JP2015100499A5 - - Google Patents

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電子棚札システム
本発明は、電子棚札システムに関する。
近年、スーパーマーケットや家電量販店等の店舗において、電子棚札システムが採用されている。電子棚札システムでは、取り扱われる複数の商品についての情報(商品情報)がサーバで一元管理されている。商品情報には、商品名および商品の価格(実売価格)に関する情報が含まれる。商品情報は、サーバから電子棚札に送られ、電子棚札に表示される。電子棚札は、例えば、特許文献1(特開2013―065349号公報)に示すように、店舗において、複数の商品それぞれに対応付けられて配置される。
ところで、近年、オンラインショッピング(ネットショッピング)で商品を購入する需要者が増えてきた。オンラインショッピングは、簡便に商品を購入できることから、幅広い需要者に急速に普及している。さらに、スマートフォンの普及により、買い物中にインターネットにアクセスすることが容易になっている。そのため、需要者は、店舗で商品を確認した後、普段オンラインショッピングで利用するwebページにアクセスし、ネット上での当該商品の販売価格(ネット販売価格)を確認し、店頭での当該商品の販売価格(実売価格)とネット販売価格とを比較することが多くなった。ここで、需要者は、実売価格とネット販売価格との差があまりない場合に、店舗での商品の購入を決定する。
本発明の課題は、需要者のネット検索の手間を省くとともに、商品を効果的に販売することを可能にする電子棚札システムを提供することにある。
本発明に係る電子棚札システムは、電子棚札と、価格管理装置と、を備える。電子棚札は、商品に対応して配備される。価格管理装置は、商品に関する価格情報を電子棚札に送信する。価格情報は、実売価格情報と、ネット販売参考価格情報とを含む。実売価格情報は、商品の実売価格に関する情報である。ネット販売参考価格情報は、収集された商品のネット販売参考価格に関する情報である。電子棚札は、表示部と、表示制御部とを有する。表示部は、価格管理装置から送信された実売価格情報およびネット販売参考価格情報を表示する。表示制御部は、表示部に表示させる内容を制御する。
本発明に係る電子棚札システムでは、電子棚札の表示部に、実売価格情報およびネット販売参考価格情報が表示される。これにより、需要者のネット検索の手間を省き、商品を効果的に販売することができる。
また、価格管理装置は、参考価格情報収集部を有することが好ましい。参考価格情報収集部は、webページに掲載されているネット販売参考価格に関する情報を所定の時間間隔で収集する。これにより、ネット販売参考価格の信頼性を向上させることができる。
また、参考価格情報収集部は、所定の一のwebページから、ネット販売参考価格に関する情報を収集することが好ましい。商品価格について信頼性のあるwebページからネット販売参考価格に関する情報を取得することにより、実売価格の妥当性を明確に示すことができる。
また、参考価格情報収集部は、複数のwebページを所定の時間間隔で巡回し、複数のネット販売参考価格に関する情報を収集してもよい。これにより、複数のサイトから収集した商品に関するネット販売参考価格を活用することが可能になる。
さらに、表示部は、複数のwebページから収集した複数のネット販売参考価格に関する情報を表示することが好ましい。これにより、需要者に対し、実売価格の妥当性の判断を可能にする情報を提供することができる。
また、価格管理装置は、収集時刻記憶部を有し、電子棚札は、時刻情報取得部をさらに有することが好ましい。収集時刻記憶部は、参考価格情報収集部によってネット販売参考価格情報が収集された時刻に関する情報を記憶する。時刻情報取得部は、時刻に関する情報を価格管理装置から取得する。表示部は、ネット販売参考価格情報とともに、ネット販売参考価格が取得された時刻を表示する。これにより、需要者の信頼度を高めることができる。
さらに、価格管理装置は、メール送信部を有することが好ましい。メール送信部は、実売価格とネット販売参考価格との差が、所定の値よりも大きい場合に、所定のアドレスにメールを送信することが好ましい。これにより、ネット販売参考価格と実売価格との乖離を抑制することができる。
また、別の本発明に係る電子棚札システムは、電子棚札と、価格管理装置と、を備える。電子棚札は、商品に対応して配備される。価格管理装置は、商品に関する価格情報を電子棚札に送信する。価格情報は、実売価格情報と、ネット販売参考価格情報とを含む。実売価格情報は、商品の実売価格に関する情報である。ネット販売参考価格情報は、収集された商品のネット販売参考価格に関する情報である。電子棚札は、表示部と、表示制御部とを有する。表示部は、価格管理装置から送信された実売価格情報表示する。表示制御部は、表示部に表示させる内容を制御する。価格管理装置は、収集された商品のネット販売参考価格の変化に応じて、商品の実売価格を自動的に変更する。
本発明に係る電子棚札システムは、需要者のネット検索の手間を省くとともに、商品を効果的に販売することができる。
本発明の一実施形態に係る電子棚札システムを示す図である。 ESLの外観を示す図である。 ESLの概略構成を示すブロック図である。 ESLサーバの概略構成を示すブロック図である。 商品マスタテーブルの例を示す図である。 ESLマスタテーブルの例を示す図である。 ネット情報テーブルの例を示す図である。 担当者テーブルの例を示す図である。 ネット販売参考価格の更新処理の流れを示す図である。 変形例D係るネット情報テーブルの例を示す図である。 変形例Dに係るESLの外観を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る電子棚札システムを説明する。
(1)全体構成
図1に、本発明に係る電子棚札システム1を示す。電子棚札システム1は、家電量販店の店舗において、商品の発注、生産、販売、価格等に関するデータを一括管理するシステムである。
