JP3183679U - 電子棚札装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧回路が設けられた、電池を駆動源とする電子棚札装置において、電池残量が減少した場合等に、昇圧回路が動作しても、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが可能な、信頼性の高い電子棚札装置を提供する。
【解決手段】電子棚札40は、電池46により駆動され、表示部41に情報を表示する。電子棚札装置は、昇圧回路43と、制御部44と、を備える。昇圧回路は、電池の電圧よりも高い電圧を生成する。制御部は、昇圧回路の昇圧動作を制御し、目標電圧を生成する。制御部は、第1時間で目標電圧を生成する第1昇圧処理と、第1時間よりも長い第2時間で目標電圧を生成する第2昇圧処理と、を選択的に実行する。
【選択図】図4

Description

本考案は、電子棚札装置に関する。
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗で、電池を駆動源とする電子棚札装置が採用されている。電子棚札装置には、商品情報を管理するサーバから、売り場等に設置された電子棚札装置に情報が送信され、受信した情報に基づいて電子棚札装置の表示内容の変更等が行われる。
ところで、このような電子棚札装置は、電池の電圧よりも大きな電圧で動作する機器を備えることが多い。このような機器を動作させるために、電子棚札装置には、チャージポンプ等の昇圧回路が設けられる。例えば、引用文献1(特表2002−516430号公報)には、電池の電圧よりも大きな電圧で動作する赤外線信号の送信機のために昇圧回路が設けられた、電子棚札装置が開示されている。
しかし、昇圧回路が設けられた電子棚札装置においては、電池残量が減少した場合等に、電池残量がゼロ(ゼロに近い状態)にはなっていないにもかかわらず、昇圧回路の動作時に、電池の電圧が、電子棚札装置の動作可能電圧を一時的に下回り、電子棚札装置が正常に動作できなくなる可能性がある。そのため、電子棚札装置の信頼性を確保するために、電池残量がゼロとなっていなくても、ある程度余裕をもって電池を交換せざるをえなかった。
本考案の課題は、昇圧回路が設けられた、電池を駆動源とする電子棚札装置において、電池残量が減少した場合等に、昇圧回路が動作しても、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが可能な、信頼性の高い電子棚札装置を提供することにある。
本考案に係る電子棚札装置は、電池により駆動され、表示部に情報を表示する。電子棚札装置は、昇圧回路と、昇圧制御部と、を備える。昇圧回路は、電池の電圧よりも高い電圧を生成する。昇圧制御部は、昇圧回路の昇圧動作を制御し、目標電圧を生成する。昇圧制御部は、第1時間で目標電圧を生成する第1昇圧処理と、第1時間よりも長い第2時間で目標電圧を生成する第2昇圧処理と、を選択的に実行する。
ここでは、昇圧制御部が、昇圧回路の動作を制御し、目標電圧の生成時間の短い第1昇圧処理と、目標電圧の生成時間の長い第2昇圧処理とを選択的に実行する。第2昇圧処理が実行されることで、電池残量が減少した場合等であっても、電池の電圧の降下が抑制される。そのため、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが容易で、電子棚札装置の信頼性を向上させることができる。一方で、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を下回るおそれの無い場合には、第1昇圧処理により迅速に目標電圧を生成することで、電子棚札装置の動作速度を第2昇圧処理時よりも向上させることができる。
また、本考案に係る電子棚札装置では、昇圧制御部は、第2昇圧処理時に、昇圧回路が昇圧動作の実行/停止を繰り返すように制御することが望ましい。
ここでは、第2昇圧処理時に、昇圧回路が昇圧動作の実行/停止を繰り返すように制御されることで、電池の電圧の降下を抑制することができる。
