JP2015103264A - 光ディスクライブラリシステム、データアーカイブシステム及び光ディスク記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスクライブラリシステムにおいて、両面光ディスクの一方の面にデータを記録中にもう一方の面に記録済みのデータに対して再生要求が発生した場合にも安定した記録性能を確保する。【解決手段】上位システムから受信したデータをバッファメモリに保存し、上位システムからデータの再生要求があると、バッファメモリにデータがある場合には、バッファメモリからデータを再生する。また、バッファメモリから両面光ディスクにデータを転送して記録し、当該両面光ディスクの両面ともに記録済みとなった場合に、記録された両方の面のデータをバッファメモリから削除可能とし、所定の契機で削除可能なデータをバッファメモリから削除する。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の光ディスクを収納して光ディスクにデータを記録再生する光ディスクライブラリシステムに関する。
光ディスクの2つの面にそれぞれデータ記録層を備える両面光ディスクを用いるデータ記録再生装置において、一方の面のデータ記録層にデータを書込み中に、もう一方の面のデータ記録層に書込み済みのデータを読み出す技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、「両面記録可能なディスクに対しても、上面記録中に下面への読み出し要求があった場合に、下面に記録したデータをバッファメモリから読み出すことで、上面への記録中でも下面に記録したデータを読み出せる」と記載されている。また、「既にバッファメモリから削除されたデータに対して読み出し要求を受けた場合の対応」として、「記録動作を中断し、もう片方の面の再生を行う」ことが記載されている。
特許文献1の従来技術においては、両面光ディスクの一方の面にデータを記録中に、もう一方の面に記録済みのデータに対する再生要求があると、データを再生するために記録を停止し、一時的に記録性能が低下してしまう場合があった。
以上を鑑みて、本発明の課題は、両面光ディスクに対する安定した記録性能の確保である。
上述の課題を解決するため、本発明では一例として特許請求の範囲に記載の構成を用いる。
本発明によれば、両面光ディスクに対する安定した記録性能の確保が可能となる。
本発明の第1の実施例としての光ディスクライブラリシステムの構成ならびに動作を、図面を参照しながら詳述する。
図2は本発明の第1の実施形態における光ディスクライブラリシステムのブロック図である。本実施例の光ディスクライブラリシステム1は、ネットワーク5に接続されたシステム制御サーバ3と、システム制御サーバ3に接続された光ディスクライブラリ装置2およびディスクアレイ4とで構成される。
光ディスクライブラリ装置2は、ライブラリ制御部21と、チェンジャー機構22と、カートリッジ25と、カートリッジ25に収納された複数の両面光ディスク10と、ホストインタフェース26と、ドライブインタフェース27と、両面光ディスク10の一方の面(A面)にデータを記録および再生が可能な1台以上のA面用光ディスクドライブ23と、両面光ディスク11のもう一方の面(B面)にデータを記録および再生が可能な1台以上のB面用光ディスクドライブ24で構成される。
光ディスクライブラリ装置2は、ホストインタフェース26を介してシステム制御サーバ3と接続され、各種コマンドと両面光ディスク10に記録するデータを受信し、コマンドの実行結果と両面光ディスク10から再生したデータを送信する。カートリッジ25は複数の記録媒体を格納可能な記録媒体格納部であり、複数のスロットを備えており、各スロットには1枚ずつ両面光ディスク10を収納することができる。ライブラリ制御部21は光ディスクライブラリ装置2の動作全般を制御する機能を備えている。ドライブインタフェース27を介してA面用光ディスクドライブ23およびB面用光ディスクドライブ24に接続されており、所定のA面用光ディスクドライブ23またはB面用光ディスクドライブ24に対して記録コマンドや再生コマンドなどの各種コマンドと両面光ディスク10に記録するデータを送信し、コマンドの実行結果と両面光ディスク10から再生したデータを受信する。また、記録媒体搬送部であるチェンジャー機構22を動作させて、カートリッジ25から所定の両面光ディスク10を取り出し、両面光ディスク10のA面に対してデータの記録または再生を行う場合には所定のA面用光ディスクドライブ23まで搬送して挿入し、両面光ディスク10のB面に対してデータの記録または再生を行う場合には所定のB面用光ディスクドライブ24まで搬送して挿入する。あるいは逆に、所定のA面用光ディスクドライブ23またはB面用光ディスクドライブ24に両面光ディスク10を排出するコマンドを送信し、排出された両面光ディスク10をカートリッジ25の所定のスロットまで搬送して収納する。
なお、1枚の両面光ディスク10に対して、少なくとも2台の異なるA面用光ディスクドライブ23とB面用光ディスクドライブ24を使用するため、両面光ディスク10のA面およびB面に対する記録の順序は任意である。A面を記録後、即座にB面用光ディスクドライブに移動させてB面を連続的に記録することも可能であるし、A面を記録後はカートリッジ25に戻して、B面を未記録のままの状態にしておくことも可能である。あるいはB面から先に記録することもできる。