図1に示すように、電子棚札システム1は、主として、ESLサーバ10と、ベースステーション20と、複数のトランシーバ30,30,・・・と、複数の電子棚札(ESL)40,40,・・・とから構成されている。電子棚札システム1に含まれるESL40、ベースステーション20、およびトランシーバ30の数は、図1に示される数に限定されるものではない。
ESL40は、店舗で取り扱われる複数の商品のそれぞれに対応付けて配置される表示端末である。ESL40は、対応付けられた商品に係る商品情報を表示する(図2参照)。ESL40は、店舗の売り場で陳列される複数の商品(または、商品の見本)の近傍にそれぞれ配置される。
ESLサーバ10は、店舗で取り扱われる複数の商品の情報を一元管理する汎用のコンピュータである。ESLサーバ10は、店舗のバックヤード等に配置される。また、ESLサーバ10は、複数のESL40の表示内容を管理する。具体的に、ESLサーバ10は、管理する商品情報が更新されると、ESL40に表示させる商品情報を更新させるためにコマンドを生成し、当該コマンドをESL40に対して送信する。
ESLサーバ10は、専用の通信ケーブル2を介して、ベースステーション20と接続されている。ESLサーバ10およびESL40は、ベースステーション20およびトランシーバ30を介して信号の授受を行う。ESLサーバは、さらに、本部に配置されたサーバとインターネット回線を介して接続されている。
ベースステーション20は、ESLサーバ10とトランシーバ30とを中継する機能を有する。ベースステーション20は、専用の通信ケーブル2を介して、ESLサーバ10およびトランシーバ30と接続されている。
トランシーバ30は、送受信機である。具体的に、トランシーバ30は、ESL40への送信機能と、ESL40から送られる応答信号の受信機能とを併せ持つ。より具体的に、トランシーバ30は、ESLサーバ10から送られた信号を、赤外線等を使用した無線によって各ESL40に送信する。また、トランシーバ30は、ESL40から無線で送られる応答信号を受信して、ESLサーバ10に送る。トランシーバ30は、例えば、店舗内(例えば、天井)の区画毎に、一定の間隔を空けて取り付けられる。
ESLサーバ10において、コマンドが生成されると、ESLサーバ10は、ベースステーション20およびトランシーバ30を介して、当該コマンドをESL40へ送信する。コマンドは、ESL40に対して、各種処理の実行を指令する信号である。コマンドには、ESL40に実行させる処理に関する情報が含まれる。例えば、コマンドに含まれる情報には、ESL40の画面に表示させる商品情報(例えば、イメージ情報)が含まれる。また、コマンドには、コマンドを実行させる対象となるESL(対象ESL)の識別子が付加される。各ESL40は、ESLサーバ10から送信されたコマンドを検知すると、コマンドに付加された識別子(付加識別子)と、各ESL40がそれぞれ有する固有の識別子(固有識別子)とを比較する。各ESL40は、付加識別子と固有識別子とが同じである場合に、コマンドを受信し、コマンドに基づいて画面に表示する商品情報を更新する。このように、ESL40は、ESLサーバ10から送られたコマンドに応じて、表示内容を更新または変化させる。
以下、ESL40およびESLサーバ10の構成について詳細に説明する。
(2)ESL
ESL40は、図2に示すように、商品情報を表示させるための端末である。ESL40は、上述したように、店舗で取り扱われる商品に対応付けられ、対応付けられた商品に係る情報(商品情報)を表示する。ESL40は、対応付けられた商品(または商品の見本)の近傍に配置される。
ESL40は、枠体40aの内部に、電力源としての電池を備える。また、ESL40は、電池から供給される電力を蓄えるコンデンサを備える。なお、コンデンサには、後述する制御装置43に含まれる昇圧回路によって昇圧された電力が蓄えられる。ESL40は、電池およびコンデンサによって駆動する。
ESL40は、図3に示すように、主として、通信部41と、表示部42と、制御装置43とを有する。
(2−1)通信部
通信部41は、トランシーバ30や外部端末(例えば、図示しない携帯端末)との通信を可能にする。具体的に、通信部41は、ESLサーバ10によるコマンドの送信に伴ってトランシーバ30から送られる赤外線を受信する受信部として機能する。
また、通信部41は、ESLサーバ10に対して応答信号を送信する送信部としても機能する。ここで、応答信号とは、ESLサーバ10から送られたコマンドの受信を知らせるための信号である。通信部41は、図2に示すように、ESL40の枠体40aに設けられる。
(2−2)表示部
表示部42は、商品に関する情報を表示させる画面を構成する。表示部42は、電子ペーパーからなる。すなわち、表示部42は、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部であり、マトリクス状に配列された複数の画素で構成される。表示部42は、表示内容の保持に駆動電力を必要としない。
表示部42は、ESLサーバ10から送られるコマンドに基づいて、商品情報を表示する。ここで、ESL40に表示される商品情報には、図2に示すように、商品名pn、商品の実売価格ap、ネット販売参考価格np1、ネット情報の収集時刻(収集時刻)tm、およびメッセージmに関する情報が含まれる。
商品名pnは、商品を特定するための名前である。図2に示すESL40では、商品名pnとして、「ABC社ブルーレイレコーダー 型番:RMD−650」が表示されている。
実売価格apは、実際の販売価格である。図2に示すESL40では、実売価格apとして、「45,500円」の文字が示されている。
ネット販売参考価格np1は、オンラインショッピングのwebページから取得された当該商品の販売価格である。言い換えると、ネット販売参考価格np1とは、オンラインショッピングのwebページで販売されている当該商品の価格である。ネット販売参考価格np1は、商品の参考価格として消費者に対して提供されるものである。図2に示すESL40では、ネット販売参考価格np1として、「45,600円」の文字が示されている。
