JP2015103333A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1台のLED照明装置で複数のLED照明装置を設置したのと同様な多角的な照明を簡易に行うことができ、複数のLED照明装置を設置又は製造する工程とコストの削減及び省エネルギー化を実現する。
【解決手段】 LED照明装置100は、LED素子と、このLED素子が実装されたLED基板14が配置されるベース部材10と、このLED素子への電流の供給を含むLED素子の点灯制御を行う点灯制御部13と、ベース部材10に取り付けられる透光性カバー3と、を備えている。LED素子は、点灯制御部13に別々に接続された2以上の異なる点灯回路中に設置されて、点灯制御部13により点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、LED素子を光源に使用したLED照明装置の改良に係り、特に被取付部に取り付けられて用いられるLED照明装置におけるLED素子の制御の改良に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLED素子を光源に使用した、電源内蔵型の電球型LEDランプが普及してきた。更に最近は、天井直付け型のシーリングライトや、天井から吊り下げられて室内を照らす吊下げ型照明機器においても、LED素子を使用した照明装置が開発され、市場に導入されてきている。
このような天井直付け型シーリングライトとしては、天井面に取り付けられた引掛シーリングボディ等の照明装置において、発光色または明るさを切り替えることが可能なシーリングライトが検討されている(例えば、特許文献1等参照)。
具体的には、例えば、特許文献1に記載されている照明装置は、第1LED列と第2LED列とが設けられており、各LED列のそれぞれのアノードへ印加電圧を供給する電圧供給部と、第1LED列及び第2LED列のうち、点灯させるLED列を選択するスイッチ制御回路とを備えている。電圧供給部は、印加電圧を変更可能に設けられており、照明装置は、さらに、第1LED列及び第2LED列を流れる電流を検知する電流検知レベル出力回路と、電流検知レベル出力回路にて検知したスイッチ制御回路にて選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、電圧供給部を制御する制御回路とを備えている照明装置が提供される。
しかしながら、この特許文献1に記載されている照明装置においては、それぞれ第1LED列と第2LED列のうち、点灯させるLED列を選択して発光色または明るさを切り替えてはいるものの、これらのLED列は、単一の同じ回路中に設定されており、選択に応じて切り替えられる部分毎には動作制御を行ってはいなかった。このため、この従来技術では、単一の同じ回路中に存在する複数のLED列に異なる動作を行わせるため、回路設計が複雑で、発光色や明るさの切り替えに際し、LED列の制御が非常に煩雑となり、その設定に手間とコストを要すると共に、設定した制御系に故障が生ずるおそれがあった。加えて、全てのLED列が単一の同じ回路中に設定されているため、切り替えによる発光や調光はできるものの、各LED列毎に異なる調光や発光状態に制御することもできず、多種多様な発光状態のニーズに応えることは必ずしもできなかった。
特開2012−248338号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、1台のLED照明装置で複数のLED照明装置を設置したのと同様な多角的な照明を簡易に行うことができ、複数のLED照明装置を設置又は製造する工程とコストの削減及び省エネルギー化(以下省エネ化と略す)を実現することができるLED照明装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、LED素子と、このLED素子が実装されたLED基板が配置されるベース部材と、LED素子への電流の供給を含むLED素子の点灯制御を行う点灯制御部と、ベース部材に取り付けられる透光性カバーと、を備えたLED照明装置であって、LED素子は、点灯制御部に別々に接続された2以上の異なる点灯回路中に設置されて、点灯制御部により点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、透光性カバーの内側に光を透過しない仕切り板が配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第2の解決手段において、仕切り板は、ベース部材に対して垂直で、ベース部材よりも前面側に配設されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第3の解決手段において、仕切り板は、透光性カバーの光出射面において、透光性カバーから離反して設置されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第2乃至第4のいずれかの解決手段において、仕切り板は、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位を区分するように配置されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第2乃至第5のいずれかの解決手段において、少なくとも透光性カバーに、仕切り板が設けられている位置を示す位置決め用の方向判別印が設けられていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第6の解決手段において、透光性カバーを除いた部材にも、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位の区分けの境界を示し、透光性カバーに設けられた位置決め用の方向判別印を付合させるべき位置決め用の方向判別印が設けられていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、LED素子は、点灯制御部に別々に接続された2以上の異なる点灯回路中に設置されて、この点灯制御部により点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されているため、1台のLED照明装置で複数のLED照明装置を設置したと同様な多角的な照明を行うことが可能となり、複数のLED照明装置を設置又は製造する工数とコストの削減と、省エネ化を実現することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、透光性カバーの内側に光を透過しない仕切り板が配設されているため、透光性カバー内において各点灯回路に対応する点灯部分による照明効果を遮断して、一部の点灯回路に対応する点灯部分による照明効果が他の点灯回路に対応する部分による照明効果により影響を受けることを抑制することができ、LED照明装置の各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作を明確にして、効果を向上させることができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、仕切り板がベース部材に対して垂直で、ベース部材よりも前面側に配設されているため、各点灯回路に対応する部位におけるLED素子の発光を相互に干渉させない役割を有し、LED照明装置の各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作の効果を向上させることができる実益がある。
同時に、本発明によれば、上記のように、仕切り板は、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位を区分するように配置されているため、各点灯回路に対応する部位におけるLED素子の発光を相互に干渉させない役割を有し、LED照明装置の各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作の効果を向上させることができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、仕切り板が透光性カバーの光出射面、即ち、LED照明装置を天井面に設置した場合における床面側において、透光性カバーから離反して設置されているため、光射出面側から見た場合において、各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作時に透光性カバーに点滅部分の区切りをぼやかし、境界線が影として出るのを抑制して自然な発光を確保することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、少なくとも透光性カバーに、仕切り板が設けられている位置を示す位置決め用の方向判別印が設けられているため、LED照明装置を天井面に設置する際に、仕切り板の方向を適正に考慮して、各点灯回路に対応する点灯部分毎に設定された点灯動作に応じて、LED照明装置を、好みの方向に向けて適切に設置することができると共に、この場合において、上記のように、透光性カバーを除いた部材にも、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位の区分けの境界を示す方向判別印を設けているため、方向判別印同士を付合させるだけで、LED照明装置を簡易に適正に設置することができる実益がある。
本発明のLED照明装置の被照射面側から見た外観斜視図である。 本発明のLED照明装置の垂直断面図である。 本発明のLED照明装置の分解斜視図である。 本発明のLED照明装置の透光性カバーを外した状態の平面図である。 本発明に用いられるベース部材の斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の一部破断断面図である。 本発明に用いられる電源カバーの斜視図である。 本発明に用いられる電源カバーの断面図である。 本実施形態に係わるアダプタの斜視図である。 本発明に用いられる取付部分の断面図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の斜視図である。 本発明に用いられるアダプタ受け部材の断面図である。 本発明に用いられるセンターカバーの斜視図である。 本発明に用いられるセンターカバーの断面図である。 本発明に用いられるセンター基板の斜視図である。 本発明に用いられる基板固定台の斜視図である。 本発明に用いられるLED基板の平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの平面図である。 本発明に用いられる保護カバーの斜視図である。 本発明に用いられる枠体の斜視図である。 本発明に用いられる枠体の断面図である。 本発明に用いられる透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの断面図である。 本発明のLED照明装置の一部拡大断面図である。 本発明のLED照明装置の外観斜視図である。 本発明のLED照明装置の縦断面図である。 本発明のLED照明装置の分解斜視図である。 本発明に用いられるV字バネによる位置決め状態を示す斜視図である。 本発明に用いられるV字バネの斜視図である。 本発明に用いられる位置調整部を備えたベース部材の斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の断面図である。 本発明に用いられる透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの断面図である。 本発明に用いられる連結部分の拡大斜視図である。 本発明の変形例に用いられるバネによる位置決め状態を示す斜視図である。 本発明の変形例に用いられるバネ及びバネ受けの斜視図である。