また、本考案に係る電子棚札装置は、昇圧回路により生成された電圧を用いて、表示部の表示の更新を行うことが望ましい。
ここでは、電池残量が減少した場合等であっても、第2昇圧処理により目標電圧を生成し、表示部を動作させることができる。そのため、表示部が正しく動作せず、誤った内容を表示することを防止できる。その結果、電子棚札装置の信頼性を向上させることができる。
また、本考案に係る電子棚札装置では、昇圧制御部は、供給される電圧が、動作可能最小電圧以上の場合に動作可能であることが望ましい。また、昇圧制御部は、第1昇圧処理を実行することで、電池から昇圧制御部に供給される電圧が、動作可能最小電圧を下回る可能性がある場合に、第2昇圧処理を実行することが望ましい。
ここでは、第1昇圧処理が実行されると昇圧制御部が動作しなくなる可能性のある場合に、第2昇圧処理が実行されるので、昇圧制御部の動作を停止させることなく目標電圧を生成することができる。
また、本考案に係る電子棚札装置では、昇圧制御部は、電池の電圧が所定電圧を下回る場合に、第2昇圧処理を実行することが望ましい。
ここでは、電池の電圧が所定電圧より低い場合にも、電池の電圧の降下が抑制され、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが容易である。
また、本考案に係る電子棚札装置では、昇圧制御部は、電子棚札装置の周囲温度が所定温度を下回る場合に、第2昇圧処理を実行することが望ましい。
ここでは、電池の性能が低下しやすい低温条件下でも、電池の電圧の降下が抑制され、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが容易である。
本考案に係る電子棚札装置では、昇圧制御部が、昇圧回路の動作を制御し、目標電圧の生成時間の短い第1昇圧処理と、目標電圧の生成時間の長い第2昇圧処理とを選択的に実行する。第2昇圧処理が実行されることで、電池残量が減少した場合等であっても、電池の電圧の降下が抑制される。そのため、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが容易で、電子棚札装置の信頼性を向上させることができる。一方で、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を下回るおそれの無い場合には、第1昇圧処理により迅速に目標電圧を生成することで、電子棚札装置の動作速度を第2昇圧処理時よりも向上させることができる。
本考案の一実施形態に係る電子棚札が使用される電子棚札システムを示す図である。 本考案の一実施形態に係る電子棚札の配置例を示す図である。 図2に係る電子棚札の外観を示す図である。 図2に係る電子棚札の概略構成を示すブロック図である。 第1昇圧制御時および第2昇圧制御時の電池の電圧の変化を説明するための図である。図5(a)は、第1昇圧制御時の電池の電圧変化を示している。図5(b)は、第2昇圧制御時の電池の電圧変化を示している。図5(a),図5(b)とも、横軸は時間を、縦軸は電圧を示している。 昇圧制御の選択処理について説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本考案の一実施形態に係る電子棚札40について説明する。
なお、本実施形態に係る電子棚札40は、本考案の電子棚札装置の例示に過ぎず、本考案に係る電子棚札装置は、以下に記載する内容に限定されるものではない。考案の趣旨と矛盾しない範囲で、その他の態様も採用可能である。
(1)全体構成
電子棚札40は、図1のような電子棚札システム1の一部を構成する。
電子棚札システム1は、図1に示すように、主として、複数の電子棚札40,40,・・・と、電子棚札サーバ10と、ベースステーション20と、複数のトランシーバ30,30,・・・と、から構成されている。なお、電子棚札システム1に含まれる電子棚札40、ベースステーション20、およびトランシーバ30の台数は、図1に示される数に限定されるものではない。
