JP2015109263A - 断面加工方法、断面加工装置 - Google Patents

断面加工方法、断面加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】硬度が異なる複数の物質からなる試料に対して、集束イオンビームによって平坦な断面を形成することが可能になる断面加工方法、断面加工装置を提供する。
【解決手段】断面の観察で得られたSEM像の断面情報に基づいて、集束イオンビームの照射間隔、照射時間などを可変制御しながら、加工領域のエッチング加工を行う。これによって試料が硬度の違う複数の物質から構成されていても、均一なエッチングレートで平坦な観察面を形成することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、顕微鏡によって観察する試料の観察面を、集束イオンビームを用いて加工するための断面加工方法、および断面加工装置に関するものである。
例えば、半導体デバイス等の試料を、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)、エネルギー分散型X線分析装置(Energy dispersive X-ray spectrometry:EDS)、電子線後方散乱回折装置(Electron Backscatter Diffraction:EBSD)などによって観察、解析する際には、試料の観察面を平坦に形成する必要がある。観察面が平坦でない場合、観察面(断面)の正確な像を取得したり、正確な成分分析を行うことが困難となる。
従来、こうした試料の観察面の形成にあたっては、試料を研磨して平坦な観察面を形成したり、試料の劈開によって平坦な観察面を形成していた。しかしながら、試料を研磨する場合には、研磨剤などにより試料が汚染される懸念がある。また、試料を劈開する場合、試料が結晶性の物質である場合に限られる。
このため、近年、試料の平坦な観察面を形成する手法の1つとして、集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)による断面形成加工(エッチング加工)が用いられている(例えば、特許文献1)。こうした集束イオンビームを用いた試料の観察面の形成方法は、試料の任意の位置に微細な観察面を正確に形成できるという、他の形成方法にはない利点を有している。
特開2008−270073号公報
SEM、TEM、EDS、EBSDなどによって観察、解析される試料の多くは、一様な組成のものは少なく、その多くは内部に複数の物質や微細な構造物を含んでいる。こうした複数の物質からなる試料に対して、均一な照射密度、照射時間で目的の観察面に向けて集束イオンビームを照射すると、試料が均一なエッチングレートでエッチングされないという課題があった。これは、物質の種類によってそれぞれ硬度が異なるためである。
試料が均一なエッチングレートでエッチングされない場合、例えば、試料中に硬度が高く、エッチングレートが低い物質が局部的に存在している場合には、集束イオンビームの照射方向に沿ってその物質が途切れた部分より先の部分も、硬度が高い物質がエッチングマスクの作用をするために除去されないという、いわゆるカーテニングが発生する。こうしたカーテニングが発生すると、観察面に凹凸が生じてしまい、結果的に観察面を高精度に観察、解析を行うことが困難になる。このため、硬度の異なる複数の物質からなる試料であっても、集束イオンビームの照射によって平坦な観察面を形成可能な断面加工方法、断面加工装置が求められている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、硬度が異なる複数の物質からなる試料に対して、集束イオンビームによって平坦な断面を形成することが可能になる断面加工方法、断面加工装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のいくつかの態様は、次のような断面加工方法、断面加工装置を提供した。
すなわち、本発明の断面加工方法は、試料に向けて集束イオンビームを照射し、該試料の断面の加工を行う断面加工方法であって、前記試料の断面情報を取得する断面情報取得工程と、取得した前記断面情報に基づいて、前記集束イオンビームの照射量を可変させつつ照射して前記断面のエッチングを行い、試料観察面を形成する断面加工工程を備えたことを特徴とする。