システム制御サーバ3はディスクアレイ4と光ディスクライブラリ装置2を制御する。システム制御サーバ3はファイルインタフェースを備えており、ネットワーク5を介して外部システムから受信したファイルをディスクアレイ4に保存する。また、ディスクアレイ4に保存したファイルを所定のポリシーに従って光ディスクライブラリ装置2に移行する機能を備えており、システム制御サーバ3とディスクアレイ4と光ディスクライブラリ装置2とにより階層ストレージを構成している。また、ディスクアレイ4は光ディスクライブラリ装置2に記録するデータを一時的に保存するバッファメモリ(記憶装置)として機能している。システム制御サーバ3はディスクアレイ4に保存されているファイルを光ディスクライブラリ装置2に移行する際に両面光ディスク10に記録する形式のデータを生成する記録イメージ作成部31を備えており、また、ファイルの保存先の情報を管理するファイル管理部32と、ディスクアレイ4に保存されているファイルや記録イメージの削除可否を管理するバッファ管理部33を備える。
なお、システム制御サーバ3のソフトウェアプログラムの構成としては、光ディスクライブラリ装置2に対する入出力を制御する光ディスクライブラリ装置ドライバと、ディスクアレイ4に対する入出力を制御するディスクアレイドライバと、両方のドライバに対してアクセス可能なサーバファイルシステムと、業務処理を行うアプリケーションとで構成されており、サーバファイルシステムはアプリケーションがデータの実在する場所がディスクアレイ4か光ディスクライブラリ装置2かを意識することなく、所望のデータの入出力が可能な機能を備えている。アプリケーションはネットワーク5を介してクライアントのクライアントプログラムから受けた要求に対応して業務を実行し、結果をクライアントに送信する。また、サーバファイルシステムを介して光ディスクライブラリ装置2およびディスクアレイ4にデータの入出力を行う。
ディスクアレイ4は複数のハードディスクドライブあるいはソリッドステートドライブを搭載する外部記憶装置である。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、1台以上のハードディスクドライブあるいはソリッドステートドライブをシステム制御サーバ3に内蔵する構成も可能である。
図3は本発明の第1の実施形態における光ディスクの構成図である。本実施例における両面光ディスク10は、光ディスク基板11の対向する2つの面のそれぞれにレーザ光を照射してデータの記録が可能な記録層12とカバー層13を備える構成であり、A面およびB面からレーザ光を照射してそれぞれの記録層にデータの記録または再生を行うことができる。
本実施例においては、両面光ディスク10の物理特性を記録層12とカバー層13を片面のみに備える既存の光ディスクの規格に準じて構成し、また、A面とB面にそれぞれ独立したディスク管理情報を備えることでA面とB面をそれぞれ独立した光ディスクとして扱えるように構成し、既存の光ディスクに記録および再生を行う既存の光ディスクドライブを利用して両面光ディスク10のA面またはB面にデータを記録および再生を可能としている。従って、光ディスクライブラリ装置2には、A面とB面の両方にデータが記録されている光ディスクと、A面またはB面の一方にデータが記録されている光ディスクと、A面にもB面にもデータが未記録な光ディスクとが混在することになる。なお、既存の光ディスクとは、一例として、追記型Blu−ray(登録商標)Discである。
光ディスクライブラリシステム1における、外部システムからファイルを受信してから両面光ディスク10にファイルを記録するまでの処理について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における光ディスクライブラリシステムにファイルを記録する処理のフローチャートである。
外部システムから光ディスクライブラリシステム1に対するファイルの記録要求を受け取ると、S10において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4の残容量を確認し、必要に応じて後述するようにディスクアレイ4に記録されているデータのうち削除可能なデータを削除してファイルの記録領域を確保した上で、外部システムからファイルを受信する。
S11において、システム制御サーバ3は受信したファイルをディスクアレイ4に記録する。
S12において、ファイル管理部32は受信したファイルに関する後述のファイル管理レコード50を作成し、光ディスクライブラリシステム1における全ファイルを統一管理するサーバファイルシステムに登録する。
所定の時間経過後、S13において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4から両面光ディスク11に移行するファイルを、所定のポリシーに従って抽出する。例えば、1年以上再生要求がされていないドキュメントファイルといったように、アクセスの履歴、ファイルの種類、ファイルの所有者などに関する条件に基づいて抽出する。さらに、両面光ディスク10のA面またはB面の容量に収まるように、ファイル名の類似性や作成日、作成者が同じといったファイル同士の関連性やファイルのサイズを勘案しながら、両面光ディスク10に記録する1個以上のファイルを決定する。
S14において、記録イメージ作成部31はS13で決定したファイルを両面光ディスク10に記録するためのデータである記録イメージを生成してディスクアレイ4に保存する。本実施例においては、記録イメージは両面光ディスク10のA面およびB面の容量と同程度のサイズ(ただしA面およびB面の容量を超えない)であり、ファイル以外に、エラー訂正能力を向上するためのパリティと、両面光ディスク10のA面またはB面ごとに独立したファイル管理情報を付加する。
S15において、バッファ管理部34はS14で生成した記録イメージに関する後述の記録イメージ管理レコード60を作成し、記録イメージを管理する記録イメージ管理システムに登録する。
