JP2015100615A - 吸収体物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート状の防漏体と、防漏体の上部に少なくとも一層配置された、体液を吸収しうる吸収体とを有する吸収体物品本体と、吸収体物品本体の前後方向の前端部から前身頃、股下部及び後身頃を経て後端部にわたって配置される左右一対のFLGとを具備する吸収体物品であって、FLGが、伸縮性を有する頭部と頭部に連なる垂下部とを有し、頭部が、前後方向に配置される2本以上の弾性糸と、クッション性を有する嵩高部材とを有して構成され、弾性糸と嵩高部材とが少なくとも一部が上下に重なるように配置されている伸縮体を有し、着用時に、FLGの頭部が着用者の肌に接触し、かつ、着用者の肌と前記吸収体とが離間した状態を保持する、吸収体物品。
【選択図】図1
Description
したがって、吸収体物品からその外部への体液のリーク(漏れ)を防ぐためには、吸収体物品と着用者の身体との間に間隙が生じないように、吸収体の表面と着用者の肌、特に、排出器とを密着させることが必要であった。
しかしながら、このような状態で吸収体物品を使用すると、体液の排出後には、着用者の肌が体液で濡れている吸収体の表面に密着した状態となる。着用者の肌が体液に接触している状態が長時間続くと、着用者にとって不快であるだけでなく、皮膚を膨化させ、細菌増殖の原因となり、かぶれや炎症を引き起こす事態を招くことにもなるという問題点があった。
特許文献1においては、前記ユニットは、フローティングレッグギャザー(以下「FLG」ともいう。)として提案されている。特許文献2においては、前記ユニットは、体液の移動通路として提案されている。特許文献3においては、前記ユニットは、体液の受容キャナルとして提案されている。これらの提案に係るユニットは、いずれも、左右一対の頭部と左右一対の頭部に結合されて、垂下する垂下部とを持ち、左右一対の頭部のみが着用者の肌に接触する点で共通するものである。
(1)シート状の防漏体と、前記防漏体の上部に少なくとも一層配置された、体液を吸収しうる吸収体とを有する吸収体物品本体と、
前記吸収体物品本体の前後方向の前端部から前身頃、股下部及び後身頃を経て後端部にわたって配置される左右一対のフローティングレッグギャザーと
を具備する吸収体物品であって、
前記フローティングレッグギャザーが、伸縮性を有する頭部と前記頭部に連なる垂下部とを有し、
前記頭部が、前後方向に配置される2本以上の弾性糸と、クッション性を有する嵩高部材とを有して構成され、前記弾性糸と前記嵩高部材とが少なくとも一部が上下に重なるように配置されている伸縮体を有し、
着用時に、前記フローティングレッグギャザーの前記頭部が着用者の肌に接触し、かつ、着用者の肌と前記吸収体とが離間した状態を保持する、吸収体物品。
(2)着用時でない弛緩状態におかれた場合に、前記頭部の少なくとも一部が4mm以上の厚さを有するように構成されている、上記(1)に記載の吸収体物品。
(3)前記フローティングレッグギャザーの前端部及び後端部が、前記吸収体物品本体の前端部近傍及び後端部近傍にそれぞれ結合されて、前記垂下部が前記頭部から前記吸収体に向かって垂れ下がるように構成され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーが、いずれも前記頭部が外側に、前記垂下部が内側に向くように配置され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、前記垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、上記(1)又は(2)に記載の吸収体物品。
(4)前記フローティングレッグギャザーの前端部及び後端部が、前記吸収体物品本体の前端部近傍及び後端部近傍にそれぞれ結合されて、前記垂下部が前記頭部から前記吸収体に向かって垂れ下がるように構成され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記頭部が左右方向の中央部近傍で互いに対向するように配置され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、前記垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、上記(1)又は(2)に記載の吸収体物品。
(5)前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部が、中央部に連結部のない左右に連続した一枚の不織布により構成され、
