JP2015099530A - 災害対策用端末、システム、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに対し、平常時においても端末内に災害対策用アプリケーションをインストールしておく動機を持たせる。また、災害対策用アプリケーションの使用が必要になった状況下でも、ユーザの操作を必要とせずに災害対策用アプリケーションを起動させると共に、ユーザが簡単に災害対策用アプリケーションを起動させられるシステムを提供する。【解決手段】災害対策用端末1は、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、互いに関連付けられたメインアプリケーション1bと災害対策用アプリケーション1aが所定の設定に従って択一的に起動する。また、災害発生時に、管理サーバ2から災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信すると、起動命令に応じて、災害対策用アプリケーション1aを起動させ、起動要求に応じて起動するアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する。【選択図】図1
Description
本発明は、災害発生時に、平常時は休止状態にある災害対策用アプリケーションを起動させる技術に関する。
地震や津波などの災害発生時には、避難場所や避難経路といった災害から身を守るための情報や、家族の安否を把握するための情報交換ツールなどが必要とされる。
この点、特許文献1では、災害時などの緊急時に、緊急情報通知装置が事業者の提供する緊急情報通知サービスに予め加入しているユーザを検索し、検索したユーザが使用している情報端末に対して、前記緊急情報通知装置から通信ネットワークを介して緊急情報を通知する緊急情報通知システムであって、前記緊急情報通知装置は、前記緊急時に緊急情報通知用プログラムを前記情報端末へ配信する配信手段と、前記情報端末から位置情報の返信を受信する第1の受信手段と、該第1の受信手段により受信した該位置情報に基づいて前記緊急時の避難場所及び避難経路を含む地図情報を作成して前記情報端末へ送信する第1の送信手段とを有し、前記情報端末は、前記緊急情報通知装置から配信された前記緊急情報通知用プログラムをダウンロードして自動起動するプログラム受信手段と、ダウンロードされた前記緊急情報通知用プログラムに従い、自装置が存在する位置情報を取得して前記緊急情報通知装置へ送信する第2の送信手段と、前記緊急情報通知装置から送信された前記地図情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信された前記地図情報を、前記緊急情報通知用プログラムに従い画面に表示する表示手段とを有することを特徴とする緊急情報通知システムが提案されている。
また、特許文献2では、災害被災状況情報の送受信を行う災害用アプリケーションを搭載している端末の識別子を予め保持している事前登録情報データベースと、該端末の位置情報に基づき、災害発生エリア内の端末を決定する災害システム主制御部と、該災害用アプリケーションを搭載していない該災害発生エリア内の端末に、該災害用アプリケーションのダウンロードを依頼するダウンロード依頼要求を出力し、以て該端末に対する該ダウンロードを可能にする緊急通知処理部とを備えたことを特徴とする災害システムセンタが提案されている。
さらに、特許文献3では、移動通信網又は固定通信網を経由して災害被災状況情報を伝送する災害システム制御方法を及び装置に関し、災害発生時における災害被災状況情報を、災害監視者と災害発生エリア内の被災者との間で迅速に送受信するため、帯域制御装置が他の呼帯域よりパケット呼帯域を優先的に割り付け、携帯端末が災害システムセンタと自分自身との間で災害被災状況情報を送受信するための災害用アプリケーションを搭載し、災害システムセンタが、災害発生エリア内の形態端末に災害用アプリケーション起動用メールを与えて災害用アプリケーションを起動する方法が提案されている。
上記特許文献により、災害情報を通知する技術が提案されているが、必ずしも普段通りの通信量による通信が期待できない災害発生時においては、特許文献1、2記載の技術のとおりに、災害用のプログラムを端末にダウンロードさせることができるとは限らない。
一方、特許文献3記載の技術のように、予め災害用のアプリケーションを端末に搭載させておく場合でも、ユーザからすれば、平常時には災害に備えてアプリケーションを搭載したままにしておく動機が弱い。そのため、このような普段使用されないアプリケーションは、何らかの機会にアンインストールされてしまう可能性が高い。また、端末内にアプリケーションをインストールしておくだけでも、アプリケーションを使用しない平常時までもこのアプリケーションが端末の資源を利用して、端末の動作に影響を及ぼしてしまう可能性がある。さらに、災害用のアプリケーションは平常時に使用しないし、災害時には端末のユーザも平常時とは異なる心理状態にあったり、適切な判断をすることができなかったりする。そのため、指災害用のアプリケーションをどのように起動させるかも忘れてしまっていたり、理解しにくかったりすることが十分に考えられる。
一方、特許文献3記載の技術のように、予め災害用のアプリケーションを端末に搭載させておく場合でも、ユーザからすれば、平常時には災害に備えてアプリケーションを搭載したままにしておく動機が弱い。そのため、このような普段使用されないアプリケーションは、何らかの機会にアンインストールされてしまう可能性が高い。また、端末内にアプリケーションをインストールしておくだけでも、アプリケーションを使用しない平常時までもこのアプリケーションが端末の資源を利用して、端末の動作に影響を及ぼしてしまう可能性がある。さらに、災害用のアプリケーションは平常時に使用しないし、災害時には端末のユーザも平常時とは異なる心理状態にあったり、適切な判断をすることができなかったりする。そのため、指災害用のアプリケーションをどのように起動させるかも忘れてしまっていたり、理解しにくかったりすることが十分に考えられる。
そこで本発明は、ユーザに対し、平常時においても端末内に災害対策用アプリケーションをインストールしておく動機を持たせられるシステムを提供する。また、災害が発生し、災害対策用アプリケーションの使用が必要になった状況下でも、ユーザの操作を必要とせずに災害対策用アプリケーションを起動させると共に、ユーザが簡単に災害対策用アプリケーションを起動させることのできるシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る災害対策用端末は、災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末であって、災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する起動命令受信手段と、上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる起動処理手段と、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する第一の設定処理手段と、を有することを特徴とする。