S16において、システム制御サーバ3は光ディスクライブラリ装置2に収納されている複数の両面光ディスク10のうち、S14で生成した記録イメージを記録する両面光ディスク10および面を決定する。さらに、A面に記録することに決定した場合には、複数のA面用光ディスクドライブ23のうち、どのA面用光ディスクドライブ23を使用するかを決定し、B面に記録することに決定した場合には、複数のB面用光ディスクドライブ23のうち、どのB面用光ディスクドライブ23を使用するかを決定する。
S17において、ライブラリ制御部21はシステム制御サーバ3からの指示に従ってチェンジャー機構22を動作させ、カートリッジ25の所定のスロットからS16で決定した両面光ディスク10を取り出す。記録イメージを記録する面がA面の場合には、S16で決定したA面用光ディスクドライブ23に搬送して挿入し、記録イメージを記録する面がB面の場合には、S16で決定したB面用光ディスクドライブ24に搬送して挿入する。
S18において、ライブラリ制御部21はシステム制御サーバ3からの指示に従ってA面用光ディスクドライブ23で両面光ディスク10のA面に記録イメージを記録する。あるいは、B面用光ディスクドライブ24で両面光ディスク10のB面に記録イメージを記録する。さらに、両面光ディスク10に記録したデータを再生して記録イメージと比較し、また、記録したデータの信号品質を評価して、両面光ディスク10への記録が適切に実行されたか否かを判定する。なお、適切に実行されていなかった場合には、他の両面光ディスク20に再度記録するなどのリトライ処理を実施する。
両面光ディスク10への記録が適切に実行されたことを確認すると、S19において、システム制御サーバ3は両面光ディスク10に記録が完了したファイルをディスクアレイ4から削除する。すなわち、両面ディスクが備えるA面およびB面の記録状態に応じて、両面ディスクに記録済のデータをディスクアレイ4から削除することを許可する。具体的には、両面ディスクが備えるA面およびB面へのデータ記録を完了した場合に、両面ディスクに記録済のデータをディスクアレイ4から削除することを許可するよう制御する。
また、S20において、ファイル管理部32は後述するファイル管理レコード50を更新する。
S21において、記録イメージを記録した両面光ディスク10は、A面、B面ともに記録済みになったか否かを確認する。本実施例においては、S16において決定した両面光ディスク10が、A面またはB面が記録済みであれば、S18においてデータを記録したことにより両面ともに記録済みになり、S16において決定した両面光ディスク10が両面とも未記録であれば、A面またはB面の一方が記録済み、もう一方が未記録となる。
S21の確認結果が、両面光ディスク10が両面とも記録済みであれば、S22において、両面光ディスク10のA面およびB面に記録された両方の記録イメージに関する後述の記録イメージ管理レコード60の削除可能フラグをオンに更新する。
一方、S21の結果、両面光ディスク10が両面とも記録済みでなければ、S22の処理はスキップする。
図4は本発明の第1の実施形態におけるファイル管理レコードのフォーマットの一部である。
ファイル管理レコード50に含まれるフィールドとして、ファイル名、ファイルの作成日時、ファイルのサイズ、アクセス権限などのファイル属性、最終アクセス日時などの一般的な項目の他に、媒体フラグを備える。媒体フラグは、ファイルが記録されている媒体の種類を示すフラグである。一例として、ディスクアレイ4に記録されていれば01h、両面光ディスク10に記録されていれば10h、両方に記録されていれば11h、と定義しておく。さらに、フィールドとして、ファイルが記録されている媒体に応じたファイルのアドレス情報を備える。ディスクアレイ4については先頭アドレス、両面光ディスク10については、光ディスクID、光ディスク面ID(A面かB面か)、先頭アドレス、である。また、光ディスクへの書き込み日時や、両面光ディスク10への記録の際に生成した記録イメージのID、を備える。
前述のS12におけるファイル管理レコード50の作成時点では、上位システムからファイルを受信してディスクアレイ4に記録した直後であり、ファイルは両面光ディスク10には記録されていないため、初期の媒体フラグは01h、光ディスクに関するフィールドは空欄(ゼロ埋め)である。また、前述のS20におけるファイル管理レコード50の更新時点では、両面光ディスク10へのファイルの記録が完了しているため、媒体フラグを11hとし、光ディスクに関するフィールドを所定の値に更新する。
図5は本発明の第1の実施形態における記録イメージ管理レコードのフォーマットの一部である。
記録イメージ管理レコード60に含まれるフィールドとして、記録イメージID、記録イメージの作成日時、最終アクセス日時、先頭アドレス、削除可能フラグ、削除順位を備える。記録イメージは前述のS14においてディスクアレイ4に記録されるが、削除可能フラグはディスクアレイ4からの記録イメージの削除可否を示すものである。一例として、00hを削除不可、01hを削除可、11hを削除済み、と定義しておく。また、削除順位はディスクアレイ4から削除する記録イメージの優先順位を示す。
前述のS15における記録イメージ管理レコード60の作成時点では、削除可能フラグは00hである。また、前述のS22における記録イメージ管理レコード60の更新時点では、削除可能フラグを01hとする。
光ディスクライブラリシステム1における、外部システムからの再生要求に応じてファイルを再生する処理について説明する。
図6は本発明の第1の実施形態における光ディスクライブラリシステムからファイルを再生する処理のフローチャートである。
外部システムから光ディスクライブラリシステム1に対するファイルの再生要求を受け取ると、S30において、システム制御サーバ3はサーバファイルシステムに登録されている再生要求のあったファイルのファイル管理レコード50を参照する。