以下に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
本発明のLED照明装置の第1の実施の形態は、シーリングライトにおいて、特に図1に示すように、LED素子を、半分毎に分けて、その発光又は調光等の動作を制御する形態である。但し、動作制御の単位は必ずしも、図1に示すような半分に限定されるものではなく、必要に応じて、他の3分割や、4分割等の必要な単位で行うことができ、また、図1に示すように、半円状の分割ではなく、扇状やリング状等の他の形状に分割することもできる。
図1乃至図3は、本発明のLED照明装置100の第1の実施の形態を示し、この第1の実施の形態におけるLED照明装置100は、図1及び図2に示すように、透光性カバー3を透光性カバーA部3aと透光性カバーB部3bに分けて、半分毎にLED素子15の動作が制御されている。
この本実施形態に係わるLED照明装置100は、図1乃至図3に示すように、LEDランプ本体1と、このLEDランプ本体1に取り付けられる透光性カバー3とから成り、天井面5にあらかじめ設置されているロゼットや引掛シーリングボディ等の配線器具7に、電気的かつ機械的に接続されるアダプタ6を備え、さらにアダプタ6にLEDランプ本体1が着脱自在に装着される。天井面5にLED照明装置100を装着する場合、電源カバー19の天井面5側に取付けられているポリウレタン等の弾性部材12を天井面5へ向けて押し込み、アダプタ6とLEDランプ本体1の取付部分11とを接続するように、LED照明装置100を押圧する。その後、LEDランプ本体1に、枠体4と透光性カバー3を取り付けて、LED照明装置100はシーリングライトとして使用可能となる。弾性部材12は、LED照明装置100と天井面5の両方に接触しており、LED照明装置100の位置ずれや振動を防止することができる。この場合、被取付部としての配線器具7が天井面5に設けられていれば、天井面5に特別な補強を施すことなく、施工性良くLED照明装置100を取付けることができる。
・ LEDランプ本体)
LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、ベース部材10と、このベース部材10を天井面5等の被取付部の配線器具7に取り付けられたアダプタ6に取付ける取付部分11と、このベース部材10の背面側に設置された電源カバー19と、この電源カバー19に配設される点灯制御部13からなっている。また、LEDランプ本体1は、図3及び図4に示すように、この取付部分11よりも外周側においてベース部材10の前面に配設されるLED基板14と、このLED基板14を斜めに固定する基板固定台14eと、このLED基板14に実装されるLED素子15と、このLED基板14を覆う保護カバー20をも有している。
(1.−1 ベース部材)
LEDランプ本体1のベース部材10は、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって作成される。ベース部材10は、図2乃至図6に示すように、円盤形状で、特に図5に示すように中心部に円形のベース部材取付部10aが開口し、特に図4に示すように、このベース部材取付部10aには、取付部分11が外部より目視出来ないように、センターカバー18が、前面側に形成されている。
また、ベース部材10には、図5及び図6に示すように、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸を中心とする略円形の形状を有する周方向リブ16と、LEDランプ本体1の厚み方向においてLEDランプ本体1を貫くようにLEDランプ本体1と直交する中心軸からLEDランプ本体1の外周に向けて延びる放射線上に設けられている放射方向リブ17とが形成されている。この周方向リブ16は、図5及び図6に示すように、環状に加工された中央部側リブ16a、内部側リブ16bと周縁部側リブ16cから成っている。これらのリブ16、17を設けることにより、ベース部材10の強度を補強することができ、ベース部材10を構成する金属材料の厚みを薄くすることが可能になり、軽量化とコストダウンを実現することができとともに、放熱面積を増加することができる。さらに、後述する保護カバー20は、周縁部側リブ16cの前面側凹形状の端部と保護カバー20の外周部20bの略L字形状部分が嵌装されて、ベース部材10に固定されている基板固定台14eと保護カバー固定孔20eを用いて固定される。これにより、保護カバー20内に粉塵や虫等が侵入するのを防止する機能も有する。
(1.−2 電源カバー)
電源カバー19は、図7及び図8に示すように、冷間圧延鋼板(SPCC)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって略円環状に作成される。この電源カバー19は、図7及び図8に示す電源カバー外縁部19bを、ベース部材10の背面に取り付けることにより、ベース部材10に取り付けられる。具体的には、電源カバー外縁部19bは、ベース部材10の内部側リブ16bの背面側の凸部に固定され、電源カバー内縁部19aは、取付部分11のアダプタ受け部材11aに固定される。また、電源カバー19の電源カバー外側壁19eは、図7及び図8に示すように、前面側に向かって拡開するように傾斜状をなしており、電源カバー背面壁19cの中央部には電源カバー開口部19fが形成されて、電源カバー開口部19fは、電源カバー背面壁19cより前面側に向かって縮閉するように傾斜状をなして電源カバー内側壁19dが設けられている。
(1.−3 点灯制御部)
点灯制御部13は、図2、図3及び図23に示すように、配線器具7からの交流電流を直流に変換してLED基板14を介してLED素子15に電流を供給するために、電源カバー19の電源カバー背面壁19cの前面側に、円弧状に配設されている。点灯制御部13は、電子部品13aが片面に配線された紙フェノール基板(FR−1)で構成されている。点灯制御部13の電子部品13aが搭載されていない裏面を、絶縁シートを介して電源カバー19の前面側に配設することにより、点灯制御部13から発生する熱を、電源カバー19を介して放熱することが可能となる。なお、この点灯制御部13を構成する電子部品13aは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサ、IC、抵抗などの公知の電子部品である。
この点灯制御部13では、後述する各点灯回路毎に各々別々に、発光又は調光を制御している。具体的には、図示の実施の形態では、後述するLED素子15が実装された8枚のLED基板を4枚ずつの2つに分割して、2分割されたLED基板14毎に異なる2つの点灯回路を形成し、これらの2つの点灯回路を別々に点灯制御部13に接続して、点灯制御部13により各点灯回路毎に独立して発光又は調光を制御している。
(1.−4 取付部分)
取付部分11は、アダプタ6が挿通し係合するアダプタガイド部分であり、LEDランプ本体1をアダプタ6に、取り付ける部分である。この取付部分11は、図10に示すように、アダプタ6を挿入することができる開口空間を形成する電源カバー開口部19fと、ベース部材10のベース部材取付部10aと、本発明においては、更に、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれるアダプタ受け部材11aとから成っている。この取付部分11は、図9に示すアダプタ6の係止部6aを、LEDランプ本体1を接続するアダプタ受け部材11aのアダプタ係止挿入部11bで受けて、固定する。アダプタ受け部材11aは、図10乃至図12に示すように、電源カバー19の内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aの間に嵌装されて図示しないネジにより固定されることにより、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
アダプタ6は、図9に示すように、天井面5に設置された配線器具7に、上面側に設けられた引掛刃6bによって電気的かつ機械的に接続されるもので略円筒状をなし、配線器具7に差し込み、回動して固定される。固定を保持させるために、アダプタ6の上面側に止め具6cが設けられている。止め具6cは、周壁のボタン6dを押入操作することにより解除されるようになっている。アダプタ6の周壁の両側には、一対の係止部6aが内蔵されたスプリングによって、常時外周側へ突出するように設けられている。この係止部6aは、下面側に設けられたレバーを操作することにより没入するようになっている。また、このアダプタ6からは、点灯制御部13へ接続する図示しない電源コードが導出されていて、点灯制御部13とコネクタを介して接続されるようになっている。
さらに、アダプタ受け部材11aには、図11及び図12に示すように、アダプタ6からの商用電源を点灯制御部13に送るための配線と、点灯制御部13からLED基板14とセンター基板18jへの配線を通すためのアダプタ受け部材配線孔11eが2箇所設けられている。この2つのアダプタ受け部材配線孔11eの端部は、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触しないように、アダプタ受け部配線孔11eの周囲を凸形状としている。これにより、配線が金属材のベース部材配線孔10bに接触することがないので、配線の外的損傷を防ぐことができる。