ここで、起動命令送信装置には、災害対策用端末に関する管理情報を一元的に管理する管理サーバや、所定の災害対策用端末に対して起動命令を送信する権限をもった端末などが含まれる。
ここで、起動命令送信装置には、災害対策用端末に関する管理情報を一元的に管理する管理サーバや、所定の災害対策用端末に対して起動命令を送信する権限をもった端末などが含まれる。
また、上記ユーザからの設定変更要求に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記メインアプリケーションに設定する第二の設定処理手段、をさらに有するものとしてもよい。
また、上記起動処理手段は、上記起動命令に応じて、上記ユーザに対して上記災害対策用アプリケーションの起動を案内する情報を端末上に出力した上、上記ユーザによって、上記災害対策用アプリケーションの起動の許可が入力された場合に、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させ、上記第一の設定処理手段は、上記ユーザによって、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する許可が入力された場合に、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定するものとしてもよい。
また、上記起動命令に応じて上記災害対策用アプリケーションが起動した際、上記ユーザの現在状況に関する現在状況情報を生成する生成処理手段と、上記起動命令送信装置に対し、上記生成した現在状況情報を送信する現在状況送信手段と、をさらに有するものとしてもよい。
また、上記起動命令送信装置は、災害情報を提供する災害情報提供装置から災害情報を受信すると共に、当該受信した災害情報に基づいて、上記災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する管理サーバであるものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る災害対策システムは、災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、予め当該メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する災害対策用端末と、がネットワークを介して通信可能に構成されたシステムであって、上記起動命令送信装置は、災害発生時に、上記災害対策用端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信手段、を有し、上記災害対策用端末は、災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する起動命令受信手段と、上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる起動処理手段と、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する第一の設定処理手段と、を有することを特徴とする。
また、上記起動命令送信装置は、上記災害対策用端末の位置情報を含む端末情報を記憶した端末情報記憶手段と、災害発生時に、上記端末情報記憶手段を参照して、災害発生地点から所定の範囲に位置する災害対策用端末を特定する特定処理手段と、をさらに有し、上記起動命令送信手段は、災害発生時に、上記特定した災害対策用端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信するものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る災害対策方法は、災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末によって実行される方法であって、災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する処理と、上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる処理と、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の別の観点に係るコンピュータプログラムは、災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末において実行されるプログラムであって、災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する処理と、上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる処理と、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する処理と、を実行させる。
本発明によれば、ユーザに対し、平常時においても端末内に災害対策用アプリケーションをインストールしておく動機を持たせられる。また、災害が発生し、災害対策用アプリケーションの使用が必要になった状況下でも、ユーザの操作を必要とせずに災害対策用アプリケーションを起動させると共に、ユーザが簡単に災害対策用アプリケーションを起動させることができる。
以下、本発明の実施形態に係る災害対策用端末について、図を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る災害対策用端末1、管理サーバ2、及び災害情報提供装置3は、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
図1に示されるように、本実施形態に係る災害対策用端末1、管理サーバ2、及び災害情報提供装置3は、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
災害対策用端末1は、災害発生時に、端末のユーザに有用な情報を提供したり、災害時に必要なコミュニケーションツールをユーザに提供したりする端末であって、データ通信可能な携帯電話機やタブレット端末等によって構成される。