S31において、ファイル管理レコード50の媒体フラグに基づいて再生要求のあったファイルがディスクアレイ4に保存されているか否かを確認する。
S31の確認結果、ファイルがディスクアレイ4に保存されている場合には、S32において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4から再生要求のあったファイルを再生し、要求元の外部システムに送信する。
一方、S31の確認結果、ファイルがディスクアレイ4から削除済みで保存されていない場合には、S33において、システム制御サーバ3は記録イメージ管理システムに登録されている記録イメージ管理レコード60を参照し、再生要求のあったファイルが含まれている記録イメージがディスクアレイ4に保存されているか否かを確認する。参照する記録イメージ管理レコード60は、S30において参照したファイル管理レコード50の記録イメージIDに基づいて特定する。
S33の確認結果、再生要求のあったファイルが含まれている記録イメージがディスクアレイ4に保存されている場合には、S34において、システム制御サーバ3は仮想光ドライブを用いてディスクアレイ4に保存されている記録イメージから再生要求のあったファイルを再生し、要求元の外部システムに送信する。
また、S35において、記録イメージ管理レコード60の最終アクセス日時を更新する。ファイルを再生した記録イメージが削除可能な場合には、削除順位についても更新する。一例として、削除順位を最下位に変更し、ディスクアレイ4に保存されている他の削除可能な記録イメージについては優先順位を1つ上位に変更し、それぞれの記録イメージ管理レコード60を更新する。
一方、S33の確認結果、再生要求のあったファイルが含まれている記録イメージがディスクアレイ4から削除済みで保存されていない場合には、S36において、システム制御サーバ3は再生要求のあったファイルが記録されている両面光ディスク10をファイル管理レコード50の光ディスクIDおよび光ディスク面IDに基づいて特定し、ファイルが記録されている面に応じてA面用光ディスクドライブ23またはB面用光ディスクドライブ24に搬送するように光ディスクライブラリ装置に指示する。また、S37において、両面光ディスク10から再生要求のあったファイルを再生し、要求元の外部システムに送信する。
いずれかの記録先からファイルを再生後、S38において、ファイル管理レコード50の最終アクセス日時を更新する。
ディスクアレイ4から記録イメージを削除する契機と削除処理について説明する。
前述したように、上位システムから受信したファイルは最初にディスクアレイ4に記録されるため、所定の記録可能容量をディスクアレイ4に常時確保しておく必要がある。
前述したように、上位システムから受信したファイルは最初にディスクアレイ4に記録されるため、所定の記録可能容量をディスクアレイ4に常時確保しておく必要がある。
1つめの削除契機は、両面光ディスク10のA面およびB面の両方に記録が完了した時点である。前述した記録処理のS22において、記録イメージ管理レコードの削除可能フラグをオンに更新することを説明したが、この時点で削除処理を実施することに相当する。仮に、両面とも記録が完了したディスクに関しては、ディスクアレイ4にファイルを全く残さなければ、ディスクアレイ4の残容量を最大化できる。
一方で、両面光ディスク10からファイルを再生するには、ディスクアレイ4からファイルを再生するのと比較して非常に長い応答時間を要するため、両面光ディスク10に記録済みのファイルであってもディスクアレイ4にファイルが保存されていると、ディスクアレイ4をキャッシュとして利用することで応答時間を短縮することができる。
そこで、2つめの削除契機は、ディスクアレイ4の記録可能容量が所定の閾値を下回った時点である。この場合、キャッシュとしての容量を最大化でき、ファイルの再生要求に対する応答性能の向上が期待できる。
また、3つめの削除契機は、ディスクアレイ4に保存されている記録イメージのアクセス間隔が所定の閾値を超過した時点である。個々の記録イメージに対するアクセスを監視し、一定期間毎にアクセス履歴を確認して閾値と比較する。また、削除順位の更新を行う。長期間アクセスのない記録イメージを削除することでキャッシュ効率を改善することができる。なお、削除順位はアクセス履歴だけによらず、記録イメージの作成日時や、削除予定日などのユーザが指定する情報を考慮してもよい。
本実施例の光ディスクライブラリシステムは、ディスクアレイ4の容量と再生要求に対する応答時間のバランスに応じて、上記3つの削除契機を組合せて構成することができる。例えば、2つめの削除契機であるディスク記録可能容量の所定の閾値とは別に第2の閾値を設定し、第2の閾値までは上記3つめの削除契機のみに従い、第2の閾値を超過後は上記全ての削除契機に従うといった組み合わせ方が可能である。
図7は本発明の第1の実施形態における記録イメージをディスクアレイから削除する処理のフローチャートである。
いずれかの削除契機で処理を開始すると、システム制御サーバ3は、S40において、記録イメージ管理システムに登録されている全ての記録イメージ管理レコード60のうち、削除可能な記録イメージを抽出し、S41において、削除順位に従って削除する記録イメージを決定する。
次いで、S42において、ディスクアレイ4からS41で決定した記録イメージを削除し、S43において記録イメージ管理レコード60を更新する。本実施例においては、削除可能フラグを削除済み(11h)に更新し、先頭アドレスと削除順位を空欄(ゼロ埋め)にする。
