JP2015102484A - ワイヤハーネス検査装置およびワイヤハーネス検査方法 - Google Patents

ワイヤハーネス検査装置およびワイヤハーネス検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの検査に要する時間を短縮することができるワイヤハーネス検査装置を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス3が設置されるワイヤハーネス設置部5と、ワイヤハーネス設置部5に設置されているワイヤハーネス3のエアリークを検査するエアリーク検査部7と、ワイヤハーネス設置部5に設置されているワイヤハーネス3の耐電圧を検査する耐電圧検査部9とを有するワイヤハーネス検査装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネス検査装置およびワイヤハーネス検査方法に係り、特に、ワイヤハーネスのエアリーク検査と耐電圧検査とを行うものに関する。
従来より、ワイヤハーネスの製造工程では、ワイヤハーネスのエアリーク検査を行い(たとえば特許文献1参照)、ワイヤハーネスの耐電圧検査を行っている(たとえば特許文献2参照)。
特開2001−13031号公報 特開2005−337928号公報
ところで、従来のワイヤハーネスの検査では、エアリーク検査と耐電圧検査とを異なる装置で行っているので、検査に時間がかかりワイヤハーネスの生産効率が低下しているという問題がある。
たとえば、耐電圧検査に所定の時間T1を要し、エアリーク検査に所定の時間T2を要するとすると、検査に最低でもT1+T2の時間がかかってしまう。耐電圧検査装置へのワイヤハーネスの設置と耐電圧検査装置からのワイヤハーネスの取り外しに要する時間、エアリーク検査装置へのワイヤハーネスの設置とエアリーク検査装置からのワイヤハーネスの取り外しに要する時間を加えると、さらに長い時間を要してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネスの検査に要する時間を短縮することができるワイヤハーネス検査装置およびワイヤハーネス検査方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ワイヤハーネスが設置されるワイヤハーネス設置部と、前記ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスのエアリークを検査するエアリーク検査部と、前記ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスの耐電圧を検査する耐電圧検査部とを有するワイヤハーネス検査装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイヤハーネス検査装置において、前記ワイヤハーネスの一端部には、ハウジングとこのハウジングに設けられたターミナルとを備えたコネクタが設けられており、前記ワイヤハーネス設置部は、前記コネクタが設置されるコネクタ設置部を備えて構成されており、前記エアリーク検査部は、前記コネクタ設置部に設置されたコネクタのハウジングにシールリングが適正に装着されているか否かを検査するように構成されており、前記耐電圧検査部は、前記ターミナルの耐電圧を検査するように構成されているワイヤハーネス検査装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のワイヤハーネス検査装置において、前記ワイヤハーネスには、シールドシェルが設けられており、前記耐電圧検査部は、前記シールドシェルと、前記ターミナルとの間の耐電圧を検査するように構成されているワイヤハーネス検査装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス検査装置において、前記エアリーク検査部でのエアリークの検査と前記耐電圧検査部での耐電圧の検査とが同時に行われるように構成されているワイヤハーネス検査装置である。
本発明によれば、ワイヤハーネスの検査に要する時間を短縮することができるワイヤハーネス検査装置およびワイヤハーネス検査方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るワイヤハーネス検査装置の要部を示す図である。 本発明の実施形態に係るワイヤハーネス検査装置の検査対象であるワイヤハーネスの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るワイヤハーネス検査装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係るワイヤハーネス検査装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るワイヤハーネス検査装置1は、図1や図2で示すワイヤハーネス3のエアリークと耐電圧とを検査する装置であり、ワイヤハーネス設置部5とエアリーク検査部7と耐電圧検査部9とを備えて構成されている。
