JP2015105039A - 船舶推進機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウルの連結機構を支持する支持部の強度を確保しつつ、成型収縮による凹みを抑制可能な船舶用推進機を提供する。【解決手段】上カウル部21は、上カウル本体101と、支持部102とを有する。支持部102は、上カウル本体101の内面101Rに立設され、第1係止部150を支持する。支持部102は、薄肉部102aと、厚肉部102bとを含む。薄肉部102aは、内面101Rに接合される。厚肉部102bは、薄肉部102b上に連なる。厚肉部102bは、第1係止部150が取り付けられる取付け面102Sを有する。取付け面102Sに垂直な方向において、厚肉部102bの厚みTbは、薄肉部102aの厚みTaよりも大きい。【選択図】図2

Description

ここに開示される技術は、船舶推進機に関する。
従来、上カウルと下カウルを含む樹脂製のカウル組立体と、上カウルと下カウルを連結する連結機構とを備える船舶用推進機が知られている(特許文献1参照)。連結機構は、上カウルに取り付けられるカム従動部と、下カウルに取り付けられるカムブロックとを有する。下カウルは、内面上に配置され、カムブロックを支持する取付けブロック(以下、支持部という。)を有する。支持部は、下カウルと接合部分の厚みを全体的に薄くするために、一様に薄く形成された複数の板状部材によって構成されている。このように、下カウルとの接合部分の厚みを薄くすることによって、支持部の成型収縮による凹みが下カウルに発生することを抑制できる。
特開平6−40392号公報
しかしながら、支持部の厚みを全体的に薄くすると、支持部自体の強度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、カウルの連結機構を支持する支持部の強度を確保しつつ、成型収縮による凹みを抑制可能な船舶用推進機の提供を目的とする。
ここに開示される船舶推進機は、上下方向に延びるクランク軸を含むエンジンと、エンジンを収容するカウルとを備える。カウルは、樹脂製の第1カウル部と、第2カウル部と、第1カウル部を第2カウル部に連結するための連結機構とを有する。連結機構は、第1カウル部に取り付けられる第1係止部と、第2カウル部に取り付けられ、第1係止部を係止する第2係止部とを有する。第1カウル部は、カウル本体と、カウル本体の内面に立設され、第1係止部を支持する板状の支持部とを有する。支持部は、内面に接合される薄肉部と、第1係止部が取り付けられる取付け面を有し、薄肉部に連なる厚肉部とを含む。取付け面に垂直な方向において、厚肉部の厚みは、薄肉部の厚みよりも大きい。
ここに開示される技術によれば、カウルの連結機構を支持する支持部の強度を確保しつつ、成型収縮による凹みを抑制可能な船舶用推進機を提供することができる。
実施形態に係る船舶推進機の側面図である。 第1連結機構の支持構造体を示す斜視図である。 第1連結機構の支持構造体を示す平面図である。 上カウル部の支持部周辺を示す斜視図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 上カウル部を底側から見た平面図である。 溶着部の形成方法を説明するための図である。
以下、実施形態に係る船舶推進機について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る船舶推進機1の側面図である。船舶推進機1は、船外機である。船舶推進機1は、カウル2と、ケーシング3と、ブラケット4と、エンジンユニット5とを有する。
カウル2は、エンジンユニット5を収容する。カウル2は、樹脂製の上カウル部21と、金属製の下カウル部22と、第1連結機構23と、第2連結機構24とを有する。上カウル部21は、下カウル部22上に配置される。上カウル部21は、エンジンユニット5の側方及び上方を覆う。上カウル部21を構成する樹脂材料としては、例えば熱可塑性樹脂を用いることができる。下カウル部22は、エンジンユニット5の下方を覆う。下カウル部22の後端部には第1凹部22aが形成され、下カウル部22の前端部には第2凹部22bが形成されている。下カウル部22を構成する金属材料としては、例えばアルミニウム合金などを用いることができる。