また、このアダプタ受け部材11aは、例えば、ポリカーボネイト(PC)等の熱可塑性合成樹脂から形成されている。この場合、取付部分11には、LED照明装置100の着脱時に大きな力が掛かるために、強度的に強い金属材等により構成されていることが多いが、本発明では、この合成樹脂材から成るアダプタ受け部材11aを、金属材により作成されている電源カバー19の電源カバー内縁部19aとベース部材10のベース部材取付部10aで挟んでいるため、強度と軽量化の両方を兼ね備えることができる構造となっている。具体的には、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ背面開口部11dを、電源カバー開口部19fに嵌装して、電源カバー開口部19f側よりアダプタ受け部材固定孔11fにネジを挿通することにより、電源カバー19に固定される。一方、アダプタ受け部材11aは、そのアダプタ前面開口部11cを、ベース部材取付部10aに嵌装して、ベース部材取付部10a側よりネジを挿通することにより、ベース部材10に固定される。これにより、アダプタ受け部材11aは、図10に示すように、電源カバー19とベース部材10との間に挟まれる。
また、金属材の電源カバー19とベース部材10の間に、合成樹脂材のアダプタ受け部材11aを介在することにより、電源カバー内縁部19aとベース部材取付部10aを作成する金属材の絞り加工による曲げ加工量を抑えることが可能となり、工数とコストの削減も可能とすることができる。
・ −5 センターカバー)
センターカバー18は、図2及び図3、図10、図13乃至図15に示すように、円盤形状で、特に図14に示すように、一方面の中心部に円形のセンターカバー開口部18cが開口し、センターカバー開口部18cに対向する他方面にセンターカバー蓋18bが形成されている。取付部分11とセンターカバー開口部18cは、合わせて嵌装されて、ベース部材10に固定される。センターカバー18は、ベース部材10に取り付けられたセンターカバー本体18aに、一方端部がセンターカバーヒンジ部18eで嵌合されて回動できるセンターカバー蓋18bが取付けられて構成されている。センターカバー本体18aに、センターカバー蓋18bの他方端で、センターカバーロック部18fをセンターカバー本体18aの凹部形状のセンターカバー挿入部18dに挿入して、センターカバー蓋18bが固定される。
また、図14に示すように、センターカバー本体18aのベース部材10に取付けられる内側や、センターカバー蓋18bの内側には、センターカバーリブ18pが設けられている。センターカバーリブ18pをセンターカバー18に設けることにより、強度を確保した上での軽量化を、実現することができる。センターカバー本体18aとセンターカバー蓋18bとが嵌装する面において、センターカバー本体18a側には凸部が形成されており、センターカバー蓋18b側のパッキンが挿入されている凹部と嵌装されている。これにより、センターカバー18から粉塵や虫等がLEDランプ本体1内に侵入するのを防いでいる。
さらに、センターカバー蓋18bの裏面には、図13及び図14に示すように、外部からのリモートコントローラ(以下リモコンと略す)の信号を受光するリモコン信号受光部18hと、リモコンからの信号を受光するチャンネルを切換えるためのチャンネルスイッチ18gと、補助光源18kが、一つのセンター基板18jに搭載されて固定されている。センター基板18jに固定されている、リモコン信号受光部18h、チャンネルスイッチ18g、補助光源18kは、センターカバー蓋18bの前面に延出している中心部に設けられたチャネル窓18r、補助光源窓18t、リモコン信号受光部窓18sに対応するように、センター基板18jに配置されている。
補助光源18kは、センターカバー蓋18bの中央に配設されており、特に常夜灯として使用するときなどにおいて、影が出にくく全面に均一な光を出射することができる。チャンネルスイッチ18gは、例えば同じ部屋において同じ周波数を使用するリモコンがある場合に、他のリモコンの操作により動作してしまう誤動作を防ぐために設けられている。チャンネルスイッチ18gにより、リモコンに使用する周波数を選択して、同じ周波数を使用しないようにする。今回は、チャンネルスイッチ18gにより、リモコンに使用する周波数を選択しているが、リモコンからの操作設定によりリモコンに使用する周波数を選択設定できるようにすることもできる。
また、センター基板18jは、センター基板カバー18nにより、センターカバー蓋18bに固定されている。センター基板18jのセンターコネクタ18mからの配線(図示せず)は、センターカバーヒンジ部18e近傍のセンターカバー配線孔18qと、アダプタ受け部材配線孔11eと、ベース部材配線孔10bを通り点灯制御部13に接続されている。これにより、短い配線長により配線が可能になり、配線にかかる負荷も少ない配線とすることができる。
(1.−6 LED基板)
LED基板14は、図3、図4、図16、図17及び図24に示すように、所定の幅寸法を有した円弧形状の8枚の基板が基板固定台14eに固定されて、基板接続線14bにより、4枚ずつ、つなぎ合わされるように配設されて、全体として略サークル状に形成されている。即ち、本発明においては、LED基板14は、8枚全ての基板が相互に電気的に接続されるのではなく、4枚ずつで、2つの異なる点灯回路を構成するように、分割して別々に配設されている。
このLED基板14は、片面に配線されたガラスコンポジット基板(CEH−3)から成り、片面側にLED素子15と電子部品14dが実装されている。このように分割された基板を用いることにより、基板の分割部分で熱的収縮を吸収して基板の変形を抑制することができる。また、このLED基板14は、特に図24に示すように、部分的に点灯制御部13と直交する方向において位置するように、即ち、点灯制御部13と垂直方向において部分的に重なるように、基板固定台14eを介してベース部材10に配設されている。このため、LED照明装置100の直径を小さくして省スペース化によりLED照明装置100をコンパクトにすることができ、コストを低減することができる。
また、このLED基板14には、図4に示すように、LED素子15が、ベース部材10の垂直方向中心軸に対し、複数の円周上に配置され、一つの円周上のLED素子15が他の円周上のLED素子15と、千鳥状の関係を構成するように配置されている。それにより、LED基板14は、透光性カバー3が均一な明るさになる基板を構成し、ベース部材10に固定されている。LED基板14のLED素子15が搭載されていない裏面側を、基板固定台14eに固定されて熱的に結合されていることにより、LED基板14から発生する熱を基板固定台14eにより放熱することが可能となる。これにより、LED素子15の効率を高めることもできるようになる。なお、LED素子15のLED素子搭載面側に、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、さらに光取り出し効率の改善することができる。
LED基板14は、図17に示すように、LED素子15が搭載されていない略サークル形状の中心部側で隣接するLED基板14と基板接続線14bにより接続されている。この場合、LED基板14は、図3及び図4に示すように、8枚の基板を円環状に配置するが、電気的には、4枚ずつのLED基板14を相互に基板接続線14bにより接続して、2つのグループに分割して配設される。基板接続線14bの両端部は、各基板に半田で接続されLED素子15に駆動用の電気を送っている。このLED基板14の上記2つのグループのうちの1つずつに、即ち、計2つの基板に、点灯制御部13からの配線を接続する基板コネクタ14cが設けられている。これにより、8枚のLED基板14を4枚ずつ半分に分けて点灯制御部13と接続することができ、各LED基板のグループ毎に構成される点灯回路毎に別々に、LED素子15の動作制御を行うことができる。なお、基板コネクタ14cは、中心部側に配置されているので点灯制御部13から取付部分11を通っての電源供給が行い易く、LED基板14内の配線長を最短にできる構成をとることができる。
また、図17に示すように、LED基板14の隣接する他のLED基板14と対向する端部の外周側に近い部分に、それぞれのLED基板14に略半円状の基板凹部14aが2箇所設けられている。この基板凹部14aは、電源カバー19をベース部材10に固定するためのネジが、内部側リブ16bに挿入されている部分で、ネジとLED基板14との距離をとることにより、LED基板14の絶縁延命距離を保つ役割を有する。
(1.−7 LED素子)
なお、このLED基板14に実装されるLED素子15としては、公知の種々のLEDを用いることができる。本実施形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子と、昼光色を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられて、調色が可能なLED照明装置の構成となっている。
本発明においては、これらのLED素子15は、上述したように電気的に分割して配設されたLED基板14を介して、点灯制御部13に別々に接続された2つの異なる点灯回路中に設置されて、この点灯制御部13により点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている。このため、各点灯回路に対応する部位毎に、独立して別々に発光又は調光を制御することができ、単一の同じ回路において異なる制御をする必要がなくなり、煩雑な処理が不要となる。
具体的には、例えば、1つのLED照明装置100で、半分を点灯、半分を消灯とする制御を行うことにより、モニターにより映画などを鑑賞するときに、モニター側に位置するLED素子15を消灯して暗くし、視聴者側に位置するLED素子15を点灯させて明るく設定することができ、多角的な照明を行うことができる。加えて、各点灯回路に対応する部位毎に調光、調色の動作制御を別々に行うこともでき、例えば、上述した視聴者側に位置する点灯状態のLED素子15のみについて、発光色や明るさを好みに合わせて設定することができ、活用範囲が広いLED照明装置100とすることができる。
このため、LED素子15の配列も、この調光又は調色の制御を考慮して決定し、例えば、一方の点灯回路におけるLED素子15は昼光色、他方は白色等の配列の他、全ての点灯回路毎に、昼光色や白色のLED素子15を規則的に混在して配置して、いずれか一方の色のLED素子15のみを発光させるように設定することもできる。
・ −8 保護カバー)
保護カバー20は、図2乃至図4、図18及び図19に示すように、2つのLED基板14を一つの保護カバー20で覆うような円弧形状で作成されており、保護カバー20を4個組み合わせて、8枚のLED基板14を覆うように構成され、全体として略サークル状に形成されてベース部材10に配設される。
保護カバー20は、図18及び図19に示すように、円弧形状で、円弧の外周部である保護カバー外周部20bと、内周部である保護カバー内周部20aと、円弧の円周方向における両端部に設けられた他の保護カバー20と接続する保護カバー挿入端部20c、保護カバー受け端部20dの部分からなる。この保護カバー挿入端部20cを、隣接する保護カバーの保護カバー受け端部20dに、挿入することにより、4個の保護カバー20を用いて略サークル状に構成できる。保護カバー外周部20bは、ベース部材10の前面の周縁部側リブ16cの凹形状と嵌装させることにより隙間をなくして、保護カバー固定孔20eによりベース部材10に固定される。保護カバー内周部20aは、保護カバー固定孔20eにより基板固定台14eに固定される。
