JP2015105517A - 自動水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観を損なうことがないように検知センサを配置するとともに、確実且つ好適に、この検知センサで被検知物体を検知させて自動吐水させることを可能にした自動水栓を提供する。
【解決手段】吐水口1aを備えた吐水部1と、吐水口1aよりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部2と、検知センサ部2からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部27とを備える。これに加えて、吐水部1が、突設された支持部15と、支持部15の先端15b側に配設されるとともに吐水口1aが形成された吐水部本体12とを備え、検知センサ部2を、吐水部本体12に設けるとともに、吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動水栓に関する。
従来、赤外線センサや光電センサ、電波センサなどの検知センサ(検知センサ部)で手などの物体を検知すると自動的に吐水し、検知センサによる検知領域内から物体が外れると自動的に止水するように構成した自動水栓(自動水栓装置)がキッチンカウンターや、トイレ、洗面所の洗面化粧台などに多用されている。
また、この種の自動水栓には、例えば、基端をキッチンカウンターや洗面化粧台の天板などに固定して突設された支持部と、水を吐出する吐水口を備え、支持部の先端側に配設されたヘッド部(吐水部本体)とを備えて吐水部を構成し、さらに、吐水部の支持部に検知センサを設けて構成したものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これにより、手などの被検知物体を吐水口側に出すと、支持部に設けられた検知センサでこれを検知し、自動的に吐水させることができる。
特開2012−136828号公報 特開2012−172383号公報
しかしながら、上記従来の自動水栓においては、ヘッド部の吐水口と、支持部に設けられた検知センサが離れているため、吐水口に手をかざすなどした際に検知センサで検知されにくく、吐水されないケースがある。また、逆に、確実に手などの物体を検知できるように検知センサの検知範囲を前方に広げると、吐水口からの吐水を誤検知して吐水されてしまうという問題があった。
また、吐水部の支持部に検知センサを設けた場合などでは、検知センサが大きく露出し、自動水栓(吐水部)の意匠性の低下を招くという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑み、外観を損なうことがないように検知センサを配置するとともに、確実且つ好適に、この検知センサで被検知物体を検知させて自動吐水させることを可能にした自動水栓を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の自動水栓は、吐水口を備えた吐水部と、前記吐水口よりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部と、前記検知センサ部からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部とを備えた自動水栓において、前記吐水部が、固定面から突設された支持部と、前記支持部の先端側に配設されるとともに前記吐水口が形成された吐水部本体とを備えており、前記検知センサ部が、前記吐水部本体に設けられるとともに、前記吐水口の後方に、且つ前記吐水口に隣接して配設されていることを特徴とする。
また、本発明の自動水栓においては、前記吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向と、前記検知センサ部の検知軸方向とが略平行になるように、前記吐水口と前記検知センサ部が設けられていることが望ましい。
ここで、本発明における「略平行」とは、検知センサ部を吐水口の後方に、且つ吐水口に隣接して配設した構成において、吐水口からの吐水と検知センサ部の検知領域がかぶりにくく、吐水による検知センサ部の誤検知の発生を抑止できる程度に、吐水の吐水軸方向と検知センサ部の検知軸方向とが平行もしくは平行に近い状態にあることを意味する。
さらに、本発明の自動水栓においては、前記吐水部本体が、前記吐水口が形成されるとともに前記支持部の先端側に着脱可能に設けられたヘッド部と、前記支持部の先端側に一体に設けられた前記検知センサ部とを備えてなり、前記ヘッド部が、前記支持部及び前記検知センサ部と分離し、前記支持部から前記ヘッド部の前記吐水口に繋がる水栓ホースとともに引出可能に設けられていることがより望ましい。
また、本発明の自動水栓においては、前記ヘッド部が、上方に、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部を設けて形成されていることがさらに望ましい。