前記集束イオンビームの照射量を可変させるために、照射間隔、または照射時間の少なくともいずれか一つを可変制御することを特徴とする。
前記断面情報は、前記断面のコントラスト、または前記断面を構成する物質の分布であることを特徴とする。
前記断面情報は、前記断面のコントラスト、または前記断面を構成する物質の分布に基づいて作成された、前記断面のエッチングレートマップであることを特徴とする。
断面情報取得工程は、前記試料の断面のSEM像を取得する工程であることを特徴とする。
断面情報取得工程は、前記断面のEDS測定またはEBSD測定を行う工程であることを特徴とする。
前記断面情報は、前記断面のEDS測定またはEBSD測定によって測定された前記集束イオンビームのイオン種の情報を含むことを特徴とする。
前記断面加工工程は、予め設定した観察面位置まで段階的に行われ、各段階において前記断面情報取得工程を行うことを特徴とする。
前記断面情報に基づいて、前記断面に照射する集束イオンビームの照射条件を生成する照射条件生成工程を更に備えたことを特徴とする。
前記断面加工方法によって、前記試料の一方の断面および他方の断面の加工を行い、前記試料の薄片を形成する際に、前記断面情報取得工程において、前記断面のEDS測定またはEBSD測定に基づいて前記断面情報を取得し、該断面情報に基づいて前記試料の薄片を形成することを特徴とする。
前記断面加工方法によって、前記試料の一方の断面および他方の断面の加工を行い、前記試料の薄片を形成する際に、前記断面情報取得工程において、透過電子、反射電子又は二次電子に基づいて前記断面情報を取得し、該断面情報に基づいて前記試料の薄片を形成することを特徴とする。
本発明の断面加工装置は、試料を載置する試料台と、前記試料に集束イオンビームを照射する集束イオンビーム鏡筒と、前記試料に電子ビームを照射する電子ビーム鏡筒と、前記試料から発生する二次電子を検出する二次電子検出器と、前記試料の断面情報を取得する断面情報取得工程、および、取得した前記断面情報に基づいて、前記集束イオンビームの照射量を可変させつつ照射して前記断面のエッチングを行い、試料観察面を形成する断面加工工程、を実行させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、試料の断面の観察で得られた断面情報に基づいて、集束イオンビームの照射量を可変させながら加工領域のエッチング加工を行う。これによって試料が硬度の違う複数の物質から構成されていても、均一なエッチングレートで平坦な断面(観察面)を形成することができる。
本発明の断面加工装置を示す概略構成図である。 断面加工装置の制御部の構成を示す概略構成図である。 半導体ウエハを断面加工する様子を示す説明図である。 断面加工方法の手順を示すフローチャートである。 試料のエッチング時のFIBの可変制御例を示す説明図である。 図6は、断面加工によって試料の薄片に仕上げ加工を行う様子を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の断面加工方法、断面加工装置について説明する。なお、以下に示す各実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(断面加工装置)
図1は、断面加工装置を示す概略構成図である。
本発明の断面加工装置10は、集束イオンビーム(FIB)鏡筒11と、電子ビーム(EB)鏡筒12と、試料室13とを備えている。集束イオンビーム鏡筒11と、電子ビーム鏡筒12は、試料室13内に収容されており、ステージ(試料台)14に載置された試料Sに向けて集束イオンビーム(FIB)と、電子ビーム(EB)とを照射可能に配置されている。ステージ14はXYZの各方向の移動、傾斜が可能であり、これによって、試料Sを任意の向きに調整することができる。
断面加工装置10は、更に集束イオンビーム(FIB)制御部15と、電子ビーム(EB)制御部16とを備えている。集束イオンビーム制御部15は、集束イオンビーム鏡筒11を制御し、集束イオンビームを任意の電流値で、かつ任意のタイミングで照射させる。電子ビーム制御部16は、電子ビーム鏡筒12を制御し、電子ビームを任意のタイミングで照射させる。
