JP2015108674A - 撮像装置、レンズ装置、撮像装置の制御方法、及びレンズ装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、レンズ装置、撮像装置の制御方法、及びレンズ装置の制御方法 Download PDF

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龍也 華山
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Abstract

【課題】 撮像装置に対して着脱可能なレンズを駆動することにより発生するノイズを低減する。
【解決手段】 レンズ装置200内のレンズ電源回路203の駆動周波数を、レンズ装置200を装着した撮像装置100の種類及び撮影モードに応じて設定する。または、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206の駆動電圧を、レンズ装置700の内部で生成せずに、撮像装置600の内部で生成し、レンズ装置700に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置、レンズ装置、撮像装置の制御方法、及びレンズ装置の制御方法に関し、特に、レンズ装置に電力を供給するために用いて好適なものである。
従来から、ピント調整用のアクチュエータとして超音波モータ等を備えた交換レンズが知られている。この種の交換レンズの超音波モータを駆動するために、特許文献1には、撮像装置から供給された電圧を、交換レンズに内蔵されたDC/DCコンバータにより昇圧し、超音波モータを駆動するための電圧を生成することが記載されている。
特開平11−18454号公報
しかしながら、従来の技術では、交換レンズに内蔵されたDC/DCコンバータから発生するノイズが撮像装置内の撮像素子から読み出される信号に重畳されることにより、画像にノイズが含まれるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、撮像装置に対して着脱可能なレンズを駆動することにより発生するノイズを低減することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像素子と、レンズ装置を着脱可能に装着する装着手段と、を有する撮像装置であって、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号を出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置に対して着脱可能なレンズを駆動することにより発生するノイズを低減することができる。
カメラレンズシステムの構成の第1の例を示す図である。 カメラレンズシステムの処理の第1の例を説明するフローチャートである。 カメラレンズシステムの処理の第2の例を説明するフローチャートである。 カメラレンズシステムの構成の第2の例を示す図である。 カメラレンズシステムの処理の第3の例を説明するフローチャートである。 カメラレンズシステムの構成の第3の例を示す図である。 カメラレンズシステムの構成の第4の例を示す図である。 カメラレンズシステムの構成の第5の例を示す図である。 撮像装置の処理の第1の例を説明するフローチャートである。 撮像装置の処理の第2の例を説明するフローチャートである。 レンズの処理の一例を説明するフローチャートである。 カメラレンズシステムの構成の第6の例を示す図である。 カメラレンズシステムの構成の第7の例を示す図である。 カメラレンズシステムの構成の第8の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。尚、各図では、説明に必要な部分のみを必要に応じて簡略化して示す。
(第1の実施形態)
図1は、カメラレンズシステムの構成の一例を示す図である。
図1において、カメラレンズシステムは、カメラ本体である撮像装置100と、撮像装置100に着脱可能な交換レンズであるレンズ装置200とを有する。撮像装置100とレンズ装置200は、装着時に、撮像装置100とレンズ装置200の其々に設けられた電気接点(コネクタ)120により電気的に接続される(図1の撮像装置100とレンズ装置200との接続部分にある白抜きの丸を参照)。レンズ装置200は、複数種類の撮像装置に着脱可能に構成されていてもよい。
まず、撮像装置100の構成の一例について説明する。
カメラマイコン101は、撮像装置100の各部を制御するマイクロコンピュータである。
撮像装置100に電池102が装着されると、カメラ電源回路103からカメラマイコン101に電源が供給される。この状態で不図示の電源スイッチがONされると、カメラマイコン101の制御により、各部へ電源が供給される。このようにカメラ電源回路103は、撮像装置100の各部に必要な電圧(電力)を生成して各部に供給するためのものであり、DC/DCコンバータを有する。
カメラマイコン101は、レンズ装置200内のレンズマイコン201と電気接点120を介して通信し、レンズ装置200のズーム位置(焦点距離情報)、距離環位置(被写体距離情報)等のレンズ情報を取得することが可能である。また、カメラマイコン101は、レンズマイコン201との通信が可能かどうかを判断して、撮像装置100に対するレンズ装置200の装着状態を判定することが可能である。
クイックリターンミラー104は、カメラマイコン101からの指示を受け付けた不図示のアクチュエータが駆動することにより、アップダウンをすることが可能である。露光の際には、後述するシャッター108が開いた状態でクイックリターンミラー104がアップして撮像素子109を露光する。また、クイックリターンミラー104は、ハーフミラーで構成され、クイックリターンミラー104がダウンしている間は、サブミラー116を介して焦点検出回路(AFセンサ)107に光が導かれる。
測光回路(AEセンサ)106は、レンズ装置200を通した被写体の輝度を測光値として測定する。
サブミラー116は、クイックリターンミラー104のアップに連動して退避する。クイックリターンミラー104がダウンしている間は、撮影者は、ペンタプリズム115と不図示のファインダ光学系を通してフォーカシングスクリーン105を観察することで、レンズ装置200を通して得た像のピントや構図の確認が可能となる。
シャッター108は、カメラマイコン101からの制御に従って撮像素子109の露光時間を制御する。
撮像素子109は、レンズ装置200によって結像された被写体像を光電変換して画像信号として出力する。
AD変換ブロック(回路)110は、撮像素子109から入力されたアナログの画像信号をデジタル信号に変換する。この際、AD変換ブロック110は、撮影前に設定されているISO感度に応じて、アナログの画像信号をデジタル信号に変換する。
画像処理ブロック(回路)111は、AD変換ブロック110から、デジタル化された画像データを入力する。
画像処理ブロック111は、静止画像の撮影時に、デジタル化された画像データに対して、フィルタ処理、色変換処理、及びガンマー/ニー処理等の各種の処理を行う。また、画像処理ブロック111は、デジタル化された画像データに対して、ホワイトバランス処理を施し、表示部114に出力する。また、画像処理ブロック111は、JPEG等の圧縮処理機能も有する。連写モードの場合には、画像データが不図示のバッファメモリに一時的に格納される。この場合、画像処理ブロック111は、未処理の画像データをバッファメモリから読み出し、読み出した画像データに対して、画像処理や圧縮処理を行う。そのため、連写枚数は、バッファメモリの記憶容量や記憶速度に左右される。
一方、動画像の撮影準備時には、画像処理ブロック111は、画像処理等を行いながら動画像データを表示部114に送信して表示させる。同時に、画像処理ブロック111は、測光回路(AEセンサ)106や焦点検出回路(AFセンサ)107からのセンサ出力に基づいて演算制御を行う。動画像の記録時には、画像処理ブロック111は、動画像データを外部メモリ113に記憶する。
カメラマイコン101は、撮影前に設定されているISO感度、画像サイズ、画質に応じた画像サイズの予測値データを基に、外部メモリ113の記憶容量を確認する。そして、カメラマイコン101は、撮影可能枚数や動画記録可能な時間を演算し、表示部114に表示する。
入力部112は、ユーザの操作を受け付けて、その操作の内容を示す操作情報をカメラマイコン101に送信する。カメラマイコン101は、入力部112からの操作情報に応じて各部を制御して、撮影等の各種機能を実現する。例えば、入力部112が備えるレリーズボタンが半押し状態(SW1がON)になると、カメラマイコン101は各部を制御して撮影準備動作等を行う。そして、レリーズボタンが全押し状態(SW2がON)になると、カメラマイコン101は各部を制御して撮影動作を行う。入力部112には、レリーズボタンの他に、ISO設定ボタン、画像サイズ設定ボタン、画質設定ボタン、情報表示ボタン等のスイッチ類が配置されており、カメラマイコン101によりスイッチ類の操作状態が検出される。
表示部114や不図示のファインダ内の表示部は、カメラマイコン101からの表示命令に従って画像を表示する。表示部114には不図示のLED等のバックライトが配置されている。
カメラマイコン101は、レリーズボタンが半押し状態のときに、焦点検出回路(AFセンサ)107からの出力を用いてデフォーカス量を演算する。そして、カメラマイコン101は、演算したデフォーカス量に基づいて、レンズ装置200内のレンズマイコン201と電気接点120を介して通信する。レンズマイコン201は、この通信の結果に基づいてレンズ駆動回路206を制御してピントを合わせる。
