル開度の累積値である。アクセル開度の累積値とは、車両の走行を開始してから所定時間Δt_sが経過するまでの間におけるアクセル開度を累積した値である。アクセル開度としては、アクセル開度センサ54の検出結果が用いられる。
ここで、車両が水平な路面上において走行を開始したことと、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて車両の走行を開始したことを条件として、アクセル開度の累積が行われる。この条件は、車両の総重量を把握するために設定される。坂道において、車両の走行が開始されると、坂道(登坂や降坂)に応じて車速が変化してしまい、車両の総重量を把握しにくくなってしまう。そこで、上述したように、車両が水平な路面上において走行を開始したことを条件としている。水平な路面であるか否かは、傾斜センサ52の検出結果を用いて判別することができる。
一方、モータ・ジェネレータMG2の動力だけでなく、エンジン26の動力を用いて車両の走行を開始したときには、アクセル開度に応じた車速が得られやすくなり、上記式(1)に基づいて、車両の総重量に応じた走行抵抗RL_curを算出しにくくなる。そこで、上述したように、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて車両の走行を開始したことを条件としている。
車両の標準的な総重量を考慮すると、アクセル開度の累積値および車速の関係は、図3に示す上限ラインおよび下限ラインの間(標準領域)に位置する。図3に示す上限ラインは、アクセル開度の累積値に対する最大の車速を示す。すなわち、上限ラインは、車両の総重量が最も小さいときにおける、アクセル開度の累積値および車速の対応関係を示す。車両の総重量が増加するほど、アクセル開度の累積値に対する車速は、上限ライン上の車速よりも低下する。図3に示す下限ラインは、車両の標準的な総重量(想定される総重量の最大値)を考慮したときにおける、アクセル開度の累積値および車速の対応関係を示す。
アクセル開度の累積値および車速の対応関係が、上限ラインおよび下限ラインの間に位置するときには、車両の総重量が標準的な範囲に含まれていると判別できる。一方、アクセル開度の累積値に対応した車速が下限ライン上の車速よりも低いとき、車両の総重量が、標準的な総重量(想定される総重量の最大値)よりも大きいと判別できる。
図3に示す下限ラインを予め定めておけば、アクセル開度の累積値を算出することにより、この累積値に対応した下限ライン上の車速S_lowを特定できる。また、車速センサ51を用いれば、所定時間Δt_sが経過したときの車速S_curを検出することができる。これにより、上記式(1)に基づいて、走行抵抗RL_curを算出できる。
車両の総重量が標準的な範囲内にあれば、車速S_curは車速S_low以上となり、上記式(1)から算出される走行抵抗RL_curは、「1」以下となる。一方、車両の総重量が標準的な範囲の最大値よりも大きいとき、車速S_curは車速S_lowよりも低くなり、上記式(1)から算出される走行抵抗RL_curは、「1」よりも大きくなる。
上述した閾値RL_thは、「1」よりも大きな範囲において、適宜設定することができる。走行抵抗RL_curが閾値RL_th以上であるときには、車両の総重量が増加しすぎていることを把握できる。閾値RL_thを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。車両の走行を開始してから所定時間Δt_sが経過したときには、走行抵抗RL_curを算出でき、走行抵抗RL_curおよび閾値RL_thを比較することができる。
走行抵抗RL_curが閾値RL_thよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS105の処理を行う。ステップS105において、コントローラ40は、温度センサ21によって検出された電池温度Tbが下限温度Tb_min以下であるか否かを判別する。電池温度Tbが下限温度Tb_min以下であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、電池温度Tbが下限温度Tb_min以下であるとき、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。
電池温度Tbが低下するほど、組電池10(単電池11)の内部抵抗が上昇しやすい。組電池10のSOCは、公知のように、組電池10の電流値Ibおよび電圧値Vbに基づいて算出されるが、組電池10の内部抵抗が上昇すると、組電池10の電圧値Vbが変化しやすくなる。これにより、組電池10のSOCを推定する精度が低下しやすくなる。SOCの推定精度が低下すれば、変化量ΔSOC_runを積算するときの精度も低下し、変化量ΔSOC_runから算出される電費の精度も低下してしまう。
そこで、本実施例では、電池温度Tbが下限温度Tb_min以下であるときには、図2に示す処理を終了するようにしている。下限温度Tb_minは、SOCの推定精度を低下させる観点に基づいて予め定めることができる。そして、下限温度Tb_minを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。電池温度Tbが下限温度Tb_minよりも高いとき、コントローラ40は、ステップS106の処理を行う。