断面加工装置10は、更に断面情報取得手段19を備えている。断面情報取得手段19としては、電子ビーム(EB)を試料Sに照射した際に、試料Sから生じた二次電子を検出する二次電子検出器、電子ビーム(EB)を試料Sに照射した際に、試料Sで反射された反射電子を検出する反射電子検出器、電子ビーム(EB)を試料Sに照射した際に、試料Sを透過した透過電子を検出する透過電子検出器、電子ビーム(EB)を試料Sに照射した際に、試料Sから生じたX線を検出するEDS検出器、電子ビーム(EB)を試料Sに照射した際に、試料Sで生じる電子線後方散乱回折によるEBSDパターンを検出するEBSD検出器などを挙げることができる。断面情報取得手段19としては、これら二次電子検出器、反射電子検出器、透過電子検出器、EDS検出器などを単独で、または任意の組み合わせで設けることができる。
本実施形態では、これら二次電子検出器、反射電子検出器、透過電子検出器、EDS検出器、EBSD検出器のうち、断面情報取得手段19として、二次電子検出器17と、EDS検出器18とを備えた例を挙げて説明するが、これに限定されるものでは無い。なお、断面情報取得手段19として反射電子検出器を設ける場合、電子ビーム鏡筒12の内部に形成される。
二次電子検出器17は、集束イオンビーム21または電子ビーム22を試料Sに照射し、試料Sから発生した二次電子を検出する。こうした二次電子によって、試料SのSEM像を取得することができる。また、EDS検出器18は、電子ビーム22を試料Sに照射し、試料Sから発生したX線を検出する。試料Sから発生するX線は、試料Sを構成する物質ごとに特有の特性X線を含み、こうした特性X線によって、試料Sを構成する物質を特定することができる。
なお、EBSD検出器を更に設ける構成も好ましい。EBSD検出器では、結晶性材料に電子ビームを照射すると、試料Sの表面で生じる電子線後方散乱回折により回折図形すなわちEBSDパターンが観測され、試料Sの結晶系や結晶方位に関する情報が得られる。こうしたEBSDパターンを測定,解析することで、試料Sの微小領域の結晶系や結晶方位の分布に関する情報が得られ、試料Sを構成する物質を特定することができる。
断面加工装置10は、試料Sの断面像を形成する像形成部23と、断面像を表示する表示部24とを備えている。像形成部23は、二次電子検出器17で検出した二次電子の信号に基づいてSEM像を形成する。表示部24は、像形成部23で得られたSEM像を表示する。表示部24は、例えばディスプレイ装置から構成されていればよい。
また、像形成部23は、電子ビーム22の走査信号と、EDS検出器18で検出した特性X線の信号とから、EDSマップを形成する。表示部24は像形成部23で得られたEDSマップを表示する。なお、EDSマップとは、検出した特性X線のエネルギーから各電子ビーム照射点における試料Sの物質を特定し、電子ビーム22の照射領域の物質の分布を示したものである。
断面加工装置10は、更に制御部25と、入力部26とを備える。オペレータは断面加工装置10の各種制御条件を入力部26を介して入力する。入力部26は、入力された情報を制御部25に送信する。制御部25は、イオンビーム制御部15、電子ビーム制御部16、像形成部23に制御信号を出力し、断面加工装置10全体の動作を制御する。
図2は、断面加工装置の制御部の構成を示す概略構成図である。
制御部25は、加工条件記憶部31と、断面像記憶部32と、エッチングレート記憶部33と、照射条件生成部34と、断面加工制御部35とを備えている。
加工条件記憶部31は、エッチングレートに応じた集束イオンビームの照射間隔や照射時間を記憶している。こうしたデータは、後述する照射条件生成部34によって、集束イオンビーム21の照射条件の生成時に参照される。
断面像記憶部32は、像形成部23によって形成された試料Sの断面のSEM像をを記憶する。こうしたSEM像は、後述する照射条件生成部34によって、集束イオンビーム21の制御手順の生成時に参照される。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、断面像記憶部32にEDSマップも記憶すればよい。
エッチングレート記憶部33は、材料ごとのエッチングレート(照射量に対する加工量の割合)の参照テーブルを記憶している。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、EDSマップによって特定された材質に応じたエッチングレートの参照テーブルを記憶させればよく、