この災害対策用端末1はCPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備え、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bがインストールされると共に、設定情報記憶部11、起動処理部12、設定処理部13、生成処理部14、入出力処理部15、及び通信処理部16からなる機能ブロックを有している。
この災害対策用端末1はCPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備え、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bがインストールされると共に、設定情報記憶部11、起動処理部12、設定処理部13、生成処理部14、入出力処理部15、及び通信処理部16からなる機能ブロックを有している。
災害対策用アプリケーション1aは、ユーザに対し、災害時に有用な情報や災害時におけるコミュニケーションツール、さらにはユーザの安否に関する情報をやり取りするためのアプリケーションである。
また、メインアプリケーション1bは、災害対策用アプリケーション1aとはコンテンツにおいて特に関連性のない、全く異なるアプリケーションである。したがって、例えばゲームや日常的に使うツールなど、特にコンテンツは限られず、各種のアプリケーションにより構成される。
また、メインアプリケーション1bは、災害対策用アプリケーション1aとはコンテンツにおいて特に関連性のない、全く異なるアプリケーションである。したがって、例えばゲームや日常的に使うツールなど、特にコンテンツは限られず、各種のアプリケーションにより構成される。
ここで、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bは、予め関連付けて多重化されており、共に災害対策用端末1にインストールされている。多重化には例えば、アプリケーション間の機能を繋ぎ合わせるインテントの技術や、オブジェクト指向プログラミングの構成要件であるカプセル化を用いることができる。
これにより、メインアプリケーション1bの開発者は、多重化のために災害対策用アプリケーション1aの内容を把握する必要がなく、開発者に対して過大な負担をかけずに済む。
これにより、メインアプリケーション1bの開発者は、多重化のために災害対策用アプリケーション1aの内容を把握する必要がなく、開発者に対して過大な負担をかけずに済む。
災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bは所定の設定に従い、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bの起動のために設けられた同一のアイコンを押下することによって択一的に起動する(以下、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bの起動のために設けられた同一のアイコンを「起動アイコン」ということがある)。
この起動アイコンによるアプリケーションの起動要求に対し、インストール後の初期状態及び通常時はメインアプリケーション1bが起動するように設定されているが、管理サーバ2から災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信し、災害対策用アプリケーション1aが起動した後は、災害対策用アプリケーション1aが起動するように設定される。
この起動アイコンによるアプリケーションの起動要求に対し、インストール後の初期状態及び通常時はメインアプリケーション1bが起動するように設定されているが、管理サーバ2から災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信し、災害対策用アプリケーション1aが起動した後は、災害対策用アプリケーション1aが起動するように設定される。
設定情報記憶部11は、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bを択一的に起動させるための起動アイコンによってアプリケーションの起動要求がなされた際、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bのうち、起動させるべきアプリケーションに関する設定情報を記憶する記憶部である。
この設定情報記憶部11には例えば、図2に示されるように、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bについて、起動させるべきアプリケーションであることを示すフラグを関連付けて記憶させることができる。
この設定情報記憶部11に記憶される設定情報は、設定処理部13によって更新される。また、ユーザによって起動アイコンが押下された際には起動処理部12によって参照され、設定情報に基づいて起動されるべきアプリケーションが起動する。
この設定情報記憶部11に記憶される設定情報は、設定処理部13によって更新される。また、ユーザによって起動アイコンが押下された際には起動処理部12によって参照され、設定情報に基づいて起動されるべきアプリケーションが起動する。
起動処理部12は、管理サーバ2から送信された起動命令に応じて災害対策用端末1を起動させる。
この際、災害対策用端末1上でメインアプリケーション1bが起動していた場合には併せて、メインアプリケーション1bを休止状態に移行させる処理を実行する。
なお、この起動処理部12は、起動命令に応じて災害対策用端末1を起動させる前に、ユーザに対して災害対策用アプリケーション1aの起動を案内する情報を入出力処理部14に出力させる。その上で、ユーザによって、災害対策用アプリケーション1aの起動の許可が入力された場合に、災害対策用アプリケーション1aを起動させる。
この際、災害対策用端末1上でメインアプリケーション1bが起動していた場合には併せて、メインアプリケーション1bを休止状態に移行させる処理を実行する。
なお、この起動処理部12は、起動命令に応じて災害対策用端末1を起動させる前に、ユーザに対して災害対策用アプリケーション1aの起動を案内する情報を入出力処理部14に出力させる。その上で、ユーザによって、災害対策用アプリケーション1aの起動の許可が入力された場合に、災害対策用アプリケーション1aを起動させる。
設定処理部13は、管理サーバ2から送信された起動命令に応じて、設定情報記憶部11を参照し、起動アイコンを押下することによるアプリケーションの起動要求に対し、起動すべきアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する処理を実行する。
なお、この設定処理部13による設定の際には、ユーザによる起動要求に応じて起動するアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する許可の入力が要求され、許可が入力されたときに、起動すべきアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する。
