JP2015099508A - 車両通行制御システムおよび車両通行制御プログラム - Google Patents

車両通行制御システムおよび車両通行制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 交互通行道路における車両の通行をより効率良く制御する。
【解決手段】 実施形態の車両通行制御システムは、少なくとも2つの撮影デバイス、認識手段、第1,2の抑止手段および制御手段を備える。認識手段は、撮影デバイスが撮影した画像に対する画像処理により、第1,2の地点から道路に進入する第1,2の進入車両と、第1,2の地点から退出する第1,2の退出車両とのナンバーを認識する。制御手段は、第1,2の抑止手段を同時に許容状態とせずに第1,2の抑止手段を許容状態に変更するとともに、第1の抑止手段が許容状態である間の第1の進入車両および第2の退出車両のナンバーについての認識結果に基づいて第2の抑止手段を許容状態に変更し、第2の抑止手段が許容状態である間の第2の進入車両および第1の退出車両のナンバーについての認識結果に基づいて第1の抑止手段を許容状態に変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、車両通行制御システムおよび車両通行制御プログラムに関する。
道路工事現場などにおいて、交互通行道路が設定されることがしばしばある。
交互通行道路における車両の通行を自動制御することは、従来より行われている。典型的には、交互通行道路の両端の位置に信号機をそれぞれ設けて、別方向にそれぞれ進行する車両が同時に交互通行道路に進入しないように制限する。
この場合、一端からの車両の進入を許容する状態から車両の進入を抑止する状態へと変更した後、一定の待機時間が経過するまでは両端からの車両の進入をいずれも抑止することとなる。そして、上記の待機時間は、一端から進入した車両が他端まで到達するのに要する時間に、十分な安全マージンを加えた時間として定められる。このため、一端から進入した車両の全てが交互通行道路から退出したのちも、暫くは他端からの車両の進入を抑止したままとされることが多く、効率的に車両を通行させることができていなかった。
このような事情から、交互通行道路における車両の通行をより効率良く制御できることが望まれていた。
特開2007−86858号公報
本発明が解決しようとする課題は、交互通行道路における車両の通行をより効率良く制御することができる車両通行制御システムおよび車両通行制御プログラムを提供することである。
実施形態の車両通行制御システムは、少なくとも2つの撮影デバイス、認識手段、第1および第2の抑止手段および制御手段を備える。撮影デバイスは、交互通行の道路の両端の第1および第2の地点をそれぞれに撮影する。認識手段は、撮影デバイスにより撮影された画像に対する画像処理により、第1の地点から道路に進入する車両である第1の進入車両のナンバー、第1の地点から道路を退出する車両である第1の退出車両のナンバー、第2の地点から道路に進入する車両である第2の進入車両のナンバー、ならびに第2の地点から道路を退出する車両である第2の退出車両のナンバーをそれぞれ認識する。第1の抑止手段は、第1の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する。第2の抑止手段は、第2の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する。制御手段は、第1および第2の抑止手段が同時には許容状態とはならないように第1および第2の抑止手段を許容状態に変更するとともに、第1の抑止手段を許容状態としている間における認識手段による第1の進入車両のナンバーについての認識結果と、認識手段による第2の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて第2の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更し、第2の抑止手段を許容状態としている間における認識手段による第2の進入車両のナンバーについての認識結果と、認識手段による第1の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて第1の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更する。
一実施形態に係る車両通行制御システムの概略構成とその使用例を示す図。 図1中のカメラによる車両の撮影状況を示す斜視図。 図1に示す車両通行制御システムのブロック図。 図3中のCPUによる処理のフローチャート。 図3中のCPUによる処理のフローチャート。
以下実施の形態の一例を図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る車両通行制御システムの概略構成とその使用例を示す図である。
図1に示す車両通行制御システムは、第1のゲート装置1、第2のゲート装置2および制御装置3を備える。
第1および第2のゲート装置1,2は、交互通行道路の両端にそれぞれ設置される。第1および第2のゲート装置1,2は互いに同様な構成をなし、それぞれ、カメラ11、遮断悍12、信号ユニット13および制御ボックス14を含む。
カメラ11は、交互通行道路の両端の第1または第2の地点を繰り返し撮影する。カメラ11としては、ディジタルビデオカメラが好適であるが、高速な繰り返し撮影が可能なディジタルスチルカメラを適用することもできる。
