JP2015105819A - グリル扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】火傷の危険や不快な思いをさせる虞のないグリル扉を提供する。【解決手段】グリル庫を開閉する扉本体の上端部分に、樹脂材料による上縁部材12を装着し、その上縁部材12の上面には、所定の感知温度以上になったことを感知して所定の文字または図形を表示する表示部13を設ける。樹脂材料は高い断熱性を有しているので、たとえ扉本体が高温になっても樹脂材料で形成された上縁部材12はそれほど高温にならず、ユーザーがうっかりと上縁部材12に手を触れても火傷を負うことがない。また、上縁部材が熱くなると、表示部13に文字または図形が表示されてユーザーがそのことを容易に認識できるので、ユーザーがうっかりと上縁部材に手を触れて不快な思いをする虞も回避することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、グリル付コンロのグリル庫を開閉するグリル扉に関する。
五徳上に置かれた鍋などを加熱調理するコンロバーナーと、グリル庫内で調理物を加熱するグリルバーナーとを備えたグリル付コンロが知られている。グリル付コンロの前面側中央部にはグリル扉が設けられており、グリル扉を開けてグリル庫内に調理物を置き、グリル扉を閉じて加熱調理することが可能となっている。グリル扉を閉じることで、グリル庫内を高温に保って調理物を加熱調理することができる。また、加熱調理後はグリル扉を開いてグリル庫内から調理物を取り出す。
ここでグリル扉は、加熱調理中の輻射熱によって高温になる。このため、グリル庫内から調理物を取り出す際に、グリル扉に手が触れてユーザーが火傷する虞がある。そこで、グリル扉の上端に断熱性のある樹脂製部材を装着することで、ユーザーの手が触れた時の火傷を防止する技術が提案されている(特許文献1)。更には、グリル扉の上端に装着された樹脂製部材が局所的に加熱されて変形し、破損し易くなることを回避するために、グリル扉の上端と樹脂製部材との間に熱拡散部材を介在させるようにした技術も提案されている(特許文献2)。
特開平6−26659号公報 特開2009−257597号公報
しかし、提案されている技術では、グリル扉の上端に樹脂製部材を装着することで、却ってユーザーに不快な思いをさせてしまう可能性があるという問題があった。これは次のような理由による。先ず、断熱性に優れた樹脂材料であっても全く熱を伝えないわけではないので、グリル扉が高温になれば、樹脂製部材の上端のユーザーの手が触れる部分の温度も上昇する。そして、人間の熱に対する感覚は敏感なので、火傷には決してならない程度の低い温度であっても「熱い」と感じて不快な思いをする虞がある。加えて、グリル扉の上端に樹脂製部材が装着されていると、「触れても熱くはないだろう」とユーザーが思ってしまい勝ちなので、うっかりと手を触れてしまう可能性が高くなる。このような理由から、グリル扉の上端に樹脂製部材を装着することで、却ってユーザーに不快な思いをさせてしまう可能性が生じていた。
この発明は従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、ユーザーに火傷を負わせたり、不快な思いをさせたりする虞のないグリル扉の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために本発明のグリル扉は次の構成を採用した。すなわち、
グリル付コンロに設けられたグリル庫を該グリル付コンロの前面側で開閉するグリル扉において、
前記グリル庫を開閉する扉本体と、
樹脂材料によって形成され、前記扉本体の上端部分に設けられた上縁部材と
を備え、
前記上縁部材の上面には、所定の感知温度以上になったことを感知して所定の文字または図形を表示する表示部が設けられている
ことを特徴とする。
かかる本発明のグリル扉においては、グリル庫を開閉する扉本体の上端部分に、樹脂材料による上縁部材が設けられており、その上縁部材の上面には、所定の感知温度以上になったことを感知して所定の文字または図形を表示する表示部が設けられている。樹脂材料は一般に高い断熱性を有しているので、たとえ扉本体が高温になっても樹脂材料で形成された上縁部材の温度はそれほど上昇しない。このため、ユーザーがうっかりとグリル扉の上縁部材に手を触れても火傷を負うことがない。また、上縁部材の温度が感知温度以上に昇温すると表示部に文字または図形が表示されるので、ユーザーがそのことを容易に認識できる。このため、ユーザーがうっかりと上縁部材に手を触れてしまい、不快な思いをする虞も回避することができる。