第1連結機構23は、上カウル部21の後端部と下カウル部22の後端部を連結する。第1連結機構23は、第1ラダー23aを含む。第1ラダー23aは、回動可能に下カウル部22に取り付けられている。第1ラダー23aを第1凹部22aに押し入れることによって、上カウル部21と下カウル部22が第1連結機構23によって連結される。第1ラダー23aを第1凹部22aから引き出すことによって、第1連結機構23による連結が解除される。第2連結機構24は、上カウル部21の前端部と下カウル部22の前端部を連結する。第2連結機構24は、第2ラダー24aを含む。第2ラダー24aは、回動可能に下カウル部22に取り付けられている。第2ラダー24aを第2凹部22bに押し入れることによって、上カウル部21と下カウル部22が第2連結機構24によって連結される。第2ラダー24aを第2凹部22bから引き抜くことによって、第2連結機構24による連結が解除される。連結機構の内部構成については後述する。
ケーシング3は、カウル2の下方に配置される。船舶推進機1は、ブラケット4を介して船体に取り付けられる。エンジンユニット5は、カウル2内に配置される。エンジンユニット5は、エンジン51を含む。ケーシング3内には、ドライブシャフト11が配置される。ドライブシャフト11は、ケーシング3内において上下方向に延びる。ドライブシャフト11は、エンジン51内において上下方向に延びるクランク軸51aに固定される。ケーシング3の下部には、プロペラ12が配置される。プロペラ12は、エンジン51の下方に配置されている。プロペラ12はプロペラボス13を含む。プロペラボス13の内部には、プロペラシャフト14が配置される。プロペラシャフト14は、前後方向に沿って配置されている。プロペラシャフト14は、ベベルギヤ15を介してドライブシャフト11の下部に連結される。
船舶推進機1では、エンジン51により発生される駆動力がドライブシャフト11およびプロペラシャフト14を介してプロペラ12に伝達される。これにより、プロペラ12が正回転または逆回転する。その結果、船舶推進機1が取り付けられた船体を前進または後進させる推進力が発生する。
図2は、第1連結機構23の支持構造体を示す斜視図である。図3は、第1連結機構23の支持構造体を示す平面図である。第1連結機構23の支持構造体と第2連結機構24の支持構造体は同じ構成であるため、以下においては第1連結機構23の支持構造体について主に説明する。
上カウル部21は、上カウル本体101と、支持部102と、複数のリブ部103と、第1土台部104と、補強部105と、第1側板部106と、第1凸部107と、リブ部108と、第2土台部109と、第2側板部110と、第2凸部111と、リブ部112とを有する。
上カウル本体101は、カップ状に形成される。上カウル本体101は、内面101Rを有する。支持部102は、内面101Rに立設される。支持部102は、板状に形成される。支持部102は、水平方向に沿って配置される。支持部102は、取付け面102Sと対向面102Tとを有する。取付け面102Sと対向面102Tのそれぞれは、板状の支持部102の主面である。対向面102Tは、取付け面102Sの反対に設けられる。取付け面102Sは下面であり、対向面102Tは上面である。複数のリブ部103は、内面101Rに立設される。複数のリブ部103は、支持部102の対向面102Tに接続される。複数のリブ部103は、三角形の板状に形成される。複数のリブ部103は、上下方向に沿って配置される。複数のリブ部103は、支持部102が上下に撓むことを抑える。
第1土台部104は、内面101Rに立設される。第1土台部104は、補強部105と第1側板部106を介して支持部102に接続される。第1土台部104は、ボックス状に形成されている。補強部105は、内面101Rに立設される。補強部105は、板状に形成され、支持部102に連なるように水平方向に沿って配置される。補強部105には、複数のリブ部105aが接続される。複数のリブ部105aは、内面101Rに立設される。複数のリブ部105aは、補強部105の下面に接続される。複数のリブ部105aは、三角形の板状に形成される。複数のリブ部105aは、上下方向に沿って配置される。複数のリブ部105aは、補強部105が上下に撓むことを抑えるとともに、支持部102が上下に撓むことをさらに抑える。第1側板部106は、内面101Rに立設される。第1側板部106は、板状に形成され、補強部105と第1土台部104に連なるように上下方向に沿って配置される。
第1凸部107は、第1土台部104に取り付けられる。第1凸部107は、第1土台部104の下面から下方に突出するように配置される。第1凸部107は、弾性部材(例えばゴムなど)によって構成される。リブ部108は、内面101Rに立設される。リブ部108は、第1土台部104の上面に接続される。リブ部108は、三角形の板状に形成される。内面101Rに垂直な方向において、リブ部108の高さは、第1土台部104から離れるほど小さい。すなわち、リブ部108の上端部は、下端部よりも低い。
