JP2015099415A - 監視制御システム - Google Patents

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昌義 森永
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昌義 森永
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Abstract

【課題】異常の発生した監視対象機器に関連する信号項目の抽出をしやすくした監視制御システムを得る。【解決手段】監視制御対象101から信号入力部102が入力した信号と、信号出力部103が監視制御対象101へ出力した信号を記憶装置107に履歴データとして記憶しておき、HMI装置106で、ユーザの要求に基づき信号項目の一覧であるリスト表示200を表示し、このリスト表示200から信号項目が選択されると、演算部104に伝えて、記憶装置107に記憶された履歴データから該当する信号項目のデータを抽出して、信号の時間変化がわかるようにタイムチャート表示を行うようにした。【選択図】図2

Description

この発明は、受変電設備などの監視対象を有するビル・施設などに設置される監視制御システムに関わり、特に履歴表示機能にチャート機能を付加した監視制御システムに関するものである。
従来の監視制御システムにおいては、ビル・施設などに設置される受変電設備などを監視対象として常時監視を行っている。
監視制御システムは、監視対象機器の入切、異常の発生した際に設備の有する入切、異常警報接点情報を取得したり、設備から出力される電流や電圧等を取り込み、システム内部で予め設定した値と比較して、逸脱を検出し異常を検出する。
これにより、運用者に警報を出すとともに、システムのHMI(Human Machine Interface:ヒューマンマシンインターフェース)装置に監視対象機器の状態変化をシンボル変化として表示し、その内容をテキストメッセージとして一覧表示することにより、異常について運用者に伝達するようになっている。
監視制御システムの監視結果は、監視対象機器の入切、異常の発生、復帰履歴などであり、過去の蓄積データを参照して、保守や統計的分析に使用する。
従来の監視制御システムにおいては、履歴情報を表示する手段としては、状変記録を、その変化の発生時刻と監視対象機器が特定できるようなテキストメッセージをリスト化して、一覧表示することが一般的である。
しかしながら、テキストメッセージをリスト化して一覧表示する方法では、監視対象機器とその変化の動向を時系列で把握しにくく、確実に短期間で図示できないという問題があった。
これらの問題の解決策として、テキストメッセージの一覧表示からヒューマンインターフェース装置を介して選択されたメッセージに対して、この選択されたメッセージに含まれる監視対象機器と同一の監視対象機器が含まれるメッセージを、テキストメッセージの一覧表示から選択して抽出し、これらの選択及び抽出されたメッセージをもとに、選択されたメッセージに含まれる監視対象機器について、当該監視対象機器の状態をタイムチャート表示する手法がある。(例えば、特許文献1参照)
特開2009−303462号公報(第5〜8頁、第1図)
従来の監視制御システムでは、予め履歴のテキストメッセージ一覧に表示された項目から選択することしかできないため、選択したい項目を見つけるためには一覧に表示されたテキストメッセージを順番に見ていかなければならず、選択したい項目を探し出すのに非常に時間が掛かるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、異常の発生した監視対象機器に関連する信号項目の抽出をしやすくした監視制御システムを得ることを目的とする。
この発明に係わる監視制御システムにおいては、監視制御対象に対する入出力データを時刻とともに記憶した記憶装置、監視制御対象からの入力データを処理し、監視制御対象へ出力データを出力するとともに、入出力データの記憶装置への書込み及び読出しを行う演算部、及びユーザによって操作可能な画面を表示するヒューマンマシンインターフェース装置を備え、演算部は、ヒューマンマシンインターフェース装置の画面でのユーザの要求に基づき入出力データの項目一覧をヒューマンマシンインターフェース装置の画面に表示して、ユーザに項目を選択させるとともに、この選択された項目に該当するデータを記憶装置から抽出し、この抽出したデータを用いてヒューマンマシンインターフェース装置の画面に選択された項目のタイムチャートを表示するものである。
