JP2015101952A - 根張り杭 - Google Patents

Abstract

【課題】これからの建造物に於ける耐久性は１００年住宅や、地震、水害等にも見られるように、耐震、耐風、耐水等耐久性が広く要求されている。耐霜、耐液状化、耐洪水等々建造物の基礎に関する問題も多い。【解決手段】本発明は建造物の基礎に用いる杭に於ける工夫で、鋼材パイプ杭（親杭）の中に枝杭を用いて、その枝杭を親杭の壁面から外に打ち出し、木の根状に枝杭を張り出させ、その枝杭から繋設させてＪ型に加工した鉄筋を用いて嵌設した親杭内に柔練コンクリート注入して固設して、基礎鉄筋に繋設することで、耐重、耐霜、耐液状化等々に強く働く。【選択図】図１

Description

本発明は建造物等の基礎に於ける杭に関する。

類似する考察は多い。本発明は「枝杭装置」を用いた「根張り杭」である。

発明が解決しようとする課題

これからの建造物に於ける耐久性は１００年住宅や、地震、水害等にも見られるように耐震、耐風、耐洪水等耐久性が拡く要求されている。
耐霜、耐液状化、耐洪水等々建造物の基礎に関する問題も多い。

課題を解決するための手段

本発明の「根張り杭」は肉厚の鋼材を用いたパイプ杭（親杭）（１）の中に枝鉄筋杭（４）を内蔵した集束パイプ（３）を設け、その集束パイプの円周壁面に枝杭嵌設穴（９）が刻設され、その枝杭装置の中心には芯材として枝杭を結束するネジ切り鋼材棒（６）を用い、根張り杭として親杭の外に働く枝鉄筋杭（枝杭）は、その形状を必要数均一に整え、その頭部内面は芯材であるネジ切り鋼材棒の側面に馴染むよう平面に整え、その背面は結束のワイヤーロープ（１２）が喰い込む程の切り込みを設け、更に集束パイプの枝杭嵌設穴刻設箇所嵌め込み部位には、その嵌設形状に合わせた切り込みを設して、長さを同等にしてその先端は親杭嵌設時に合わせた傾斜を設けて均一にした枝杭を必要数芯材であるネジ切り鋼材棒の円周に同じ高さで設置し、その背面刻設溝を介してワイヤーロープで巻き込み、その一部は芯材をも巻き込みワイヤーロープの両端を止め具で締め、差少の動きを確認しておく。多段に枝杭を設ける場合には、下段より結束して終わり次第結束頭に大輪座金（５）を嵌めでナット（７）で締め付けてから上段の位置に移ることになる。
枝杭の芯材への結束が完成し集束パイプに嵌設するにあたり、集束パイプ壁面に刻設した枝杭貫通穴の穴巾に沿って上下に切り込みを入れて、その上辺に垂れる真中の穴巾板を上部（外側）に煽り穴巾を拡げて枝杭を通し易くし、各段全てを通した後に枝杭に設けた切り込み部を集束パイプ壁面の刻設穴下辺に嵌め込み、調整し、全体を親杭に插入するための形状にする。その時、芯材であるネジ切り鋼材棒の頭頂部と嵌設した集束パイプの頭頂部が平行になることが、後に殴打の際に枝杭の拡がり等に支障する。

枝杭装置を装着するにあたり、親杭の壁面に枝杭貫穴（１０）を刻設するための位置決めをし必要数穴を空ける。多段枝杭の場合、各段間の寸法は「枝杭装置」と同じ寸法でありそれを守ることになる。
穴空け終了後、その穴巾の左右両側面に沿って上方に切り込みを設けて、その巾中に垂れる中板部を外側に煽り穴巾を拡げて枝枝の先端部を穴出し易くし更にその煽り反り出した中巾板をその親杭パイプ外面に沿って削り落として「枝杭装置」を嵌設し、枝杭装置の枝杭が親杭に刻設した貫通穴に顔出しして壁面と平面になったところで嵌設穴上辺の削り落とし部の中央部分にビス穴を設け、親杭と枝杭の貫通するビス（８）で固設し、個別に固設することで内蔵する「枝杭装置」は固定され、この「根張り杭」の使用時には、枝杭を繰り出す作業が残るため親杭の上辺開口部に損傷が起こらぬよう親杭キャップ（２）を用いて親杭を設置し、丸太棒（鋼材丸太棒でも可）で親杭内を打ち込むことで枝杭が繰り出されて根張り杭となる。その打ち込んた親杭内の枝杭装置に搦めて繋設Ｊ鉄筋（１３）を必要数装填し柔練コンクリートを插入しよく押し込んで固設する。

