JP2015109816A - コンバイン - Google Patents

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正文 山口
Masabumi Yamaguchi
正文 山口
友啓 光畑
Tomoyoshi Mitsuhata
友啓 光畑
比佐志 窪添
Hisashi Kubozoe
比佐志 窪添
今田 光一
Koichi Imada
光一 今田
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Abstract

【課題】チャフシーブでの選別性能を向上させるべく、フィードパンにおいても粗選別が可能な構成を提供する。
【解決手段】選別部は、フィードパン32と、チャフシーブと、揺動機構と、振動機構62と、を備えている。フィードパン32は、脱穀部の下方に配置され、略板状に構成される。チャフシーブは、フィードパン32によって搬送された被選別物を受け取ることができる位置に配置されるとともに、穀粒が下方に通過できるように構成されている。揺動機構は、フィードパン32及びチャフシーブを、選別搬送方向に沿って往復揺動させる。振動機構62は、フィードパン32を、少なくとも上下方向に振動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインが備える揺動選別装置の構成に関する。
コンバインは、穀稈を脱穀する扱胴を備えている。脱穀の際には、目的物である穀粒(籾)の他にも、枝梗や藁屑などが発生する(これらをまとめて「被選別物」と称する)。そこで、扱胴の下方には、被選別物の中から穀粒を選別して取り出す選別装置が配置されている。
選別装置は、前後方向に揺動することにより、被選別物を粗選別する揺動選別部を備えている。特許文献1及び特許文献2には、フィードパン(特許文献2ではグレンパン)とチャフシーブを備えた構成の揺動選別部が開示されている。
フィードパンは、平板状ないしトレイ状に形成され、扱胴の下方に配置される。このフィードパンによって、扱胴で発生した被選別物が受け止められる。フィードパンによって受け止められた被選別物は、当該フィードパンが前後揺動することにより、後方に向けて搬送される。
前記フィードパンの後端まで搬送された被選別物は、揺動するチャフシーブの上に落下し、当該チャフシーブにおいて揺動選別される。
特開2007−074984号公報 実開平5−095254号公報
近年、コンバインの性能の更なる向上が望まれている。そこで、揺動選別部の選別性能を向上させることが望まれるが、チャフシーブによる揺動選別の性能を向上させるには限界がある。
ところで、従来から揺動選別部が備えているフィードパンは、被選別物を選別する機能は特に有していない。そこで、このフィードパンにおいても何らかの方法で粗選別を行うことができれば、その下流側のチャフシーブにおける揺動選別の効率を向上させ、コンバイン全体の性能向上を図ることができると考えられる。
本願発明の課題は以上のごとくであり、その目的は、チャフシーブでの選別性能を向上させるべく、フィードパンにおいても粗選別が可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のコンバインが提供される。即ち、このコンバインは、脱穀部と、選別部と、を備える。前記脱穀部は、穀稈を脱穀する。前記選別部は、前記脱穀部で発生した被選別物を所定の選別搬送方向に搬送しつつ、当該被選別物から穀粒を選別する。前記選別部は、フィードパンと、チャフシーブと、揺動機構と、振動機構と、を備える。前記フィードパンは、前記脱穀部の下方に配置され、略板状に構成される。前記チャフシーブは、前記フィードパンによって搬送された被選別物を受け取ることができる位置に配置されるとともに、穀粒が下方に通過できるように構成される。前記揺動機構は、前記フィードパン及びチャフシーブを、前記選別搬送方向に沿って往復揺動させる。前記振動機構は、前記フィードパンを、少なくとも上下方向に振動させる。
フィードパンを上下に振動させることにより、当該フィードパン上で被選別物の粗選別を促進させることができる。具体的には、フィードパンを上下に振動させることにより、当該フィードパン上の被選別物の層において、枝梗付きの穀粒(籾)は上層部に上がってくるとともに、枝梗が付いていない穀粒は下層部に下がっていく。このように、チャフシーブに供給する前に、被選別物をフィードパンにおいて粗選別できるので、チャフシーブにおける揺動選別を効率的に行うことができる。
上記のコンバインは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、当該コンバインは、前記脱穀部による脱穀を終えた穀稈の量を検知する排ワラ量センサを備える。前記振動機構は、前記排ワラ量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させる。
これにより、排ワラ量に応じて、フィードパンの振動速度を変化させることができるので、当該フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて行うことができ、選別良好、ロス減少となる。