この発明によれば、監視制御対象に対する入出力データを時刻とともに記憶した記憶装置、監視制御対象からの入力データを処理し、監視制御対象へ出力データを出力するとともに、入出力データの記憶装置への書込み及び読出しを行う演算部、及びユーザによって操作可能な画面を表示するヒューマンマシンインターフェース装置を備え、演算部は、ヒューマンマシンインターフェース装置の画面でのユーザの要求に基づき入出力データの項目一覧をヒューマンマシンインターフェース装置の画面に表示して、ユーザに項目を選択させるとともに、この選択された項目に該当するデータを記憶装置から抽出し、この抽出したデータを用いてヒューマンマシンインターフェース装置の画面に選択された項目のタイムチャートを表示するので、異常の発生した項目を視認しやすくすることができる。
この発明の実施の形態1による監視制御システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による監視制御システムの動作を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1による監視制御システムの選択された項目についてタイムチャート表示する例を示す図である。 この発明の実施の形態1による監視制御システムの詳細動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による監視制御システムの選択された項目についてタイムチャート表示する例を示す図である。 この発明の実施の形態3による監視制御システムの詳細動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による監視制御システムの詳細動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による監視制御システムの詳細動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による監視制御システムの詳細動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による監視制御システムを示す構成図である。
図1において、監視制御システム100は、次のように構成される。
信号入力部102は、監視制御対象101からの信号が入力される。信号出力部103は、監視制御対象101へ制御のための信号を出力する。演算部104は、信号入力部102を経由して得られた信号情報(データ)の加工・演算を行うとともに、入力信号及び出力信号を履歴データとして記憶装置107に時刻を付して記憶する。
通信部105は、外部記憶装置との間の通信を行う。HMI装置106は、演算部104で加工・演算されたデータをもとに画面表示を行い、運用者とのインタフェースを行う。記憶装置107は、履歴データを蓄積保存する。警報装置108は、異常や故障が発生した場合に警報を鳴動する。印字装置109は、印字を行う。
図2は、この発明の実施の形態1による監視制御システムの動作を説明する説明図である。
図2において、100〜109は図1におけるものと同一のものである。図2では、HMI装置106の表示画面に、多数の項目(入力及び出力信号の項目:項目IDと項目名)を一覧表示したリスト表示200と、このリスト表示200からタイムチャート(以下、単にチャートという。)表示したい項目を選択する選択ボタン201と、チャート表示を実行するための実行ボタン202が表示される。
図3は、この発明の実施の形態1による監視制御システムの選択された項目についてタイムチャート表示する例を示す図である。
図3において、図2で選択された項目のチャート表示300が示されている。
次に、動作について、図2を用いて説明する。
HMI装置106にて、運用者はチャート表示したい項目を、多数の項目のリスト表示200から1つ以上選択する。選択については、リスト表示200中の項目にある選択ボタン201をマウスでクリックすることにより行う。チャート表示したい項目が確定したら、実行ボタン202をマウスにてクリックすることで、図3に示すように、選択した項目のチャート表示300が行われる。
次に、図4を用いて、さらに詳しく説明する。
HMI装置106にて、チャート表示させたい項目を選択するため、項目一覧表示要求(ステップF400)を行い、演算部104は、項目一覧表示要求によりHMI装置106に多数の項目を一覧表示したリスト表示200を行う(ステップF401)。
リスト表示200の項目一覧からチャート表示させたい項目を運用者が選択(ステップF402)すると、HMI装置106は、選択された項目からなるチャート表示項目リストを作成する(ステップF403)と、演算部104は、これを記憶装置107に保存する(ステップF404)。
次いで、HMI装置106が、チャート表示項目リストを基にチャート表示要求(ステップF405)を行うと、演算部104は、HMI装置106へチャート表示300を実行する(ステップF406)。運用者は、チャート表示300にて選択した項目の状況を視認(ステップF407)する。