電子棚札システム1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのような店舗において使用される。電子棚札システム1は、棚札電子サーバ10により管理される商品情報(例えば、商品の販売価格)を、売り場に陳列される商品に対応して配置された電子棚札40に表示するためのシステムである。
電子棚札40は、可搬性の装置であり、店舗で取り扱われる複数の商品Pのそれぞれに対応して配置される表示装置である。電子棚札40は、店舗の売り場に陳列される複数の種類の商品Pのうち、対応する商品Pの近傍に配置され、対応する商品Pに関する商品情報を表示する(図2および図3参照)。商品情報は、商品Pに関する種々の情報であり、例えば、商品Pの商品名、通常販売価格、特別販売価格、割引率を含む。なお、各電子棚札40には、その電子棚札40と、他の電子棚札40とを識別するための、固有のID(装置ID)が付されている。
電子棚札サーバ10は、電子棚札システム1を統括的に制御するコンピュータである。電子棚札サーバ10は、例えば、店舗のバックヤードに配置される。
電子棚札サーバ10には、電子棚札40に表示される商品情報が記憶されている。電子棚札サーバ10は、電子棚札システム1の起動時や、電子棚札40の表示変更が必要な時に、トランシーバ30を介して、電子棚札40に商品情報を送信する。電子棚札40の表示変更が必要な時とは、例えば、電子棚札サーバ10に記憶されている商品情報の内容が更新される時や、商品Pの特売期間に価格を通常販売価格から特別販売価格へと変更する時や、商品Pの特売期間終了時に価格を特別販売価格から通常販売価格へと変更する時である。
また、電子棚札サーバ10には、電子棚札40の装置IDと、商品Pの商品ID(例えば、商品Pにバーコードとして付された商品ID)とが、関連付けて(リンクして)記憶されている。トランシーバ30を介して、電子棚札40に、ある商品Pの商品情報が送信される際には、商品情報と共に、その商品Pと関連付けられている電子棚札40の装置ID(商品情報の送信先の電子棚札40の装置ID)を識別子として送信する。電子棚札40は、送信されてきた識別子と、自己の装置IDとを比較することで、送信されてきた商品情報が自己宛に送信されてきたものか否かを判定する。
ベースステーション20は、電子棚札サーバ10とトランシーバ30とを中継する機能を有する。ベースステーション20は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク2を介して、電子棚札サーバ10およびトランシーバ30と接続されている。
トランシーバ30は、赤外線の送受信機である。トランシーバ30は、電子棚札40との間で、赤外線により各種信号の授受を行う。トランシーバ30は、例えば店舗内の天井に、一定の間隔を空けて取り付けられる。トランシーバ30の設置場所や設置間隔は、店舗内に設置された電子棚札40が、いずれかのトランシーバ30と通信可能となるように決定される。トランシーバ30は、ベースステーション20を介して、電子棚札サーバ10と接続されている。
トランシーバ30は、ベースステーション20を介して、電子棚札サーバ10からトランシーバ30に送信される商品情報を、複数の電子棚札40に向けて赤外線により送信する。また、トランシーバ30は、電子棚札40から赤外線により送信される信号を受信し、受信した信号を、ベースステーション20を介して電子棚札サーバ10に送信する。
(2)詳細構成
電子棚札40について以下に詳細に説明する。
(2−1)電子棚札
電子棚札40は、上述のように、店舗で取り扱われる複数の商品Pのそれぞれに対応して配置され、対応する商品Pに関する商品情報を表示する(図2参照)。電子棚札40には、例えば、商品Pの商品名、重量あたりの単価、および販売価格が、商品情報として表示される(図3参照)。
電子棚札40は、図4のように、主に表示部41、ディスプレイドライバ42、昇圧回路43、制御部44、記憶部45、電池46、通信部47、および温度検出部48を有する。
(2−1−1)表示部