また、この設定処理部13はユーザからの設定変更要求に応じて、設定情報記憶部11を参照し、起動アイコンに基づくユーザからの起動要求に応じて起動させるアプリケーションを、災害対策用アプリケーション1aからメインアプリケーション1bに、又はその逆に変更する処理を実行することができる。
なお、この設定処理部13による設定の際には、ユーザによる起動要求に応じて起動するアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する許可の入力が要求され、許可が入力されたときに、起動すべきアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する。
また、この設定処理部13はユーザからの設定変更要求に応じて、設定情報記憶部11を参照し、起動アイコンに基づくユーザからの起動要求に応じて起動させるアプリケーションを、災害対策用アプリケーション1aからメインアプリケーション1bに、又はその逆に変更する処理を実行することができる。
生成処理部14は、管理サーバ2からの起動命令に応じて災害対策用アプリケーション1aが起動した際、ユーザの現在状況に関する現在状況情報を生成する処理を実行する。
現在状況情報は例えば、ユーザの現在位置に関する情報のほか、ユーザの周辺の画像や音声等で構成され、災害対策用端末1が予め備えるGPS(Global Positioning System)、カメラ機能、又は集音マイク等によって、これらの情報が生成される。
この生成処理部14は、管理サーバ2からの起動命令に応じて災害対策用アプリケーション1aが起動した際に自動的に現在状況情報を生成した上、通信処理部16に対し、当該現在状況情報を管理サーバ2に送信させる。
現在状況情報は例えば、ユーザの現在位置に関する情報のほか、ユーザの周辺の画像や音声等で構成され、災害対策用端末1が予め備えるGPS(Global Positioning System)、カメラ機能、又は集音マイク等によって、これらの情報が生成される。
この生成処理部14は、管理サーバ2からの起動命令に応じて災害対策用アプリケーション1aが起動した際に自動的に現在状況情報を生成した上、通信処理部16に対し、当該現在状況情報を管理サーバ2に送信させる。
入出力処理部15は、データを入出力するための機能部であって、ディスプレイやタッチパネル、スピーカ等によって構成される。
通信処理部16は、管理サーバ2とデータの送受信を可能とする処理部であって、ウェブブラウザ等によって実現される。
災害対策用端末1はこの通信処理部16により、管理サーバ2との間で、災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信したり、生成処理部14によって生成された現在状況情報を送信したりする。
災害対策用端末1はこの通信処理部16により、管理サーバ2との間で、災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信したり、生成処理部14によって生成された現在状況情報を送信したりする。
管理サーバ2は、災害対策用端末1に関する情報を管理すると共に、災害情報提供装置3から災害発生に関する情報を取得して、災害発生時に、災害対策用端末1に対して災害対策用アプリケーション1aの起動命令を送信する装置である。
この管理サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、端末情報記憶部21、特定処理部22、及び通信処理部23からなる機能部を構成する。
この管理サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、端末情報記憶部21、特定処理部22、及び通信処理部23からなる機能部を構成する。
端末情報記憶部21は、災害対策用端末1に関する端末情報を記憶した記憶部であり、災害対策用端末1に災害対策用アプリケーション1aがインストールされた際に、当該端末情報が災害対策用端末1から提供されて登録される。
この端末情報記憶部21には例えば、図3に示されるように、災害対策用端末1を識別する端末IDごとに、電話番号や位置情報のほか、その他の関連情報が記憶されている。
この端末情報記憶部21には例えば、図3に示されるように、災害対策用端末1を識別する端末IDごとに、電話番号や位置情報のほか、その他の関連情報が記憶されている。
ここで、災害発生時には、管理サーバ2から災害対策用端末1に対してプッシュ通知による災害対策用アプリケーション1aの起動命令が送信されるが、起動命令の送信対象となる災害対策用端末1を識別可能とするため、災害対策用端末1に災害対策用アプリケーション1aがインストールされた際、当該災害対策用アプリケーション1aには固有のプッシュ通知トークンが発行され、当該プッシュ通知トークンと災害対策用アプリケーション1aとの関連付け情報を端末情報記憶部21に記憶される。即ち、災害対策用端末1に災害対策用アプリケーション1aがインストールされ、前もって行われる設定のために災害対策用アプリケーション1が起動した際に、災害対策用端末1から管理サーバ2に対して、当該災害対策用アプリケーション1aに固有のプッシュ通知トークンがリクエストされ、これに応じて管理サーバ2が固有のプッシュ通知トークンを発行し、これを災害対策用端末1に返す。これと同時に管理サーバ2では、当該プッシュ通知トークンと災害対策用アプリケーション1aとの関連付け情報を登録しておき、この情報に基づいて、災害発生時に災害対策用アプリケーション1aの起動命令の送信対象となる災害対策用端末1を特定することができる。
位置情報は、端末情報の登録時に、ユーザからの入力に従って登録されたものでもよいし、災害対策用端末1が予め備えるGPS(Global Positioning System)によって随時、取得及び更新されるものであってもよい。
この端末情報記憶部21を参照することにより、災害発生時に、災害の発生地点との位置関係から、災害対策用アプリケーション1aに対する起動命令を送信するべき災害対策用端末1を把握することができる。
この端末情報記憶部21を参照することにより、災害発生時に、災害の発生地点との位置関係から、災害対策用アプリケーション1aに対する起動命令を送信するべき災害対策用端末1を把握することができる。
特定処理部22は、災害発生時に、端末情報記憶部21を参照して、災害発生地点から所定の範囲に位置する災害対策用端末1を特定する処理を実行する。この処理では、災害情報提供装置3から提供された災害情報に含まれる災害発生地点に関する情報と、端末情報記憶部21に記憶されている災害対策用端末1の位置情報とに基づき、災害発生地点から所定の距離にいる災害対策端末1を割り出す。