次に、レンズ装置200の構成の一例について説明する。
レンズマイコン201は、レンズ装置200の各部の動作を制御するマイクロコンピュータである。
レンズ電源回路203は、DC/DCコンバータを有し、撮像装置100から電気接点120を介して電源の供給を受け、レンズマイコン201の制御により、レンズ装置200内の各部に必要な電圧(電力)を生成し各部に供給する。
撮影レンズ202は、フォーカスレンズを含む複数のレンズで構成される。レンズ駆動回路206は、例えばステッピングモータや超音波モータを有する。レンズ駆動回路206は、レンズマイコン201の制御により、撮影レンズ202におけるフォーカスレンズの位置を変化させることによりピントを合わせる。
絞り駆動回路205は、レンズマイコン201の制御により、絞り204を変化させる。レンズマイコン201は、測光回路(AEセンサ)106により検出された測光値に対応する制御データをカメラマイコン101から受信し、絞り駆動回路205に制御信号を出力する。
図2は、レンズ電源回路203の駆動周波数(DC/DCコンバータのスイッチング周波数)を設定する際のカメラレンズシステムの処理の一例を説明するフローチャートである。図2の処理は、図1におけるカメラマイコン101とレンズマイコン201との通信によって実行される。
まず、図2を参照しながら、カメラマイコン101の処理の一例について説明する。
ステップS201において、カメラマイコン101は、レンズマイコン201と電気接点120を介して通信を行い、レンズ情報を取得する。ここで取得するレンズ情報は、レンズ装置200の種類を示す識別情報であり、例えば、レンズIDである。本実施形態では、レンズ情報が、レンズ装置200の種類・型式を表すレンズIDの場合を例に挙げて説明するが、レンズ装置200の種類を識別可能な情報であれば、レンズ情報はどのような識別情報でもよい。
次に、ステップS202において、カメラマイコン101は、撮像装置100に装着されているレンズ装置200が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定(変更)することが可能なレンズ装置であるか否かを、レンズIDに基づいて判定する。カメラマイコン101には、どのレンズIDのレンズ装置が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置であるのかを示す情報が予め設定されている。
この判定の結果、撮像装置100に装着されているレンズ装置が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置である場合には、駆動周波数の設定を行うためにステップS203に進む。一方、撮像装置100に装着されているレンズ装置が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置でない場合には、駆動周波数の設定を行わずに、図2のフローチャートによる処理を終了する。この場合には、通常の動作に戻り、ユーザによる操作の入力待ちの状態となる。
ステップS203に進むと、カメラマイコン101は、ユーザにより選択された撮影モードに応じて、画像ノイズの無い周波数を割り出し、ステップS204に進む。カメラマイコン101には、画像ノイズの無い周波数の情報が、撮影モードごとに予め設定されている。尚、画像ノイズの無い周波数の情報を、レンズIDごと、撮影モードごとに予め設定するようにしてもよい。
画像ノイズの無い周波数を割り出すタイミングは、ステップS203のタイミングに限定されるものではない。例えば、レンズ装置200の装着状態に関わらず、ユーザによる入力部112の操作により撮影モードが変更される度に、画像ノイズの無い周波数の割り出しを行うように構成されていてもよい。
次に、ステップS204において、カメラマイコン101は、ステップS203で割り出した画像ノイズの無い周波数の情報をシリアルデータとしてレンズマイコン201へ電気接点120を介して送信する。
次に、ステップS205において、カメラマイコン101は、周波数設定完了通知をレンズマイコン201から電気接点120を介して受信するまで待機する。周波数設定完了通知は、画像ノイズの無い周波数に基づく駆動周波数をレンズ電源回路203に設定することが完了したことを示す通知である。そして、カメラマイコン101がレンズマイコン201から周波数設定完了通知を受信すると、図2のフローチャートによる処理を終了する。この場合には、通常の動作に戻り、ユーザによる操作の入力待ちの状態となる。
次に、図2を参照しながら、レンズマイコン201の処理の一例について説明する。
ステップS211において、レンズマイコン201は、カメラマイコン101と電気接点120を介して通信を行い、レンズ情報を送信する。レンズ情報の送信が終わると、図2のフローチャートによる処理を終了する。この場合、レンズマイコン201は、カメラマイコン101からの命令を待つ待機状態となる。
前述したように、撮像装置100に装着されているレンズ装置200が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置であると、カメラマイコン101は、撮影モードに応じた画像ノイズの無い周波数の情報を送信する。レンズマイコン201は、ステップS212において、カメラマイコン101から電気接点120を介して、画像ノイズの無い周波数の情報を受信する。
次に、ステップS213において、レンズマイコン201は、ステップS212で受信した画像ノイズの無い周波数の情報を、レンズ電源回路203の駆動周波数に変換し、レンズ電源回路203に対して、変換した駆動周波数を設定する。このように、本実施形態では、画像ノイズの無い周波数の情報により、レンズ電源回路203の駆動周波数が特定されるようにしている。
次に、ステップS214において、レンズマイコン201は、レンズ電源回路203の駆動周波数の設定が完了したことを示す周波数設定完了通知を、カメラマイコン101へ電気接点120を介して送信する。そして、図2のフローチャートによる処理を終了する。この場合、レンズマイコン201は、カメラマイコン101からの命令を待つ待機状態に遷移する。
画像ノイズの無い周波数は、例えば、レンズ電源回路203の駆動に起因して画像に生じるノイズがなくなる周波数そのものであってもよいし、このような周波数に基づいてレンズマイコン201が算出する周波数であってもよい。また、レンズ電源回路203に設定される駆動周波数は、レンズ電源回路203の駆動に起因して画像に生じるノイズがなくなる周波数に限定されない。すなわち、撮像装置100の種類や撮影モードに応じて、レンズ電源回路203の駆動に起因して画像に生じるノイズを(現在の駆動周波数よりも)低減できる周波数であればよい。例えば、レンズ電源回路203の駆動に起因して画像に生じるノイズが最小になる周波数を採用してもよい。
また、画像ノイズの無い周波数の情報を、カメラマイコン101からレンズマイコン201へ送信する方法としては、例えば、以下の方法がある。まず、カメラマイコン101とレンズマイコン201との間で、電気接点120を介して、レンズ駆動回路206や絞り駆動回路205を制御するためのシリアル通信を利用したシリアルデータとして画像ノイズの無い周波数の情報を送信することができる。また、シリアル通信のシリアルクロック周波数を、画像ノイズのない周波数に同期した周波数に設定することで、画像ノイズの無い周波数の情報を送信することができる。また、シリアル通信の中のどれかの信号ラインを使用して画像ノイズの無い周波数に同期したパルス信号を送信することで、画像ノイズの無い周波数の情報を送信することができる。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、画像ノイズの無い周波数の情報がレンズ電源回路203に設定された後のカメラレンズシステムの処理の一例を説明する。
まず、ステップS301において、カメラマイコン101は、入力部112が備えるレリーズボタンが半押し状態(SW1がON)になるまで待機する。そして、レリーズボタンが半押し状態(SW1がON)になると、ステップS302に進む。
ステップS302に進むと、カメラマイコン101は、入力部112が備えるスイッチ類の状態や入力部112の操作により予め設定された設定情報に基づいて、シャッタースピードや絞り等の設定及び撮影モードの設定等を行う。
次に、ステップS303では、ステップS302にて設定された撮影モードが、撮像装置100が自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか、撮像装置100が自動焦点検出動作を行わないモード(MFモード)であるかを判定する。この判定の結果、撮影モードがAFモードである場合には、ステップS304に進む。一方、撮影モードがMFモードである場合には、ステップS304、S305を省略して後述するステップS306へ進む。
ステップS304に進むと、カメラマイコン101は、焦点検出回路(AFセンサ)107を駆動することにより周知の位相差検出方式による焦点検出動作を行う。また、カメラマイコン101は、入力部112の操作により設定された撮影モードや近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズム等を利用して、複数の測距点からどのポイントにピントを合わせるか(測距ポイント)を決定する。
次に、ステップS305において、カメラマイコン101は、ステップS304で決定された測距ポイント(Focus.p)を、カメラマイコン101内のメモリに記憶する。また、カメラマイコン101は、焦点検出回路(AFセンサ)107からの情報に基づき撮影レンズ202の駆動量を演算する。そして、レンズマイコン201は、この演算結果に基づきレンズ駆動回路206を制御して撮影レンズ202を合焦位置に駆動する。そして、ステップS306へ進む。