上記のコンバインは、以下のように構成することもできる。即ち、コンバインは、当該コンバインの走行速度を検知する車速センサを備える。前記振動機構は、前記車速センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させる。
これにより、車速に応じて、フィードパンの振動速度を変化させることができるので、当該フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて行うことができ、選別良好、ロス減少となる。
上記のコンバインは、以下のように構成することもできる。即ち、当該コンバイは、前記チャフシーブ上の被選別物の流量を検知する流量センサを備える。前記振動機構は、前記流量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させる。
これにより、被選別物の流量に応じて、フィードパンの振動速度を変化させることができるので、当該フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて行うことができ、選別良好、ロス減少となる。
上記のコンバインは、以下のように構成することもできる。即ち、当該コンバインは、前記選別搬送方向で前記チャフシーブの下流側端部の下方に配置された二番回収部と、前記二番回収部で回収された二番物を処理し、当該処理によって発生した被選別物を前記フィードパンに投入する二番処理装置と、前記二番物の流量を検知する還元量センサと、を備える。前記振動機構は、前記還元量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させる。
これにより、二番物の還元量に応じて、フィードパンの振動速度を変化させることができるので、当該フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて行うことができ、選別良好、ロス減少となる。
上記のコンバインは、以下のように構成することが好ましい。即ち、このコンバインは、前記振動機構による前記フィードパンの振動速度を制御する制御部を備える。前記制御部は、排ワラ量が多いほど前記振動速度を速くする第1制御、走行速度が速いほど前記振動速度を速くする第2制御、前記チャフシーブ上の被選別物の流量が多いほど前記振動速度を速くする第3制御、二番物の流量が多いほど前記振動速度を速くする第4制御、のうちの少なくとも何れか1つの制御を行う。
即ち、被選別物の流量が多いほど、フィードパンの振動速度を大きくすることにより、フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
また、排ワラ量が多いほど、フィードパン上の被選別物の量が多いと考えられる。そこで、排ワラ量が多いほど、フィードパンの振動速度を速くすることにより、フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
同様に、走行速度が速いほど、フィードパン上の被選別物の量が多いと考えられる。そこで、走行速度が速いほど、フィードパンの振動速度を速くすることにより、フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
また同様に、二番物の流量が多いほど、フィードパン上の被選別物の量が多いと考えられる。そこで、二番物の量が多いほど、フィードパンの振動速度を速くすることにより、フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
上記のコンバインは、前記フィードパン及び前記チャフシーブを支持するとともに前記揺動機構によって往復揺動駆動される揺動フレームを備え、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記振動機構は、支持軸と、カム機構と、電動モータと、を備える。前記支持軸は、前記フィードパンの前記選別搬送方向上流側の端部近傍を、前記揺動フレームに対して回転可能に支持する。前記カム機構は、前記フィードパンの前記選別搬送方向下流側の端部近傍を略上下方向に往復移動させる。前記電動モータは、前記カム機構を駆動する。そして、前記電動モータは、前記揺動機構とは独立している。
以上の構成で、フィードパンを上下に振動させる機構を、簡単な構成で実現できる。また、電動モータの回転速度を変更することにより、フィードパンの振動速度を簡単に変更できる。また、当該電動モータを、揺動機構とは独立して設けるので、フィードパンの振動速度を柔軟に変更できる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの側面図。 脱穀部及び選別部を主に示す側面断面図。 二番還元機構を主に示す背面断面図。 フィードパンの振動機構を主に示す側面図。 フィードパンの振動機構を主に示す背面断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係るコンバインの右側面図である。なお、以下の説明において、「右」「左」と言った場合には、コンバイン10の機体の右左を基準として言うものとする。また、「前」「後」と言った場合には、コンバイン10の進行方向を前方としたときの前後を言うものとする。