収集時刻tmは、ネット販売参考価格np1が収集された時刻である。すなわち、収集時刻tmとは、ESLサーバ10がネット販売参考価格に関する情報(ネット販売参考価格情報)を収集した時刻である。図2に示すESL40では、収集時刻tmとして、「11/07 17:00 時点」の文字が示されている。
メッセージmは、広告文や見出し等の情報である。図2に示すESL40では、メッセージmとして、「期間限定特別価格」の文字が示されている。
表示部42に表示される内容は、ESLサーバ10から送られたコマンドに基づいて更新される。
(2−3)制御装置
制御装置43は、CPU、ROMおよびRAM等によって構成され、記憶部43a、コマンド受付部(時刻情報取得部)43b、および表示制御部43cとして機能する。
(2−3−1)記憶部
記憶部43aは、ESL40の画面を管理するためのプログラムの他、各ESL40に固有の識別子(機器ID)、イメージ情報等を記憶する。ここで、イメージ情報とは、直近に受信したコマンドに含まれたイメージ情報である。イメージ情報は、新たなコマンドが受け付けられると、新たなコマンドに含まれるイメージ情報によって上書きされる。イメージ情報には、上述した表示部42に表示するための商品情報が含まれる。具体的には、商品名pn、実売価格ap、ネット販売参考価格np1、収集時刻tm、およびメッセージmが含まれる。
(2−3−2)コマンド受付部
コマンド受付部43bは、所定の時間間隔で、運転モードを、スリープモードからアクティブモードに切り替える。
また、コマンド受付部43bは、通信部41を介して、ESLサーバ10から送られるコマンドを受け付ける。具体的に、コマンド受付部43bは、トランシーバ30から送られるコマンドを検知すると、検知したコマンドに付加された識別子(付加識別子)と、記憶部43aに記憶された各ESL40に固有の識別子(固有識別子)とを比較して、付加識別子と固有識別子とが一致した場合に限り、コマンドを受け付ける。コマンド受付部43bは、受け付けたコマンドを記憶部43aに記憶する。新たなコマンドが記憶部43aに記憶されることで、先に記憶していた古いコマンドがクリアされる。コマンド受付部43bは、ESLサーバ10から送られたコマンドを受信すると、ESLサーバ10に向けて応答信号(Ack)を送信する。
なお、コマンド受付部43bが受け付けるコマンドには、上述したように、例えば、ESL40の画面に表示させる商品情報(例えば、イメージ情報や情報そのもの)が含まれる。すなわち、コマンドには、商品名pn、実売価格ap、ネット販売参考価格np1、収集時刻tm、およびメッセージmに関する情報が含まれる。
(2−3−3)表示制御部
表示制御部43cは、コマンド受付部43bによって受け付けられたコマンドを実行して、表示部42に商品情報を表示させる。言い換えると、表示制御部43cは、記憶部43aに新たに記憶されたコマンドに基づいて、表示部42に表示される内容の更新(変更)を行う。すなわち、表示制御部43cは、新たなイメージ情報に基づいて、表示画面を更新する。
(3)ESLサーバ
ESLサーバ10は、上述したように、店舗で取り扱う複数の商品についての商品情報を一元管理する。すなわち、ESLサーバ10には、店舗で取り扱う全ての商品に関する種々の情報が記憶されている。ESLサーバ10は、上述したように、店舗のバックヤード等に設置される。ESLサーバ10は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータに、電子棚札システム1を制御するためのソフトウェアをインストールした装置である。
ESLサーバ10は、図4に示すように、主として、通信部11と、表示部12と、入力部13と、出力部14と、報知部15と、制御装置16とを有する。
(3−1)通信部
通信部11は、ベースステーション20との通信を可能にするための通信インターフェースである。通信部11からベースステーション20に送られたコマンドは、さらにトランシーバ30を介してESL40に到達する。
(3−2)表示部
表示部12は、液晶ディスプレイからなる。
(3−3)入力部
入力部13は、マウスおよびキーボードからなる。
(3−4)出力部
出力部14は、プリンタである。出力部14は、ESLサーバ10内の各種データの集計結果等を出力する。また、出力部14は、商品に関するPOPを出力可能な構成を有する。
(3−5)報知部
報知部15は、ESL40にコマンドを送信する際に通信エラーが発生した場合や、ESL40に対してコマンドの送信ができなかった場合等に、オペレータに注意喚起させるための報知を行う。例えば、報知部15は、アラームを発生させるアラーム発生装置である。
(3−6)制御装置
制御装置16は、CPU、ROM、RAM、およびハードディスクによって構成され、記憶部61および制御部62として機能する。
(3−6−1)記憶部
記憶部61は、後述する制御部62が実行するための制御プログラムを記憶する。記憶部61は、図4に示すように、主として、商品マスタテーブル61aと、ESLマスタテーブル61bと、ネット情報テーブル61cと、担当者テーブル61dとが記憶されている。
(a)商品マスタテーブル
商品マスタテーブル61aは、電子棚札システム1で取り扱う商品に関する情報(商品情報)を記憶する。ESL40に表示させるイメージ情報は、商品マスタテーブル61aに記憶された商品情報に基づいて作成される。
図5に示すように、商品マスタテーブル61aには、例えば、商品の種類、社名、型番、商品コード、および価格(実売価格)等の各種情報が関連付けて記憶されている。
(b)ESLマスタテーブル
ESLマスタテーブル61bには、電子棚札システム1に配置された全ESL40に関する基本情報が記憶されている。ESLマスタテーブル61bに記憶される情報は、オペレータによって予め入力される。