図2はカメラ11による車両の撮影状況を示す斜視図である。
カメラ11の撮影範囲は、図2に示すように第1または第2の地点から交互通行道路へと進入しようとする進入車両Caと、交互通行道路から第1または第2の地点へと退出してきた退出車両Cbのいずれのナンバープレートも撮影することができるように定められる。かくしてカメラ11は、撮影デバイスの一例である。
遮断悍12は、開放状態および閉鎖状態の2つの状態をとることができる。遮断悍12は、開放状態にあっては、進入車両Caおよび退出車両Cbのいずれの車両の走行も妨げず、閉鎖状態にあっては、進入車両Caの走行を妨げ、かつ退出車両Cbの走行は妨げない。
信号ユニット13は、例えば赤、黄、青のランプを配列してなり、これらランプの点灯状態により進入車両Caの交互通行道路への進入の可否を表す。なお、信号ユニット13は、赤、黄の2色式や、あるいは矢印と×印とを選択表示するものなど、別種のものであっても良い。この信号ユニット13は、第1のゲート装置1に設けられたものが第1の抑止手段の一例であり、第2のゲート装置2に設けられたものが第2の抑止手段の一例である。
制御ボックス14は、後述する制御回路などを収容する。
制御装置3は、交互通行道路における車両の通行を制御するべく、第1および第2のゲート装置1,2の動作をそれぞれ制御する。
図3は車両通行制御システムのブロック図である。なお、図1,2と同一の要素には同一の符号を付す。
第1および第2のゲート装置1,2はさらに、開閉装置15、制御回路16および無線通信ユニット17を備える。
開閉装置15は、遮断悍12を開閉させる。かくして、遮断悍12と開閉装置15とによって遮断機が構成されている。この遮断機は、第1のゲート装置1に設けられたものが第1の抑止手段の一例であり、第2のゲート装置2に設けられたものが第2の抑止手段の一例である。
制御回路16は、カメラ11が出力する画像データを取り込み、無線通信ユニット17によって制御装置3へと送信するための処理を行う。また制御回路16は、制御装置3から送信される制御コマンドを、無線通信ユニット17を介して取得し、この制御コマンドに基づいて信号ユニット13および開閉装置15を制御する。
無線通信ユニット17は、制御装置3との間で、無線通信回線を介して種々のデータを授受する。
制御装置3は、CPU(central processing unit)31、ROM(read-only memory)32、RAM(random-access memory)33、補助記憶ユニット34、入力ユニット35、表示ユニット36、無線通信ユニット37およびバスライン38を含む。なお、バスライン38は、アドレスバスおよびデータバスなどを含み、CPU31、ROM32、RAM33、補助記憶ユニット34、入力ユニット35、表示ユニット36および無線通信ユニット37を互いに接続する。
CPU31は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU31は、ROM32に記憶されたオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムに基づいて、制御装置3としての後述する動作を実現するべく各部を制御する。
ROM32は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM32は、オペレーティングシステムを記憶する。ROM32は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM32は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM33は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット34は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット34は、例えばHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)などであり、CPU31が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU31での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット34は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
入力ユニット35は、キーボードやマウスなどの入力デバイスと、その駆動回路などを含み、操作者による入力デバイスの操作の内容を表したコマンドをCPU31に送る。
表示ユニット36は、例えばLCD(liquid crystal display)などの表示デバイスと、その駆動回路などを含み、CPU31の制御の下に様々な画像を表示する。
無線通信ユニット37は、第1および第2のゲート装置1,2との間で、無線通信回線を介して種々のデータを授受する。
この制御装置3の基本ハードウェアとしては、例えば汎用のコンピュータ装置を用いることができる。このような基本ハードウェアが備えるROM32または補助記憶ユニット34にて、後述する処理を記述したアプリケーションプログラム(以下、車両通行制御プログラムと称する)を記憶することにより制御装置3を具現できる。このときに制御装置3の譲渡は一般に、車両通行制御プログラムがROM32または補助記憶ユニット34に記憶された状態にて行われる。しかし、基本ハードウェアと車両通行制御プログラムとが個別に譲渡された上で、車両通行制御プログラムがROM32または補助記憶ユニット34へと書き込まれても良い。車両通行制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して行うことができる。