本実施形態のコンバイン10は、いわゆる自脱型コンバインとして構成されている。図1に示すように、本実施形態のコンバイン10は、稲、麦等の穀稈の株元を刈り取るための刈取部12を機体本体の前方に備えている。また、コンバイン10の機体下部には、機体を走行させるためのクローラ部13が設けられている。なお、コンバイン10は、走行速度を検出する車速センサ50(図4)を備えている。
刈取部12の後方であって、コンバイン10の左側には、穀稈搬送部11が設けられている。穀稈搬送部11は、穀稈搬送チェーン14と、押圧部材15(図3)を備えている。穀稈搬送チェーン14は、図2に示すように、無端環状に構成され、スプロケット(図略)の回転によって循環駆動されるように構成されている。押圧部材15は、穀稈搬送チェーン14の上面に対して押圧されるように構成されている。
刈取部12によって刈り取られた穀稈16は、その根元部分を、穀稈搬送チェーン14の上面と押圧部材15との間に挟み込まれて保持される(図3参照)。この状態で穀稈搬送チェーン14を循環駆動することにより、穀稈搬送部11は、穀稈16を後方に向けて搬送する。
上記穀稈搬送部11によって搬送される穀稈16は、脱穀部17によって脱穀される。また、脱穀部17の下方には、当該脱穀部17で発生した被選別物の中から、穀粒(籾)を選別して取り出す選別部18が設けられている。
選別部18で選別された穀粒を貯留するためのグレンタンク(図略)が、脱穀部17及び選別部18に並設してコンバイン10の上部右側に備えられている。選別部18で選別された穀粒は、図略のコンベア機構によって前記グレンタンクまで搬送され、当該グレンタンクに貯留される。
グレンタンクの前方には、オペレータが搭乗するための搭乗部19が配置されている。この搭乗部19には、コンバイン10の機体を操向操作するためのステアリングハンドル、オペレータが坐るための運転座席等が設けられている。
コンバイン10は、グレンタンク内の穀粒を外部に排出するための排出オーガ20を備えている。排出オーガ20は、その基端部がグレンタンクに接続され、先端部には排出口21が形成されている。排出オーガ20内には、グレンタンク内の穀粒を排出口21まで搬送するスクリューコンベア(図略)が設けられている。
続いて、脱穀部17の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、脱穀部17は、扱胴23とクリンプ網24を有している。
扱胴23は、その先端部が面取りされた円筒形状に構成されており、その中心軸がコンバイン10の前後方向と略平行になるように配置されている。また、扱胴23の中心軸には、コンバイン10のエンジンからの駆動力が入力されている。これにより、扱胴23が、中心軸を中心にして一方向に回転駆動される。また、扱胴23の外周には複数の扱歯25が植設されている。
クリンプ網24は、扱胴23の下方に配置されている。このクリンプ網24は、扱胴23の下部の周面に沿うように円弧面状に構成されている(図3参照)。
前述のように、穀稈搬送部11は、穀稈を後方に向けて搬送する。扱胴23は前後方向に沿って配置されているから、前記穀稈は、扱胴23の軸線に沿って搬送される。図3に示すように、穀稈搬送部11によって穀稈16を搬送することにより、当該穀稈16の穂先16aの部分が、扱胴23の周面に沿った状態となるように構成されている。なお、本実施形態の脱穀部17は、下扱ぎ式の脱穀装置として構成されている。即ち、穀稈16の穂先16aは、扱胴23の下側を通過する(図3参照)。この構成で、穀稈搬送部11によって搬送される穀稈16は、その穂先16aの部分が、扱胴23の周面とクリンプ網24との間の隙間を通過する。そして、図3に太線で示す矢印の方向に扱胴23が回転することにより、穂先16aが、扱歯25とクリンプ網24によるもみほぐし作用等を受けることにより、当該穂先16aから穀粒(籾)が取り外される。
以上のように、扱胴23を回転させることにより、穀稈16の穂先16aから穀粒が取り外される。穀稈16から取り外された穀粒は、クリンプ網24を通り抜けて下方に落下する。なお、扱胴23においては、穀粒が単独で取り外されるとは限らず、枝梗が付いたままの状態で穀粒が取り外されることがある。また、扱胴23の回転による衝撃作用などにより、穀粒が付いていない枝梗や、藁屑なども発生する。従って、クリンプ網24からは、これらの混合物が落下する。クリンプ網24から落下する混合物を「被選別物」と称する。
クリンプ網24から落下した前記被選別物は、選別部18において選別され、当該被選別物の中から穀粒が取り出される。