例えば、ESLマスタテーブル61bには、図6に示すように、ESL40の機器IDと商品コードとが関連付けて記憶されている。ここで、機器IDとは、全ESL40のそれぞれに固有の識別子である。言い換えると、機器IDとは、各ESL40に固有のハードウェアIDである。商品コードは、ESL40に対応付けられた商品についてのコードである。
(c)ネット情報テーブル
ネット情報テーブル61cには、後述するネット情報収集部62bによって収集された商品に係るネット情報を記憶する。ネット情報とは、オンラインショッピングのwebページから取得される情報である。ネット情報は、例えば、図7に示すように、情報の収集元(ショッピングサイト)の名称、ネット販売参考価格np1、およびネット情報の収集時刻tmを含む。情報の収集元とは、当該商品を販売しているショッピングサイトである。すなわち、ネット販売参考価格np1とは、オンラインショッピングのサイトのwebページに載せられた商品の販売価格である。収集時刻tmは、当該ネット販売参考価格が後述するネット情報収集部62bによって収集された時刻である。
図7に示すように、ネット情報テーブル61cには、商品コード、取得元、ネット販売参考価格、および収集時刻のそれぞれを記憶するためのフィールドが設けられている。ネット情報テーブル61cにおいて、商品コードを記憶するためのフィールド、取得元を記憶するためのフィールド、ネット販売参考価格を記憶するためのフィールド、および収集時刻を記憶するためのフィールド(収集時刻記憶部)611は、それぞれ関連付けられている。なお、商品コードは、上述した商品マスタテーブル61aに記憶されている商品コードに関連付けられている。
(d)担当者テーブル
担当者テーブル61dには、所定の状況が発生した場合に、通知を行うための担当者に関する情報(担当者情報)が記憶されている。担当者情報は、例えば、図8に記憶されているように、商品コード、担当者番号、担当者名、および担当者の連絡先(例えば、e−mailアドレス)を記憶するためのフィールドが設けられている。各フィールドに記憶された情報はそれぞれ関連付けられている。担当者テーブル61dは、後述する判定部62fによる判定の結果、通知の必要があると判定された場合に、参照される。
(3−6−2)制御部
制御部62は、記憶部61に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各種制御を行う。また、制御部62は、図4に示すように、情報受付部62a、ネット情報収集部(参考価格情報収集部)62b、コマンド生成部62c、情報送信部62d、応答信号受付部62e、判定部62f、およびメール送信部62gとして機能する。
(a)情報受付部
情報受付部62aは、入力部13を介して入力された各種情報を受け付ける。情報受付部62aによって受け付けられる各種情報には、例えば、商品情報、ESL40に関する情報、およびネット情報の収集元に関する情報等が含まれる。情報受付部62aによって受け付けられた各種情報は、記憶部61に記憶される。
(b)ネット情報収集部
ネット情報収集部62bは、記憶部61に記憶されているプログラムに基づいて、商品に関するネット情報を収集する。ネット情報収集部62bは、所定の時間間隔でネット情報を収集する。所定の時間間隔とは、例えば、24時間間隔(一日一回)である。ネット情報とは、対象商品の販売価格(ネット販売価格)である。具体的に、ネット情報収集部62bは、当該プログラムに記憶されている情報に基づき、所定のオンラインショッピングサイトのwebページに掲載されている商品の販売価格を収集する。
ここで、所定のオンラインショッピングサイトとは、管理者が任意で設定したショッピングサイトである。所定のオンラインショッピングサイトは、顧客によく知られているオンラインショッピングサイト、あるいは、顧客にとって信頼性の高いオンラインショッピングサイトであることが好ましい。
ネット情報収集部62bは、ネット情報を収集すると、収集元のオンラインショッピングサイトの名称とともに、当該ネット情報を、ネット情報を収集した時刻とともに、ネット情報テーブル61cに記憶させる(図7参照)。
(c)コマンド生成部
コマンド生成部62cは、入力部13を介して入力されたオペレータからの指令、後述する判定部62fからの指令、若しくは、記憶部61に記憶されたプログラムに基づいて、ESL40に向けて送信されるコマンドを生成する。コマンドは、ESL40の表示内容の更新あるいは記憶されている情報の更新を指令する。上述したように、コマンドには、ESL40の画面に表示させる商品情報(イメージ情報)が含まれる。具体的に、コマンドには、商品名pn、実売価格ap、ネット販売参考価格np1、収集時刻tm、およびメッセージmを含むイメージ情報が含まれる(図2参照)。
(d)情報送信部
情報送信部62dは、コマンド生成部62cによって生成されたコマンドを、ESL40に向けて送信する。なお、情報送信部62dは、コマンドに、送信先のESL40に固有の識別子(機器ID)を付して送信する。具体的に、情報送信部62dは、コマンドを実行させる対象となるESL40の機器IDに続けて、コマンドを送信する。
なお、情報送信部62dは、後述する応答信号受付部62eによって所定時間内に応答信号が受け付けられなかった場合には、コマンドを再送する。コマンドの再送は、所定回数繰り返される。
(e)応答信号受付部
応答信号受付部62eは、ESL40から送信された応答信号を受け付ける。具体的に、応答信号受付部62eは、ESL40から送信された応答信号をトランシーバ30およびベースステーション20を介して受け付ける。
応答信号受付部62eは、情報送信部62dによってESL40に対するコマンドが送信された後の所定時間(例えば、1秒間)、ESL40から送られる応答信号を受け付けるために待機する。応答信号受付部62eは、所定時間内に応答信号を受け付けた場合は、その旨を記憶部61に記憶する。一方、応答信号受付部62eは、所定時間内に応答信号を受け付けなかった場合には、情報送信部62dにコマンドの再送を指令する。また、情報送信部62dによってコマンドの再送が所定回数実行されたにもかかわらず、応答信号を受け付けなかった場合には、応答信号受付部62eは、その旨を記憶部61に記憶する。