さらに、断面情報取得手段19としてEBSD検出器を設ける構成では、EBSDマップに応じたエッチングレートの参照テーブルを記憶させればよい。
照射条件生成部34は、断面像記憶部32から試料Sの断面のSEM像を読み出し、エッチングレート記憶部33を参照して、SEM像の輝度や濃淡から、試料Sの断面における材質に応じた適切なエッチングレートごとの領域を面で表すエッチングレートマップを作製する。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、断面像記憶部32から試料Sの断面のEDSマップを読み出し、エッチングレート記憶部33を参照して、試料Sの断面のエッチングレートマップを作製する。なお、これらエッチングレートマップは、SEM像に基づくものや、EDSマップに基づくものなどのうち、少なくともいずれか一つが作成されればよく、複数種類作成することによって、エッチングレートマップの精度をより良くすることができる。
照射条件生成部34は、加工条件記憶部31からエッチングレートに応じた集束イオンビームの照射間隔(照射点間の距離)、照射時間(集束イオンビームの滞在時間)を参照して、試料Sの断面全体を均一にエッチングするのに必要な集束イオンビームの照射条件を生成する。こうした照射条件は、試料Sの断面の微小領域ごとに、その硬度に応じてエッチングに必要な集束イオンビームの照射間隔、照射時間を示したものである。
なお、こうした照射条件は集束イオンビームの照射強度が一定であるならば、照射時間を示すものであればよい。また、集束イオンビームの照射時間が一定であるならば、照射間隔を示すものであればよい。また、これら照射間隔、照射時間の全ての制御を示すものであってもよい。
断面加工制御部35は、制御手順生成部34で生成された制御手順に基づいて、集束イオンビームのビーム照射量の情報を集束イオンビーム制御部15に出力する。
(断面加工方法の概要)
以上のような構成の断面加工装置を用いた、本発明の断面加工方法を説明する。ここでは、半導体ウエハの任意の位置に設定した観察面を含む薄片試料を形成する場合を、本発明の断面加工方法の一例として挙げる。こうした薄片試料は、例えばTEMによる透過観察に用いられ、試料の観察面は高い平坦性が求められる。
図3は、半導体ウエハを断面加工する様子を示す説明図である。図3(a)は、半導体ウエハにおける加工溝を示す。図3(b)は加工溝の周辺を示す拡大図である。図3(c)は、図3(b)のA−A線に沿った断面図である。
試料(半導体ウエハ)Sは、内部に微小なデバイス構造を有している。断面加工観察では、試料Sの内部のデバイス構造や欠陥などの所望の観察対象の断面観察像を取得し、分析する。
まず、試料(半導体ウエハ)S内において断面を観察したい位置を観察面の形成予定位置Rとして設定する。そして、この形成予定位置Rの近傍に集束イオンビーム21を照射し、エッチング加工によって加工溝41を形成し、形成予定位置Rに向けて加工溝41を広げていく。なお、以下の説明では、形成予定位置Rに向けて加工溝41を広げていく方向を、加工方向PDと称する。
まず、試料に形成される加工溝41として、形成された断面41sに電子ビーム22を照射できるように、試料Sの表面からの深さが加工方向PDに進むほど漸増するスロープ形状を予め形成しておく。そして、断面41sから加工方向PDに沿って、スライス加工の加工領域42、43、44の順に加工溝41を段階的に広げていき、最終的に形成予定位置Rの厚み方向に沿った断面である観察面44sを露呈させる。
また、加工領域42、43の加工が完了する都度、加工によって露呈された試料Sの厚み方向に沿った矩形の断面に向けて電子ビーム22を照射し、二次電子に基づいたSEM観察像を取得する。なお、SEM観察像は、反射電子に基づいた反射電子像であってもよい。また、SEM観察像に代えて、特性X線の検出によるEDSマップやEBSDマップを取得してもよい。あるいは、SEM観察像と、EDSマップやEBSDマップの両方を取得してもよい。
こうした加工領域42、43でそれぞれ取得した断面42s、43sのSEM観察像は、次の加工領域をエッチング加工する際に、集束イオンビーム21の照射間隔、照射時間の可変制御に反映される。