ステップS306に進むと、カメラマイコン101は、測光回路(106)から被写体輝度に対応した測光値を取得する。測光回路(AEセンサ)106は、例えば、被写体画像を6つのエリアに分割して、それぞれから測光値を得る。測光値に対応した被写体輝度EVb(i)(i=0〜5)は、カメラマイコン101内のメモリに記憶される。
次に、ステップS307において、カメラマイコン101は、ステップS306で取得した複数のエリアの被写体輝度EVb(i)から、周知のアルゴリズムにより、露出値(EVs)を演算する。
次に、ステップS308において、カメラマイコン101は、レンズ装置200内のレンズマイコン201と電気接点120を介して通信を行う。ここで、カメラマイコン101は、レンズマイコン201から、撮影レンズ202の情報を受信する。
撮影レンズ202の情報には、例えば、焦点距離情報(f)、被写体との距離の最小値(Dist_min)、被写体との距離の最大値(Dist_max)等の情報が含まれる。被写体との距離として最小値と最大値の2種類の情報があるのは、撮影レンズ202の被写体との距離情報の分解能が荒いためである。例えば、1m〜1.5mの範囲に撮影レンズ202の距離環が合っている場合には、最小値が1mというデータで、最大値が1.5mというデータとなる。
尚、ステップS308の処理が実行されるタイミングで、図2に示す処理を行い、レンズ装置200内のレンズ電源回路203の駆動周波数を設定するように構成してもよい。
続いて、ステップS309において、カメラマイコン101は、入力部112が備えるレリーズボタンが全押し状態(SW2がON)になったか否かを判定する。この判定の結果、レリーズボタンが全押し状態(SW2がON)でなければ、ステップS301の処理に戻り、レリーズボタンが全押し状態(SW2がON)になるまでステップS301〜S308の処理を繰り返す。そして、レリーズボタンが全押し状態(SW2がON)になると、ステップS310以降の一連の撮影動作に進む。
ステップS310に進むと、カメラマイコン101は、露光動作に先だって、クイックリターンミラー104をアップ駆動して、クイックリターンミラー104を撮影光路内から退去させる。
次に、ステップS311において、カメラマイコン101は、決められた露出値(EVs)に基づく絞り値(AV)になるようにレンズマイコン201に指令を出す。これによりレンズマイコン201は、絞り駆動回路205により絞り204の動作を制御する。さらに、カメラマイコン101は、決められたシャッタースピード値(TV)になるように不図示のシャッター制御回路によりシャッター108の動作を制御する。
露光が終了すると、ステップS312において、カメラマイコン101は、撮影光路から退去させていたクイックリターンミラー104をダウン駆動して、クイックリターンミラーを再び撮影光路内に斜設させる。
次に、ステップS313において、現像処理が行われる。具体的に、AD変換ブロック110は、撮像素子109から出力されたアナログの画像信号をデジタル信号に変換する。また、画像処理ブロック111は、デジタル信号に変換された画像データに対してホワイトバランス等所定の信号処理を行う。
次に、ステップS314において、カメラマイコン101は、画像処理ブロック111で処理された画像データを、外部メモリ113に記録する。このとき、カメラマイコン101は、画像処理ブロック111で処理された画像データを、表示部114に表示させてもよい。そして、図3のフローチャートによる処理を終了する。
以上のように本実施形態では、レンズ装置200内のレンズ電源回路203の駆動周波数を、レンズ装置200を装着した撮像装置100の種類、撮影モードに応じて設定する。これにより、レンズ電源回路203の動作に起因して画像に発生するノイズを、撮像装置100の種類、撮影モードに応じて抑制することができる。また、画像データの取り込み周波数を、かかるノイズの影響を回避するように変更する必要がない。また、ノイズの発生源(レンズ電源回路203)からのノイズを遮蔽するために、静電シールドや磁気シールド等も設けずに済むことから、ノイズ低減のためのコスト増加を防止できる。
尚、本実施形態では、カメラマイコン101とレンズマイコン201との通信形態が、3線式シリアル通信である場合を例に挙げて示すが、カメラマイコン101とレンズマイコン201との通信形態は、これに限定されない。例えばI2C通信等であってもよい。
また、所定の条件が成立しても、カメラマイコン101から、画像ノイズの無い駆動周波数の情報を受信しない場合、レンズマイコン201は、所定の駆動周波数を、レンズ装置200内のレンズ電源回路203の駆動周波数として設定してもよい。所定の条件として、例えば、カメラマイコン101とレンズマイコン201とが通信を開始してから所定の時間が経過したことを採用することができる。
また、本実施形態では、レンズ電源回路203により電力が供給される部品が撮影レンズ202と絞り204である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、レンズ電源回路203により電力が供給される部品は、レンズ装置における駆動可能な部品であれば、これらに限定されない。ただし、レンズ装置200の特性上、レンズ電源回路203により電力が供給される部品として、撮影レンズ202を含めるのが望ましく、さらに、本実施形態のように、撮影レンズ202と絞り204の双方を含めるのがより望ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、カメラマイコン101において、画像ノイズの無い周波数を割り出し、画像ノイズの無い周波数に基づいて、レンズマイコン201において、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定するようにした。これに対し、本実施形態では、撮像素子109から画像信号を読み出すタイミングに同期するタイミング同期信号に基づいて、レンズマイコンにおいて、レンズ電源回路の駆動周波数を設定する。このように本実施形態と第1の実施形態とは、レンズ電源回路の駆動周波数を設定するための構成と処理の一部が主として異なる。したがって、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図3に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図4は、カメラレンズシステムの構成の一例を示す図である。
図4において、カメラ本体である撮像装置400は、図1の撮像装置100に対して、画像処理ブロック411からの水平同期信号等のタイミング同期信号をレンズ装置500との通信ラインに割り込ませるための切替回路417が追加されている。
切替回路417は、カメラマイコン401の制御により、レンズマイコン501にデータを送信するための信号ラインを、カメラマイコン401が出力するシリアルデータと、画像処理ブロック411が出力するタイミング同期信号と、の何れかに切り替える。
図5は、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定する際のカメラレンズシステムの処理の一例を説明するフローチャートである。図5の処理は、図4におけるカメラマイコン401とレンズマイコン501との通信によって実行される。
まず、図5を参照しながら、まずカメラマイコン401の処理の一例について説明する。
ステップS501において、カメラマイコン401は、レンズマイコン501と電気接点120を介して通信を行い、レンズ情報を取得する。レンズ情報は、図2のステップS201で取得されるレンズ情報と同じであり、例えばレンズIDである。
次に、ステップS502において、カメラマイコン401は、撮像装置400に装着されているレンズ装置500が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置であるか否かを、レンズIDに基づいて判定する。
この判定の結果、撮像装置400に装着されているレンズ装置が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置である場合には、駆動周波数の設定を行うためにステップS503に進む。一方、撮像装置400に装着されているレンズ装置が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置でない場合には、駆動周波数の設定を行わずに、図5のフローチャートによる処理を終了する。この場合には、通常の動作に戻り、ユーザによる操作の入力待ちの状態となる。
ステップS503に進むと、カメラマイコン401は、レンズマイコン501に対して、水平同期信号等のタイミング同期信号を送信するHD信号送信モードに移行することを通信により通知する。そして、レンズマイコン501がタイミング同期信号を受信できる状態になったことを確認できたらステップS404へ進む。
ステップS504に進むと、カメラマイコン401は、切替回路417を制御し、レンズマイコン501へシリアルデータを送信するための信号ラインを、画像処理ブロック411から出力されるタイミング同期信号に切り替える。
次に、ステップS505において、カメラマイコン401は、画像処理ブロック411に対して、現在、ユーザによる入力部112の操作等により選択されている撮影モードに応じたタイミング同期信号の送信命令を出力する。