表示部41は、後述する記憶部45に記憶されている商品情報が表示されるディスプレイである(図3参照)。表示部41には、電子ペーパが用いられる。すなわち、表示部41は、マトリクス状に配列された複数の画素で構成される、ドットマトリクス方式の表示デバイスである。表示部41は、不揮発性の表示デバイスであり、電力が供給されなくても表示内容を保持することが可能である。
表示部41の表示内容が更新されるためには(表示部41の表示内容が描画又は削除されるためには)、後述する電池46の電圧Vb以上の電圧を必要とする。例えば、表示部41の表示内容の更新には、数十ボルトの電圧を必要とする。そのため、表示部41は、後述する昇圧回路43により生成された、電池46の電圧Vb以上の昇圧電圧Vcにより駆動される。
(2−1−2)ディスプレイドライバ
ディスプレイドライバ42は、表示部41、昇圧回路43、および制御部44に電気的に接続されている。ディスプレイドライバ42は、制御部44による制御に従って、表示部41を動作させるドライバである。言い換えれば、ディスプレイドライバ42は、制御部44による制御に従って、表示部41の表示内容を更新させるドライバである。また、ディスプレイドライバ42は、制御部44による制御に従って、昇圧回路43の昇圧動作の実行/停止を切り換える。昇圧回路43の昇圧動作については後述する。
(2−1−3)昇圧回路
昇圧回路43は、電池46を用いて、電池46の電圧Vbよりも高い電圧を生成する回路である。昇圧回路43は、例えば、チャージポンプ方式の昇圧回路である。チャージポンプ方式の昇圧回路は、主に複数のコンデンサにより構成され、電池で複数のコンデンサを充電し、その後、複数のコンデンサを直列に接続させることで、出力電圧を昇圧させる方式の昇圧回路である。昇圧回路43の出力電圧を昇圧させるための動作を、ここでは昇圧動作と呼ぶ。
昇圧回路43は、後述する制御部44によって昇圧動作を実行するよう制御され、所定の昇圧電圧Vc(目標電圧)を、出力電圧として生成する。より具体的には、制御部44は、ディスプレイドライバ42を制御し、ディスプレイドライバ42に昇圧回路43の昇圧動作を実行させることで、昇圧電圧Vcを生成する。
(2−1−4)制御部
制御部44は、主にCPUによって構成される。制御部44は、ディスプレイドライバ42、記憶部45、電池46、通信部47、および温度検出部48と電気的に接続されている(図4参照)。制御部44には、電池46の電圧Vbを測定する電圧検出部44aと、後述する選択部44bと、が設けられている。
制御部44は、電池46から駆動電力の供給を受ける。制御部44は、電池46から供給される電圧Vbが、動作可能最小電圧Vmin以上の場合に動作可能である。
制御部44は、後述する記憶部45に記憶されたプログラムを実行することで、電子棚札40の各部を制御する。制御部44は、具体的には、例えば、以下の制御を行う。
制御部44は、後述する通信部47を制御して、トランシーバ30から送信される商品情報(画像データ)を受信させる。制御部44は、通信部47が商品情報を受信すると、受信した商品情報と共に送信されてくる識別子を、後述する記憶部45に記憶されている装置ID(その制御部44が属する電子棚札40の装置ID)と比較する。制御部44は、識別子と、記憶部45に記憶されている装置IDとが一致する場合には、自己宛の(その制御部44が属する電子棚札40宛の)商品情報を受信したと判定する。制御部44は、自己宛の商品情報を受信したと判定すると、通信部47を制御し、トランシーバ30に対して、商品情報を受信した旨を知らせる信号(ACK信号)を送信させる。そして、制御部44は、通信部47が受信した自己宛の商品情報を、記憶部45に記憶させる。更に、制御部44は、表示部41に、記憶部45に記憶された商品情報(通信部47が電子棚札サーバ10から受信した商品情報)が表示されるように、ディスプレイドライバ42を制御する。
制御部44は、表示部41が表示内容を表示する際に(表示部41の表示内容が更新される際に)、昇圧回路43の昇圧動作を制御することで、昇圧電圧Vcを生成する。制御部44の昇圧電圧Vcの生成処理を、ここでは昇圧処理と呼ぶ。