ステップS106において、コントローラ40は、温度センサ21によって検出された電池温度Tbが上限温度Tb_max以上であるか否かを判別する。電池温度Tbが上限温度Tb_max以上であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、電池温度Tbが上限温度Tb_max以上であるときには、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。
電池温度(組電池10の温度)Tbが上昇するほど、複数の単電池11における温度がバラツキやすくなる。組電池10は、複数の単電池11によって構成されており、複数の単電池11は並んで配置されている。このような構成では、複数の単電池11において、単電池11の放熱量に差が発生することがある。ここで、電池温度Tbが低下するほど、単電池11の放熱量の差は発生しにくい。一方、電池温度Tbが上昇するほど、単電池11の放熱量の差が発生しやすくなる。
単電池11の内部抵抗は、単電池11の温度に依存する。このため、単電池11の温度にバラツキが発生すれば、単電池11の内部抵抗にもバラツキが発生する。単電池11の内部抵抗にバラツキが発生しやすくなると、組電池10の内部抵抗(すなわち、複数の単電池11における全体の内部抵抗)を把握しにくくなる。組電池10の内部抵抗を把握しにくくなれば、上述したように、組電池10のSOCを推定する精度が低下してしまう。
そこで、本実施例では、電池温度Tbが上限温度Tb_max以上であるときには、図2に示す処理を終了するようにしている。上限温度Tb_maxは、単電池11の温度にバラツキが発生しやすくなるときの電池温度Tbを考慮して適宜設定することができる。そして、上限温度Tb_maxを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。電池温度Tbが上限温度Tb_maxよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS107の処理を行う。
ステップS107において、コントローラ40は、電流センサ22によって検出された電流値(絶対値)Ibが閾値(電流値に関する値)Ib_th以下であるか否かを判別する。上述したように、組電池10を充電しているときの電流値Ibは負の値であり、組電池10を放電しているときの電流値Ibは正の値である。そこで、ステップS107の処理では、電流値Ibの絶対値を閾値Ib_thと比較している。
電流値(絶対値)Ibが閾値Ib_th以下であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。すなわち、電流値(絶対値)Ibが閾値Ib_th以下であるとき、走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理(後述するステップS109,S110の処理)が行われない。電流センサ22によって検出された電流値Ibには、電流センサ22の検出誤差が含まれている。このため、電流値Ibが0[A]に近づくほど、電流値Ibに含まれる検出誤差の割合が大きくなる。
組電池10のSOCを推定するときには、電流値Ibが用いられるが、電流値Ibに含まれる検出誤差の割合が大きくなるほど、SOCの推定精度が低下してしまう。SOCの推定精度が低下すれば、上述したように、変化量ΔSOC_runから算出される電費の精度も低下してしまう。そこで、本実施例では、電流値(絶対値)Ibが閾値Ib_th以下であるときには、図2に示す処理を終了するようにしている。ここで、SOCの推定精度を確保する観点に基づいて、閾値Ib_thを適宜設定することができる。閾値Ib_thは、0よりも大きい値である。そして、閾値Ib_thを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
電流値(絶対値)Ibが閾値Ib_thよりも大きいとき、コントローラ40は、ステップS108の処理を行う。ステップS108において、コントローラ40は、組電池10の充電又は放電が所定時間以上継続されているか否かを判別する。具体的には、コントローラ40は、タイマ42を用いて、組電池10の充電又は放電が継続されている時間Δt_mを計測する。
ここで、充電から放電に切り替わったとき、時間Δt_mの計測が開始される。そして、放電から充電に切り替わるまで、時間Δt_mの計測が継続される。また、放電から充電に切り替わったとき、時間Δt_mの計測が開始される。そして、充電から放電に切り替わるまで、時間Δt_mの計測が継続される。このように、時間Δt_mを計測しているときにおいて、コントローラ40は、現在の計測時間Δt_mが所定時間Δt_th以上であるか否かを判別する。
計測時間Δt_mが所定時間Δt_th以上であるとき、コントローラ40は、図2に示す処理を終了する。組電池10のSOCを算出するときには、組電池10の内部抵抗が用いられる。組電池10の内部抵抗は、組電池10を充放電したときの電流値Ibおよび電圧値Vbから算出される。組電池10を充放電しているときには、任意のタイミングにおいて、電流値Ibおよび電圧値Vbの関係が得られる。図4に示すように、電流値Ibおよび電圧値Vbを座標軸とした座標系に対して、電流値Ibおよび電圧値Vbの関係をプロットし、複数のプロットに近似する直線Lを算出すれば、近似直線Lの傾きが組電池10の内部抵抗となる。