本発明の自動水栓においては、検知センサ部(検知センサ)が、吐水部の支持部の先端側に設けられ、吐水口を備えた吐水部本体に配設されるとともに、使用者から見て吐水口の後方に、且つ吐水口に隣接して配設されているため、検知センサを見えにくくすることができ、吐水部ひいては自動水栓の意匠性を向上させることができる。
また、吐水口の後方に検知センサ部があることで、吐水部前方での動作により誤って吐水されることがない上、支持部の先端側の吐水部本体に、且つ吐水口の後方に隣接して検知センサ部が設けられていることで、使用者が手(被検知物体)を奥まで突き出すことなく、手を吐水口付近にかざすなどすれば、確実に検知センサ部がこれを検知し吐水させることが可能になる。また、吐水部(吐水口)に対して横方向の側方から手などの物体を入れた場合であっても、吐水口の後方に隣接して検知センサ部が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部がこれを検知し吐水させることが可能になる。これにより、高精度で、使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
また、本発明の自動水栓においては、吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向(吐出軸方向)と、検知センサ部の検知軸方向(検知領域の中心軸方向)とが略平行になるように、吐水口と検知センサ部が設けられていることで、吐水と検知センサ部の検知領域(検知範囲)がかぶりにくく、吐水による検知センサ部の誤検知の発生を抑止することができる。これにより、高精度で、より使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
さらに、本発明の自動水栓においては、吐水部本体が、支持部の先端側に着脱可能に設けられたヘッド部と、支持部の先端側に一体に設けられた検知センサ部とを備え、ヘッド部が、支持部及び検知センサ部と分離して引出可能に設けられていることにより、検知センサ部を支持部の先端側に残した状態で、吐水口が形成されたヘッド部を水栓ホースとともに引き出して使用することができる。これにより、検知センサ部の配線などをヘッド部に延設する必要がなく、ヘッド部を引出可能で収納可能に構成する場合であっても、検知センサ部の配線などを引出可能で収納可能に構成する必要がない。
また、本発明の自動水栓においては、ヘッド部が、上方に、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部を設けて形成されていることにより、ヘッド部を引き出して使用する際に、使用者がこのヘッド部の凸部に指をかけて掴むようにしながらヘッド部を引き出すことができる。これにより、吐水口の後方に隣接させて検知センサ部を設けるように構成した場合であっても、ヘッド部の引出時や収納時に検知センサ部の検知領域に指がかかることを抑止することが可能になる。
すなわち、ヘッド部に凸部がない場合には、ヘッド部を使用者が手で持って引き出そうとするとき、ヘッド部の側方(側面側)や下方に指をかけてしまい、この使用者の指が検知センサ部で誤検知され、吐水されてしまうおそれがある。
これに対し、本発明のように、ヘッド部の上方に左右に張り出す凸部が形成されていると、ヘッド部を使用者が手で持って引き出そうとするとき、自然とこのヘッド部の凸部に指をかけて掴むように促すことができる。そして、このように使用者が掴むヘッド部の位置を、凸部を設けた上方に誘導できることで、吐水口の後方に隣接させて検知センサ部を設けるように構成した場合であっても、ヘッド部の引出時や収納時に検知センサ部の検知領域に指がかかることを抑止することが可能になる。これにより、高精度で、さらに使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る自動水栓を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓を示す図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す斜め上側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す正面下側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部のヘッド部を引き出した状態を示す図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係る自動水栓について説明する。
本実施形態の自動水栓Aは、例えば図1に示すように、キッチンカウンターやトイレ、洗面所の洗面化粧台などに設置され、吐水部1の検知センサ2a(検知センサ部2)で手などの物体を検知すると自動的に吐水し、検知センサ2aによる検知領域(検知範囲)内から物体が外れると自動的に止水するように構成された水栓装置である。
