JP2015101404A - フック部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】引っ掛け位置が低位置であっても引っ掛けることができるフック部構造を提供する。
【解決手段】本体2を構成する後面構成部材13に本体2より延出する延出片61を設ける。延出片61の基部に延出片61を本体2側へ折返し可能に折曲する折曲部71を設定する。延出片61の自由端部を本体2から離間して延出片61と本体2との間に引っ掛け空間101を形成可能とする。この状態で延出片61の本体2から離間する方向への回動を阻止片31で阻止し延出片61と本体2を構成する後面構成部材13とでフック形状を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、対象物に引っ掛けることができるフック部構造に関する。
従来、フックを備えた製品としては、図7に示すように、吊下式容器801が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
この吊下式容器801は、容器本体811を備えており、該容器本体811内には、芳香剤等が収容されている。この容器本体811には、吊り下げ用のフック812が設けられており、前記容器本体811をハンガーロッド等に引っ掛けて吊り下げ使用できるように構成されている。
このフック812は、板状部材によって形成されており、その基部を折曲することで、当該フック812を前記容器本体811より延出できるように構成されている。
前記板状部材の中央部には、切欠部821が形成されており、該切欠部821は、側方へ向けて開口するように構成されている。これにより、前記ハンガーロッド等を開口部831を介して前記切欠部821内に挿通できるように構成されている。
特開2005−239255 特開2005−239261
しかしながら、このようなフック部構造を備えた吊下容器801にあっては、フック812が容器本体811から延出することとなる。
このため、この吊下容器801を引っ掛けて吊り下げる際には、引っ掛け位置から、少なくとも前記容器本体811の高さ寸法841に前記フック812の延出寸法842を加えた長さ空間を確保しなければならず、吊り下げ箇所が制限されてしまう。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、引っ掛け位置が低位置であっても引っ掛けることができるフック部構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のフック部構造にあっては、本体を対象箇所に引っ掛けるフック部構造において、前記本体に当該本体より延出する延出片を設け、該延出片の基部に当該延出片を前記本体側へ折返し可能に折曲する折曲部を設定するとともに、前記延出片の自由端部を前記本体から離間して前記延出片と前記本体との間に引っ掛け空間を形成した状態で前記延出片の前記本体から離間する方向への回動を阻止手段で阻止し前記延出片と前記本体とでフック形状を形成した。
すなわち、本体より延出した延出片が折曲部によって前記本体側に折り返されるとともに、前記延出片の自由端部を前記本体から離間して前記延出片と前記本体との間に引っ掛け空間を形成した状態で前記延出片の回動を阻止手段で阻止することによって、前記延出片と前記本体とでフック形状を形成することができる。
このため、引っ掛け位置から前記本体の高さ寸法の長さ空間を確保するだけで、当該本体の引っ掛けが可能となる。
また、前記延出片は、阻止手段によって前記本体から離間する方向への回動が防止される。このため、使用時での不用意な開きが防止される。
そして、前記延出片は、前記本体より延出した状態で形成される。このため、延出片が本体側に折り返された折返し形状の製品を形成する場合と比較して、金型での成型が容易に行われる。
また、請求項2のフック部構造においては、前記延出片を、前記本体に沿って配置した非使用状態を形成可能に構成した。
すなわち、非使用時には、前記延出片を前記本体に沿って配置することができる。このため、前記本体をパッケージに収容する際には、前記延出片を前記本体に沿って配置することでコンパクト化が図られる。