なお、削除可能な記録イメージをなるべく増やすためには、A面またはB面だけが記録されている両面光ディスク10がなるべく少ないことが望ましい。そこで、前述した記録処理のS16において両面光ディスク10を決定する際に、A面またはB面だけが記録済みの両面光ディスク10を優先的に選択する。ただし、A面用光ディスクドライブ23およびB面用光ディスクドライブ24の利用状況によっては選択できない場合があるので、ディスクアレイ4の容量を勘案してA面またはB面だけが記録されている光ディスクの許容枚数を設定しておき、許容枚数を超えた場合に上記A面またはB面だけが記録済みの両面光ディスク10を優先的に選択するように構成する。
以上述べたように、本実施例によれば、両面光ディスク10の記録中にファイルの再生要求があったとしても、記録中の両面光ディスク10に記録済みのファイルはディスクアレイ4に保存されていることが保証されており、記録を中断せずにディスクアレイ4から再生可能であって、安定して記録性能を確保できる。また、記録完了まで待たせることがなく、再生要求に対する応答性能の低下も抑制可能である。
また、両面光ディスク10への記録を一時的に中断し、所定の処理の後に記録を再開して追記する場合には、意図しないレーザ光照射で記録済みデータを劣化させてしまう可能性があるが、本実施例によれば、予期せぬ記録済みデータの劣化を抑止することができる。
なお、本実施例においては、A面用光ディスクドライブ23で両面光ディスク10のA面にデータを記録再生し、B面用光ディスクドライブ24で両面光ディスク10のB面にデータを記録再生する構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。チェンジャー機構22が両面光ディスク10の面を反転させる反転機構を備え、両面光ディスク10を反転して装着することでA面およびB面に対して同一の光ディスクドライブでデータの記録再生を行う構成としてもよい。その場合、1台の光ディスクドライブで光ディスクライブラリ装置を構成することが可能である。
また、本実施例ではA面とB面とで独立したファイル管理情報を記録する構成を示したが、A面とB面の記録イメージを連続して作成する場合には、A面とB面とで共通のファイル管理情報あるいは互いに関連付けたファイル管理情報を記録することも可能である。
図8は本発明の第2の実施形態における光ディスクライブラリシステムにファイルを記録する処理のフローチャートである。
第1実施例との違いは、両面光ディスク10にデータを記録した後に、ディスクアレイから記録イメージを削除し、ファイルを削除せずに残す点である。また、記録イメージ管理システムおよび記録イメージ管理レコード60を備えない。なお、光ディスクライブラリシステムの構成は、第1実施例と同様であり、説明を省略する。
外部システムから光ディスクライブラリシステム1に対するファイルの記録要求を受け取ると、S10において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4の残容量を確認し、必要に応じてディスクアレイ4に記録されているデータのうち削除可能なデータを削除してファイルの記録領域を確保した上で、外部システムからファイルを受信する。
S11において、システム制御サーバ3は受信したファイルをディスクアレイ4に記録する。
S12において、ファイル管理部32は受信したファイルに関する後述のファイル管理レコード50を作成し、光ディスクライブラリシステム1における全ファイルを統一管理するサーバファイルシステムに登録する。
所定の時間経過後、S13において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4から両面光ディスク11に移行するファイルを、所定のポリシーに従って抽出する。例えば、1年以上再生要求がされていないドキュメントファイルといったように、アクセスの履歴、ファイルの種類、ファイルの所有者などに関する条件に基づいて抽出する。さらに、両面光ディスク10のA面またはB面の容量に収まるように、ファイル名の類似性や作成日、作成者が同じといったファイル同士の関連性やファイルのサイズを勘案しながら、両面光ディスク10に記録する1個以上のファイルを決定する。
S14において、記録イメージ作成部31はS13で決定したファイルを両面光ディスク10に記録するためのデータである記録イメージを生成してディスクアレイ4に保存する。本実施例においては、記録イメージは両面光ディスク10のA面およびB面の容量と同程度のサイズ(ただしA面およびB面の容量を超えない)であり、ファイル以外に、エラー訂正能力を向上するためのパリティと、両面光ディスク10のA面またはB面ごとに独立したファイル管理情報を付加する。
次いで、S16において、システム制御サーバ3は光ディスクライブラリ装置2に収納されている複数の両面光ディスク10のうち、S14で生成した記録イメージを記録する両面光ディスク10および面を決定する。さらに、A面に記録することに決定した場合には、複数のA面用光ディスクドライブ23のうち、どのA面用光ディスクドライブ23を使用するかを決定し、B面に記録することに決定した場合には、複数のB面用光ディスクドライブ23のうち、どのB面用光ディスクドライブ23を使用するかを決定する。
S17において、ライブラリ制御部21はシステム制御サーバ3からの指示に従ってチェンジャー機構22を動作させ、カートリッジ25の所定のスロットからS16で決定した両面光ディスク10を取り出す。記録イメージを記録する面がA面の場合には、S16で決定したA面用光ディスクドライブ23に搬送して挿入し、記録イメージを記録する面がB面の場合には、S16で決定したB面用光ディスクドライブ24に搬送して挿入する。
S18において、ライブラリ制御部21はシステム制御サーバ3からの指示に従ってA面用光ディスクドライブ23で両面光ディスク10のA面に記録イメージを記録する。あるいは、B面用光ディスクドライブ24で両面光ディスク10のB面に記録イメージを記録する。さらに、両面光ディスク10に記録したデータを再生して記録イメージと比較し、また、記録したデータの信号品質を評価して、両面光ディスク10への記録が適切に実行されたか否かを判定する。なお、適切に実行されていなかった場合には、他の両面光ディスク20に再度記録するなどのリトライ処理を実施する。