次に、ステップS506において、カメラマイコン401は、レンズマイコン501から、レンズ電源回路203に駆動周波数を設定することが完了したことを示す周波数設定完了通知を受信するまで待機する。
そして、カメラマイコン101がレンズマイコン201から周波数設定完了通知を受信すると、ステップS507において、カメラマイコン401は、画像処理ブロック411に対して、タイミング同期信号の送信終了命令を出力する。また、カメラマイコン401は、切替回路417を制御して、信号ラインを、通常のシリアルデータを送信できる状態に戻す。
次に、図5を参照しながら、画像処理ブロック411の処理の一例について説明する。
ステップS511において、画像処理ブロック411は、カメラマイコン401から、タイミング同期信号の送信命令を受信するまで待機する。タイミング同期信号の送信命令を受信すると、ステップS512へ進み、画像処理ブロック411は、所定のポートからタイミング同期信号の出力を開始する。
次に、ステップS513において、画像処理ブロック411は、カメラマイコン401から、タイミング同期信号の送信終了命令を受信すると、タイミング同期信号の出力を停止する。
次に、図5を参照しながら、レンズマイコン501の処理の一例について説明する。
ステップS521において、レンズマイコン501は、カメラマイコン401と電気接点120を介して通信を行い、レンズ情報を送信する。レンズ情報の送信が終わると、図5のフローチャートによる処理を終了する。この場合、レンズマイコン501は、カメラマイコン401からの命令を待つ待機状態となる。
前述したように、撮像装置100に装着されているレンズ装置500が、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することが可能なレンズ装置であると、カメラマイコン401は、次の処理を行う。すなわち、カメラマイコン401は、タイミング同期信号を送信するHD信号送信モードに移行することをレンズマイコン501に通知する。ステップS522において、レンズマイコン501は、この通知を受信する。
その後、ステップS523において、レンズマイコン501は、画像処理ブロック411から、電気接点120を介して、タイミング同期信号を受信する。
次に、ステップS524において、レンズマイコン501は、ステップS523で受信したタイミング同期信号の周波数を判定し、その周波数に基づいて、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定する。
次に、ステップS525において、レンズマイコン501は、レンズ電源回路203の駆動周波数の設定が完了したことを示す周波数設定完了通知を、カメラマイコン401へ電気接点120を介して送信する。そして、図5のフローチャートによる処理を終了する。この場合、レンズマイコン501は、カメラマイコン401からの命令を待つ待機状態に遷移する。
レンズマイコン501がレンズ電源回路203へ設定する駆動周波数は、ステップS523で受信したタイミング同期信号と同じ周波数であっても、タイミング同期信号に同期した周波数をレンズマイコン501が算出したものであってもよい。例えば、前記タイミング同期信号を、画像処理ブロック411が撮像素子109から水平方向に画像信号を読み出すための同期信号である水平同期信号とする。この場合、撮像素子109の水平方向の画像信号の読み出しに対し、全ての行において同じタイミングでノイズが乗ることになる。このため、画像から、ノイズ成分を一律に差し引くことが可能となり、画像に表れるノイズを抑制することができる。
以上のように本実施形態では、レンズ装置500内のレンズ電源回路203の駆動周波数を、レンズ装置500を装着した撮像装置100の撮像素子109へのタイミング同期信号に同期する周波数に設定する。したがって、ユーザにより選択される全ての撮影モードにおいて、画像に含まれるノイズを抑制することができる。また、第1の実施形態と同様に、画像データの取り込み周波数を、かかるノイズの影響を回避するように変更する必要がなくなると共に、静電シールドや磁気シールド等も設けずに済むことから、ノイズ低減のためのコスト増加を防止できる。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態で説明した変形例を採用することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1、第2の実施形態では、レンズ装置200、500内にレンズ電源回路203を設け、レンズ電源回路203の駆動周波数を設定することにより、レンズ電源回路203に動作に起因するノイズが画像に含まれることを抑制する場合について説明した。これに対し、本実施形態では、レンズ装置内にレンズ電源回路を設けないようにして、ノイズが画像に含まれることを抑制する。このように本実施形態と第1の実施形態とは、レンズ装置内にレンズ電源回路を設けないことにより構成及び処理が主として異なる。したがって、本実施形態の説明において、第1、第2の実施形態と同一の部分については、図1〜図5に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図6は、カメラレンズシステムの構成の一例を示す図である。
本実施形態の第1の目的は、レンズ装置内にレンズ電源回路を設けずに、ノイズが画像に含まれることを抑制することにある。図6を参照しながら、そのための構成の一例を説明する。
本実施形態では、カメラ本体である撮像装置600は、レンズ装置700が、レンズ駆動回路206及び絞り駆動回路205の電源電圧を生成する手段を有しているか否かに応じて、当該レンズ装置700へ供給する電圧の種別を自動的に切り替える。尚、ここでは、説明を簡単にするため、絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206が同じ電圧で駆動するものと仮定して説明を行う。絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206で駆動電圧が異なる場合には、例えば、回路ごとの電圧を生成するようにカメラ電源回路を構成し、絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206に個別に電圧を供給すればよい。
まず、撮像装置600の構成の一例について説明する。
図6において、カメラマイコン601は、電気接点123a〜125aに接続される。電気接点123a〜125aは、カメラマイコン601とレンズマイコン701とが通信を行うための電気接点である。レンズ装置700が撮像装置600に装着されると、電気接点123a〜125aは、レンズ装置700の電気接点123b〜125bを介してレンズマイコン701に電気的に接続される。すなわち、電気接点123a、123bが相互に電気的に接続し、電気接点124a、124bが相互に電気的に接続し、電気接点125a、125bが相互に電気的に接続される。
カメラマイコン601と電気接点126aは、カメラ電源回路603に接続される。電気接点126aは、カメラ電源回路603からの電源をレンズマイコン701に供給するための電気接点である。レンズ装置700が撮像装置600に装着されると、電気接点126aは、レンズ装置700の電気接点126bを介してレンズマイコン701に電気的に接続される。
カメラ電源回路603は、電気接点121a、122aに接続される。電気接点121a、121bを介して、絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206に駆動電圧VLENSが供給される。また、図6では、レンズ装置700は、電気接点122aに対応する電気接点を有していない。
カメラマイコン601は、例えば、レンズ装置700が撮像装置600に装着された際に、レンズマイコン701と通信し、その結果に基づいて、撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧を生成する手段をレンズ装置が有するか否かを判定する。図6に示す例では、レンズマイコン701から、レンズ装置700が、撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧を生成する手段を有していないことを示す信号が送信される。尚、以下の説明では、撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧を生成する手段を必要に応じて駆動電圧を生成する手段と略称する。
レンズ装置700のように、駆動電圧を生成する手段を有しないレンズ装置が撮像装置600に装着された場合、カメラマイコン101は、カメラ電源回路603により、撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧VLENSを出力させる。すなわち、レンズ装置700が撮像装置600に装着されると、撮像装置600側の電気接点121aとレンズ装置700側の電気接点121bとを介して、絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206の駆動電圧VLENSが供給される。このとき、カメラマイコン101は、カメラ電源回路603から電気接点122aへの出力を無出力(0(ゼロ)V)にする。尚、以下の説明では、絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206の駆動電圧VLENSを必要に応じてレンズの駆動電圧VLENSと略称する。
