JP2015101965A - 水回収装置、および、ガスタービンプラント - Google Patents

水回収装置、および、ガスタービンプラント Download PDF

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彰弘 濱崎
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遥 木戸
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Katsuhiro Hotta
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Abstract

【課題】プラント内で効率よく水を回収することが可能な水回収装置、および、ガスタービンプラントを提供する。
【解決手段】排気流路16内に配されて内部に冷却水が循環される伝熱管13と、伝熱管13の出口から排出された冷却水を冷却して伝熱管13の入口に供給する冷却機構14と、を備え、冷却機構14は、出口における冷却水の温度が、排気流路16内における水蒸気の凝縮温度以下となるように冷却水を冷却する。
【選択図】図2

Description

この発明は、水回収装置、および、ガスタービンプラントに関する。
蒸気タービンやガスタービンなどを有する発電設備などのプラントにおいては、ボイラーやガスタービンなどから排出される排ガスの排熱を回収する排熱回収装置を備えたものが知られている。排熱回収装置としては、排気流路に熱交換器としての伝熱管を配したものがある。このように排気流路に伝熱管を配した場合、伝熱管の表面に凝縮水が生じる潜熱回収領域と、凝縮水が生じない顕熱回収領域とが生じる。そのため、下方に配された伝熱管へ凝縮水が滴下することで生じる乾湿交番による腐食や、凝縮水の厚い水膜による熱交換性能の低下が問題となっていた。
特許文献1には、排熱回収装置において、伝熱管表面の乾湿交番による腐食対策と、管表面の厚い水膜による熱交換性能の低下対策とのために、伝熱管の下方段である非凝縮部に対して散水を行うスプレーを設ける技術が記載されている。
特開2013−104643号公報
ところで、上述した発電設備などのプラントにおいては、ボイラーのブローなどによって水が失われる。そのため、失われた分だけ補給水が必要となる。しかしながら、水が貴重な地域においては、燃料が豊富にあっても補給水が不足することによりボイラーの運転が継続できなくなる可能性がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プラント内で効率よく水を回収することが可能な水回収装置、および、ガスタービンプラントを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明に係る水回収装置は、排気流路内に配されて内部に冷却水が循環される伝熱管と、前記伝熱管の出口から排出された前記冷却水を冷却して前記伝熱管の入口に供給する冷却機構と、を備え、前記冷却機構は、前記出口における前記冷却水の温度が、前記排気流路内における水蒸気の凝縮温度以下となるように前記冷却水を冷却する。
このように構成することで、排気流路内に配される伝熱管の全域に渡って、排ガスに含まれる水蒸気(水分)を凝縮させることができるため、凝縮水の回収量を増大させることができる。また、例えば、ガスタービンの排ガスのように水分濃度が6%程度と低い場合であっても、十分に凝縮水を回収することができる。
さらに、この発明に係る水回収装置は、上記水回収装置における前記冷却機構が、外部から導入した空気中に前記冷却水を散水することで、前記冷却水の温度を低下させる開放循環式の冷却塔であり、前記冷却塔から排出される空気に含まれている水分を回収する回収機構を備えていてもよい。
このように構成することで、散水装置により散水された冷却水が潜熱により冷却される際に、開放循環式の冷却塔から排出される空気に含まれる水分を回収できるため、冷却塔用の補給水の量を低減できる。
さらに、この発明に係る水回収装置は、上記水回収装置における前記回収機構が、水蒸気を凝縮させる冷却コイルと水蒸気ミストを捕集するミスト分離機との少なくとも一方を備えていてもよい。
このように構成することで、凝縮と捕集との何れか一方によって、冷却塔から排出される水分を回収することができる。また、例えば、凝縮と捕集との両方を用いる場合には、水分の回収をより効率よく行うことができる。
さらに、この発明に係る水回収装置は、上記水回収装置における前記回収機構が、前記空気が排出される排気口を覆い、前記冷却コイルと前記ミスト分離機との少なくとも一方に前記空気を導く排気ダクトを備えていてもよい。
