JP2015105171A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、生産性を低下させることなく、後処理されたシート束を適当に積載可能なシート処理装置及びこれを備える画像形成装置を提供すること。【解決手段】プリンタ本体と、プリンタ本体の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置と、プリンタ本体と画像読取装置との間に設けられ、プリンタ本体で画像が形成されたシートを整合してシート束とし、シート束に所定の後処理を施す後処理手段と、後処理手段で後処理されたシート束を積載可能な束積載トレイと、を備え、束積載トレイは、プリンタ本体と画像読取装置との間の空間に位置する積載トレイ114と、積載トレイ114の束排出方向下流でプリンタ本体と画像読取装置との間よりも外側に位置し、積載トレイ114よりも積載面の傾斜が大きい延長トレイ116と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像が形成されたシートに所定の処理を施すシート処理装置を備える画像形成装置に関する。
従来、画像が形成された複数のシートを整合し、これに綴じ処理や穿孔処理等の後処理を選択的に施すシート処理装置を備えた画像形成装置が知られている。シート処理装置は、例えば、処理トレイ上に画像が形成されたシートを積載して整合し、これに綴じ処理を施してシート束とした後、束排出部材でシート束の後端を押圧して積載トレイ上に排出する。積載トレイは、積載面が傾斜(30°前後)しており、積載面上に排出されたシート束が排出方向と逆方向に戻されて、積載壁に突き当たることで搬送方向に整合されるようになっている(特許文献1参照)。
また、シート処理装置には、画像形成装置本体と画像読取装置との間に配設されるものもあり、例えば、後処理されたシート束を、画像形成装置本体と画像読取装置との間の空間に排出するシート処理装置が知られている。しかしながら、画像形成装置本体と画像読取装置との間の空間に後処理されたシート束を排出する場合、積載トレイの傾斜角度を大きくすると、積載トレイ上の積載可能枚数が少なくなり、生産性が低下するという問題がある。
これに対しては、処理トレイで後処理されたシート束をグリッパに把持させ、グリッパに把持させた状態で積載トレイに積載することで、傾斜角度を大きくすることなく、積載量を確保可能な画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2013−71789号公報 特開2011−79669号公報
しかしながら、グリッパは排出動作が終了すると、次のシート束を排出するためのホームポジションに戻す必要があり、これが生産性を低下させる要因となっていた。
そこで、本発明は、簡単な構成で、生産性を低下させることなく、後処理されたシート束を適当に積載可能なシート処理装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置と、前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間に設けられ、前記画像形成装置本体で画像が形成されたシートを整合してシート束とし、シート束に所定の後処理を施す後処理手段と、前記後処理手段で後処理されたシート束を積載可能な束積載部と、を備え、前記束積載部は、前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間の空間に位置する第1積載部と、前記第1積載部の束排出方向下流で前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間の前記空間よりも外側に位置し、前記第1積載部よりも積載面の傾斜が大きい第2積載部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、生産性を低下させることなく、後処理されたシート束を適当に積載可能なシート処理装置及びこれを備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るプリンタを模式的に示す断面図である。 本実施形態に係るプリンタのコントローラの制御ブロック図である。 本実施形態に係るフィニッシャ制御部の制御ブロック図である。 本実施形態に係るフィニッシャを説明するための断面図である。 本実施形態に係るフィニッシャを説明するための断面図である。 本実施形態に係るフィニッシャを説明するための断面図である。 本実施形態に係る綴じ処理ジョブのフローチャートである。 延長トレイを引き出した状態の積載トレイを示す断面図である。 カールしたシート束が積載トレイに積載された状態を示す断面図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機等、ステイプラ等の後処理手段を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、電子写真方式のレーザビームプリンタ(以下、「プリンタ」という)900を用いて説明する。
まず、プリンタ900の概略構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ900を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、プリンタ900は、シートPに画像を形成する画像形成装置本体(以下、「プリンタ本体」という)900Aと、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置950と、シートPに所定の後処理を施すフィニッシャ100と、を備えている。本実施形態においては、画像読取装置950は、原稿を自動給送可能な原稿給送装置950Aを備えており、フィニッシャ100は、プリンタ本体900Aと画像読取装置950との間に配設されている。