電気接点122aは、駆動電圧を生成する手段を有するレンズ装置が撮像装置600に装着された場合、カメラマイコン601は、カメラ電源回路603により、当該手段の入力電圧VLDCDCをレンズ装置に供給する。撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧を生成する手段は、例えば、図1、図4に示したレンズ電源回路203である。このとき、カメラマイコン601は、カメラ電源回路603から電気接点121aへの出力を無出力(0(ゼロ)V)にする。
電気接点127aは、撮像装置600のGNDであり、レンズ装置700が撮像装置に装着されると、レンズ装置700の電気接点127bを介して、レンズ装置700のGNDに接続される。
次に、レンズ装置700の構成の一例について説明する。
本実施形態のレンズ装置700は、前述したように、撮影レンズ202や絞り204の駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)を有していない。したがって、撮像装置600からレンズ装置700に、レンズの駆動電圧VLENSが供給される。
電圧検出部703は、電気接点123bに接続される。電圧検出部703は、前述したようにして撮像装置600から供給されるレンズの駆動電圧VLENSを検出する。また、電圧検出部703は、レンズマイコン701に接続されており、検出したレンズの駆動電圧VLENSの値をレンズマイコン701に出力する。
電気接点123b〜127bは、レンズマイコン701に接続される。本実施形態では、レンズマイコン701は、レンズ装置700が駆動電圧を生成する手段を有していないことを示す駆動可否信号を、電気接点123a〜125a、123b〜125bを介してカメラマイコン601に送信する。また、レンズマイコン701は、電圧検出部703で検出されたレンズの駆動電圧VLENSの値を示す電圧検出信号を、電気接点123a〜125a、123b〜125bを介してカメラマイコン601に送信する。
カメラマイコン601は、電圧検出信号で示される電圧の値が所定の範囲内であるか否かを判定する。この判定の結果、電圧検出信号で示される電圧の値が所定の範囲外である場合、カメラマイコン601は、レンズの駆動電圧VLENSの値が所定の範囲内となるよう、カメラ電源回路603の動作を制御する。
前述したように、レンズ装置700が撮像装置600に装着されると、電気接点121b、123b〜127bは、それぞれ電気接点121a、123a〜127aに電気的に接続される。尚、前述したように、レンズ装置700は、撮像装置600の電気接点121bに対応する電気接点を有していない。
前述したように、レンズ装置700が撮像装置600に装着されると、カメラマイコン601とレンズマイコン701とで通信が行われる。この通信により、カメラマイコン601は、例えば、レンズIDや、焦点距離情報や、レンズ装置が駆動電圧を生成する手段を有しているか否かを示す情報をレンズマイコン701より取得する。一方、レンズマイコン701は、例えば、カメラの型式となるカメラIDや、レンズ装置の給電種別等の情報をカメラマイコン601より取得する。
カメラマイコン601は、レンズマイコン701からの通信内容に応じて、フォーカス制御や絞り制御等に関する諸設定と、カメラ電源回路603の出力の選択とを行う。つまり、カメラマイコン601は、レンズマイコン701より、レンズ装置が駆動電圧を生成する手段を有しているか否かを示す情報を受ける。カメラマイコン601は、この情報に基づいて、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)の入力電圧VLDCDCを供給するか、それとも、レンズの駆動電圧VLENSを供給するかを選択する。図6に示すレンズ装置700には、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)が内蔵されていない。したがって、カメラマイコン101は、レンズの駆動電圧VLENSを出力するようカメラ電源回路603の動作を制御し、レンズの駆動電圧VLENSをレンズ装置700に供給する。
図7、図8は、カメラレンズシステムの構成の他の例を示す図である。
本実施形態の第2の目的は、図6に示す撮像装置600を、駆動電圧を生成する手段を有するレンズ装置800にも組み合わせることにある。さらに、図6に示すレンズ装置700を、レンズの駆動電圧VLENSの選択をしない撮像装置900にも組み合わせることも本実施形態の第2の目的である。すなわち、本実施形態の第2の目的は、このような組み合わせのそれぞれに応じて好適な動作することを可能としたカメラシステムを提供することである。図7及び図8を参照しながら、そのための構成の一例を説明する。
図7に示すカメラシステムは、図6に示した撮像装置600と、レンズ装置800とを有する。レンズ装置800のハードウェアは、例えば、図1に示したレンズ装置200のハードウェアと同じである。レンズ装置800では、レンズマイコン801によって実行される処理の一部が、レンズ装置200と異なる。
一方、図8に示すカメラシステムは、図6に示したレンズ装置700と、撮像装置900とを有する。撮像装置900のハードウェアは、例えば、図1に示した撮像装置100のハードウェアと同じである。撮像装置900では、カメラマイコン901によって実行される処理の一部が、撮像装置100と異なる。
図7に示すように、駆動電圧を生成する手段(絞り駆動回路205とレンズ駆動回路206)を備えたレンズ装置200が装着された場合、レンズ装置200側の電気接点122bを介して、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCが供給される。このとき、カメラマイコン601は、カメラ電源回路603から電気接点121aへの出力(レンズの駆動電圧VLENS)を無出力(0(ゼロ)V)にする。
図7に示すレンズマイコン801は、レンズ装置800が駆動電圧を生成する手段を有していることを示す情報を、電気接点123a〜125a、123b〜125bを介してカメラマイコン601に送信する。カメラマイコン601は、この情報に基づいて、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCを出力するようカメラ電源回路603の動作を制御し、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCをレンズ装置800に供給する。
このように本実施形態の撮像装置600は、カメラ電源回路603により、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCが選択的に出力されるようにしているので、レンズ電源回路203を内蔵するレンズ装置800が装着されても問題なく動作する。
次に、図8において、撮像装置900は、レンズの駆動電圧VLENSを出力することができない。レンズ装置700が撮像装置900に装着されると、図8に示すレンズマイコン701は、レンズ装置700が駆動電圧を生成する手段を有していることを示す情報を、電気接点123a〜125a、123b〜125bを介してカメラマイコン901に送信する。カメラマイコン901は、この情報に基づいて、カメラ電源回路103に対し、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCの出力を禁止する。また、カメラマイコン901は、オートフォーカス等、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206による機能を実行できないことを示す情報を表示部114に表示させる。
次に、撮像装置にレンズ装置が装着された際のカメラシステムの処理の一例についてフローチャートを使って説明する。
図9は、本実施形態の撮像装置600に、レンズ装置700、800の何れかが装着された際の撮像装置600の処理の一例を説明するフローチャートである。撮像装置600にレンズ装置700又は800が装着され、撮像装置600の電源がオンされると、図9のフローチャートによる処理が開始する。
ステップS901において、電気接点126a、126bを介してレンズマイコン701又は801へ電力が供給され、レンズマイコン701又は801が起動する。
次に、ステップS902において、レンズマイコン701又は801からカメラマイコン601に向けて通信が行われる。この通信には、少なくとも、レンズ装置が駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)を有するか否かを示す情報が含まれる。
次に、ステップS903において、カメラマイコン601は、ステップS902の通信の結果に基づいて、撮像装置600に装着されたレンズ装置700又は800に、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)が内蔵されているか否かを判定する。
この判定の結果、撮像装置600に装着されたレンズ装置700又は800に、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)が内蔵されている場合には、撮像装置600にレンズ装置800が装着されたと判定し、ステップS904に進む。ステップS904に進むと、カメラマイコン601は、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCを出力するようカメラ電源回路603の動作を制御し、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCをレンズ装置800に供給する。この出力電圧VLDCDCは、電気接点122a、122bを介して、レンズ電源回路203に入力される。また、カメラマイコン601は、電気接点121aへの出力を無出力(0(ゼロ)V)にするようカメラ電源回路603の動作を制御する。