さらに、請求項3のフック部構造では、前記本体を、前面側を形成する前面構成部材と、該前面構成部材にヒンジ部を介して連結された後面側を形成する後面構成部材とで構成し、前記前面構成部材と前記後面構成部材とが並設された開放状態及び前記前面構成部材を前記後面構成部材に沿って配置して当該前面構成部材と前記後面構成部材との間に収容空間を形成した閉鎖状態を形成可能に構成した。
すなわち、前記本体は、前面側を形成する前面構成部材と、該前面構成部材にヒンジ部を介して連結された後面側を形成する後面構成部材とで構成されており、前記前面構成部材と前記後面構成部材とが並設された開放状態を形成することができる。このため、当該本体を形成する際には、前記開放状態を形成することで、前記前面構成部材と前記後面構成部材と前記ヒンジ部とが金型によって形成される。
また、前記ヒンジ部で折曲することで、前記前面構成部材を前記後面構成部材に沿って配置し、当該前面構成部材と前記後面構成部材との間に収容空間を形成した閉鎖状態を形成することができる。これにより、使用時には、前記収容空間にカートリッジ等の収容が可能となる。
加えて、請求項4のフック部構造にあっては、前記収容空間に収容されるカートリッジを備え、該カートリッジ内の薬剤の残量を視認する視認窓を前記前面構成部材に設けた。
すなわち、前記収容空間には、薬剤を備えたカートリッジが収容される。これにより、薬剤の揮散などが可能となる。
そして、本体の前面構成部材には、視認窓が設けられており、該視認窓から前記カートリッジ内の薬剤の残量を視認することができる。このため、前記カートリッジの交換時期が前記本体外部から確認される。
また、請求項5のフック部構造においては、前記後面構成部材に前記延出片を設けるとともに、前記前面構成部材に前記阻止手段を設け、前記閉鎖状態において前記延出片が前記阻止手段に当接して前記延出片の回動を阻止するように構成した。
すなわち、前記後面構成部材には、前記延出片が設けられており、前記前面構成部材に前記阻止手段が設けられている。
このため、前記本体を形成する際には、前記開放状態を形成することで、前記前面構成部材及び前記阻止手段と、前記後面構成部材及び前記延出片と、前記ヒンジ部とが単一の金型によって形成される。
さらに、請求項6のフック部構造では、前記延出片及び前記阻止手段に互いに係合する係合手段を設け、前記延出片が前記阻止手段に当接した状態を維持可能に構成した。
すなわち、前記延出片及び前記阻止手段には、互いに係合する係合手段が設けられており、前記延出片が前記阻止手段に当接した状態を維持することができる。
このため、前記延出片の自由端部を前記本体から離間して前記延出片と前記本体との間に引っ掛け空間を形成した状態を維持することができる。
また、前記延出片は、その自由端部が前記本体から離間した状態に維持されるので、当該延出片を載置面側に配置して載置した状態において、前記本体を傾斜して配設することができる。このため、収容空間内の薬剤を揮散する際には、その揮散効率が高められる。また、前面構成部材に視認窓が設けられた構造においては、当該視認窓を介したカートリッジ内の薬剤残量の確認が容易に行われる。
以上説明したように本発明の請求項1のフック部構造にあっては、本体と、該本体側に折り返された延出片とによってフック形状を形成することができる。
このため、本体からフックが延出する構造上、引っ掛け位置から、少なくとも本体の高さにフックの延出分を加えた長さ空間を確保しなければ吊り下げることができなかった従来と比較して、引っ掛け位置から前記本体の高さ寸法の長さ空間を確保できれば、当該本体の引っ掛けが可能となる。
これにより、例えば靴の縁など、高さ寸法の低い場所であっても前記本体を引っ掛けて吊り下げることができ、下駄箱用の消臭剤等としての使用が可能となる。
また、前記延出片は、阻止手段によって前記本体から離間する方向への回動が防止される。このため、使用時での不用意な開きを防止することができる。これにより、前記本体の不用意な離脱を防止することができる。
そして、前記延出片は、前記本体より延出した状態で形成される。このため、延出片が本体側に折り返された折返し形状の製品を形成する場合と比較して、薄型の金型での成型を容易に行うことができる。また、本体と延出片とを別パーツで構成する場合と比較して、組み付け作業が不要になる。
また、請求項2のフック部構造においては、非使用時に前記延出片を前記本体に沿って配置することができる。
このため、前記本体をパッケージに収容する際には、前記延出片を前記本体に沿って配置することでコンパクト化を図れるとともに、輸送・展示の際に生じ得る不具合を未然に防止することができる。