前記不織布が前記左右一対の頭部から前記吸収体に向かってハンモック状に垂れ下がって、その内面側に左右側面と、中央部付近が底面となる体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、上記(1)又は(2)に記載の吸収体物品。
(6)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(7)前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆するように配置されている、上記(6)に記載の吸収体物品。
(8)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の外側を被覆するように配置されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(9)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の外側から底面の下側を経て他方の外側までを被覆するように配置されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(10)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の内側を被覆するように配置されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(11)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(12)前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の下側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されている、上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(13)前記体液受容キャナルの底面の下側の一部と前記吸収体の表面とが結合している上記(3)〜(5)のいずれかに記載の吸収体物品。
(14)前記嵩高部材が、発泡体である、上記(1)〜(13)のいずれかに記載の吸収体物品。
(15)前記嵩高部材が、化学繊維製の不織布である、上記(1)〜(13)のいずれかに記載の吸収体物品。
12、12a 吸収体
13 サーフェスシート
14、14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14h、14i フローティングレッグギャザー(FLG)
16、16a、16b、16c、16d、16e、16f、16g、16h 頭部
18、18a、18b、18c、18d、18e 垂下部
20、20a、20b 弾性糸
21、21a、21b、21c、21d、21e 基材
22、22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22h 嵩高部材
23、23’、23” ホットメルト接着剤
24、24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h 伸縮体
26 前端結合部
28 後端結合部
30、30a、30b、30c 底面結合部
31 垂下部固定部
32 アウターレッグギャザー(OLG)
34 着脱部材
36 連結シート
38 接合部
100、101 吸収体物品
C 股下部
Ca 体液受容キャナル
F 前身頃
R 後身頃
また、本明細書においては、「吸収体物品本体」とは、吸収体物品の構成部材である防漏体、防漏体上に設けることができるトップシート、その他吸収体物品に設けることができる各種部材を総称していうものである。これに従い、吸収体物品がおむつである場合は、吸収体物品本体をおむつ本体と呼ぶ。
さらに、本明細書においては、「吸収体の表面」とは、吸収体が露出している場合は、その表面を意味し、吸収体が拡散シート、アクイジションシート、トップシート(サーフェスシート)、コアラップシート等で被覆されている場合は、被覆している拡散シート、アクイジションシート、トップシート(サーフェスシート)、コアラップシート等の表面を意味する。