次に車両通行制御システムの動作について説明する。
制御装置3が起動されると、CPU31はROM32または補助記憶ユニット34に記憶された車両通行制御プログラムに従って図4に示す処理を開始する。この処理によってCPU31は、後述するように認識手段および制御手段として機能する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
Act1においてCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2の動作状態を初期化する。このときの初期状態をどのような状態とするかは任意であるが、ここでは、第1のゲート装置1が許容状態、第2のゲート装置2が抑止状態とする。そしてこの場合にCPU31はAct1において、第1のゲート装置1に向けては許容状態を指令する制御コマンドを送信し、第2のゲート装置2に向けては抑止状態を指令するコマンドを送信する。
ここで許容状態とは、車両が交互通行道路へと進入することを許容する状態である。また抑止状態とは、車両が交互通行道路へと進入することを抑止する状態である。
つまり初期状態においては、第1のゲート装置1においては、遮断悍12が開放状態とされるとともに、信号ユニット13が青点灯状態とされる。また第2のゲート装置2においては、遮断悍12が閉鎖状態とされるとともに、信号ユニット13が赤点灯状態とされる。
こののちに第1および第2のゲート装置1,2は、カメラ11で得られる画像データを、制御回路16の制御の下に無線通信ユニット17が逐次に制御装置3へと送信する。制御装置3において無線通信ユニット37は、画像データを受信すると、これをRAM33または補助記憶ユニット34に書き込む。
Act2においてCPU31は、進入台数のカウント値を0にクリアする。
Act3においてCPU31は、現状の入口を閉鎖すべき条件(以下、閉鎖条件と称する)が成立したか否かを確認する。この条件は、車両通行制御システムの設計者や使用者などによって任意に定められて良い。現状の入口ゲート装置を許容状態としてから一定の時間が経過したこととして閉鎖条件を定めることができる。そして閉鎖条件が成立していないために、CPU31がNOと判定したならば、Act4へと進む。
Act4においてCPU31は、進入検出処理を行う。進入検出処理は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの許容状態にあるもの(以下、入口ゲート装置と称する)から送信された画像データを対象とした画像処理であって、交互通行道路へと進入するべく入口ゲート装置に向かって走行してくる車両(以下、進入車両と称する)のナンバープレートを検出する処理である。この画像処理には、周知の処理を利用できる。
Act5においてCPU31は、上記の進入検出処理により進入車両のナンバープレートを検出したか否かを確認する。そして検出したためにCPU31がYESと判定したならば、Act6へと進む。
Act6においてCPU31は、ナンバー認識処理を行う。これは、検出されたナンバープレートに記載されたナンバーを認識する画像処理であり、周知の処理を利用できる。
Act7においてCPU31は、今回認識されたナンバーが前回認識されたナンバーとは異なる新しいナンバーであるか否かを確認する。そして新ナンバーであるためにCPU31がYESと判定したならば、Act8へと進む。
Act8においてCPU31は、今回認識されたナンバーを最終進入ナンバーとする。なお、最終進入ナンバーは、交互通行道路に最後に進入した車両のナンバーを表し、RAM33に記憶される。
Act9においてCPU31は、進入台数のカウント値を1つ増加させる。
こののちにCPU31は、Act3に戻る。なおCPU31は、ナンバープレートを検出できないためにAct5にてNOと判定したならばAct6−9をパスしてAct3に戻り、また今回認識したナンバーが新ナンバーではないためにAct7にてNOと判定したならばAct8,9をパスしてAct3に戻る。
閉鎖条件が成立したためにAct3にてCPU31がYESと判定した場合に、Act10へと進む。
Act10においてCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの入口ゲート装置となっているものを抑止状態に変更する。つまりCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの入口ゲート装置となっているものに対して、抑止状態を指令するコマンドを送信する。そうすると、第1および第2のゲート装置1,2のうちのコマンドを受けた装置においては制御回路16が、開閉装置15を動作させて遮断悍12を閉鎖状態とするとともに、信号ユニット13を青点灯→黄点灯→赤点灯と変化させる。これにより、第1および第2のゲート装置1,2のいずれもが抑止状態となり、入口ゲート装置が存在しない状態となる。つまり、交互通行道路への進入は、双方向ともに抑止される状態となる。
Act11においてCPU31は、退出検出処理を行う。退出検出処理は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの直前に入口ゲート装置ではなかったもの(以下、出口ゲート装置と称する)から送信された画像データを対象とした画像処理であって、交互通行道路から退出するべく出口ゲート装置から遠ざかって走行する車両(以下、退出車両と称する)のナンバープレートを検出する処理である。この画像処理には、周知の処理を利用できる。