制御部44が実行する昇圧処理には、第1昇圧処理と、第2昇圧処理とがある。制御部44は、第1昇圧処理と、第2昇圧処理と、を選択的に実行する。なお、制御部44が、第1昇圧処理および第2昇圧処理のいずれの昇圧制御を実行するかは、選択部44bにより選択される。選択部44bが、どのようにして、昇圧処理を選択するかについては後述する。
第1昇圧処理と、第2昇圧処理とは、それぞれ以下の特徴を有する。
第1昇圧処理は、通常時(後述する第2昇圧処理が選択される条件以外の時)に実施される昇圧処理である。第1昇圧処理は、所定の第1時間の間に昇圧電圧Vcを生成する。第1時間は、後述する第2昇圧処理が昇圧電圧Vcを生成するために要する第2時間よりも短い時間である。つまり、第1昇圧処理は、第2昇圧処理よりも短時間で、昇圧電圧Vc(目標電圧)を生成する処理である。
第1昇圧処理の開始時には、コンデンサの充電のため、昇圧回路43に大きな電流が流れる(突入電流が発生する)。特に、第1昇圧処理の開始時に大きな電流が流れるのは、昇圧処理の開始時には、コンデンサに電荷が蓄積されていない状態であるためである。昇圧回路43に大きな電流が流れる結果、電池46の電圧Vbが、電池46の内部抵抗により降下する。
例えば、電池46が放電した電気量が比較的少なく、かつ、通常温度条件下で電池46使用されている場合には、電池46の電圧Vbが降下しても、電池46の内部抵抗が小さいため、電池46の電圧Vbが制御部44の動作可能最小電圧Vminを下回ることがない(図5(a)の、実線で示した電圧Vb1と、動作可能最小電圧Vminとの関係を参照)。しかし、例えば、電池46の放電が進み、電池46の内部抵抗が大きくなると、第1昇圧処理開始時に、電池46の電圧Vbが、動作可能最小電圧Vminを下回る可能性がある(図5(a)の、破線で示した電圧Vb2と、動作可能最小電圧Vminとの関係を参照)。この場合、制御部44は機能を停止してしまうため、第1昇圧処理を完了することができない。その結果、表示部41の表示内容が更新されず、誤った内容がそのまま表示される可能性がある。
これに対し、第2昇圧処理では、制御部44は、第1昇圧処理よりも時間をかけて昇圧処理を行う。具体的には、制御部44は、第2昇圧処理時に、昇圧回路43が、短い周期で、昇圧動作の実行/停止を複数サイクル繰り返すように、昇圧回路43を制御する。つまり、第2昇圧処理時には、制御部44が、ディスプレイドライバ42を制御して、ディスプレイドライバ42に昇圧回路43の昇圧動作の実行/停止を複数サイクル繰り返させ、昇圧電圧Vcを生成する。その結果、第2昇圧処理の開始時には、電池46の電圧Vbは、例えば、図5(b)のように変化する。図5(b)では、電池46の電圧Vbが下がりすぎる前に、昇圧回路43の昇圧動作が停止されて電池46の電圧Vbが回復するため、電池46の電圧Vbが動作可能最小電圧Vminを下回ることがない。なお、第2昇圧処理時の、昇圧動作の実行/停止の各サイクルにおける、昇圧動作の実行時間および停止時間は、後述するような原因で電池46の内部抵抗が大きくなったとしても、昇圧動作の実行時に電池46の電圧Vbが動作可能最小電圧Vminを下回ることがないよう予め決定されている。
なお、第1昇圧処理であっても、第2昇圧処理であっても、昇圧電圧Vcを生成するために必要な電気量はほぼ同じである。第2昇圧処理では、一度にコンデンサを充電することができないため(電池46の電圧Vbが動作可能最小電圧Vminを下回ることがないよう、昇圧動作の実行/停止を繰り返すため)、昇圧電圧Vcを生成するために、第1昇圧処理よりも長い時間(第2時間)を要する。
(2−1−5)記憶部
記憶部45は、EEPROM等の不揮発性メモリによって構成される記憶部である。ただし、これに限定されるものではなく、記憶部45にRAM等の揮発性メモリが使用されてもよい。
記憶部45には、制御部44が電子棚札40の各部の制御を行うためのプログラムの他、電子棚札40の固有の識別子である装置IDや、電子棚札サーバ10から送信された商品情報(画像データ)が記憶される。
(2−1−6)電池