図1に示される本発明の吸収体物品100は、テープ型オムツとして構成されており、基本的に、シート状の防漏体10と、防漏体10の上部に少なくとも一層配置された、体液を吸収しうる吸収体12とを有する吸収体物品本体と、前記吸収体物品本体の前後方向の前端部から前身頃F、股下部C及び後見頃Rを経て、後端部にわたって配置される左右一対のFLG14とを具備する吸収体物品であって、FLG14が、伸縮性を有する頭部16と頭部16に連なる垂下部18とを有し、頭部16が、前後方向に配置される2本以上の弾性糸20と、クッション性を有する嵩高部材22とを有して構成され、弾性糸20と嵩高部材22とが少なくとも一部が上下に重なるように配置されている伸縮体24を有している。
また、前記樹脂のフィルムを用いる場合には、感触や外観を向上させるために、フィルムと不織布との複層シートとして用いることもできる。この場合、不織布としては、比較的低目付のSB、SMS、サーマルボンド不織布(例えば、エアスルータイプ)等が好適に用いられる。
また、前記樹脂のフィルムと後述するシート状吸収体との複層シートを用いることもできる。
また、高耐水性不織布を用いることもできる。高耐水性不織布としては、例えば、耐水度100mmH2O以上の耐水性を有するSMS、マイクロウェブの細孔をミクロフィブリル化セルロース(MFC)やワックスで充填することにより耐水性を付与されたSMSが挙げられる。この場合、単独で用いてもよく、フィルムと高耐水性不織布との複層シートとして用いることもできる。
シート状吸収体の中でも、SAPを50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上含有する高吸水性シートであるのが好ましい。また、高吸水性シートにおけるSAPの含有量は、高吸水性シートの安定性等の点で、95質量%以下であるのが好ましい。
高吸水性シートは、SAPを主成分とする極薄のシート状吸収体であれば、構成や製造方法を特に限定されない。
例えば、Air
Laid法で得られる高吸水性シートが挙げられる。Air Laid法は、粉砕した木材パルプとSAPとを混合し、結合剤を添加してシート状に成形して高吸水性シートを得る方法である。この方法で得られる高吸水性シートとしては、例えば、米国レオニヤ(Rayonier)社製のNOVATHIN(米国登録商標)、王子キノクロス社製のB−SAPが知られている。
また、SAPの分散スラリーを不織布等の体液透過性シートの上にコーティングする方法で得られる高吸水性シートも挙げられる。ここで、SAPの分散スラリーは、SAPとミクロフィブリル化セルロース(MFC)とを、水とエタノールとの混合溶媒に分散させたものであるのが好ましい。この方法で得られる高吸水性シートとしては、例えば、(株)日本吸収体技術研究所製のMegaThin(登録商標)が知られている。
そのほかに、例えば、起毛状不織布にSAPを大量に担持させ、ホットメルトバインダー、エマルションバインダー、水性繊維等で固定する方法で得られる高吸水性シート、繊維状SAPをPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維と混合してウェブ状に成形する方法で得られる高吸水性シート、SAP層の上下をティッシュで挟んだSAPシートが挙げられる。
また、吸収体12は、折りたたんだ状態で配置することもできる。
ここで、「吸収体物品本体」とは、吸収体物品の部材である防漏体、防漏体上に設けることができるトップシート、サーフェスシート、その他吸収体物品に設けることができる各種部材を総称していうものである。FLGは、防漏体に結合して設けられてもよく、防漏体上に設けられたトップシートやその他の部材に結合して設けられてもよく、複数の部材にわたって結合して設けられてもよい。
伸縮体24を有する頭部16は、着用時には、常時、ソフトに、かつ、均一に、着用者の肌に密着する機能を奏するとともに、着用者の肌と吸収体12の表面との間に介在するように設けられ、離間状態を安定的に維持する機能も奏する。
伸縮体24においては、弾性糸20と嵩高部材22とは少なくとも一部が上下に重なるように配置されている。より具体的には、弾性糸20と嵩高部材22とが重なる部分においては、嵩高部材22が弾性糸20の上側を被覆するように配置されている。本発明は、これに限定されず、嵩高部材が弾性糸の下側を被覆するように配置されていてもよい。また、嵩高部材が弾性糸の上側及び下側の両方を被覆するように配置されていてもよい。
このような構成を採ることにより、伸縮体24は、上述した機能を奏することができる。弾性糸20は、基本的に、伸縮体24に伸縮性を付与し、嵩高部材22は、基本的に、伸縮体24にクッション性を付与する。
