JP2015103141A - サーバ装置、及び情報通知方法 - Google Patents

サーバ装置、及び情報通知方法 Download PDF

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誉宗 巻口
Takamune Makiguchi
誉宗 巻口
正造 東
Shozo Azuma
正造 東
大地 並河
Daichi Namikawa
大地 並河
下村 道夫
Michio Shimomura
道夫 下村
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Abstract

【課題】緊急事態の通知を行うサーバ装置、及び情報通知方法を提供する。
【解決手段】サーバ装置は、ユーザの多様な緊急状態にそれぞれ対応する緊急行動を実行するための条件を予め記憶する記憶部21と、複数のユーザのユーザ情報を取得する取得部19と、ユーザの緊急状態を検出すると、検出した緊急状態に対応する緊急行動を実行するための条件を記憶部21から抽出し、複数のユーザ情報に基づいて条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定し、該候補ユーザに緊急行動の実行依頼を通知するユーザ選定部23と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、緊急事態の通知を行うサーバ装置、及び情報通知方法に関する。
従来、緊急時における通報システムとして、専門センタによる緊急通報サービスが知られている。例えば、非特許文献1では、傷病者が緊急時の通報をコールセンタに送信し、コールセンタのオペレータが状況を確認して、傷病者の家族や救急車の出動要請を行うシステムが開示されている。
緒方、外5名、「ユーザの視点から見た緊急通報システム:在宅ケア情報システムの使いやすさに関する認知科学的検討」、認知科学、日本認知科学会、2003年、Vol.10、No.3、p.353−369
緊急時において、緊急事態の発生初期の適切な対応が被害の最小化につながる。しかしながら、従来のシステムでは、オペレータが状況を判断して対応するため、必ずしも適切な対応がなされていなかった。また、従来のシステムでは、例えば傷病者の家族や救急車が到着するまで、現地での適切な対応が困難であった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、緊急事態の通知を行うサーバ装置、及び情報通知方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るサーバ装置は、
ユーザの多様な緊急状態にそれぞれ対応する緊急行動を実行するための条件を予め記憶する記憶部と、
複数のユーザのユーザ情報を取得する取得部と、
ユーザの緊急状態を検出すると、検出した前記緊急状態に対応する緊急行動を実行するための条件を前記記憶部から抽出し、前記複数のユーザ情報に基づいて前記条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定し、該候補ユーザに前記緊急行動の実行依頼を通知するユーザ選定部と、を備える
ことを特徴とする。
また、本発明に係る情報通知方法は、
ユーザの多様な緊急状態にそれぞれ対応する緊急行動を実行するための条件を予め記憶するステップと、
複数のユーザのユーザ情報を取得するステップと、
ユーザの緊急状態を検出すると、検出した前記緊急状態に対応する緊急行動を実行するための条件を前記記憶部から抽出し、前記複数のユーザ情報に基づいて前記条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定し、該候補ユーザに前記緊急行動の実行依頼を通知するステップと、を含む
ことを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置、及び情報通知方法によれば、緊急事態の通知が可能となる。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図である。 図1の記憶部が記憶するユーザデータベースの例を示す図である。 図1の記憶部が記憶するアラート対応データベースの例を示す図である。 図1の記憶部が記憶する環境データベースの例を示す図である。 図1の記憶部が記憶する緊急行動データベースの例を示す図である。 図1の記憶部が記憶する行動支援データベースの例を示す図である。 図1の情報通知システムの動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