第2土台部109は、内面101Rに立設される。第2土台部109は、第2側板部110を介して支持部102に接続されている。第2土台部109は、ボックス状に形成されている。第2側板部110は、内面101Rに立設される。第2側板部110は、板状に形成され、支持部102と第2土台部109に連なるように上下方向に沿って配置される。
第2凸部111は、第2土台部109に取り付けられる。第2凸部111は、第2土台部109の下面から下方に突出するように配置される。第2凸部111は、弾性部材(例えばゴムなど)によって構成される。リブ部112は、内面101Rに立設される。リブ部112は、第2土台部109の上面に接続される。リブ部112は、三角形の板状に形成される。内面101Rに垂直な方向において、リブ部112の高さは、第2土台部109から離れるほど小さい。すなわち、リブ部108の上端部は、下端部よりも低い。
下カウル部22は、下カウル本体201と、第1ボス部202と、第2ボス部203と、筒部204とを有する。下カウル本体201は、カップ状に形成される。下カウル本体201は、内面201Rを有する。第1ボス部202は、内面201Rに立設される。第1ボス部202は、上端面に形成された凹部202aを有する。凹部202aには、第1凸部107が圧入される。これによって、第1凸部107が第1ボス部202に固定される。第2ボス部203は、内面201Rに立設される。第2ボス部203は、上端面に形成された凹部203aを有する。凹部203aには、第2凸部111が挿入される。これによって、第2凸部111が第2ボス部203に固定される。筒部204は、内面201Rに立設される。筒部204は、第1ボス部202と第2ボス部203の間に配置される。
第1連結機構23は、第1係止部150と、第2係止部250とを有する。第1係止部150は、上カウル部21に取り付けられる。第2係止部250は、下カウル部22に取り付けられる。第1係止部150は、第2係止部250に係止される。
第1係止部150は、板金部151と、回動部152と、当接板153と、一対のボルト154とを有する。板金部151は、上カウル部21の支持部102に取り付けられる。板金部151の上端部は、支持部102の取付け面102Sに当接される。板金部151は、上カウル本体101の内面101Rに沿って配置される。回動部152は、板金部151に回動自在に取り付けられる。回動部152の軸心は、水平方向に延びる。当接板153は、上カウル部21の支持部102に取り付けられる。当接板153は、板状に形成される。当接板153は、支持部102の対向面102Tに当接される。一対のボルト154は、板金部151と当接板153とを共締めする。
第2係止部250は、可動板251と、軸部252と、付勢部253とを有する。可動板251は、下カウル部22の筒部204上に配置される。可動板251は、軸部252によって水平方向に回動可能に支持される。軸部252は、筒部204に挿通される。軸部252は、下端部が第1ラダー23a(図1参照)に固定されており、第1ラダー23aとともに回動する。第1ラダー23aを第1凹部22a(図1参照)に押し入れるように回動させると、可動板251は回動部152を押しつけるように回動部152上を移動する。付勢部253は、可動板251が回動部152から外れないように付勢する。これによって、第1係止部150は、第2係止部250第1係止部150に係止される。
図4は、上カウル部21の支持部102周辺を示す斜視図である。図4では、第1係止部150と第2凸部111が取り外されている。図5は、図4のA−A断面図である。図6は、図4のB−B断面図である。
図4に示すように、支持部102は、薄肉部102aと、厚肉部102bとを有する。薄肉部102aは、上カウル本体101の内面101R上に立設される。すなわち、薄肉部102aは、内面101Rに直接的に接合されている。薄肉部102aは、薄板状に形成される。厚肉部102bは、薄肉部102b上に連なる。厚肉部102bは、薄肉部102aと一体的に形成されている。厚肉部102bは、第1係止部150の板金部151を直接的に支持する。すなわち、厚肉部102bは、板金部151が当接される取付け面102Sを形成している。厚肉部102bには、一対のボルト154が挿通される一対の挿通孔102dが形成されている。厚肉部102bは、複数のリブ部102cを含む。リブ部102cは、内面101R上に立設される。リブ部102cは、内面101Rに直接的に接合されている。