Act12においてCPU31は、上記の退出検出処理により退出車両のナンバープレートを検出したか否かを確認する。そして退出車両のナンバープレートを検出したためにCPU31がYESと判定したならば、Act13へと進む。
Act13においてCPU31は、ナンバー認識処理を行う。これは、Act12にて検出したナンバープレートに記載されたナンバーを認識する画像処理であり、周知の処理を利用できる。
Act14においてCPU31は、今回認識したナンバーが最終進入ナンバーであるか否かを確認する。そして最終進入ナンバーではないためにCPU31がNOと判定したならば、Act11に戻る。なお、ナンバープレートが検出できないためにAct12にてCPU31がNOと判定したならば、Act12からAct11へと戻る。認識したナンバーが最終進入ナンバーであるためにCPU31がYESと判定したならば、Act15へと進む。
Act15においてCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの直前に出口ゲート装置であったものを許容状態に変更する。つまりCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの出口ゲート装置となっていたものに対して、共用状態を指令するコマンドを送信する。そうすると、第1および第2のゲート装置1,2のうちのコマンドを受けた装置においては制御回路16が、開閉装置15を動作させて遮断悍12を開放状態とするとともに、信号ユニット13を赤点灯→青点灯と変化させる。これにより、第1および第2のゲート装置1,2の出口ゲート装置であったものが、入口ゲート装置となる。つまり、前回とは逆方向の車両の通行を許容する状態となる。そしてこののちにCPU31は、Act2に戻る。
以上のようにして、入口ゲート装置を最後に通過して交互通行道路へと進入した車両のナンバーが最終進入ナンバーとして記録され、この最終進入ナンバーが退出車両のナンバーとして確認されたことに応じて、第1および第2のゲート装置1,2のうちの出口ゲート装置となっていたものが許容状態に変更され、新たな入口ゲート装置となる。そして以降、このような動作が繰り返される。
かくして、交互通行道路における交互通行が制御できる。そして、交互通行道路へと進入した車両の全てが交互通行道路から退出したことに応じて速やかに、他方向からの交互通行道路への進入を許容することができ、交互通行道路への進入が双方向ともに抑止される状態とされる期間を最小限に留めることが可能である。この結果、交互通行道路を車両が実際に通行可能な時間を延長することが可能となり、効率的な車両通行を行わせることが可能である。
Act3における閉鎖条件成立の判定の処理は、前述したように任意であって良い。例えば次の様な処理を適用することによって、より効率的な車両通行制御が可能となる。
図5はAct3における閉鎖条件成立の判定の処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
Act21においてCPU31は、出口ゲート装置側に待ち車両があるか否かを確認する。なお、待ち車両の検出は、出口ゲート装置から送信された画像データを対象とした画像処理であって、交互通行道路へと進入するべく出口ゲート装置に向かって走行してくる車両のナンバープレートを検出する処理として実現できる。そして待ち車両があるためにCPU31がYESと判定したならば、Act22へと進む。
Act22においてCPU31は、進入台数のカウント値が限度数以上であるか否かを確認する。なお限度数は、第1および第2のゲート装置1,2の一方の一度の開放の際に進入を許容する車両の最大数であり、その初期値は車両通行制御システムの設計者や使用者などによって任意に定められて良い。そして進入台数のカウント値が限度数以上になっていないためにCPU31がNOと判定したならば、Act23へと進む。
Act23においてCPU31は、入口ゲート装置側から交互通行道路への進入車両が一定時間に渡り連続して不検出であるか否かを確認する。これは、Act5にてNOと判定される状態が一定時間に渡り継続しているか否かを確認することにより行うことができる。そして該当する進入車両が検出されているためにCPU31がNOと判定したならば、Act24へと進む。なお、出口ゲート装置側に待ち車両がないためにAct21でNOと判定した場合にもCPU31は、Act24へと進む。
Act24においてCPU31は、閉鎖条件が不成立であると判定する。そしてこれをもってCPU31は、今回の判定の処理を終了する。つまり、出口ゲート装置側に待ち車両が無い場合と、出口ゲート装置側に待ち車両があるものの、入口ゲート装置側からの進入車両数が限度数に達しておらず、かつ入口ゲート装置側からの進入車両が一定時間以上に渡り途切れてもいない場合には、閉鎖条件は成立しない。
さて、入口ゲート装置側からの進入車両が一定時間以上に渡り途切れたためにAct23にてCPU31がYESと判定した場合に、Act25へと進む。
Act25においてCPU31は、限度数がその最小値であるか否かを確認する。最小値は、車両通行制御システムの設計者や使用者などによって任意に定められて良い。そして限度数が最小値ではないためにCPU31がNOと判定したならば、Act26へと進む。