これにより、災害発生地点と災害対策用端末1の位置情報に基づいて、災害による影響を受ける、又は受けた可能性の高いユーザを特定することができる。
これにより、災害発生地点と災害対策用端末1の位置情報に基づいて、災害による影響を受ける、又は受けた可能性の高いユーザを特定することができる。
通信処理部23は、災害対策用端末1及び災害情報提供装置3とデータの送受信を可能とする処理部であって、HTTPサーバ/クライアント等によって実現される。
この通信処理部23により、管理サーバ2は災害対策用端末1との間で、災害対策用アプリケーション1aの起動命令を送信したり、現在状況情報を受信したりする。また、災害情報提供装置3から災害情報を受信する。なお、起動命令はプッシュ通知によって送信され、災害対策用アプリケーション1aやメインアプリケーション1bが起動していない状況でも、災害対策用端末1は管理サーバ2から起動命令を受信することができる。
この通信処理部23により、管理サーバ2は災害対策用端末1との間で、災害対策用アプリケーション1aの起動命令を送信したり、現在状況情報を受信したりする。また、災害情報提供装置3から災害情報を受信する。なお、起動命令はプッシュ通知によって送信され、災害対策用アプリケーション1aやメインアプリケーション1bが起動していない状況でも、災害対策用端末1は管理サーバ2から起動命令を受信することができる。
災害情報提供装置3は、災害の発生を監視ないしは予測して、災害発生に関する災害情報を提供する装置である。災害情報には、災害発生地点に関する情報や、発生時刻、規模など、災害に関する各種の情報が含まれる。この災害情報提供装置3から、ネットワークNWを介して、管理サーバ2に災害情報が提供される。
次に、本実施形態に係る災害対策用端末1による処理の流れについて説明する。
まず、図4を参照して、管理サーバ2から災害対策用端末1に対して、災害対策用アプリケーション1aの起動命令が送信されるまでの処理について説明する。
管理サーバ2は、災害情報提供装置3から災害情報を受信すると(S101)、特定処理部22により端末情報記憶部21を参照して、災害情報に含まれる災害地点に関する情報と端末情報に含まれる災害対策用端末1の位置情報に基づき、災害発生地点から所定の範囲内にいる災害対策用端末1を特定する(S102)。
まず、図4を参照して、管理サーバ2から災害対策用端末1に対して、災害対策用アプリケーション1aの起動命令が送信されるまでの処理について説明する。
管理サーバ2は、災害情報提供装置3から災害情報を受信すると(S101)、特定処理部22により端末情報記憶部21を参照して、災害情報に含まれる災害地点に関する情報と端末情報に含まれる災害対策用端末1の位置情報に基づき、災害発生地点から所定の範囲内にいる災害対策用端末1を特定する(S102)。
特定した災害対策用端末1に対しては、通信処理部23により、災害対策用アプリケーション1aの起動命令が送信される(S103)。
以上の処理により、災害の影響を受ける可能性の高いユーザの災害対策用端末1のみに災害対策用アプリケーション1aの起動命令が送信される。その結果、災害の影響を受ける可能性の低いユーザの災害対策用端末1において、災害対策用アプリケーション1aが起動するという不都合を防ぐことができる。
続いて、図5を参照して、災害対策用端末1において、管理サーバ2から災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信した後の処理について説明する。
災害対策用端末1は、管理サーバ2から起動命令を受信すると(S201)、ユーザに対して、災害対策用アプリケーション1aの起動案内を表示する(S202)。
災害対策用端末1は、管理サーバ2から起動命令を受信すると(S201)、ユーザに対して、災害対策用アプリケーション1aの起動案内を表示する(S202)。
災害対策用アプリケーション1aの起動案内を表示する画面には、災害に関する情報に加え、災害対策用アプリケーション1aの起動の許可要求と、起動アイコンによって起動するアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定することの許可要求とが併せて表示され、災害対策用端末1はこれらの許可要求に対するユーザからの許可の入力を受付可能な状態に待機する(S202)。
その結果、これらの許可要求に対して、ユーザからの許可が得られなかった場合には、処理を終了する(S204)。
その結果、これらの許可要求に対して、ユーザからの許可が得られなかった場合には、処理を終了する(S204)。
一方、許可要求に対する許可がユーザによって入力されると、起動処理部12によって、災害対策用アプリケーション1aを起動する処理が実行される。この処理ではまず、端末上でメインアプリケーション1bが起動中か否かが判別され(S205)、メインアプリケーション1bが起動中であった場合には、メインアプリケーション1bは休止状態に強制的に移行される(S206)。
そして、メインアプリケーション1bが起動していなかったか、休止状態に移行すると、災害対策用アプリケーション1aが起動される(S207)。
さらに、設定処理部13は、設定情報記憶部11を参照し、起動アイコンを押下することによるアプリケーションの起動要求に対し、起動すべきアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する処理を実行する(S208)。これにより、ユーザが起動アイコンを押下した場合、災害対策用アプリケーション1aが起動するようになる。
さらに、設定処理部13は、設定情報記憶部11を参照し、起動アイコンを押下することによるアプリケーションの起動要求に対し、起動すべきアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定する処理を実行する(S208)。これにより、ユーザが起動アイコンを押下した場合、災害対策用アプリケーション1aが起動するようになる。
また、生成処理部14は、ユーザの現在状況に関する現在状況情報を生成する(S209)。
この現在状況情報は例えば、ユーザの現在位置に関する情報のほか、ユーザの周辺の画像や音声等で構成され、災害対策用端末1が予め備えるGPS(Global Positioning System)、カメラ機能、又は集音マイク等によって生成される。
生成された現在状況情報は、通信処理部16により、管理サーバ2に対して送信される(S210)。
管理サーバ2に集約された現在状況情報は例えば、予めユーザと関係のある者として登録されている者の端末に対して提供するなどして、ユーザの安否確認に利用することができる。