プリンタ本体900Aは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する感光ドラムa〜dと、感光ドラムa〜dに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト902と、を備えている。感光ドラムa〜dは不図示のモータにより回転駆動可能に構成されており、感光ドラムa〜dの周囲には、それぞれ、不図示の一次帯電器、現像器及び転写帯電器が配置されている。各感光ドラムと、一次帯電器、現像器及び転写帯電器とは、プロセスカートリッジ901a〜901dとしてユニット化されており、プリンタ本体900Aから着脱可能に構成されている。また、感光ドラムa〜dの下方にはポリゴンミラー等で構成される露光装置906が配置されている。
例えば、画像読取装置950で原稿の画像が読み取られると、まず、原稿のイエロー成分用のレーザ光が、露光装置906のポリゴンミラー等を介して感光ドラムaに投射され、感光ドラムa上に静電潜像が形成される。これに現像器からイエロートナーが供給されることで、静電潜像がイエロートナー像として可視化される。イエロートナー像が感光ドラムaの回転にともなって、感光ドラムaと中間転写ベルト902とが当接する1次転写部に到来すると、転写帯電部材902aに印加した1次転写バイアスによって、イエロートナー像が中間転写ベルト902に転写される。
中間転写ベルト902が回転すると、この時までに上述と同様の方法で感光ドラムb上に形成されたマゼンタトナー像が、イエロートナー像の上から中間転写ベルト902に重畳転写される。同様に、中間転写ベルト902が回転するにつれて、感光ドラムc上に形成されたシアントナー像及び感光ドラムd上に形成されたブラックトナー像が重畳転写され、中間転写ベルト902上に4色のトナー像が転写される。
一方、画像が形成されるシートPは、プリンタ本体900Aの下方に設けられたカセット904に収納されており、カセット904からピックアップローラ908により1枚ずつ送り出される。送り出されたシートPは、レジストレーションローラ909でタイミングを合わされた後、2次転写部903に達し、2次転写ローラ903aに印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト902上の4色のトナー像がシートP上に一括して転写される。
4色のトナー像が転写されたシートPは、搬送ガイド920に案内されて定着ローラ対905に搬送され、定着ローラ対905で熱及び圧力を受けることでトナーが溶融混色してフルカラーのプリント画像として定着される。画像が定着されたシートPは、切換え部材923により搬送ガイド921を通って第1排出ローラ対925によってフィニッシャ100へと搬送されるか、搬送パス922を通って第2排出ローラ924により排出シート積載部120に積載される。
排出シート積載部120は、フィニッシャ100の上方に配設されており、一部が後述する積載トレイ(束積載部、第1積載部)114の上方に位置している。言い換えると、排出シート積載部120のシート排出方向下流端Bは、第1積載部としての積載トレイ114の束排出方向下流端Aよりも束排出方向上流に位置しており、後述するラージサイズ(例えば、A3)シートも積載可能な長さに形成されている。
フィニッシャ100は、プリンタ本体900Aから排出されたシートPを順に取り込み、取り込んだ複数のシートPを整合してシート束PAとし、束ねたシート束PAの束搬送方向上流端(以下、後端という)を綴じる綴じ処理(後処理)を行う。フィニッシャ100による後処理が行われたシート束PAは、機外に排出され、積載トレイ114に積載される。なお、フィニッシャ100については、後に詳しく説明する。
次に、プリンタ900の制御を司るコントローラの構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るプリンタ900のコントローラの制御ブロック図である。図3は、本実施形態に係るフィニッシャ制御部220の制御ブロック図である。
図2に示すように、コントローラは、CPU回路部200を備えており、CPU回路部200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、を備えている。ROM202には制御プログラム等が格納され、RAM203は、制御データを一時的に保持するための領域や制御に伴う演算の作業領域として用いられる。
CPU回路部200は、ROM202に格納された制御プログラムに基づいて、DF制御部204、イメージリーダ制御部205、画像信号制御部206、プリンタ制御部207及びフィニッシャ制御部220を総括的に制御する。DF(原稿給送)制御部204は、CPU回路部200からの指令の基づき、原稿給送装置950Aを駆動制御する。イメージリーダ制御部205は、CPU回路部200からの指令の基づき、画像読取装置950のスキャナユニットやイメージユニット等を駆動制御し、イメージセンサから出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部206に転送する。
画像信号制御部206は、イメージセンサから出力されたアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部207に出力する。また、画像信号制御部206は、コンピュータ208から外部I/F209を介してデジタル画像信号が入力された場合には、入力されたデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部207に出力する。なお、この画像信号制御部206による処理動作は、CPU回路部200により制御される。プリンタ制御部207は、入力されたビデオ信号に基づき、プリンタ本体900A(前述した露光装置等)を駆動制御する。