電池46は、電子棚札40に内蔵されている。電池46は、電子棚札40の電力供給源である。電池46は、例えば、公称電圧が3ボルトのコイン型リチウム電池である。
(2−1−7)通信部
通信部47は、トランシーバ30と、赤外線により通信する。通信部47は、受光部47aと、発光部47bと、を有する。受光部47aは、フォトダイオードおよびアンプを主に有する。受光部47aは、電子棚札サーバ10からトランシーバ30を介して送信される商品情報や、商品情報と共に送信される識別子を、赤外線信号の形で受信する。また、受光部47aは、受信した赤外線信号を電気信号に変換し、制御部44に送信する。発光部47bは、制御部44の指示により、ACK信号(赤外線信号)をトランシーバ30に対して送信する。発光部47bは、LEDを主に有する。
(2−1−8)温度検出部
温度検出部48は、温度検出部48の属する電子棚札40の周囲温度Taを測定する温度センサである。温度検出部48の検出結果は、制御部44に対して送信される。
(3)昇圧処理の選択処理
制御部44の選択部44bは、制御部44が第1昇圧処理を実行することで、電池46から制御部44に供給される電圧Vbが、動作可能最小電圧Vminを下回る可能性がある場合に、制御部44に第2昇圧処理を実行させるよう、昇圧処理を選択する。
具体的には、選択部44bは、昇圧処理の実施前の電池46の電圧Vbが所定の閾値電圧Vthより低い場合に、第2昇圧処理を選択する。また、選択部44bは、電子棚札40の周囲温度Taが、所定の閾値温度Tthより低い場合に、第2昇圧処理を選択する。
図6のフローチャートを参照して、制御部44の選択部44bによる昇圧処理の選択処理について説明する。選択部44bによる昇圧処理の選択は、昇圧回路43による昇圧電圧Vcの生成が必要になる場合(つまり、表示部41の表示を更新する(表示を削除又は描画する)場合)であって、制御部44が昇圧回路43に昇圧動作を実行させる前に行われる。
まず、ステップS1では、制御部44は、電圧検出部44aに、電池46の電圧Vbを測定させる。その後ステップS2に進む。
次に、ステップS2では、制御部44は、温度検出部48に、電子棚札40の周囲温度Taを測定させる。測定結果は、制御部44に送信される。その後ステップS3に進む。
なお、ステップS1およびステップS2は、例示であり、これに限定されるものではない。例えば、ステップS1およびステップS2の順序は、逆であってもよい。また、ステップS1およびステップS2は、同時に実施されてもよい。また、電圧Vbおよび周囲温度Taは、それぞれ、電圧検出部44aおよび温度検出部48により定期的に測定され、記憶部45に最新の測定結果が記憶されていてもよい。そして、ステップS1およびステップS2に代えて、制御部44は、記憶部45に記憶された最新の電圧Vbおよび周囲温度Taを、記憶部45から読み出してもよい。
次にステップS3では、選択部44bは、測定された電圧Vbと、閾値電圧Vthとの大小比較を行う。電圧Vbが閾値電圧Vthよりも小さいと判定されると、ステップS20に進む。一方、電圧Vbが閾値電圧Vth以上と判定されると、ステップS4に進む。
ステップS4では、選択部44bは、測定された周囲温度Taと、閾値温度Tthとの大小比較を行う。周囲温度Taが閾値温度Tthよりも小さい(低い)と判定されると、ステップS20に進む。一方、周囲温度Taが閾値温度Tth以上と判定されると、ステップS10に進む。
ステップS10では、電圧Vbが閾値電圧Vth以上で、かつ、周囲温度Taが閾値温度Tth以上であるので、制御部44が第1昇圧処理を実行しても、電池46から制御部44に供給される電圧Vbが、動作可能最小電圧Vminを下回りにくい。そこで、選択部44bは、第1昇圧処理を選択する。
一方、ステップS20では、制御部44が第1昇圧処理を実行すると、電池46から制御部44に供給される電圧Vbが、動作可能最小電圧Vminを下回る可能性がある。そこで、選択部44bは、第2昇圧処理を選択する。