図5に示すように、取付け面102Sに垂直な方向(以下、垂直方向という。)において、厚肉部102bの厚みTbは、薄肉部102aの厚みTaよりも大きい。このように、支持部102のうち上カウル本体101に接合される部分が薄く、かつ、第1係止部150を支持する部分は厚くなっている。薄肉部102aの厚みTaは、成型収縮による凹みが上カウル本体101に発生しにくく、かつ、厚肉部102bを支持可能な範囲で任意に設定可能である。厚肉部102bの厚みTbは、第1係止部150を支持可能な範囲で任意に設定可能である。
図6に示すように、リブ部102cは、上カウル本体101、薄肉部102a及び厚肉部102bのそれぞれと一体的に形成されている。薄肉部102aを挟んでリブ部103の反対側にリブ部102cが形成されているが、リブ部102cの配置は任意に設計可能である。垂直方向において、厚肉部102bの厚みTbは、薄肉部102aの厚みTaとリブ部103の厚みTcの和にほぼ等しい。ただし、リブ部103の厚みTcは任意に設定可能であり、厚肉部102bよりも突出していてもよいし、厚肉部102bより凹んでいてもよい。
なお、図4に示すように、上カウル部21は、一対のリブ部113を有する。一対のリブ部113は、内面101Rに立設される。一対のリブ部113は、上カウル本体101と一体的に形成される。一対のリブ部113は、上カウル本体101と板金部151(図2参照)との間に配置される。一対のリブ部113は、板金部151から離間していてもよい。すなわち、一対のリブ部113と板金部151の間には隙間があってもよい。第1係止部150を第2係止部250に係止する際、支持部102が下方に撓むと板金部151は一対のリブ部113に当接される。
また、図4に示すように、第2土台部109は、支持部102と同様に、薄肉部109aと、厚肉部109bと、リブ部109cとを有する。薄肉部109a、厚肉部109b及びリブ部109cのそれぞれは、支持部102の薄肉部102a、厚肉部102b及びリブ部102cと同様の構成である。
以下において、エンジン51に供給される吸気を導入するためのエアダクトについて説明する。
図7は、上カウル部21を底側から見た平面図である。上カウル部21は、エアダクト形成部114を有する。エアダクト形成部114は、内面101Rとの間にエアダクトを形成する。外気は、上カウル本体101とエアダクト形成部114の間のエアダクトを通ってエンジン51に導入される。
エアダクト形成部114は、第1乃至第3ねじ止め部115a〜115cと、第1乃至第4溶着部116a〜116dとにおいて上カウル本体101に接続されている。第1乃至第3ねじ止め部115a〜115cでは、エアダクト形成部114が上カウル本体101にねじ止めされている。第1乃至第4溶着部116a〜116dでは、エアダクト形成部114が上カウル本体101に溶着(いわゆる、熱カシメ)されている。
図8は、第1乃至第4溶着部116a〜116dの形成方法を説明するための図である。
図8(a)に示すように、上カウル本体101の内面101R上には、板状の固定部117が立設されている。固定部117の厚みは、成型収縮による凹みが上カウル本体101に発生しにくい範囲で任意に設定可能である。固定部117は、下部117aと、上部117bとを含む。下部117aは、内面101Rと直接的に接合される。上部117bは、下部117a上に配置される。上部117bは、内面101Rから離れるほど細くなるようにテーパー状に形成されている。固定部117は、一対のリブ部118によって両側から支持されている。一対のリブ部118は、板状に形成され、内面101R上に立設されている。一対のリブ部118は、固定部117のうち下部117aに接続されている。一対のリブ部118それぞれの厚みは、成型収縮による凹みが上カウル本体101に発生しにくい範囲で任意に設定可能である。エアダクト形成部114には、固定部を挿入するための挿入孔114aが形成されている。
まず、図8(b)に示すように、固定部117の上部117bをエアダクト形成部114の挿入孔114aに挿入する。この際、上部117bがテーパー状に形成されているため、上部117bを挿入孔114aに容易に挿入することができる。
次に、図8(c)に示すように、上部117bを熱で溶かすことによって、固定部117が挿入孔114aに溶着されて、エアダクト形成部114が固定部117に固定される。以上により、第1乃至第4溶着部116a〜116dのそれぞれが形成される。
本実施形態に係る船舶推進機1は次の特徴を有する。