また、上述した本発明のグリル扉においては、長手方向を有する形状の上縁部材の少なくとも中央部分には、表示部を設けることとしてもよい。
上縁部材は長手方向の中央部分が最も温度が高くなる。従って、上縁部材の端部に手が触れてもユーザーが不快に思わない場合でも、上縁部材の中央部分に手が触れると不快に思う場合がある。このような場合でも、上縁部材の中央に表示部を設けておけば、表示部に文字または図形が表示されるので、ユーザーがうっかりと手を触れてしまい不快に思う虞を回避することができる。
また、上述した本発明のグリル扉においては、表示部で文字または図形を表示する感知温度を、略70℃に設定することとしてもよい。ここで「略70℃」とは、表示部の製造バラツキを含めた70℃という意味である。例えば、表示部が、所定の温度以上になると色が変化する特殊な塗料(感温塗料)を用いて形成されている場合は、感温塗料で色が変化する温度が、最大で±5℃程度のバラツキを有しているので、「略70℃」とは65℃〜75℃の温度範囲を指す。
人間が物の表面に触った時に「熱い」と感じて思わず手を引っ込める温度は、ほぼ70℃であることが経験上から分かっている。従って、感知温度を略70℃に設定しておけば、ユーザーに不快な思いをさせる事態を効率よく回避することが可能となる。
また、上述した本発明のグリル扉においては、次のようにして表示部を形成しても良い。先ず、上縁部材の上面に凹部を形成し、その凹部内に感温シールを貼付することによって、表示部を形成してもよい。
感温シールを用いれば、簡単に表示部を形成することができる。また、凹部内に感温シールを貼付しておけば、グリル付コンロを長年使用している間の摩耗によって、たとえば感温シールの端の部分から剥がれてくるといった事態を防止することが可能となる。
また、上述した本発明のグリル扉においては、上縁部材の上面の複数箇所に表示部を設けることとしてもよい。
こうすれば、上縁部材の複数箇所で文字または図形を表示して、ユーザーに注意喚起することができるので、ユーザーに不快な思いをさせる虞をより確実に回避することができる。
また、複数の表示部を備える上述した本発明のグリル扉においては、複数の表示部間で互いに感知温度を異ならせてもよい。
こうすれば、上縁部材の温度によって、文字または図形を表示する表示部を変更したり、追加したりすることができるので、ユーザーに注意喚起する態様の自由度が生じる。このため、上縁部材の温度が高くなってユーザーの手が触れた時に不快に思う程度が大きくなるほど、強く注意喚起することができるので、ユーザーに不快な思いをさせる虞をより確実に回避することが可能となる。
また、表示部の感知温度が異なる上述した本発明のグリル扉において、文字または図形を表示した表示部は、少なくとも次のような温度になるまでは、文字または図形を表示するようにしても良い。すなわち、複数の表示部の各々は、その表示部よりも感知温度が高い表示部の感知温度に少なくとも達するまでは、所定の文字または図形を表示するようにしてもよい。
こうすれば、最も感知温度の低い表示部で文字または図形が表示された後は、上端部材の温度がその温度よりも低くならない限り、必ず何れかの表示部で文字または図形が表示されているようにすることができる。このため、ユーザーに不快な思いをさせる虞を確実に回避することができる。また、それぞれの表示部で文字または図形を表示する温度範囲を狭くすることができるので、温度範囲は狭いが入手の容易な感温シールや感温塗料などを用いて表示部を形成することも可能となる。
本実施例のグリル扉10を搭載したグリル付コンロ1の全体形状を示す斜視図である。 グリル扉10の上端に装着された上縁部材12の詳細な形状を示した斜視図である。 上縁部材12に設けられた表示部13の表示が切り換わる様子を例示した説明図である。 第1変形例についての説明図である。 第2変形例についての説明図である。
図1は、本実施例のグリル扉10を搭載したグリル付コンロ1の全体形状を示す斜視図である。図示したグリル付コンロ1では、上面に設けられた天板2の2箇所にコンロバーナー3が突設されており、グリル付コンロ1の内部にはグリル庫4が形成され、更に、グリル庫4内には図示しないグリルバーナーが設けられている。また、グリル庫4内にはグリル皿受5が収納されており、グリル皿受5の上にはグリル皿6が載置され、グリル皿6の上にはグリル焼網7が載置されている。そして、グリル付コンロ1の前面側に設けられたグリル扉10を引き出すことによって、グリル皿6およびグリル焼網7をグリル皿受5ごとグリル庫4内から引き出すことができる。尚、図1に示されるようにグリル扉10を引き出した状態が、グリル庫4を開いた状態である。また、グリル扉10を引き出しておらず、グリル付コンロ1の前面とグリル扉10とがほぼ面一となっている状態が、グリル庫4を閉じた状態となる。
