JP2015099751A - ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプの外寸を大きく変えることなく、配光を変えることのできるランプを提供すること。【解決手段】本発明のランプは、複数の光源ユニット2と、ランプ本体3と、ランプ本体3に対して光源ユニット2を支持する光源ユニット支持体4を備え、複数の光源ユニット2は、ランプ中心軸の周りに配置され、隣り合う光源ユニット2の間には、空気が通過可能な隙間があり、光源ユニット支持体4は、ランプ中心軸に垂直な回転軸を中心に光源ユニット2を回転させる回転部4cを有し、回転部4cの回転軸は、光源ユニット2のランプ先端に近い端部と光源ユニット2のランプ基端に近い端部との間に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、ランプに関する。
特許文献1には、ソケット部、ソケット部に一側が連結するように円筒状に形成された胴体部、胴体部の他側に連結され円周部分が同じ間隔で離隔するように分離された複数の締結部材を有するキャッピング部、複数の締結部材の間に回転するように締結された複数のヒンジを有するヒンジ部、複数のヒンジにより複数の締結部材を中心としてそれぞれ第1方向に回転しながら第2方向に回転する複数の発光素子が配列される複数の光モジュールで構成される光源部、および、複数の光モジュールの下部とそれぞれ接するように形成された複数の放熱板を有する放熱部を備える照明装置が開示されている。
特許文献2には、固定ハウジング、環状に設置された少なくとも3枚のLED発光、および、各LED発光板の底端両側に設けた可動接続部を備え、各LED発光板は、垂直に直立し、あるいは傾斜する方式で、さまざまな照射角度を形成する照明装置が開示されている。
特許文献3には、少なくとも一面が面発光部を構成するメインパネルと、メインパネルに対して連結部を介して回動可能に支持され少なくとも一面が面発光部を構成するサブパネルとを備え、サブパネルがメインパネルに対して辺回動もしくは点回動する照明装置が開示されている。
特許文献4には、有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた面状発光体を複数備え、面状発光体の各々の一端を紡錘形状に閉じた閉状態と放射状に開いた開状態とに回動可能に軸支した発光部を有する照明装置が開示されている。
特表2013−505522号公報 実用新案登録第3177658号公報 特開2008−186599号公報 特許第5131047号公報
特許文献1に開示された照明装置をランプとして照明器具に取り付ける場合、光源部を回転させることで配光を変えると、ランプ外径およびランプ長さが大きく変化するので、照明器具に取り付けできない場合がある。また、特許文献1の構成は、構造が複雑であり、コストが高くなる。
特許文献2に開示された照明装置をランプとして照明器具に取り付ける場合、LED発光板の傾斜角度を大きくするほど外周側へのLED発光板の張り出し量が大きくなってランプ外径が拡大するので、照明器具に取り付けできない場合がある。また、特許文献2の構成では、ランプ基端側に配光させることはできるが、ランプ先端側に配光させることができない。
特許文献3に開示された照明装置をランプとして照明器具に取り付ける場合、メインパネルがあるためにランプ外径の大きさが過大になる。また、サブパネルの傾斜角度を大きくするほど外周側へのサブパネルの張り出し量が大きくなってランプ外径が拡大するので、照明器具に取り付けできない場合がある。
特許文献4に開示された照明装置をランプとして照明器具に取り付ける場合、面状発光体の傾斜角度を大きくするほど外周側への面状発光体の張り出し量が大きくなってランプ外径が拡大するので、照明器具に取り付けできない場合がある。また、特許文献4の構成では、ランプ先端側に配光させることはできるが、ランプ基端側に配光させることができない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ランプの外寸を大きく変えることなく、配光を変えることのできるランプを提供することを目的とする。
本発明に係るランプは、1または複数の発光素子を実装した光源基板を有する複数の光源ユニットと、他の器具に固定される基端部を有するランプ本体と、ランプ本体に対して光源ユニットを支持する光源ユニット支持体と、を備え、複数の光源ユニットは、ランプ中心軸の周りに、光源基板の発光素子がある面を外周側に向けて配置され、隣り合う光源ユニットの間には、空気が通過可能な隙間があり、光源ユニット支持体は、ランプ中心軸に垂直な回転軸を中心に光源ユニットを回転させる回転部を有し、回転軸は、光源ユニットのランプ先端に近い端部と光源ユニットのランプ基端に近い端部との間に位置するものである。
本発明によれば、光源ユニット支持体は、ランプ中心軸に垂直な回転軸を中心に光源ユニットを回転させる回転部を有し、回転軸は、光源ユニットのランプ先端に近い端部と光源ユニットのランプ基端に近い端部との間に位置する構成としたので、ランプの外寸を大きく変えることなく、配光を変えることが可能となる。