この保護カバー20によりLED素子15が保護されて、LED照明装置100をアダプタ6に取り付けるときに、作業者の安全を確保でき、さらにLED素子15を接触による破損から保護することが可能となる。また、保護カバー20は、互いに嵌装させて構成しているうえに、基板固定台14eとも嵌装して固定されているので、LED素子15に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。さらに、同様の効果を維持させるために、保護カバー20内にLED基板14のための配線を行うときには、配線にスポンジを巻いて保護カバー20との隙間を埋める処置が施されている。
また、この保護カバー20は、0.8mmの厚さのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂で作成されており、形状が保護カバーの断面曲線を少なくとも1回微分した値の微分曲線が連続する微分曲面から形成されている。これにより、保護カバー20の断面の屈折率の相違により保護カバー20を透過したLED素子15からの出射光の分布に不均一が生じて、LED素子15からの出射光が透光性カバー20を透過する際に低照度部分が発生しないようにすることができる。また、保護カバー20には、低照度による稜線状の影が生じないように形成されている。この保護カバー20は、透光性カバー3の1.2mmの厚さに比較して薄く作成されて、出射光の減衰を少なくなるようにしている。
(1.−9 LEDランプ本体の組付)
上述したLEDランプ本体1を構成するベース部材10、電源カバー19、点灯制御部13、センターカバー18、基板固定台14e、LED基板14、保護カバー20の相互の位置関係について、図24を参照しながら説明する。まず、図24に示すように、ベース部材10の背面側に円環状の電源カバー19に配設された点灯制御部13が、取付部分11を囲むように配設されている。ベース部材10の前面側に8枚の円弧状のLED基板14が、取付部分11を囲むように配設されて、さらにそのLED基板14を覆うように4枚の透明の保護カバー20が配設されている。ベース部材10の前面側に、取付部分11を覆うようにセンターカバー18が取り付けられている。LED基板14は、点灯制御部13と垂直方向において部分的に重なるように基板固定台14eを介してベース部材10に配設されている。これらにより、本発明のLED照明装置100は、省スペース化することが可能になり、コンパクト化することができ、コスト的にも削減することが可能となる。この場合、図示の実施の形態では、図2に示すように、4枚のLED基板14を単位として、LED素子15の動作制御を行うので、制御する部分を明示するために、組付けるときにそのLED基板14の単位の境に合わせて、透光性カバー3の外側外縁に、後述する仕切り板32が設けられている位置を示す位置決め用の方向判別印8を付すと共に、ベース部材10にも、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位の区分けの境界(即ち、別々に制御されるLED基板14の単位の境)を示し、透光性カバー3に設けられた位置決め用の方向判別印8を付合させるべき位置決め用の方向判別印8を設けることが望ましい(図2において、明示が難しいため方向判別印8を90度回転させて表示している)。これにより、LED照明装置100を、簡易に、かつ、適正に設置することができる。
(2.透光性カバー)
図2乃至図3に示されるように、透光性カバー3は、枠体4を介してベース部材10に嵌合されて、LEDランプ本体1を覆っている。ベース部材10と透光性カバー3の嵌合の間に、枠体4という部材を介することにより、金属材であるベース部材10の寸法を小さくして、その分の寸法を合成樹脂材である枠体4により補っている。よって、透光性カバー3の外形は、ベース部材10の外形よりも大きく構成されている。これにより、重量とコストを削減しても、同様の範囲を全面均一に照射することができるLED照明装置100とすることが可能となる。本実施形態では、枠体4を介して透光性カバー3を配設したが、透光性カバー3自体の外形を大きくして、ベース部材10と固定する部分を内側に設ける形状とすることにより、対応することもできる。
図20乃至図21に示されるように、枠体4は、LEDランプ本体1の外縁を延出するようにベース部材10に着脱可能に取付けられるようになっている。具体的には、枠体4を回動することによって、図4に示すように、ベース部材10に設けられた枠体取付具10cに、枠体4のベース取付部41を係合することにより取付けられる。図2及び図24に示すように、枠体4と、ベース部材10の周縁部は、端部同士に隙間が出ないように固定されている。この枠体4は、汎用ポリスチレン(GPPS)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、略円環状に成型されている。枠体4の外縁に設けられた枠の環43には、環状に凹凸を付けて光が拡散するように加工されている。
この透光性カバー3は、図1、図22乃至図23に示されるように、LEDランプ本体1の前面側(天井面5に取り付けた場合の床面側)を覆うように枠体4の外周縁部に着脱可能に取付けられるようになっている。この場合、図2及び図23、図24に示すように、この透光性カバー3の内側に光を透過しない仕切り板32が、ベース部材10に対して垂直に、ベース部材10よりも前面側(天井面5に取り付けた場合の床面側)において、透光性カバー3の中心線に沿って設けられている。この仕切り板32は、各点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位を区分するように配置される。従って、この仕切り板32は、各点灯回路に対応する部位におけるLED素子15の発光を相互に干渉させない役割を有し、LED照明装置100の各点灯回路に対応する点灯部分毎におけるLED素子15の点滅動作の効果を向上させることができる。
また、この仕切り板32は、図23に示すように、両端が透光性カバー3の内周面に接続されて、図2及び図24に示すように、透光性カバー3の光出射面、即ち、LED照明装置100を天井面5に設置した場合における床面側において、透光性カバー3から離反して配置されると共に、背面側において、LEDランプ本体1とも接触しないように形成されている。これにより、光射出面側から見た場合において、各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作時に透光性カバー3に点滅部分の区切りをぼやかし、境界線が影として出るのを抑制して自然な発光を確保することができ、LED照明装置100の半分毎の制御動作の効果を向上させることができる。
また、図2に示すように、透光性カバー3の内周面のうち、仕切り板32が設けられている部分に対応する周縁部の外側に、位置決め用の方向判別印8を付けてLEDランプ本体1と嵌合させて、LED照明装置100とするときの目印とする(図2において、明示が難しいため方向判別印8を90度回転させて表示している)。これにより、LED照明装置100を天井面5に設置する際に、各点灯回路に対応する点灯部分毎に設定された点灯動作に応じて、LED照明装置100を、好みの方向に向けて適切に設置することができる。
具体的には、透光性カバー3を回動することによって、図22に示す透光性カバー3に設けられた枠体取付部31を、図20及び図21に示す枠体4の外周縁部に設けられたカバー取付具42に係合することにより取付けられる。なお、この透光性カバー3の周縁部と枠体4とは、図2、図24に示すように、端部同士に隙間が出ないように固定されている。これにより、ベース部材10と枠体4と透光性カバー3の間が密閉されて、LED照明装置100に粉塵や虫等の侵入を防ぐ効果も合わせて生じさせることができる。
透光性カバー3は、厚さ1.2mmのポリプロピレン(PP)等の熱可塑性合成樹脂を使用して、図1に示すように、円形のドーム形状に成型されている。また、透光性カバー3は、透光性カバー3を連続した曲面形状にすることや、透光性カバー3に高密度となる光拡散面を形成するシボ加工を施したり、材料に拡散剤を含有させたりして、さらに全面で均一に光らせることができる。透光性カバー3は、保護カバー20の厚さ0.8mmに比較して厚く作成されて、出射光を光拡散して全面で均一に光らせるようにしている。また、透光性カバー3は、ポリプロピレン(PP)から形成されており、赤外線を透過することができるので、透光性カバー3内のセンターカバー18に設けられているリモコン信号受光部18hに通信用の赤外線が到達することができる。
本発明のLED照明装置100においては、点灯制御部13を配設した電源カバー19をベース部材10の背面に配設しているので、LED基板14は、LED基板14と透光性カバー3の中心部との距離、透光性カバー3の周縁部との距離を均等にして、LED基板14を基板固定台14eを介してベース部材10に配設することが可能となり、透光性カバー3を全面で均一に光らせることができる。
(3.LED照明装置の組付)
LEDランプ本体1を、天井面5の配線器具7に取付けたアダプタ6に、動作制御させる向きを方向判別印8により確認して、押圧して取り付ける。その後、枠体4をベース部材10の枠体取付具10cに回動させて取り付ける。さらに、枠体4に透光性カバー3の方向性判別印8を、ベース部材10外縁に付けられた方向性判別印8と合わせて、取り付ける。この組付により、LED照明装置100が完成し、各点灯回路に対応する部位毎に、独立して別々にLED素子15の発光又は調光を制御することができるシーリングライトとなる。
(4.その他)
以上のように、本実施形態では、各点灯回路に対応する部位毎に、独立して別々にLED素子15の発光又は調光が制御されている。これによって本発明のLED照明装置100は、1台のLED照明装置100で複数のLED照明装置を設置したと同様な多角的な照明を行うことが可能となり、多角的な照明効果を得るために複数の異なるLED照明装置を設置する場合に比べて設置し易く、異なる複数のLED照明装置を設置又は製造する工数とコストの削減と、省エネ化を実現することができ、良好な意匠性を示している。なお、図示の実施の形態では、LEDランプ本体1の形状を円筒形にしたが、これに限定されず断面が4角形等からなる扁平な多角柱であってもよい。また、本実施形態では、全面発光タイプのLED照明装置にしたが、これに限定されずセンターキャップを有するLED照明装置100に変形して適用してもよい。さらに、各点灯回路に対応する部位は、2分割に限られず、複数の部分に分割して実施してもよく、これらの動作制御は、リモコン等により実施される。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について、図25乃至図36を用いて説明する。この第2の実施の形態は、モジュール照明において、特に図25に示すように、LED素子526を半分毎に分けて動作を制御する例である。但し、動作制御の単位は必ずしも、半分に限定されるものではなく、必要に応じて、他の3分割や、4分割等の必要な単位で行うことができ、また、図25に示すように、長方形状の分割ではなく、直線状等の他の形状に分割することもできる。