上カウル部21(第1カウル部の一例)は、上カウル本体101(カウル本体の一例)と、支持部102とを有する。支持部102は、上カウル本体101の内面101Rに立設され、第1係止部150を支持する。支持部102は、薄肉部102aと、厚肉部102bとを含む。薄肉部102aは、内面101Rに接合される。厚肉部102bは、薄肉部102b上に連なる。厚肉部102bは、第1係止部150が取り付けられる取付け面102Sを有する。取付け面102Sに垂直な方向において、厚肉部102bの厚みTbは、薄肉部102aの厚みTaよりも大きい。このように、支持部102のうち上カウル本体101に接合される部分が薄いため、上カウル本体101に成型収縮による凹みが生じることを抑制できる。一方で、支持部102のうち第1係止部150を支持する部分が厚いため、厚肉部102bによる第1係止部150の支持強度を向上させることができる。
厚肉部102bは、内面101Rに接合されたリブ部102c(第1リブ部の一例)を含む。従って、薄肉部102bによる厚肉部102bの支持強度を向上させることができる。
上カウル部21は、リブ部113(第2リブの一例)を有する。リブ部113は、内面101Rに立設され、上カウル本体101と板金部151との間に配置される。従って、第1係止部150を第2係止部250に係止する際、支持部102が下方に撓むと板金部151が一対のリブ部113に当接される。そのため、支持部102の撓みを小さくできるため、第1係止部150の板金部151及び回動部152が可動板251に対して動くことを抑制できる。その結果、第1係止部150を第2係止部250に確実に係止することができる。
上カウル部21は、第1土台部104と、補強部105と、第1凸部107とを有する。第1凸部107は、下カウル部22(第2カウル部の一例)の第1ボス部202に圧入される。第1凸部107は、第1土台部104に取り付けられる。補強部105は、支持部102と第1土台部104に連結される。従って、補強部105によって支持部102を強固に支持することができる。そのため、第1係止部150を第2係止部250に係止する際、支持部102の撓みを小さくできるため、第1係止部150の板金部151及び回動部152が可動板251に対して動くことを抑制できる。その結果、第1係止部150を第2係止部250に確実に係止することができる。
上カウル部21は、第1土台部104から第1凸部107の反対側に延びるリブ部108(第3リブの一例)を有する。リブ部108の高さは、第1土台部104から離れるほど小さい。従って、リブ部108によって第1土台部104をより強固に支持しつつ、エンジンユニット5に含まれるハーネスや電装品がリブ部108に引っ掛かることを抑制できる。
上カウル部21は、エアダクト形成部114が固定される固定部117を有する。固定部117は、内面101R上に立設され、板状に形成されている。従って、固定部117を薄く形成しやすいため、上カウル本体101に成型収縮による凹みが生じることをより抑制できる。
固定部117は、エアダクト形成部114の挿入孔114aに溶着されている。従って、エアダクト形成部114を固定部117に簡便かつ強固に接続することができる。
上カウル部21は、固定部117に連結されるリブ部118(第4リブの一例)を有する。リブ部118は、内面101R上に立設され、板状に形成されている。従って、リブ部118を薄く形成しやすいため、上カウル本体101に成型収縮による凹みが生じることをより抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、上カウル部21は樹脂製であり、下カウル部22は金属製であることとしたが、これに限られるものではない。上カウル部21と下カウル部22の少なくとも一方が樹脂製であればよい。下カウル部22が樹脂製である場合には、下カウル部22に支持部102を形成して第1係止部150を取り付けるとともに、上カウル部21に第2係止部250を取り付ければよい。
上記実施形態では、支持部212は、水平方向に沿って配置されることとしたが、水平方向に対して傾いていてもよい。
上記実施形態では、各種リブが形成されることとしたが、これらのリブは形成されていなくてもよい。
上記実施形態において、“係止”とは第1部材と第2部材が互いに引っ掛かった状態を意味する。従って、第1係止部150と第2係止部250の形状は図示された形状に限られるものではなく、第1係止部150を第2係止部250に引っ掛けることができる形状であればよい。
上記実施形態において、“付勢”とは第1部材が第2部材に押しつけられている状態、或いは、第1部材が第2部材に向かって引っ張られている状態を意味する。従って、付勢部253は図示された形状に限られるものではなく、可動板251が回動部152から外れないように可動板251を押しつけることができる部材、或いは、可動板251を引っ張ることができる部材であればよい。