操作部210は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキーや設定状態を示す表示部などを備えており、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部200に出力すると共に、CPU回路部200からの信号に対応する情報を表示部に表示する。フィニッシャ制御部220は、フィニッシャに搭載され、CPU回路部200と情報のやり取りを行うことでフィニッシャ100全体の駆動制御を行う。
図3に示すように、フィニッシャ制御部220は、CPU221と、制御プログラム等が格納されるROM222と、制御データを一時的に保持するための領域や制御に伴う演算の作業領域として用いられるRAM223と、を備えている。フィニッシャ制御部220は、通信IC224を介してCPU回路部200と通信してデータ交換を行い、CPU回路部200からの指示に基づきROM222に格納されている各種プログラムを実行して、フィニッシャ100の駆動制御を行う。
例えば、フィニッシャ制御部220は、フィニッシャ100の各種センサから入力される信号に基づいて、ドライバ225を介して、フィニッシャ100の各種モータを駆動制御する。各種センサには、入口センサS240、トレイHPセンサS241、トレイ下限センサS242、パドルHPセンサS243、アシストHPセンサS244、束押えHPセンサS245及び排出センサS246等がある。各種モータには、搬送モータM250、トレイ昇降モータM251、パドル昇降モータM252、整合モータM253、アシストモータM254、束押えモータM255及びSTPモータM256等がある。
次に、上述したフィニッシャ100について、図4から図9を参照しながら説明する。まず、フィニッシャ100の概略構成について、図4から図6を参照しながら、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、本実施形態においては、シート束PAに綴じ処理を行うフィニッシャ100を用いて説明するが、穿孔処理や針無し綴じ等の後処理を行うフィニッシャであってもよい。図4から図6は、本実施形態に係るフィニッシャ100を説明するための断面図である。図7は、本実施形態に係る綴じ処理ジョブのフローチャートである。
図4(a)に示すように、プリンタ本体900Aから排出されたシートPは、搬送モータM250により駆動される入口ローラ101に受け渡され、入口ローラ101によって搬送パスに搬送される。このとき、入口センサS240によって、入口ローラ101へのシートPの受け渡しが検知される。搬送パスを移動するシートPは、その後、排出ローラ103に受け渡され、先端部で後端落とし105を持ち上げながら排出ローラ103によって搬送されつつ、除電針104により除電されながら処理トレイ107に排出される(ステップS10)。
このとき、排出ローラ103の搬送方向上流に設けられた排出センサS246によって、処理トレイ107へのシートPの排出が検知され、この検知信号を基に、フィニッシャ制御部220が後述するステイプラ(後処理手段)110等を制御する。なお、排出ローラ103により処理トレイ107に排出されたシートPは、後端落とし105により上側から押されることで、処理トレイ107に落下する時間が短縮される。
図4(b)に示すように、処理トレイ107にシートPが落下すると、パドル昇降モータM252により、パドル106が回転軸を中心に処理トレイ107側に下降する。このとき、パドル106は搬送モータM250により反時計周りに回転しており、パドル106がシートPに接触することで、シートPは、図4(b)の右方向に位置する後端ストッパ108に向けて搬送される。シートPの後端がローレットベルト(移送部材)117に受け渡されると、パドル昇降モータM252により、パドル106は上昇し、パドルHPセンサによりHP(ホームポジション)が検知されると、パドル106の上昇が停止される。
ローレットベルト117は、パドル106により搬送されてきたシートPを、シートPの後端を規制する後端ストッパ108まで搬送した後、シートPに対しスリップしながら走行することで、シートPを、常時、後端ストッパ108側に付勢させる。ローレットベルト117のスリップ走行により、シートPの後端が後端ストッパ108に突き当てられ、シートPの斜行が補正される(ステップS11)。後端ストッパ108に突き当てられたシートPは、整合モータM253により駆動する一対の整合板(一対の整合手段)109によって、シート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)に整合される(ステップS12)。この一連の動作を繰り返し行うことで、図5(a)に示すように、処理トレイ107上で整合されたシート束PAが形成される(ステップS13)。
シート束PAが形成された後、シート束PAにステイプラ針による綴じ処理を行う場合は、ステイプラ110を駆動するSTPモータM256を駆動させ、シート束PAが綴じられることになる(ステップS14、S15)。綴じ処理されたシート束PAは、図5(b)に示すように、アシストモータM254に駆動される後端アシスト112とシート搬送装置501の排出爪113とにより、後端が押されることで、積載トレイ114上に排出される(ステップS16)。