図25乃至図27は、本発明のLED照明装置500の第2の実施の形態を示し、この第2の実施の形態におけるLED照明装置500は、図25に示すように、発光ユニット52を発光ユニットA部52aと発光ユニットB部52bに分けて、半分毎に動作が制御されている。このLED照明装置500は、図25乃至図27に示すように、被取付面である天井面58に取り付けられる器具本体51と、この器具本体51に装着される発光ユニット52とを備えた照明器具510から成っている。このLED照明装置500は、図25乃至図27に示すように、天井面58から出ている吊りボルト56に器具本体51が下方に開口してナット57で止められ、器具本体51に発光ユニット52が開放側から着脱自在に装着される。器具本体51に、外部電源線(Fケーブル)55が接続され、LED照明装置500は、モジュール照明として使用可能となる。
(1.器具本体)
器具本体51は、ステンレス板を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工によって作成されて、塗装されている。図25乃至図27に示すように、器具本体51は直方体で一方が開口された形状で、中心部に円形の電源用孔513が開口し、電源用孔513と器具本体51の両端部の間に取付け孔514が2ヶ所形成されている。また、器具本体51の開放側反対面の天井面58に接する面に、複数の凸部を設けて天井面58の凹凸を吸収する構造となっている。
この器具本体51は、図25乃至図28に示すように、天井面58から出ている吊りボルト56に取付け孔514を挿入して、ナット57により天井面58に仮止めされる。さらに、天井面58から出ている外部電源線55を器具本体51の電源用孔513を通して器具本体51の内側に引き込んで、器具本体51の送り端子付速結端子511に挿入して接続される。その後、吊りボルト56のナット57を締めることにより、位置決めされた状態で器具本体51を天井面58に固定することができる。なお、器具本体51の内部側壁には、図28に示すように、発光ユニット52を開口側で装着させるためのV字バネ530を挟持する一対のバネ受け512が2組設けられている。
また、器具本体51には、特に図25に示すように、後述する連結治具54の係止部543、544が挿入される嵌合孔515が形成されている。この嵌合孔515は、図 25に示すように、器具本体51の上面において器具本体51の長手方向に延びる一対の長方形状に形成されている。また、嵌合孔515は、図25に示すように、隣り合う他の照明器具510の端面又は側面付近に位置する器具本体51の長手方向における両端部に設けられている。複数の器具本体51は、連結する複数の器具本体51の嵌合孔515に、連結治具54を挿入することにより、相互に適正な位置に位置決めして連結することができる。
(2.発光ユニット)
発光ユニット52は、図26及び図27に示すように、複数のLED素子526が実装されたLED基板524と、LED素子526を点灯させる点灯制御部528とを配設したベース部材523と、このベース部材523に取り付けられる透光性カバー521とを有している。より具体的には、発光ユニット52は、図26に示すように、光源であるLED素子526が搭載されている略長方形状であるLED基板524の裏面をベース部材523の下方に設置し、ベース部材523の上方にLED素子526用の点灯制御部528を設置する。LED基板524とベース部材523を覆うように配置された透光性カバー521により発光ユニット52として一体化される。
この発光ユニット52は、図28に示すように、バネ受け512に復元力により係合するバネにより器具本体51に取り付けられる。このバネは、具体的には、図26乃至図28に示す実施の形態においては、V字バネ固定部品531に固定されたV字バネ530から成っている。これらの器具本体51と装着するためのV字バネ530とV字バネ固定部品531は、透光性カバー521の上面に配設されている。この発光ユニット52は、このV字バネ530により、器具本体51に着脱自在に取り付けられている。
この発光ユニット52は、このV字バネ固定部品531により位置決めされながら器具本体51に装着される。具体的には、このV字バネ530は、図26乃至図29に示すように、ベース部材523に固定されているV字バネ固定部品531に取付けられている。器具本体51と発光ユニット52を固定するときには、器具本体51の長辺開口部端面51aと、発光ユニット52におけるV字バネ固定部品531の外側面531aが接することにより、発光ユニット52の短手方向の位置決めを行いながら固定する。発光ユニット52を円滑に器具本体51に装着できるように、V字バネ固定部品531の外側面531aは、上方が内側に傾斜している形状になっている。これにより器具本体51と発光ユニット52の短手方向が、正確に位置決めすることができ、均一に光を照射することができる。
LED基板524は、片面に銅箔が貼られたガラスコンポジット基板(CEM−3)から成り、片側にLED素子526と電子部品とが実装されている。ベース部材523は、アルミを使用して、押出成形による一体成形で作成されている。器具本体51の送り端子付速結端子511から、電源線を点灯制御部528に結線し、点灯制御部528の出力をLED基板524に結線することにより、LED照明装置500を構成する。
(2.−1 LED基板)
LED基板524は、図27に示すように、複数のLED基板単体524a、524bを組み合わせて成っている。より具体的には、LED基板524は、図27に示すように、長方形の形状である第1のLED基板単体524aと、第2のLED基板単体524bとから成り、この第1のLED基板単体524aと第2のLED基板単体524bとが長手方向に連続して配置されるように、両者の端面同士を対向させて配置されている。
この場合、第1のLED基板単体524aと、第2のLED基板単体524bは、図27に示すように、同一の形状を有し、これを180°転回して対称に配置して、LED基板524を構成している。このように、同一の形状のLED基板単体524a、524bを使用することにより、単一の形状のLED基板単体524a、524bのみを用意して、単にこれを組み合わせれば足りるため、LED基板単体524a、524bの製造コストを低減することができる。
また、これらのLED基板単体524a、524bには、図27に示すように、端面の一部を切り欠いて形成されたLED基板の凹部524c、524dが形成されている。より具体的には、図27に示すように、LED基板単体524a、524bの一方の端面の中央部分に略半円形状に形成された第1のLED基板の凹部524cと、第2のLED基板の凹部524dが設けられている。
複数のLED基板単体524a、524bは、図27に示すように、隣り合うLED基板単体524a、524bとの間で、これらのLED基板の凹部524c、524d同士を対向して配置されることにより、隣り合うLED基板単体524a、524bとの間で、これらのLED基板の凹部524c、524dから成る配線貫通孔を形成する。点灯制御部528から直流電力をLED基板524に供給するための電線は、この配線貫通孔を通じて配線される。なお、このように、複数のLED基板単体524a、524b間で、LED基板の凹部524c、524dにより配線貫通孔を形成する場合においても、同一の形状を有するLED基板単体524a、524bを180°転回して対称に配置するだけで対応することができる。
点灯制御部528からの配線は、LED基板単体524a、524bのそれぞれに別々に接続される。これにより、LED基板524を1枚ずつ半分に分けて点灯制御部528と接続することができ、各LED基板単体524a、524b毎に構成される点灯回路毎に別々に、LED素子15の動作制御を行うことができる。即ち、本発明においては、LED基板単体524a、524bが相互に電気的に接続されるのではなく、各々別々に2つの異なる点灯回路を構成するように、分割して別々に配設されている。
また、各LED基板単体524a、524bのLED基板の凹部524c、524dの両側には、点灯制御部528からの電線を各LED基板単体524a、524bに固定するためのLED基板端子が設けられている。
これらの各LED基板単体524a、524bに実装された複数のLED素子526間の間隔と、隣り合うLED基板単体524a、524bのLED素子526間の間隔が略等しく形成されている。このため、複数のLED基板単体524a、524bを連続して配置しても、全てのLED基板単体524a、524b間でLED素子526が均等に配置され、LED基板単体524a、524b間の区切りを意識させない程度に連続して発光させて、光を均一に照射することができる。
この場合、LED基板単体524a、524bは、各LED基板単体524a、524bにおける複数のLED素子526間の間隔bを、他のLED基板単体524a、524bと対向する端面から最も近いLED素子526までの間隔aよりも大きく形成することにより、隣り合うLED基板単体524a、524bのLED素子526間の間隔を略等しく形成することができる。
具体的には、LED基板524に実装されているLED素子526は、図示の実施の形態では、図26に示すように、LED基板524の長手方向に4列で整列して配置されており、各LED基板単体524a、524bの他のLED基板単体524a、524bと対向する端面から最も近い列のLED素子526までの間隔aより、各LED基板単体524a、524bにおける複数のLED素子526間の間隔bの方が大きく設定されている(a<b)。
このように、a<bとする場合において、他のLED基板単体524a、524bの端面から最も近いLED素子526までの間隔aを、各LED基板単体524a、524bにおける複数のLED素子526間の間隔bの1/2となるように設定して、それぞれの列のLED素子526間を略等間隔とするのが、望ましいということができる。これにより、複数のLED基板単体524a、524bを連続して配置しても、全てのLED基板単体524a、524b間でLED素子526が均等に配置され、LED基板単体524a、524b間の区切りを意識させない程度に連続して発光して、透光性カバー521が均一な明るさとなり、更に、本発明のLED照明装置500を、複数連結して使用する場合においても、各LED照明装置500間において、同様の効果を得ることが可能となる。なお、複数のLED基板単体524a、524b間に若干の間隙を形成する場合には、それをも考慮して、LED素子526の配列を設定する。