このように構成することで、冷却塔の排気口から排出される空気を、冷却コイルとミスト分離機との少なくとも一方に導くことができる。そのため、水分が回収されずに排気口から排出された空気が大気に放出されることを抑制できる。
さらに、この発明に係る水回収装置は、上記水回収装置において、前記排気流路内の温度を検出する排気流路温度検出部と、前記排気流路内の湿度を検出する排気流路湿度検出部と、前記排気流路温度検出部の検出結果および、前記排気流路湿度検出部の検出結果に基づいて前記冷却機構による冷却水の温度制御を行う冷却機構制御装置と、を備えていてもよい。
このように構成することで、流路内の温度および湿度の状態に応じて、伝熱管の表面温度を、水蒸気の凝縮温度以下にすることができる。
さらに、この発明に係る水回収装置は、上記水回収装置において、前記伝熱管の出口温度を検出する出口温度検出部を備え、前記冷却機構制御装置は、前記排気流路温度検出部および前記排気流路湿度検出部の検出結果に基づいて、前記伝熱管の出口温度目標値を算出する出口温度算出部と、前記出口温度検出部により検出された温度検出値と、前記出口温度算出部により算出された出口温度目標値との偏差に基づいて前記冷却機構の制御量を決定する制御量決定部と、を備えていてもよい。
このように構成することで、出口温度検出部により検出される実際の出口温度と、出口温度算出部により算出される出口温度の目標値とを比較して、実際の出口温度が出口温度の目標値となるように冷却機構を制御することができる。そのため、排気流路内における伝熱管の全域に渡って自動的に凝縮温度以下にすることができる。
さらに、この発明に係るガスタービンプラントは、上述した何れか一つの水回収装置を備えている。
このように構成することで、水回収装置によって、ガスタービンの排ガスから水を回収することができるため、プラント内で減少した分の水を排ガスから回収した水によって補うことができる。
さらに、この発明に係るガスタービンプラントは、前記ガスタービンの排ガスから排熱を回収する排熱回収設備を備え、前記排熱回収設備が、前記排熱を用いて蒸気を発生させる排熱回収ボイラーと、前記排熱回収ボイラーで発生させた蒸気により駆動する蒸気タービンと、前記蒸気タービンから排出される蒸気を凝縮させる復水器と、前記復水器に冷却水を供給する開放循環式の復水器用冷却塔と、を備えていてもよい。さらに、前記復水器用冷却塔が、前記復水器用冷却塔の排出空気に含まれる水分を回収する冷却塔用回収機構を備えていてもよい。
このように構成することで、復水器用冷却塔で排出される水分を回収することができる。
さらに、この発明に係るガスタービンプラントは、前記冷却コイルの内部に、ガスタービンの燃料が流れるようにしてもよい。
このように構成することで、ガスタービンの低温の燃料と、冷却塔から排出される空気とを熱交換することができる。そのため、燃料を予熱前に温めることができるとともに、燃料により空気を冷却して水分を凝縮回収することができる。
この発明に係る水回収装置、および、ガスタービンプラントによれば、プラント内で効率よく水を回収することができる。
この発明の第一実施形態におけるガスタービンプラントの概略構成図である。 この発明の水回収装置の概略構成図である。 縦軸を飽和蒸気圧(hPa)とし、横軸を空気温度(℃)としたグラフである。 縦軸を空気1m当たりの水蒸気量(g)とし、横軸を空気温度(℃)としたグラフである。 縦軸を排ガスおよび伝熱管の温度とし、横軸を排気流路の流れ方向における位置としたグラフである。 この発明の第二実施形態における蒸気タービンにより排熱を回収する設備の概略構成図である。 この発明の第二実施形態における復水器用冷却塔の概略構成図である。 この発明の第三実施形態における冷却塔用水回収装置の概略構成図である。 この発明の第四実施形態におけるガスタービンプラントの概略構成図である。 この発明の第四実施形態における水回収装置の概略構成図である。 この発明の第五実施形態における水回収装置の概略構成図である。
次に、この発明の第一実施形態に係る水回収装置、および、ガスタービンプラントを図面に基づき説明する。
図1は、第一実施形態におけるガスタービンプラントの概略構成図である。この実施形態におけるガスタービンプラント1は、ガスタービン2の出力により発電機3を駆動するとともに、ガスタービン2の排熱を回収して発電するコンバインドサイクルプラントである。
ガスタービンプラント1は、ガスタービン2と、圧縮機7と、燃焼器8と、排熱回収ボイラー10と、蒸気タービン11と、発電機3と、水回収装置6と、を主に備えている。
圧縮機7は、外気を取り込んで所定圧力まで圧縮した圧縮空気を燃焼器8へ供給する。
燃焼器8は、圧縮空気と燃料とを混合して燃焼させる。燃焼器8は、燃焼させた高温高圧の燃焼ガスをガスタービン2へ供給する。