グリル扉10は、主に板金部材によって形成されて、前面側から見ると横長の矩形形状の扉本体11と、扉本体11の上端部分に取り付けられた上縁部材12とを備えている。扉本体11の前面側中央には大きな開口部11wが形成されており、開口部11wの前面側には耐熱性のガラス板11gが装着されている。また、上縁部材12は、扉本体11の上端を覆うような断面形状を有する細長い棒状部材であり、断熱性および耐熱性に優れた硬質樹脂材料によって形成されている。
グリルバーナーで調理物を加熱調理する際には、グリル扉10を引き出してグリル焼網7の上に調理物を置いた後、グリル庫4を閉じてグリルバーナーに点火する。グリル庫4はグリル扉10で閉じられているのでグリルバーナーの熱が逃げにくく、調理物を高温で加熱調理することができる。また、加熱調理中の調理物の様子は、ガラス板11gを介して開口部11wから視認することができる。そして、加熱調理の終了後はグリル扉10を引き出して調理物を取り出す。この時、ユーザーの手がグリル扉10に触れた場合でも、グリル扉10の上端は断熱性に優れた上縁部材12で保護されているので、ユーザーが火傷する虞はない。
もっとも、如何に断熱性に優れていても、扉本体11が高温になれば上縁部材12の温度が上昇するので、ユーザーの手が触れた時に(火傷には到らないまでも)「熱い」と感じて思わず手を引っ込める事態は生じる。更に、グリル扉10の上端が上縁部材12で保護されていることがユーザーの油断を誘って、うっかりと手を触れてしまい易くなるため、ユーザーに不快な思いをさせてしまう事態が生じ易くなる。そこで、本実施例のグリル扉10では、扉本体11の上端に次のような上縁部材12を装着した。
図2は、本実施例のグリル扉10の上端に装着された上縁部材12の詳細な形状を示した斜視図である。図示されるように本実施例の上縁部材12には、長手方向の中央部分に表示部13が設けられている。この表示部13は、上縁部材12の上端中央部分に平坦部12pが形成され、その平坦部12pに形成された凹部12dの底面部分に感温シール13a〜13cが貼付されて形成されている。尚、本実施例では、3枚の感温シール13a〜13cが貼付されているものとして説明するが、貼付される感温シールの枚数は3枚に限られるものではなく、3枚以外の複数枚であっても良いし、1枚であっても良い。
これら感温シール13a〜13cには、室温では何も表示されていないが、感温シール13a〜13c毎に定められた所定の感知温度以上になると、所定の文字(あるいは図形)が現れるようになっている。また、文字あるいは図形が表示された後に再び感知温度以下まで低下すると、文字あるいは図形が見えなくなる。このようにすることで、ユーザーがうっかりとグリル扉10の上縁部材12に手を触れてしまい、不快な思いをする虞を回避することができる。以下、この点について説明する。
図3は、上縁部材12の温度が上昇するに従って、表示部13の表示が切り換わる様子を例示した説明図である。上縁部材12の温度が第1閾値温度よりも低い場合は、図3(a)に示されるように、何れの感温シール13a〜13cにも文字や図形は表示されていない。ここで第1閾値温度は、手が触れた時にユーザーが「熱い」と感じて思わず手を引っ込める温度(本実施例では、70℃)に設定されている。逆に言えば、第1閾値温度以下であれば、たとえ上縁部材12に手が触れてもユーザーが不快に感じることはない。
上縁部材12の温度が上昇して第1閾値温度を超えると、図3(b)に示したように、感温シール13bに黄色で「注意」という文字が現れる。これは、感温シール13bの感知温度が第1閾値温度に設定されているためである。尚、実際には、感温シールの感知温度には最大で±5℃程度の誤差が存在する。従って、感温シール13bの感知温度は、第1閾値温度(本実施例では70℃)±5℃の範囲に存在することになる。また、感温シール13aや感温シール13cについては、感知温度が第1閾値温度よりも高い温度に設定されているので、この段階では文字などが表示されることはない。
しかし、上縁部材12の温度が更に上昇して、第1閾値温度よりも高温の第2閾値温度を超えると、図3(c)に示したように、感温シール13aにオレンジ色で「高温」という文字が現れる。これは、感温シール13aの感知温度が第2閾値温度に設定されているためである。更に上縁部材12の温度が上昇して、第2閾値温度よりも高温の第3閾値温度を超えると、図3(d)に示したように、感温シール13cに赤色で「危険」という文字が現れる。これは、感温シール13cの感知温度が第3閾値温度に設定されているためである。尚、本実施例では、感温シール13a〜13cでは感知温度だけでなく、表示される文字や、文字の色も異なるものとして説明するが、表示される文字は同じであっても構わない。また、表示される文字の色は、暖色系の目立ち易い色であればよく、感温シール13a〜13cの何れか(あるいは全て)が同じ色であっても良い。