弾性糸は、長さが、例えば、約1.2〜約3倍の範囲となるように応力を加えて伸長した状態にして、薄い不織布等の基材上に、2本以上、好ましくは3本〜10本、並列に並べて接着剤等の接合剤で固定して用いることができる。応力を加えるのを止めると、収縮し、短くなる。
発泡体は、例えば、PE樹脂フォーム、PP樹脂フォーム、EVAフォーム、ポリウレタンフォーム、セルローススポンジが挙げられる。
嵩高不織布は、例えば、PE繊維、PP繊維、PET繊維、PE/PP複合繊維、PE/PET複合繊維等の合成繊維;アセテート繊維等の半合成繊維;レーヨン、リヨセル等の再生繊維その他の化学繊繊類を原料とする、化学繊維製の不織布(例えば、カードウェブ、スルーエアボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布)や分繊トウが挙げられる。嵩高不織布は、目付量が20g/m2以上であるのが好ましく、また、無加重状態での見掛け比重が0.1以下であるのが好ましい。なお、見掛け比重は、単位面積当たりの質量を厚さで除して求めることができる。
弾性糸が、前身頃Fから股下部Cを経て後身頃Rにわたる範囲に存在し、かつ、嵩高部材が、股下部C近傍に存在するのは、本発明の好ましい態様の一つである。
上述したように、不織布等の基材に接合・被覆された伸縮体は、弛緩状態では、収縮し、細かい山谷を持つ襞が発生し、厚さが更に膨化する。
また、弾性糸と嵩高部材とが重なる部分では、膨化状態における頭部の厚さが、15mm以下であるのが好ましい。上記範囲であると、吸収体物品の厚さを薄くすることができる。
なお、従来の子供用おむつにおいては、防漏体と吸収体とサーフェスシートとの合計の厚さが約4mmである。
弾性糸20としては、例えば、3本の600dtexのポリウレタンフィラメントを約2倍に伸長した状態で、ほぼ5mmの間隔を置いて並列に並べ、基材21に接着剤により接合して設けることができる。
基材21は、例えば、不織布(例えば、PP製SMS不織布(例えば、目付量13g/m2))を用いることができる。
基材21には、あらかじめ嵩高部材22として、ポリウレタンフォーム(例えば、厚さ3mm、幅25mmのテープ状の軟質ポリウレタンフォーム(例えば、ポリエーテル系のポリマーを20倍に発泡したもの))が応力を加えない状態で接着剤により接合しておき、その後、上述したように、弾性糸20を接合することができる。
前記不織布は、左右一対の頭部16から吸収体12に向かってハンモック状に垂れ下がって、その内面側に左右側面と、中央部付近が底面となる体液受容キャナルCaが形成されている。
このように、本発明においては、体液受容キャナルの底面の下側の一部と吸収体の表面とが結合しているのが好ましい。これにより、体液受容キャナルの形状が安定的に存在することができる。
なお、本発明においては、体液受容キャナルを有する態様の場合、体液受容キャナルが液不透過性の材料により構成されているときは、体液受容キャナルから吸収体への体液の移行が可能となるように、体液受容キャナルを形成する不織布にスリット、開口等を設けることができる。
弾性糸としては、例えば、3本のポリウレタンフィラメントを用いることができる。この弾性糸は、これを上下から挟んで固定する防漏体10及びサーフェスシート13とともに、左右方向における左右一対のFLGが存在する位置よりも外側に、更に、左右一対のOLGを構成する。
本発明においては、OLGは、この構成に限定されず、例えば、従来公知の吸収体物品に用いられるOLGの構成を用いることができる。
具体的には、頭部の備える伸縮性とクッション効果とにより、頭部が着用者の肌に対する密着状態を常に保持することができる。それにより、排出器からの体液の受容を確実に行うことができる。また、着用者の体位が変わっても、着用者が動いても、頭部と着用者の肌との間に隙間が発生することが抑制されるので、体液の伝い漏れが効果的に防止される。さらに、着用状態では、頭部が着用者の肌に圧着される状態になるため、両者間の接触面積が大きくなり、頭部の位置ずれが起こりにくい。
また、頭部の備える厚さによるスペース効果により、着用者の肌と吸収体の表面との離間距離を確保することができる。それにより、垂下部のへたりや変形を抑制し、垂下部が形成する通路内における体液の移動や拡散が円滑に行われる。また、たとえ吸収体物品に着用者の体重がかかる加圧状態になっても、頭部と垂下部の存在が物理的障壁となって、着用者の肌と体液で湿潤した吸収体の表面との接触を回避することができるため、着用者の肌が体液で濡れることが抑制される。
図2に示される頭部16は、3本の弾性糸20と、嵩高部材22と、それらを被覆する基材21とにより構成される。