ガスタービン2は、燃焼器8より供給された燃焼ガスによって回転動力を得る。ガスタービン2の回転動力は、駆動軸9を介して圧縮機7および発電機3に伝達可能となっている。
排熱回収ボイラー10は、ガスタービン2から排出される排ガスの排熱を利用して蒸気を発生させる。
蒸気タービン11は、排熱回収ボイラー10によって発生させた蒸気を用いて回転動力を得る。蒸気タービン11で使用した蒸気は、復水器4により凝縮されて水に戻される。この復水器4により戻された水は、ポンプ5によって排熱回収ボイラー10へと送られる。蒸気タービン11の駆動軸は、発電機3および圧縮機7へ接続可能とされている。この発電機3により蒸気タービン11の回転動力、および、ガスタービン2の回転動力が電気エネルギーに変換可能となっている。これら蒸気タービン11、復水器4、ポンプ5、および、排熱回収ボイラー10によって、この発明の排熱回収設備が構成されている。
図2は、この発明の第一実施形態における水回収装置の概略構成図である。
水回収装置6は、ガスタービン2から排出される排ガスから水(液体)を回収する装置である。
図2に示すように、水回収装置6は、伝熱管13と、冷却塔14と、ドレン回収部15と、を備えている。
伝熱管13は、排ガスを冷却することで排ガスに含まれる水蒸気を凝縮させる。伝熱管13の内部には、冷却水が通水される。伝熱管13は、排ガスが流れる排気流路16内に設けられている。伝熱管13は、排気流路16内の排ガスの流れに対して交差する直線状の複数の交差部17を備えている。伝熱管13は、排気流路16の外部に配される各交差部の両端部18で折り返され、蛇行するように形成されている。複数の交差部17は、それぞれ左右の一方から他方に向かって下るように傾斜している。また複数の交差部17は、互いに平行に配置されている。伝熱管13は、排気流路16の下流側に伝熱管入口19が配され、上流側に伝熱管出口20が配されている。
冷却塔14は、伝熱管13に冷却水を供給する装置である。この冷却塔14においては、伝熱管出口20における冷却水の温度が、排気流路16内における水蒸気の凝縮温度以下となるように冷却水の温度が設定される。ここで、この実施形態における冷却塔14は、いわゆる開放循環式の冷却塔である。この冷却塔14は、送風機21と、散水装置22と、冷却水ピット23と、ポンプ24と、を備えている。
送風機21は、外部の空気を冷却塔14の内部に導入する。送風機21は、図示しない電動機により回転駆動される。この送風機21は、電動機によりその回転数が可変とされている。つまり、冷却塔14内に導入される空気は、送風機21によってその流量が調整可能となっている。
散水装置22は、送風機21により導入された空気の流路中に冷却水を散水することで冷却水を冷却する装置である。この散水装置22により散水された冷却水の一部は導入された空気と接して蒸発する。冷却水の一部が蒸発することで、散水された冷却水の温度が低下する。散水装置22の下方には、充填材25が配置されている。この充填材25は、表面積が大きい波板状などの材料からなる。この充填材25に冷却水の液滴を付着させることで、空気と冷却水との接触時間を長くすることが可能となっている。
冷却水ピット23は、潜熱により温度が低下した冷却水を貯留する容器である。この冷却水ピット23には、充填材25などに付着した冷却水の液滴が自重により落ちて貯留される。この冷却水ピット23に貯留された冷却水は、順次ポンプ24を介して伝熱管入口19に供給される。
ポンプ24は、冷却水ピット23に貯留されている冷却水を順次伝熱管入口19に圧送する。このポンプ24によって、伝熱管13に流れる冷却水の流量が調整可能となっている。
ここで、上述した冷却塔14から供給される冷却水の温度は、送風機21により取り込まれる空気の流量や、ポンプ24により循環される冷却水の流量を変化させることで調整可能となっている。
ドレン回収部15は、伝熱管13の表面で凝縮して、自重により伝熱管13の表面や排気流路16の内面を経由して下方に溜まった水を回収する。ドレン回収部15に回収された水のうち、冷却塔14における冷却水の蒸発分と同程度の量の水が補給水として冷却水ピット23へ供給される。また、ドレン回収部15に回収された残りの水は、濾過や脱塩等により不純物が除去された後、補給水として排熱回収ボイラー10などに供給される。
図3は、縦軸を飽和蒸気圧(hPa)とし、横軸を空気の温度(℃)としたグラフである。図4は、縦軸を空気1m当たりの水蒸気量とし、横軸を空気の温度(℃)としたグラフである。
図3、図4に示すように、空気の温度が低下すると飽和蒸気圧、および、空気1m当たりの水蒸気量も低下する。つまり、空気の温度が低下して、温度低下前の空気よりも飽和蒸気圧、および、空気1m当たりの水蒸気量の値が低下すれば、温度低下前の空気の飽和蒸気圧、および、空気1m当たりの水蒸気量との差分だけ凝縮水が発生する。