本発明の実施の形態1のランプ(第1態様)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1のランプ(第2態様)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1のランプ(第3態様)を示す斜視図である。 図1に示すランプの5個の光源ユニットのうちの4個を取り外した状態を示す斜視図である。 光源ユニットへ給電する給電線の配設方法の例を説明する斜視図である。 光源ユニットへ給電する給電線の配設方法の例を説明する斜視図である。 本発明の実施の形態1のランプの他の構成例(第2態様)でを示す斜視図ある。 本発明の実施の形態1のランプの他の構成例(第2態様)である。 光源ユニット支持体の他の構成例を示す斜視図である。 光源ユニット支持体の他の構成例を示す斜視図である。 光源ユニット支持体の他の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における第1態様のランプおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における第2態様のランプおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における第3態様のランプおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。 ランプの配光特性を相対的に説明する図(配光曲線図)である。 光源ユニットの他の構成例を示す斜視図である。 光源ユニットの他の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の第1態様のランプに反射体を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の第2態様のランプに反射体を取り付けた状態を示す斜視図である。 光源ユニットの回転位置を複数の位置で位置決めする位置決め機構を示す斜視図である。 光源ユニットの回転位置を複数の位置で位置決めする位置決め機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1のランプの他の構成例(第2態様)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2のランプの第1態様および第2態様を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3のランプの第1態様および第2態様を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4のランプの第1態様および第2態様を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5のランプの第1態様を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5のランプの第2態様を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5のランプの第3態様を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のランプ(第1態様)を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1のランプ(第2態様)を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1のランプ(第3態様)を示す斜視図である。これらの図に示すように、本実施の形態1のランプ1Aは、5個の光源ユニット2と、口金3aを一端に有するランプ本体3と、ランプ本体3に対して5個の光源ユニット2を支持する光源ユニット支持体4とを備える。以下の説明では、口金3aの中心を通る直線をランプ中心軸とする。また、ランプ1Aの口金3a側をランプ基端側とし、その反対側をランプ先端側とする。本実施の形態1のランプ1Aは、ランプ外寸(ランプ中心軸方向の全長、ランプ外径、ランプ先端からの有効発光領域長など)を一般的な250W級水銀ランプとほぼ等しくし、口金3aをねじ込み式のE39口金(直径39mm)とした構成例であるが、本発明がこのような仕様に限定されないことは言うまでもない。本実施の形態1のランプ1Aは、口金3aが他の照明器具等に固定されて使用される。本発明では、他の照明器具等に固定されるランプの基端部は、口金3aのような構成に限らず、いかなる構成でも良い。
図2に示すように、各々の光源ユニット2は、複数のLED光源2a(発光素子)を実装した光源基板2bを有する。本実施の形態1の光源ユニット2は、LED光源2aとして、1W〜数W級の面実装型小型LEDパッケージを用いている。5個の光源ユニット2は、ランプ中心軸の周りに、光源基板2bの表面側すなわちLED光源2aが設けられた側を外周側に向けた状態で配置されている。このように複数の光源ユニット2を配置することにより、ランプ1Aの全周囲への配光を確保することができる。なお、本発明では、光源ユニット2の個数は、5個に限らないが、最低3個とし、ランプ外寸仕様に適合する範囲で、6個以上としてもよい。また、これら複数の光源ユニット2は、ランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されることが望ましい。
隣り合う光源ユニット2同士は接触しておらず、隣り合う光源ユニット2の間には、空気の流路となる隙間が設けられている。隣り合う光源ユニット2の間の隙間を空気が流れることにより、優れた放熱性が得られ、LED光源2aを低温化することができるので、LED光源2aの高効率化および長寿命化が図れる。
図1に示すランプ1Aでは、ランプ先端側にいくほど光源基板2bがランプ中心軸から離れるように、各々の光源ユニット2の光源基板2bがランプ中心軸に対して傾斜している。各々の光源ユニット2の光源基板2bがこのような向きに傾斜した状態を「第1態様」と称する。図2に示すランプ1Aでは、ランプ先端側にいくほど光源基板2bがランプ中心軸に近づくように、各々の光源ユニット2の光源基板2bがランプ中心軸に対して傾斜している。各々の光源ユニット2の光源基板2bがこのような向きに傾斜した状態を「第2態様」と称する。図3に示すランプ1Aでは、各々の光源ユニット2の光源基板2bがランプ中心軸に平行になっている。このような状態を「第3態様」と称する。
第1態様および第2態様では、各々の光源ユニット2の光源基板2bとランプ中心軸とのなす角度θが5°〜30°であることが好ましい。そのような角度範囲にすることにより、ランプ外径を極端に大きくせずに、優れた配光特性が得られる。