ワイヤハーネス設置部5には、ワイヤハーネス3が設置されるようになっている。エアリーク検査部7では、ワイヤハーネス設置部5に設置されているワイヤハーネス3のエアリークを検査するようになっている。
耐電圧検査部9では、ワイヤハーネス設置部5に設置されている(設置されたままになっている)ワイヤハーネス3の耐電圧を、たとえば、エアリーク検査部7での検査をしているときに検査するようになっている。
すなわち、エアリーク検査部7でのエアリークの検査と、耐電圧検査部9での耐電圧の検査とを同時にするように構成されている。ここで同時とは、エアリーク検査部7でエアリークの検査をしている時刻と、耐電圧検査部9で耐電圧の検査をしている時刻とがお互いに完全に重なっている必要はなく、耐電圧検査をしている時刻(時間)の一部とエアリーク検査をしている時刻(時間)の一部とがお互いに重なっている場合も含まれるものとする。たとえば、エアリーク検査に比べて耐電圧検査のほうが時間がかかる場合、エアリーク検査をしている時間内に、ワイヤハーネス3がワイヤハーネス設置部5に設置されている状態を維持したまま、エアリーク検査と耐電圧検査をするようになっていてもよい。
なお、エアリーク検査の時間と耐電圧検査の時間とを一切重ねることなく、耐電圧検査終了後ただちにエアリーク検査を行うようにしてもよいし、エアリーク検査査終了後ただちに耐電圧検を行うようにしてもよい。
ワイヤハーネス3の長手方向の一端部には、ハウジング11とこのハウジング11に一体的に設けられたターミナル13とを備えたコネクタ15が一体的に設けられている。
ワイヤハーネス設置部5は、コネクタ15が設置されるコネクタ設置部17を備えて構成されている。エアリーク検査部7は、ハウジング11にシールリング40が適正に装着されているか否かをエアリークによって検査するように構成されている。
ワイヤハーネス3には、シールドシェル19が設けられており、シールドシェル19がハウジング11の外側でハウジング11を覆っている。シールドシェル19は、シールドを構成している外部導体(編組線)21に接続されている。耐電圧検査部9は、たとえば、ターミナル13とシールドシェル19との間の耐電圧を検査するように構成されている。
ターミナル13は、外部導体21で覆われている電線23の芯線25に接続されていてハウジング11から突出している。
また、ワイヤハーネス検査装置1では、コネクタ設置部17にコネクタ15が設置されたとき、閉空間29が形成されるように構成されている。閉空間29は、ハウジング11とコネクタ設置部17との間に存在するシールリング40によって密閉されている。閉空間29内には、コネクタ設置部17に設置されたハウジング11から突出しているターミナル13が内部に入り込むようになっている。
エアリーク検査部7は、ハウジング11から突出しているターミナル13が内部に入る閉空間29の気密性を検査することで、コネクタ設置部17に設置されたコネクタ15のハウジング11にシールリング40が適正に装着されているか否かを、ハウジング11とシールリング40との間やシールリング40とコネクタ設置部17との間のエアリークを検査することで検査するように構成されている。なお、これに加えて、ハウジング11とハウジング11から突出しているターミナル13との間のエアリークを検査するように構成されていてもよい。
耐電圧検査部9は、シールドシェル19と、ハウジング11から突出しているターミナル13との間の耐電圧を検査するように構成されている。
ワイヤワーネス3は、図2で示すように、長い紐状に形成されており、長手方向の一端部にコネクタ15が一体的に設けられている。
また、ワイヤワーネス3は、芯線25とこの芯線25を覆っている被覆体(内側被覆体)31とで構成された電線23と、内側被覆体31を覆っている編組線21と、編組線21を覆っている被覆体(外側被覆体)33と、合成樹脂等の絶縁性材料で構成されたハウジング11と、ターミナル13と、シールドシェル19とを備えて構成されている。
電線23の長手方向の一端部では内側被覆体31が所定の長さ除去されて芯線25が露出している。この露出している芯線25がターミナル13に接続されている。編組線21は電線23を覆っており、電線23の長手方向の一端部で編組線21と外側被覆体33とが所定の長さ除去されており、編組線21の端部が折り返されて外側被覆体33の端部を覆っている。
ハウジング11は、ターミナル13の一部を囲んで覆うようにして、ターミナル13に一体的に設けられている。ハウジング11がターミナル13に正しく正常な状態で設けられていれば、ターミナル13とハウジング11と間には隙間等が生成されておらず、ターミナル13とハウジング11との間の気密性は保たれている。
ハウジング11や、ターミナル13は、たとえば「L」字状に形成されており、ターミナル13は、基端側部位35が芯線25に接続されており、先端側部位37の一部(基端側部位35側の部位)がハウジング11の円柱状の先端側部位39に密着してハウジング11の先端側部位39で覆われている。