例えば、ガスタービンコンバインドサイクル発電プラントなどのガスタービンプラントの場合、排ガス中の水分濃度は、重量比で約6%程度である。これは、体積比にすれば9.5%程度であり、水蒸気量としては、約138.3g/mである。図3のグラフより、このときの飽和水蒸気圧は約96.5hPaである。この場合、空気の温度が45℃以下としなければ、排ガスに含まれる水蒸気の凝縮水は生じない。この場合の凝縮温度は、45℃である。
図5は、縦軸を排ガスおよび伝熱管13の温度とし、横軸を排気流路16の流れ方向における位置としたグラフである。
図5に示すように、排ガス温度(図5中、実線で示す。)は、排気流路16の上流側が最も温度が高い。また排ガス温度のグラフは、下流側に向かってその減少率が漸次低下する曲線となっている。
排ガスからの排熱回収を目的とした一般的な伝熱管(図5中、一点鎖線で示す)の場合、凝縮を積極的に行わないため、伝熱管温度は、排ガス温度の変化に応じて、排気流路16の上流側ほど温度が高くなる。
一方で、この発明の第一実施形態における伝熱管(図5中、破線で示す)の場合、排気流路16の上流側から下流側の何れの箇所においても、凝縮温度(図5中、一点鎖線の直線で示す)よりも低い伝熱管温度となるように伝熱管入口19側における冷却水の温度が設定されている。これにより、伝熱管13の外表面においては、何れの箇所においても排ガスが凝縮温度まで冷却されて、凝縮水が発生する。
したがって、上述した第一実施形態の水回収装置6によれば、伝熱管出口20における冷却水の温度が排気流路16内における水蒸気の凝縮温度以下にされることで、排気流路16内に配される伝熱管13の全域に渡って、排ガス中の水蒸気を凝縮させることができる。その結果、排ガスに含まれる水蒸気(水分)を効率よく凝縮を行うことができるため、凝縮水の回収量を増大させることができる。また、例えば、ガスタービン2の排ガスのように水分濃度が6%程度と低い場合であっても、十分に凝縮水を回収することができる。
次に、この発明の第二実施形態におけるガスタービンプラントについて図面に基づき説明する。ここで、この第二実施形態のガスタービンプラントは、第一実施形態の蒸気タービン11の復水器4用の冷却塔が水を回収する冷却塔用の水回収機構を備えている。そのため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。また、第一実施形態の説明と重複する説明は省略する。
ここで、水蒸気を利用して蒸気タービンを駆動する発電設備においては、復水器の冷却水として海水を用いる場合が多い。しかし、発電設備が海から遠い場合には、海水を利用できないため、河川水、湖沼水、または、地下水を補給水とする開放循環式の冷却塔が用いられる場合がある。開放循環式の冷却塔の場合、復水器での熱交換によって温度が上昇した冷却水を、蒸発させてその蒸発潜熱の放出により冷却して再循環させている。そのため、冷却水の蒸発により多量の水が失われる。蒸発潜熱により得られた熱は、復水器における凝縮に100%近く用いられる。すなわち、開放循環式の冷却塔においては、復水器により凝縮される水と同等の水が蒸発により失われていることとなる。しかしながら、河川水、湖沼水、および、地下水は、降水量や貯留量の変動により、十分な補給水を確保できなくなる可能性がある。そのため、この第二実施形態においては、上述した第一実施形態による水の回収に加えて、開放循環式の冷却塔において失われていた水の回収を行っている。開放循環式の冷却塔は、密閉式の冷却塔と比較して構造が単純で小型であるため、設置スペースやコスト面で有利となる。
図6は、この発明の第二実施形態における排熱を回収する設備の概略構成図である。
排熱を回収する設備は、上述した第一実施形態と同様に、ガスタービン2の排ガスから排熱回収して発電を行う設備である。この排熱を回収する設備は、排熱回収ボイラー10と、蒸気タービン111と、発電機3と、復水器4と、ポンプ5とを備えている。
排熱回収ボイラー10は、排ガスの排熱を利用して高温高圧の蒸気を発生させる。排熱回収ボイラー10により発生させた高温高圧の蒸気は、蒸気タービン111に供給される。
蒸気タービン111は、高温高圧の蒸気のエネルギーを回転エネルギーに変換する。蒸気タービン111から排出される蒸気は、復水器4へと供給される。この実施形態における蒸気タービン111は、発電機3に接続されている。この発電機3によって蒸気タービン111の回転エネルギーが電気エネルギーに変換される。
復水器4は、蒸気タービン111から排出された蒸気を凝縮させる。復水器4は、蒸気を冷却するための冷却水を供給する復水器用冷却塔114に接続されている。
ポンプ5は、復水器4によって凝縮された凝縮水を排熱回収ボイラー10に送水する。