両面光ディスク10への記録が適切に実行されたことを確認すると、S50において、システム制御サーバ3は両面光ディスク10に記録が完了した記録イメージをディスクアレイ4から削除する。
S21において、記録イメージを記録した両面光ディスク10は、A面、B面ともに記録済みになったか否かを確認する。本実施例においては、S16において決定した両面光ディスク10が、A面またはB面が記録済みであれば、S18においてデータを記録したことにより両面ともに記録済みになり、S16において決定した両面光ディスク10が両面とも未記録であれば、A面またはB面の一方が記録済み、もう一方が未記録となる。
S21の確認結果が、両面光ディスク10が両面とも記録済みであれば、S51において、今回(S18において)記録したファイルに関するファイル管理レコード50の媒体フラグを11hとして、光ディスクに関するフィールドを所定の値に更新する。また、両面光ディスク10のA面およびB面に記録された全てのファイルに関するファイル管理レコード50の削除可能フラグをオンに更新する。本実施例においては、図9に示すように、ファイル管理レコード50のフィールドとして削除可能フラグを備えている。なお、記録イメージIDは備えていないが、その他のフィールドについては第1実施例と同様である。
一方、S21の結果、両面光ディスク10が両面とも記録済みでなければ、S52において、回(S18において)記録したファイルに関するファイル管理レコード50の媒体フラグを11hとして、光ディスクに関するフィールドを所定の値に更新する。
図10は本発明の第2の実施形態における光ディスクライブラリシステムからファイルを再生する処理のフローチャートである。
外部システムから光ディスクライブラリシステム1に対するファイルの再生要求を受け取ると、S30において、システム制御サーバ3はサーバファイルシステムに登録されている再生要求のあったファイルのファイル管理レコード50を参照する。
S31において、ファイル管理レコード50の媒体フラグに基づいて再生要求のあったファイルがディスクアレイ4に保存されているか否かを確認する。
S31の確認結果、ファイルがディスクアレイ4に保存されている場合には、S32において、システム制御サーバ3はディスクアレイ4から再生要求のあったファイルを再生し、要求元の外部システムに送信する。
一方、S31の確認結果、ファイルがディスクアレイ4から削除済みで保存されていない場合には、S36において、システム制御サーバ3は再生要求のあったファイルが記録されている両面光ディスク10をファイル管理レコード50の光ディスクIDおよび光ディスク面IDに基づいて特定し、ファイルが記録されている面に応じてA面用光ディスクドライブ23またはB面用光ディスクドライブ24に搬送するように光ディスクライブラリ装置に指示する。また、S37において、両面光ディスク10から再生要求のあったファイルを再生し、要求元の外部システムに送信する。
いずれかの媒体からファイルを再生後、S38において、ファイル管理レコード50の最終アクセス日時を更新する。
ここで、ディスクアレイ4からファイルを削除する契機と削除処理について説明する。
前述したように、上位システムから受信したファイルは最初にディスクアレイ4に記録されるため、所定の記録可能容量をディスクアレイ4に常時確保しておく必要がある。
1つめの削除契機は、両面光ディスク10のA面およびB面の両方に記録が完了した時点である。前述した記録処理のS51において、ファイル管理レコードの削除可能フラグをオンに更新することを説明したが、この時点で削除処理を実施することに相当する。仮に、両面とも記録が完了したディスクに関しては、ディスクアレイ4に全くファイルを残さなければ、ディスクアレイ4の残容量を最大化できる。
一方で、両面光ディスク10からファイルを再生するには、ディスクアレイ4からファイルを再生するのと比較して非常に長い応答時間を要するため、両面光ディスク10に記録済みのファイルであってもディスクアレイ4にファイルが保存されていると、ディスクアレイ4をキャッシュとして利用することで応答時間を短縮することができる。
そこで、2つめの削除契機は、ディスクアレイ4の記録可能容量が所定の閾値を下回った時点である。この場合、キャッシュとしての容量を最大化でき、ファイルの再生要求に対する応答性能の向上が期待できる。
また、3つめの削除契機は、ディスクアレイ4に保存されているファイルのアクセス間隔が所定の閾値を超過した時点である。個々のファイルに対するアクセスを監視し、一定期間毎にアクセス履歴を確認して、長期間アクセスのない記録イメージを削除することでキャッシュ効率を改善することができる。なお、削除順位はアクセス履歴だけによらず、ファイルの作成日時や、削除予定日などのユーザが指定する情報を考慮してもよい。
本実施例の光ディスクライブラリシステムは、ディスクアレイ4の容量と再生要求に対する応答時間のバランスに応じて、上記3つの削除契機を組合せて構成することができる。例えば、2つめの削除契機であるディスク記録可能容量の所定の閾値とは別に第2の閾値を設定し、第2の閾値までは上記3つめの削除契機のみに従い、第2の閾値を超過後は上記全ての削除契機に従うといった組み合わせ方が可能である。図11は本発明の第2の実施形態におけるファイルをディスクアレイから削除する処理のフローチャートである。
システム制御サーバ3は、S60において、ファイル管理システムに登録されている全てのファイル管理レコード60のうち、削除可能なファイルを抽出し、S61において、最終アクセス日時などに基づき削除するファイルを決定する。S62において、ディスクアレイ4からS61で決定したファイルを削除し、S63においてファイル管理レコード60の媒体フラグを10hとして更新する。