また、この自動水栓Aは、例えば水汲みを行う場合など、長時間吐水を続けたい場合に、手動操作レバー3a(手動操作部3)を操作すると、手動水栓としても使用できるように構成されている。
具体的に、本実施形態の自動水栓Aは、図1及び図2に示すように、給水路4及び給湯路5(給水管及び給湯管)が繋がる水栓本体部6と、水栓本体部6の上部に設けられた手動操作部3と、吐水口1aを有する吐水部1とが主な構成要素とされている。
水栓本体部6は、その内部に混合弁としての弁カートリッジ7を収容して構成されており、この弁カートリッジ7に対して水と湯をそれぞれ供給する給水路4と給湯路5が接続されている。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水部1の吐水口1aに繋がる吐水路(吐水管、水栓ホース)8が設けられ、この吐水路8と水栓本体部6の弁カートリッジ7が手動吐水流路(手動吐水管)9と自動吐水流路(自動吐水管)10の2つの流路で接続されている。
さらに、手動操作部3は、水栓本体部6に対して上下方向に延びる回動軸周りに回動自在に、且つ傾動自在に接続されるとともに、この手動操作部3に従動させるように弁カートリッジ7に接続されている。また、シンクやボール側、使用者側の前方に向けて突出し、水栓本体部6の弁カートリッジ7を手動操作するための手動操作レバー3aを備えている。そして、この手動操作レバー3aを左右方向に移動させて手動操作部3を上下方向に延びる回動軸周りに回動させると、弁カートリッジ7が従動し、これに伴いその回動量に応じて給水と給湯の混合割合が変わり、手動吐水状態での吐水温度が調節される。また、手動操作レバー3aを上下方向に移動させて手動操作部3を上下方向に傾動させると(引き上げ/引き下げ操作すると)、弁カートリッジ7が従動し、手動操作レバー3aの移動量に応じて手動吐水状態における吐水量が調節される。
さらに、自動吐水流路10には、自動吐水流路10を開閉する電磁弁などの開閉弁11が設けられている。
一方、本実施形態の吐水部1は、図1から図5に示すように、例えばキッチンカウンターやトイレ、洗面所の洗面化粧台の天板などの固定面に基端15aを接続して突設された支持部15と、支持部15の先端15b側に配設されるとともに吐水口1aが形成された吐水部本体12とを備えて構成されている。
さらに、本実施形態では、吐水部本体12が、吐水口1aが形成されるとともに支持部15の先端15b側に着脱可能に設けられたヘッド部16と、支持部15の先端15b側に一体に設けられた検知センサ部2とを備えて構成されている。
本実施形態では、支持部15が、基端15aから上方に向けて突出し、さらにシンクやボール側の前方に向けて延設されている。また、この支持部15は、図4及び図6に示すように、先端15b側に、先端15b及び両側面に開口し、上面から下面側に向けて凹む係合凹部17と、係合凹部17によって下方部分に突出形成された係合凸部18とを備えて形成されている。また、支持部15の係合凸部18は、下方に突出して形成されており、この下方に突出した係合凸部18の内部に赤外線センサや光電センサ、電波センサなどの検知センサ2aを収容して検知センサ部2が構成されている。
ヘッド部16は、後端16a側に、後端16a及び両側面に開口し、下面から上面側に向けて凹む係合凹部19と、係合凹部19によって上方部分に突出形成された係合凸部20とを備えて形成されている。また、このヘッド部16は、係合凹部19よりも先端16b側の下方に突出した部分の下面に吐水口1aが形成されている。
そして、図4及び図6に示すように、互いの係合凹部17、19と係合凸部18、20を係合させることで、支持部15の先端15b側にヘッド部16が着脱可能に装着して保持される。このように支持部15の先端15b側にヘッド部16を着脱可能に装着して保持した状態で、支持部15とヘッド部16は、互いの上面同士、側面同士がほぼ滑らかに繋がり、また、下面同士も略同一平面上に配設される。
また、吐水路を形成する水栓ホース(吐水管)8が支持部15の内部からヘッド部16の内部に延設され、吐水口1aに接続されている。そして、ヘッド部16を支持部15から外して引き出すと、フレキシブルな水栓ホース8も引き出されるように構成され、これにより、使用者がヘッド部16を引き出し、吐水口1aの向きなどを自在に変えながら使用することができる。
さらに、図3から図6に示すように、係合凹部17、19と係合凸部18、20を係合させて支持部15の先端15b側にヘッド部16を着脱可能に一体に装着した状態で、吐水部本体12に設けられた検知センサ部2が吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されている。また、検知センサ部2は、ヘッド部16の吐水口1aが形成された下面と略同一水平面上に配される支持部15の係合凸部18の下面に検知センサ面が配されるようにして設けられている。すなわち、この検知センサ部2は、ヘッド部16の吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されるとともに、吐水口1aよりも下方に検知領域を形成するように配設されている。