以上のように、加工領域42を集束イオンビーム21でエッチング加工し、露出した断面42sに電子ビーム22を照射し、断面42sのSEM観察像を取得する。次に、加工領域43を集束イオンビーム21でエッチング加工する際に、断面42sのSEM観察像に基づいて、集束イオンビーム21の照射間隔、照射時間を可変制御しつつエッチング加工して断面43sを露呈させる。同様に、加工領域44を集束イオンビーム21でエッチング加工する際に、断面43sのSEM観察像に基づいて、集束イオンビーム21の照射間隔、照射時間を可変制御しつつエッチング加工して観察面(断面)44sを露呈させる。
なお、それぞれの断面42sでは、SEM観察像に代えて、あるいはSEM観察像とともに、EDSマップやEBSDマップに基づいて、集束イオンビーム21の照射間隔、照射時間を可変制御しつつエッチング加工して断面43sを露呈させる構成であってもよい。
図3(d)に示すように、薄片試料を形成する際には、観察面(断面)44sを形成した後、観察面(断面)44sとは反対側の近傍から、上述した工程と同様にして観察面(断面)44sに向けて加工溝46を形成することで、観察面(断面)44sを含む最終仕上げ厚さ200nm以下の薄片47を得ることができる。
(断面加工方法の実施形態)
次に、上述した断面加工方法の概要に基づき、図1〜図4を参照して、加工手順を更に詳しく説明する。
図4は、本発明の断面加工方法を示すフローチャートである。
まず、予め設定したこの形成予定位置Rの近傍に集束イオンビーム21を照射し、エッチング加工によってスロープ形状の加工溝41を形成する。続けて、加工方向PDに向けて、スライス間隔Dで加工領域42のエッチング加工(S1:初期断面の形成)を行う。これらスロープ形状の加工溝41、および加工領域42は、例えば、集束イオンビーム21を一様に照射する、ラスタスキャンによって行えばよい。
次に、スライス加工で形成された断面42sに電子ビーム22を照射し、試料Sから発生した二次電子に基づいて、像形成部23は断面42sのSEM像を形成する(S2:断面情報取得工程)。そして、断面42sのSEM像が断面像記憶部32に記憶される。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、さらに、電子ビーム22の照射によって発生するX線をEDS検出器18で検出する。このとき、半導体ウエハである試料Sからデバイスを構成する物質であるシリコン、酸素、アルミニウム、銅などの特定X線が検出される。像形成部23は、電子ビーム21の照射位置と検出された特定X線に基づき、電子ビーム21の照射領域の物質の分布であるEDSマップを形成する。こうしたEDSマップも、断面像記憶部32に記憶すればよい。
次に、加工領域43をエッチング加工する際の集束イオンビーム21の照射条件を生成させる。まず、照射条件生成部34は、断面像記憶部32から像形成部23によって形成された試料Sの断面のSEM像を読み出す。次に、エッチングレート記憶部33から、SEM像の輝度や濃淡と、エッチングレートとを結びつける参照テーブルを参照する。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、断面像記憶部32から像形成部23によって形成された試料SのEDSマップ読み出し、エッチングレート記憶部33から、EDSマップと、エッチングレートとを結びつける参照テーブルを参照すればよい。
そして、照射条件生成部34は、読み出したSEM像の輝度や濃淡と、エッチングレート記憶部33の参照テーブルとを対比させて、断面42sのエッチングレートマップを作製する(S3:エッチングレートマップの作成)。
なお、断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、照射条件生成部34は、読み出したEDSマップと、エッチングレート記憶部33の参照テーブルとを対比させて、断面42sのエッチングレートマップを作成すればよい。
例えば、Gaをイオン種とする集束イオンビーム21を用いて試料Sの断面42sを形成すると、この断面42sにGaイオンの衝突によって生じたダメージ層が形成される。こうしたダメージ層は、断面sにおけるダメージを受けない領域と比較して、エッチングレートが異なっている。
