JP2015108754A - ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015108754A
JP2015108754A JP2013251958A JP2013251958A JP2015108754A JP 2015108754 A JP2015108754 A JP 2015108754A JP 2013251958 A JP2013251958 A JP 2013251958A JP 2013251958 A JP2013251958 A JP 2013251958A JP 2015108754 A JP2015108754 A JP 2015108754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
refractive power
zoom
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013251958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6127949B2 (ja
Inventor
亮太郎 泉
Ryotaro Izumi
亮太郎 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013251958A priority Critical patent/JP6127949B2/ja
Priority to CN201410738782.9A priority patent/CN104698576B/zh
Publication of JP2015108754A publication Critical patent/JP2015108754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6127949B2 publication Critical patent/JP6127949B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/16Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
    • G02B15/163Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group
    • G02B15/167Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group having an additional fixed front lens or group of lenses
    • G02B15/173Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group having an additional fixed front lens or group of lenses arranged +-+

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

【課題】変倍比40倍程度以上で、コンパクトなズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側より、正屈折力の第1レンズ群G1、負屈折力の第2レンズ群G2、絞りSを有し正屈折力の第3レンズ群G3、負屈折力の第4レンズ群G4、正屈折力の第5レンズ群G5からなり、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行い、第1レンズ群は物体側から順に、負屈折力の第1−1レンズL11、正屈折力の第1−2レンズL12、及び正屈折力の第1−3レンズL13から構成され、第5レンズ群は変倍時、合焦時共に移動せず、以下を満足する。νd12>80(1)、νd13>80(2)、nd11>1.9(3)、18<f1/fw<22(4)、但し、νd12、νd13:それぞれ第1−2レンズ、第1−3レンズのアッベ数、nd11:第1−1レンズの屈折率、f1:第1レンズ群の焦点距離、fw:ズームレンズの広角端における焦点距離
【選択図】図3