本実施の形態1における光源ユニット2および光源基板2bの形状は、ランプ先端に近い端部からランプ基端に近い端部までの長さが、それと直交する方向の長さに比べて、長い形状をなす。このように、光源ユニット2および光源基板2bをランプ中心軸の方向に長い形状にすることにより、光源ユニット2および光源基板2bの面積を大きく確保することができ、大光束化に有利となる。図示の構成では、光源ユニット2および光源基板2bの形状は、光源基板2bに垂直な方向から見て、略長方形である。光源基板2bは、有機材料基板、あるいはセラミック系基板でもよいが、アルミニウムまたは鉄などの金属系基板で構成することが好ましい。光源基板2bを金属系基板で構成することにより、放熱性を高めるとともに、振動への耐久性を向上することができる。また、光源基板2bの表面は、光損失を抑えるため、白色系塗料などで表面レジスト処理を行うことが好ましい。
本実施の形態1の光源ユニット2は、光源基板2bの裏面側すなわちLED光源2aが設けられた面の反対側に設けられた放熱体2cと、光源基板2bの表面側を覆う透光性カバー2dとを更に備える。放熱体2cは、LED光源2aで発生した熱を空気へ放熱させる複数の放熱フィンを有する。放熱体2cの放熱フィンは、光源ユニット2の長手方向に沿って設けられている。光源ユニット2に放熱体2cを設けることにより、放熱効果を更に高め、LED光源2aをより低温化することができるので、LED光源2aを更に高効率化および長寿命化できる。
透光性カバー2dは、透光性および防水防湿性を有する。透光性カバー2dは、光源基板2bの全体を覆う形に成形されている。すなわち、透光性カバー2dは、一つの光源ユニット2のすべてのLED光源2aを一括して覆うように構成されている。透光性カバー2dの構成材料は、耐湿性、耐水性、耐光性、耐震性などに優れた材料が望ましく、例えば、成形のし易さと耐環境性とに優れたポリカーボネート材料、黄変を確実に防止できるガラス材料などが望ましい。また、透光性カバー2dと放熱体2cとの接合部は、防水防湿性を有する構成とする。そのような構成としては、例えば、放熱体2cに透光性カバー2dの外周部が嵌合する取り付け溝(図示省略)を形成し、その嵌合部の周囲を例えばシリコーン系の防湿性樹脂でコーティングする構成が挙げられる。本実施の形態1のランプ1Aでは、透光性カバー2dを設け、その取り付け部の防水防湿性を確保したことにより、LED光源2aおよび光源基板2bを環境から確実に保護することができる。このため、ランプ1A全体としても優れた耐環境性を発揮し、屋外に設置される照明器具でもランプ1Aを好ましく使用することができる。
また、透光性カバー2dに幾何学的な凹凸パターンを設けたり、先端側と基端側とで透光性カバー2dの形状またはカバー透過率を異ならせたりしてもよい。これらの構成により、各LED光源2aからの光線方向をカバー内面または外面で制御したり、各LED光源2aからカバーまでの距離を変えたりすることにより、光源基板2bからの配光を意図的に調整することが可能となる。また、本実施の形態1では、透光性カバー2dの形状を、光源基板2bの全体を覆う形状としているが、LED光源2aおよび光源基板2bを保護する機能(例えば防水性など)を損なわなければ、このような形状以外でも良い。
ランプ本体3は、口金3aと同軸的に設けられた口金保持部3bおよび支軸3cを更に備える。口金保持部3bの一端側に口金3aが設けられ、口金保持部3bの他端側から支軸3cが突出している。口金保持部3bは、口金3aより外径の大きい略円筒状をなしている。支軸3cはランプ中心軸に沿って先端方向へ延びている。口金3aと口金保持部3bとの接続部は、耐熱性に優れた樹脂材料で形成することが好ましい。口金保持部3bおよび支軸3cは、金属材料、または放熱性に優れた樹脂材料などで形成することが好ましい。また、ランプ本体3は、光源ユニット支持体4をランプ中心軸を中心に回転可能とする可動部を有することが好ましい。例えば、ランプ本体3は、口金保持部3bに対して支軸3cが回転可能な可動部を有することが好ましい。このような可動部を設けることにより、ランプ1Aを照明器具等に取り付けた後に光源ユニット支持体4をランプ中心軸を中心に回転させることで複数の光源ユニット2の位置を微調整することができる。
光源ユニット支持体4は、ランプ本体3の支軸3cの先端部分に取り付けられている。5個の光源ユニット2は、光源ユニット支持体4を介してランプ本体3の支軸3cに支持されている。図4は、図1に示すランプ1Aの5個の光源ユニット2のうちの4個を取り外した状態の光源ユニット支持体4の付近を示す斜視図である。図4に示すように、光源ユニット支持体4は、支軸3cに固定された円盤状のハブ部4aと、ハブ部4aから放射状に突出する5本の腕部4bと、腕部4bの先端部分に回転可能に連結された回転部4cとを有する。回転部4cは、ランプ中心軸に垂直な回転軸を中心に回転可能である。回転部4cは、長方形の枠状をなしている。回転部4cの内側に腕部4bの先端部分が挿入した状態で両者が連結されている。回転部4cのランプ外周側の面と、光源ユニット2の裏面側に設けられた接合面とが対向して固定される。その固定方法は、特に限定されないが、例えばネジ止め、差し込み、スライド、接着剤、あるいはそれらを複合させた方法により固定することができる。光源ユニット支持体4は、放熱性に優れた材料、あるいは熱伝導率の高い材料で形成することが好ましい。
本実施の形態1のランプ1Aによれば、回転部4cと光源ユニット2とが一体となって回転することにより、ランプ中心軸に対する光源ユニット2の傾斜角度を変更可能、すなわち第1態様、第2態様および第3態様に切り替え可能である。本実施の形態1のランプ1Aは、光源ユニット2および回転部4cの回転位置を第1態様の位置と第2態様の位置と第3態様の位置で位置決めする位置決め機構を備える。この位置決め機構については後述する。なお、本発明では、光源ユニット2および回転部4cの回転位置を複数の位置で位置決めする位置決め機構を設ける構成に代えて、光源ユニット2および回転部4cの回転位置を連続的に調整可能でも良い。その場合、図示しない締結ネジを緩めることで光源ユニット2および回転部4cが回転可能になり、当該締結ネジを締め付けることで光源ユニット2および回転部4cの回転が固定される構造にしても良い。あるいは、回転部4cと腕部4bとの間に摩擦力が作用するように構成し、光源ユニット2および回転部4cの回転位置が任意の位置で摩擦力により保持されるようにしても良い。