(f)判定部
判定部62fは、記憶部61に記憶されたプログラムに基づいて、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値以下かどうかを判定し、判定結果に基づいて、実売価格apの変更の要否をさらに判定する。
所定の閾値とは、管理者によって任意に設定できる値である。所定の閾値とは、商品マスタテーブル61aに記憶されている商品の価格(実売価格)apを基準として、下方に幅を持たせるための値である。すなわち、所定の閾値は、実売価格apよりもネット販売参考価格np1が安値である場合の許容可能な範囲を定義するためのものである。
例えば、設定された所定の閾値が、「5,000円」であるとき、判定部62fは、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が5,000円以内であるかどうかを判定する。実売価格apとネット販売参考価格np1との差が5,000円以内であれば、判定部62fは、実売価格apの変更が不要であると判定する。一方、設定された所定の閾値が、「5,000円」であるときに、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が5,000円より大きい場合は、判定部62fは、実売価格apの変更が必要であると判定する。
なお、所定の閾値は、商品毎に設定されていてもよいし、商品の種類毎(例えば、テレビ、DVDレコーダー、冷蔵庫等)に設定されていてもよい。
判定部62fは、ネット情報収集部62bによってネット情報が収集される度に(あるいは、ネット販売参考価格np1が更新される度に)、実売価格apとネット販売参考価格np1との差を算出する。さらに、判定部62fは、実売価格apとネット販売参考価格np1との差と、所定の閾値とを比較し、当該差が、所定の閾値以下かどうかを判定する。ここで、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値以下である場合には、コマンド生成部62cに対して、イメージ情報の更新を指令する。一方、当該差が、所定の閾値よりも大きい場合には、後述するメール送信部62gに対して、メールの送信を指令した後、コマンド生成部62cに対して、イメージ情報の更新を指令する。
(g)メール送信部
メール送信部62gは、判定部62fによる判定結果に基づいて、担当者に対して所定のメールを送信する。具体的に、メール送信部62gは、判定部62fによって実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、担当者に対して所定のメールを送信する。
ここで、所定のメールとは、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値を超えた値になっている旨を通知するためのメールである。言い換えると、所定のメールは、ネット販売参考価格np1が実売価格apよりも安く、かつ、ネット販売参考価格np1と実売価格apとの差が大きくなりすぎていることを、担当者に伝えるためのメールである。すなわち、所定のメールによって、担当者は、実売価格apがオンラインショッピングで購入する際の価格に対して高くなりすぎていることを知る。
(4)ネット販売参考価格の更新処理
次に、図9を参照して、ネット販売参考価格np1の更新処理の流れを説明する。図9では、特に、ESLサーバ10における処理の流れを説明する。ESL40では、ESLサーバ10からのコマンドに基づいてネット販売参考価格np1が更新される。
ステップS11では、ネット情報収集部62bによってネット情報が収集されたか否かが判定される。ステップS11において、ネット情報が収集されたと判定されるまで待機し、ネット情報が収集されたと判定されると、ステップS12に進む。
ステップS12では、ネット情報収集部62bによって収集されたネット情報が、ネット情報テーブル61cに記憶される。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、判定部62fによって、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が算出される。その後、ステップS14に進み、判定部62fによって、当該差が、所定の閾値以下か否かが判定される。ステップS14において、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値以下であると判定されると、ステップS16に進む。一方、ステップS14において、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値より大きいと判定されると、ステップS15に進む。
ステップS15では、メール送信部62gによって、対象商品の担当者宛に所定のメールが送信される。すなわち、対象商品の対象者に対して、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値より大きくなっている旨を伝えるメールが送られる。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、判定部62fによって、コマンド生成部62cに対し、イメージ情報の更新の指令が送られる。その後、ステップS17に進む。