Description

本発明はズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置に関するものであり、例えば被写体の画像を撮像素子で取りこむためのオプティカルユニット等に用いられ、特に変倍比が40倍以上で比較的広角なズーム域を含むズームレンズと、レンズユニットと、それを備えた撮像装置に関するものである。
近年、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の撮像素子の高集積化、小型化が図られてきており、これに伴ってCCDやCMOSを用いたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、高変倍化、高性能化と共に装置全体としての小型化が求められている。
また、デジタルスチルカメラ等は、その一般化に伴い使用されるシチュエーションも広がってきている。このため、デジタルスチルカメラ等は更なる携帯性の向上、即ち小型化及び軽量化が図られているから、それに搭載するズームレンズも更なる小型化が求められている。さらに撮影領域を広げると言う観点から20倍〜30倍程度のズームレンズが一般化してきており、更なる高変倍化が期待されている。
このような高変倍でコンパクトなズームレンズとして、正負正負正(物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群が配置された構成をいう、以下同じ)の5群タイプのズームレンズが知られている(以下の特許文献1〜3参照)。
特開2011-186417号公報 特開2012-247564号公報 特開2013-105142号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたズームレンズは性能を良好とするために、レンズ枚数を多くしており、このために高コストとなってしまっている。また、特許文献2、3に記載されたズームレンズは、レンズ枚数が少なく変倍比が15〜30倍程度となっているが、近年においては、さらなる高変倍化が求められているという実情がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、変倍比40倍程度以上を達成しつつ、コンパクト化もなされ、さらに諸収差が良好に補正されたズームレンズ、レンズユニット及びそれを用いた撮像装置を提供することを目的としたものである。
請求項1に記載のズームレンズは、
物体側より像側へ順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
絞りを有し正の屈折力を有する第3レンズ群と、
負の屈折力を有する第4レンズ群と、
正の屈折力を有する第5レンズ群から構成され、
各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うズームレンズであって、
前記第1レンズ群は物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、及び正の屈折力を有する第1−3レンズから構成され、
前記第5レンズ群は変倍時、合焦時共に移動せず、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
νd12>80 (1)
νd13>80 (2)
nd11>1.9 (3)
18<f1/fw<22 (4)
但し、
νd12:前記第1−2レンズのアッベ数
νd13:前記第1−3レンズのアッベ数
nd11:前記第1−1レンズの屈折率
f1:前記第1レンズ群の合成焦点距離(mm)
fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
ズームレンズ全系は物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とから構成される。このような構成にすることによって、負レンズ群が二つとなり、前記第1レンズ群から順に、正負正負正の配置となるため、レンズ系全体における屈折力の構成が対称形となり、歪曲収差やコマ収差、倍率色収差といった対称形によって補正される諸収差を効果的に補正することが可能となる。また、各レンズ群の空気間隔(距離)を変化させるように、各レンズ群を光軸方向に移動して変倍及び変倍に伴う焦点位置変化補正(フォーカシング)を行うことにより、収差補正の自由度が増え、良好な光学性能を維持しながら、全長及び前玉径(第1レンズ群のレンズ最大径)をコンパクト化しつつも高変倍を確保することが可能となる。
また、前記第3レンズ群に絞りを有することにより、射出瞳位置を撮像素子から遠ざけることができるので、撮像素子がCCDやCMOSの場合に必要となることが多いテレセントリック性を確保しやすくなり、さらに入射瞳位置をより物体側に位置させることができるので、前玉径と後玉径(第5レンズ群のレンズ最大径)の小型化を実現することができる。
また、前記第1レンズ群を物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、及び正の屈折力を有する第1−3レンズから構成することにより、望遠端での球面収差や軸上色収差、広角端での軸外光束における像面湾曲や歪曲を良好に補正することが出来る。
また、前記第5レンズ群は撮像素子に最も近いレンズ群であり、仮に前記第5レンズ群を変倍及び/又は合焦時に移動させるような構成とすると、撮像素子と前記第5レンズ群との距離が近づくため、前記第5レンズ群のゴミや傷の写りこみの影響を受けやすくなる恐れがあり、特に、小型化されたズームレンズでは、最も像側のレンズと撮像素子との距離がより近づくので、その傾向が顕著に現れる。そこで、本発明では、前記第5レンズ群を光軸方向に移動させないことで、最も像側のレンズと撮像素子との間の空間を封止することができるようになり、ゴミや傷の影響を抑えることが出来る。また、撮像素子を前記第5レンズ群と鏡胴とで密封状態に出来るため、撮像素子上へのホコリ等のゴミの混入を防ぐことが出来る。
条件式(1)、(2)は、前記第1レンズ群の正レンズのアッベ数を規定した式である。高変倍系のズームレンズでは、望遠端での軸上色収差が大きくなりやすく、これが性能劣化の原因となりうる。望遠端では、各レンズ群の中で前記第1レンズ群が最も光線高が高くなるので、硝材の影響を最も受けることになる。このため、前記第1レンズ群で発生する軸上色収差を小さくする必要がある。これに対し、条件式(1)、(2)のように、低分散の硝材を前記第1レンズ群に2つ用いることにより、前記第1レンズ群で発生する軸上色収差を小さくすることができる。これにより、望遠端での軸上色収差を小さくすることができ、良好な性能を確保することが出来る。
条件式(3)は、前記第1レンズ群の負レンズの屈折率を規定した式である。(1)、(2)式を満たすような低分散の硝材を前記第1レンズ群に2つ用いることによって軸上色収差を小さくすることができるが、実在する硝材では屈折力が弱くなってしまい光学系が大型化してしまう。条件式(3)の値が下限を上回るような屈折率の硝材を使用することによりズームレンズの小型化が可能になる。
条件式(4)は、前記第1レンズ群の焦点距離と広角端での焦点距離の比を規定したものである。条件式(3)を満たすことと相まって、条件式(4)の値が上限を下回ることで前記第1レンズ群のパワーを緩めすぎず、変倍のための移動量を大きくしなくて済むので、光学系の小型化を達成することが出来る。更に、条件式(4)の値が下限を上回ることで、前記第1レンズ群のパワーを強めすぎなくてすむため、主に広角端の軸外光束で発生する像面湾曲や歪曲、望遠端で発生する球面収差、軸上色収差を抑えることができ、良好な光学性能を確保することが可能となる。また、前記第1レンズ群を鏡胴へ組み込む際に、レンズ群としての偏芯誤差に対する収差変動が大きくなりすぎず、量産性が良好となる。物体側から順に、正負正負正のレンズ群の内、前記第1レンズ群が物体側から順に負正正のレンズ構成となっており、前記第5レンズ群が移動しないという構成において、条件式(1)〜(4)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能、量産性の確保が可能となる。
請求項2に記載のズームレンズは、請求項1に記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
1.9<MD2/(β2t/β2w)<3.1 (5)
但し、
MD2:前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの光軸方向の移動量(mm)
β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
条件式(5)は、前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの光軸方向の移動量と、前記第2レンズ群の望遠端と広角端での横倍率の比を規定した式である。条件式(5)の値が上限を下回ることで、前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの移動量を大きくする必要がなくなるため、ズームレンズの小型化が可能となる。条件式(5)の値が下限を上回ることで、前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの横倍率の比を大きくする必要がなくなるため、前記第2レンズ群のパワーを強くしすぎることがなくなる。このため前記第2レンズ群で発生するコマ収差や、非点収差が大きくなりすぎず、良好な光学性能を確保することが可能となる。条件式(5)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能を確保することが可能となる。なお、好ましくは以下の式を満たすことである。
2.1<MD2/(β2t/β2w)<3.1 (5’)
請求項3に記載のズームレンズは、請求項1又は2に記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
8<|f1/f2|<10 (6)
但し、
f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
条件式(6)は、前記第1レンズ群の合成焦点距離と、前記第2レンズ群の合成焦点距離の比を規定した式である。条件式(6)の値が上限を下回ることで、前記第1レンズ群のパワーが弱くなりすぎず、変倍を確保するための前記第1レンズ群の移動量を大きくする必要がなくなるため、ズームレンズ全長の短縮化が可能となる。または、変倍を確保するために前記第2レンズ群のパワーが強くなりすぎないため、前記第2レンズ群で発生するコマ収差や、非点収差が大きくなり良好な性能を確保することが可能となる。条件式(6)の値が下限を上回ることで、前記第1レンズ群のパワーが強くなりすぎず、前記第1レンズ群で発生する像面湾曲や歪曲を小さくすることができるため、良好な光学性能を確保することが可能となる。または、前記第2レンズ群のパワーが弱くなりすぎないため、変倍を確保するために前記第2レンズ群を大きく移動させる必要がなくなり光学系の小型化が可能となる。条件式(6)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能の確保が可能となる。なお、好ましくは以下の式を満たすことである。
8<|f1/f2|<9.5 (6’)
請求項4に記載のズームレンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
1.5<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<3.5 (7)
但し、
β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
β3t:前記第3レンズ群の望遠端における横倍率
β3w:前記第3レンズ群の広角端における横倍率
条件式(7)は、前記第2レンズ群の望遠端と広角端の横倍率の比と、前記第3レンズ群の望遠端と広角端の横倍率の比を規定したものである。条件式(7)の値が上限を下回ることで、前記第2レンズ群の横倍率の比を大きくなりすぎないように出来るので、前記第2レンズ群の変倍を大きくしすぎることがない。このため、前記第2レンズ群のパワーが強くなることによるコマ収差や非点収差の発生を抑えたり、または、前記第2レンズ群の移動量が大きくなることによる光学系の大型化を防ぐことが可能となる。条件式(7)の値が下限を上回ることで、前記第3レンズ群の変倍を大きくしすぎることがない。このため、前記第3レンズ群のパワーが強くなることによる球面収差や球面収差やコマ収差の発生を抑えられたり、または、前記第3レンズ群の移動量が大きくなることによる光学系の大型化を防ぐことが可能となる。条件式(7)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能の確保が可能となる。なお、好ましくは以下の式を満たすことである。