図7は、この発明の第二実施形態における復水器用冷却塔114の概略構成図である。
図7に示すように、復水器用冷却塔114は、送風機121と、散水装置122と、冷却水ピット123と、冷却塔用水回収装置106を備えている。復水器用冷却塔114は、開放循環式の冷却塔である。ここで、送風機121、散水装置122、冷却水ピット123、および、充填材125については、上述した第一実施形態の冷却塔14と同様の構成であるため、詳細説明を省略する。
冷却塔用水回収装置106は、送風機121を介して排出された空気に含まれる水分を回収する。冷却塔用水回収装置106は、ダクト34と、回収部35と、ドレンパン36と、を備えている。
ダクト34は、排出された空気を回収部35へと導く流路Rを形成する。この実施形態におけるダクト34は、復水器用冷却塔114の排気口37の上方を覆うように設けられている。ダクト34は、下方に凹となる断面弧状の屋根となっている。このダクト34と、復水器用冷却塔114の上部との間に、空気を回収部35へと導く流路Rが形成される。
第二の実施形態においては、ダクト34を断面弧状に形成する場合について説明した。しかし、ダクト34の形状は断面弧状に限られるものではない。また、ダクト34を設けたことにより圧力損失が上昇することを抑制するために、例えば、ダクト34に隙間を設けて空気の一部を外部に逃がしてもよい。また、ダクト34内の空気の一部を逃がすために、ダクト34を開閉可能としてもよい。
回収部35は、復水器用冷却塔114から排出される空気に含まれる水分を回収する。この実施形態における回収部35は、送風ファン38と冷却コイル39とミスト分離機40とを備えている。回収部35は、ダクト34により形成される流路Rの最下流に配されている。
送風ファン38は、ダクト34により導かれた空気を冷却コイル39およびミスト分離機40に向かって送る。
冷却コイル39は、ダクト34により導かれた空気を冷却することでその表面に凝縮水を発生させる。ミスト分離機40は、ダクト34により導かれた空気に含まれるミスト状の水(水蒸気ミスト)を捕集する。この実施形態においては、冷却コイル39によって冷却された空気がミスト分離機40に供給される。ミスト分離機40によりミスト状の水を捕集された空気は、外部に排出される。
ドレンパン36は、回収部35によって回収された水を一時的に貯留する。ドレンパン36は、回収部35の下方に配されている。このドレンパン36には、冷却コイル39により凝縮させた凝縮水が自重によって滴下するとともに、ミスト分離機40によって捕集された水も順次自重により滴下される。ドレンパン36に貯留された水は、散水装置122に供給される直前の冷却水に合流されるか、または、冷却水ピット123内に供給される。
次に、上述した冷却コイル39により凝縮水を回収するための冷媒の温度設定の一例について説明する。
まず、大気の条件は、気温が20(℃)、相対湿度が72(%)、気圧が1(atm)、絶対湿度が0.0105(kg/kg´)、空気エンタルピーが46.8(kJ/kg)とする。
また、復水器用冷却塔114の送風機121により外部に排出される空気の条件(以下、単に冷却塔出口条件と称する)は、温度が35(℃)、相対湿度が100(%)、気圧が1(atm)、絶対湿度が0.0365332(kg/kg´)、空気エンタルピーが128.9(kJ/kg)とする。
冷却コイル39から排出される空気の条件(以下、単に冷却コイル出口条件と称する)は、冷却コイルの冷媒出口温度が15(℃)、相対湿度が100%、気圧が1(atm)、絶対湿度が0.010638(kg/kg´)、空気エンタルピーが42(kJ/kg)とする。
上記条件の場合、冷却塔出口条件と冷却コイル出口条件との絶対湿度の差は、0.025895(kg/kg´)となる。さらに、冷却塔出口条件と冷却コイル出口条件との空気エンタルピーの差は86.9(kJ/kg)となる。
つまり、1kgの凝縮水を冷却コイル39で得ようとすると、86.9/0.025895=3355.8(kJ)≒800(kcal)が必要となる。冷却コイル39中を流れる冷媒は、この熱量を取り去るように温度設定される。上述した各条件で運用するのであれば、冷却コイル39の入口における冷媒温度を10℃以下に設定すればよい。
したがって、上述した第二実施形態のガスタービンプラントによれば、排熱回収ボイラー10における復水器4の冷却水を復水器用冷却塔114を用いて生成することで、失われる水の量を低減できる。さらに、冷却塔用水回収装置106により復水器用冷却塔114から排出される空気に含まれる水分を凝縮水として回収することができるため、プラント内で失われる水の量を更に低減することができる。