このように本実施例のグリル扉10は、上端部分を断熱性のある上縁部材12で保護するだけでなく、上縁部材12の温度が第1閾値温度を超えると、ユーザーの注意を喚起する文字などが表示部13に表示されるようになっている。このため、グリル扉10の上端が上縁部材12で保護されていることにユーザーが油断して、高温になった上縁部材12にユーザーの手が触れてしまい、不快な思いをする事態を回避することができる。
特に、グリル付コンロ1には、グリルバーナーの炎が消えた状態ではグリル扉10が高温になっているのかが分かり難いという事情が存在する。例えば、図1に例示したように、グリル扉10が引き出されてグリル焼網7に調理物が載せられていない場合は、加熱調理の開始前であってグリル扉10は冷えた状態にあると考えることが通常と思われる。しかし実際には、加熱調理を終えてグリル焼網7から調理物を取り出した直後であって、グリル扉10が高温になっている場合もある。このような場合に、ユーザーの手が上縁部材12に触れるとユーザーに不快感を与えてしまう。グリル扉10が閉じている場合にも全く同様なことが当て嵌まる。すなわち、グリル扉10が閉じており、且つ、グリルバーナーの炎が消えている場合は、通常はグリル扉10は冷えているものと考えがちである。しかし実際には、加熱調理を終えた調理物をグリル焼網7から取り出してグリル扉10を閉じた直後で、グリル扉10が高温になっている場合もある。このような場合にも、ユーザーの手が上縁部材12に触れるとユーザーに不快感を与えてしまう。
しかし、本実施例のグリル扉10では、手が触れた時に不快に感じる第1閾値温度を上縁部材12が超えると、注意喚起する表示(ここでは「注意」という文字)が表示部13に現れる。このため、ユーザーがうっかりと上縁部材12に触れてしまい、不快に感じる虞を回避することができる。また、こうした表示は、上縁部材12の温度が高くなっている場合にだけ表示される。このため、常に表示されている場合とは異なって、ユーザーに強く注意喚起することができる。加えて、図3に例示したように、上縁部材12の温度が高くなり、従ってユーザーが不快に感じる度合いが強くなるほど、多くの箇所でユーザーに注意喚起するので、ユーザーに不快感を与える虞をより一層効果的に回避することが可能となる。
また、図2に示されるように、表示部13は上縁部材12の長手方向のほぼ中央に設けられている。これは、上縁部材12は、長手方向の中央付近が最も温度が上がり易いので、上縁部材12の端部付近を触っても「熱い」とは感じない場合でも、中央付近を触ると「熱い」と感じる場合があることを考慮して、ユーザーに不快な思いをさせる虞を確実に回避するためである。また、感知温度の異なる3つの感温シール13a〜13cのうち、最も感知温度が低い感温シール13bが表示部13の中央に貼付されている理由も、同様なことを考慮したためである。
更に、図2に示したように、感温シール13a〜13cは、凹部12dの底面部分に貼付されている。このため、グリル付コンロ1の長期の使用に伴って、摩耗によって感温シール13a〜13cが、例えば端部から剥がれることを防止することができる。また、感温シール13a〜13cは別々に貼付されているので、たとえ感温シール13a〜13cの中の1つが剥がれることがあっても、そのことが原因で残りの感温シールが剥がれ易くなることを回避することができる。
上述した本実施例のグリル扉10には幾つかの変形例が存在する。以下では、これら変形例について、本実施例との相違点を中心として簡単に説明する。
上述した実施例では、感温シール13a〜13cは、それぞれの感知温度よりも十分に高い温度まで文字などを表示可能であるものとして説明した。従って、上縁部材12の温度が高くなるに従って、文字を表示する感温シール13a〜13cの数が増えていく。しかし、上縁部材12の温度が高くなるに従って、文字を表示する感温シール13a〜13cが切り換わるようにしても良い。
図4には、このような第1変形例のグリル扉10で用いられる感温シール13a〜13cの表示温度範囲(文字などが表示される温度範囲)が例示されている。図示した例では、上縁部材12の温度がそれほど高くない範囲では感温シール13bで文字などが表示され、それより高い温度範囲では感温シール13aで文字などが表示され、更に高い温度範囲では感温シール13cで文字などが表示される。こうすれば、感温シール13bでは、感温シール13aで文字が表示される温度になるまで文字を表示できれば良く、また、感温シール13aでは、感温シール13cで文字が表示される温度になるまで文字を表示できればよい。このため、少なくとも感温シール13a,13bについては、表示温度範囲の狭い感温シールを使用することができる。