さらに、請求項3のフック部構造では、本体を構成する前面構成部材と後面構成部材とが並設された開放状態を形成することで、当該本体を形成する際には、前記前面構成部材と前記後面構成部材とヒンジ部とを金型によって一体形成することができる。
これにより、別金型で個別に形成する場合と比較して、成形コストを抑えることができるとともに、各パーツの組み付け作業が不要となる。
また、前記ヒンジ部で折曲することで、前記前面構成部材を前記後面構成部材に沿って配置し、当該前面構成部材と前記後面構成部材との間に収容空間を形成した閉鎖状態を形成することができる。これにより、使用時には、前記収容空間にカートリッジ等の収容が可能となり、例えば消臭カートリッジを収容することで、消臭材として利用することができる。
加えて、請求項4のフック部構造にあっては、本体内に形成された収容空間には、薬剤を備えたカートリッジが収容される。これにより、当該カートリッジの薬剤を揮散するなどの使用形態が可能となる。
そして、本体の前面構成部材には、視認窓が設けられており、該視認窓から前記カートリッジ内の薬剤の残量を視認することができる。このため、前記カートリッジの交換時期を前記本体外部から確認することができ、利便性が向上する。
また、請求項5のフック部構造においては、前記後面構成部材には、前記延出片が設けられており、前記前面構成部材に前記阻止手段が設けられている。
このため、前記本体を形成する際には、前記開放状態を形成することで、前記前面構成部材及び前記阻止手段と、前記後面構成部材及び前記延出片と、前記ヒンジ部とを単一の金型によって形成することができる。
さらに、請求項6のフック部構造では、前記延出片及び前記阻止手段には、互いに係合する係合手段が設けられており、前記延出片が前記阻止手段に当接した状態を維持することができる。このため、前記延出片の自由端部を前記本体から離間して前記延出片と前記本体との間に引っ掛け空間を形成した状態を維持することができる。
また、前記延出片は、その自由端部が前記本体から離間した状態に維持されるので、当該延出片を載置面側に配置して載置した状態において、前記本体を傾斜して配設することができる。このため、収容空間内の薬剤を揮散する際には、その揮散効率を高めることができる。また、前面構成部材に視認窓が設けられた構造においては、当該視認窓を介したカートリッジ内の薬剤残量の確認を容易に行うことができる。
本発明の第一の実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態の平面図である。 同実施の形態の底面図である。 同実施の形態の側面図である。 同実施の形態の使用状態を示す図であり、(a)は靴の縁に引っ掛けた状態を示す図で、(b)は載置面に載置した状態を示す図である。 同実施の形態の他の使用状態を示す図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかるフック部構造を備えた薬剤揮散器1を示す図であり、薬剤揮散器1の本体2が解放された状態が示されている。この薬剤揮散器1は、図5に示すように、対象箇所3の縁4に引っ掛けたり、載置面5に載置することで、空間に薬剤を付与するものである。
前記本体2は、図1から図4に示すように、前面側を形成する前面構成部材11と、該前面構成部材11にヒンジで構成されたヒンジ部12を介して連結された後面側を形成する後面構成部材13とで構成されており、図1から図3に示したように、前記前面構成部材11と前記後面構成部材13とを並設された開放状態14と、図4に示したように、前記前面構成部材11を前記後面構成部材13に沿って配置して当該前面構成部材11と前記後面構成部材13との間に収容空間を形成した閉鎖状態15を形成可能に構成されている。
この薬剤揮散器1は、図外のカートリッジを備えており、該カートリッジは、透明の容器体と該容器体の開口部を閉鎖する蓋部とによって形成されている。前記容器体には、消臭成分を含有した液状薬剤が収容されており、前記蓋部は、この液状薬剤の透過は阻止する一方、気化した前記液状薬剤は透過できるように構成されている。これにより、前記液状薬剤を揮散できるように構成されている。
なお、本実施の形態では、前記フック部構造を薬剤揮散器1に使用する場合について説明するが、これに限定されるものではなく、芳香剤や防虫剤等に使用してもよい。