一方、穀粒が取り外されたあとの穀稈を、排ワラと称する。排ワラは、穀稈搬送部11によって後方に搬送されていき、当該穀稈搬送部11の終端部から、排ワラ搬送部26(図2)に受け渡される。排ワラ搬送部26は、無端環状に構成されて循環駆動される排ワラ搬送チェーン27と、当該排ワラ搬送チェーン27の下方において排ワラをガイドする排ワラガイド28とを備えている。排ワラは、排ワラ搬送チェーン27と排ワラガイド28によって挟み込まれた状態で、当該排ワラ搬送チェーン27が循環駆動されることにより後方に向けて搬送される。そして、当該排ワラは、図略の処理装置によって細断された後、コンバイン10の機外に排出される。
なお、排ワラガイド28には、排ワラの流量を検知するための排ワラ量センサ29が設けられている。排ワラ量センサ29は、具体的には、排ワラガイド28が押し下げられた量に基づいて、排ワラの流量を検知するように構成されている。即ち、排ワラガイド28が押し下げられた量が大きいほど、排ワラの流量が多いと判断できるので、排ワラ量センサ29はこれに基づいて排ワラの流量を検出する。
続いて、選別部18の構成について説明する。選別部18は、揺動選別部30と、風選別部31から構成されている。
揺動選別部30は、扱胴23及びクリンプ網24のすぐ下方に配置されている。この揺動選別部30は、フィードパン32、チャフシーブ33、ストローラック34、揺動フレーム35、及び図略の揺動機構を備えている。
揺動フレーム35は、フィードパン32、チャフシーブ33、及びストローラック34を支持している。前記揺動機構は、コンバイン10の車体本体に対して、揺動フレーム35を扱胴23の軸線と平行な方向(前後方向)に沿って往復揺動させるように構成されている。これにより、フィードパン32及びチャフシーブ33を前後方向に揺動駆動することができる。
フィードパン32は平板状の部材であり、その上面が扱胴23の下面に対向して配置されている。また、フィードパン32は、その後方が若干低くなるように、水平面に対して傾いて配置されている。
クリンプ網24から落下してくる被選別物は、フィードパン32の上面によって受け止められる。フィードパン32は後方が低くなるように傾いて配置されているので、当該フィードパン32が前後に揺動駆動されることにより、当該フィードパン32上の被選別物が、後方に向けて搬送される。
フィードパン32上の被選別物は、後方に向けて搬送されてゆき、当該フィードパン32の後端部から落下し、チャフシーブ33によって受け止められる。
チャフシーブ33は、フィードパン32の搬送方向下流側端部から落下した被選別物を受け止めることができる位置に配置されている。チャフシーブ33は、略左右方向に横架された複数のチャフフィン36を、前後方向に複数並べて配置したものである。複数のチャフフィン36は、互いに適宜の間隔を空けて配置されている。
チャフシーブ33を前後に揺動させることで、当該チャフシーブ33上の被選別物のうち、穀粒や藁屑などの小さい被選別物はチャフフィン36の間を通って下に落ちる。一方、比較的大きは被選別物はチャフフィン36に引っ掛かって残る。このように、チャフシーブ33によって、被選別物の粗選別を行うことができる。
また、チャフフィン36は、その上面が、斜め前方側を向くようにして配置されている。これにより、チャフシーブ33を装置前後方向に揺動させることにより、チャフフィン36に引っ掛かっている被選別物は、装置後方に向けて搬送されていく。
チャフシーブ33の上面側には、当該チャフシーブ33上の被選別物の流量を検出する流量センサ37(図2)が設けられている。流量センサ37は、具体的には、チャフシーブ33上の被選別物の層に対して上方から接触する接触部材を備えている。即ち、前記接触部材の姿勢に基づいて、被選別物の層の厚さを検出できる。そして、被選別物の層が厚いほど、被選別物の流量が多いと判断できるので、流量センサ37はこれに基づいて被選別物の流量を検出する。
以上のように、揺動選別部30は、被選別物を、装置後方に向けて搬送しつつ選別する構成である。揺動選別部30における被選別物の搬送方向(本実施形態の場合はコンバイン10の後方向き)を、以下の説明では単に選別搬送方向と呼ぶ。本実施形態のコンバイン10において、揺動選別部30による選別搬送方向は、扱胴23の軸線と略平行な方向となっている。
なお、比較的大きな被選別物は、チャフフィン36の間を通り抜けて落下できないので、チャフシーブ33の前後揺動によって、当該チャフシーブ33の選別搬送方向下流側の端部まで搬送される。図2に示すように、チャフシーブ33の下流側端部の先には、ストローラック34が配置されている。このストローラック34は、特に大きな枝梗などを引っかけて受けとめることができるように構成されている。なお、ストローラック34は、車体の左右方向で隙間を開けて配置されているので、ある程度小さい被選別物は、当該ストローラック34をすり抜けて下方に落下する。
ストローラック34の上面は、鋸歯状に形成されている。これにより、ストローラック34に引っ掛かった大きな枝梗は、当該ストローラック34が前後揺動することにより選別搬送方向後方に向けて搬送され、図略の排出口から機外に排出される。
次に風選別部31について説明する。この風選別部31は、唐箕ファン41と、グレンシーブ42と、を備えている。風選別部31は、揺動選別部30の下方に配置されている。