頭部16の製造方法は、特に限定されないが、例えば、以下の方法を用いることができる。以下、弾性糸20として、ポリウレタンフィラメントを、嵩高部材22として、ポリウレタンフォームを、基材21として、SMS不織布を用いた例を用いる。
まず、基材21として用いられるSMS不織布上の2箇所にホットメルト接着剤23を帯状に塗布し、3本のポリウレタンフィラメントとポリウレタンフォームとをそれぞれ並列させて配置する。この際、ポリウレタンフィラメント側にはSMS不織布を余らせて配置する。ついで、ポリウレタンフォーム上にさらにホットメルト接着剤23’を塗布し、そのポリウレタンフォーム上に3本のポリウレタンフィラメントが重なるようにSMS不織布を折り返し、重ねて圧着する。ここまでの工程は、ポリウレタンフィラメントに応力を加えて伸張させた状態で行うのが好ましい。さらに、その状態で、SMS不織布のポリウレタンフィラメント側に余らせた部分を、ポリウレタンフォームの側の部分と、ホットメルト接着剤23”により、接合させる。
なお、比較のため、ポリウレタンフォームを用いない以外は、上記と同様の方法により、頭部を作製したところ、無加重状態での厚さは、1.8mmであった(3回測定した平均値)。また、市販品の吸収体物品を4種類用意し、インナーレッグギャザー(ILG、スタンディングレッグギャザー(SLG)とも呼ばれる。)の伸縮部の無加重状態での厚さを測定したところ、いずれも1.0〜2.5mmの範囲にあった(3回測定した平均値)。
伸縮体24aは、前後方向に配置される弾性糸20aとして3本の600dtexのポリウレタンフィラメントを並列に並べて5mm間隔で配置した頭部16aを有する。3本の弾性糸20aは基材21aとなる不織布(PE/PPスパンボンド不織布、目付量15g/m2)によって被覆されて左右一対の垂下部16aの上縁に配置されている。弾性糸20aは、図3(B)に示されるように、左右両縁に、前後両端を除いて、前身頃Fから股下部Cを経て後身頃Rまでにわたってほぼ吸収体物品本体(図示せず)の全長に配置されている。
頭部16aにおいては、クッション性を有する嵩高部材22aとして、ポリウレタンフォーム(厚さ4mm、幅15mmのポリエーテル系の軟質発泡体シート)が弾性糸20aの上に重ねられて配置されている。嵩高部材22aは、股下部C近傍にのみ重ねられている。
FLG14aは、左右一対の垂下部18aと吸収体12aの表面とで、体液受容キャナルを形成している。
FLG14bは、伸縮性を有する頭部16bと頭部16bに連なる垂下部18bとを有し、頭部16bは、伸縮体24bと基材21bとを有している。
頭部16bにおいては、嵩高部材22bは弾性糸20aの存在する全領域に重なって存在している。
FLG14bは、左右一対の頭部16bから垂下する垂下部18bが互いに対向する状態で、その下端部が連結シート36と接合部38において結合し、連結シート36の下面と吸収体12aの表面とが底面結合部30aにおいて結合している。
連結シート36は、股下部Cを含む領域に存在している。底面結合部30aは、連結シート36の左右方向の中央において、帯状に前後方向に延在している。
FLG14bは、左右一対の垂下部18bと連結シート36とで、体液受容キャナルを形成している。
FLG14cは、伸縮性を有する頭部16bと頭部16bに連なる垂下部18cとを有し、頭部16bは、伸縮体24bと基材21cとを有している。
FLG14cは、垂下部18cが、中央部に連結部のない左右に連続した一枚の不織布により構成され、前記不織布が左右一対の頭部16bから吸収体12aに向かってハンモック状に垂れ下がっている。この不織布は、基材21cとして、頭部16bの伸縮体24bを被覆している。
不織布の下面と吸収体12aの表面とは、底面結合部30bにおいて結合している。底面結合部30bは、左右方向の中央において、前身頃Fから股下部Cを経て後身頃Rにまでわたって、帯状に前後方向に延在している。
FLG14cは、不織布の内面側に、体液受容キャナルを形成している。
すなわち、左右一対のFLGが、いずれも頭部が外側に、垂下部が内側に向くように配置され、左右一対のFLGの垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、吸収体に移行させる態様、及び、左右一対のFLGの頭部が左右方向の中央部近傍で互いに対向するように配置され、左右一対のFLGの垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、吸収体に移行させる態様である。これらの態様においては、FLGの垂下部の連結は、直接連結されていてもよく、図4に示されるFLG14bのように、連結シート等により間接的に連結されていてもよい。