はじめに、本発明の一実施形態に係るサーバ装置および情報通知システムについて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報通知システム100は、複数の端末装置10(10a,10b,10c)と、報知装置11と、サーバ装置12と、を備える。端末装置10a,10b,10cは、それぞれ異なるユーザが使用しているものとして説明する。また、本実施形態において、情報通知システム100は3つの端末装置10a,10b,10cを備えるが、2以上の任意の数の端末装置10を備えてもよい。
端末装置10aは、端末通信部13と、表示部14と、センサ部15と、端末記憶部16と、端末制御部17と、を備える。
端末通信部13は、例えばネットワーク200を介して、有線又は無線によりサーバ装置12と情報を送受信する。
表示部14は、例えばタッチパネルで構成され、種々の情報を表示するとともに、ユーザ入力を受付けるインターフェースとして機能する。
センサ部15は、例えば加速度センサ、カメラ、マイク、GPSなどの位置情報取得装置、及び心拍計などの生体センサを含んで構成され、センサ情報を生成する。センサ情報には、例えば加速度情報、画像情報、音声情報、位置情報、生体情報(例えば、心拍数)、及びユーザの行動履歴情報などが含まれる。センサ部15は、端末装置10aの内部又は外部の何れに備えられてもよい。
端末記憶部16は、ユーザの属性情報及びスキル情報を予め記憶する。属性情報には、例えばユーザID、性別、年齢、およびスケジュール情報など、ユーザの静的な属性を示す情報が含まれる。スキル情報は、例えば救急救命スキル及び消火スキルなど、緊急事態に対処する行動(以下、緊急行動という)を実行するために有効又は必須となる技能であって、ユーザが習得している技能を示す情報である。属性情報及びスキル情報は、例えば端末装置10aのユーザが修正及び更新可能である。
端末制御部17は、端末装置10aの全体の動作を制御する。例えば、端末制御部17は、周期的に、或いは表示部14が受付けたユーザ入力に応じて、センサ部15からセンサ情報を取得する。また、端末制御部17は、端末通信部13を制御して、周期的に、或いは表示部14が受付けたユーザ入力に応じて、ユーザ情報をサーバ装置12に送信する。ユーザ情報には、上述したセンサ情報、属性情報、及びスキル情報が含まれる。
端末装置10b,10cの構成及び機能は、端末装置10aと同様であるため説明は省略する。
報知装置11は、例えば火災報知機又は監視カメラなどを含んで構成され、火災などの緊急事態の発生を検出する。報知装置11は、緊急事態の発生を示す情報及び発生場所の位置情報などを含む報知情報を、ネットワーク200を介してサーバ装置12に送信する。
サーバ装置12は、通信部18と、取得部19と、ステータス情報生成部20と、記憶部21と、アラート判定部22と、ユーザ選定部23と、支援情報生成部24と、制御部25と、を備える。
通信部18は、ネットワーク200を介して端末装置10及び報知装置11と情報の送受信を行う。
取得部19は、端末装置10からユーザ情報を取得する。或いは、取得部19は、例えばユーザ情報を記憶している外部のサーバなどからユーザ情報を取得してもよい。また、取得部19は、報知装置11から報知情報を取得する。
ステータス情報生成部20は、取得部19が取得するユーザ情報及び報知情報に基づいて、ユーザの動的な状態を示すステータス情報を生成する。ステータス情報は、例えばユーザの繁閑状態、健康状態、疲労状態、感情状態、及びユーザ周囲の環境状態などを示す複数のパラメータを含む。
ステータス情報に含まれるパラメータの種類及びパラメータの決定方法は、適宜に定めることができる。例えば、ステータス情報生成部20は、ユーザ情報に含まれる生体信号、位置情報、及びスケジュール情報を分析する。ステータス情報生成部20は、分析により例えばユーザが趣味のジョギング中であると判定する場合、ユーザの繁閑状態を示すパラメータを“Free”と定める。また、ステータス情報生成部20は、例えばユーザ情報に含まれる加速度情報及び位置情報を分析する。ステータス情報生成部20は、分析により例えばユーザが電車内にいると判定する場合、ユーザの繁閑状態を示すパラメータを“Busy”と定める。また、ステータス情報生成部20は、例えばユーザ情報に含まれる生体信号を分析して心停止を検出した場合、ユーザの健康状態を示すパラメータを“心停止”と定める。また、ステータス情報生成部20は、例えば報知装置11の報知情報と、ユーザ情報に含まれる位置情報と、を分析してユーザが火災の発生した建物内にいると判定する場合、ユーザの環境状態を示すパラメータを“火災”と定める。種々のパラメータは、上述のように所定のルールに従って決定してもよく、或いは機械学習などによりユーザ情報から推定して決定してもよい。