2.0<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<3.0 (7’)
請求項5に記載のズームレンズは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
1.8<|f2/fw|<3.0 (8)
但し、
f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
条件式(8)は、前記第2レンズ群の焦点距離と広角端での全系の焦点距離の比を規定したものである。条件式(8)の値が上限を下回ることで、前記第2レンズ群のパワーが弱くなりすぎないので、変倍に必要な移動量を大きくする必要がなく光学系の小型化が可能になる。条件式(8)の値が下限を上回ることで、前記第2レンズ群のパワーが強くなりすぎないので、前記第2レンズ群で発生するコマ収差や非点収差、像面湾曲等の軸外収差の発生を防ぐことが出来、良好な光学性能を確保することが可能となる。また、前記第2レンズ群を鏡胴へ組み込む際に、レンズ群としての偏芯誤差に対する収差変動が大きくなりすぎず、量産性が良好となる。条件式(8)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能の確保、量産性の確保が可能となる。なお、好ましくは以下の式を満たすことである。
2.0<|f2/fw|<2.6 (8’)
請求項6に記載のズームレンズは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
3<f3/fw<5 (9)
但し、
f3:前記第3レンズ群の合成焦点距離(mm)
条件式(9)は、前記第3レンズ群の焦点距離と広角端での全系の焦点距離の比を規定したものである。条件式(9)の値が上限を下回ることで、前記第3レンズ群のパワーを弱くしすぎないので、変倍に必要な移動量を大きくする必要がなく光学系の小型化が可能になる。また条件式(9)の値が下限を上回ることで、前記第3レンズ群のパワーを強くしすぎないので、前記第3レンズ群で発生する球面収差や、コマ収差等を抑えることが出来、良好な光学性能を確保することが可能である。また、前記第2レンズ群を鏡胴への組み込む際に、レンズ群としての偏芯誤差に対する収差変動が大きくなりすぎず、量産性が良好となる。条件式(9)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能の確保、量産性の確保が可能となる。なお、好ましくは以下の式を満たすことである。
3.5<f3/fw<4.5 (9’)
請求項7に記載のズームレンズは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記第1レンズ群において、前記第1−1レンズと前記第1−2レンズとは互いに接合された接合レンズ1−12を構成しており、以下の条件式を満足することを特徴とする。
νd1p−νd1n>45 (10)
但し、
νd1p:前記第1レンズ群に含まれる前記接合レンズの内、正の屈折力を有するレンズの少なくとも1枚のアッベ数
νd1n:前記第1レンズ群に含まれる前記接合レンズの内、負の屈折力を有するレンズの少なくとも1枚のアッベ数
前記第1レンズ群に負正の接合レンズ1−12を用いることで、前記第1レンズ群で発生する軸上色収差を良好に補正することができる。また条件式(10)の値が下限を上回ることで、前記第1レンズ群内の軸上色収差、倍率色収差を小さくすることが出来るため、良好な光学性能を確保することが出来る。
請求項8に記載のズームレンズは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズ、負の屈折力を有する第2−2レンズ、正の屈折力を有する第2−3レンズから構成されていることを特徴とする。
前記第2レンズ群が物体側から順に負レンズ、負レンズ、正レンズにより構成されることによって、正レンズより物体側に、負レンズを2枚並べる構成となり、径の大きな前記第1レンズ群から大きな角度で入射する光線の入射角度をいち早く緩めるとともに、像面湾曲と歪曲を効果的に補正することが出来る。さらに正レンズを2枚の負レンズより像側に配置することで、広角端での倍率色収差と望遠端での軸上色収差を効果的に補正することができる。これにより、少ないレンズ枚数で像面湾曲や、歪曲収差、倍率色収差を良好に補正することができる。
請求項9に記載のズームレンズは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記第3レンズ群は、物体側から順に前記絞り、正の屈折力を有する第3−1レンズ、正の屈折力を有する第3−2レンズ、負の屈折力を有する第3−3レンズ、正の屈折力を有する第3−4レンズから構成されており、前記第3−2レンズと前記第3−3レンズとは接合された第3−23レンズとなっており、前記第3−23レンズは以下の条件式を満たすことを特徴とする。
νd3p−νd3n>20 (11)
但し、
νd3p:前記第3−23レンズの内、正の屈折力を有するレンズのアッベ数
νd3n:前記第3−23レンズの内、負の屈折力を有するレンズのアッベ数
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズ、正レンズで構成される。前記第3レンズ群は、絞りを有しており、絞り付近での光束が太くなっているため球面収差やコマ収差への寄与が大きく、これらを良好に補正する為に、従来では正負正のトリプレット構成や、正の単レンズと正・負の接合レンズ1組など、3枚のレンズを用いることが多かった。しかしながら、高い変倍比、特に40倍以上の倍率を持つズームレンズになると、レンズ3枚では収差の補正力が足りずに、コマ収差等の軸外収差が多く発生してしまう恐れがある。そのため、本発明では、正の単レンズと正・負の接合レンズ(第3−23レンズ)より像側に、もう1枚正の単レンズ(第3−4レンズ)を追加することによって、軸外収差の発生を抑え、良好な光学性能を得ている。
請求項10に記載のズームレンズは、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の各群は、それぞれ下記の条件式を満足するレンズを少なくとも1枚有することを特徴とする。
nd>1.9 (12)
但し、
nd:d線に対する屈折率
前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の各群の少なくとも一枚のレンズが、条件式(12)を満たすような素材を用いることにより、各群のパワーを強くしやすくなり、各群の移動量を小さくすることができるので、ズームレンズ全体を小型化することが可能となる。また、条件式(12)を満たすレンズを使用することにより、レンズの曲率半径を緩くすることが可能となるので、諸収差の発生を抑制し良好な光学性能を確保することが可能となる。また曲率半径が緩くなることにより、鏡胴への組込み時の偏芯誤差に対する収差変動を抑えることが可能となる。条件式(12)を満たすレンズを使用することにより、ズームレンズの小型化と良好な光学性能を確保すると共に、量産性を向上させることができる。
請求項11に記載のズームレンズは、請求項1〜10のいずれかに記載の発明において、前記第3レンズ群を光軸直交方向に移動することにより、像面上の画像のブレを光学的に補正することを特徴とする。
前記第3レンズ群を光軸と直交方向に移動させることにより像ブレを補正することが好ましい。第3レンズ群は小型軽量なレンズ群であることが多く、像ブレを補正する場合、小型軽量なレンズ群を光軸直交方向に移動させることが望ましい。これは小型軽量なレンズ群を補正レンズ群とすることで、像ブレを補正するためのアクチュエータ機構が複雑になり大型化してしまうことを防ぐためである。また、像ブレ補正後に良好な光学性能を確保するためには、光軸直交方向に移動するレンズ群で発生する収差を補正しておく必要がある。そのため、小型軽量で良好に収差補正された前記第3レンズ群を手振れ補正群とすることで、良好な光学性能の確保と像ブレ補正の為のアクチュエータ機構の小型化とを図ることができる。
請求項12に記載のズームレンズは、請求項1〜11のいずれかに記載の発明において、前記第4レンズ群は、単レンズから構成されることを特徴とする。
前記第4レンズ群は単レンズから構成されることが好ましい。前記第4レンズ群は前記第5レンズ群に次いで像面に近いため、前記第4レンズ群を通る光束が細くなり、球面収差やコマ収差の発生量を比較的小さく抑えることができる。したがって、前記第4レンズ群を単レンズで構成することが、低コスト化や光学系の小型化を達成する上で望ましい。
請求項13に記載のズームレンズは、請求項1〜12のいずれかに記載の発明において、前記第4レンズ群を光軸方向に移動させることにより、フォーカシングを行うことを特徴とする。
前記第4レンズ群によりフォーカシングを行うことによって、レンズ群の繰り出しによる光学全長の増加や前玉径の増大を招くことなく、近距離の被写体まで鮮明な像を結像することが出来る。
請求項14に記載のズームレンズは、請求項1〜13のいずれかに記載の発明において、前記第5レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチック製の単レンズから構成されており、少なくとも一つの非球面を有することを特徴とする。
前記第5レンズ群は像面に近いため、ここを通る光束が細くなり、球面収差やコマ収差の発生量を比較的小さく抑えることができる。したがって、前記第5レンズ群を単レンズで構成することが、低コスト化や光学系の小型化を達成する上で望ましい。また、前記第5レンズでは球面収差やコマ収差の発生量を比較的小さく抑えることができるため、前記第5レンズをプラスチック製とし、少なくとも一つの非球面を有する形状とすることによって、低コスト化と良好な収差特性を両立できる。
請求項15に記載のズームレンズは、請求項1〜13のいずれかに記載の発明において、実質的に屈折力を有しないレンズを有することを特徴とする。つまり、請求項1の構成に、実質的にパワーを持たないダミーレンズを付与した場合でも本発明の適用範囲内である。
請求項16に記載のレンズユニットは、請求項1〜15のいずれか1項に記載のズームレンズを、前記ズームレンズを保持する鏡胴に組み付けたことを特徴とする。
請求項17に記載の撮像装置は、請求項1〜15のいずれか一項に記載のズームレンズと、該ズームレンズを保持する鏡胴と、該ズームレンズにより形成された画像を光電変換する固体撮像素子とを有することを特徴とする。
本発明によれば、変倍比40倍程度以上を達成しつつ、コンパクト化もなされ、さらに諸収差が良好に補正されたズームレンズ、レンズユニット及びそれを用いた撮像装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる撮像装置の一例であるデジタルカメラの正面上部側から見た斜視図(a)及び背面下部側から見た斜視図(b)である。 本実施の形態にかかるズームレンズを有する撮像装置のブロック図である。 実施例1のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 (a)は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(b)は、実施例1にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(c)は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図である。 実施例2のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 (a)は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(b)は、実施例2にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(c)は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図である。 実施例3のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 (a)は、実施例3にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(b)は、実施例3にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図であり、(c)は、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかかる撮像装置の一例であるデジタルカメラの正面上部側から見た斜視図(a)及び背面下部側から見た斜視図(b)であり、図2は、本実施の形態にかかるズームレンズを有する撮像装置のブロック図である。