ステップS17では、コマンド生成部62cによって生成されたコマンドが、情報送信部62dによって、対象となるESL40に対して送信される。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ESL(電子棚札)40と、ESLサーバ(価格管理装置)10と、を備える。ESL40は、商品に対応して配備される。ESLサーバ10は、商品に関する価格情報をESL40に送信する。価格情報は、実売価格apおよびネット販売参考価格np1に関する情報を含む。実売価格情報は、商品の実売価格に関する情報である。ネット販売参考価格情報は、収集された商品のネット販売参考価格に関する情報である。言い換えると、ネット販売参考価格情報は、実売価格の妥当性を判断するための材料として顧客に提供される参考価格に関する情報であって、オンラインショッピングサイトで掲載されている商品の販売価格(ネット販売価格)に関する情報である。ESL40は、表示部42と、表示制御部43cとを有する。表示部42は、ESLサーバ10から送信された実売価格(実売価格情報)apおよびネット販売参考価格(ネット販売参考価格情報)np1を表示する。表示制御部43cは、表示部42に表示させる内容を制御する。
近年、インターネットの普及により、多数のオンラインショッピングサイト(ネットショッピング)が運営されるようになってきた。従来は、商品を購入するためには、商品を販売している店舗に出向く必要があった。しかし、オンラインショッピングサイトを活用すると、店舗に出向くことなく必要な商品を手軽に購入できる。また、購入した商品は所望する場所に配達されるため、商品を店舗から持ち帰る必要もない。その結果、商品購入に際し、店舗ではなく、オンラインショッピングサイトを活用する需要者が増えてきた。さらに、近年では、スマートフォンの普及により、買い物中にインターネットにアクセスすることが容易になっている。そのため、店舗で商品を確認した後、普段利用するオンラインショッピングサイトのwebページにアクセスし、インターネット上での当該商品の販売価格(ネット販売価格)と、店頭での当該商品の販売価格(実売価格)とを比較し、その結果、購入を決定する需要者も増えてきた。一方、スマートフォンを利用していない需要者または携帯電話でインターネットを利用しない需要者は、一度インターネットにアクセスできる場所に移動し、そこで、ネット販売価格を確認する。その上で、店頭での実売価格が妥当であれば、改めて店舗に出向く。
しかし、一旦店舗に出向いた需要者が、ネット販売価格を確認するために、例えば、自宅に戻るのは手間がかかる。また、スマートフォン等のユーザである需要者が、興味を持った店頭の商品について、ネット検索を行い、ネット販売価格を確認するのも手間である。
そこで、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ESL40の表示部42が、実売価格(実売価格情報)apおよびネット販売参考価格(ネット販売参考価格情報)np1の両方を表示する。これにより、需要者のネット検索の手間を省くことができる。また、実売価格apがネット販売参考価格np1と比較可能に表示されているため、商品を効果的に販売することができる。また、需要者に対して、リーズナブルな価格で商品が販売されていることの満足感を与えることが可能になる。
(5−2)
また、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ESLサーバ(価格管理装置)10が、ネット情報収集部(参考価格情報収集部)62bを有する。ネット情報収集部62bは、webページに掲載されている商品の販売価格に関する情報を所定の時間間隔で収集する。これにより、webページに掲載されている商品の価格(ネット販売価格)が更新された場合であっても、ネット情報収集部62bによって更新された情報が収集される。その結果、ESL40の表示部42には、比較的新しい情報(ネット販売参考価格)np1を表示することができる。これにより、ネット販売参考価格の信頼性を向上させることができる。
(5−3)
さらに、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ネット情報収集部(参考価格情報収集部)62bは、所定の一のwebページから、ネット販売参考価格に関する情報を収集する。所定の一のwebページとは、所定のオンラインショッピングサイトのwebページである。すなわち、ネット情報収集部62bは、オンラインショッピングサイトのwebページに掲載されている商品の販売価格を収集する。所定のオンラインショッピングサイトとして、顧客によく知られているオンラインショッピングサイト、あるいは、顧客にとって信頼性の高いオンラインショッピングサイトを設定することにより、需要者のニーズにこたえることができる。また、商品価格について信頼性のあるwebページからネット販売参考価格に関する情報(ネット販売価格)を取得することにより、需要者に対して、実売価格の妥当性をより明確に示すことができる。
(5−4)
また、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ESLサーバ(価格管理装置)10が、ネット情報テーブル61cを有する。ネット情報テーブル61cには、収集時刻を記憶するためのフィールド(収集時刻記憶部)611が設けられている(図7参照)。当該フィールド611は、ネット情報取得部(参考価格情報収集部)62bによってネット販売参考価格情報が収集された時刻に関する情報を記憶する。また、ESL(電子棚札)40は、コマンド受付部(時刻情報取得部)43bをさらに有する。コマンド受付部43bは、ESLサーバ10から送られるコマンドを受け付ける。コマンドには、イメージ情報が含まれる。イメージ情報には、上述したように、商品名pn、商品の実売価格ap、商品のネット販売参考価格(ネット販売価格)np1、およびネット販売参考価格が取得された時刻tm、およびメッセージmが含まれる。すなわち、表示部42は、ネット販売参考価格np1とともに、ネット販売参考価格が取得された時刻tmを表示する。これにより、需要者の信頼度を高めることができる。
(5−5)