グレンシーブ42は網目状のプレス、又はクリンプ網として構成されており、チャフシーブ33の下方に配置される。チャフシーブ33から落下してくる被選別物は、グレンシーブ42によって受け止められる。穀粒等の小さな被選別物は、グレンシーブ42を通過して下方に落下できる。また、グレンシーブ42の下方には、スクリューコンベアとして構成された一番コンベア(一番回収部)43が配置されている。
唐箕ファン41は、選別搬送方向で下流向きの選別風を発生させ、当該選別風をグレンシーブ42に対して下側から当てるように構成されている。
以上の構成で、グレンシーブ42から落下してくる被選別物に対して、唐箕ファン41が生起する選別風が当てられる。そして、この選別風にかかわらず略垂直に落下する比重の重い物、即ち穀粒は一番物と呼ばれる。一番物は一番コンベア43に導入され、それ以外の比重の軽いもの(藁屑など)は選別搬送方向下流側に向けて吹き飛ばされる。
一番コンベア43に導入された一番物(穀粒)は、当該一番コンベア43によって搬送され、前記グレンタンクに貯蔵される。以上により、被選別物から穀粒を選別して取り出すことができる。
チャフシーブ33の選別搬送方向下流側の端部の下方(ストローラック34の下方)には、スクリューコンベアとして構成された二番コンベア(二番回収部)44が配置されている。従って、チャフシーブ33上に残った被選別物は、当該チャフシーブ33上を下流側に向けて搬送されていき、最終的には二番コンベア44に落下する。また、グレンシーブ42に落下した被選別物のうち、唐箕ファン41の選別風により吹き飛ばされた被選別物も、二番コンベア44に落下する。風選別部31は、二番コンベア44に落下する被選別物に対して選別搬送方向下流側に向けて上向きの風を当てる送風ファン45を有している。
二番コンベア44に落下する被選別物のうち、穀粒が付いた枝梗等は比較的重いので、送風ファン45の風にもかかわらず落下して二番コンベア44に導入される。このように、二番コンベア44に導入される被選別物を、二番物と称する。一方、穀粒の付いていない枝梗や藁屑等は、送風ファン45の風によって吹き飛ばされ、吸引ファン46によって装置の外に排出される。
上記のように、二番コンベア44に導入された二番物の中には、穀粒が付いた枝梗が含まれている。従って、二番物を再処理することにより、穀粒を取り出す余地がある。そこで、コンバイン10は、二番物を再処理するための二番処理装置47を備えている(図3)。
二番コンベア44に導入された二番物は、当該二番コンベア44の終端まで搬送される。二番コンベア44の終端には、二番還元コンベア48の始端が接続されている(図3)。二番還元コンベア48は、斜め上下方向に配置されている(図2)。そして、この二番還元コンベア48の終端には、前述の二番処理装置47が接続されている。前記二番物は、二番還元コンベア48によって二番処理装置47まで搬送される。
なお、図3に示すように、二番還元コンベア48は、二番物の流量を検出する還元量センサ49を備えている。還元量センサ49は、具体的には、二番還元コンベア48を駆動する際のトルクに基づいて、二番物の流量を検出する。即ち、二番還元コンベア48を駆動するために必要なトルクが大きいほど、二番物の流量が多いと判断できるので、還元量センサ49はこれに基づいて二番物の流量を検出する。
二番処理装置47の詳細な図示は省略するが、当該二番処理装置47は、回転する二番処理胴と、当該二番処理胴の周囲に設けられた処理羽などから構成されている。二番還元コンベア48によって二番処理装置47に供給された二番物は、回転する処理羽によって処理され、穀粒が取り外される。二番処理装置47は、処理が終わった二番物を、フィードパン32の上に放出するように構成されている(図3参照)。
続いて、本実施形態のコンバイン10の特徴的な構成について、図4及び図5を参照して説明する。
本実施形態の揺動選別部30は、フィードパン32を上下に振動させるための振動機構62を有している。振動機構62は、カム機構52と、電動モータ53と、を備えている。なお、振動機構62は、揺動フレーム35に支持されている。従って、より正確に言えば、振動機構62は、フィードパン32を、揺動フレーム35に対して上下に振動させるものである。
電動モータ53は、振動機構62の駆動源である。電動モータ53の出力軸には、出力ギア54が固定されている。図5に示すように、電動モータ53は、揺動フレーム35に支持されている。
カム機構52は、電動モータ53が出力する回転運動を、上下運動に変換してフィードパン32に伝達する。具体的には、カム機構52は、偏心カム55と、カムフォロア56と、ベアリング57と、を備えている。
偏心カム55は、カム軸58に対して固定されており、かつ当該カム軸58に対して偏心して設けられている。カム軸58は、略水平かつ選別搬送方向に直交する方向(コンバンの車体左右方向)に沿って配置されている。また、カム軸58は、揺動フレーム35に対して、適宜のステー63等を介して回転可能に支持されている(図5)。