本発明者は、図5に示されるFLG14cについて、以下のようにして、頭部16bの厚さを測定した。
弾性糸20aと嵩高部材22bとが重なった部分を、前後方向の長さが約50mmとなるように切り取り、無加重の状態で、厚さ測定器(FS−60DS、大栄科学精器社製)を用い、JIS L1096に従い、厚さを測定した。測定は3回行った。
測定の結果、厚さは、平均7.6mmであった。なお、目視では、9.0mmであった。
また、上記厚さ測定器を用い、荷重を掛けて同様の測定を行ったところ、20gf/cm2荷重下では4.8mm、更に40gf/cm2荷重下では3.6mmとなった。
このように荷重を掛けることにより厚さが大きく変化することは、頭部16bがクッション性に優れることを示している。
FLG14dは、伸縮性を有する頭部16cと頭部16cに連なる垂下部18cとを有し、頭部16cは、伸縮体24cと基材21cとを有している。
頭部16cにおいては、クッション性を有する嵩高部材22cとして、シリコーンゴムシート(厚さ2mm、幅20mm)が弾性糸20aの上に重ねられて配置されている。嵩高部材22cは、股下部C近傍にのみ重ねられている。
FLG14dの頭部16cについて、上記と同様の方法により、無加重の状態で、厚さを測定したところ、6.8mmであった(3回測定した平均値)。
FLG14eは、伸縮性を有する頭部16dと頭部16dに連なる垂下部18cとを有し、頭部16dは、伸縮体24dと基材21cとを有している。
頭部16dにおいては、クッション性を有する嵩高部材22dとして、PPフォームシート(厚さ3mm、幅80mm)が、基材21cを介して、弾性糸20aの上下を被覆するように重ねられて配置されている。嵩高部材22dは、股下部C近傍にのみ重ねられている。
垂下部18cを構成する不織布は、頭部16dにおいては、基材21cとして、弾性糸20aを被覆している。
嵩高部材22dは、垂下部18cを構成する不織布の外側(中央部を除く。)を被覆し、嵩高部材22dと不織布とは接着剤で結合し、両者が一体として動くようになっている。
このように、弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、嵩高部材が、股下部近傍に存在し、嵩高部材が、弾性糸の上側を被覆し、かつ、体液受容キャナルの左右側面の外側を被覆するように配置されているのは、本発明の好適な態様の一つである。
また、嵩高部材22dは、垂下部18cを構成する不織布の中央部を除いた外側を被覆していたが、中央部も含めて外側を被覆するのも好ましい。すなわち、弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、嵩高部材が、股下部近傍に存在し、嵩高部材が、弾性糸の上側を被覆し、かつ、体液受容キャナルの左右側面の一方の外側から底面の下側を経て他方の外側までを被覆するように配置されているのは、本発明の好適な態様の一つである。
FLG14eの頭部16dについて、上記と同様の方法により、無加重の状態で、厚さを測定したところ、6.0mmであった(3回測定した平均値)。
FLG14fは、伸縮性を有する頭部16eと頭部16eに連なる垂下部18cとを有し、頭部16eは、伸縮体24eと基材21cとを有している。
頭部16eにおいては、クッション性を有する嵩高部材22eとして、親水化処理(例えば、表面活性剤処理)を施されたPPフォームシート(厚さ3mm、幅80mm)が、基材21cを介して、弾性糸20aの上下を被覆するように重ねられて配置されている。嵩高部材22eは、股下部C近傍にのみ重ねられている。
嵩高部材22eは、垂下部18cを構成する不織布の内側を被覆し、嵩高部材22eと不織布とは接着剤で結合し、両者が一体として動くようになっている。
このように、弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、嵩高部材が、股下部近傍に存在し、嵩高部材が、弾性糸の上側を被覆し、かつ、体液受容キャナルの左右側面の内側を被覆するように配置されているのは、本発明の好適な態様の一つである。中でも、図8に示される嵩高部材22eのように、嵩高部材が、弾性糸の上側を被覆し、かつ、体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されている態様は、好ましい。