また、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ESLサーバ(価格管理装置)10が、メール送信部62gを有する。メール送信部62gは、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が、所定の値よりも大きい場合に、所定のアドレスにメールを送信する。これにより、ネット販売参考価格np1と実売価格apとの乖離を抑制することができる。
上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ネット情報収集部62bによって、所定の時間間隔でネット情報が収集される。判定部62fは、ネット情報収集部62bによってネット情報が収集される度に(あるいは、ネット販売参考価格が更新される度に)、実売価格apおよびネット販売参考価格np1の差と、所定の閾値とを比較し、当該差が、所定の閾値より大きい場合に、当該商品の担当者に所定のメールを送信する。所定のメールは、ネット販売参考価格np1が実売価格apよりも安く、かつ、ネット販売参考価格np1と実売価格apとの差が大きくなりすぎていることを、担当者に伝えるものである。したがって、当該メールを受け取った担当者は、実売価格apの値引き或いは割引を検討することができる。
店頭で商品の購入を検討している需要者は、実売価格apがネット販売参考価格np1より少し高い場合であっても、商品が到着するまでの日数や、商品到着時の受け取りの手間等を考慮して、店頭での購入を決定する場合がある。しかし、実売価格apがネット販売参考価格np1よりも遥かに高い場合には、商品が到着するまでに多少日数がかかったとしても、あるいは、商品到着時の受け取りに手間がかかったとしても、オンラインショッピングで当該商品を購入する需要者が多いと考えられる。したがって、実売価格apがネット販売参考価格np1より高く、また、その差が大きく乖離する状態が続くことは好ましくない。
しかし、上記実施形態に係る電子棚札システム1では、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値よりも大きくなった場合には、対象商品の担当者に向けてその旨を知らせるメールが送信される。これによって、担当者は、実売価格apの変更を検討することができる。すなわち、ネット販売参考価格np1に対して実売価格apが高いことに起因する販売数の低下を抑制することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態に係る電子棚札システム1では、実売価格apとネット販売参考価格np1との差が所定の閾値よりも大きいと判定した場合、判定部62fは、後述するメール送信部62gに対してメールの送信を指令した後、コマンド生成部62cに対してイメージ情報の更新を指令する。
ここで、判定部62fは、メール送信部62gに対してメールの送信を指令した後に、コマンド生成部62cに対してイメージ情報の更新を指令しなくてもよい。すなわち、担当者が何らかのアクション(例えば、実売価格apの変更)がとられるまで、ネット販売参考価格np1が更新されないように設計されていてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態に係る電子棚札システム1は、他のシステムとともに用いられてもよい。例えば、他のシステムとは、POSシステムである。POSシステムは、商品の販売に係る情報をその販売時点において収集分析するシステムである。POSシステムは、主として、複数のレジスタと、POSサーバとからなる。レジスタは、商品の精算を行う。POSサーバでは、複数のレジスタで精算された商品に関する情報が集約される。電子棚札システム1と、POSシステムとともに用いられることにより、商品の価格等の商品情報と、商品の販売数および在庫数等の商品情報とを統括的に管理することができる。
また、上記実施形態に係る電子棚札システム1におけるESLサーバ10は、図示しない本部サーバとインターネットを介して接続されていてもよい。これにより、本部サーバで収集した情報を、各店舗に配置されたESLサーバ10に対して一括して送信することができる。
(6−3)変形例C
上記実施形態に係るESL40では、表示部42に、ネット販売参考価格np1とともに、当該ネット販売参考価格np1が取得された時刻(収集時刻)tmが表示される構成を有する。
ここで、表示部42は、収集時刻tmを表示しない構成であってもよい。但し、ネット販売参考価格np1とともに、収集時刻tmが表示されることによって、情報の信頼度を高めることができる。したがって、表示部42には、ネット販売参考価格np1とともに収集時刻tmが表示されることが好ましい。
(6−4)変形例D
上記実施形態に係るESLサーバ10では、ネット情報収集部62bによって、一のオンラインショッピングサイトのwebページから商品の価格に関する情報が収集される。また、ネット情報テーブル61cには、オンラインショッピングの一のサイトのwebページから取得された情報が記憶される(図7参照)。
ここで、ネット情報収集部(参考価格情報収集部)62bは、複数のwebページを所定の時間間隔で巡回し、複数のネット販売参考価格np1,np2,np3に関する情報を収集するように構成してもよい(図11参照)。
具体的に、ネット情報収集部62bは、Webクローラであり、複数のwebページに掲載されている情報を収集してもよい。これにより、ネット情報テーブル61cには、図10に示すように、複数のオンラインショッピングサイトのwebページから取得される情報が記憶される。それにより、図11に示すように、ESL40の表示部42には、複数のネット販売参考価格np1,np2,np3を表示することができる。その結果、複数のオンラインショッピングサイトから収集した商品に関するネット販売価格(ネット販売参考価格)np1,np2,np3を、需要者に対して提供することが可能になる。これにより、店舗で販売されている商品の価格の妥当性のさらなる判断材料を需要者に提供することができる。
(6−5)変形例E