その後、制御部44は、選択部44bが選択した昇圧処理を実行する。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る電子棚札40は、電池46により駆動され、表示部41に情報を表示する。電子棚札40は、昇圧回路43と、昇圧制御部としての制御部44と、を備える。昇圧回路43は、電池46の電圧Vbよりも高い電圧を生成する。制御部44は、昇圧回路43の昇圧動作を制御し、昇圧電圧Vc(目標電圧)を生成する。制御部44は、第1時間で昇圧電圧Vcを生成する第1昇圧処理と、第1時間よりも長い第2時間で昇圧電圧Vcを生成する第2昇圧処理と、を選択的に実行する。
ここでは、制御部44が、昇圧回路43の動作を制御し、昇圧電圧Vcを生成するための時間が短い第1昇圧処理と、昇圧電圧Vcを生成するための時間が長い第2昇圧処理と、を選択的に実行する。第2昇圧処理が実行されることで、電池残量が減少した場合等であっても、電池46の電圧の降下が抑制される。そのため、電子棚札40が動作可能な最低電圧を確保することが容易で、電子棚札40の信頼性を向上させることができる。
また、電子棚札40が動作可能な最低電圧下回るおそれの無い場合には、第1昇圧処理により迅速に目標電圧を生成することで、電子棚札40の動作速度を第2昇圧処理時よりも向上させることができる。
(4−2)
本実施形態に係る電子棚札40では、制御部44は、第2昇圧処理時に、昇圧回路43が、昇圧動作の実行/停止を繰り返すように制御する。
ここでは、第2昇圧処理時に、昇圧回路43が昇圧動作の実行/停止を繰り返すように制御されることで、電池46の電圧の降下を抑制することができる。
(4−3)
本実施形態に係る電子棚札40は、昇圧回路43により生成された電圧を用いて、表示部41の表示の更新を行う。
ここでは、電池残量が減少した場合等であっても、第2昇圧処理により昇圧電圧Vcを生成し、表示部41を動作させることができる。そのため、表示部41が正しく動作せず、誤った内容を表示することを防止できる。その結果、電子棚札40の信頼性を向上させることができる。
(4−4)
本実施形態に係る電子棚札40では、制御部44は、供給される電圧が、動作可能最小電圧Vb以上の場合に動作可能である。また、制御部44は、第1昇圧処理を実行することで、電池46から制御部44に供給される電圧が、動作可能最小電圧Vminを下回る可能性がある場合に、第2昇圧処理を実行する。
ここでは、第1昇圧処理を行うことで制御部44が動作しなくなる可能性のある場合に、第2昇圧処理が実行されるので、制御部44の動作を停止させることなく昇圧電圧Vcを生成することができる。
(4−5)
本実施形態に係る電子棚札40では、制御部44は、電池46の電圧Vbが閾値電圧Vthを下回る場合に、第2昇圧処理を実行する。
ここでは、電池46の電圧Vbが閾値電圧Vthより低い場合にも、電池46の電圧の降下が抑制され、電子棚札40が動作可能な最低電圧を確保することが容易である。
(4−6)
本実施形態に係る電子棚札40では、制御部44は、電子棚札40の周囲温度Taが閾値温度Tthを下回る場合に、第2昇圧処理を実行する。
ここでは、電池の性能が低下しやすい低温条件下でも、電池46の電圧Vbの降下が抑制され、電子棚札40が動作可能な最低電圧を確保することが容易である。
(5)変形例
以下に本実施形態の変形例について説明する。なお、矛盾しない範囲で、複数の変形例が組み合わされてもよい。
(5−1)変形例A
上記実施形態に係る電子棚札40では、制御部44は、表示部41に電圧を供給する昇圧回路43の昇圧処理を行うが、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では記載を省略したが、通信部47の発光部47bのLEDを発光させるためには、特許文献1(特表2002−516430号公報)のように、電池46の電圧Vbより高い電圧を供給する昇圧回路が使用される。そこで、制御部44は、昇圧回路43と同様に、通信部47の発光部47bが有する昇圧回路の昇圧動作を制御し、目標電圧を生成する時間の短い第1昇圧処理と、目標電圧を生成する時間の長い第2昇圧処理とを、選択的に実行してもよい。
(5−2)変形例B