断面情報取得手段19としてEDS検出器18を設ける場合には、EDS検出器18によって得られたEDS像のGa信号に基づいて、Gaイオンによるダメージ層を想定し、断面42sのエッチングレートマップを作成すればよい。即ち、残留Gaが所定量よりも多く存在する部分をダメージ層と想定し、このダメージ層が、ダメージのない領域に比べてエッチングレートが高くなるようなエッチングレートマップを作成すればよい。
なお、これらエッチングレートマップは、SEM像に基づくものや、EDSマップに基づくものなど、少なくともいずれか一つが作成されればよく、複数種類作成して組み合わせることによって、断面のエッチングレートマップの精度をより良くすることができる。
そして、照射条件生成部34は、加工条件記憶部31から、エッチングレートごとに加工に必要な集束イオンビームの照射条件である照射間隔、照射時間のデータを読み出す。そして、作成された断面42sのエッチングレートマップに基づき、断面42s全体を均一にエッチングするのに必要な集束イオンビームの照射条件を生成する(S4:照射条件生成工程)。こうした照射条件は、断面42sの微小領域ごとに、その硬度に応じてエッチングに必要な集束イオンビームの照射間隔、照射時間を示したものである。
なお、こうした照射条件は集束イオンビームの照射強度を一定にする場合、断面42sの微小領域ごとの照射時間を示すデータとなる。また、集束イオンビームの照射時間を一定にする場合、断面42sの微小領域ごとの照射間隔を示すデータとなる。
次に、断面加工制御部35は、照射条件生成部34で生成された集束イオンビームの照射条件を読み出す。そして、この照射条件に基づいて、集束イオンビーム21の照射間隔や照射時間を可変制御しながら、加工領域43のエッチング加工を行う(S5:断面加工工程)。
図5は、試料のエッチング加工の一例を示す説明図である。なお、この図5の上面図においては、集束イオンビームの照射を分かりやすくするために、それぞれの領域E1,E2は、奥行き方向の内部の構造を示しており、表面に露呈された状態ではない。
この図5に示す例では、試料Sを構成する複数の材料それぞれのエッチングレートに応じて、集束イオンビームの照射間隔を可変制御している。
例えば、図5(a)に示す試料Sの断面Sfには、シリコンからなる領域E1と、このシリコンに挿入されたタングステンからなる領域E2とが露呈している。集束イオンビーム21でエッチングを行う場合、集束イオンビーム21の照射強度や照射密度を一律にしたラスタースキャンでは、シリコンよりも硬度が高いタングステンからなる領域E2は、領域E1と比較してエッチングレートが低くなり、この部分にカーテニングが生じて、エッチングで形成した断面には凹凸が生じる。
一方、本発明の断面加工方法では、予め取得したSEM像による断面情報に基づいて作成した断面Sfのエッチングマップに応じて、集束イオンビームの照射間隔、照射時間などを可変制御(ベクタースキャン)しつつエッチングを行う。例えば、図5(b)に示すように、シリコンよりも硬度が高いタングステンからなる領域E2は、シリコンからなる領域E1よりも、集束イオンビーム21の照射間隔が密になるように制御される。これによって、断面Sf全体として均一にエッチングが行われ、エッチング後に露呈される断面(観察面)は、凹凸の極めて少ない平坦な面となる。
上述したように、集束イオンビーム21の照射間隔を可変制御しながら、加工領域43のエッチング加工を行えば、ほぼ平坦な凹凸の無い断面43sが得られる。
ここで再びスライス加工で形成された断面43sに電子ビーム22を照射し、断面43sのSEM像を形成する。そして、これら断面43sのSEM像に基づいて、断面43sのエッチングマップを作製する。そして、次の加工領域44を、材料の硬度の違いによらず均一にエッチングするのに必要な、集束イオンビームの照射間隔、照射時間などを示す照射条件を生成する。
そして、この加工領域44を加工するための照射条件に基づいて、集束イオンビームの照射間隔を可変制御しながら加工領域44のエッチングを行う。加工領域44の断面が観察面の形成予定位置Rである場合には、この断面を観察面44sとする(S6:加工終端判断)。これによって、凹凸の極めて少ない平坦な観察面44sが形成される。このようにして形成された観察面44sは、材質の硬度の違いによる凹凸が無く、高硬度の材料によるカーテニングの形成も抑えられているので、例えば、TEM観察の際の薄片試料とした場合、極めて高精度で鮮明な観察像を得ることが可能になる。