記憶部21は、取得部19が取得したユーザ情報を記憶して蓄積する。また、記憶部21は、ユーザデータベース26と、アラート対応データベース27と、環境データベース28と、緊急行動データベース29と、行動支援データベース30と、を記憶する。
ユーザデータベース26は、ユーザIDに関連付けて、ステータス情報生成部20が生成したステータス情報、ならびに取得部19が取得したユーザ情報に含まれる位置情報、属性情報、及びスキル情報を含む。
例えば、図2に示すユーザデータベース26において、ユーザID“1001”に関連付けられたステータス情報の各パラメータは、繁閑状態が“Busy”、健康状態が“心停止”、及び環境状態が“普通”である。位置情報は、対応するユーザの現在位置及びユーザが“○×ビル3階”にいることを示す。属性情報は、対応するユーザが20代の男性であることを示す。また、ユーザID“1002”に関連付けられたステータス情報の各パラメータは、繁閑状態が“Free”、健康状態が“良好”、及び環境状態が“普通”であることを示す。位置情報は、対応するユーザの現在位置及びユーザが“○×ビル5階”にいることを示す。属性情報は、対応するユーザが30代の女性であることを示す。また、ユーザID“1003”に関連付けられたステータス情報の各パラメータは、繁閑状態が“Busy”、健康状態が“普通”、及び環境状態が“普通”である。位置情報は、対応するユーザの現在位置及びユーザが“○×ビル3階”にいることを示す。属性情報は、対応するユーザが30代の男性であることを示す。また、ユーザID“1004”に関連付けられたステータス情報の各パラメータは、繁閑状態が“Free”、健康状態が“普通”、及び環境状態が“火災”であることを示す。位置情報は、対応するユーザの現在位置及びユーザが“△ビル2階”にいることを示す。属性情報は、対応するユーザが20代の女性であることを示す。
アラート対応データベース27は、ユーザの多様な緊急状態に関連付けて対応する緊急行動及び緊急行動の実行に有用又は必要な設備を示す情報を含む。例えば、図3に示すアラート対応データベース27において、緊急状態である“心停止”に関連付けられた緊急行動は“胸部圧迫”及び“AED運搬”である。また、“AED運搬”に必要な設備は“AED(Automated External Defibrillator)”である。また、緊急状態である“火災”に関連付けられた緊急行動は“避難誘導”及び“消火器運搬”である。また、“消火器運搬”に必要な設備は“消火器”である。
環境データベース28は、多様な緊急行動の実行に有用又は必要な設備に関連付けて設備の設置場所を示す情報を含む。例えば、図4に示す環境データベース28において、“AED”の設置場所は“○×ビル3階,西側通路,会議室4内”である。また、“消火器”の設置場所は、“△ビル2階,東側通路”である。
緊急行動データベース29は、多様な緊急行動に関連付けて緊急行動の実行に好適又は必要なユーザの条件を示す情報を含む。例えば、図5に示す緊急行動データベース29において、緊急行動である“胸部圧迫”に関連付けられた条件は、ユーザが“救急救命スキル”を有すること及び“緊急状態のユーザ(傷病ユーザ)の近傍”にいることである。また、緊急行動である“AED運搬”に関連付けられた条件は、ユーザが“緊急状態のユーザ近傍におけるAED設置場所の近傍”にいることである。また、緊急行動である“消火器運搬”に関連付けられた条件は、ユーザが“消火スキル”を有すること及び“火災発生場所近傍における消火器設置場所の近傍”にいることである。ここで、近傍とは、傷病ユーザ、AED、又は消火器などの対象からの地理的距離又は時間的距離が近いことをいう。
行動支援データベース30は、多様な緊急行動に関連付けて緊急行動の実行支援のための支援情報を含む。例えば、図6に示す行動支援データベース30において、“胸部圧迫”に関連付けられた支援情報は、“1:現地へ急行して下さい”、“2:胸部圧迫を以下のリズムで行ってください”などの文字情報を含む。また、“AED運搬”に関連付けられた支援情報は、“1:AED設置場所まで案内します”、“2:現地までAEDを運搬して下さい”、“3:AEDの使い方を説明します”などの文字情報を含む。また、“避難誘導”に関連付けられた支援情報は、“1:フロアのマップと非常口の位置を表示します”、“2:フロアにいる人々を非常口まで誘導してください”などの文字情報を含む。また、“消火器運搬”に関連付けられた支援情報は、“1:消火器まで案内します”、“2:出火場所まで消火器を運搬して下さい”、“3:消火器の使い方を説明します”などの文字情報を含む。支援情報は、文字情報のほか、画像情報及び音声情報など、任意の形式の情報を含んでもよい。
アラート判定部22は(図1参照)、ステータス情報に基づいて、ユーザの緊急状態を検出する。例えば、アラート判定部22は、ユーザデータベース26に含まれるステータス情報を監視し、緊急状態を示す所定のパラメータ、例えば“心停止”及び“火災”を検出する。