また、感温シール13bの表示温度範囲の高温側は、感温シール13aの表示温度範囲の低温側と重複しており、感温シール13aの表示温度範囲の高温側は、感温シール13cの表示温度範囲の低温側と重複している。更に、重複量は、それぞれの感温シール13a〜13cで表示温度範囲が最大で±5℃程度ばらつくことを考慮しても、確実に表示温度範囲が重複するような値(例えば、重複量が15℃)に設定されている。このため、手が触れた時にユーザーが不快に感じる程度まで上縁部材12の温度が高くなっている場合には、感温シール13a〜13cの少なくとも何れかでは注意喚起の文字などが表示されている。その結果、熱くなった上縁部材12にユーザーの手が触れてしまい、不快な思いをさせる事態を確実に回避することが可能となる。
また、上述した実施例および変形例では、感温シール13a〜13cには文字が表示されるものとして説明した。しかし、ユーザーに注意喚起することができるのであれば、文字以外のものを表示しても良い。例えば、図5に例示したように、炎を表す図形や、感嘆符を表す図形などを表示するようにしても良い。
以上、本実施例および各種の変形例のグリル扉10について説明したが、本発明は上記の実施例や変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
たとえば、上述した実施例および変形例では、感温シール13a〜13cが貼付されることによって表示部13が形成されているものとして説明した。しかし、感温塗料を塗布することによって表示部13を形成しても構わない。
また、上述した実施例および変形例では、感温シール13a〜13cが表示温度範囲になると、暖色系の文字あるいは図形が表示されるものとして説明した。しかし、表示温度範囲になると、文字などの背景部分の色が変わって、暖色系の背景の中に例えば黒色などで文字(あるいは図形)が現れるようにしても良い。
1…グリル付コンロ、 2…天板、 3…コンロバーナー、
4…グリル庫、 5…グリル皿受、 6…グリル皿、
7…グリル焼網、 10…グリル扉、 11…扉本体、
11g…ガラス板、 11w…開口部、 12…上縁部材、
12d…凹部、 12p…平坦部、 13…表示部、
13a〜13c…感温シール。

Claims (7)

  1. グリル付コンロに設けられたグリル庫を該グリル付コンロの前面側で開閉するグリル扉において、
    前記グリル庫を開閉する扉本体と、
    樹脂材料によって形成され、前記扉本体の上端部分に設けられた上縁部材と
    を備え、
    前記上縁部材の上面には、所定の感知温度以上になったことを感知して所定の文字または図形を表示する表示部が設けられている
    ことを特徴とするグリル扉。
  2. 請求項1に記載のグリル扉において、
    前記上縁部材は長手方向を有する形状の部材であり、
    前記表示部は、前記上縁部材の長手方向の少なくとも中央部分に設けられている
    ことを特徴とするグリル扉。
  3. 請求項1または請求項2に記載のグリル扉において、
    前記表示部は、前記感知温度が略70℃に設定されている
    ことを特徴とするグリル扉。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のグリル扉において、
    前記上縁部材には、上面に凹部が形成されており、
    前記表示部は、前記凹部内に感温シールを貼付することによって形成されている
    ことを特徴とするグリル扉。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のグリル扉において、
    前記表示部は、前記上縁部材の上面の複数箇所に設けられている
    ことを特徴とするグリル扉。
  6. 請求項5に記載のグリル扉において、
    前記上縁部材の上面に設けられた複数の前記表示部は、前記感知温度が互いに異なっている
    ことを特徴とするグリル扉。
  7. 請求項6に記載のグリル扉において、
    前記複数の表示部の各々は、該表示部よりも前記感知温度が高い前記表示部の該感知温度に少なくとも達するまでは、前記所定の文字または図形を表示する
    ことを特徴とするグリル扉。
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