本実施の形態1のランプ1Aによれば、隣り合う光源ユニット2の間に空気の流路となる隙間を設けたことにより、あらゆる方向からの空気の流れに対して、光源ユニット2間および光源ユニット2の裏面側を通る空気の流路が形成される。このため、ランプ1Aを、口金3aが上向きの状態で取り付ける場合、口金3aが下向きの状態で取り付ける場合、口金3aが横向きの状態で取り付ける場合、のいずれの場合にも、光源ユニット2の放熱性を良好にすることができる。すなわち、ランプ取り付け方向にかかわらず、優れた放熱性を確保でき、LED光源2aの温度上昇を抑え、ランプ発光効率を高め、LED光源2aの寿命を長くすることができる。特に、本実施の形態1では、上記構成により光源ユニット支持体4の体積を小さくできるので、空気の流路を広く確保することができ、放熱効率の向上とランプ1Aの軽量化とを同時に実現することができる。
放熱体2c、支軸3c、光源ユニット支持体4などに対し、少なくともランプ1Aの自己放射光が照射される部分に、白色系の高反射塗料を塗るなどの処理をしても良い。これにより、ランプ1A内の光損失を極力抑えることができる。
図5および図6は、光源ユニット2へ給電する給電線の配設方法の例を説明する斜視図である。図5および図6では、光源ユニット2および光源ユニット支持体4の形状が図1から図4とは異なるものとし、光源ユニット2は透光性カバー2dを取り外した状態とし、光源ユニット2を光源ユニット支持体4に取り付ける前の状態を表す。また、図面を簡略化するため、光源ユニット支持体4は、一つの光源ユニット2を支持する部分のみを示す。図5に示すように、光源基板2bに設けられた接続端子2eには、LED光源2aに電力を供給する給電線2fが接続される。光源ユニット支持体4の腕部4bには、給電線2fを通すことのできる中空部4dが形成されている。ランプ本体3の支軸3cにも給電線2fを通すことのできる中空部が形成されている。光源ユニット支持体4の腕部4bの中空部4dは、ハブ部4aの内部へ連なり、支軸3cの中空部に連通する。図6に示すように、給電線2fは、光源ユニット2の放熱体2cに形成された穴を通って光源ユニット2の裏面側に通される。そして、この給電線2fが光源ユニット支持体4の腕部4bの中空部4dを通り、更に支軸3cの中空部を通ってランプ本体3の内部に配設される。このようにして、口金3aに供給される電力をランプ本体3および光源ユニット支持体4の内部に配設された給電線2fにより光源ユニット2へ供給することができる。給電線2fをランプ本体3および光源ユニット支持体4の内部に配設することにより、給電線2fを確実に保護することができるので、ランプ1Aの耐候性が向上する。
図7および図8は、本発明の実施の形態1のランプ1Aの他の構成例(第2態様)を示す斜視図である。図7に示すランプ1Aは、3個の光源ユニット2を備えており、それら3個の光源ユニット2がランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。図8に示すランプ1Aは、4個の光源ユニット2を備えており、それら4個の光源ユニット2がランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。図7および図8に示す構成例は、光源ユニット2の搭載個数以外は前述したランプ1Aと同様であるので、これ以上の説明を省略する。
図9から図11は、光源ユニット支持体4の他の構成例を示す斜視図である。図9に示す例では、光源ユニット支持体4の腕部4bの先端部分が円柱形状をなしており、回転部4cのランプ外周側の面から腕部4bの先端部分が半円柱状に突出している。光源ユニット2の裏面側の接合面には、その半円柱状の突出部が挿入可能な凹部(図示省略)を設ける。図9に示す構成例は、上記の点以外は前述したランプ1Aと同様であるので、これ以上の説明を省略する。
図10に示す例では、回転部4cのランプ外周側の面と反対側の面には、半円柱形状の突出部41cが形成されている。この半円柱形状の突出部41cには、その円筒面の周方向に沿って延びる溝状の開口部42cが形成されている。腕部4bの先端部は、開口部42cの内部に挿入している。開口部42cの内部で、腕部4bの先端部と回転部4cとが回転可能に連結されている。開口部42cが突出部41cの円筒面の周方向に沿って延びる角度の範囲で、回転部4cが腕部4bに対し回転可能である。図10に示す例では、回転部4cのランプ外周側の面から腕部4bの先端部分は突出しない。このため、光源ユニット2の裏面側の接合面に凹部は不要である。図10に示す構成例は、上記の点以外は前述したランプ1Aと同様であるので、これ以上の説明を省略する。
図11に示す例では、光源ユニット支持体4の腕部4bと、回転部4cとがヒンジ4eを介して連結されている。回転部4cは、ヒンジ4eを中心に回転可能である。図11に示す構成例は、上記の点以外は前述したランプ1Aと同様であるので、これ以上の説明を省略する。
図12は、本実施の形態1における第1態様のランプ1Aおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。図12に示す街路灯101,102は、支柱の上端に設けられた球形のグローブの内部にランプが設置されるものである。街路灯101のグローブは全体が透明であり、街路灯102のグローブは上半分が遮光されている。街路灯101,102に取り付けられるランプは、口金を下に向けた姿勢で固定される。第1態様のランプ1Aは、例えばこのような街路灯101,102に取り付けるランプとして好適に用いられる。なお、図12は、街路灯101,102の縮尺に対してランプ1Aの縮尺を拡大して描いたものである。第1態様のランプ1Aでは、光源ユニット2から放射される光は、ランプ1Aの側方(外周側)へ向かう光成分を持ちつつ、ランプ基端側すなわち口金3a側へ傾斜して放射される。このため、上述した街路灯101,102のような照明器具で、ランプ1Aの口金3aを下に向けた姿勢で使用する際に、街路灯101,102の下側の明るさを十分に確保するとともに明るさのむらも防止することができる。また、第1態様のランプ1Aでは、口金3aと反対のランプ先端側への光の放射を抑制することができる。このため、街路灯101,102のような照明器具で第1態様のランプ1Aを使用した場合、街路灯101,102の上方へ向かう不要な光の放射を抑制することができるので、光エネルギーの無駄を少なくできるとともに光害を抑制できる。