Act26においてCPU31は、限度数を1つ減少する。なお、限度数は、第1および第2のゲート装置1,2のそれぞれに対応付けてRAM33または補助記憶ユニット34に記憶される。CPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの入口ゲート装置であるものに関連付けられた限度数を変更する。そしてこののちにCPU31はAct30へと進む。なお、限度数が最小値であるためにAct25にてCPU31がYESと判定したならば、Act26をパスしてAct30へと進む。
一方、進入台数のカウント値が限度数以上であるためにAct22にてYESと判定したならばCPU31は、Act27へと進む。
Act27においてCPU31は、現在の入口ゲート装置が設定されてからの経過時間が基準時間以下であるか否かを確認する。基準時間は、車両通行制御システムの設計者や使用者などによって任意に定められて良い。そして経過時間が基準時間以下であるためにCPU31がYESと判定したならば、Act28へと進む。
Act28においてCPU31は、限度数がその最大値であるか否かを確認する。最大値は、車両通行制御システムの設計者や使用者などによって任意に定められて良い。そして限度数が最大値ではないためにCPU31がNOと判定したならばは、Act29へと進む。
Act29においてCPU31は、第1および第2のゲート装置1,2のうちの入口ゲート装置であるものに関連付けられた限度数を1つ増加する。そしてこののちにCPU31はAct30へと進む。なお、経過時間が基準時間以下ではないためにAct27にてCPU31がNOと判定した場合や、限度数が最大値であるためにAct28にてCPU31がNOと判定した場合に、Act29をパスしてAct30へと進む。
Act30においてCPU31は、閉鎖条件が成立したと判定する。そしてこれをもってCPU31は、今回の判定の処理を終了する。つまり、出口ゲート装置側に待ち車両があり、かつ入口ゲート装置側からの進入車両数が限度数に達している場合や、出口ゲート装置側に待ち車両があり、かつ入口ゲート装置側からの進入車両が一定時間以上に渡り途切れた場合には、閉鎖条件が成立する。
そして前者により閉鎖条件が成立した場合には、現在の入口ゲート装置側からの車両の進入頻度が比較的高いと考えられるので、限度数を増加することによって次に同じ地点側が開放される期間における車両の進入可能最大数が増加する。また後者により閉鎖条件が成立した場合には、現在の入口ゲート装置側からの車両の進入頻度が比較的低いと考えられるので、限度数を減少することによって次に同じ地点側が開放される期間における車両の進入可能最大数を減少する。このような処理が第1および第2のゲート装置1,2のそれぞれに関して行われることにより、双方向の交通量の相違に応じて、第1および第2のゲート装置1,2がそれぞれ許容状態とされる期間の比が適応的に変更されることとなり、より効率的な車両通行制御が達成される。
本実施形態においては、同一地点における進入車両と退出車両とを同一のカメラ11により撮影しているから、カメラ11はシステム全体で2つのみを備えれば良く、システム構成が簡略である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
Act14における判定は、進入車両に関するナンバー認識の結果と退出車両に関するナンバー認識の結果とに基づく様々な判定に変更できる。例えば、進入台数のカウントと同様な処理によって退出車両の台数をカウントし、当該退出台数のカウント値が進入台数のカウント値と一致したか否かを確認しても良い。さらには、このような進入台数と退出台数との照合と、前記実施形態における最終進入ナンバーの照合との双方を行ってもよい。あるいは、全ての進入車両のナンバーを記憶し、全ての退出車両のナンバーと照合することによって、進入した車両の退出を個々にチェックしても良い。
カメラは、3つ以上が設けられても良い。例えば、第1の地点における進入車両、第1の地点における退出車両、第2の地点における進入車両および第2の地点における退出車両のそれぞれを個別に撮影するように4つのカメラを設けても良い。
第1および第2の抑止手段としては、遮断機(遮断悍12および開閉装置15)および信号ユニット13のいずれか一方のみとしても良いし、他のデバイスを、単独で、あるいは遮断機および信号ユニット13の少なくとも一方と組み合わせて使用しても良い。
第1および第2の抑止手段は、互いに異なる構成であっても良い。例えば、第1のゲート装置1には前記実施形態のように遮断機および信号ユニット13の双方を備え、第2のゲート装置2には信号ユニット13のみを備えても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…第1のゲート装置、2…第2のゲート装置、3…制御装置、11…カメラ、12…遮断悍、13…信号ユニット、14…制御ボックス、15…開閉装置、16…制御回路、17…無線通信ユニット、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…補助記憶ユニット、35…入力ユニット、36…表示ユニット、37…無線通信ユニット。

Claims (6)

  1. 交互通行の道路の両端の第1および第2の地点をそれぞれに撮影する少なくとも2つの撮影デバイスと、