また、アラート判定部22は、ユーザの緊急状態を検出すると、ユーザに関する情報、例えばユーザデータベース26に含まれるユーザのステータス情報、位置情報、及び属性情報などを警察・消防などの外部機関に通報する。この際、アラート判定部22は、ユーザの氏名及び持病歴などの個人情報をユーザの端末装置10又は外部サーバなどから取得して、ユーザに関する情報とともにユーザの個人情報を外部機関に通報してもよい。
ユーザ選定部23は、アラート判定部22がユーザの緊急状態を検出すると、緊急状態に対応する緊急行動を実行し得るユーザを候補ユーザとして選定する。また、ユーザ選定部23は、通信部18を介し、選定した候補ユーザの端末装置10に対して緊急行動の実行依頼の通知を送信する。
ここで、候補ユーザの選定方法について説明する。ユーザ選定部23は、アラート対応データベース27を参照して、アラート判定部22が検出した緊急状態に対応する緊急行動及び設備を特定する。また、ユーザ選定部23は、緊急行動データベース29を参照して、緊急行動に対応する条件を特定する。そして、ユーザ選定部23は、ユーザデータベース26を参照して、特定した条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定する。例えば、緊急状態が“心停止”である場合、ユーザ選定部23は、“胸部圧迫”を実行し得る候補ユーザとして、“緊急状態のユーザ(傷病ユーザ)の近傍”にいるユーザであって、“救急救命スキル”を有するユーザを優先的に選定する。また、ユーザ選定部23は、“AED運搬”を実行し得る候補ユーザとして、環境データベース28を参照して“緊急状態のユーザ近傍におけるAED設置場所の近傍”にいるユーザを優先的に選定する。
好適には、ユーザ選定部23は、緊急行動データベース29に基づく条件のほか、ユーザデータベース26に基づく他の任意の条件を更に考慮して候補ユーザを選定する。例えば、ユーザ選定部23は、ユーザデータベース26を参照して、ステータス情報の繁閑状態が“Busy”であるユーザよりも“Free”であるユーザを優先的に選定してもよい。或いは、ユーザ選定部23は、緊急行動が“AED運搬”である場合、“心停止”状態であるユーザと同性のユーザを優先的に選定してもよい。
また、ユーザ選定部23は、1つの緊急行動に対して複数の候補ユーザを選定してもよい。また、ユーザ選定部23は、1つの緊急状態に対して複数の緊急行動が関連付けられている場合、緊急行動ごとに候補ユーザを選定する。この際、ユーザ選定部23は、緊急行動ごとに異なるユーザを候補ユーザとして選定してもよく、或いは緊急行動の内容・性質に応じて複数の緊急行動について同一のユーザを候補ユーザとして選定してもよい。
支援情報生成部24は、候補ユーザの端末装置10からの応答を待受け、実行依頼に対する承諾の通知を取得すると、行動支援データベース30から対応する緊急行動に関連付けられた支援情報を抽出する。以下、承諾の通知を送信した候補ユーザを実行ユーザという。支援情報生成部24は、抽出した支援情報を実行ユーザの端末装置10に送信する。支援情報生成部24は、支援情報を補完する情報を更に送信してもよい。例えば、支援情報生成部24は、緊急行動の実行に必要な設備の設置場所の情報を環境データベース28から抽出し、支援情報を補完する情報として送信する。
また、支援情報生成部24は、実行ユーザによる緊急行動の実行状況を監視する。詳細には、支援情報生成部24は、例えば実行ユーザ及び“心停止”状態である傷病ユーザの端末装置10から取得するセンサ情報を監視し、実行ユーザが緊急行動を適切に実行しているか判定する。支援情報生成部24は、例えば傷病ユーザ及び実行ユーザのセンサ情報に含まれる加速度情報又は生体情報などを監視し、実行ユーザにより胸部圧迫が適切なリズムで実行されているか否かを判定可能である。支援情報生成部24は、端末装置10から取得するセンサ情報のほか、例えば傷病ユーザを撮像可能な監視カメラによる撮像画像を取得し、所定の画像分析を用いて実行ユーザによる緊急行動の実行状況を判定してもよい。
また、支援情報生成部24は、実行状況の判定結果に応じて、実行ユーザの端末装置10にフィードバック情報を送信する。フィードバック情報は、例えば胸部圧迫を適切なリズムで実行するように促す情報、或いは実行ユーザが疲労していると判定した場合に他の実行ユーザとの交代を促す情報などを含む。
制御部25は、サーバ装置12の全体の動作を制御する。例えば、制御部25は、通信部18及び取得部19を制御して、端末装置10からユーザ情報を周期的に取得する。また、制御部25は、取得したユーザ情報を記憶部21に蓄積させる。また、制御部25は、取得部19がユーザ情報を取得すると、或いはステータス情報生成部20がステータス情報を生成すると、ユーザ情報及びステータス情報を用いて記憶部21が記憶するユーザデータベース26を更新する。