近似直線Lから組電池10の内部抵抗を算出(推定)するときにおいて、図4に示すように、電流値Ibが充電側および放電側に分散していれば、組電池10の内部抵抗を精度良く推定することができる。ここで、電流値Ibが充電側又は放電側に偏ってしまうと、電流値Ibを充電側および放電側に分散させることができず、内部抵抗の推定精度が低下してしまう。組電池10の内部抵抗からSOCを算出するとき、内部抵抗の推定精度が低下すれば、SOCの推定精度も低下してしまう。SOCの推定精度が低下すれば、上述したように、変化量ΔSOC_runから算出される電費の精度も低下してしまう。
計測時間Δt_mが長くなるほど、電流値Ibが充電側又は放電側に偏ってしまう。そこで、本実施例では、計測時間Δt_mが所定時間Δt_th以上であるときには、図2に示す処理を終了するようにしている。所定時間Δt_thは、SOCの推定精度を確保する観点に基づいて、適宜設定することができる。所定時間Δt_thを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
計測時間Δt_mが所定時間Δt_thよりも短いとき、コントローラ40は、ステップS109において、走行距離の積算を行う。具体的には、コントローラ40は、図2に示す処理を行っている期間において、車速センサ51の検出結果に基づいて走行距離を算出する。そして、コントローラ40は、前回までに積算された走行距離に対して、今回算出された走行距離を積算(加算)する。このようにして走行距離の積算が行われ、1回のトリップが終了するまで、走行距離の積算が継続される。なお、1回のトリップが終了したときには、走行距離(積算値)がリセットされ、次回のトリップにおいて、走行距離の積算が新たに開始される。
また、ステップS109において、コントローラ40は、変化量ΔSOC_runの積算を行う。コントローラ40は、組電池10のSOCを算出し続けることにより、図2に示す処理を行っている期間における変化量ΔSOC_runを算出することができる。コントローラ40は、前回までに積算された変化量ΔSOC_runに対して、今回算出された変化量ΔSOC_runを積算する。このようにして変化量ΔSOC_runの積算が行われ、1回のトリップが終了するまで、変化量ΔSOC_runの積算が継続される。なお、1回のトリップが終了したときには、変化量ΔSOC_run(積算値)がリセットされ、次回のトリップにおいて、変化量ΔSOC_runの積算が新たに開始される。
ステップS110において、コントローラ40は、ステップS109の処理で算出された積算値をメモリ41に記憶する。この積算値とは、走行距離の積算値と、変化量ΔSOC_runの積算値である。1回のトリップが終了したとき、メモリ41に記憶された情報に基づいて、1回のトリップにおける走行距離の積算値および変化量ΔSOC_runの積算値が分かる。これにより、上述したように、走行距離の積算値および変化量ΔSOC_runの積算値に基づいて、1回のトリップにおける電費を算出することができる。
走行距離の積算値および変化量ΔSOC_runの積算値を算出する処理は、図2に示す処理に限るものではない。走行距離および変化量ΔSOC_runを積算する処理を行うときには、少なくともステップS101の処理を行えばよい。また、ステップS101の処理と、ステップS102〜ステップS108の処理のうち少なくとも1つの処理とを行うこともできる。
本実施例では、CDモードでの走行を行ったときにおいて、電費を算出しているが、これに限るものではない。車両の走行モードとしては、モータ・ジェネレータMG2の動力だけを用いて走行するモード(EVモードという)がある。上述したように、CDモードでは、エンジン26が始動する場合があるが、EVモードでは、エンジン26が始動しない。この点に関して、EVモードは、CDモードとは異なる。
EVモードでの走行を行ったときには、本実施例と同様に、1回のトリップにおいて、走行距離の積算値および変化量ΔSOC_runの積算値を算出することができる。これにより、EVモードでの電費を算出することができる。そして、この電費に基づいて、EVモードで走行することができる距離(走行可能距離)を算出することができる。
本実施例では、ハイブリッド車両について説明しているが、これに限るものではない。すなわち、本発明は、いわゆる電気自動車にも適用することができる。電気自動車とは、車両を走行させる動力源として、組電池10だけを備えた車両である。電気自動車において、電費を算出するときにも、図2に示す処理を行うことができる。そして、電費に基づいて、電気自動車を走行させることができる距離(走行可能距離)を算出することができる。
一方、走行可能距離を算出した後では、実際に車両を走行させた距離(走行距離)と、算出した走行可能距離とを比較することができる。ここで、走行距離および走行可能距離が乖離しているときには、この情報をユーザにアナウンスすることができる。この処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。図5に示す処理は、コントローラ40によって実行される。