図13は、本実施の形態1における第2態様のランプ1Aおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。図13に示す街路灯103は、支柱に吊るされた箱型のシェードの内側にランプが設置されるものである。街路灯103に取り付けられるランプは、口金を上に向けた姿勢で固定される。第2態様のランプ1Aは、例えばこのような街路灯103に取り付けるランプとして好適に用いられる。なお、図13は、街路灯103の縮尺に対してランプ1Aの縮尺を拡大して描いたものである。第2態様のランプ1Aでは、光源ユニット2から放射される光は、ランプ1Aの側方(外周側)へ向かう光成分を持ちつつ、ランプ先端側すなわち口金3aと反対側へ傾斜して放射される。このため、上述した街路灯103のような照明器具で、ランプ1Aの口金3aを上に向けた姿勢で使用する際に、街路灯103の下側の明るさを十分に確保するとともに明るさのむらも防止することができる。また、第2態様のランプ1Aでは、ランプ基端側すなわち口金3a側への光の放射を抑制することができる。このため、街路灯103のような照明器具で第2態様のランプ1Aを使用した場合、街路灯103の上方へ向かう不要な光の放射を抑制することができるので、光エネルギーの無駄を少なくできるとともに光害を抑制できる。
図14は、本実施の形態1における第3態様のランプ1Aおよびその取り付け対象となる照明器具の一例を示す図である。図14に示す街路灯104は、支柱に支持された箱型のシェードの内側にランプが設置されるものである。街路灯104に取り付けられるランプは、口金を横(水平)に向けた姿勢で固定される。街路灯104のシェードの内側には、ランプから上方へ発せられた光を反射させる反射面が設けられる。第3態様のランプ1Aは、例えばこのような街路灯104に取り付けるランプとして好適に用いられる。なお、図14は、街路灯104の縮尺に対してランプ1Aの縮尺を拡大して描いたものである。第3態様のランプ1Aでは、光源ユニット2から放射される光は、ランプ1Aの側方(外周側)へ向かう光成分が主となる。このため、上述した街路灯104のような照明器具で、ランプ1Aの口金3aを横に向けた姿勢で使用する際に、街路灯104の下側の明るさを十分に確保するとともに明るさのむらも防止することができる。また、図12から図14に示すランプ1Aでは、ランプ本体3の口金保持部3bと支軸3cとの間に、ランプ中心軸に対し傾斜した傾斜面3dを設けている。傾斜面3dは、円錐面状または角錐面状をなす。傾斜面3dの表面は、例えば白色拡散塗装などの処理により、高反射性を有する。ランプ本体3にこのような傾斜面3dを設けることにより、光反射損失を抑制することができ、より優れた配光が得られる。
図15は、ランプの配光特性を相対的に説明する図(配光曲線図)である。図15中の実線で示す配光曲線は、全方位配光であり、例えば従来の蛍光形水銀ランプのものであり、口金側を180°の位置としたものである。図15中の破線は、本実施の形態1における第1態様のランプ1Aの配光曲線であり、口金3a側を0°の位置としたものである。図15中の一点鎖線は、本実施の形態1における第2態様のランプ1Aの配光曲線であり、口金3a側を180°の位置としたものである。図15中の二点鎖線は、本実施の形態1における第3態様のランプ1Aの配光曲線であり、口金3a側を0°または180°の位置としたものである。
本実施の形態1のランプ1Aは、光源ユニット支持体4の回転部4cによって光源ユニット2を回転させることで、第1態様、第2態様、または第3態様を選択できる。このため、ランプ1Aを照明器具に取り付ける際に、取り付け対象となる照明器具の構造などに応じて、光源ユニット2の回転位置を調整することで、より適切な配光状態が得られる。また、第1態様のランプ1Aと第2態様のランプ1Aと第3態様のランプ1Aとを別々の製品とする必要がなく共通化できるので、コストを低減できる。また、回転部4cの回転軸が、光源ユニット2のランプ先端に近い端部と光源ユニット2のランプ基端に近い端部との間に位置するので、光源ユニット2を回転させたときのランプ外寸(ランプ中心軸方向の全長、ランプ外径、ランプ先端からの有効発光領域長など)の変化を抑制できる。一方、本発明と異なり、光源ユニット2がランプ先端に近い端部またはランプ基端に近い端部を中心に回転する構成の場合には、光源ユニット2をランプ中心軸に対し傾斜させると光源ユニット2がランプ外周側に大きく張り出すので、ランプ外寸(特にランプ外径)が過大になる。これに対し、本実施の形態1のランプ1Aでは、光源ユニット2を回転させたときのランプ外寸の変化を抑制できるので、光源ユニット2を回転させて配光を変化させた場合でも、照明器具への取り付けに不具合が生じることを確実に抑制できる。特に、本実施の形態1のランプ1Aでは、回転部4cの回転軸が、光源ユニット2のランプ先端に近い端部と光源ユニット2のランプ基端に近い端部との中央部分に位置するので、光源ユニット2を回転させたときのランプ外寸の変化をより小さく抑制できる。
特に、本実施の形態1のランプ1Aでは、ランプ基端側に配光させる第1態様と、ランプ先端側に配光させる第2態様と間で光源ユニット2が回転可能であるので、配光状態を大きく変化させることができる。