上記実施形態に係る電子棚札40では、電池46の電圧Vbが閾値電圧Vthを下回る場合、および、電子棚札40の周囲温度Taが閾値温度Tthを下回る場合に、第2昇圧処理が実行されるが、これに限定されるものではない。
例えば、電子棚札40は、電池46の使用開始後に、表示部41の表示を更新した回数、又は、昇圧回路43を使用した回数をカウントするカウンタを備え、カウントされた回数が所定回数を上回った場合に、第2昇圧処理を実行してもよい。
また、表示部41の表示を更新した回数に応じて、第1昇圧処理を第2昇圧処理に切り換える場合、電子棚札40はその回数を把握していなくてもよい。例えば、電子棚札サーバ10が、その電子棚札40に商品情報を送信した回数をカウントし、カウントした回数が所定回数を上回った場合に、表示部41の表示が所定回数以上更新されたと判定して、電子棚札40に対してその旨を送信してもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態に係る電子棚札40の各昇圧動作について説明した図5(a),(b)において、第1昇圧処理は、昇圧動作を1回で行い、第2昇圧処理は、昇圧動作の起動/停止を6回繰り返して実施しているように描画されているが、図5(a),(b)はイメージ図であり、回数はこれに限定されるものではない。
また、例えば、第1昇圧処理は、昇圧回路43の昇圧動作の起動/停止を複数回繰り返して行うものであってもよい。この場合、第2昇圧処理は、第1昇圧処理よりも短いサイクルで昇圧動作の起動/停止を行い、第1昇圧処理よりも長い時間をかけて昇圧処理を行うものであればよい。
本考案に係る電子棚札装置は、昇圧回路が設けられた電子棚札装置であって、電池残量が減少した場合等に、昇圧回路が動作しても、電子棚札装置が動作可能な最低電圧を確保することが可能な、信頼性の高い電子棚札装置として有用である。
40 電子棚札(電子棚札装置)
41 表示部
43 昇圧回路
44 制御部(昇圧制御部)
46 電池
Ta 周囲温度
Tth 閾値温度(所定温度)
Vb 電池の電圧
Vc 昇圧電圧(目標電圧)
Vmin 動作可能最小電圧
Vth 閾値電圧(所定電圧)
特表2002−516430号公報

Claims (6)

  1. 電池により駆動され、表示部に情報を表示する電子棚札装置であって、
    前記電池の電圧よりも高い電圧を生成する昇圧回路と、
    前記昇圧回路の昇圧動作を制御し、目標電圧を生成する昇圧制御部と、
    を備え、
    前記昇圧制御部は、第1時間で前記目標電圧を生成する第1昇圧処理と、前記第1時間よりも長い第2時間で前記目標電圧を生成する第2昇圧処理と、を選択的に実行する、
    電子棚札装置。
  2. 前記昇圧制御部は、前記第2昇圧処理時に、前記昇圧回路が前記昇圧動作の実行/停止を繰り返すように制御する、
    請求項1に記載の電子棚札装置。
  3. 前記電子棚札装置は、前記昇圧回路により生成された電圧を用いて、前記表示部の表示の更新を行う、
    請求項1又は2に記載の電子棚札装置。
  4. 前記昇圧制御部は、
    供給される電圧が、動作可能最小電圧以上の場合に動作可能であって、
    前記第1昇圧処理を実行することで、前記電池から前記昇圧制御部に供給される電圧が、前記動作可能最小電圧を下回る可能性がある場合に、前記第2昇圧処理を実行する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電子棚札装置。
  5. 前記昇圧制御部は、前記電池の電圧が所定電圧を下回る場合に、前記第2昇圧処理を実行する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電子棚札装置。
  6. 前記昇圧制御部は、前記電子棚札装置の周囲温度が所定温度を下回る場合に、前記第2昇圧処理を実行する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子棚札装置。
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