発明の効果

旧来の繋設鉄筋の繋設体が親杭加工内に限られ、本発明の根張り杭は外部に張り出した枝杭との繋設により、耐重圧、難抜度に於いて抜郡の効果を得た。

本発明の「根張り杭」は一般既在の杭と変わりなく使用できる杭で、殴打時に付帯するキャップを用いて、親杭を打ち込み後、丸太棒（鋼材丸太棒でも可）で親杭の中を殴打して、付帯する繋設Ｊ鉄筋で繋いで柔練コンクリートを流し込んで固設する。

業務上使用しており、難抜度が高く、抜けにくい。

正面透視図、繋設鉄筋図

（１）鋼材パイプ杭（親杭）
（２）親杭キャップ
（３）集束パイプ
（４）枝杭
（５）大輪座金
（６）ネジ切り鋼材棒
（７）ナット
（８）ビス
（９）枝杭嵌設穴
（１０）枝杭貫通穴
（１１）ワイヤーロープ
（１２）繋設Ｊ鉄筋

Claims (2)

1. 本発明の「根張り杭」は親杭である鋼材丸パイプ杭の中に復数の均一に整え加工した枝鉄筋枝を用い、それを束ねる芯材にネジ切り鋼材棒を用い、その頭頂部外面に切り込み加工を設した復数の枝鉄筋杭をワイヤーロープでその芯材共々結束する。
   親杭の太さと枝杭の多段造りには集束パイプを用い、その円周壁面には枝鉄筋杭穴が刻設されている。芯材のネジ切り鋼材棒に結束された枝杭の結束部直下の内側には、集束パイプに刻設の枝杭穴縁下辺壁板に嵌め込むための溝切り加工が設されており、芯材に結束した枝杭セットを集束パイプに插入し、枝杭貫通穴を通して切り込み溝を穴縁に嵌め込み枝杭装置の集束部を強固にし、更に集束パイプ枝杭刻設穴の穴巾両脇を上下に切り込みを入れ、使用時に上下に移動する枝鉄筋杭に対応する。更に枝杭繰り出しの為親杭内を殴打の際に多段組みの枝杭を同時に繰り出すためと、打激の衝激により装置が枝張り完結迄組識が保てるよう、各枝杭結束部上面には大輪座金を嵌めナット締めにした親杭と枝杭の繋設を強固にした「枝杭装置」
2. 肉厚の鋼材パイプ杭（親杭）の中に、枝杭を押し出す「枝杭装置」を内蔵し、その枝杭装置の嵌設と枝杭張り出しのための刻設穴が親杭壁面に必要数施され、その穴巾の左右上方に壁面を切り込み、使用時に上辺に移動して拡がる枝杭に対応し、枝杭装置を装着して、その刻設穴に嵌め込んだ枝杭の先端部を、その刻設穴縁上辺で、その枝杭貫通迄のビス止めで固設し、使用時に、この親杭が打ち込まれて後、丸太棒（鋼材丸棒でも可）を用いて、親杭内を打ち込み枝杭を押し出してから、繋設Ｊ鉄筋を復数用いて、親杭内に沈む枝杭に搦めて設置し、柔練コンクリートを插入して固設する。
   枝杭と親杭と繋設Ｊ鉄筋の一体組みで固設した根張り杭は基礎に拡く強力に働く。枝杭装置を搭載した「根張り杭」

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