前記前面構成部材11は、図1から図3に示したように、楕円形状に形成されており、中央部が表面側に膨出した断面円弧状に形成されている。この前面構成部材11には、紐靴のデザインが施されており、その足挿入部分は、開口している。また、靴紐21間にも、開口しており、これらの開口部によって、内部に収容された前記カートリッジ内の液状薬剤の残量を視認することができる視認窓22,・・・が構成されている。
前記前面構成部材11の後縁部には、阻止手段としての阻止片31が後方へ向けて延出している。該阻止片31は、図1及び図4に示すように先端に向かうに従って裏側に延出するように傾斜して設けられている。この阻止片31に裏面には、図3に示したように、係合凸部32が突設されており、該係合凸部32は、長方形状に形成されている。
前記後面構成部材13も、楕円形状に形成されており、前記前面構成部材11と適合する形状に形成されている。この後面構成部材13には、図2及び図3に示したように、四隅に長方形状の揮散口41,・・・が設けられており、収容された前記カートリッジから揮散された液状薬剤を外部に放出できるように構成されている。
この後面構成部材13の内側面には、図3に示したように、複数の補強リブ51,・・・が一体形成されており、四隅の補強リブ51,・・・の基端部には、円形穴52,・・・が設けられている。これらの円形穴52,・・・に対向する前記前面構成部材11の部位には、円柱部53,・・・が立設されており、各円柱部53,・・・は、対向する円形穴52,・・・と係合するように構成されている。これにより、前記後面構成部材13を前記前面構成部材11の裏側に折り返した状態で、前記各円柱部53,・・・が前記円形穴52,・・・に係合することで、前記両構成部材11,13が係合するように構成されており、当該本体2内に前記カートリッジを収容する為の収容空間を形成できるように構成されている。
前記後面構成部材11の後縁からは、図3にも示したように、延出片61が延出しており、前記本体2から前記延出片61が延出するように構成されている。該延出片61は、図4にも示すように、前記後面構成部材13より短い板状に形成されており、基端部に折曲した折曲部62が設けられている。これにより、当該延出片61は、断面L字状に形成されている。
この延出片61と前記後面構成部材13との間には、図3に示したように、折曲部71が設けられており、該折曲部71は、ヒンジで構成されている。これにより、前記延出片61は、その基部に設けられた前記折曲部71で折曲することで、当該延出片61を前記本体2を構成する前記後面構成部材13側へ折り返せるように構成されている。
この延出片61は、図2にも示すように、T字状に形成されており、その先端部には、長方形状の突条81が形成されている。また、この突条81の基端側には、円形穴82,82が二箇所に形成されている。この延出片61が折り返される前記後面構成部材13の部位には、前記延出片61を配置可能な延出片収容凹部83が凹設されている。
該延出片収容凹部83内には、円柱部91,91が二箇所に立設されており、前記延出片61を前記後面構成部材13側に折り返した状態で、前記円柱部91,91が前記延出片61の前記円形穴82,82と係合するように構成されている。また、前記円柱部91,91の先端側には、長方形状の長方形凹部92が設けられており、前記延出片61を前記後面構成部材13側に折り返して前記延出片収容凹部83内に配置した状態で、前記延出片61に形成された前記突条81が前記長方形凹部92と係合するように構成されている。
これにより、前記延出片61を、前記本体2に沿って配置した非使用状態を形成できるように構成されており、この非使用状態で前記延出片61の不用意な揺動を防止することで、当該本体2をパッケージに収容する際には、コンパクト化を図れるとともに、輸送・展示の際に生じ得る不具合を未然に防止することができる。
そして、前記延出片61の自由端部を前記本体2を構成する前記後面構成部材13から離間することで、図4に示すように、前記延出片61と前記後面構成部材13との間に引っ掛け空間101を形成できるように構成されており、この状態において、前記前面構成部材11に設けられた前記阻止片31が前記延出片61基端の折曲部62に当接することで、当該延出片61の前記本体2から離間する方向への回動を阻止し前記延出片61と前記本体2を構成する前記前面構成部材13とでフック形状を形成できるように構成されている。