また、冷却塔用水回収装置106のダクト34が断面弧状に形成されることで空気を円滑に回収部35に導くことができる。そのため、流路抵抗を低減して、復水器用冷却塔114の消費エネルギーを低減できる。さらに、開放循環式の冷却塔を用いていることで、密閉循環式冷却水系を備える冷却塔や通風方式の冷却塔を用いる場合よりも設備を小型化して設置自由度を向上することができる。
次に、この発明の第三実施形態におけるガスタービンプラントを図面に基づき説明する。ここで、この第三実施形態におけるガスタービンプラントは、上述した第一実施形態の冷却塔14に対して、第二実施形態の冷却塔用水回収装置106を設けたものである。そのため、第一実施形態、および、第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図8は、この発明の第三実施形態における水回収装置206の概略構成図である。
第三実施形態における水回収装置206は、ガスタービン2から排出された排ガスに含まれる水分を回収する装置である。
図8に示すように、水回収装置206は、伝熱管13と、冷却塔214と、ドレン回収部15と、を備えている。冷却塔214は、送風機21と、散水装置22と、冷却水ピット23と、冷却塔用水回収装置106と、を備えている。冷却塔用水回収装置106は、ダクト34と、回収部35と、ドレンパン36と、を備えている。
したがって、上述した第三実施形態のガスタービンプラントによれば、水回収装置206の冷却塔214から排出される空気からも冷却塔用水回収装置106によって水分を回収することができる。その結果、ガスタービンプラントで失われる水の量を更に低減することができる。
次に、この発明の第四実施形態におけるガスタービンプラントを図面に基づき説明する。ここで、この第四実施形態におけるガスタービンプラントは、上述した第三実施形態における冷却塔用水回収装置106により燃料ガスを予熱する点でのみ異なっている。そのため、第三実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図9は、この発明の第四実施形態におけるガスタービンプラントの概略構成図である。図10は、この発明の第四実施形態における水回収装置の概略構成図である。
図9に示すように、第四実施形態におけるガスタービンプラント301は、ガスタービン2と、圧縮機7と、燃焼器8と、排熱回収ボイラー10と、蒸気タービン11と、発電機3と、ガスタービン2と、水回収装置306とを備えている。
水回収装置306は、伝熱管13と、冷却塔214と、ドレン回収部15と、を備えている。冷却塔214は、第三実施形態の冷却塔214と同様の構成であり、送風機21と、散水装置22と、冷却水ピット23と、冷却塔用水回収装置206を備えている。
冷却塔用水回収装置206は、送風機21を介して排出された空気から水分を回収する。冷却塔用水回収装置206は、ダクト34と、回収部35と、ドレンパン36と、を備えている。
回収部35は、冷却塔214から排出される空気に含まれた水分を回収する。この実施形態における回収部35は、送風ファン38と冷却コイル39とミスト分離機40とを備えている。回収部35は、ダクト34により形成される流路Rの最下流に配されている。送風ファン38は、ダクト34により導かれた空気を冷却コイル39およびミスト分離機40に向かって送る。なお、回収部35において、ミスト分離機40は、省略しても良い。
冷却コイル39は、空気を冷却することでその表面に凝縮水を発生させる。冷却コイル39は、その冷媒としてガスタービン2の燃料ガスが用いられる。ガスタービン2の燃料ガスは、通常、貯蔵の都合上、低温状態(5〜10℃程度)とされている。この低温状態とされたガスタービン2の燃料ガスは、ダクト34により導かれた空気の凝縮温度以下で冷却コイル39内を通過する。つまり、ガスタービン2の燃料ガスは、冷却コイル39を通過する際に、ダクト34により導かれた空気と熱交換して温められるとともに、冷却コイル39の表面に凝縮水を生じさせる。
したがって、上述した第四実施形態のガスタービンプラント301によれば、冷却コイル39により凝縮水を得る際の専用の冷熱源を用意する必要が無い。そのため、部品点数を低減してプラントの小型化を図ることができる。また、ガスタービン2の燃料ガスを予熱前に温めることができるため、ガスタービン2の燃料ガスを予熱するエネルギーを低減することができる。また、冷却塔214から排出される空気に含まれる水分を凝縮させる専用の冷熱源を設ける場合と比較して、部品点数を低減してプラント全体を小型化することができる。
次に、この発明の第五実施形態におけるガスタービンプラントを図面に基づき説明する。ここで、この第五実施形態におけるガスタービンプラントは、上述した第1実施形態のガスタービンプラントの水回収装置における冷却水温度をフィードバック制御する点で異なる。そのため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。