また、本実施形態では、図4に示すように、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向(吐出軸方向)O1と、検知センサ部2の検知軸方向(検知領域の中心軸方向)O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。さらに、本実施形態では、吐水口1aと検知センサ面とが略真下を向くように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。
また、本実施形態のヘッド部16は、図3、図5に示すように、上方に、ヘッド部16の外殻体22によって形成され、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部23を設けて形成されている。さらに、本実施形態では、ヘッド部16の側面が下方から上方に向かうに従い漸次幅方向外側に滑らかに傾斜する曲面状に形成されており、これにより、ヘッド部16の上面側(上方)の幅が下面側(下方)より大きくなって、上方に横方向の左右に張り出した凸部23が形成されている。
さらに、本実施形態では、図1から図5に示すように、吐水部1に、吐水口1aから吐出される吐水の形態を例えば直流とシャワーに切り替えるための操作部21が具備されている。この操作部21は、吐水部1のヘッド部16の外殻体22の内部に収容された周知の切替機構を回動操作(図3の矢印T)して吐水の形態を切り替えるためのものである。
また、本実施形態の操作部21は、吐水口1aが設けられたヘッド部16(吐水部1)の外殻体22の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されている。そして、このように構成された本実施形態の操作部21は、吐水口1aから吐出する吐水と同軸となる切替機構の中心軸O1周りに回動可能に設けられ、この操作部21を左右方向に回動操作して切替機構を駆動させることで、吐水口1aからの吐水の形態を直流やシャワーに切り替えることができる。
また、本実施形態の自動水栓Aの吐水部1は、支持部15にヘッド部16を保持させた状態で、ヘッド部16の係合凸部20の後端16aと支持部15の係合凹部17側の先端15bとの間に配設されるとともに、支持部15に一体に取り付けて配設された1つの表示部(単一の表示部)26を備えて構成されている。
また、この表示部26は、例えば、灯光カバーの内部に光源を収容して構成されている。さらに、本実施形態の表示部26は、光源として複数のLEDが用いられ、これら複数のLEDを灯光カバーの内部に並べて収容し、支持部15にヘッド部16を保持させた状態で灯光カバーが支持部15やヘッド部16と互いの上面同士をほぼ滑らかに繋がるように配設されている。そして、赤色、緑色、青色の光が複数のLEDによって選択的に発光(点灯、点滅、明滅)することで、自動水栓Aの使用者に、表示部(灯光カバー)26の発光色および発光状態で自動吐水状態や手動吐水状態などの吐水制御状態および故障などの警告情報を認識させることができる。
また、本実施形態の自動水栓Aは、図2に示すように、検知センサ部2(検知センサ2a)と開閉弁11と表示部26とに接続され、検知センサ部2からの検知信号に基づいて、開閉弁11の開閉駆動や表示部26による表示形態を制御する制御部27を備えている。
次に、上記構成からなる本実施形態の自動水栓Aの作用及び効果について説明する。
本実施形態の自動水栓Aにおいては、まず、検知センサ部2(検知センサ2a)が、吐水部1の支持部15の先端15b側に設けられ、吐水口1aを備えた吐水部本体12に配設されるとともに、使用者から見て吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されている。このため、従来の自動水栓と比較し、検知センサ2aが見えにくくなり、吐水部1ひいては自動水栓Aの意匠性の向上が図られている。
そして、この自動水栓Aにおいては、検知センサ部2が手などの物体を検知すると、制御部27に検知信号が送られ、この検知信号を受けた制御部27の動作指令によって自動吐水流路10の開閉弁11が開く。これにより、水栓本体部6から自動吐水流路10、吐水路8を流通し、吐水部1の吐水口1aから吐水される。
また、このとき、検知センサ部2が吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されているため、吐水部1前方での動作により誤って吐水されることがない。さらに、使用者が手などを奥まで突き出すことなく、吐水部1の先端側にかざすなどすれば、確実に検知センサ部2がこれを検知して吐水される。