なお、LED基板524のうち、LED素子526の実装面側に、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、光取り出し効率を向上させることができる。また、このLED基板524に実装されるLED素子526としては、公知の種々のLED素子や、有機EL素子等を用いることができる。図示の実施の形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられている。
(2.−2 LED基板配線)
LED基板524には、複数のLED素子526が実装されて、各LED素子526を光らせるための配線がされている。この場合、LED基板524に実装されたLED素子526の2つの端子に接続される基板配線の面積が、第1の端子に接続される第1の基板配線と第2の端子に接続される第2の基板配線とで異なるように設定する。
これは、LED素子526は光出射するときに、発熱するために放熱を行う必要が生じるため、基板配線の配線面積を大きくして、少しでも多くの放熱を行う必要がある。この場合、端子からの放熱量は、LED素子526の端子配線面積により変わってくるので、実装するLED素子526の仕様に合わせて端子配線面積を変えて放熱量を最適にすることにより、LED素子526の効率を改善するためである。これにより、各端子毎に適した基板配線の面積を確保することにより、各LED素子526の性能に応じた放熱量を確保して、発光効率の低下を抑制して、複数のLED素子526間やLED基板単体524a、524b間で、光の均一な照射を確保することができる。従って、この基板配線の面積は、実装されるLED素子526毎に、性能に応じて設定する。
(2.−3 LED素子)
なお、LED基板524に実装されるLED素子526としては、公知の種々のLEDを用いることができる。本実施形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子と、昼光色を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられて、調色が可能なLED照明装置500の構成となっている。
本発明においては、これらのLED素子526は、上述したように電気的に分割して配設されたLED基板524を介して、点灯制御部528に別々に接続された2つの異なる点灯回路中に設置されて、この点灯制御部528により点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている。このため、各点灯回路に対応する部位毎に、独立して別々に発光又は調光を制御することができ、単一の同じ回路において異なる制御をする必要がなくなり、煩雑な処理が不要となる。
具体的には、例えば、1つのLED照明装置500で、半分を点灯、半分を消灯とする制御を行うことにより、不要な照明装置の点灯をこまめに制御することが可能となり、多角的で経済的な照明を行うことができる。加えて、各点灯回路に対応する部位毎に調光、調色の動作制御を別々に行うこともでき、例えば、点灯状態の一部分のLED素子526のみについて、発光色や明るさを好みに合わせて設定することができ、活用範囲が広いLED照明装置500とすることができる。
このため、LED素子526の配列も、この調光又は調色の制御を考慮して決定し、例えば、一方の点灯回路におけるLED素子526は昼光色、他方は白色等の配列の他、全ての点灯回路毎に、昼光色や白色のLED素子526を規則的に混在して配置して、いずれか一方の色のLED素子526のみを発光させるように設定することもできる。
(2.−4 ベース部材)
ベース部材523は、アルミニウムの押出成形によって一体に成形されている。このため、プレス加工等する場合に比べて、容易な作業で、複雑な形状に成形することができる。
本発明においては、特に図26に示すように、このベース部材523の上方に点灯制御部528が、下方にLED基板524が固定されて、放熱を行える構造となっている。即ち、ベース部材523は、放熱板としての役割をも有する。この場合、点灯制御部528は、図26に示すように、ベース部材523との間に空間を設けて、ベース部材523に配設されている。より具体的には、図30及び図31に示すように、ベース部材523の短手方向(幅方向)の中央部において、LED基板524を固定する基板部523aの上方に間隔を隔てて点灯制御部528を搭載する電源台523bが設けられている。これにより、電源台523bの下方と基板部523aの間には、十分な放熱効果を得るために、空間が設けられた構造となっている。このベース部材523の構造により、点灯制御部528やベース部材523は、この空間にも放熱して放熱効率を高めることができ、ベース部材523に搭載されているLED基板524と点灯制御部528は、十分な放熱効果を発揮することができ、点灯制御部528とベース部材523との間で熱がこもって発光効率が低下するのを防止することができる。
また、その空間を設けるためのベース部材523の構造を利用して、図31に示すように、ベース部材523の下方にLED基板524をネジ529により固定するために、LED基板524の固定孔に合わせてベース部材523に第1のネジ529aを挿入する第1の溝部523dが設けられている。この第1の溝部523dは、アルミニウムにより一体に成形されているので、ステンレス製の第1のネジ529aを用いることにより、予め又は新たにネジ溝を設けることなく、第1のネジ529aを圧入することで、ベース部材523にネジ溝を形成しながらLED基板524をベース部材523に固定している。これにより、この第1の溝部523dに第1のネジ529aを回し込みながら圧入していくだけで同時にネジ溝も形成されていくため、ベース部材523に予め又は設置時に新たにネジ溝を形成しておくことなく、LED基板524をベース部材523に固定することができ、簡易な構造で、製造のコストと手間を削減することができる。
更に、このベース部材523は、特に図30に示すように、位置調整部品535を有し、発光ユニット52は、この位置調整部品535により位置決めされながら器具本体51に装着されている。より具体的には、図30に示すように、器具本体51と発光ユニット52を固定するときに用いる、長さ方向の位置決めを行うL字形状の位置調整部品535が、ベース部材523の長さ方向両端面で、ステンレス製等の第2のネジ529bを第2の溝部523eにねじ込んで取り付けられている。この第2の溝部523eは、ベース部材523のアルミニウムにより一体で作成されているので、ステンレス製等の第2のネジ529bを用いることにより、予め又は新たにネジ溝を設けることなく、第2のネジ529bをねじ込むことで、ベース部材523にネジ溝を形成しながら位置調整部品535をベース部材523に固定している。これにより、部品コストと工数の低減を図ることができる。そして、この位置調整部品535が、器具本体51の短辺開口部端面51bと接することにより、発光ユニット52の長さ方向の位置決めを行いながら固定する。これにより器具本体51と発光ユニット52の長さ方向が、正確に位置決めすることができ、全面から均一に光を照射することができる。
さらに、ベース部材523の上部には、図31に示すように、透光性カバー521の端部が挿入されるカバー挿入部523cが設けられ、このカバー挿入部523cを介して、透光性カバー521をベース部材523に取り付けることにより、透光性カバー521によってベース部材523を覆い、発光ユニット52を構成している。
(2.−5 透光性カバー)
透光性カバー521は、図32及び図33に示すように、ポリカーボネート(PP)等を使用して、断面が略ロ字形状に押出成形によって一体に成形されている。このため、プレス加工等する場合に比べて、容易な作業で、複雑な形状に成形することができる。
この透光性カバー521は、その上部を、図26に示すように、下方にLED基板524を配設したベース部材523のカバー挿入部523cに透光性カバー521のベース部材挿入部521bを合わせて、ベース部材523に透光性カバー521のベース部材受部521cを挿入することにより、器具本体51に装着される。この場合、透光性カバー521は、その弾性変形力によりベース部材523に固定される。即ち、透光性カバー521は、自由状態において、若干、内側へ撓むようにして形成され、ベース部材挿入部521bを拡張しながら、カバー挿入部523cに挿入されることにより、弾性変形による復元力によって、ベース部材523を挟み込むことができる。このため、透光性カバー521をベース部材523に挿入するだけで、簡単に、かつ、安定的にベース部材523に装着して固定することができる。
この場合、図25、図26及び図33に示されるように、この透光性カバー521の内側に光を透過しない仕切り板521dが、ベース部材523と垂直に、ベース部材523よりも前面側(天井面58に取り付けた場合の床面側:前面側)において、透光性カバー3の幅方向における中心線に沿って設けられている。この仕切り板521dは、各点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位を区分するように配置される。従って、この仕切り板521dは、各点灯回路に対応する部位におけるLED素子526の発光を相互に干渉させない役割を有し、LED照明装置500の各点灯回路に対応する点灯部分毎におけるLED素子526の点滅動作の効果を向上させることができる。
また、この仕切り板521dは、図26及び図33に示すように、透光性カバー521の光出射面、即ち、LED照明装置500を天井面5に設置した場合における床面側において、透光性カバー521の平面部521aと離れて、LED基板524と接触しないように形成されて、第1のLED基板単体524aと第2のLED基板単体524b間の位置に配置される。図示の実施の形態では、図25に示すように、LED照明装置500を、2つの部分に分けて動作制御するので、長辺方向の半分となる第1のLED基板単体524aと第2のLED基板単体524b間の位置に配置される。これにより、光射出面側から見た場合において、各点灯回路に対応する点灯部分毎の点滅動作時に透光性カバー521に点滅部分の区切りをぼやかし、境界線が影として出るのを抑制して自然な発光を確保することができ、LED照明装置500の半分毎の制御動作の効果を向上させることができる。