このとき、前記延出片61基端の前記折曲部62には、図3に示したように、矩形状の係合穴111が設けられており、該係合穴111には、前記阻止片31に設けられた係合凸部32が挿入された状態で係合するように構成されている。これにより、前記延出片61及び前記阻止片31には、互いに係合する係合手段が設けられており、前記延出片61が前記阻止片31に当接した状態を維持することで、前記延出片61の前記本体2側への不用意な移動を防止できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施において、本体2より延出した延出片61を折曲部71で前記本体2側に折り返すとともに、前記延出片61の自由端部を前記本体2から離間して前記延出片61と前記本体2との間に引っ掛け空間101を形成した状態で前記延出片61の回動を阻止片31で阻止することによって、前記延出片61と前記本体2とでフック形状を形成することができる。
このため、本体からフックが延出する構造上、引っ掛け位置から、少なくとも本体の高さにフックの延出分を加えた長さ空間を確保しなければ吊り下げることができなかった従来と比較して、引っ掛け位置から前記本体2の高さ寸法の長さ空間を確保できれば、当該本体2の引っ掛けが可能となる。
これにより、図5の(a)に示すように、対象箇所3の縁4など、高さ寸法の低い場所であっても前記本体2を引っ掛けて吊り下げることができ、空間に薬剤を付与することが可能となる。
さらに、前記延出片61と前記本体2との間に形成される前記引っ掛け空間101の大きさは、前記折り曲げ部62に近づくにつれて小さくなるように構成されている。このため、多様な厚みの縁4に対して前記本体2を引っ掛けることが可能となる。すなわち、前記縁4の厚みが厚い場合には、前記本体2と前記延出片61とが前記折曲部62から離れた位置で前記縁4の両端と当接する。一方、前記縁4の厚みが薄い場合には、前記本体2と前記延出片61とが前記折曲部62に近い位置で前記縁4の両端と当接することとなる。
また、前記延出片61は、前記阻止片31によって前記本体2から離間する方向への回動が防止される。このため、使用時での不用意な開きを防止することができる。これにより、前記本体2の対象箇所3からの不用意な離脱を防止することができる。
このとき、前記延出片61には、横断方向に延在する突条81が突設されており、該突条81は、図6に示すように、引っ掛け対象箇所3の縁4に引っかかる効果を発揮する。
このため、前記対象箇所3の前記縁4に対して前記薬剤揮散器1の引っ掛け位置がずれた場合であっても、前記突条81が前記縁4に引っ掛かることで、該縁4からの離脱を防止することができる。これにより、前記対象箇所3の前記縁4が曲線で構成されたり、凹凸に形成された場合であっても、これらの凹凸に合わせて前記突条81が引っ掛かることで、不用意な離脱を防止することができる。
そして、前記延出片61は、前記本体2より延出した開放状態14で形成される。このため、延出片が本体側に折り返された折返し形状の製品を形成する場合と比較して、薄型の金型での成型を容易に行うことができる。また、本体と延出片とを別パーツで構成する場合と比較して、組み付け作業が不要になる。
また、非使用時には、前記延出片61を前記本体2に沿って配置することができる。
このため、前記本体2をパッケージに収容する際には、前記延出片61を前記本体2に沿って配置することでコンパクト化を図れるとともに、輸送・展示の際に生じ得る不具合を未然に防止することができる。
さらに、前記本体2は、前面側を形成する前面構成部材11と、該前面構成部材11にヒンジ部12を介して連結された後面側を形成する後面構成部材13とで構成されており、前記前面構成部材11と前記後面構成部材13とが並設された開放状態14を形成することができる。このため、当該本体2を形成する際には、前記開放状態14を形成することで、前記前面構成部材11と前記後面構成部材13と前記ヒンジ部12とを金型によって一体形成することができる。
これにより、別金型で個別に形成する場合と比較して、成形コストを抑えることができるとともに、各パーツの組み付け作業が不要となる。
また、前記本体2を前記ヒンジ部12で折曲することで、前記前面構成部材11を前記後面構成部材13に沿って配置し、当該前面構成部材11と前記後面構成部材13との間に収容空間を形成した閉鎖状態15を形成することができる。これにより、使用時には、前記収容空間にカートリッジの収容が可能となり、消臭成分を含有する液状薬剤が収容されたカートリッジを収容することで、消臭剤として利用することができる。