積載トレイ114に排出されたシート束PAは、図6に示すように、後続のシート束PAにより搬送方向に押し出されるのを防止するため、束押えモータM255を駆動し、束押え115を反時計周りに回転させて後端部を押える(ステップS17)。そして、シート束PAの後端押え完了後、シート束PAがトレイHPセンサS241を遮光している場合は、トレイHPセンサS241が透過状態になるまで、トレイ昇降モータM251により積載トレイ114を下降させて紙面位置を確定させる。
上述した一連の動作を行うことで、必要な部数のシート束PAを積載トレイ114に排出することができる(ステップS18)。また、動作中、積載トレイ114が下降して、トレイ下限センサS242を遮光した場合(積載トレイ114が満載)には、フィニッシャ制御部220から満載信号がCPU回路部200に通知され、画像形成が中止される。その後、シート束PAが取り除かれると、トレイHPセンサS241が遮光するまで積載トレイ114が上昇した後、下降してトレイHPセンサS241が透過することで再び積載トレイ114の位置が確定され、画像形成が再開される。
次に、上述した積載トレイ114について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、延長トレイ116を引き出した状態の積載トレイ114を示す断面図である。図9は、カールしたシート束PAが積載トレイ114に積載された状態を示す断面図である。
積載トレイ114は、プリンタ本体と画像読取装置との間の空間に位置しており、ハーフサイズ(例えば、A4、LTRサイズ)シートの排出方向先端部が、積載トレイ114の束排出方向下流端Aよりも内側に位置する長さに形成されている。また、積載トレイ114は、図8に示すように、プリンタ900の側面から束排出方向下流端Aが突出しないように、束排出方向下流端Aがプリンタ900の側面位置(延長線上)Cと略同位置(近傍)に位置している。これにより、積載トレイ114に積載されるハーフサイズのシートP(若しくはシート束PA)は、プリンタ900の側面から出っ張ることがない。
更に、積載トレイ114は、束排出方向上流側の上流積載面114aと、束排出方向下流側の下流積載面114bと、を備えており、上流積載面114aの傾斜角度θ1は、下流積載面114bの傾斜角度よりも大きくなるように形成されている(θ1>θ2)。また、上流積載面114aと下流積載面114bとの境界(変曲ポイント)114cは、積載トレイ114に積載可能な最大のハーフサイズシート(例えば、LTR)の重心よりも束排出方向下流側に位置するように形成されている。このように配置することで、処理トレイ107から排出されるハーフサイズ以下のシート束PAの重心が変曲ポイントよりも束排出方向上流側になり、シート束PAの積載壁121への戻り性能が確保される。また、下流積載面114bの傾斜角度θ2を上流積載面114aの傾斜角度よりも小さくする(下流積載面114bを上流積載面114aよりも寝かせる)ことで、積載トレイ114の高さ方向のスペースが確保可能になる。
また、積載トレイ114は、内部に延長トレイ(束積載部、第2積載部)116が格納(収納)されており、第2積載部としての延長トレイ116は、ラージサイズのシート束PAを積載する場合に引き出して使用される。即ち、延長トレイ116の束排出方向上流端はプリンタ本体900Aの側面の延長線上と略同位置にあり、言い換えると、積載トレイ114との変曲ポイントがプリンタ本体900Aの側面の延長線上と略同位置に位置している。また、延長トレイ116は、引き出されると、傾斜角度θ3が上流積載面114aの傾斜角度θ1よりも大きくなるように形成(θ3>θ1)されており、プリンタ900の外側の領域に位置することで、高さ方向のスペースも確保される。このように延長トレイ116を配置することで、ラージサイズのシート束PAの積載壁121への戻り性能が向上する。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンタ900によれば、以下の効果を奏する。例えば、プリンタ900は、プリンタ900の領域外に延出する延長トレイ116の傾斜角度が積載トレイ114の傾斜角度よりも大きくなるように形成されている(θ3>θ1>θ2)。そのため、積載可能枚数を減らすことなく、ラージサイズのシート束PAの積載壁121への戻り性能を向上させることができる。これにより、生産性を低下させることなく、整合された複数のシート束を積載トレイ114上に積載することができる。
また、延長トレイ116は、プリンタ900の領域内に位置する積載トレイ114に収納可能に構成されている。そのため、使用する際のみ引き出すことが可能になり、接触等による破損を防止することができる。また、設置位置を常時確保する必要もなくなる。
また、例えば、グリッパでシート束を積載トレイに排出する場合、積載壁121にシート束の後端を突き当てる前にグリッパの把持を解除するため、積載壁121に突き当たった後に、イナーシャ(慣性)により積載状態が乱れる場合がある。しかし、本実施形態においては、簡単な構成で、シート束の積載状態を乱すことなく、積載させることができる。また、グリッパは、後続のシートを排出するために、ホームポジションに移動させる必要があり、生産性が低下する場合があるが、本実施形態においては、グリッパを使用しないため、生産性の低下を防止することができる。また、グリッパのように不要な稼働音が発生することもない。
更に、積載トレイ114は、上流積載面114aと、上流積載面114aよりも傾斜角度の小さい下流積載面114bとを有しており、変曲ポイントが積載可能な最大のハーフサイズシートの重心よりも、束排出方向下流側に位置している。そのため、積載トレイ114に排出されたシート束の戻り性能を確保することができる。