なお、削除可能なファイルをなるべく増やすためには、A面またはB面だけが記録されている両面光ディスク10がなるべく少ないことが望ましい。そこで、前述した記録処理のS16において両面光ディスク10を決定する際に、A面またはB面だけが記録済みの両面光ディスク10を優先的に選択する。ただし、A面用光ディスクドライブ23およびB面用光ディスクドライブ24の利用状況によっては選択できない場合があるので、ディスクアレイ4の容量を勘案してA面またはB面だけが記録されている光ディスクの許容枚数を設定しておき、許容枚数を超えた場合に上記A面またはB面だけが記録済みの両面光ディスク10を優先的に選択するように構成する。以上述べたように、本実施例によっても、両面光ディスク10の記録中にファイルの再生要求があったとしても、記録中の両面光ディスク10に記録済みのファイルはディスクアレイ4に保存されていることが保証されており、記録を中断せずにディスクアレイ4から再生可能であって、安定して記録性能を確保できる。また、記録完了まで待たせることがなく、再生要求に対する応答性能の低下も抑制可能である。
また、両面光ディスク10への記録を一時的に中断し、所定の処理の後に記録を再開して追記する場合には、意図しないレーザ光照射で記録済みデータを劣化させてしまう可能性があるが、本実施例によれば、予期せぬ記録済みデータの劣化を抑止することができる。
なお、本実施例においては、A面用光ディスクドライブ23で両面光ディスク10のA面にデータを記録再生し、B面用光ディスクドライブ24で両面光ディスク10のB面にデータを記録再生する構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。チェンジャー機構22が両面光ディスク10の面を反転させる反転機構を備え、両面光ディスク10を反転して装着することでA面およびB面に対して同一の光ディスクドライブでデータの記録再生を行う構成としてもよい。その場合、1台の光ディスクドライブで光ディスクライブラリ装置を構成することが可能である。
また、本実施例ではA面とB面とで独立したファイル管理情報を記録する構成を示したが、A面とB面の記録イメージを連続して作成する場合には、A面とB面とで共通のファイル管理情報あるいは互いに関連付けたファイル管理情報を記録することも可能である。
図12は本発明の第3の実施形態における光ディスクのレイアウト図である。本実施例における大容量光ディスク14は、データ領域が複数の仮想光ディスク領域(仮想面)に分割されている。各仮想光ディスク領域の容量は、一例として、追記型Blu−rayDiscと同じ容量である。追記型Blu−rayDiscに準じた論理フォーマットでデータを記録することにより、1枚の大容量光ディスク14をあたかも複数の追記型Blu−rayDiscとして扱うことが可能となる。実施例1と同様にパリティとファイル管理情報を記録するデータに追加することも可能であり、大容量光ディスク14に対して、Blu−rayDiscを扱う従来のアプリケーションを最小限の変更で利用可能とすることが期待できる。本実施例における大容量光ディスク14は、一例として、記録原理にホログラフィを利用したホログラム媒体である。なお、本実施例では、上位システムとのデータのやり取りをファイル単位で行なうファイルストレージを前提とした説明をするが、本発明はこれに限られず、上位システムとのやり取りをブロック単位で行なうブロックストレージであってもよい。
図13は本発明の第3の実施形態における光ディスクライブラリシステムのブロック図である。第1実施例との違いは、大容量光ディスク14を使用し、大容量光ディスク14の全ての仮想面にデータを記録および再生が可能な大容量光ディスクドライブ28を備える点である。
ところで、大容量光ディスク14を使用した光ディスクライブラリシステムにおいて、大容量光ディスク14のいずれかの仮想光ディスク領域にデータを記録中に、その他の仮想光ディスク領域に記録済みのデータに対する再生要求があると、記録を中断して要求されたデータを再生することが考えられる。しかしながら、ホログラム媒体においては、データの記録の前後にキュアと呼ばれる処理が必要なため記録処理時間に制約があり、記録を中断して再生要求に応じることが困難である。記録完了まで再生要求を待たせると応答性能が低下するため、再生要求に対する応答性能の低下を抑制することが課題である。
図14は本発明の第3の実施形態における光ディスクライブラリシステムにファイルを記録する処理のフローチャートである。第1実施例との違いは、記録イメージを記録した両面光ディスク10がA面、B面ともに記録済みになったか否かを確認するS21のステップに代えて、S71において、大容量光ディスク14の全ての仮想面にデータが記録済みになったか否かを確認する点である。また、S71の確認結果、大容量光ディスク14の全ての仮想面にデータが記録済みであれば、S72において、大容量光ディスク14の全ての仮想面に記録された全ての記録イメージに関する記録イメージ管理レコード60の削除可能フラグをオンに更新する。すなわち、大容量光ディスク14が備える複数の情報記録領域の記録状態に応じて、大容量光ディスク14に記録済のデータをディスクアレイ4から削除することを許可する。具体的には、大容量光ディスク14が備える複数の情報記録領域へのデータ記録を完了した場合に、大容量光ディスク14に記録済のデータをディスクアレイ4から削除することを許可する。