カム軸58には、入力ギア60が固定されている。この入力ギア60は、前述の出力ギア54と噛み合うように構成されている(図4及び図5)。従って、電動モータ53によりカム軸58を回転駆動することで、偏心カム55を偏心回転運動させることができる。
カムフォロア56には、長孔59が形成されている。図4及び図5に示すように、当該長孔59の内側には、偏心カム55が配置されている。また、偏心カム55の周囲には、ベアリング57が設けられている。偏心カム55は、ベアリング57を介して、長孔59の内周面に接触するように構成されている。
そして、長孔59は、当該長孔59の内部で偏心カム55が偏心回転運動することにより、カムフォロア56を略上下方向に移動させるように形成されている。
上記カムフォロア56は、フィードパン32に固定されている。なお、本実施形態では、カムフォロア56は、フィードパン32下面であって、当該フィードパン32の後端部(選別搬送方向下流側の端部)近傍に固定されている(図4参照)。
また、当該フィードパン32は、支軸51によって、揺動フレーム35に対して回動可能に支持されている。支軸51は、略水平かつ選別搬送方向に直交する方向(コンバンの車体左右方向)に沿って配置されている。なお、本実施形態では、フィードパン32の前端部(選別搬送方向上流側の端部)近傍が、支軸51によって支持されている(図4)。
以上の構成により、フィードパン32を、揺動フレーム35に対して、支軸51を支点として、略上下方向に振動させることができる。なお前述のように、揺動フレーム35は、コンバイン10の車体本体に対して前後に揺動するように構成されている。従って、本実施形態のフィードパン32は、コンバイン10の車体に対して、前後に揺動しつつ上下に振動する。
フィードパン32を前後に揺動させつつ、上下に振動させることにより、フィードパン32の上の被選別物を、後方に向けて搬送しながら、粗選別できる。即ち、フィードパン32の上下の振動によって、当該フィードパン32上の被選別物の層の中で、比重が比較的大きいもの(穀粒など)は、下層部に下がる。また、比重が比較的小さいものは、上層部に上がる。
このように、本実施形態のフィードパン32は、被選別物を粗選別しつつ後方に搬送できるので、チャフシーブ33に対して、粗選別された状態で被選別物を供給できる。これにより、チャフシーブ33における選別の効率が向上する。
即ち、フィードパン32からチャフシーブ33に供給された被選別物の層の中で、下層部には、比重が比較的大きいもの(穀粒)が集まっている。従って、チャフシーブ33における揺動選別の際に、穀粒が、チャフシーブ33から落下し易くなっている。これにより、穀粒を、一番コンベア43で回収し易くなっているので、穀粒のロスを低減できる。
また、フィードパン32からチャフシーブ33に供給された被選別物の層の中で、上層部には、比重が比較的小さいものが集まっている。例えば、穀粒が付いた枝梗などは、比重が比較的小さいので、被選別物の層の上層部に多く含まれている。従って、チャフシーブ33における揺動選別の際に、穀粒が付いた枝梗は、チャフシーブ33から落下しにくくなっており、結果的に、二番コンベア44に回収され易くなっている。これにより、穀粒が付いた枝梗を、二番物として効率良く回収できるので、穀粒のロスを低減できる。
また、藁屑も比重が小さいため、被選別物の層の上層部に多く含まれている。従って、チャフシーブ33における揺動選別の際に、藁屑は、チャフシーブ33から落下しにくくなっている。これにより、藁屑がグレンシーブ42上に落ちにくくなっているので、当該グレンシーブ42が藁屑によって詰まりにくくなり、風選別部31による選別性能も向上する。
フィードパン32を上下に振動させる速度(振動速度)は、特に限定されない。フィードパン32の振動速度が速いほど、当該フィードパン32による粗選別を効率良く行うことができる。しかしながら、不必要に速い振動速度でフィードパン32を振動させても、エネルギーの無駄となってしまう。また、振動速度が速過ぎると、騒音の原因となるばかりでなく、穀粒が損傷する原因にもなりうる。そこで、フィードパン32の振動速度は、適切な速度となるように制御されていることが好ましい。
本実施形態では、フィードパン32を上下に振動させるための専用の駆動源(電動モータ53)を設けている。即ち、電動モータ53は、揺動選別部30の揺動機構とは、別個独立して設けられている。従って、フィードパン32の振動速度は、揺動選別部30の揺動速度とは無関係に設定できる。これにより、フィードパン32を、最適な振動速度で振動させることができるので、当該フィードパン32の振動による粗選別を効率的に行うことができる。
本実施形態のコンバイン10は、電動モータ53の回転速度を制御する制御部61を備えている。即ち、制御部61は、電動モータ53の回転速度を制御することにより、フィードパン32の振動速度を制御できる。
本実施形態の制御部61は、コンバイン10の作業状態に応じて、フィードパン32の振動速度を変化させるように制御を行う。即ち、コンバイン10の作業状態によって、フィードパン32上の被選別物の量は異なる。そして、フィードパン32上の被選別物の量が多いほど、当該フィードパン32の振動速度を速くして、当該フィードパン32による粗選別の効率を向上させる必要がある。逆に、フィードパン32上の被選別物の量が少なければ、フィードパン32の振動速度を遅くすることができる。そこで、コンバインの作業状態に応じて振動速度を変更することにより、フィードパン32における粗選別を効率的に行うことができ、結果的に選別良好となり、穀粒のロスを減少させることができる。