また、本実施の形態では、前記本体2内に形成された収容空間に、液状薬剤を有するカートリッジが収容される。これにより、当該カートリッジの液状薬剤を揮散することができる。
そして、前記本体2の前面構成部材11には、視認窓22,・・・が設けられており、該視認窓22,・・・から前記カートリッジ内の液状薬剤の残量を視認することができる。このため、前記カートリッジの交換時期を前記本体2外部から確認することができ、利便性が向上する。
さらに、前記後面構成部材13には、前記延出片61が設けられており、前記前面構成部材11に前記阻止片31が設けられている。
このため、前記本体2を形成する際には、前記開放状態14を形成することで、前記前面構成部材11及び前記阻止片31と、前記後面構成部材11及び前記延出片61と、前記ヒンジ部12とを金型によって形成することができる。
そして、前記延出片61及び前記阻止片31には、互いに係合する係合凸部32及び係合穴111からなる係合手段が設けられており、前記延出片61が前記阻止片31に当接した状態を維持することができる。このため、前記延出片61の自由端部を前記本体2から離間して前記延出片61と前記本体2との間に引っ掛け空間101を形成した状態を維持することができる。
また、前記延出片61は、その自由端部が前記本体2から離間した状態に維持されるので、当該延出片61を載置面5側に配置して載置した状態において、前記本体2を傾斜して配設することができる。
このように、前記縁4に引っ掛けて使用することも、前記載置面5に載置して使用することも可能であり、設置場所を選ばず使用することができる。
このため、カートリッジ内の液状薬剤を前記後面構成部材13の裏面側に開口した揮散口41,・・・の開口部分から揮散することができ、その揮散効率を高めることができる。
また、前記本体2を上方から覗き込むことなく、前記視認窓22,・・・を横方向から覗くことができるので、カートリッジ内の薬剤残量の確認を容易に行うことができる。
2 本体
11 前面構成部材
12 ヒンジ部
13 後面構成部材
14 開放状態
15 閉鎖状態
22 視認窓
31 阻止片
32 係合凸部
61 延出片
71 折曲部
101 引っ掛け空間

Claims (6)

  1. 本体を対象箇所に引っ掛けるフック部構造において、
    前記本体に当該本体より延出する延出片を設け、該延出片の基部に当該延出片を前記本体側へ折返し可能に折曲する折曲部を設定するとともに、前記延出片の自由端部を前記本体から離間して前記延出片と前記本体との間に引っ掛け空間を形成した状態で前記延出片の前記本体から離間する方向への回動を阻止手段で阻止し前記延出片と前記本体とでフック形状を形成したことを特徴とするフック部構造。
  2. 前記延出片を、前記本体に沿って配置した非使用状態を形成可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のフック部構造。
  3. 前記本体を、前面側を形成する前面構成部材と、該前面構成部材にヒンジ部を介して連結された後面側を形成する後面構成部材とで構成し、前記前面構成部材と前記後面構成部材とが並設された開放状態及び前記前面構成部材を前記後面構成部材に沿って配置して当該前面構成部材と前記後面構成部材との間に収容空間を形成した閉鎖状態を形成可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のフック部構造。
  4. 前記収容空間に収容されるカートリッジを備え、該カートリッジ内の薬剤の残量を視認する視認窓を前記前面構成部材に設けたことを特徴とする請求項3記載のフック部構造。
  5. 前記後面構成部材に前記延出片を設けるとともに、前記前面構成部材に前記阻止手段を設け、前記閉鎖状態において前記延出片が前記阻止手段に当接して前記延出片の回動を阻止するように構成したことを特徴とする請求項3又は4記載のフック部構造。
  6. 前記延出片及び前記阻止手段に互いに係合する係合手段を設け、前記延出片が前記阻止手段に当接した状態を維持可能に構成したことを特徴とする請求項5記載のフック部構造。
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