また、下流積載面114bの傾斜角度θ2が上流積載面114aの傾斜角度θ1よりも小さいため、束排出方向下流側での積載トレイ114の高さ方向のスペースが確保可能になる。そのため、積載可能枚数が減ることを防止することができる。例えば、図9に示すように、排出されたシート束がトイカール(束排出方向上流及び下流が湾曲した状態)している場合においても、積載トレイ114の高さ方向Dのスペースを確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、本実施形態においては、延長トレイ(第2積載トレイ)116が積載トレイ(第1積載トレイ)114に収納可能(延出可能)な構成を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。延長トレイ(第2積載トレイ)116が積載トレイ(第1積載トレイ)114に固定された構成であってもよく、延長トレイ(第2積載トレイ)116が積載トレイ(第1積載トレイ)114から着脱可能な構成であってもよい。
また、本実施形態では、フィニッシャ100に搭載されるフィニッシャ制御部220のCPU221にフィニッシャ100を制御させたが、プリンタ900が備えるCPU回路部200のCPUで直接フィニッシャ100を制御させる構成であってもよい。更には、別体のパソコン等の情報機器におけるCPUであってもよく、フィニッシャ100の制御処理を行うCPUは、必ずしもフィニッシャ100自身が備えている必要はないものとする。CPUが、別体の情報機器等に備えられている場合には、通信回線等(有線、無線を問わず)を介して信号が送受信され、各種の制御処理がなされるものとする。また、このような態様は、上記したCPUだけでなく他のRAMやROM等についても同様である。
また、本実施形態では、電子写真方式のプリンタを用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式のプリンタ(画像形成装置)にも用いることができる。
107 処理トレイ
114 積載トレイ(束積載部、第1積載部)
116 延長トレイ(束積載部、第2積載部)
120 排出シート積載部
900 プリンタ(画像形成装置)
900A プリンタ本体(画像形成装置本体)
950 画像読取装置
P シート
PA シート束

Claims (7)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置と、
    前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間に設けられ、前記画像形成装置本体で画像が形成されたシートを整合してシート束とし、シート束に所定の後処理を施す後処理手段と、
    前記後処理手段で後処理されたシート束を積載可能な束積載部と、を備え、
    前記束積載部は、前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間の空間に位置する第1積載部と、前記第1積載部の束排出方向下流で前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間の前記空間よりも外側に位置し、前記第1積載部よりも積載面の傾斜が大きい第2積載部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2積載部の束排出方向上流端が、前記画像形成装置本体の側面の延長線上と略同位置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シートに画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体の上方に設けられ、原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置と、
    前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間に設けられ、前記画像形成装置本体で画像が形成されたシートを整合してシート束とし、シート束に所定の後処理を施す後処理手段と、
    前記後処理手段で後処理されたシート束を積載可能な束積載部と、
    前記後処理手段の上方に設けられ、後処理しないシートを積載する排出シート積載部と、を備え、
    前記束積載部は、前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間の空間に位置する第1積載部と、前記第1積載部の束排出方向下流で前記画像形成装置本体と前記画像読取装置との間よりも外側に位置し、前記第1積載部よりも積載面の傾斜が大きい第2積載部と、を有し、
    前記第1積載部の束排出方向下流端は、前記排出シート積載部のシート排出方向下流端よりも、束排出方向下流に位置している、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記排出シート積載部は、前記第1積載部の上方に延出している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2積載部は、前記第1積載部の中に収納可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1積載部は、束排出方向上流に位置する上流積載面と、前記上流積載面の束排出方向下流に位置し、前記上流積載面よりも傾斜が小さい下流積載面と、を有し、
    前記上流積載面と前記下流積載面との境界は、前記第1積載部に積載可能なシートの重心よりも、シート排出方向下流にある、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記上流積載面は、前記第2積載部の積載面よりも傾斜が小さい、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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