次に、図7を参照して、本実施形態の情報通知システム全体の動作について説明する。
はじめに、サーバ装置12は、複数の端末装置10(10a,10b,10c)からユーザ情報をそれぞれ取得する(ステップS100)。
続いて、サーバ装置12は、報知装置11から報知情報を取得する(ステップS101)。
続いて、サーバ装置12は、ステップS100のユーザ情報及びステップS101の報知情報に基づいて、ステータス情報を生成し(ステップS102)、ユーザデータベース26の内容を更新する。
続いて、サーバ装置12は、ステップS102のステータス情報に基づいて、ユーザの緊急状態を検出する(ステップS103)。例えば、サーバ装置12は、図2のユーザデータベース26のステータス情報において、緊急状態に定めた“心停止”及び“火災”を検出する。以下、“心停止”の状態であるユーザID“1001”のユーザ(傷病ユーザ)に関する処理について説明する。
続いて、サーバ装置12は、緊急状態であるユーザに関する情報を、警察・消防などの外部機関に通報する(ステップS104)。例えば、サーバ装置12は、図2のユーザデータベース26において、ユーザID“1001”に関連付けられたステータス情報、位置情報、及び属性情報を外部機関に通報する。
続いて、サーバ装置12は、ステップS103において検出した緊急状態に対応する緊急行動を実行し得るユーザを候補ユーザとして選定する(ステップS105)。例えば、サーバ装置12は、“胸部圧迫”を実行し得るユーザとして、傷病ユーザと同一の建物内におり、かつ“救急救命スキル”を有するユーザID“1002”のユーザを優先的に選定する。また、サーバ装置12は、“AED運搬”を実行し得るユーザとして、傷病ユーザと同一の建物内にいるユーザID“1003”のユーザを選定する。或いは、サーバ装置12は、“胸部圧迫”を実行し得るユーザとして、傷病ユーザのより近傍にいるユーザ、即ち傷病ユーザと同じ3階にいるユーザID“1003”のユーザを優先的に選定し、“AED運搬”を実行し得るユーザとしてユーザID“1002”のユーザを選定してもよい。
続いて、サーバ装置12は、ステップS105において選定した候補ユーザの端末装置10b,10cに、緊急行動の実行依頼の通知を送信する(ステップS106)。
続いて、サーバ装置12は、ステップS106の実行依頼の通知先である端末装置10b,10cからの応答を待受けて、緊急行動の実行承諾の通知を取得する(ステップS107)。以下、承諾の通知を送信した候補ユーザを実行ユーザという。
続いて、サーバ装置12は、ステップS107の実行ユーザの端末装置10b,10cに対して支援情報を送信する(ステップS108)。
続いて、サーバ装置12は、実行ユーザによる緊急行動の実行状況を監視する(ステップS109)。
そして、サーバ装置12は、緊急行動の実行状況に応じてフィードバック情報を実行ユーザの端末装置10に送信する(ステップS110)。サーバ装置12は、例えば現場に救急車が到着するまで、ステップS109及びステップS110を繰り返す。
このように、本実施形態のサーバ装置12は、ユーザの緊急状態を検出すると、ユーザ情報に基づいて所定の条件に適合するユーザを候補ユーザとして優先的に選択し、該候補ユーザに対して緊急行動の実行依頼を通知する。このため、緊急事態の発生初期において緊急行動を実行可能である適切なユーザに通知を送信可能となり、発生する被害を低減可能である。
また、サーバ装置12は、ユーザ情報に含まれる位置情報を用いて候補ユーザを選定するため、例えば傷病ユーザと距離が離れているユーザなど、緊急事態の発生初期において緊急行動の実行が実質的に不可能であるユーザに対する実行依頼の通知を防止し、緊急事態の発生初期における迅速な緊急行動が実行される確実性を向上可能である。また、例えば緊急行動の実行に望ましい技能を有するユーザを優先的に選定することにより、より適切な緊急行動の実行を促進可能である。
また、サーバ装置12は、緊急状態に対応する緊急行動が複数存在する場合、緊急行動ごとに候補ユーザを選定する。このようにして、緊急行動ごとに異なる、緊急行動の実行に好適又は必要な条件にそれぞれ適合するユーザを選定するため、複数の緊急行動のより適切な実行を促進可能である。
また、サーバ装置12は、緊急行動を行う実行ユーザの端末装置10に対して支援情報を送信するため、より適切な緊急行動の実行を更に促進可能である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、ステータス情報生成部20は、端末装置10に備えられる構成であってもよい。この場合、サーバ装置12は、端末装置10が生成したステータス情報を取得する。