実施の形態1によれば、始めにチャート表示させたい項目を選択し、その項目をリスト化してチャート表示するため、テキストメッセージから項目選択する必要がなく、項目を選択すれば、瞬時にチャート表示させることができる。
このチャート表示により、異常の発生した項目を視認しやすくなる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による監視制御システムの選択された項目についてタイムチャート表示する例を示す図である。
図5において、HMI装置106の画面に表示されるチャート表示500では、状態変化前と状態変化後で色を変えている。
実施の形態1では、テキストメッセージから項目選択するのではなく、予めチャート表示させたい項目を選択し、チャート表示させる場合について述べたが、実施の形態2は、図5に示すように、チャート表示500において、状態変化前と状態変化後で別の色にすることにより、視認性を向上させるようにしたものである。
実施の形態2によれば、チャート表示における状態変化前と状態変化後の視認性を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、テキストメッセージから項目選択するのではなく、予めチャート表示させたい項目を選択し、チャート表示させる場合について述べたが、実施の形態3は、時刻を指定してチャート表示させるものである。
以下、図6のフローチャートを用いて、実施の形態3の動作を説明する。
図6のフローチャートで、ステップF400〜F404、F406、F407は図4におけるものと同一のものであり、その説明を省略する。図6では、ステップF404の後に、ステップF600〜F602を設けている。
ステップF404の後、HMI装置106で、チャート表示時刻(時刻範囲)を設定(ステップF600)すると、演算部104で、そのチャート表示時刻設定内容を記憶装置107に保存する(ステップF601)。その後、HMI装置106が、チャート表示項目リスト、チャート表示時刻を基にチャート表示を、演算部104に要求(ステップF602)する。
実施の形態3によれば、ステップF600〜F602を追加したので、予め表示する時刻を指定してチャート表示することができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、予め表示する時刻を指定してチャート表示する場合について述べたが、実施の形態4は、状態変化の再現要求を行って、グラフィック画面に表示するようにした。
以下、図7のフローチャートを用いて、実施の形態4の動作を説明する。
図7のフローチャートで、ステップF400〜F404、F600、F601は図6におけるものと同一のものであり、その説明を省略する。図7では、ステップF601の後に、ステップF700〜F702を設けている。
図7で、ステップF601の後に、HMI装置106で、保存したチャート表示時刻設定内容を基にして、監視制御システム内で表示されるグラフィック画面上で、状態変化を再現する状態変化の再現要求(ステップF700)を行い、演算部104で、グラフィック画面上に状態変化を再現させる表示を実施(ステップF701)し、HMI装置106で、グラフィック画面にて再現内容を視認(ステップF702)するようにした。
実施の形態4によれば、グラフィック画面で、状態変化の再現を行うことができる。
実施の形態5.
実施の形態3では、予め表示する時刻を指定してチャート表示する場合について述べたが、実施の形態5は、チャート表示内容を自動保存するための保存開始条件の設定に関するものである。
以下、図8のフローチャートを用いて、実施の形態5の動作を説明する。
図8のフローチャートで、ステップF400〜F404、F406、F407、F600〜F602は図6におけるものと同一のものであり、その説明を省略する。図8では、ステップF601の後に、ステップF800〜F802を設け、ステップF406の後にステップF803を設けている。
図8で、ステップF601の後に、HMI装置106で、自動保存の開始条件を予め設定(ステップF800)し、自動保存の条件設定の保存を演算部104に要求(ステップF801)する。次いで、演算部104が、自動保存の条件設定の保存(ステップF802)を行う。
そして、ステップF602〜F406を行った場合に、演算部104は、自動保存の条件が成立したら、チャート表示内容の記憶装置107への自動保存(ステップF803)を行う。
なお、ステップF800〜F802は、一度保存した、自動保存の開始条件に変更がなければ、実行する必要はない。また、ステップF800〜F802を、チャート表示のフローのどの位置においてもよく、また、フローの外においても構わない。また、ボタン操作により、このステップF800〜F802を呼び出すようにしてもよい。後述する図9においても同様である。
実施の形態5によれば、チャート表示内容の自動保存の条件設定を行うことで、チャートの表示内容を自動保存することができる。
実施の形態6.