この現在状況情報は例えば、ユーザの現在位置に関する情報のほか、ユーザの周辺の画像や音声等で構成され、災害対策用端末1が予め備えるGPS(Global Positioning System)、カメラ機能、又は集音マイク等によって生成される。
生成された現在状況情報は、通信処理部16により、管理サーバ2に対して送信される(S210)。
管理サーバ2に集約された現在状況情報は例えば、予めユーザと関係のある者として登録されている者の端末に対して提供するなどして、ユーザの安否確認に利用することができる。
以上の処理において、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bは通常、災害対策用端末1にインストールされた際には、ユーザによる起動アイコンの押下に基づくアプリケーションの起動要求に対し、メインアプリケーション1bが起動するように設定されている。これに対し、災害発生時には、管理サーバ2からの災害対策用アプリケーション1aの起動命令に基づき、災害対策用アプリケーション1aが起動する。
その結果、ユーザが平常時、メインアプリケーション1bを利用していて災害対策用アプリケーション1aの存在を忘れていたとしても、災害が発生した際には自動的に災害対策用アプリケーション1aが起動し、災害対策用アプリケーション1aを利用して有用な情報を入手したりすることができる。
その結果、ユーザが平常時、メインアプリケーション1bを利用していて災害対策用アプリケーション1aの存在を忘れていたとしても、災害が発生した際には自動的に災害対策用アプリケーション1aが起動し、災害対策用アプリケーション1aを利用して有用な情報を入手したりすることができる。
また、災害発生時に自動的にユーザの現在状況情報が収集されるので、ユーザが意識を失っているような状態にあっても、その安否を把握することができる。
次に、図6を参照して、ユーザが災害対策用端末1を利用した際の端末の動作について説明する。
ユーザにより、災害対策用端末1において、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bを択一的に起動させるための起動アイコンが押下されると(S301)、起動処理部12により、設定情報記憶部11が参照される(S302)。
ユーザにより、災害対策用端末1において、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bを択一的に起動させるための起動アイコンが押下されると(S301)、起動処理部12により、設定情報記憶部11が参照される(S302)。
設定情報記憶部11が参照され、起動アイコンの押下に基づくアプリケーションの起動要求に対し、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bのうち、いずれを起動させる設定となっているかが把握される(S303)。
その結果、起動させるべきアプリケーションが災害対策用アプリケーション1aに設定されていた場合には、災害対策用アプリケーション1aが起動させられる(S304)。
一方、起動させるべきアプリケーションがメインアプリケーション1bに設定されていた場合には、メインアプリケーション1bが起動させられる(S305)。
その結果、起動させるべきアプリケーションが災害対策用アプリケーション1aに設定されていた場合には、災害対策用アプリケーション1aが起動させられる(S304)。
一方、起動させるべきアプリケーションがメインアプリケーション1bに設定されていた場合には、メインアプリケーション1bが起動させられる(S305)。
本実施形態に係る災害対策用端末1の動作は以上のとおりであるが、上述のとおり、災害対策用アプリケーション1aとメインアプリケーション1bは通常、災害対策用端末1にインストールされた際には、ユーザによる起動アイコンの押下に基づくアプリケーションの起動要求に対し、メインアプリケーション1bが起動するように設定されている。これに対し、管理サーバ2から災害対策用アプリケーション1aの起動命令を受信した後は、起動アイコンの押下に基づくアプリケーションの起動要求に対し、災害対策用アプリケーション1aが起動するように設定される。
その結果、管理サーバ2からの起動命令に応じて災害対策用アプリケーション1aが起動した後は、ユーザが設定を切り替えるまで、起動アイコン1bの押下によって災害対策用アプリケーション1aが起動するため、災害発生に応じてユーザがわざわざ設定を切り替えるまでもなく、状況に応じて必要なアプリケーションを利用することができる。
また、平常時と災害発生時の状況に応じて、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bが、起動を待機している状態又は休止状態に移行する。即ち、平常時には災害対策用アプリケーション1aは休止状態にあり、災害対策用端末1の資源を無駄に利用することがなく、災害対策用端末1が他の処理を行う妨げとならない。
また、平常時と災害発生時の状況に応じて、災害対策用アプリケーション1a又はメインアプリケーション1bが、起動を待機している状態又は休止状態に移行する。即ち、平常時には災害対策用アプリケーション1aは休止状態にあり、災害対策用端末1の資源を無駄に利用することがなく、災害対策用端末1が他の処理を行う妨げとならない。
なお、以上の本実施形態において、生成処理部14において生成される現在状況情報は、メールアドレスによって予め指定された宛先に対して、災害対策用端末1から直接、送信されるものとしてもよい。
また、以上の本実施形態では、災害対策用端末1に対して、災害対策用アプリケーション1aがインストールされている災害対策用端末1を一元的に管理する管理サーバ2から、災害対策用アプリケーション1aの起動命令を送信するものとしたが、これに限らず、別の実施形態では、災害対策用端末1に対して起動命令を送信する権限をもった個別の端末から、起動命令を送信できるようにしてもよい。
例えば、図7に示されるように、ネットワークNWを介して相互に通信可能に構成された複数の災害対策用端末4、5、6において、各端末にインストールされた災害対策用アプリケーション4a、5a、6aには、予め関連付けられた他の災害対策用端末4、5、6から送信された災害対策用アプリケーション4a、5a、6aの起動命令に基づいて、災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させる設定がなされている。
災害対策用アプリケーション4a、5a、6aがインストールされている災害対策用端末4、5、6同士において、このような関連付けの設定を可能とすることにより、家族同士や職場の社員同士など、任意の端末間で、また、各端末のユーザのタイミングで、他の災害対策用端末4、5、6の災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させることができる。