一方、撮像装置600に装着されたレンズ装置700又は800に、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)が内蔵されていない場合には、撮像装置600にレンズ装置700が装着されたと判定し、ステップS905に進む。ステップS905に進むと、カメラマイコン601は、レンズの駆動電圧VLENSを出力するようカメラ電源回路603の動作を制御し、レンズの駆動電圧VLENSをレンズ装置700に供給する。レンズの駆動電圧VLENSは、電気接点121a、121bを介して、また、カメラマイコン601は、電気接点122aへの出力を無出力(0(ゼロ)V)にするようカメラ電源回路603の動作を制御する。
次に、図10のフローチャートを参照しながら、レンズ装置700、800の何れかが装着された際の撮像装置900の処理の一例を説明するフローチャートである。撮像装置900にレンズ装置700又は800が装着され、撮像装置900の電源がオンされると、図10のフローチャートによる処理が開始する。
ステップS1001〜S1004の処理は、それぞれ図9のステップS901〜S704と同じであるため、詳細な説明を省略する。
ステップS1004において、撮像装置900に装着されたレンズ装置700又は800に、駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)が内蔵されていないと判定されると、ステップS1005に進む。この場合、撮像装置900より、レンズの駆動電圧VLENSを絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206に供給する必要がある。しかしながら、撮像装置900は、レンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を備えていない。このため、レンズ装置700の撮影レンズ202や絞り204を駆動することができない。よって、ステップS1005において、カメラマイコン901は、オートフォーカス等、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206による機能を実行できないことを示す情報を表示部114に表示させて警告表示を行う。これにより、手動によるマニュアルフォーカス等が推奨されることになる。
以上のように本実施形態では、交換レンズ装置に内蔵される絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206(超音波モータ等)の駆動電圧を、レンズ装置700の内部で生成せずに、撮像装置600の内部で生成し、レンズ装置700に供給するようにした。したがって、レンズ装置の内部にDC/DCコンバータを配置する必要がなくなるので、撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置を駆動することにより発生するノイズをより一層低減することができる。また、撮像装置600内のカメラ電源回路で降圧し、レンズ装置700内のレンズ電源回路で昇圧することがなくなる。したがって、DC/DCコンバータを2段にする必要がなくなり、電力損失を抑制することができる。
また、撮像装置600は、駆動電圧を生成する手段を有しないレンズ装置700と、駆動電圧を生成する手段を有するレンズ装置800との双方を接続できる。レンズ装置700が接続された場合には、撮像装置600は、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCを供給する。一方、レンズ装置800が接続された場合には、撮像装置600は、レンズの駆動電圧VLENSを供給する。
また、レンズ装置700には、レンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を有しない撮像装置900も接続されるが、この場合には、オートフォーカス等の機能が実現できないことをユーザに報知する。
以上のように、撮像装置とレンズ装置の組み合わせに応じて好適に動作させることができる。
<変形例1>
図10では、カメラマイコン901が、レンズ装置が駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)を有するか否かを示す情報を通信で取得し、撮像装置900内のカメラ電源回路103の出力の選択を判断するようにした。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はなく、レンズ装置700のレンズマイコン701でこの判断を行うようにしてもよい。
例えば、撮像装置600又は900にレンズ装置700が装着された直後に、レンズマイコン701は、カメラマイコン601又は901との通信により、撮像装置600又は900に内蔵されたカメラ電源回路103、603の出力機能の情報を取得する。このとき、カメラ電源回路103、603がレンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を有しているか否かに応じて、レンズマイコン701からカメラマイコン601又は901へ、カメラ電源回路103、603の制御に関するリクエスト通信を行ってもよい。
このようにする場合の具体例を図11のフローチャートを参照しながら説明する。
図11は、撮像装置600、900の何れかが装着された際のレンズ装置700の処理の一例を説明するフローチャートである。
撮像装置600又は900にレンズ装置700が装着され、撮像装置600又は900の電源がオンされると、図11のフローチャートによる処理が開始する。
まず、ステップS1101において、撮像装置600又は900より、電気接点126a、126bを介してレンズマイコン701の電源が供給され、レンズマイコン701が起動する。
レンズマイコン701が起動すると、ステップS1102において、レンズマイコン701は、電気接点123a〜125a、123b〜125bを介してカメラマイコン601又は901と通信を行う。このとき、レンズマイコン701は、少なくとも、撮像装置600、900に内蔵されるカメラ電源回路103、603がレンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を有しているか否かを示す情報を取得する。
そして、ステップS1103において、レンズマイコン701は、この情報に基づき、自身に接続された撮像装置600又は900に内蔵されるカメラ電源回路103、603がレンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を有するか否かを判定する。この判定の結果、レンズの駆動電圧VLENSを出力する機能を有する場合には、レンズ装置700には、撮像装置600が接続されたことになる(図6を参照)。よって、ステップS1105において、レンズマイコン701は、撮像装置600に内蔵されたカメラ電源回路603の出力をレンズの駆動電圧VLENSにするよう、カメラマイコン601へ要求する。
一方、ステップS1103の判定の結果、レンズの駆動電圧VLENSを出力する機能がない場合には、レンズ装置700は撮像装置900に接続されたことになる(図8を参照)。よって、ステップS1104において、レンズマイコン701は、撮像装置900では、オートフォーカス等、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206による機能を実行できないことをユーザへ警告するよう、カメラマイコン901へ要求する。
<変形例2>
本実施形態では、撮像装置600に内蔵されたカメラ電源回路603の出力電圧を、それぞれの独立した給電用の電気接点121a、122aより、レンズ装置700、800の電気接点121b、122bを介して供給する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、これらの電気接点を共通にしてもよい。
図12、図13は、カメラシステムの構成の変形例を示す図である。図12に示すカメラシステムは、レンズ電源回路203を有しないレンズ装置1100と撮像装置1000とを有する。一方、図13に示すカメラシステムは、レンズ電源回路203を有するレンズ装置1200と撮像装置1000とを有する。尚、図12に示すレンズ装置1100の電気接点128bは、図6に示したレンズ装置700の電気接点121bに対応する。この点以外の構成は、レンズ装置700、1100で同じである。図13に示すレンズ装置1200の電気接点128bは、図7に示したレンズ装置800の電気接点122bに対応する。この点以外の構成は、レンズ装置800、1200で同じである。
図12、図13では、撮像装置1000に内蔵されたカメラ電源回路603の2系統出力を一つの電気接点128aを使い、レンズ装置1100又は1200の電気接点128bを介して、レンズ装置1100又は1200に応じた電圧を供給する。具体的には、図12、図13に示すように、カメラ電源回路603の出力を選択するスイッチ1009を撮像装置1000に設けた。カメラマイコン1001は、撮像装置1000に装着されたレンズ装置1100又は1200に応じて、スイッチ1009の動作を制御する。この制御に従ってスイッチ1009は、レンズの駆動電圧VLENSと、レンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCの何れかを選択し、選択された電圧がレンズ装置1100又は1200へ供給される。