図1(a)において、デジタルカメラDCは、レンズユニットとしてズームレンズ101を内蔵(保持)しカメラボディ81に対して沈胴する沈胴式のレンズ鏡胴80と、ファインダ窓82と、レリーズ釦83と、フラッシュ発光部84と、ストラップ取り付け部87と、USB端子88と、レンズカバー89とを有している。レンズカバー89を開くと、不図示のスイッチがオン操作され、レンズ鏡胴80が前方に繰り出されて撮影状態になり、一方、撮影終了後に、レンズカバー89を閉じると、不図示のスイッチがオフ操作されレンズ鏡胴80は沈胴するようになっている。尚、レンズ鏡胴80を沈胴させる構成については、良く知られているので以下に詳細は記載しない。
更に、図1(b)において、デジタルカメラDCは、ファインダ接眼部91と、レリーズ釦83が押圧された時にAFやAEの情報を発光もしくは点滅により撮影者に表示する赤と緑の表示ランプ92と、撮影者の操作に応じてズームアップ、ズームダウンをおこなうズーム釦93と、各種設定用のメニュー/セット釦95と、選択釦である4方向スイッチ96と、画像やその他文字情報等を表示するモニターLCD112と、モニターLCD112において撮影した画像の再生を行うための再生釦97と、モニターLCD112に表示された画像やその他文字情報の表示や消去を選択するディスプレイ釦98と、撮影記録した画像の消去をおこなう消去釦99と、三脚穴71と、開閉自在な電池/カード蓋72とを有する。撮影者は、メニュー/セット釦95で、モニターLCD112上に各種のメニューを表示させ、選択釦96で選択し、メニュー/セット釦95で設定を確定することができる。電池/カード蓋72の内部には、デジタルカメラDCの電源を供給する電池と、撮影した画像を記録するカード型のリムーバブルメモリが装填されるようになっている。
更に、デジタルカメラDCに搭載される撮像装置100は、図2に示すように、ズームレンズ101と、固体撮像素子102と、A/D変換部103と、制御部104と、光学系駆動部105と、タイミング発生部106と、撮像素子駆動部107と、画像メモリ108と、画像処理部109と、画像圧縮部110と、画像記録部111と、モニターLCD112と、図1を参照して上述した釦群を含む操作部113とを備えて構成される。
ズームレンズ101は、被写体像を固体撮像素子102の撮像面に結像させる機能を有する。本実施の形態のズームレンズ101は、詳しくは後述するが、物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、絞りを有し正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群から構成され、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うズームレンズであって、第1レンズ群は物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、及び正の屈折力を有する第1−3レンズから構成され、第5レンズ群は変倍時、合焦時共に移動せず、以下の条件式を満足する。
νd12>80 (1)
νd13>80 (2)
nd11>1.9 (3)
18<f1/fw<22 (4)
但し、
νd12:第1−2レンズのアッベ数
νd13:第1−3レンズのアッベ数
nd11:第1−1レンズの屈折率
f1:第1レンズ群の合成焦点距離
fw:ズームレンズの広角端における焦点距離
固体撮像素子102は、CCDやCMOS等の撮像素子であり、RGBカラーフィルターを備え、入射光をR、G、B毎に光電変換してそのアナログ信号を出力する。A/D変換部103は、アナログ信号をデジタルの画像データに変換する。
制御部104は、撮像装置100の各部を制御する。制御部104は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を含み、ROMから読み出されてRAMに展開された各種プログラムと、CPUとの協働で各種処理を実行する。
光学系駆動部105は、制御部104の制御により、変倍、合焦、露出等において、ズームレンズ101を駆動制御する。タイミング発生部106は、アナログ信号出力用のタイミング信号を出力する。撮像素子駆動部107は、固体撮像素子102を駆動制御する。
画像メモリ108は、画像データを読み出し及び書き込み可能に記憶する。画像処理部109は、画像データに各種画像処理を施す。画像圧縮部110は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮方式により、撮像画像データを圧縮する。画像記録部111は、図示しないスロットにセットされた、メモリカード等の記録メディアに画像データを記録する。
モニターLCD112は、カラー液晶パネル等であり、撮影後の画像データ、撮影前のスルー画像、各種操作画面等を表示する。操作部113は、図1を参照して上述した釦群を介して、ユーザにより操作入力された情報を制御部104に出力する。
ここで、撮像装置100における動作を説明する。被写体撮影では、被写体のモニタリング(スルー画像表示)と、画像撮影実行とが行われる。モニタリングにおいては、ズームレンズ101を介して得られた被写体の像が、固体撮像素子102の受光面(撮像面)に結像される。ズームレンズ101の撮影光軸後方に配置された固体撮像素子102が、タイミング発生部106、撮像素子駆動部107によって駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力としてのアナログ信号を1画面分出力する。
このアナログ信号は、RGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、A/D変換部103でデジタルデータに変換される。そのデジタルデータは、画像処理部109により、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Cr(画像データ)が生成されて画像メモリ108に格納され、定期的にその信号が読み出されてそのビデオ信号が生成されて、モニターLCD112に出力される。尚、ホワイトバランス調整手段でもある制御部104は、撮影画像のホワイトバランスを調整する。
モニターLCD112は、モニタリングにおいては電子ファインダとして機能し、撮像画像を、ほぼリアルタイムに表示することとなる。この状態で、随時、撮影者による操作部113を介する入力に基づいて、光学系駆動部105の駆動によりズームレンズ101の変倍、合焦、露出等が設定される。
このようなモニタリング状態において、静止画撮影を行ないたいタイミングで、ユーザがレリーズ釦83を操作することにより、静止画像データが撮影される。レリーズ釦83の操作に応じて、画像メモリ108に格納された1コマの画像データが読み出されて、画像圧縮部110により圧縮される。その圧縮された画像データが、画像記録部111によりリムーバブルメモリに記録される。
なお、上記実施の形態及び各実施例における記述は、本発明に係る好適なズームレンズ及び撮像装置の一例であり、これに限定されるものではない。又、本撮像装置はビデオカメラにも搭載可能である。
(実施例)
次に、上述した実施の形態に好適な実施例について説明する。但し、以下に示す実施例により本発明が限定されるものではない。
Fno:Fナンバー
R:レンズ面の曲率半径(mm)
D:レンズ面の間隔(mm)
Nd:レンズ材料のd線での屈折率
νd:レンズ材料のアッベ数
f:焦点距離(mm)
fB:バックフォーカス(mm)
2Y:固体撮像素子の撮像面対角最大像高(mm)
ENTP :入射瞳位置(第1面から入射瞳位置までの距離)
EXTP :射出瞳位置(撮像面から射出瞳位置までの距離)
H1 :前側主点位置(第1面から前側主点位置までの距離)
H2 :後側主点位置(最終面から後側主点位置までの距離)
また面No中の*は非球面を表し、面の頂点を原点とし光軸方向をX軸として直交座標系において、頂点曲率をC、円錐定数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12として以下の数式で表す。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば 2.5×10-03)を、E(例えば 2.5×E−03)を用いて表すものとする。又、以下の実施例のコンストラクションデータを記載した表内に記載したF値、画角、バックフォーカスはすべて、無限の物体距離の時の値である。また、バックフォーカスとは、カバーガラスの最終面から結像位置までの距離である。特に断りがない限り、距離を表す数値の単位はmmである。
(実施例1)
実施例1のレンズデータを表1に示す。図3は、実施例1のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1−1レンズL11、正の屈折力を有する第1−2レンズL12、及び正の屈折力を有する第1−3レンズL13から構成され、第1−1レンズL11と第1−2レンズL12は接合されて、第1−12レンズL112を構成している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズL21、負の屈折力を有する第2−2レンズL22、正の屈折力を有する第2−3レンズL23から構成され、第2−2レンズL22と第2−3レンズL23は接合されて、第2−23レンズL223を構成している。第3レンズ群L3は、物体側より順に、絞りSと、正の屈折力を有する第3−1レンズL31、正の屈折力を有する第3−2レンズL32、負の屈折力を有する第3−3レンズL33、正の屈折力を有する第3−4レンズL34から構成されており、第3−2レンズL32と第3−3レンズL33とは接合されて、第3−23レンズL323を構成している。第4レンズ群G4は、負の屈折力を有する第4−1レンズL41から構成されている。第5レンズ群G5は、正の屈折力を有するプラスチック製の第5−1レンズL51から構成されている。FはIRカットフィルタ、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は物体側に移動し、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定され、つまり変倍時、合焦時に移動しない。尚、本実施例では、像ブレ補正時に、第3レンズ群G3が、第1レンズ群G1から第5レンズ群G5で構成される光軸に対して直交方向に駆動される。また、フォーカシング時に、第4レンズ群G4が光軸方向に駆動される。本実施例において、第2レンズ群G2の第2−1レンズL21又は第2−3レンズL23、第3レンズ群G3のL3−3レンズL33が、nd>1.9を満たす。
図4(a)に、実施例1にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図4(b)に、実施例1にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図4(c)に、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示す。ここで、球面収差図において、gはg線、dはd線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図及びメリディオナルコマ収差図において、実線Sはサジタル面、点線Mはメリディオナル面をそれぞれ表す(以下、同じ)。
[表1]
実施例1
f(全系の焦点距離)=4.08-23.30-163.11 [広角、中間、望遠]
Fno=3.05-5.05-6.70 [広角、中間、望遠]
ズーム比=40.0