また、吐水部1(吐水口1a)に対して横方向の側方から手などを入れた場合であっても、吐水口1aの後方に隣接して検知センサ部2が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部2がこれを検知して吐水される。
さらに、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向O1と、検知センサ部2の検知軸方向O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。このため、吐水と検知センサ部2の検知領域(検知範囲)がかぶりにくくなり、吐水口1aから吐出した吐水を検知センサ部2が誤検知してしまうことが抑止される。
一方、本実施形態の自動水栓Aでは、図6に示すように、使用者がヘッド部16を手で持って支持部15の先端15bから外し、水栓ホース8とともに引き出して使用することができる。そして、このとき、吐水部本体12が、支持部15の先端15b側に着脱可能に設けられたヘッド部16と、支持部15の先端15b側に一体に設けられた検知センサ部2とを備えて構成されているため、ヘッド部16を支持部15及び検知センサ部2と分離して引き出すと、検知センサ部2が支持部15の先端15b側に残る。
これにより、この自動水栓Aは、検知センサ部2の配線などをヘッド部16に延設する必要がなく、ヘッド部16を引出可能で収納可能に構成した場合であっても、検知センサ部2の配線などを引出可能で収納可能に構成する必要がない。よって、複雑な構成を必要とせず、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、図1から図5に示したように、ヘッド部16が、上方に、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部23を設けて形成されている。
ここで、ヘッド部16に凸部23がない場合には、ヘッド部16を使用者が手で持って引き出そうとするとき、ヘッド部16の側方(側面側)や下方に指をかけてしまい、この使用者の指が検知センサ部2で誤検知され、吐水されてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態の自動水栓Aのように、ヘッド部16の上方に左右に張り出す凸部23が形成されていると、図6に示すように、ヘッド部16を使用者が手で持って引き出そうとするとき、自然と使用者がヘッド部16の凸部23に指をかけて掴み、ヘッド部16を引き出すことになる。すなわち、ヘッド部16の上方に凸部23を設けることで、使用者が掴むヘッド部16の位置が、自然と凸部23を設けた上方に誘導される。これにより、ヘッド部16の引出時や収納時に検知センサ部2の検知領域に指がかかることが抑止され、検知センサ部2で誤検知されて吐水されるという不都合が解消される。
なお、本実施形態の自動水栓Aにおいては、例えば、制御部27が開閉弁11を開く動作指令を出すとともに、表示部26に動作指令を出し、この表示部26が自動吐水状態であることを表すように例えば赤色等で点灯発光する。これにより、使用者は自動吐水状態であることを容易に認識できる。また、使用者が手動操作部3の手動操作レバー3aを操作すると、手動吐水流路9に吐水が流れ、吐水口1aから手動で吐水させることもできる。
したがって、本実施形態の自動水栓Aにおいては、検知センサ部2(検知センサ2a)が、吐水部1の支持部15の先端15b側に設けられ、吐水口1aを備えた吐水部本体12に配設されるとともに、使用者から見て吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されているため、検知センサ2aを見えにくくすることができ、吐水部1ひいては自動水栓Aの意匠性を向上させることができる。
また、吐水口1aの後方に検知センサ部2があることで、吐水部1前方での動作により誤って吐水されることがない。さらに、支持部15の先端15b側の吐水部本体12に、且つ吐水口1aの後方に隣接して検知センサ部2が設けられていることで、使用者が手などを奥まで突き出すことなく、手を吐水口1a付近にかざすなどすれば、確実に検知センサ部2がこれを検知し吐水させることが可能になる。また、吐水口1aに対して横方向の側方から手などを入れた場合であっても、吐水口1aの後方に隣接して検知センサ部2が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部2がこれを検知し吐水させることが可能になる。
よって、本実施形態の自動水栓Aによれば、高精度で、使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向O1と、検知センサ部2の検知軸方向O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられていることで、吐水と検知センサ部2の検知領域がかぶりにくく、吐水による検知センサ部2の誤検知の発生を抑止することができる。これにより、高精度で、より使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