その結果、例えば、災害対策用端末4、5、6を所持する家族の安否を把握したい場合に、所定の権限を有する家族の者が、安否を確認した家族の災害対策用端末4、5、6の災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させた上、現在状況情報を取得して安否を確認することができる。
その結果、例えば、災害対策用端末4、5、6を所持する家族の安否を把握したい場合に、所定の権限を有する家族の者が、安否を確認した家族の災害対策用端末4、5、6の災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させた上、現在状況情報を取得して安否を確認することができる。
また、この災害対策用端末4、5、6間で起動命令を送信する場合、起動命令は災害対策用端末4、5、6にインストールされている災害対策用アプリケーション4a、5a、6aから発する探索信号によって行うことができる。
また、この実施形態において、管理サーバ2からの起動命令と、災害対策用端末4、5、6からの起動命令について優劣を設定し、管理サーバ2からの起動命令に基づく災害対策用アプリケーション4a、5a、6aの起動については上記と同様、ユーザによる許可を経る一方、災害対策用端末4、5、6からの起動命令については、端末における動作の内容如何に関わらず、強制的に災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させるようにしてもよい。
また、この実施形態において、管理サーバ2からの起動命令と、災害対策用端末4、5、6からの起動命令について優劣を設定し、管理サーバ2からの起動命令に基づく災害対策用アプリケーション4a、5a、6aの起動については上記と同様、ユーザによる許可を経る一方、災害対策用端末4、5、6からの起動命令については、端末における動作の内容如何に関わらず、強制的に災害対策用アプリケーション4a、5a、6aを起動させるようにしてもよい。
また、以上の本実施形態では、災害対策用アプリケーション1a起動命令を受信した際、災害対策用アプリケーション1aの起動案内を表示する画面には、災害に関する情報に加え、災害対策用アプリケーション1aの起動の許可要求と、起動アイコンによって起動するアプリケーションを災害対策用アプリケーション1aに設定することの許可要求とが併せて表示され、災害対策用端末1はこれらの許可要求に対するユーザからの許可の入力を受付可能な状態に待機するものとしたが、これに限らず、ユーザの許可入力を経ることなく、災害対策用アプリケーション1aを強制的に起動させることもできる。
1 災害対策用端末
1a 災害対策用アプリケーション
1b メインアプリケーション
11 設定情報記憶部
12 起動処理部
13 設定処理部
14 生成処理部
15 入出力処理部
16 通信処理部
2 管理サーバ
21 端末情報記憶部
22 特定処理部
23 通信処理部
3 災害情報提供装置
4 災害対策用端末
4a 災害対策用アプリケーション
4b メインアプリケーション
5 災害対策用端末
5a 災害対策用アプリケーション
5b メインアプリケーション
6 災害対策用端末
6a 災害対策用アプリケーション
6b メインアプリケーション
NW ネットワーク
1a 災害対策用アプリケーション
1b メインアプリケーション
11 設定情報記憶部
12 起動処理部
13 設定処理部
14 生成処理部
15 入出力処理部
16 通信処理部
2 管理サーバ
21 端末情報記憶部
22 特定処理部
23 通信処理部
3 災害情報提供装置
4 災害対策用端末
4a 災害対策用アプリケーション
4b メインアプリケーション
5 災害対策用端末
5a 災害対策用アプリケーション
5b メインアプリケーション
6 災害対策用端末
6a 災害対策用アプリケーション
6b メインアプリケーション
NW ネットワーク
Claims (9)
- 災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、
予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、
同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末であって、
災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する起動命令受信手段と、
上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる起動処理手段と、
上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する第一の設定処理手段と、を有する、
ことを特徴とする災害対策用端末。 - 上記ユーザからの設定変更要求に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記メインアプリケーションに設定する第二の設定処理手段、をさらに有する、
請求項1記載の災害対策用端末。 - 上記起動処理手段は、上記起動命令に応じて、上記ユーザに対して上記災害対策用アプリケーションの起動を案内する情報を端末上に出力した上、上記ユーザによる上記災害対策用アプリケーションの起動を許可すると共に、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定することを許可する入力を要求し、当該許可の入力がなされた場合に、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させ、
上記第一の設定更新手段は、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定することを許可する入力がなされた場合に、上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する、
請求項1又は2記載の災害対策用端末。 - 上記起動命令に応じて上記災害対策用アプリケーションが起動した際、上記ユーザの現在状況に関する現在状況情報を生成する生成処理手段と、
上記起動命令送信装置に対し、上記生成した現在状況情報を送信する現在状況送信手段と、をさらに有する、
請求項1乃至3いずれかの項に記載の災害対策用端末。 - 上記起動命令送信装置は、災害情報を提供する災害情報提供装置から災害情報を受信すると共に、当該受信した災害情報に基づいて、上記災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する管理サーバである、
請求項1乃至4いずれかの項に記載の災害対策用端末。 - 災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、