ターミナル13の先端側部位37の他の部位(基端側部位35と反対側の部位)は、ハウジング11の先端側部位39から突出している。
リング状のOリング等のシール材(シールリング)40は、ハウジング11の先端側部位39の外周に設けた溝42に設置されている。
ターミナル13の基端側部位35は、ハウジング11の基端側部位41で覆われているが、基端側部位41は筒状に形成されており、これによって、ターミナル13の基端側部位35とハウジング11の基端側部位41との間には、空隙43が形成されている。
シールドシェル19は、板状の金属材料に適宜曲げ加工等を施すことで「L」字状の筒状に形成されている。
シールドシェル19の先端側部位45の先端には、フランジ部49が設けられており、シールドシェル19の基端側部位47の先端には、小径部51が設けられている。
そして、シールドシェル19は、ハウジング11を覆うようにしてハウジング11に一体的に設けられている。ただし、シールドシェル19の先端側部位45の開口部からハウジング11が突出しており、シールドシェル19の小径部51を電線23と編組線21とが貫通している。
なお、小径部51の内周には、折り返された編組線21部が接触している。電線23と編組線21と外側被覆体33とは、小径部51から延出している。
ワイヤハーネス検査装置1は、ベース体53を備えている。コネクタ設置部17は、ベース体53の所定の箇所に設けられている。
コネクタ設置部17は、内径がハウジング11の先端側部位39の外径と等しい円筒状の枡状部55と、枡状部55の開口部に設けられたフランジ部57とを備えて形成されている。
そして、コネクタ設置部17にコネクタ15を設置したときに、ハウジング11の先端側部位39の一部(シールドシェル19に覆われておらず突出している部位)が、円筒状の枡状部55内に入り込んで、閉空間29が形成されるようになっている。このとき、シールリング40の内周がハウジング11に接触しており、シールリング40の外周が枡状部55に接触しており、ハウジング11から突出しているターミナル13は閉空間29内に位置している。
エアリーク検査部7は、図示しない圧縮空気供給部と図示しない空気圧検出部(圧力センサ)とを備えて構成されている。圧縮空気供給部と空気圧検出部は、配管59を介して閉空間29につながっている。
そして、コネクタ設置部17にコネクタ15が設置された状態で、図3で示すCPUを備えた制御部61の制御の下、圧縮空気供給部から閉空間29内に所定の時間圧縮空気を供給し、この供給を止めてから所定の時間経過後に、閉空間29内の空気圧を空気圧検出部で測定し、この測定した値が所定の値よりも大きいときには、シールリング40が適正に装着されているものと判断し、上記測定した値が所定の値よりも小さいときには、シールリング40が適正に装着されていないものと判断し、出力部63からアラームを発するようになっている。
コネクタ設置部17へのコネクタ15の設置状態を保持するために、ワイヤハーネス検査装置1には、図1で示すように、コネクタ押圧部65が設けられている。コネクタ押圧部65は、空気圧シリンダ67等のアクチュエータとコネクタ押圧体69とを備えたリンク機構71によって構成されている。
そして、空気圧シリンダ(ワイヤハーネス固定シリンダ)67が一方の側に駆動することで、コネクタ設置部17に設置されたコネクタ15のハウジング11の先端側部位39がコネクタ設置部17の枡状部55内に入り込むように、コネクタ押圧体69がコネクタ15を押すようになっている。一方、空気圧シリンダ67が他方の側に駆動することで、上記押し込みが解除され、コネクタ押圧体69が図1に二点鎖線で示すところに位置するようになっている。
耐電圧検査部9は、図示しない電圧印加部と図示しない電圧測定部とを備えて構成されている。電圧印加部と電圧測定部とは、配線を介して、導通ピン73,75に接続されている。
導通ピン73は、枡状部55の底部を貫通して、先端部が枡状部55内に突出している。導通ピン73と枡状部55との間の気密性は確保されている。導通ピン75は、フランジ部57を貫通して、先端がフランジ部57の端面と同一平面上に位置しているかもしくはフランジ部57の端面よりもごく僅かに突出している。
コネクタ設置部17にコネクタ15が設置された状態では、導通ピン73がターミナル13に接触し、導通ピン75がシールドシェル19のフランジ部49に接触するようになっている。
そして、制御部61の制御の下、電圧印加部によって、導通ピン73と導通ピン75との間に高電圧を印加し、この高電圧を印加している状態で、導通ピン73と導通ピン75との間の電圧降下を電圧測定部で測定し、この測定した電圧降下の量が所定の値よりも小さいときには、耐電圧性能を備えているものと判断し、上記測定した電圧降下の量が所定の値よりも大きいときには、耐電圧性能を備えていないものと判断し出力部63からアラームを発するようになっている。
なお、電圧測定部で電圧の降下量を測定することに代えてもしくは加えて、各導通ピン73,75間に流れる電流を電流測定部で測定するようにしてもよい。