(断面加工方法の他の実施形態)
図6は、断面加工によって試料の薄片に仕上げ加工を行う様子を示す説明図である。このうち、図6(a)は試料全体を示し、図6(b)は薄片の一部を拡大して示す。
TEM観察用の試料の薄片を作成する場合、断面の平坦性が重要となる。更に、所望の観察対象(例えば、着目する1つのデバイス構造(図6のデバイス構造47c))のみを含む薄片となるように、膜厚を薄くする仕上げ加工を行うことによって、所望の観察対象の正確なTEM観察を実現することができる。例えば、近年の微細化されたデバイスにあっては、膜厚50nm以下、特に数十nm程度の薄片を形成する必要がある。
このため、図3(d)に示した断面加工方法によって得られた薄片47をさらに薄くするように、集束イオンビームを用いて仕上げ加工を行う。
図6において、47aは仕上げ加工により、図3(d)に示した薄片47をさらに薄厚化させた仕上加工薄片、47bは仕上げ加工を行わない領域(即ち、図3(d)に示した薄片47と同じ厚みのままの部分)である。最終的には仕上加工薄片47aの厚み内にデバイス構造47cが一つだけ残るように仕上げ加工を行う。
こうした仕上げ加工において、EDS測定を行い、EDSの信号強度から薄片の膜厚を測定する。EDS測定を行うための電子ビームを薄片の断面に照射する際に、薄片の膜厚が小さい(例えば、100nm以下程度)場合、電子ビームの一部が薄片を透過したり、X線を放出する薄片の量が小さくなるために、EDS信号が弱くなる。こうした薄片の膜厚とEDS信号の相関関係を利用して膜厚を測定する。
薄片の膜厚測定にあたっては、デバイス構造47cのサイズが既知の標準試料を用いてEDSの信号強度と残りの膜厚との関係を調べた検量データを予め取得し、この検量データと断面44bのEDSの信号強度とを比較する。あるいは、電子ビームが透過しない厚さを有する領域44aと測定領域44bとのEDS信号の比較によって膜厚を求めてもよい。
こうした仕上げ加工においても、図3に示す実施形態のように、集束イオンビームのドーズ量(単位面積当たりの電子の注入量)を制御するために、照射間隔、照射時間などを可変制御(ベクタースキャン)しながらエッチングを行いつつ、膜厚を測定し、薄片が目標の膜厚に到達したときに仕上げ加工を終了させる。これによって、例えば、着目する1つのデバイス構造47cのみを含む膜厚の薄片を形成することができる。
このような仕上げ加工によって、平坦な断面をもつ薄片を作製できるので、TEM観察において正確なTEM像を得ることができる。また、仕上げ加工中に平坦な断面の膜厚を測定し、仕上げ加工の終点を検出するので、互いに硬度が異なる材質を含む試料であってもエッチングレートに差が生じることが無く、かつ、膜厚検出を誤ることがなく、所望の膜厚で仕上げ加工を終了させることができる。
なお、上述した仕上げ加工において、EDS測定以外にも透過電子、反射電子、または二次電子に基づく信号を検出し、これらの信号から集束イオンビームのドーズ量を制御してエッチングを行いつつ、膜厚を測定する構成にすることもできる。
薄片の膜厚測定方法としては、例えば、WO06/073063に開示された手法を用いることができる。すなわち、測定領域44bの透過電子、反射電子、または二次電子の信号に基づき集束イオンビームのドーズ量を制御してエッチングを行いつつ、電子ビームが透過しない厚さを有する領域44aと測定領域44bの透過電子、反射電子、または二次電子の信号を検出し、膜厚を測定することもできる。
以上、本発明の断面加工装置、断面加工方法を詳細に説明したが、本発明は、特にことわりのない限り、これら実施形態に限定されるものではない。
上述した実施形態では、断面の形成手順を自動で行う例を示したが、例えば、断面のSEM像の濃淡や、EDSマップの材質分布に応じて、オペレータが手動で集束イオンビームの電流値を可変制御しながらエッチングを行う構成であってもよい。
上述した実施形態では、SEM像により作成したエッチングマップに応じて、集束イオンビームの照射条件を生成しているが、断面情報取得手段としてEDS検出器やEBSD検出器を設けた構成では、EDSマップやEBSDマップに応じて、集束イオンビームの照射条件を生成すればよい。
上述した実施形態では、観察面を露呈させるまでに、段階的にスライス加工と断面観察とを繰り返しているが、1回のエッチングによって目的の観察面までスライス加工を行う構成であってもよい。この場合、断面観察によるSEM像の取得は、最初の1回だけとなる。