上記実施形態において、“当接”とは第1部材が第2部材に直接的に接触している状態を意味する。従って、当接板153の形状は図示された形状に限られるものではなく、支持部102の対向面102Tに直接的に接触していればよい。
上記実施形態において、“立設”とは板状あるいは棒状の第1部材が第2部材の外表面上に立てられた状態を意味する。従って、薄肉部102aの形状は図示された形状に限られるものではなく、内面101R上に立てられていればよい。
上記実施形態において、“回動”とは第1部材が第2部材に対して所定の軸心を中心として自在に動くことができる状態を意味する。従って、回動部152の形状は図示された形状に限られるものではなく、板金部151に対して所定の軸心を中心として自在に動くことができればよい。
ここに開示される技術によれば、カウルの連結機構を支持する支持部の強度を確保しつつ、成型収縮による凹みを抑制可能な船舶用推進機を提供することができる。
1 船舶推進機
2 カウル
21 上カウル部
101 上カウル本体
102 支持部
102a 薄肉部
102b 厚肉部
102c リブ部
102S 取付け面
103 リブ部
104 第1土台部
105 補強部
106 第1側板部
107 第1凸部
108 リブ部
109 第2土台部
110 第2側板部
111 第2凸部
112 リブ部
113 リブ部
114 エアダクト形成部
115 ねじ止め部
116 溶着部
117 固定部
118 リブ部
22 下カウル部
201 下カウル本体
202 第1ボス部
203 第2ボス部
204 筒部
23 第1連結機構
150 第1係止部
151 板金部
152 回動部
153 当接板
154 ボルト
250 第2係止部
251 可動板
252 軸部
253 付勢部
24 第2連結機構

Claims (8)

  1. 上下方向に延びるクランク軸を含むエンジンと、
    前記エンジンを収容するカウルと、
    を備え、
    前記カウルは、樹脂製の第1カウル部と、第2カウル部と、前記第1カウル部を前記第2カウル部に連結するための連結機構とを有し、
    前記連結機構は、前記第1カウル部に取り付けられる第1係止部と、前記第2カウル部に取り付けられ、前記第1係止部を係止する第2係止部とを有し、
    前記第1カウル部は、カウル本体と、前記カウル本体の内面に立設され、前記第1係止部を支持する板状の支持部とを有し、
    前記支持部は、前記内面に接合される薄肉部と、前記第1係止部が取り付けられる取付け面を有し、前記薄肉部に連なる厚肉部とを含み、
    前記取付け面に垂直な方向において、前記厚肉部の厚みは、前記薄肉部の厚みよりも大きい、
    船舶用推進機。
  2. 前記厚肉部は、前記内面に接合された第1リブ部を含む、
    請求項1に記載の船舶用推進機。
  3. 前記第1係止部は、前記支持部の前記取付け面に取り付けられ、前記内面に沿って延びる板金部を含み、
    前記第1カウル部は、前記内面に立設され、前記板金部と前記カウル本体との間に配置された第2リブ部を有する、
    請求項1又は2に記載の船舶用推進機。
  4. 前記第1カウル部は、前記内面上に配置される土台部と、前記土台部に取り付けられる凸部と、前記内面上に配置される補強部とを有し、
    前記第2カウル部は、前記凸部が挿入されるボス部を有し、
    前記補強部は、前記支持部と前記土台部に連結される、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の船舶用推進機。
  5. 前記第1カウル部は、前記内面上に立設され、前記土台部から前記凸部の反対側に延びる第3リブ部を有し、
    前記内面に垂直な方向において、前記第3リブ部の高さは、前記土台部から離れるほど小さい、
    請求項4に記載の船舶用推進機。
  6. 前記第1カウル部内に配置され、前記内面との間にエアダクトを形成するためのエアダクト形成部を備え、
    前記第1カウル部は、前記エアダクト形成部が固定される固定部を有し、
    前記固定部は、前記内面に立設され、板状に形成されている、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の船舶用推進機。
  7. 前記エアダクト形成部は、前記固定部が挿入される挿入孔を有し、
    前記固定部は、前記挿入孔に溶着されている、
    請求項6に記載の船舶用推進機。
  8. 前記第1カウル部は、前記固定部に連結される第4リブ部を有し、
    前記第4リブ部は、前記内面に立設され、板状に形成されている、
    請求項6又は7に記載の船舶用推進機。
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