ステップS201において、コントローラ40は、1回のトリップにおける走行距離Dis_curを算出する。すなわち、1回のトリップが終了したときには、1回のトリップの間における走行距離Dis_curを把握することができる。走行距離Dis_curは、車速センサ51の検出結果に基づいて算出することができる。
ステップS202において、コントローラ40は、走行可能距離Dis_calから走行距離Dis_curを減算した値(減算値)が所定値ΔDis以上であるか否かを判別する。ここで、走行可能距離Dis_calは、1回のトリップを開始する前に、上述したように、電費および変化量ΔSOC_cdから算出される。本実施例のように電費を算出したときには、走行可能距離Dis_calは、走行距離Dis_curよりも長くなりやすい。所定値ΔDisは、走行可能距離Dis_calおよび走行距離Dis_curが乖離しすぎているか否かを判別する観点に基づいて、適宜設定することができる。所定値ΔDisを特定する情報は、メモリ41に記憶しておくことができる。
減算値が所定値ΔDis以上であるとき、コントローラ40は、ステップS203の処理を行う。一方、減算値が所定値ΔDisよりも小さいとき、コントローラ40は、図5に示す処理を終了する。ステップS203において、コントローラ40は、現在の運転状態は、電費を悪化させる運転状態であることをユーザにアナウンスする。アナウンスの手段としては、例えば、ディスプレイへの表示を行ったり、音声を出力したりすることができる。これにより、ユーザは、現在の運転状態が電費を悪化させる運転状態であることを認識できる。
10:組電池(蓄電装置)、11:単電池、20:監視ユニット、21:温度センサ、
22:電流センサ、23:インバータ、24:駆動輪、25:動力分割機構、
26:エンジン、27:DC/DCコンバータ、28:補機、29:補機電池、
31:充電器、32:インレット、33:コネクタ、34:交流電源、
40:コントローラ、41:メモリ、42:タイマ、51:車速センサ、
52:傾斜センサ、53:大気圧センサ、54:アクセル開度センサ、
22:電流センサ、23:インバータ、24:駆動輪、25:動力分割機構、
26:エンジン、27:DC/DCコンバータ、28:補機、29:補機電池、
31:充電器、32:インレット、33:コネクタ、34:交流電源、
40:コントローラ、41:メモリ、42:タイマ、51:車速センサ、
52:傾斜センサ、53:大気圧センサ、54:アクセル開度センサ、
Claims (7)
- 充放電を行う蓄電装置と、
前記蓄電装置の放電電力を受けて動作する補機と、
前記蓄電装置の放電電力を用いて、車両を走行させる動力を生成するモータと、
前記車両の走行速度を検出する車速センサと、
前記モータの動力を用いて前記車両が走行したときにおいて、この走行距離と、この走行距離に応じた前記蓄電装置のSOCの変化量との比を表す電費を算出するコントローラと、を有し、
前記コントローラは、
算出した前記電費と、前記蓄電装置の現在のSOCとに基づいて、前記モータの動力を用いて前記車両を走行させることができる距離を算出し、
前記蓄電装置が充放電できる状態において、前記車速センサの検出結果に基づいて、前記車両が停止していることを判別したとき、前記電費の算出において、前記車両が停止している間の前記変化量を用いないことを特徴とする車両。 - 前記コントローラは、前記車両が坂道を走行しているとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1に記載の車両。
- 前記コントローラは、前記車両の走行中において、前記車両の総重量に応じた走行抵抗が、この走行抵抗に関する閾値以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両。
- 前記蓄電装置の電流値を検出する電流センサを有しており、
前記コントローラは、前記車両の走行中において、前記電流センサによって検出された電流値が、この電流値に関する閾値以下であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の車両。 - 前記コントローラは、前記車両の走行中において、前記蓄電装置の充電又は放電を継続している時間が所定時間以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の車両。
- 前記蓄電装置の温度を検出する温度センサを有しており、
前記コントローラは、前記車両の走行中において、前記温度センサによって検出された温度が下限温度以下であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の車両。 - 前記蓄電装置の温度を検出する温度センサを有し、
前記蓄電装置は、並んで配置された複数の蓄電素子を有しており、
前記コントローラは、前記車両の走行中において、前記温度センサによって検出された温度が上限温度以上であるとき、このときの走行距離と、この走行距離に応じた前記変化量とを、前記電費の算出に用いないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の車両。
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