さらに、吐水部本体12が、支持部15の先端側に着脱可能に設けられたヘッド部16と、支持部15の先端15b側に一体に設けられた検知センサ部2とを備え、ヘッド部16が、支持部15及び検知センサ部2と分離して引出可能に設けられていることにより、検知センサ部2を支持部15の先端15b側に残した状態で、吐水口1aが形成されたヘッド部16を水栓ホース8とともに引き出して使用することができる。これにより、検知センサ部2の配線などをヘッド部16に延設する必要がなく、ヘッド部16を引出可能で収納可能に構成する場合であっても、検知センサ部2の配線などを引出可能で収納可能に構成する必要がない。
また、ヘッド部16が、上方に、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部23を設けて形成されていることにより、ヘッド部16を使用者が手で持って引き出そうとするとき、自然とこのヘッド部16の凸部23に指をかけて掴むように促すことができる。そして、このように使用者が掴むヘッド部16の位置を、凸部23を設けた上方に誘導できることで、吐水口1aの後方に隣接させて検知センサ部2を設けるように構成した場合であっても、ヘッド部16の引出時や収納時に検知センサ部2の検知領域に指がかかることを抑止することが可能になる。これにより、高精度で、さらに使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
以上、本発明に係る自動水栓の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、ヘッド部16を引き出して使用できる自動水栓Aを一例として挙げ、説明を行ったが、本発明に係る自動水栓は、ヘッド部16を支持部15に一体形成してなる吐水部1を備えて構成されていてもよく、この場合においても、ヘッド部16を引き出すことに係る作用効果を除き、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、水と湯を吐水可能な自動水栓Aについて説明を行ったが、本発明に係る自動水栓は、勿論、水のみを吐水する自動水栓であってもよい。
1 吐水部
1a 吐水口
2 検知センサ部
2a 検知センサ
3 手動操作部
3a 手動操作レバー
4 給水路
5 給湯路
6 水栓本体部
7 弁カートリッジ
8 吐水路(吐水管、水栓ホース)
9 手動吐水流路(手動吐水管)
10 自動吐水流路(自動吐水管)
11 開閉弁
12 吐水部本体
15 支持部
15a 基端
15b 先端
16 ヘッド部
16a 後端
16b 先端
17 係合凹部
18 係合凸部
19 係合凹部
20 係合凸部
21 操作部
22 ヘッド部の外殻体
23 凸部
26 表示部
27 制御部
A 自動水栓
O1 吐水軸方向
O2 検知軸方向
T 操作部の回動操作方向

Claims (4)

  1. 吐水口を備えた吐水部と、前記吐水口よりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部と、前記検知センサ部からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部とを備えた自動水栓において、
    前記吐水部が、固定面から突設された支持部と、前記支持部の先端側に配設されるとともに前記吐水口が形成された吐水部本体とを備えており、
    前記検知センサ部が、前記吐水部本体に設けられるとともに、前記吐水口の後方に、且つ前記吐水口に隣接して配設されていることを特徴とする自動水栓。
  2. 請求項1記載の自動水栓において、
    前記吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向と、前記検知センサ部の検知軸方向とが略平行になるように、前記吐水口と前記検知センサ部が設けられていることを特徴とする自動水栓。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動水栓において、
    前記吐水部本体が、前記吐水口が形成されるとともに前記支持部の先端側に着脱可能に設けられたヘッド部と、前記支持部の先端側に一体に設けられた前記検知センサ部とを備えてなり、
    前記ヘッド部が、前記支持部及び前記検知センサ部と分離し、前記支持部から前記ヘッド部の前記吐水口に繋がる水栓ホースとともに引出可能に設けられていることを特徴とする自動水栓。
  4. 請求項3記載の自動水栓において、
    前記ヘッド部が、上方に、下方に対して横方向の左右に張り出した凸部を設けて形成されていることを特徴とする自動水栓。
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