硬度の違いによるエッチングレートを差を解消する方法としては、集束イオンビームの照射間隔、照射時間を挙げているが、これらはそれぞれ単独で可変制御しても、あるいは2つを組み合わせた可変制御を行ってもよい。
10 断面加工装置
11 集束イオンビーム(FIB)鏡筒
12 電子ビーム(EB)鏡筒
15 集束イオンビーム制御部
16 電子ビーム制御部
25 制御部

Claims (12)

  1. 試料に向けて集束イオンビームを照射し、該試料の断面の加工を行う断面加工方法であって、
    前記試料の断面情報を取得する断面情報取得工程と、
    取得した前記断面情報に基づいて、前記集束イオンビームの照射量を可変させつつ照射して前記断面のエッチングを行い、試料観察面を形成する断面加工工程を備えたことを特徴とする断面加工方法。
  2. 前記集束イオンビームの照射量を可変させるために、照射間隔、または照射時間の少なくともいずれか一つを可変制御することを特徴とする請求項1記載の断面加工方法。
  3. 前記断面情報は、前記断面のコントラスト、または前記断面を構成する物質の分布であることを特徴とする請求項1または2記載の断面加工方法。
  4. 前記断面情報は、前記断面のコントラスト、または前記断面を構成する物質の分布に基づいて作成された、前記断面のエッチングレートマップであることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項記載の断面加工方法。
  5. 前記断面情報取得工程は、前記試料の断面のSEM像を取得する工程であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項記載の断面加工方法。
  6. 前記断面情報取得工程は、前記断面のEDS測定またはEBSD測定を行う工程であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項記載の断面加工方法。
  7. 前記断面情報は、前記断面のEDS測定またはEBSD測定によって測定された前記集束イオンビームのイオン種の情報を含むことを特徴とする請求項6記載の断面加工方法。
  8. 前記断面加工工程は、予め設定した観察面位置まで段階的に行われ、各段階において前記断面情報取得工程を行うことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一項記載の断面加工方法。
  9. 前記断面情報に基づいて、前記断面に照射する集束イオンビームの照射条件を生成する照射条件生成工程を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一項記載の断面加工方法。
  10. 請求項6または7記載の断面加工方法によって、前記試料の一方の断面および他方の断面の加工を行い、前記試料の薄片を形成する際に、前記断面情報取得工程において、前記断面のEDS測定またはEBSD測定に基づいて前記断面情報を取得し、該断面情報に基づいて前記試料の薄片を形成することを特徴とする断面加工方法。
  11. 請求項1ないし9いずれか一項記載の断面加工方法によって、前記試料の一方の断面および他方の断面の加工を行い、前記試料の薄片を形成する際に、前記断面情報取得工程において、透過電子、反射電子又は二次電子に基づいて前記断面情報を取得し、該断面情報に基づいて前記試料の薄片を形成することを特徴とする断面加工方法。
  12. 試料を載置する試料台と、
    前記試料に集束イオンビームを照射する集束イオンビーム鏡筒と、
    前記試料に電子ビームを照射する電子ビーム鏡筒と、
    前記試料から発生する二次電子を検出する二次電子検出器と、
    前記試料の断面情報を取得する断面情報取得工程、および、取得した前記断面情報に基づいて、前記集束イオンビームの照射量を可変させつつ照射して前記断面のエッチングを行い、試料観察面を形成する断面加工工程、を実行させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする断面加工装置。
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