図12に示すように、レンズ装置1100が装着されると、カメラマイコン1001は、レンズマイコン701との通信により、レンズ装置1100が駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)を有しないと判定する。そして、カメラマイコン1001は、電気接点128a、128bを介してレンズ装置1100へレンズの駆動回路VLENSを供給するように、スイッチ1009の動作を制御する。
一方、図13に示すように、レンズ装置1200が装着されると、カメラマイコン1001は、レンズマイコン801との通信により、レンズ装置1200が駆動電圧を生成する手段(レンズ電源回路203)を有すると判定する。そして、カメラマイコン1001は、電気接点128a、128bを介してレンズ装置1200へレンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCを供給するように、スイッチ1009の動作を制御する。
図12、図13に示すようにして撮像装置1000を構成すれば、撮像装置1000に装着されるレンズ装置の種別毎に給電用の電気接点を用意する必要がなくなる。尚、図11に示すフローチャートによる処理を、図12、図13の構成に適用することもできる。
<変形例3>
図8に示す例では、撮像装置100にレンズ装置700が装着された際には、レンズ装置700に、レンズの駆動電圧VLENSを供給できない。そこで、オートフォーカス等を実行できないことを示す情報を表示部114に表示して警告するようにした。しかしながら、レンズ装置の構成を図14に示すようにしてもよい。
図14は、カメラシステムの他の変形例を示す図である。図14では、図6や図8に示したレンズ装置700に、レンズ電源回路1303とスイッチ1306とが加わったレンズ装置1300が撮像装置100に装着されている。
レンズ装置1300は、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206の駆動電源を、レンズ電源回路1303の出力電圧VLDCDCと、撮像装置900からの供給されるレンズの駆動電圧VLENSと、の何れか一方に選択できる。この選択は、装着先の撮像装置によって決定される。図14に示す例では、レンズの駆動電圧VLENSを選択できない撮像装置900がレンズ装置1300に装着されている。したがって、レンズマイコン1301は、装着直後のカメラマイコン901との通信により、撮像装置900に内蔵されたカメラ電源回路103は、レンズ電源回路1303の入力電圧VLDCDCしか出力できないと判断する。
そして、レンズマイコン1301は、スイッチ1306の動作を制御して、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206の駆動電源の供給元を、レンズ電源回路1303に選択する。さらに、レンズマイコン1301は、カメラマイコン901へ、レンズ電源回路1303の入力電圧VLDCDCの出力の許可を行うよう、リクエスト通信する。カメラマイコン901は、このリクエスト通信を受け、カメラ電源回路103の動作を制御して、レンズ電源回路1303の入力電圧VLDCDCを、電気接点122a、122bを介してレンズ装置1300に内蔵されたレンズ電源回路1303へ供給する。図14に示す構成のレンズ装置1300であれば、撮像装置、レンズ装置の組み合わせによらず、絞り駆動回路205及びレンズ駆動回路206に駆動電圧が供給されるので、オートフォーカス等の制御が可能となる。
尚、図6や図7に示した撮像装置600は、レンズの駆動電圧VLENS及びレンズ電源回路203の入力電圧VLDCDCの何れもレンズ装置1300へ供給することが可能である。したがって、レンズ装置1300が撮像装置600に装着された場合、撮像装置600からは電力効率の観点で有利となるレンズの駆動電圧VLENSを、レンズ装置1300に供給するのが好ましい。
この他、本実施形態においても、第1、第2の実施形態で説明した変形例を採用することができる。
尚、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、まず、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が当該コンピュータプログラムを読み出して実行する。
100、600 撮像装置、200、700 レンズ装置

Claims (34)

  1. 撮像素子と、
    レンズ装置を着脱可能に装着する装着手段と、を有する撮像装置であって、
    前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号を出力する出力手段を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記出力手段は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の駆動周波数を特定するための信号を前記レンズ装置に出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ユーザによる操作に基づいて設定された前記撮像装置の撮影モードに基づいて、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を決定する決定手段をさらに有し、
    前記出力手段は、前記決定手段により決定された前記電源回路の駆動周波数を特定するための信号を前記レンズ装置に出力することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を変更することができるレンズ装置であるか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記出力手段は、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を変更することができるレンズ装置であることが前記判定手段により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を特定する信号を当該レンズ装置に出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数は、前記撮像素子から信号が読み出されるタイミングに同期した信号の周波数であることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を前記レンズ装置に供給する電源回路をさらに有し、
    前記出力手段は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有するか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記撮像装置に備わる前記電源回路は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を前記レンズ装置に供給することと、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズに内蔵される部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の入力電圧を前記レンズ装置に供給することとの何れかを行い、
    前記出力手段は、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有しないと前記判定手段により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力し、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有すると前記判定手段により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の入力電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記出力手段は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の検出の結果に基づいて、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の値が所定の範囲内になるように、当該駆動電圧を変更することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
  9. 前記レンズ装置に備わる部品は、レンズを含むことを特徴とする請求項2〜8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置に着脱可能なレンズ装置であって、
    前記レンズ装置が接続された前記撮像装置から、前記レンズ装置に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号を取得する取得手段を有することを特徴とするレンズ装置。
  11. 前記レンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路と、
    前記取得手段により取得された信号に基づいて前記電源回路の駆動周波数を設定する設定手段と、を有し、
    前記取得手段は、前記電源回路の駆動周波数を特定するための信号を、前記接続された撮像装置から取得することを特徴とする請求項10に記載のレンズ装置。