例えば本実施形態の制御部61は、排ワラの量に連動して、フィードパン32の振動速度を変化させるように構成されている。より具体的には、制御部61は、排ワラ量センサ29の検出結果に基づいて、排ワラの流量が多いほど、フィードパン32の振動速度を速くするように制御している(第1制御)。
即ち、排ワラの量が多いということは、フィードパン32上の被選別物の量も多いと考えられる。そこで上記のように、排ワラの量が多いほど、フィードパン32の振動速度を速くすることにより、当該フィードパン32による粗選別を、被選別物の量に応じて効率良く行うことができる。
以上で説明したように、本実施形態のコンバイン10は、脱穀部17と、選別部18と、を備えている。脱穀部17は、穀稈を脱穀する。選別部18は、脱穀部17で発生した被選別物を所定の選別搬送方向に搬送しつつ、当該被選別物から穀粒を選別する。選別部18は、フィードパン32と、チャフシーブ33と、揺動機構と、振動機構62と、を備えている。フィードパン32は、脱穀部17の下方に配置され、略板状に構成される。チャフシーブ33は、フィードパン32によって搬送された被選別物を受け取ることができる位置に配置されるとともに、穀粒が下方に通過できるように構成されている。揺動機構は、フィードパン32及びチャフシーブ33を、選別搬送方向に沿って往復揺動させる。振動機構62は、フィードパン32を、少なくとも上下方向に振動させる。
フィードパン32を上下に振動させることにより、当該フィードパン32上で被選別物の粗選別を促進させることができる。このように、チャフシーブ33に供給する前に、被選別物をフィードパン32において粗選別できるので、チャフシーブ33における揺動選別を効率的に行うことができる。
また上記のように、本実施形態のコンバイン10は、脱穀部17による脱穀を終えた穀稈の量を検知する排ワラ量センサ29を備えている。振動機構62は、排ワラ量センサ29の検知結果に連動してフィードパン32の振動速度を変化させている。より具体的には、振動機構62によるフィードパン32の振動速度を制御する制御部61が、排ワラ量が多いほど前記振動速度を大きくする第1制御を行っている。
これにより、排ワラ量に応じて、フィードパン32の振動速度を変化させることができるので、当該フィードパン32による粗選別を作業状態に応じて行うことができ、選別良好、ロス減少となる。
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、制御部61は、排ワラの量に応じて、フィードパン32の振動速度を制御しているが、振動速度の制御はこれに限らない。
例えば、上記実施形態のコンバイン10は、チャフシーブ33上の被選別物の流量を検知する流量センサ37を備えている。そこで、振動機構62は、流量センサ37の検知結果に連動してフィードパン32の振動速度を変化させてもよい。
具体的には、制御部61は、チャフシーブ33上の被選別物の流量が多いほど前記振動速度を速くするように制御(第3制御)を行う。
このように、被選別物の流量が多いほど、フィードパン32の振動速度を大きくすることにより、フィードパン32による粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
また、上記実施形態のコンバイン10は、当該コンバイン10の走行速度を検知する車速センサ50を備えている。そこで、振動機構62は、車速センサ50の検知結果に連動してフィードパン32の振動速度を変化させてもよい。
具体的には、制御部61は、走行速度が速いほど前記振動速度を速くするように制御(第2制御)を行う。
即ち、走行速度が速いほど、穀稈を刈り取る速度も速くなるので、フィードパン32上の被選別物の量が多いと考えられる。そこで、上記のように、走行速度が速いほど、フィードパン32の振動速度を速くすることにより、フィードパンによる粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
また、上記実施形態のコンバイン10は、二番物の流量を検知する還元量センサ49を備えている。そこで、振動機構62は、還元量センサ49の検知結果に連動してフィードパン32の振動速度を変化させてもよい。
具体的には、制御部61は、二番物の流量が多いほど前記振動速度を速くするように制御(第4制御)を行う。