また、ワイヤハーネス3は、ワイヤハーネス検査装置1に、縦方向(上下方向もしくは斜め上下方向)に延びて設置されるようになっている。ただし、コネクタ設置部17が上方に位置しており、コネクタ設置部17にコネクタ15が設置された状態では、電線23と編組線21と外側被覆体33とが、コネクタ15から下方に延出している。さらに、図示しない支持部によって、延出している電線23と編組線21と外側被覆体33とがベース体53に支持され、電線23等のふらつきが防止されている。なお、支持部に引っ掛けるだけで電線23等が支持されるので、ワイヤハーネス3のワイヤハーネス検査装置1への設置作業が簡素化される。
このようにして、ワイヤハーネス3が縦方向に延伸してワイヤハーネス検査装置1に設置されることで、作業スペースをコンパクトにすることができる。また、コネクタ設置部17にコネクタ15を設置することで、電線23等が重力で自然に下方に垂れ下がるので、ワイヤハーネス3のワイヤハーネス検査装置1への設置がしやくなる。
次に、ワイヤハーネス検査装置1の動作について説明する。
初期状態として、ワイヤハーネス検査装置1にワイヤハーネス3が設置されておらず、コネクタ押圧体69が図1の二点鎖線で示すような退避位置に位置しているものとする。
上記初期状態において、ワイヤハーネス検査装置1にワイヤハーネス3を仮設置する(S1)。この仮設置状態では、図1で示すように、コネクタ設置部17にハウジング11が設置されている。
続いて、入力部(たとえばスタートスイッチ)79が押されると、制御部61の制御の下、メモリ77に予め格納されている動作プログラムにより、ワイヤハーネス3の本設置がされる(S3)。ワイヤハーネス3の本設置では、コネクタ押圧体69が図1に実線で示すところに位置して、コネクタ15を図1の右側に押している。
続いて、耐電圧検査部9の導通ピン73,75に電圧を印加し(S5)、所定値以上の電圧降下があるか否かを検査する(S7)。
ステップS7において、所定値以上の電圧降下があった場合、耐電圧の性能が不十分であるものとして、出力部63からアラームを発する(S15)。アラームは、音もしくは光もしくは音と光との両方によって発せられるものとする。
ステップS7において、所定値以上の電圧降下がなかった場合、耐電圧の性能が十分であるもとして、動作を終了する。なお、ステップS7において、所定値以上の電圧降下がなかった場合、出力部63から耐電圧の性能が十分である旨の信号を出力してもよい。
また、ワイヤハーネス3の本設置(S3)がされた後、耐電圧検査部9の導通ピン73,75に電圧を印加すると同時に、エアリーク検査部7で閉空間29内を所定の時間加圧する(S9)。
続いて、上記加圧を終了してから所定の時間経過後(S11)に、閉空間29内の圧力を測定し、閉空間29内の圧力が所定の圧力以上になっているか否かを測定する(S13)。
ステップS13において、閉空間29内の圧力が所定の圧力以上になっていない場合には、エアリークがあるもの(シールリング40が適正に装着されていないもの)として、出力部63からアラームを発する(S15)。
また、ステップS13において、閉空間29内の圧力が所定の圧力以上になっている場合には、エアリークが無いもの(シールリング40が適正に装着されているもの)として、動作を終了する。なお、ステップS13において、閉空間29内の圧力が所定の圧力以上になっている場合、エアリークが無い旨の信号を出力してもよい。
ワイヤハーネス検査装置1によれば、エアリーク検査部7と耐電圧検査部9とによって、ワイヤハーネス設置部5に設置されているワイヤハーネス3のエアリークと耐電圧を検査するので、検査対象であるワイヤハーネス3をワイヤハーネス設置部5に一度設置するだけでよく付け替えが不要になる。そして、従来、2つの検査装置で2工程かけて行っていた検査を、1台の検査装置の1工程で行うことができ、ワイヤハーネス3の検査に要する時間を短縮することができる。
また、ワイヤハーネス検査装置1によれば、ワイヤハーネス設置部5に設置されているワイヤハーネス3のエアリーク検査を、エアリーク検査部7で検査すると同時に耐電圧検査を耐電圧検査部9で検査するようになっていることで検査を並行して行うことができるので、ワイヤハーネス3の検査に要する時間をさらに短縮することができる。たとえば、耐電圧検査を行うT1秒の間にエアリーク検査をT2(<T1)秒で済ませてしまうとすると、耐電圧検査とエアリーク検査とをT1+T2秒ではなく最大でもT1秒で行うことができる。
また、ワイヤハーネス検査装置1によれば、ワイヤハーネス3を一度だけ設置し、上記各検査後取り外しすればよいので、ワイヤハーネス検査装置1へのワイヤハーネス3の設置工数(セット工数)を従来に比べてたとえば半分以下にすることができる。すなわち、従来のような、ワイヤハーネスのエアリーク検査装置への設置、エアリーク検査装置からの取り外し、この後のワイヤハーネスの耐電圧検査装置までの移動、耐電圧検査装置への設置、耐電圧検査装置からの取り外しをする必要がなくなるので、ワイヤハーネス検査でのワイヤハーネス3の取り扱い時間を、たとえば、従来の半分以下にすることができる。