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 67.491 1.70 1.903700 31.32 19.52
2 45.876 0.01 1.514000 42.83 18.74
3 45.876 5.29 1.497000 81.61 18.74
4 2000.000 0.20 18.49
5 46.591 3.80 1.497000 81.61 17.55
6 164.912 d1 17.30
7 193.356 0.80 1.910800 35.25 9.45
8 9.257 5.73 7.10
9 -18.805 0.70 1.487500 70.4 6.86
10 13.863 0.01 6.85
11 13.863 2.58 1.922900 20.9 6.85
12 60.368 d2 6.70
13(絞り) 無限 0.52 3.59
14* 11.746 2.33 1.693500 53.2 4.04
15* -37.103 0.92 3.96
16 14.977 2.85 1.487500 70.4 3.70
17 -25.926 0.01 1.514000 42.83 3.28
18 -25.926 1.00 1.903700 31.32 3.28
19 10.503 0.67 3.08
20 34.851 1.58 1.497000 81.61 3.11
21 -14.368 d3 3.15
22* 140.000 1.10 1.544700 56.2 3.23
23* 9.979 d4 3.22
24* 60.034 3.10 1.530500 55.72 5.36
25* -9.845 1.06 5.35
26 無限 0.30 1.523100 54.4 4.93
27 無限 3.83 4.90
28 無限 0.50 1.516800 64.2 4.35
29 無限 fB 4.32
1群:1面〜6面
2群:7面〜12面
3群:13面〜21面
4群:22面〜23面
5群:24面〜25面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角 4.08 3.05 87.22 6.46 0.56 44.12 2.76 4.42 0.38
中間 23.30 5.05 18.94 7.87 32.62 15.57 7.67 12.14 0.36
望遠 163.11 6.70 2.73 7.80 59.64 1.24 13.46 15.09 0.40