従って、本実施例によれば、大容量光ディスク14の記録中にファイルの再生要求があったとしても、記録中の大容量光ディスク14に記録済みのファイルはディスクアレイ4に保存されていることが保証されており、記録を中断せずにディスクアレイ4から再生可能であって、記録性能の低下を抑制できる。また、記録完了まで待たせることがなく、再生要求に対する応答性能の低下も抑制可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであって、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1・・・光ディスクライブラリシステム、2・・・光ディスクライブラリ装置、3・・・システム制御サーバ、4・・・ディスクアレイ、10・・・両面光ディスク、14・・・大容量光ディスク、22・・・チェンジャー機構、23・・・A面用光ディスクドライブ、24・・・B面用光ディスクドライブ、25・・・カートリッジ、28・・・大容量光ディスクドライブ、32・・・ファイル管理部、33・・・バッファ管理部
Claims (8)
- 複数の情報記録領域を備えた光ディスクと、前記光ディスクに記録する情報を一時的に保存するバッファメモリと、前記光ディスクに前記情報の記録再生を行う光ディスクライブラリ装置と、前記バッファメモリと前記光ディスクライブラリ装置を制御する制御装置を用いた光ディスクライブラリシステムの光ディスク記録再生方法であって、
前記バッファメモリに保存する前記情報に関する管理情報を生成し、
所定の契機で前記バッファメモリから前記情報を転送して前記光ディスクの所定の前記情報記録領域に記録し、
前記光ディスクの複数の前記情報記録領域に記録が完了していることを確認すると、前記管理情報の削除可能フラグを削除可能に設定し、
所定の契機で前記削除可能フラグが削除可能に設定してある前記情報を前記バッファメモリから削除するように制御する、ことを特徴とする光ディスク記録再生方法。 - 前記光ディスクは対向する2つの面のそれぞれに情報記録領域を備える両面光ディスクであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生方法。
- 前記光ディスクは前記情報の記録処理において記録時間に制約のある媒体であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生方法。
- 複数の情報記録領域を備えた光ディスクと、前記光ディスクに記録する情報を一時的に保存するバッファメモリと、前記光ディスクに前記情報の記録再生を行う光ディスクドライブを備えた光ディスクライブラリ装置と、前記バッファメモリと前記光ディスクライブラリ装置を制御する制御装置を用いた光ディスクライブラリシステムであって、
前記制御装置は、
前記バッファメモリに保存する前記情報に関する管理情報を管理する管理情報管理部が前記管理情報を生成し、
所定の契機で搬送機構が前記光ディスクを収納部から前記光ディスクドライブに搬送し、前記バッファメモリから前記光ディスクライブラリ装置に前記情報を転送し、前記光ディスクドライブが前記光ディスクの所定の前記情報記録領域に前記情報を記録し、
前記光ディスクの複数の前記情報記録領域の状態を確認し、全ての前記情報記録領域に記録が完了している場合に、前記管理情報管理部が前記管理情報の削除可能フラグを削除可能に設定し、
所定の契機で前記削除可能フラグが削除可能に設定されている前記情報を前記バッファメモリから削除するように制御する、ことを特徴とする光ディスクライブラリシステム。 - 前記光ディスクは対向する2つの面のそれぞれに情報記録領域を備える両面光ディスクであり、前記光ディスクドライブは、前記両面光ディスクの第1の面の第1の情報記録領域に対して前記情報の記録再生を行う第1の光ディスクドライブと、前記両面光ディスクの第2の面の第2の情報記録領域に対して前記情報の記録再生を行う第2の光ディスクドライブであり、
所定の契機で前記バッファメモリから前記情報を前記光ディスクライブラリ装置に転送する際に、前記第1の光ディスクドライブが前記光ディスクの第1の前記情報記録領域に記録し、前記第2の光ディスクドライブが前記第2の前記情報記録領域に記録することを特徴とする請求項4に記載の光ディスクライブラリシステム。 - 前記光ディスクは前記情報の記録処理において記録時間に制約のあるホログラム媒体であり、前記光ディスクドライブは、前記ホログラム媒体の任意の情報記録領域に対して前記情報の記録再生を行うホログラムドライブであることを特徴とする請求項4に記載の光ディスクライブラリシステム。
- ライブラリ装置と、前記ライブラリ装置に記録するデータを一時的に保存する記憶装置と、前記ライブラリ装置と接続された制御装置を備えるデータアーカイブシステムであって、
前記ライブラリ装置は、
複数の記録媒体を格納可能な記録媒体格納部と、
前記記録媒体に対してデータを記録及び再生する複数の記録再生部と、
前記記録媒体格納部と前記記録再生部の間で前記記録媒体を搬送可能な記録媒体搬送部と、
前記ライブラリ装置の動作を制御するライブラリ装置制御部と、を備え、
前記制御装置は、
所定の契機で前記記録媒体搬送部が前記記録媒体を収前記記録媒体格納部から前記記録再生部に搬送し、前記記憶装置から前記ライブラリ装置にデータを転送し、前記記録再生部が前記記録媒体の所定の情報記録領域にデータを記録するよう制御し、且つ、
前記記録媒体が備える複数の情報記録領域の記録状態に応じて、前記記録媒体に記録済のデータを前記記憶装置から削除することを許可するよう制御する、ことを特徴とするデータアーカイブシステム。 - 前記制御装置は、
前記記録媒体が備える複数の情報記録領域へのデータ記録を完了した場合に、前記記録媒体に記録済のデータを前記記憶装置から削除することを許可するよう制御する、ことを特徴とする請求項7に記載のデータアーカイブシステム。
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