実施の形態5では、保存開始条件を予め設定することにより、自動でチャート表示内容を保存する場合について述べたが、実施の形態6は、チャート表示内容の保存データを、さらに外部保存媒体に保存するようにした。
以下、図9のフローチャートを用いて、実施の形態6の動作を説明する。
図9のフローチャートで、ステップF400〜F404、F406、F600〜F602、F800〜F803は図8におけるものと同一のものであり、その説明を省略する。図8では、ステップF803の後に、ステップF900〜F904を設けている。
図9で、ステップF803の後に、HMI装置106にて、運用者の操作に基づき、記憶装置107に保存したチャート表示内容のリスト表示要求(ステップF900)を行うと、演算部104が、HMI装置106へチャート表示内容の保存データリストを表示(ステップF901)する。
次いで、HMI装置106にて、運用者が保存データリストから保存データを選択して外部保存要求(ステップF902)を行うと、演算部104は、記憶装置107から該当する保存データを取り出し、HMI装置106へ外部保存データとして送信(ステップF903)し、HMI装置106から外部保存媒体にそのデータを保存(ステップF904)する。
実施の形態6によれば、HMI装置から外部保存媒体にデータを保存することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 監視制御システム、101 監視制御対象、102 信号入力部、
103 信号出力部、104 演算部、105 通信部、106 HMI装置、
107 記憶装置、108 警報装置、109 印字装置、
200 リスト表示、201 選択ボタン、202 実行ボタン。

Claims (6)

  1. 監視制御対象に対する入出力データを時刻とともに記憶した記憶装置、
    上記監視制御対象からの入力データを処理し、上記監視制御対象へ出力データを出力するとともに、上記入出力データの上記記憶装置への書込み及び読出しを行う演算部、
    及びユーザによって操作可能な画面を表示するヒューマンマシンインターフェース装置を備え、
    上記演算部は、上記ヒューマンマシンインターフェース装置の画面でのユーザの要求に基づき上記入出力データの項目一覧を上記ヒューマンマシンインターフェース装置の画面に表示して、ユーザに項目を選択させるとともに、この選択された項目に該当するデータを上記記憶装置から抽出し、この抽出したデータを用いて上記ヒューマンマシンインターフェース装置の画面に上記選択された項目のタイムチャートを表示することを特徴とする監視制御システム。
  2. 上記演算部は、上記タイムチャートにおいて、上記項目の状態変化前と状態変化後とで表示方法を変えることを特徴とする請求項1記載の監視制御システム。
  3. 上記ヒューマンマシンインターフェース装置は、上記タイムチャートを表示する項目について表示する時刻範囲をユーザに指定させ、
    上記演算部は、上記指定された時刻範囲に該当するデータを上記記憶装置から取得して、上記ヒューマンマシンインターフェース装置に上記指定された時刻範囲のタイムチャートを表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の監視制御システム。
  4. 上記演算部は、上記指定された時刻を用いて、上記ヒューマンマシンインターフェース装置に表示されるグラフィック画面上で上記項目の状態を再現することを特徴とする請求項3記載の監視制御システム。
  5. 上記ヒューマンマシンインターフェース装置は、上記タイムチャートの表示内容を自動保存するための保存条件を設定できるように構成され、
    上記演算部は、上記保存条件に合致する上記タイムチャートの表示内容を上記タイムチャート表示のたびに上記記憶装置に保存することを特徴とする請求項3または請求項4記載の監視制御システム。
  6. 上記演算部は、上記ヒューマンマシンインターフェース装置の画面でのユーザの要求に基づき上記保存されたタイムチャートの表示内容の一覧を上記ヒューマンマシンインターフェース装置の画面に表示し、上記保存したタイムチャートの表示内容の一覧から選択されたタイムチャートの表示内容を上記ヒューマンマシンインターフェース装置によって外部保存媒体に保存させることを特徴とする請求項5記載の監視制御システム。
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