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角 19.82 -71.57 23.66 -4.07
中間 102.29 51.91 136.11 -23.31
望遠 444.51 34.65 1384.37 -163.09


レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 83.81
2 7 -9.16
3 13 14.72
4 22 -19.79
5 24 16.19

非球面係数
第14面 K= 0 第24面 K= 0
A4= -0.4357E-04 A4= -0.3790E-04
A6= -0.1671E-04 A6= 0.1208E-04
A8= 0.2356E-05 A8= -0.1234E-06
A10= -0.1418E-06 A10= 0.1022E-08
A12= 0.2995E-08 A12= 0.0000E+00

第15面 K= 0 第25面 K= 0
A4= 0.7394E-04 A4= 0.2557E-03
A6= -0.1956E-04 A6= 0.3579E-05
A8= 0.2945E-05 A8= 0.1286E-06
A10= -0.1881E-06 A10= -0.1431E-08
A12= 0.4235E-08 A12= 0.0000E+00

第22面 K= 0
A4= -0.5658E-03
A6= 0.1823E-03
A8= -0.2064E-04
A10= 0.8237E-06
A12= 0.0000E+00

第23面 K= 0
A4= -0.5047E-03
A6= 0.2368E-03
A8= -0.2678E-04
A10= 0.1094E-05
A12= 0.0000E+00
(実施例2)
実施例2のレンズデータを表2に示す。図5は、実施例2のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1−1レンズL11、正の屈折力を有する第1−2レンズL12、及び正の屈折力を有する第1−3レンズL13から構成され、第1−1レンズL11と第1−2レンズL12は接合されて、第1−12レンズL112を構成している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズL21、負の屈折力を有する第2−2レンズL22、正の屈折力を有する第2−3レンズL23から構成され、第2−2レンズL22と第2−3レンズL23は接合されて、第2−23レンズL223を構成している。第3レンズ群L3は、物体側より順に、絞りSと、正の屈折力を有する第3−1レンズL31、正の屈折力を有する第3−2レンズL32、負の屈折力を有する第3−3レンズL33、正の屈折力を有する第3−4レンズL34から構成されており、第3−2レンズL32と第3−3レンズL33とは接合されて、第3−23レンズL323を構成している。第4レンズ群G4は、負の屈折力を有する第4−1レンズL41から構成されている。第5レンズ群G5は、正の屈折力を有するプラスチック製の第5−1レンズL51から構成されている。FはIRカットフィルタ、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。本実施例において、第2レンズ群G2の第2−3レンズL23、第3レンズ群G3のL3−3レンズL33が、nd>1.9を満たす。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は物体側に移動し、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定され、つまり変倍時、合焦時に移動しない。尚、本実施例では、像ブレ補正時に、第3レンズ群G3が、第1レンズ群G1から第5レンズ群G5で構成される光軸に対して直交方向に駆動される。また、フォーカシング時に、第4レンズ群G4が光軸方向に駆動される。
図6(a)に、実施例2にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図6(b)に、実施例2にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図6(c)に、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示す。
[表2]
実施例2
f(全系の焦点距離)=4.08-23.30-183.62
Fno=3.05-5.08-6.73 [広角、中間、望遠]
ズーム比=45.0 [広角、中間、望遠]

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 63.136 1.70 1.903700 31.32 19.06
2 42.454 0.01 1.514000 42.83 17.49
3 42.454 5.17 1.497000 81.61 17.48
4 -1652.586 0.10 16.61
5 40.276 3.46 1.497000 81.61 15.70
6 119.537 d1 15.45
7 305.826 0.80 1.881003 40.14 9.68
8 9.416 6.78 7.19
9 -19.871 0.70 1.568829 56.04 6.60
10 13.668 0.01 6.51
11 13.668 3.57 1.922900 20.9 6.51
12 65.360 d2 6.25
13(絞り) 無限 0.50 3.85
14* 12.437 3.00 1.693500 53.2 4.37
15* -87.415 0.53 4.25
16 13.284 3.00 1.516798 64.2 4.14
17 -32.584 0.01 1.514000 42.83 3.78
18 -32.584 2.02 1.910822 35.25 3.78
19 8.231 0.68 3.45
20 9.692 2.30 1.497000 81.61 3.59
21 -20.675 d3 3.60
22* 30.651 1.00 1.544700 56.2 3.33
23* 7.662 d4 3.29
24* 48.535 3.80 1.530500 55.72 5.47
25* -9.948 1.06 5.50
26 無限 0.30 1.523100 54.4 5.02
27 無限 3.83 4.98
28 無限 0.50 1.516800 64.2 4.33
29 無限 fB 4.30
1群:1面〜6面
2群:7面〜12面
3群:13面〜21面
4群:22面〜23面
5群:24面〜25面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角 4.08 3.05 87.22 6.46 0.87 44.48 2.86 4.67 0.38
中間 23.30 5.08 18.94 7.84 28.95 15.95 8.70 12.42 0.36
望遠 183.62 6.73 2.43 7.78 53.83 1.16 14.35 16.27 0.40

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角 20.07 -120.29 24.02 -4.08
中間 95.76 43.27 131.71 -23.30
望遠 459.64 29.90 1786.09 -183.62

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 75.48
2 7 -8.37
3 13 15.45
4 22 -19.05
5 24 15.92

非球面係数
第14面 K= 0 第24面 K= 0
A4= 0.9175E-05 A4= 0.1646E-03
A6= 0.2231E-05 A6= 0.2579E-05
A8= 0.1690E-08 A8= 0.4512E-08
A10= 0.0000E+00 A10= -0.1428E-08
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第15面 K= 0 第25面 K= 0
A4= 0.8227E-04 A4= 0.4534E-03
A6= 0.2627E-05 A6= -0.3157E-05
A8= 0.4171E-08 A8= 0.1680E-06
A10= 0.0000E+00 A10= -0.3213E-08
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第22面 K= 0
A4= -0.1018E-02
A6= 0.1373E-03
A8= -0.1418E-04
A10= 0.5549E-06
A12= 0.0000E+00