また、図27に示すように、透光性カバー521の長辺部の外側に、仕切り板521dが設けられている位置を示す方向判別印59を付すと共に、器具本体51にも、点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位の区分けの境界(即ち、別々に制御される2つのLED基板単体524a、524b間の境)を示し、透光性カバー521に設けられた位置決め用の方向判別印59を付合させるべき位置決め用の方向判別印59を設けて、照明器具510を天井面58に設置するときに、制御を行う側を考えて設置することができる。これにより、LED照明装置500を天井面58に設置する際に、各点灯回路に対応する点灯部分毎に設定された点灯動作に応じて、LED照明装置500を、好みの方向に向けて適切に設置することができる。
また、この透光性カバー521の端部を、図32に示すように、端部透光性カバー522で覆うことにより、透光性カバー521で反射された光が拡散反射され、これが繰り返されて、端部透光性カバー522まで光が達する。これによって、透光性カバー521と端部透光性カバー522の全面を光らせることができ、光源として均一に光を照射することができる。
また、透光性カバーの両端部に設置される端部透光性カバー522は、ガイド部522cにより透光性カバー521の端部と嵌装させる。端部透光性カバー522の厚さは、透光性カバーの両端部と接する外縁部522bを、中央の中央部522aより薄くしていることにより、透光性カバー521と端部透光性カバー522の全面においても、LED素子526からの光を均一に照射することが可能となっている。
本発明においては、この光ユニット52のLED素子526と透光性カバー521との間の間隔を調整することにより、透光性カバーにおける光の出射の分布が調整されている。具体的には、発光ユニット52のLED基板524に搭載されているLED素子526と、透光性カバー521の下面側までの距離は、LED基板524に搭載される各列のLED素子間の距離よりも大きく設定されている。
これにより、LED素子526からの光が透光性カバー521に到達する前に広がるので、透光性カバー521にてLED素子526のグレアを解消した光の射出が可能となる。図示の実施の形態では、具体的には、発光ユニット52のLED素子526と透光性カバー521の間隔を32mmに設定することにより、対応することができ、これにより、透光性カバー521と端部透光性カバー522の全面において、LED素子526からの光を均一に照射することが可能となっている。
(3.連結治具)
本発明の照明装置500を複数連結して使用する場合においては、図34に示すように、複数の照明器具510に跨って取り付けられて、これらの複数の照明器具510を相互に連結させる連結治具54を使用する。
この連結治具54は、図25及び図34に示すように、複数の器具本体51に跨る治具本体541、542と、この治具本体541、542から器具本体51側へ向けて延びる係止部543、544とから成り、図34に示すように、この係止部543、544が器具本体51に設けられた嵌合孔515に挿入されて複数の照明器具510を相互に連結させる。この連結治具54は、具体的には、例えば、ステンレス板を、打抜加工、プレス加工、折曲加工等することにより形成することができ、図25及び図34に示すように、嵌合孔515に対応する位置及び形状に係止部543、544が形成される。
この連結治具54としては、相互に連結する照明器具510の形態によって、複数の実施の形態が考えられる。具体的には、第1の形態として、図34(A)〜(C)に示すように、複数の器具本体51を、器具本体51の長手方向における端面同士を対向させて配置する直列接続を挙げることができる。この第1の形態である直列接続においては、連結治具54は、図34(A)〜(C)に示すように、隣り合う2つの器具本体51を長手方向における端面同士を対向させて配置した場合における各々の嵌合孔515の位置及び形状に対応して、長方形状に形成された治具本体541において、長辺側の短辺寄りの両端から略コの字状に延出するようにして形成された4つの係止部543を有する。
また、第2の形態として、図34(D)に示すように、一方の器具本体51の長手方向における端面と他方の器具本体51の長手方向における側面とを対向させて配置する、コーナー接続を挙げることができる。この第2の形態であるコーナー接続においては、連結治具54は、図34(D)に示すように、隣り合う2つの器具本体51を一方の器具本体51の長手方向における端面と他方の器具本体51の長手方向における側面とを対向させて配置した場合における各々の嵌合孔515の位置及び形状に対応して、長方形状に形成された治具本体542において、長辺側の一方端を略コの字状に延出して形成された2つの係止部543と、長辺側の他方端の短辺をL字状に延出して形成された1つの係止部544を有する。
本発明のLED照明装置500においては、図34に示す、これらの直列接続とコーナー接続との2つの形態を組み合わせることにより、LED照明装置500による照明システムを構成することが、可能となっている。この場合、照明器具510の器具本体51に形成される嵌合孔515は、図34に示すように、単に器具本体51の配列を変えるだけで、1つの形態で、どちらの連結にも対応することができる。
(4.連結)
これらの連結治具54を用いて、複数のLED照明装置500を連結させるためには、第1の形態である直列接続の場合は、図34(A)〜(C)に示すように、相互に連結する器具本体51を天井面58等への連結面を上に並べて、連結する器具本体51の両端に設けられている全ての嵌合孔515へ連結治具54の係止部543を上面から挿入することにより、一体化する。
一方、第2の形態であるコーナー接続の場合は、図34(D)に示すように、連結する器具本体51を天井面58等への連結面を上に並べて、接続する器具本体51の両端に設けられている嵌合孔515へ連結治具54の係止部543と係止部544を上面から挿入することにより、一体化する。この場合、短辺側に形成された係止部544は、図34(D)に示すように、他方の器具本体51から見て遠い位置にある奥側の嵌合孔515に挿入される。
連結されたLED照明装置500として光を均一に照射するためには、一体化された器具本体51の間隔を、等間隔にすることが求められている。また、器具本体51と透光性カバー521の光出射に係わる温度による伸縮が大きく異なるので、温度による伸縮を考慮すると1mm単位の位置決め精度が求められることになる。そのために、連結する器具本体51の間隔を1mm間隔とする必要であり、連結する器具本体51の位置決めが難しくなっている。この場合、本発明に使用される連結治具54を使用することにより、連結する器具本体51の間隔について正確に位置決めを行うことができる。LED照明装置500の配置に対応して、第1の形態と第2の形態を組み合わせることにより、多彩な配置に対応することが可能となっている。
(5.スライド)
なお、LED照明装置500は、天井面58に対してスライド(移動)させることができる機能を付加することができる。器具本体51に設けられている2つの取付け孔514を、長穴にすることにより、吊りボルト56との位置関係を調整することができる。それにより、例えば部屋の間仕切りを変更する場合に、LED照明装置500を、間仕切りの妨げにならない位置に移動させることが可能となる。さらに、間仕切り終了後にもとの部屋に戻すことも簡単にでき、多様に使用することが可能となる。
また、新たに吊りボルト56を設けた取付板を天井面58に固定し、取付板の吊りボルト56を用いて同様であるスライドの構造とすることも可能である。そのとき、取付板の長手方向寸法を短くすれば、スライドさせた時に、取付板がLED照明装置500の範囲を外れて見えることをなくすことができる。
(6.天井面等の被取付面への設置)
本発明のLED照明装置500は、以下のように被取付面である天井面58や壁等に取り付けることができる。即ち、まず、天井面58からLED照明装置500の配置に合わせて、吊りボルト56が設けられており、器具本体51の電源用孔513に合わせて、天井面58に直径15mmの孔をあけて、該孔から外部電源線55を引き出す。
次に、設置するLED照明装置500の器具本体51を、上述したように、連結治具54を用いて連結する。器具本体51は、連結した器具本体51の取付け孔514を、天井面58からの吊りボルト56に合わせて、天井面58に位置決めして、吊りボルト56をナット57により止めることで仮止めされる。
更に、外部電源線55を器具本体51の電源用孔513から引き出し、外部電源線55の2本の芯線を、送り端子付速結端子511に挿着する。送り端子付速結端子511から、隣接する器具本体51の送り端子付速結端子511に器具本体51の端部の送り孔516を用いて配線する。これにより、天井面58から引き出す外部電源線55の配線を少なくすることが可能となる。仮止めされていた器具本体51は、吊りボルト56のナット57を本締めして、天井面58等に固定する。
最後に、取付けられた器具本体51から発光ユニット52へ配線すると共に、発光ユニット52を器具本体51の長辺開口部端面51aと、発光ユニット52におけるV字バネ固定部品531の外側面531aを接しさせると共に、位置調整部品535が、器具本体51の短辺開口部端面51bと接することにより、発光ユニット52との位置決めを行いながらV字バネ530により固定して、LED照明装置500による照明システムが完成する。これにより器具本体51と発光ユニット52の長さ方向が、正確に位置決めすることができ、均一に光を照射することができる。
(7.バネの他の実施の形態)
発光ユニット52は、図26乃至図28に示す実施の形態においては、V字バネ530を使用して、器具本体51に取り付けたが、バネの形態は必ずしも、このV字バネ530に限定されるものではなく、他の実施の形態とすることもできる。具体的には、例えば、図35及び図36に示すように、コの字バネ532を使用することができる。このコの字バネ532は、図35及び図36に示すように、発光ユニット52の幅方向における中央部における2カ所に設けられている。従って、発光ユニット52の位置決めが容易であると共に、発光ユニット52の長手方向における両端にバネ等を設ける場合(2カ所の両端に設けて計4カ所に設ける場合)に比べて、コの字バネ532の装着箇所、ひいては、作業工程数を減少させることができ、装着作業をより一層簡易にすることができる。
このコの字バネ532は、図35及び図36に示すように、ベース部材523の2ヵ所に第2の溝部523eに第2のネジ529bで固定されたコの字バネ固定部品533に取り付けられて配設されている。このコの字バネ532に対応するように器具本体51側に配設されている2個のコの字バネ受け534に、コの字バネ532を挿入して固定される。
このコの字バネ532は、図35及び図36に示すように、ベース部材523に相対向して配置された複数のコイルバネ部532bと、このコイルバネ部532bから延出してフレーム状に成形されたフレーム部532aとから成っている。従って、V字バネ530と異なり、2本の指で両端のバネ間の間隔を狭める等の作業をすることなく、コの字バネ受け534に装着することができる。