FLG14gは、伸縮性を有する頭部16fと頭部16fに連なる垂下部18dとを有し、頭部16fは、伸縮体24fと基材21dとを有している。垂下部18dは、頭部16fの外縁付近から垂下しており、FLG14fにおいて、垂下部18cが頭部16eの左右方向の内縁付近から垂下しているのと異なる。
頭部16fにおいては、嵩高部材22fが基材21dを介して弾性糸20aの下に重ねられて配置されている。嵩高部材22fは、股下部C近傍にのみ重ねられている。
垂下部18dを構成する不織布は、頭部16fにおいては、基材21dとして、弾性糸20aを被覆している。
このように、弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、嵩高部材が、股下部近傍に存在し、嵩高部材が、弾性糸の下側を被覆し、かつ、体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されているのは、本発明の好ましい態様の一つである。
FLG14gは、FLG14fと同様に、頭部が膨化する効果、体液受容キャナルを補強する効果、及び、立体形状を保つ効果を奏する。また、FLG14gは、FLG14fよりも、製造工程が簡易であるという利点がある。
FLG14hは、伸縮性を有する頭部16gと頭部16gに連なる垂下部18cとを有し、頭部16gは、伸縮体24gと基材21cとを有している。
FLG14hにおいては、嵩高部材22gとして、嵩高不織布(PE/PET複合繊維からなるカードウェブを2mm間隔でWJ処理した畝状の表面形状を持つスパンレース不織布、目付量40g/m2、無加重状態での厚さ1.2mm、無加重状態での見掛け比重0.07)を用いている。
FLG14hは、頭部16gの表面がよりソフトで肌にやさしいという利点がある。
図11に示される吸収体物品101は、基本的に、図1に示される吸収体物品100と同様であるが、FLGの頭部及び垂下部の構造及び配置が異なる。
FLG14iは、伸縮性を有する頭部16hと頭部16hに連なる垂下部18eとを有し、頭部16hは、伸縮体24hと基材21eとを有している。
頭部16hにおいては、嵩高部材22hが基材21eを介して弾性糸20bの下に重ねられて配置されている。弾性糸20bは、4本のポリウレタンフィラメントを、ほぼ5mmの間隔を置いて並列に並べている。嵩高部材22hは、股下部Cの後身頃Rよりの部分にのみ重ねられている。より具体的には、嵩高部材22hは左右縁部で内側に折り返されており、その折り返された部分の上面と、基材21eで被覆された弾性糸20bの下面とが接合されている。基材21eに被覆された弾性糸20bの先端は、嵩高部材22hよりも、内側に突出するように設けられている。
嵩高部材22hは、垂下部18eを構成する不織布の内側を被覆し、嵩高部材22hと不織布とはホットメルト接着剤で結合し、両者が一体として動くようになっている。
頭部18eは、弛緩状態では膨化して優れたクッション効果を奏する。また、頭部18eにおける基材21eに被覆された弾性糸20bの先端は、優れた伸縮性を奏し、着用者の肌に隙間なく密着することができる。
FLG14iの頭部16hについて、上記と同様の方法により、無加重の状態で、厚さを測定したところ、弾性糸20bと嵩高部材22hとが重なった部分では、7.4mm、頭部16hの先端にある基材21eに被覆された弾性糸20bのみが存在する部分では、2.8mmであった(いずれも3回測定した平均値)。
また、各実施形態における各部の構成を任意に組み合わせて、別の実施形態とすることもできる。
Claims (15)
- シート状の防漏体と、前記防漏体の上部に少なくとも一層配置された、体液を吸収しうる吸収体とを有する吸収体物品本体と、
前記吸収体物品本体の前後方向の前端部から前身頃、股下部及び後身頃を経て後端部にわたって配置される左右一対のフローティングレッグギャザーと
を具備する吸収体物品であって、
前記フローティングレッグギャザーが、伸縮性を有する頭部と前記頭部に連なる垂下部とを有し、
前記頭部が、前後方向に配置される2本以上の弾性糸と、クッション性を有する嵩高部材とを有して構成され、前記弾性糸と前記嵩高部材とが少なくとも一部が上下に重なるように配置されている伸縮体を有し、
着用時に、前記フローティングレッグギャザーの前記頭部が着用者の肌に接触し、かつ、着用者の肌と前記吸収体とが離間した状態を保持する、吸収体物品。 - 着用時でない弛緩状態におかれた場合に、前記頭部の少なくとも一部が4mm以上の厚さを有するように構成されている、請求項1に記載の吸収体物品。