上記実施形態に係る電子棚札システム1では、ネット情報収集部62bによって収集されたネット販売参考価格np1と実売価格apとの差が、所定の閾値よりも大きい場合に、当該商品の担当者にその旨を知らせるメールを担当者の端末に送信する。その後、メールを受信した担当者が、実売価格apの変更を行う。
ここで、ESLサーバ10は、担当者の端末にメールを送信する代わりに、自動的に実売価格apを変更する構成を有していてもよい。例えば、ESLサーバ10は、実売価格apと、所定のオンラインショッピングサイトのwebページに掲載されている商品の販売価格との差が常に一定になるように、実売価格apを自動変更する。すなわち、ESLサーバ10は、ネット販売参考価格np1が上がれば、実売価格apもネット販売参考価格np1と同じ額だけ上げる。また、ESLサーバ10は、ネット販売参考価格np1が下がれば、実売価格apもネット販売参考価格np1と同じ額だけ下げる。これにより、ネット販売参考価格np1の変動に対して、商品の担当者が対応する手間を省略することができる。
なお、このとき、実売価格apの上限および/あるいは下限を予め設定しておいてもよい。それにより、オンラインショッピングサイトのwebページに誤った価格が掲載されていた場合に発生しうる損失を防ぐことができる。
(6−6)変形例F
上記実施形態における出力部14は、商品に関するPOPを出力可能な構成を有する。ここで、制御装置16は、実売価格apが手動で変更された場合、あるいは、ネット販売参考価格np1の変化に応じて実売価格apが自動的に変更された場合に、出力部14によって、新たな実売価格apを反映したPOPが印刷させるようにさらに機能してもよい。
また、電子棚札システム1は、ESL40の近傍に、電子POP表示器をさらに備える構成とし、実売価格apが手動で変更された場合、あるいは、ネット販売参考価格np1の変化に応じて実売価格apが自動的に変更された場合に、変更後のPOPが、電子POP表示器に表示されるように構成されてもよい。
1 電子棚札システム
10 ESLサーバ(価格管理装置)
11 通信部
12 表示部
13 入力部
14 出力部
15 報知部
16 制御装置
20 ベースステーション
30 トランシーバ
40 ESL(電子棚札)
41 通信部
42 表示部
43 制御装置
43a 記憶部
43b コマンド受付部(時刻情報取得部)
43c 表示制御部
61 記憶部
61a 商品マスタテーブル
61b ESLマスタテーブル
61c ネット情報テーブル
611 フィールド(収集時刻記憶部)
61d 担当者テーブル
62 制御部
62a 情報受付部
62b ネット情報収集部(参考価格情報収集部)
62c コマンド生成部
62d 情報送信部
62e 応答信号受付部
62f 判定部
62g メール送信部
特開2013―065349号公報

Claims (8)

  1. 商品に対応して配備される電子棚札と、
    前記商品に関する価格情報を前記電子棚札に送信する価格管理装置と、
    を備え、
    前記価格情報は、
    前記商品の実売価格に関する情報である実売価格情報と、
    収集された前記商品のネット販売参考価格に関する情報であるネット販売参考価格情報と、
    を含み、
    前記電子棚札は、
    前記価格管理装置から送信された前記実売価格情報表示する表示部と、
    前記表示部に表示させる内容を制御する表示制御部と、
    を有し、
    前記価格管理装置は、収集された前記商品のネット販売参考価格の変化に応じて、前記商品の実売価格を自動的に変更する、
    電子棚札システム。
  2. 商品に対応して配備される電子棚札と、
    前記商品に関する価格情報を前記電子棚札に送信する価格管理装置と、
    を備え、
    前記価格情報は、
    前記商品の実売価格に関する情報である実売価格情報と、
    収集された前記商品のネット販売参考価格に関する情報であるネット販売参考価格情報と
    を含み、
    前記電子棚札は、
    前記価格管理装置から送信された前記実売価格情報および前記ネット販売参考価格情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示させる内容を制御する表示制御部と、
    を有する、
    電子棚札システム。
  3. 前記価格管理装置は、
    webページに掲載されている前記ネット販売参考価格に関する情報を所定の時間間隔で収集する参考価格情報収集部を有する、
    請求項1又は2に記載の電子棚札システム。
  4. 前記参考価格情報収集部は、所定の一のwebページから、前記ネット販売参考価格に関する情報を収集する、
    請求項3に記載の電子棚札システム。
  5. 前記参考価格情報収集部は、複数のwebページを所定の時間間隔で巡回し、複数の前記ネット販売参考価格に関する情報を収集する、
    請求項3に記載の電子棚札システム。
  6. 前記表示部は、前記複数のwebページから収集した前記複数のネット販売参考価格に関する情報を表示する、
    請求項5に記載の電子棚札システム。
  7. 前記価格管理装置は、
    前記参考価格情報収集部によって前記ネット販売参考価格情報が収集された時刻に関する情報を記憶する収集時刻記憶部
    をさらに有し、
    前記電子棚札は、
    前記時刻に関する情報を前記価格管理装置から取得する時刻情報取得部
    をさらに有し、
    前記表示部は、前記ネット販売参考価格情報とともに、前記ネット販売参考価格が取得された前記時刻を表示する、
    請求項3から6のいずれかに記載の電子棚札システム。
  8. 前記価格管理装置は、
    前記実売価格と前記ネット販売参考価格との差が、所定の値よりも大きい場合に、所定のアドレスにメールを送信するメール送信部
    をさらに有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の電子棚札システム。
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