また、ワイヤハーネス検査装置1によれば、エアリーク検査のための装置と耐電圧検査のための装置とを別々に設けず一体としたので、装置の構成が簡素化されており、検査領域と作業者の作業領域のスペースを小さくして省スペース化することができ、作業者の人数を一工程分削減することができる。
また、ワイヤハーネス検査装置1によれば、ワイヤハーネス設置部5がコネクタ設置部17を備えて構成されており、コネクタ設置部17のところに設けられているエアリーク検査部7が、シールリング40が適正に設置されているか否かを検査するように構成されており、コネクタ設置部17のところに設けられている耐電圧検査部9がターミナル13とシールドシェル19との間の耐電圧を検査するように構成されているので、エアリーク検査と耐電圧検査とを、コネクタ設置部17のところでまとめて実行することができ、装置の構成を簡素化することができる。
また、ワイヤハーネス検査装置1によれば、コネクタ設置部17とコネクタ設置部17に設置されたハウジング11とでハウジング11から突出しているターミナル13が内部に入り込む閉空間29が形成されるように構成されており、エアリーク検査部7が、閉空間29の気密性を検査することでシールリング40の適正に装着されているか否かを検査するように構成されており、耐電圧検査部9がシールドシェル19と、突出しているターミナル13との耐電圧を検査するように構成されているので、閉空間29を用いてエアリーク検査を確実に行うことができるとともに、外部導体21のシールド性能と電線23の芯線25の耐電圧を確実に検査することができる。
なお、上記説明では、編組線21内に1本の電線23しか設けられていないが、編組線21内に複数本の電線23が設けられている構成であってもよい。この場合、ハウジング11から複数のターミナル13が突出することになる。そして、耐電圧の検査を複数のターミナル13の間で行うようにしてもよい。
また、ワイヤハーネス検査装置1では、制御部61が、ワイヤハーネス設置部5(コネクタ設置部17)、電圧印加部、導通ピン73,75までの配線等から離れて設けられている。これによって、電圧印加部等が発するノイズによって制御部61が悪影響を受けないようになっている。
なお、上記説明内容をワイヤハーネス検査方法として把握してもよい。すなわち、ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスのエアリークを検査するエアリーク検査工程と、前記エアリーク検査工程で検査をしているときに、前記ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスの耐電圧を検査する耐電圧検査工程とを有するワイヤハーネス検査方法として把握してもよい。
1 ワイヤハーネス検査装置
3 ワイヤハーネス
5 ワイヤハーネス設置部
7 エアリーク検査部
9 耐電圧検査部
11 ハウジング
13 ターミナル
15 コネクタ
17 コネクタ設置部
19 シールドシェル
40 シールリング

Claims (4)

  1. ワイヤハーネスが設置されるワイヤハーネス設置部と、
    前記ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスのエアリークを検査するエアリーク検査部と、
    前記ワイヤハーネス設置部に設置されているワイヤハーネスの耐電圧を検査する耐電圧検査部と、
    を有することを特徴とするワイヤハーネス検査装置。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス検査装置において、
    前記ワイヤハーネスの一端部には、ハウジングとこのハウジングに設けられたターミナルとを備えたコネクタが設けられており、
    前記ワイヤハーネス設置部は、前記コネクタが設置されるコネクタ設置部を備えて構成されており、
    前記エアリーク検査部は、前記コネクタ設置部に設置されたコネクタのハウジングにシールリングが適正に装着されているか否かを検査するように構成されており、
    前記耐電圧検査部は、前記ターミナルの耐電圧を検査するように構成されていることを特徴とするワイヤハーネス検査装置。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネス検査装置において、
    前記ワイヤハーネスには、シールドシェルが設けられており、
    前記耐電圧検査部は、前記シールドシェルと、前記ターミナルとの間の耐電圧を検査するように構成されていることを特徴とするワイヤハーネス検査装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス検査装置において、
    前記エアリーク検査部でのエアリークの検査と前記耐電圧検査部での耐電圧の検査とが同時に行われるように構成されていることを特徴とするワイヤハーネス検査装置。
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