  12. 前記レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数は、前記撮像装置の撮像素子から信号が読み出されるタイミングに同期した信号の周波数であることを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  13. 前記設定手段は、所定の条件が成立しても、前記接続された撮像装置から、前記レンズ装置に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号が前記取得手段により取得されない場合には、所定の駆動周波数を前記電源回路の駆動周波数として設定することを特徴とする請求項11又は12に記載のレンズ装置。
  14. 前記接続された撮像装置から供給された電圧であって、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を検出する検出手段をさらに有し、
    前記検出手段により検出された駆動電圧により前記部品が駆動することを特徴とする請求項10に記載のレンズ装置。
  15. 前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の供給を前記接続された撮像装置に要求する要求手段をさらに有することを特徴とする請求項14に記載のレンズ装置。
  16. 前記接続された撮像装置が、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を供給することが可能であるか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記要求手段は、前記接続された撮像装置が、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を供給することが可能であると前記判定手段により判定された場合に、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の供給を前記接続された撮像装置に要求することを特徴とする請求項15に記載のレンズ装置。
  17. 前記レンズ装置に備わる部品は、レンズを含むことを特徴とする請求項11〜16の何れか1項に記載のレンズ装置。
  18. 撮像素子と、
    レンズ装置を着脱可能に装着する装着手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号を出力する出力工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  19. 前記出力工程は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の駆動周波数を特定するための信号を前記レンズ装置に出力することを特徴とする請求項18に記載の撮像装置の制御方法。
  20. ユーザによる操作に基づいて設定された前記撮像装置の撮影モードに基づいて、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を決定する決定工程をさらに有し、
    前記出力工程は、前記決定工程により決定された前記電源回路の駆動周波数を特定するための信号を前記レンズ装置に出力することを特徴とする請求項19に記載の撮像装置の制御方法。
  21. 前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を変更することができるレンズ装置であるか否かを判定する判定工程をさらに有し、
    前記出力工程は、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を変更することができるレンズ装置であることが前記判定工程により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数を特定する信号を当該レンズ装置に出力することを特徴とする請求項19又は20に記載の撮像装置の制御方法。
  22. 前記レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数は、前記撮像素子から信号が読み出されるタイミングに同期した信号の周波数であることを特徴とする請求項19〜21の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  23. 前記撮像装置は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を前記レンズ装置に供給する電源回路をさらに有し、
    前記出力工程は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項18に記載の撮像装置の制御方法。
  24. 前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有するか否かを判定する判定工程をさらに有し、
    前記撮像装置に備わる前記電源回路は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を前記レンズ装置に供給することと、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズに内蔵される部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の入力電圧を前記レンズ装置に供給することとの何れかを行い、
    前記出力工程は、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有しないと前記判定工程により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力し、前記装着手段により装着されたレンズ装置が、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路を有すると前記判定工程により判定された場合に、当該レンズ装置に備わる前記電源回路の入力電圧を当該レンズ装置に供給することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項23に記載の撮像装置の制御方法。
  25. 前記出力工程は、前記装着手段により装着されたレンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の検出の結果に基づいて、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の値が所定の範囲内になるように、当該駆動電圧を変更することを指示する信号を、前記撮像装置に備わる前記電源回路に出力することを特徴とする請求項23又は24に記載の撮像装置の制御方法。
  26. 前記レンズ装置に備わる部品は、レンズを含むことを特徴とする請求項19〜25の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  27. 撮像装置に着脱可能なレンズ装置の制御方法であって、
    前記レンズ装置が接続された前記撮像装置から、前記レンズ装置に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号を取得する取得工程を有することを特徴とするレンズ装置の制御方法。
  28. 前記レンズ装置に備わる電源回路であって、当該レンズ装置に備わる部品の駆動手段に電力を供給する電源回路の駆動周波数を、前記取得工程により取得された信号に基づいて設定する設定工程を有し、
    前記取得工程は、前記電源回路の駆動周波数を特定するための信号を、前記接続された撮像装置から取得することを特徴とする請求項27に記載のレンズ装置の制御方法。
  29. 前記レンズ装置に備わる前記電源回路の駆動周波数は、前記撮像装置の撮像素子から信号が読み出されるタイミングに同期した信号の周波数であることを特徴とする請求項28に記載のレンズ装置の制御方法。
  30. 前記設定工程は、所定の条件が成立しても、前記接続された撮像装置から、前記レンズ装置に電力を供給する電源回路の動作方法を特定するための信号が前記取得工程により取得されない場合には、所定の駆動周波数を前記電源回路の駆動周波数として設定することを特徴とする請求項28又は29に記載のレンズ装置の制御方法。
  31. 前記接続された撮像装置から供給された電圧であって、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を検出する検出工程をさらに有し、
    前記検出工程により検出された駆動電圧により前記部品が駆動することを特徴とする請求項27に記載のレンズ装置の制御方法。
  32. 前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の供給を前記接続された撮像装置に要求する要求工程をさらに有することを特徴とする請求項31に記載のレンズ装置の制御方法。
  33. 前記接続された撮像装置が、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を供給することが可能であるか否かを判定する判定工程をさらに有し、
    前記要求工程は、前記接続された撮像装置が、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧を供給することが可能であると前記判定工程により判定された場合に、前記レンズ装置に備わる部品を駆動するための駆動電圧の供給を前記接続された撮像装置に要求することを特徴とする請求項32に記載のレンズ装置の制御方法。
  34. 前記レンズ装置に備わる部品は、レンズを含むことを特徴とする請求項28〜33の何れか1項に記載のレンズ装置の制御方法。
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