図11は、この発明の第五実施形態における水回収装置406の概略構成図である。
図11に示すように、この実施形態における水回収装置406は、伝熱管13と、冷却塔14と、ドレン回収部15と、排ガス温度センサー41と、排ガス湿度センサー42と、出口温度センサー43と、冷却機構制御装置44とを備えている。
排ガス温度センサー41は、排気流路16の入口側における排ガスの温度を検出する。
排ガス湿度センサー42は、排気流路16の入口側における排ガスの湿度(例えば、相対湿度)を検出する。言い換えれば、排ガス温度センサー41と排ガス湿度センサー42とは、伝熱管13よりも上流側の排ガスの温度および湿度を検出している。これら排ガス温度センサー41と、排ガス湿度センサー42とによる検出結果は、それぞれ冷却機構制御装置44へ入力される。
出口温度センサー43は、伝熱管13の出口温度を検出する。この出口温度センサー43による検出結果は、冷却機構制御装置44へ入力される。
冷却機構制御装置44は、少なくとも排ガス温度センサー41と排ガス湿度センサー42との各検出結果に基づいて冷却塔14を駆動制御する。より具体的には、冷却機構制御装置44は、少なくとも排ガス温度センサー41と排ガス湿度センサー42との各検出結果に基づいて、伝熱管13の出口温度が凝縮温度以下となるように、冷却塔14における冷却水の温度制御を行う。冷却機構制御装置44は、出口温度算出部45と、減算器46と、制御量決定部47とを備えている。
出口温度算出部45は、排ガス温度センサー41と排ガス湿度センサー42との検出結果に基づいて、伝熱管13の出口温度の目標値を算出する。すなわち、伝熱管13の出口温度が排気ガス中の蒸気の凝縮温度以下となり、且つ、凝縮温度にできるだけ近い値となるような出口温度の目標値を算出する。出口温度算出部45による算出結果は、減算器46に入力される。
減算器46は、出口温度センサー43により検出された出口温度の検出値と、出口温度算出部45により算出された出口温度の目標値との偏差を求める。つまり、減算器46は、出口温度の目標値と検出値との間に生じている現在のずれを算出している。この減算器46によって算出された偏差は、制御量決定部47に入力される。
制御量決定部47は、出口温度センサー43により検出された温度検出値と、出口温度算出部45により算出された出口温度目標値との偏差に基づいて冷却塔14の制御量を決定する。より具体的には、制御量決定部47は、冷却塔14における冷却水のポンプ24と、送風機21との少なくとも一方の制御量を決定する。ここで、ポンプ24および送風機21の制御量は、減算器46から入力される偏差と、例えば、ポンプ24や送風機21を駆動する電動機への通電量との関係を予め求めたマップ、テーブル、数式などに基づいて決定することができる。制御量決定部47は、決定した制御量だけ現在の状態から変化させる制御指令を冷却塔14に対して出力する。
したがって、上述した第五実施形態における水回収装置406によれば、排気流路16内の温度および湿度の状態に応じて、伝熱管13の表面温度を、水蒸気の凝縮温度以下にすることができる。そのため、より効率よく凝縮水を回収することができる。
さらに、出口温度センサー43により検出される実際の出口温度と、出口温度算出部45により算出される出口温度の目標値とを比較して、実際の出口温度が出口温度の目標値となるように冷却塔14を制御することができる。そのため、排気流路16内における伝熱管13の全域に渡って凝縮温度以下にして、効率よく凝縮水を発生させることができる。また、排気流路16内における排ガスの温度や湿度が変化した場合であっても、冷却塔14の冷却水の温度を自動的に効率よく凝縮水を発生できる温度条件にすることが可能となる。その結果、効率よく凝縮水を回収しつつ、プラント管理者の負担軽減を図ることができる。
なお、この発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、伝熱管13を傾斜させる場合を一例に説明した。しかし、伝熱管13の構成は、上述した実施形態の構成に限られるものではない。例えば、伝熱管13を曲線状に形成したり傾斜させないようしたりしても良い。
また、上述した第二実施形態においては、回収部35について、冷却コイル39とミスト分離機40との両方を備える場合について説明した。しかし、回収部35は、水分を回収可能であれば上記構成に限られない。例えば、回収部35には、冷却コイル39とミスト分離機40との何れか一方のみを設けるようにしても良い。
1 ガスタービンプラント
2 ガスタービン
3 発電機
4 復水器
5 ポンプ
6 水回収装置
7 圧縮機