- 前記フローティングレッグギャザーの前端部及び後端部が、前記吸収体物品本体の前端部近傍及び後端部近傍にそれぞれ結合されて、前記垂下部が前記頭部から前記吸収体に向かって垂れ下がるように構成され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーが、いずれも前記頭部が外側に、前記垂下部が内側に向くように配置され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、前記垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、請求項1又は2に記載の吸収体物品。 - 前記フローティングレッグギャザーの前端部及び後端部が、前記吸収体物品本体の前端部近傍及び後端部近傍にそれぞれ結合されて、前記垂下部が前記頭部から前記吸収体に向かって垂れ下がるように構成され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記頭部が左右方向の中央部近傍で互いに対向するように配置され、
前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部の少なくとも一部が下端部付近で相互に連結され、前記垂下部の内面側に、左右側面と、連結された左右方向の中央部付近が底面となる、体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、請求項1又は2に記載の吸収体物品。 - 前記左右一対のフローティングレッグギャザーの前記垂下部が、中央部に連結部のない左右に連続した一枚の不織布により構成され、
前記不織布が前記左右一対の頭部から前記吸収体に向かってハンモック状に垂れ下がって、その内面側に左右側面と、中央部付近が底面となる体液受容キャナルが形成されており、
前記体液受容キャナルが、着用者から排出された体液を受容し、前後方向に移動させ、前記吸収体に移行させる、請求項1又は2に記載の吸収体物品。 - 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在する、請求項1〜5のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆するように配置されている、請求項6に記載の吸収体物品。
- 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の外側を被覆するように配置されている、請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。 - 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の外側から底面の下側を経て他方の外側までを被覆するように配置されている、請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。 - 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の内側を被覆するように配置されている、請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。 - 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の上側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されている、請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。 - 前記弾性糸が、前身頃から股下部を経て後身頃にわたる範囲に存在し、かつ、前記嵩高部材が、股下部近傍に存在し、
前記嵩高部材が、前記弾性糸の下側を被覆し、かつ、前記体液受容キャナルの左右側面の一方の内側から底面の上側を経て他方の内側までを被覆するように配置されている、請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。 - 前記体液受容キャナルの底面の下側の一部と前記吸収体の表面とが結合している請求項3〜5のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記嵩高部材が、発泡体である、請求項1〜13のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記嵩高部材が、化学繊維製の不織布である、請求項1〜13のいずれかに記載の吸収体物品。
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