    前記撮影デバイスにより撮影された画像に対する画像処理により、前記第1の地点から前記道路に進入する車両である第1の進入車両のナンバー、前記第1の地点から前記道路を退出する車両である第1の退出車両のナンバー、前記第2の地点から前記道路に進入する車両である第2の進入車両のナンバー、ならびに前記第2の地点から前記道路を退出する車両である第2の退出車両のナンバーをそれぞれ認識する認識手段と、
    前記第1の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する第1の抑止手段と、
    前記第2の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する第2の抑止手段と、
    前記第1および第2の抑止手段が、同時に許容状態とはならないように前記第1および第2の抑止手段を許容状態に変更するとともに、前記第1の抑止手段を許容状態としている間における前記認識手段による前記第1の進入車両のナンバーについての認識結果と、前記認識手段による前記第2の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて前記第2の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更し、前記第2の抑止手段を許容状態としている間における前記認識手段による前記第2の進入車両のナンバーについての認識結果と、前記認識手段による前記第1の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて前記第1の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更する制御手段とを具備したことを特徴とする車両通行制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1の抑止手段を許容状態としている間において前記認識手段により最後に認識されたナンバーが前記第2の退出車両のナンバーとして前記認識手段により認識されたことに応じて前記第2の抑止手段を許容状態に変更し、前記第2の抑止手段を許容状態としている間において前記認識手段により最後に認識されたナンバーが前記第1の退出車両のナンバーとして前記認識手段により認識されたことに応じて前記第1の抑止手段を許容状態に変更することを特徴とする請求項1に記載の車両通行制御システム。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の抑止手段を第1の期間に渡り許容状態としたのちに抑止状態に変更し、前記第2の抑止手段を第2の期間に渡り許容状態としたのちに抑止状態に変更することとし、
    さらに前記第1の抑止手段を許容状態としている間において前記認識手段により認識された前記第1の進入車両のナンバーの数と、前記第2の抑止手段を許容状態としている間において前記認識手段により認識された前記第2の進入車両のナンバーの数とに基づいて、前記第1および2の期間の長さの比率を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の車両通行制御システム。
  4. 前記第1および第2の期間は、許容状態の継続時間とは別の予め定めた条件が成立したことに応じて終了することを特徴とする請求項3に記載の車両通行制御システム。
  5. 前記少なくとも2つの撮影デバイスとしては、前記第1の進入車両および前記第1の退出車両のいずれも撮影するものと、前記第2の進入車両および前記第2の退出車両のいずれも撮影するものとの2つのみを備えることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の車両通行制御システム。
  6. 交互通行の道路の両端の第1および第2の地点をそれぞれに撮影する少なくとも2つの撮影デバイスと、前記第1の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する第1の抑止手段と、前記第2の地点の車両の進入を許容する許容状態と、抑止する抑止状態とを選択的に形成する第2の抑止手段ととともに車両通行制御システムに含まれるコンピュータを、
    前記撮影デバイスにより撮影された画像に対する画像処理により、前記第1の地点から前記道路に進入する車両である第1の進入車両のナンバー、前記第1の地点から前記道路を退出する車両である第1の退出車両のナンバー、前記第2の地点から前記道路に進入する車両である第2の進入車両のナンバー、ならびに前記第2の地点から前記道路を退出する車両である第2の退出車両のナンバーをそれぞれ認識する認識手段と、
    前記第1および第2の抑止手段が同時に許容状態とはならないように前記第1および第2の抑止手段を許容状態に変更するとともに、前記第1の抑止手段を許容状態としている間における前記認識手段による前記第1の進入車両のナンバーについての認識結果と、前記認識手段による前記第2の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて前記第2の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更し、前記第2の抑止手段を許容状態としている間における前記認識手段による前記第2の進入車両のナンバーについての認識結果と、前記認識手段による前記第1の退出車両のナンバーについての認識結果とに基づいて前記第1の抑止手段を抑止状態から許容状態に変更する制御手段として機能させるための車両通行制御プログラム。
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