また、支援情報生成部24が生成する支援情報及びフィードバック情報は、2次災害を防止するための警報を含んでもよい。
また、支援情報生成部24は、例えば火災時に消火などの実行ユーザによる緊急行動の実行状況を監視する際、報知装置11(火災報知機)から情報を取得して火災の状況を監視してもよい。例えば、支援情報生成部24は、報知装置11から火災の鎮火を示す情報を取得すると、当該情報をフィードバック情報として実行ユーザの端末装置10に送信する。このようにして、支援情報生成部24は、緊急事態における最新の情報をフィードバック情報に包含して端末装置10に送信可能である。
また、サーバ装置12は、選定した候補ユーザの端末装置10に緊急行動の実行依頼の通知を送信するが、1つの緊急行動について複数の候補ユーザを選定した場合、所定時間ごとに1人の候補ユーザに対して実行依頼の通知を順次送信してもよい。或いは、サーバ装置12は、複数の候補ユーザに一斉に実行依頼の通知を送信してもよい。
10,10a,10b,10c 端末装置
11 報知装置
12 サーバ装置
13 端末通信部
14 表示部
15 センサ部
16 端末記憶部
17 端末制御部
18 通信部
19 取得部
20 ステータス情報生成部
21 記憶部
22 アラート判定部
23 ユーザ選定部
24 支援情報生成部
25 制御部
26 ユーザデータベース(DB)
27 アラート対応データベース(DB)
28 環境データベース(DB)
29 緊急行動データベース(DB)
30 行動支援データベース(DB)
100 情報通知システム
200 ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザの多様な緊急状態にそれぞれ対応する緊急行動を実行するための条件を予め記憶する記憶部と、
    複数のユーザのユーザ情報を取得する取得部と、
    ユーザの緊急状態を検出すると、検出した前記緊急状態に対応する緊急行動を実行するための条件を前記記憶部から抽出し、前記複数のユーザ情報に基づいて前記条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定し、該候補ユーザに前記緊急行動の実行依頼を通知するユーザ選定部と、
    を備えるサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置であって、
    前記ユーザ選定部は、前記ユーザ情報に含まれる少なくとも位置情報を用いて、ユーザが前記条件に適合するか否かを判定する、サーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサーバ装置であって、
    前記ユーザ選定部は、検出した1つの前記緊急状態に対応する緊急行動が複数存在する場合、該緊急行動ごとに候補ユーザを選定する、サーバ装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のサーバ装置であって、
    前記候補ユーザから前記緊急行動の実行承諾の通知を取得すると、前記緊急行動の実行を支援する情報を前記候補ユーザの端末装置に送信する支援情報生成部を更に備える、サーバ装置。
  5. ユーザの多様な緊急状態にそれぞれ対応する緊急行動を実行するための条件を予め記憶部に記憶するステップと、
    複数のユーザのユーザ情報を取得するステップと、
    ユーザの緊急状態を検出すると、検出した前記緊急状態に対応する緊急行動を実行するための条件を前記記憶部から抽出し、前記複数のユーザ情報に基づいて前記条件に適合するユーザを優先的に候補ユーザとして選定し、該候補ユーザに前記緊急行動の実行依頼を通知するステップと、
    を含む情報通知方法。
  6. 請求項5に記載の情報通知方法であって、
    前記候補ユーザを選定し実行依頼を通知するステップにおいて、前記ユーザ情報に含まれる少なくとも位置情報を用いて、ユーザが前記条件に適合するか否かを判定する、情報通知方法。
  7. 請求項5又は6に記載の情報通知方法であって、
    前記候補ユーザを選定し実行依頼を通知するステップにおいて、検出した1つの前記緊急状態に対応する緊急行動が複数存在する場合、該緊急行動ごとに候補ユーザを選定する、情報通知方法。
  8. 請求項5乃至7の何れか一項に記載の情報通知方法であって、
    前記候補ユーザから前記緊急行動の実行承諾の通知を取得すると、前記緊急行動の実行を支援する情報を前記候補ユーザの端末装置に送信するステップを更に含む、情報通知方法。
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