また、本実施の形態1では、光源ユニット2のランプ先端に近い半分の形状と、光源ユニット2のランプ基端に近い半分の形状とが対称になっている。このため、光源ユニット2を回転させたときのランプ1Aの外観および外寸の大きな変化を確実に抑制できる。
また、本実施の形態1では、ランプ本体3に設けた支軸3cに光源ユニット支持体4を取り付ける構造としたことにより、光源ユニット2の放熱体2cの周囲を流れる空気の流路を大きく確保することができ、放熱性が向上する。ただし、本発明では、ランプ本体3および光源ユニット支持体4の形状および構造は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、光源ユニット支持体4の形状を多角錐台のような形状とし、その複数の側面にそれぞれ回転部を形成する構造としても良い。
図16および図17は、光源ユニット2の他の構成例を示す斜視図である。図16に示す光源ユニット2は、ランプ中心軸に垂直な方向の光源ユニット2の幅、すなわち光源ユニット2の長手方向に垂直な方向の幅が、光源ユニット2の一端から他端に向かって狭くなる形状になっている。図16に示す光源ユニット2は、幅の広い方の端部から幅の狭い方の端部に向かってランプ中心軸に近づくように傾斜させたときに、光源ユニット2とランプ中心軸との距離が近い位置で、光源ユニット2同士がスペース的に干渉することを抑制できる。
図17に示す光源ユニット2は、ランプ中心軸に垂直な方向の光源ユニット2の幅、すなわち光源ユニット2の長手方向に垂直な方向の幅が、光源ユニット2の長手方向の中央部分から両端に向かって狭くなる形状になっている。図17に示す光源ユニット2によれば、ランプ中心軸に対する傾斜の向きにかかわらず、光源ユニット2とランプ中心軸との距離が近い位置で、光源ユニット2同士がスペース的に干渉することを抑制できる。
図18は、本実施の形態1の第1態様のランプ1Aに反射体5を取り付けた状態を示す斜視図である。図18に示す構成では、第1態様のランプ1Aにおいて、光源ユニット2に対してランプ先端側に反射体5を配置している。図18中の矢印で示すように、光源ユニット2から放射されたランプ先端側への成分を持つ光を反射体5で形成される反射面によって反射させ、ランプ基端側へ向きを変えることができる。これにより、第1態様のランプ1Aにおいて有用なランプ基端側への光量を増加させることができる。
図19は、本実施の形態1の第2態様のランプ1Aに反射体5を取り付けた状態を示す斜視図である。図19に示す構成では、第2態様のランプ1Aにおいて、光源ユニット2に対してランプ基端側に反射体5を配置している。図19中の矢印で示すように、光源ユニット2から放射されたランプ基端側への成分を持つ光を反射体5で形成される反射面によって反射させ、ランプ先端側へ向きを変えることができる。これにより、第2態様のランプ1Aにおいて有用なランプ先端側への光量を増加させることができる。
図18および図19に示す例では、反射体5の形状をランプ中心軸を中心とするリング状としたことにより、複数の光源ユニット2に対する反射体5を一体化することができる。ただし、このような構成に限らず、各々の光源ユニット2に対して個別に反射体を設けても良い。また、反射体5の反射面は、鏡面材料または拡散材料で構成することが好ましく、所望のランプ配光に応じて選択する。
また、本発明では、光源ユニット2の透光性カバー2dの一部の領域(配光を抑えたい側の領域)に、反射材料(例えば反射シート、反射性金属を蒸着するなど)を付加することで、反射体を形成する構成としてもよい。
図20および図21は、光源ユニット2の回転位置を複数の位置で位置決めする位置決め機構を示す斜視図である。これらの図に示すように、光源ユニット支持体4の腕部4bの先端部分には、回転部4cおよび光源ユニット2の回転軸となる軸部4fが両側に突出して形成されている。腕部4bの先端は、軸部4fを中心とする円筒面状をなしている。腕部4bの先端部分は、長方形の枠状の回転部4cの内側に挿入する。図20および図21では、構造を見易くするため、腕部4bと回転部4cとを分離した状態を表す。回転部4cには、軸部4fを収納する軸部収納溝4gが形成されている。図20および図21中での回転部4cの下面が光源ユニット2の裏面と接合される。軸部収納溝4gは、図20および図21中での回転部4cの下面から形成されている。光源ユニット2の裏面には、軸部収納溝4gの途中の深さまで挿入する凸部(図示省略)が形成される。光源ユニット2の裏面と回転部4cとを接合した状態では、光源ユニット2の裏面の凸部が軸部収納溝4gの途中の深さまで挿入し、この凸部と軸部収納溝4gとで形成される隙間に軸部4fが回転可能に保持される。図20に示すように、腕部4bの一方の側面の軸部4fからやや離れた位置に、凸部4hが形成されている。また、回転部4cの一方の軸部収納溝4gを挟む両側の位置には、コイルばね4iが設置されている。なお、図20では、コイルばね4iの形状を簡略化して円筒で表す。コイルばね4iは、腕部4bの凸部4hがある側と反対側の側面を押圧する。図21に示すように、腕部4bの凸部4hがある側面と対向する回転部4cの内壁面には、3つの凹部4j,4k,4mが形成されている。凹部4jは、軸部4fが保持される位置を中心として凹部4kに対し所定角度(図示の例では30°)回転した位置にある。凹部4mは、軸部4fが保持される位置を中心として凹部4kに対し凹部4jと反対方向に所定角度(図示の例では30°)回転した位置にある。このような位置決め機構によれば、腕部4bの凸部4hが回転部4cの凹部4j,4k,4mのいずれかに嵌合した位置で位置決めされることにより、回転部4cおよび光源ユニット2の回転位置を複数の位置で位置決めすることができる。すなわち、凸部4hが凹部4jに嵌合する位置ではランプ1Aが第1態様となり、凸部4hが凹部4kに嵌合する位置ではランプ1Aが第3態様となり、凸部4hが凹部4mに嵌合する位置ではランプ1Aが第2態様となる。凸部4hが凹部4j,4k,4mのいずれかに嵌合した状態では、コイルばね4iの押圧力によってその嵌合状態を確実に保持することができる。すなわち、回転部4cおよび光源ユニット2の回転位置を確実に保持することができる。