この場合、図35及び図36に示すように、このフレーム部532aの一部に屈曲部532dを設けることが望ましい。これにより、フレーム部532aは、自由状態において設置面からその一部が盛り上がるようにして配置されるため、作業のための指等をこの盛り上がったスペース内に挿入してフレーム532aを持ち上げ易くなり、装着作業がより一層簡易となる。
また、このコの字バネ532は、図35及び図36に示すように、そのフレーム部532aが、コイルバネ部532bが設置されている面(図示の実施の形態では、ベース部材523)に向けて付勢されている。従って、屈曲部532dに指を挿入して、この付勢力に抗して、フレーム部532aを持ち上げて、器具本体51に設けられたコの字バネ受け534に挿入した後、その弾性変形を解除することにより、コの字バネ532はコの字バネ受け534を引き寄せることができ、これにより、コの字バネ532を備えた発光ユニット52を器具本体51に装着することができる。
更に、このコの字バネ532は、フレーム部532aが、コイルバネ部532bに近づくに連れ幅が狭くなるように設定されている。これにより、コの字バネ532のフレーム部532aを、コの字バネ受け534に挿入し易くなると共に、安定的に係止することができる。
このコの字バネ532は、バネ端部532cが、コイルバネ部532bの両端から延設されて、コの字バネ固定部品533の固定金具533bに係止され、このコの字バネ固定部品533が、ベース部材523に爪部533cと固定金具533bにより固定されることにより、コの字バネ532がベース部材523に取り付けられる。このコの字バネ固定部品533は、中央部の中心軸部533dから延伸しているバネ保持部533aによって、コイルバネ部532bを係止する。
一方、このコの字バネ532を係止するコの字バネ受け534は、図35及び図36に示すように、器具本体51に設けられ、長方形を略コの字状に成形したコの字バネ受け534の両端を固定するために、両端から延伸して固定部534aを設けて、器具本体51にネジで固定する。コの字バネ受け534は、コの字バネ受け534の側部534cで挟まれている底部534bから内側に曲げた係止部534dを有する。
また、より安全に器具本体51に発光ユニット52を装着するために、器具本体51側のコの字バネ受け534に紐の一方端を固定して、他方端にフックを固定した落下防止用の紐を設ける。装着するときに、他方端のフックをコの字バネ固定部品533に掛止することにより、発光ユニット52を仮固定することができるので、さらに安全に装着することができる。
なお、図示の実施の形態では、図35に示すように、器具本体51にコの字バネ受け534を、ベース部材523にコの字バネ532及びコの字バネ固定部品533を設置したが、必ずしも、この形態に限定されるものではなく、器具本体51にコの字バネ532及びコの字バネ固定部品533を、ベース部材523にコの字バネ受け534を設置することもできる。後者の場合には、コの字バネ532をその付勢力に抗して変形させながら同時にコの字バネ532を把持して発光ユニット52ごと引き上げる必要がなく、面倒な力作業を要することなく、簡易に発光ユニット52を器具本体51に装着することができるメリットがある。
(8.その他)
以上のように、本実施形態では、各点灯回路に対応する部位毎に、独立して別々にLED素子526の発光又は調光が制御されている。これらによってLED照明装置500は、1台のLED照明装置500で複数のLED照明装置を設置したと同様な多角的な照明を行うことが可能となり、多角的な照明効果を得るために複数の異なるLED照明装置を設置する場合に比べて設置し易く、異なる複数のLED照明装置を設置又は製造する工数とコストの削減と省エネ化を実現することができ、良好な意匠性を示している。なお、図示の実施の形態では、器具本体51の形状を長方形にしたが、これに限定されず断面が略半円形等からなる扁平な形状であってもよい。さらに、各点灯回路に対応する部位は、2分割に限られず、複数の部分に分割して実施してもよく、これらの動作制御は、リモコン等により実施される。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なし得る各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明のLED照明装置は、LED素子を発光素子として用いる照明装置、例えばリビングや和室、更に、寝室や子供部屋等の各居室や廊下、玄関等の天井面や壁面等に沿って設置されるシーリングライトや、事業所や店舗等の商業施設等の比較的広い施設の天井面に設置されるモジュール照明等のLED照明装置として、広く適用することができる。
1:LEDランプ本体
10:ベース部材
10a:ベース部材取付部
10b:ベース部材配線孔
10c:枠体取付具
11:取付部分
11a:アダプタ受け部材
11b:アダプタ係止挿入部
11c:アダプタ前面開口部
11d:アダプタ背面開口部
11e:アダプタ受け部材配線孔
11f:アダプタ受け部材固定孔
12:弾性部材
13:点灯制御部
13a:電子部品
14:LED基板
14a:基板凹部
14b:基板接続線
14c:基板コネクタ
14d:電子部品
14e:基板固定台
15:LED素子
16:周方向リブ
16a:中央部側リブ
16b:内部側リブ
16c:周縁部側リブ
17:放射方向リブ
18:センターカバー
18a:センターカバー本体
18b:センターカバー蓋
18c:センターカバー開口部
18d:センターカバー挿入部
18e:センターカバーヒンジ部
18f:センターカバーロック部
18g:チャンネルスイッチ
18h:リモコン信号受光部
18j:センター基板
18k:補助光源
18m:センターコネクタ
18n:センター基板カバー
18p:センターカバーリブ
18q:センターカバー配線孔
18r:チャネル窓
18s:リモコン信号受光部窓
18t:補助光源窓
19:電源カバー
19a:電源カバー内縁部
19b:電源カバー外縁部
19c:電源カバー背面壁
19d:電源カバー内側壁
19e:電源カバー外側壁
19f:電源カバー開口部
20:保護カバー
20a:保護カバー内周部
20b:保護カバー外周部
20c:保護カバー挿入端部
20d:保護カバー受け端部
20e:保護カバー固定孔
3:透光性カバー
3a:透光性カバーA部
3b:透光性カバーB部
31:枠体取付部
32:仕切り板
4:枠体
41:ベース取付部
42:カバー取付具
43:枠の環
5: 天井面
6: アダプタ
6a:係止部
6b:引掛刃
6c:止め具
6d:ボタン
7:配線器具
8:方向判別印
100:LED照明装置

51:器具本体
51a:長辺開口部端面
51b:短辺開口部端面
511:送り端子付速結端子
512:バネ受け
513:電源用孔
514:取付け孔
515:嵌合孔
516:送り孔
52:発光ユニット
52a:発光ユニットA部
52b:発光ユニットB部
521:透光性カバー
521a:平面部
521b:ベース部材挿入部
521c:ベース部材受部
521d:仕切り板
522:端部透光性カバー
522a:中央部
522b:外縁部
522c:ガイド部
523:ベース部材
523a:基板部
523b:電源台
523c:カバー挿入部
523d:第1の溝部
523e:第2の溝部
524:LED基板
524a:第1のLED基板単体
524b:第2のLED基板単体
524c:第1のLED基板の凹部
524d:第2のLED基板の凹部
526:LED素子
528:点灯制御部
529:ネジ
529a:第1のネジ
529b:第2のネジ
530:V字バネ
531:V字バネ固定部品
531a:外側面
532:コの字バネ
532a:フレーム部
532b:コイルバネ部
532c:バネ端部
532d:屈曲部
533:コの字バネ固定部品
533a:バネ保持部
533b:固定金具
533c:爪部
533d:中心軸部
534:コの字バネ受け
534a:固定部
534b:底部
534c:側部
534d:係止部
535:位置調整部品
54:連結治具
541:治具本体
542:治具本体
543:係止部
544:係止部
55: 外部電源線
56:吊りボルト
57:ナット
58:天井面
59:方向判別印
510:照明器具
500:LED照明装置

Claims (7)

  1. LED素子と、
    前記LED素子が実装されたLED基板が配置されるベース部材と、
    前記LED素子への電流の供給を含む前記LED素子の点灯制御を行う点灯制御部と、
    前記ベース部材に取り付けられる透光性カバーと、を備えたLED照明装置であって、
    前記LED素子は、前記点灯制御部に別々に接続された2以上の異なる点灯回路中に設置されて、前記点灯制御部により前記点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されていることを特徴とするLED照明装置。
  2. 請求項1に記載されたLED照明装置であって、
    前記透光性カバーの内側に光を透過しない仕切り板が配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  3. 請求項2に記載されたLED照明装置であって、
    前記仕切り板は、前記ベース部材に対して垂直で、前記ベース部材よりも前面側に配設されていることを特徴とするLED照明装置。
  4. 請求項3に記載されたLED照明装置であって、
    前記仕切り板は、前記透光性カバーの光出射面において、前記透光性カバーから離反して設置されていることを特徴とするLED照明装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載されたLED照明装置であって、
    前記仕切り板は、前記点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位を区分するように配置されていることを特徴とするLED照明装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載されたLED照明装置であって、
    少なくとも前記透光性カバーに、前記仕切り板が設けられている位置を示す位置決め用の方向判別印が設けられていることを特徴とするLED照明装置。
  7. 請求項6に記載されたLED照明装置であって、前記透光性カバーを除いた部材にも、前記点灯回路毎に各々別々に発光又は調光が制御されている部位の区分けの境界を示し、前記透光性カバーに設けられた前記位置決め用の方向判別印を付合させるべき前記位置決め用の方向判別印が設けられていることを特徴とするLED照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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