即ち、二番物の流量が多いほど、二番処理装置47がフィードパン32に放出する被選別物の量が増えるので、フィードパン32上の被選別物の量が多いと考えられる。そこで、二番物の流量が多いほど、フィードパン32の振動速度を速くすることにより、フィードパン32による粗選別を作業状態に応じて適切に行うことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態(及び変形例)を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態及び変形例で説明した第1制御、第2制御、第3制御、及び第4制御は、組み合わせることができる。即ち、複数のセンサ(例えば、排ワラ量センサ29、流量センサ37、車速センサ50、還元量センサ49など)の結果に基づいて、フィードパン32の振動速度を制御しても良い。複数のセンサを参照し、コンバイン10の作業状態を複合的に判断することにより、より適切な制御が可能となる。もちろん、上記実施形態で説明したセンサ以外のセンサに基づいて、フィードパン32の振動速度を制御することも可能である。
もっとも、フィードパン32の振動速度は、作業状態によらず一定であっても良い。
上記実施形態では、フィードパン32を上下に振動させるための振動機構62の構成を具体的に説明したが、振動機構62の構成はこれに限らず、適宜変更できる。
10 コンバイン
17 脱穀部
18 選別部
30 揺動選別部
32 フィードパン
33 チャフシーブ
62 振動機構

Claims (7)

  1. 穀稈を脱穀する脱穀部と、
    前記脱穀部で発生した被選別物を所定の選別搬送方向に搬送しつつ、当該被選別物から穀粒を選別する選別部と、
    を備えたコンバインであって、
    前記選別部は、
    前記脱穀部の下方に配置された略板状のフィードパンと、
    前記フィードパンによって搬送された被選別物を受け取ることができる位置に配置されるとともに、穀粒が下方に通過できるように構成されたチャフシーブと、
    前記フィードパン及びチャフシーブを、前記選別搬送方向に沿って往復揺動させる揺動機構と、
    前記フィードパンを、少なくとも上下方向に振動させる振動機構と、
    を備えることを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1に記載のコンバインであって、
    前記脱穀部による脱穀を終えた穀稈の量を検知する排ワラ量センサを備え、
    前記振動機構は、前記排ワラ量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させることを特徴とするコンバイン。
  3. 請求項1又は2に記載のコンバインであって、
    当該コンバインの走行速度を検知する車速センサを備え、
    前記振動機構は、前記車速センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させることを特徴とするコンバイン。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記チャフシーブ上の被選別物の流量を検知する流量センサを備え、
    前記振動機構は、前記流量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させることを特徴とするコンバイン。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記選別搬送方向で前記チャフシーブの下流側端部の下方に配置された二番回収部と、
    前記二番回収部で回収された二番物を処理し、当該処理によって発生した被選別物を前記フィードパンに投入する二番処理装置と、
    前記二番物の流量を検知する還元量センサと、
    を備え、
    前記振動機構は、前記還元量センサの検知結果に連動して前記フィードパンの振動速度を変化させることを特徴とするコンバイン。
  6. 請求項2から5までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記振動機構による前記フィードパンの振動速度を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    排ワラ量が多いほど前記振動速度を速くする第1制御、
    走行速度が速いほど前記振動速度を速くする第2制御、
    前記チャフシーブ上の被選別物の流量が多いほど前記振動速度を速くする第3制御、
    二番物の流量が多いほど前記振動速度を速くする第4制御、
    のうちの少なくとも何れか1つの制御を行うことを特徴とするコンバイン。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記フィードパン及び前記チャフシーブを支持し、前記揺動機構によって往復揺動駆動される揺動フレームを備え、
    前記振動機構は、
    前記フィードパンの前記選別搬送方向上流側の端部近傍を、前記揺動フレームに対して回転可能に支持する支持軸と、
    前記フィードパンの前記選別搬送方向下流側の端部近傍を略上下方向に往復移動させるカム機構と、
    前記カム機構を駆動する電動モータと、
    を備え、
    前記電動モータは、前記揺動機構とは独立していることを特徴とするコンバイン。
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