8 燃焼器
9 駆動軸
10 排熱回収ボイラー
11 蒸気タービン
13 伝熱管
14 冷却塔(冷却機構)
15 ドレン回収部
16 排気流路
17 交差部
18 端部
19 伝熱管入口
20 伝熱管出口
21 送風機
22 散水装置
23 冷却水ピット
24 ポンプ
25 充填材
34 ダクト(排気ダクト)
35 回収部
36 ドレンパン
37 排気口
38 送風ファン
39 冷却コイル
40 ミスト分離機
41 排ガス温度センサー(排気流路温度検出部)
42 排ガス湿度センサー(排気流路湿度検出部)
43 出口温度センサー(出口温度検出部)
44 冷却機構制御装置
45 出口温度算出部
46 減算器
47 制御量決定部
106 冷却塔用水回収装置
111 蒸気タービン
114 復水器用冷却塔
121 送風機
122 散水装置
123 冷却水ピット
124 ポンプ
125 充填材
206 水回収装置
214 冷却塔
301 ガスタービンプラント
306 水回収装置
406 水回収装置

Claims (9)

  1. 排気流路内に配されて内部に冷却水が循環される伝熱管と、
    前記伝熱管の出口から排出された前記冷却水を冷却して前記伝熱管の入口に供給する冷却機構と、を備え、
    前記冷却機構は、前記出口における前記冷却水の温度が、前記排気流路内における水蒸気の凝縮温度以下となるように前記冷却水を冷却する水回収装置。
  2. 前記冷却機構は、
    外部から導入した空気の中に前記冷却水を散水することで、前記冷却水の温度を低下させる開放循環式の冷却塔であり、前記冷却塔から排出される空気に含まれている水分を回収する回収機構を備える請求項1に記載の水回収装置。
  3. 前記回収機構は、
    水蒸気を凝縮させる冷却コイルと水蒸気ミストを捕集するミスト分離機との少なくとも一方を備える請求項2に記載の水回収装置。
  4. 前記回収機構は、
    前記空気が排出される排気口を覆い、前記冷却コイルと前記ミスト分離機との少なくとも一方に前記空気を導く排気ダクトを備える請求項3に記載の水回収装置。
  5. 前記排気流路内の温度を検出する排気流路温度検出部と、
    前記排気流路内の湿度を検出する排気流路湿度検出部と、
    前記排気流路温度検出部の検出結果および、前記排気流路湿度検出部の検出結果に基づいて前記冷却機構による冷却水の温度制御を行う冷却機構制御装置と、を備える請求項1から請求項4の何れか一項に記載の水回収装置。
  6. 前記伝熱管の出口温度を検出する出口温度検出部を備え、
    前記冷却機構制御装置は、
    前記排気流路温度検出部および前記排気流路湿度検出部の検出結果に基づいて、前記伝熱管の出口温度目標値を算出する出口温度算出部と、
    前記出口温度検出部により検出された温度検出値と、前記出口温度算出部により算出された出口温度目標値との偏差に基づいて前記冷却機構の制御量を決定する制御量決定部と、を備える請求項5に記載の水回収装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の水回収装置を備えるガスタービンプラント。
  8. ガスタービンの排ガスから排熱を回収する排熱回収設備を備え、
    前記排熱回収設備は、
    前記排熱を用いて蒸気を発生させる排熱回収ボイラーと、
    前記排熱回収ボイラーで発生させた蒸気により駆動する蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンから排出される蒸気を凝縮させる復水器と、
    前記復水器に冷却水を供給する開放循環式の復水器用冷却塔と、を備え、
    前記復水器用冷却塔は、前記復水器用冷却塔の排出空気に含まれる水分を回収する冷却塔用回収機構を備える請求項7に記載のガスタービンプラント。
  9. 請求項3又は請求項4に記載の水回収装置を備えたガスタービンプラントであって、前記冷却コイルの内部には、ガスタービンの燃料が流れるガスタービンプラント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105953840A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 内蒙古工业大学 双通道工业循环冷却水动态模拟试验台
WO2018007371A1 (de) * 2016-07-05 2018-01-11 Siemens Aktiengesellschaft Wassergewinnung aus kohlenwasserstoffe aufweisendem gas und luft

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