第23面 K= 0
A4= -0.1060E-02
A6= 0.1750E-03
A8= -0.1948E-04
A10= 0.8000E-06
A12= 0.0000E+00
(実施例3)
実施例3のレンズデータを表3に示す。図7は、実施例3のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1−1レンズL11、正の屈折力を有する第1−2レンズL12、及び正の屈折力を有する第1−3レンズL13から構成され、第1−1レンズL11と第1−2レンズL12は接合されて、第1−12レンズL112を構成している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズL21、負の屈折力を有する第2−2レンズL22、正の屈折力を有する第2−3レンズL23から構成され、第2−2レンズL22と第2−3レンズL23は接合されて、第2−23レンズL223を構成している。第3レンズ群L3は、物体側より順に、絞りSと、正の屈折力を有する第3−1レンズL31、正の屈折力を有する第3−2レンズL32、負の屈折力を有する第3−3レンズL33、正の屈折力を有する第3−4レンズL34から構成されており、第3−2レンズL32と第3−3レンズL33とは接合されて、第3−23レンズL323を構成している。第4レンズ群G4は、負の屈折力を有する第4−1レンズL41から構成されている。第5レンズ群G5は、正の屈折力を有するプラスチック製の第5−1レンズL51から構成されている。FはIRカットフィルタ、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。本実施例において、第2レンズ群G2の第2−1レンズL21又は第2−3レンズL23、第3レンズ群G3のL3−3レンズL33が、nd>1.9を満たす。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は物体側に移動し、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定され、つまり変倍時、合焦時に移動しない。尚、本実施例では、像ブレ補正時に、第3レンズ群G3が、第1レンズ群G1から第5レンズ群G5で構成される光軸に対して直交方向に駆動される。また、フォーカシング時に、第4レンズ群G4が光軸方向に駆動される。
図8(a)に、実施例3にかかるズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図8(b)に、実施例3にかかるズームレンズの中間における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示し、図8(c)に、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、及び歪曲収差の収差図を示す。
[表3]
実施例3
f(全系の焦点距離)=4.08-28.83-204.07 [広角、中間、望遠]
Fno=3.05-5.11-6.84 [広角、中間、望遠]
ズーム比=50.0

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 81.209 1.70 1.910822 35.25 20.47
2 49.844 0.01 1.514000 42.83 18.91
3 49.844 5.22 1.497000 81.61 18.90
4 -792.708 0.10 18.74
5 45.223 3.90 1.497000 81.61 17.88
6 146.070 d1 17.64
7 220.073 0.80 1.910822 35.25 11.17
8 10.710 6.60 8.38
9 -23.909 0.70 1.487500 70.4 8.17
10 14.957 0.01 8.16
11 14.957 3.00 1.922900 20.9 8.16
12 53.556 d2 7.99
13(絞り) 無限 0.50 3.97
14* 12.087 3.25 1.693500 53.2 4.51
15* 99.190 0.81 4.28
16 12.997 3.00 1.638542 55.45 4.14
17 -37.505 0.01 1.514000 42.83 3.72
18 -37.505 2.50 1.910822 35.25 3.72
19 7.131 1.51 3.26
20 9.254 2.30 1.497000 81.61 3.59
21 -24.523 d3 3.60
22* 19.113 1.50 1.530500 55.72 3.58
23* 7.376 d4 3.50
24* 26.676 3.80 1.530500 55.72 5.44
25* -13.641 1.06 5.50
26 無限 0.30 1.523100 54.4 5.05
27 無限 3.83 5.01
28 無限 0.50 1.516800 64.2 4.21
29 無限 0.37 4.18
1群:1面〜6面
2群:7面〜12面
3群:13面〜21面
4群:22面〜23面
5群:24面〜25面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角 4.08 3.05 87.21 6.46 0.70 58.56 3.30 3.40 0.38
中間 28.83 5.11 15.35 7.83 39.73 19.10 10.14 11.56 0.37
望遠 204.07 6.84 2.18 7.78 65.35 1.49 13.32 19.56 0.40

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角 21.71 -69.98 25.55 -4.07
中間 136.03 58.94 179.06 -28.83
望遠 530.48 31.55 2071.54 -204.04

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 89.55
2 7 -10.53
3 13 18.36
4 22 -23.69
5 24 17.59

非球面係数
第14面 K= 0 第24面 K= 0
A4= 0.3049E-04 A4= 0.2685E-04
A6= 0.4801E-06 A6= 0.1174E-04
A8= 0.0000E+00 A8= -0.7435E-06
A10= 0.0000E+00 A10= 0.1012E-07
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第15面 K= 0 第25面 K= 0
A4= 0.8278E-04 A4= 0.2806E-03
A6= 0.5531E-06 A6= 0.9525E-05
A8= 0.0000E+00 A8= -0.9089E-06
A10= 0.0000E+00 A10= 0.1372E-07
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第22面 K= 0
A4= -0.1500E-02
A6= 0.1421E-03
A8= -0.1054E-04
A10= 0.3367E-06
A12= 0.0000E+00

第23面 K= 0
A4= -0.1993E-02
A6= 0.1945E-03
A8= -0.1540E-04
A10= 0.5192E-06
A12= 0.0000E+00
表4に、請求項に記載した条件式の値をまとめて示す。条件式(12)の値については、表1〜3において示している。
71 三脚穴
72 カード蓋
80 レンズ鏡胴
81 カメラボディ
82 ファインダ窓
83 レリーズ釦
84 フラッシュ発光部
87 ストラップ取り付け部
88 USB端子
89 レンズカバー
91 ファインダ接眼部
92 表示ランプ
93 ズーム釦
95 セット釦
96 4方向スイッチ
96 選択釦
97 再生釦
98 ディスプレイ釦
99 消去釦
100 撮像装置
101 ズームレンズ
102 固体撮像素子
103 変換部
104 制御部
105 光学系駆動部
106 タイミング発生部
107 撮像素子駆動部
108 画像メモリ
109 画像処理部
110 画像圧縮部
111 画像記録部
112 モニターLCD
113 操作部
DC デジタルカメラ
G1〜G5 レンズ群
F IRカットフィルタ
CG カバーガラス
I 固体撮像素子の撮像面
S 絞り

Claims (17)