回転部4cおよび光源ユニット2の回転位置を調整する場合には、腕部4bをコイルばね4i側にずらすことにより凸部4hと凹部4j,4kまたは4mとの嵌合状態が解除され、回転部4cおよび光源ユニット2が回転可能になり、回転位置を調整できる。本実施の形態1では、このような位置決め機構を設けたことにより、光源ユニット2のランプ中心軸に対する傾斜角度を容易に調整することができる。また、その調整の際、複数の光源ユニット2のランプ中心軸に対する傾斜角度を正確に揃えることが容易にできる。なお、上述した位置決め機構は、光源ユニット2の回転位置を3つの位置で位置決めするものであるが、本発明における位置決め機構は、光源ユニット2の回転位置を2つの位置または4つ以上の位置で位置決めするものでも良い。また、本発明における位置決め機構の具体的な構造は、上記の構造の限定されるものではなく、同様の機能を発揮し得る構造であればいかなる構造でも良い。例えば、回転軸となる軸部の直径を大きくし、クラッチ構造を設けても良い。また、回転軸となる軸部に回転角を段階的に切り替えるための、ばねと連動する段階状突起を数個設け、それと対向する回転部側の壁面に当該段階的突起に対応する段階状凹部を設けるような構成でも良い。
図22は、本発明の実施の形態1のランプ1Aの他の構成例(第2態様)を示す斜視図である。図22に示すランプ1Aは、3個の光源ユニット2を備えており、それら3個の光源ユニット2がランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。また、図22に示すランプ1Aは、光源ユニット2がランプ中心軸に対し傾斜したときにランプ中心軸に近い方の光源ユニット2の端部を支持する補助支持部6,7を備えている。ランプ本体3の支軸3cは、光源ユニット支持体4のハブ部4aの位置より更にランプ先端側へ延びている。補助支持部6は、支軸3cの先端部に固定されている。補助支持部7は、口金保持部3bと光源ユニット支持体4のハブ部4aとの間の支軸3cの途中に固定されている。図22に示す第2態様では、光源ユニット2のランプ先端に近い端部が補助支持部6に支持される。これにより、光源ユニット2が光源ユニット支持体4と補助支持部6との双方で支持される。また、図示を省略するが、第1態様では、光源ユニット2のランプ基端に近い端部が補助支持部7に支持され、光源ユニット2を光源ユニット支持体4と補助支持部7との双方で支持できる。光源ユニット2と補助支持部6,7との固定方法は、特に限定されないが、例えばツメ部による係合、ネジ止めなどの着脱可能な固定方法が好ましい。このような補助支持部6,7を設けることにより、光源ユニット2が光源ユニット支持体4と補助支持部6,7とで支持されるので、例えば地震などの振動で光源ユニット2の傾斜角度がずれることをより確実に防止できる。また、光源ユニット2のランプ中心軸に対する傾斜角度を調整する際に、複数の光源ユニット2のランプ中心軸に対する傾斜角度を正確に揃えることが容易にできる。なお、補助支持部6,7の表面は、例えば白色拡散塗装などの処理により、高反射性を有するように構成することが好ましい。
実施の形態2.
次に、図23を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図23は、本発明の実施の形態2のランプ1Bの第1態様および第2態様を示す斜視図である。図23に示す本実施の形態2のランプ1Bは、3個の光源ユニット2と、口金3aを有するランプ本体3と、ランプ本体3に対して3個の光源ユニット2を支持する光源ユニット支持体4とを備える。ただし、図23では、ランプ本体3の一部および光源ユニット支持体4を省略する。3個の光源ユニット2は、ランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。
本実施の形態2における光源ユニット2には、広い発光面を有する一つの発光素子2gが実装されている。発光素子2gとしては、例えば、数千〜数万lm/個の大光束のCOB(Chip on Board)型のLED光源を用いることができる。COB型のLED光源は、金属系基板もしくはセラミック基板等の放熱性基板に複数のLEDベアチップを直接に実装して樹脂封止する構成としたものである。また、発光素子2gとしては、有機EL(Electro−Luminescence)型の発光素子を用いることもできる。
本実施の形態2における光源ユニット2は、光源ユニット2の長手方向に垂直な方向の幅が、光源ユニット2の一端から他端に向かって狭くなる形状になっている。また、光源ユニット2は、幅の広い方の端部から幅の狭い方の端部に向かってランプ中心軸に近づくように傾斜して配置されている。これにより、光源ユニット2とランプ中心軸との距離が近い位置で、光源ユニット2同士がスペース的に干渉することを抑制できる。
実施の形態3.
次に、図24を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図24は、本発明の実施の形態3のランプ1Cの第1態様および第2態様を示す斜視図である。図24に示す本実施の形態3のランプ1Cは、4個の光源ユニット2を備え、それら4個の光源ユニット2がランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。本実施の形態3は、上記の点以外は実施の形態2と同様であるので、これ以上の説明を省略する。
実施の形態4.
次に、図25を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図25は、本発明の実施の形態4のランプ1Dの第1態様および第2態様を示す斜視図である。図25に示す本実施の形態4のランプ1Dは、5個の光源ユニット2を備え、それら5個の光源ユニット2がランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。本実施の形態4は、上記の点以外は実施の形態2と同様であるので、これ以上の説明を省略する。
実施の形態5.