所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、予め当該メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する災害対策用端末と、がネットワークを介して通信可能に構成されたシステムであって、
上記起動命令送信装置は、
災害発生時に、上記災害対策用端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信手段、を有し、
上記災害対策用端末は、
災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する起動命令受信手段と、
上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる起動処理手段と、
上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する第一の設定処理手段と、を有する、
ことを特徴とする災害対策システム。 - 上記起動命令送信装置は、
上記災害対策用端末の位置情報を含む端末情報を記憶した端末情報記憶手段と、
災害発生時に、上記端末情報記憶手段を参照して、災害発生地点から所定の範囲に位置する災害対策用端末を特定する特定処理手段と、をさらに有し、
上記起動命令送信手段は、災害発生時に、上記特定した災害対策用端末に対し、上記災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する、
請求項5記載の災害対策システム。 - 災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、
予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、
同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末によって実行される方法であって、
災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する処理と、
上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる処理と、
上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する処理と、を実行する、
ことを特徴とする災害対策方法。 - 災害発生時に、災害対策用アプリケーションがインストールされている端末に対し、当該災害対策用アプリケーションの起動命令を送信する起動命令送信装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
所定のコンテンツを有するメインアプリケーションと、
予め上記メインアプリケーションと関連付けられた上記災害対策用アプリケーションと、がインストールされ、
同一のアイコンを指定することによって行われるユーザからのアプリケーションの起動要求に対し、上記メインアプリケーションと上記災害対策用アプリケーションが、所定の設定に従って択一的に起動する端末において実行されるプログラムであって、
災害発生時に、上記起動命令送信装置から上記災害対策用アプリケーションの起動命令を受信する処理と、
上記起動命令に応じて、上記メインアプリケーションが起動している場合に上記メインアプリケーションを休止状態に移行させると共に、上記災害対策用アプリケーションを起動させる処理と、
上記起動命令に応じて、上記起動要求に応じて起動するアプリケーションを上記災害対策用アプリケーションに設定する処理と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013239762A JP2015099530A (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 災害対策用端末、システム、方法、及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013239762A JP2015099530A (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 災害対策用端末、システム、方法、及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015099530A true JP2015099530A (ja) | 2015-05-28 |
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ID=53376094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013239762A Pending JP2015099530A (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 災害対策用端末、システム、方法、及びコンピュータプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015099530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021512410A (ja) * | 2018-01-29 | 2021-05-13 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited | デバイスネットワーク接続起動方法、装置およびクラウドネットワークデバイス |
-
2013
- 2013-11-20 JP JP2013239762A patent/JP2015099530A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021512410A (ja) * | 2018-01-29 | 2021-05-13 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited | デバイスネットワーク接続起動方法、装置およびクラウドネットワークデバイス |
JP7349999B2 (ja) | 2018-01-29 | 2023-09-25 | アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド | デバイスネットワーク接続アクティベーション方法、装置およびクラウドネットワークデバイス |
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