  1. 物体側より像側へ順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    絞りを有し正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    負の屈折力を有する第4レンズ群と、
    正の屈折力を有する第5レンズ群から構成され、
    各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、及び正の屈折力を有する第1−3レンズから構成され、
    前記第5レンズ群は変倍時、合焦時共に移動せず、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    νd12>80 (1)
    νd13>80 (2)
    nd11>1.9 (3)
    18<f1/fw<22 (4)
    但し、
    νd12:前記第1−2レンズのアッベ数
    νd13:前記第1−3レンズのアッベ数
    nd11:前記第1−1レンズの屈折率
    f1:前記第1レンズ群の合成焦点距離(mm)
    fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    1.9<MD2/(β2t/β2w)<3.1 (5)
    但し、
    MD2:前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの光軸方向の移動量(mm)
    β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
    β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
    8<|f1/f2|<10 (6)
    但し、
    f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.5<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<3.5 (7)
    但し、
    β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
    β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
    β3t:前記第3レンズ群の望遠端における横倍率
    β3w:前記第3レンズ群の広角端における横倍率
  5. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.8<|f2/fw|<3.0 (8)
    但し、
    f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
  6. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    3<f3/fw<5 (9)
    但し、
    f3:前記第3レンズ群の合成焦点距離(mm)
  7. 前記第1レンズ群において、前記第1−1レンズと前記第1−2レンズとは互いに接合された接合レンズ1−12を構成しており、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    νd1p−νd1n>45 (10)
    但し、
    νd1p:前記第1レンズ群に含まれる前記接合レンズの内、正の屈折力を有するレンズの少なくとも1枚のアッベ数
    νd1n:前記第1レンズ群に含まれる前記接合レンズの内、負の屈折力を有するレンズの少なくとも1枚のアッベ数
  8. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズ、負の屈折力を有する第2−2レンズ、正の屈折力を有する第2−3レンズから構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群は、物体側から順に前記絞り、正の屈折力を有する第3−1レンズ、正の屈折力を有する第3−2レンズ、負の屈折力を有する第3−3レンズ、正の屈折力を有する第3−4レンズから構成されており、前記第3−2レンズと前記第3−3レンズとは接合された第3−23レンズとなっており、前記第3−23レンズは以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    νd3p−νd3n>20 (11)
    但し、
    νd3p:前記第3−23レンズの内、正の屈折力を有するレンズのアッベ数
    νd3n:前記第3−23レンズの内、負の屈折力を有するレンズのアッベ数
  10. 前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の各群は、それぞれ下記の条件式を満足するレンズを少なくとも1枚有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    nd>1.9 (12)
    但し、
    nd:d線に対する屈折率
  11. 前記第3レンズ群を光軸直交方向に移動することにより、像面上の画像のブレを光学的に補正することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第4レンズ群は、単レンズから構成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第4レンズ群を光軸方向に移動させることにより、フォーカシングを行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記第5レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチック製の単レンズから構成されており、少なくとも一つの非球面を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  15. 前記ズームレンズは、実質的に屈折力を有しないレンズを有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のズームレンズを、前記ズームレンズを保持する鏡胴に組み付けたことを特徴とするレンズユニット。
  17. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のズームレンズと、該ズームレンズを保持する鏡胴と、該ズームレンズにより形成された画像を光電変換する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
JP2013251958A 2013-12-05 2013-12-05 ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置 Active JP6127949B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013251958A JP6127949B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置
CN201410738782.9A CN104698576B (zh) 2013-12-05 2014-12-05 变焦镜头、镜头单元及摄像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013251958A JP6127949B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015108754A true JP2015108754A (ja) 2015-06-11
JP6127949B2 JP6127949B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=53345884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013251958A Active JP6127949B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6127949B2 (ja)
CN (1) CN104698576B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102886A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017068116A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2017090534A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6670262B2 (ja) * 2017-02-24 2020-03-18 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
CN111435191B (zh) * 2019-01-14 2022-10-14 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种变焦镜头及摄像机及监控设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247564A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置
US20130003190A1 (en) * 2011-07-01 2013-01-03 Asia Optical Co., Inc. Zoom lens
JP2013044755A (ja) * 2011-08-19 2013-03-04 Konica Minolta Advanced Layers Inc ズームレンズ及び撮像装置
JP2013105142A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Konica Minolta Advanced Layers Inc ズームレンズ及び撮像装置
WO2014203572A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015001550A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 オリンパスイメージング株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105249A1 (ja) * 2007-02-27 2008-09-04 Nikon Corporation ズームレンズと、これを有する光学装置
US8416506B2 (en) * 2009-02-20 2013-04-09 Nikon Corporation Zoom lens, optical apparatus equipped therewith and method for manufacturing the zoom lens
JP5328484B2 (ja) * 2009-05-26 2013-10-30 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5659961B2 (ja) * 2011-06-13 2015-01-28 コニカミノルタ株式会社 大口径変倍光学系および撮像装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247564A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置
US20130003190A1 (en) * 2011-07-01 2013-01-03 Asia Optical Co., Inc. Zoom lens
JP2013044755A (ja) * 2011-08-19 2013-03-04 Konica Minolta Advanced Layers Inc ズームレンズ及び撮像装置
JP2013105142A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Konica Minolta Advanced Layers Inc ズームレンズ及び撮像装置
JP2015001550A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 オリンパスイメージング株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
WO2014203572A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102886A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017068116A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2017090534A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104698576A (zh) 2015-06-10
CN104698576B (zh) 2017-04-12
JP6127949B2 (ja) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5686298B2 (ja) ズームレンズ及び撮像装置
JP5622099B2 (ja) 結像レンズ、撮像装置および情報装置
US6968128B2 (en) Zoom lens and camera having the same
US6671103B2 (en) Zoom lens and optical apparatus using the same
JP5635358B2 (ja) ズームレンズまたはそれを備えた撮像装置
JP6025048B2 (ja) 撮像光学系、カメラ装置および携帯情報端末装置
JP5692530B2 (ja) ズームレンズ及び撮像装置
WO2017130571A1 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5513242B2 (ja) 撮像装置
KR101890304B1 (ko) 줌렌즈 및 이를 구비한 촬영 장치
JP6292403B2 (ja) ズームレンズ
JP5682806B2 (ja) 撮像光学系、カメラ装置および携帯情報端末装置
JP6997600B2 (ja) 撮像レンズ,撮像光学装置及びデジタル機器
JP6127949B2 (ja) ズームレンズ、レンズユニット及び撮像装置
JP2006301154A (ja) ズームレンズとそれを用いた電子撮像装置
JP5659036B2 (ja) ズームレンズ
US20130070114A1 (en) Inner-Focus Zoom Lens System
JP2008122492A (ja) ズームレンズ、カメラ装置および携帯情報端末装置
JP4847091B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015018124A (ja) ズームレンズ及び撮像装置
JP6124028B2 (ja) ズームレンズ及び撮像装置
JP2005043607A (ja) ズームレンズ、カメラ、携帯情報端末装置およびプロジェクタ
KR20160113893A (ko) 단초점 렌즈 및 이를 포함한 촬영 장치
JP2011059599A (ja) 変倍光学系及びそれを有する撮像装置
JP5838500B2 (ja) ズームレンズ及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6127949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150