次に、図26から図28を参照して、本発明の実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図26は、本発明の実施の形態5のランプ1Eの第1態様を示す斜視図である。図27は、本発明の実施の形態5のランプ1Eの第2態様を示す斜視図である。図28は、本発明の実施の形態5のランプ1Eの第3態様を示す斜視図である。これらの図に示す本実施の形態5のランプ1Eは、3個の光源ユニット2と、口金3aを有するランプ本体3と、ランプ本体3に対して3個の光源ユニット2を支持する光源ユニット支持体4とを備える。3個の光源ユニット2は、ランプ中心軸の周りに等角度間隔に配置されている。図26から図28では、図を簡略化するため、光源ユニット2および光源ユニット支持体4の構造を抽象化して示す。
図26および図27ではランプ中心軸に対する光源ユニット2の光源基板の傾斜角度を30°としている。また、光源ユニット支持体4は、ランプ本体3の支軸3cの長手方向の中央部分に取り付けられている。光源ユニット2は、ランプ中心軸に垂直な方向の光源ユニット2の幅、すなわち光源ユニット2の長手方向に垂直な方向の幅が、光源ユニット2の長手方向の中央部分から両端に向かって狭くなる形状になっている。すなわち、光源ユニット2は、ほぼ菱形の形状をなしている。このような構成により、本実施の形態5では、第1態様および第2態様において、光源ユニット2とランプ中心軸との距離が近い位置から、光源ユニット2の長手方向の中央部分にかけて、隣り合う光源ユニット2間に過大な隙間ができることを抑制できる。その結果、光源ユニット2の個数が少ない場合でも、周方向に照明ムラが生ずることを抑制できる。また、光源ユニット2の長手方向の中央部分の幅が広いので、搭載する発光素子の個数または大きさを十分に確保できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明における光源ユニットは、必要とするランプの配光形状、光束などに応じて、発光素子の配置、基板サイズなどを調整することが可能である。また、光源ユニットの光源基板は、必ずしも平面状でなくてもよく、例えば、所望の配光特性を得るように、フレキシブル基板などを利用し、個々の発光素子の実装部が連続的に段差を形成するような形態にしてもよい。ただし、フレキシブル基板は高価であるため、コストを低くする観点からは、上述した実施の形態のように、平面基板を用いるとともに、個々の発光素子の光軸が光源基板に垂直となるように実装し、容易に製造可能にすることが好ましい。また、本発明では、上述した複数の実施の形態の特徴を任意に組み合わせて実施しても良い。
1A,1B,1C,1D ランプ、2 光源ユニット、2a LED光源、2b 光源基板、2c 放熱体、2d 透光性カバー、2e 接続端子、2f 給電線、2g 発光素子、3 ランプ本体、3a 口金、3b 口金保持部、3c 支軸、4 光源ユニット支持体、4a ハブ部、4b 腕部、4c 回転部、4d 中空部、4e ヒンジ、4f 軸部、4g 軸部収納溝、4h 凸部、4i コイルばね、4j,4k,4m 凹部、5 反射体、6,7 補助支持部、101,102,103,104 街路灯

Claims (14)

  1. 1または複数の発光素子を実装した光源基板を有する複数の光源ユニットと、
    他の器具に固定される基端部を有するランプ本体と、
    前記ランプ本体に対して前記光源ユニットを支持する光源ユニット支持体と、
    を備え、
    前記複数の前記光源ユニットは、ランプ中心軸の周りに、前記光源基板の前記発光素子がある面を外周側に向けて配置され、
    隣り合う前記光源ユニットの間には、空気が通過可能な隙間があり、
    前記光源ユニット支持体は、前記ランプ中心軸に垂直な回転軸を中心に前記光源ユニットを回転させる回転部を有し、前記回転軸は、前記光源ユニットのランプ先端に近い端部と前記光源ユニットのランプ基端に近い端部との間に位置するランプ。
  2. 前記光源ユニットの回転位置を複数の位置で位置決めする位置決め機構を備える請求項1に記載のランプ。
  3. ランプ先端側にいくほど前記光源基板が前記ランプ中心軸から離れるように前記光源ユニットが傾斜する第1態様と、ランプ先端側にいくほど前記光源基板が前記ランプ中心軸に近づくように前記光源ユニットが傾斜する第2態様との間で前記光源ユニットが回転可能であり、
    前記第1態様または前記第2態様のときの前記ランプ中心軸に対する前記光源基板の角度が5°〜30°である請求項1または請求項2に記載のランプ。
  4. 前記ランプ本体は、ランプ中心軸上に位置する支柱を有し、前記支柱に前記光源ユニット支持体が取り付けられる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のランプ。
  5. 前記回転軸は、前記光源ユニットのランプ先端に近い端部と前記光源ユニットのランプ基端に近い端部との中央部分に位置する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のランプ。
  6. 前記光源ユニットのランプ先端に近い半分の形状と、前記光源ユニットのランプ基端に近い半分の形状とが対称である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のランプ。
  7. 前記光源ユニットの前記ランプ中心軸に垂直な方向の幅が前記光源ユニットの一端から他端に向かって狭くなる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のランプ。
  8. 前記光源ユニットの前記ランプ中心軸に垂直な方向の幅が前記光源ユニットの中央部分から両端に向かって狭くなる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のランプ。
  9. ランプ先端側にいくほど前記光源基板が前記ランプ中心軸から離れるように前記光源ユニットが傾斜する場合に前記光源ユニットに対しランプ先端側に配置され、前記光源ユニットから発せられる光を反射させる反射体を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のランプ。
  10. ランプ先端側にいくほど前記光源基板が前記ランプ中心軸に近づくように前記光源ユニットが傾斜する場合に前記光源ユニットに対しランプ基端側に配置され、前記光源ユニットから発せられる光を反射させる反射体を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のランプ。
  11. 前記反射体は、前記ランプ中心軸を中心とするリング状をなし、前記複数の前記光源ユニットから発せられる光を反射させる請求項9または請求項10に記載のランプ。
  12. 前記ランプ本体および前記光源ユニット支持体の内部に、前記光源ユニットへ給電する給電線が通されている請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のランプ。
  13. 前記ランプ本体は、前記光源ユニット支持体を前記ランプ中心軸を中心に回転可能とする可動部を有する請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のランプ。
  14. 前記光源ユニットのランプ先端に近い端部またはランプ基端に近い端部を支持する補助支持部を備える請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のランプ。
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