JP2015099199A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着フィルムの異常を検出すると共に、定着フィルムの異常に伴う2次弊害を低減すること。【解決手段】画像形成装置A1は、定着フィルム118cのプライマー層118c−2にバイアスを供給する電極部118fと、電極部118fによりプライマー層118c−2にバイアスを供給した状態で、プライマー層118c−2、離型層118c−1及び記録材123を介して排出ローラ119に流れ込む電流を検出する電流検出部124と、電流検出部124により検出した電流の大小に基づいて、定着フィルム118cの異常を判断する制御部250と、を備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、レーザービームプリンタ、又はファクシミリ等に用いられ、熱及び圧力により記録材にトナー像を定着させる定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、複写機、レーザービームプリンタ、又はファクシミリ等に用いられると共に、記録材に転写された現像剤像(以下「トナー像」と記載する)を加熱加圧して定着させる定着装置及びこれを備えた画像形成装置が知られている。かかる定着装置では、エネルギー効率を向上させると共にコストダウンを図るために、記録材を加熱する加熱体の熱量を極力小さくし、加熱体の温度を定着動作可能温度まで上昇させる際のエネルギー(電力)を小さくするものが提案されている。
この一つの例として、加熱体と、加熱体に対向圧接する耐熱性の定着フィルムと、定着フィルムを介して記録材を加熱体に密着させる加圧部と、を有するフィルム加熱方式の定着装置が提案されている。かかるフィルム加熱方式の定着装置では、加熱体の熱を定着フィルムを介して記録材へ付与することにより、記録材に転写されたトナー像を記録材に定着させる。
このようなフィルム加熱方式の定着装置では、所定温度に昇温するまでの時間の短い低熱容量の加熱体や薄膜の定着フィルムを用いることができる。これにより、フィルム加熱方式の定着装置は、省電力化やウエイトタイムの短縮化(クイックスタート性)を図ることができると共に、機器の内部における温度上昇を抑制することができる等の利点を有する。
一方、定着フィルムは加圧部としての加圧ローラの回転に従動して回転するものであるため、加圧ローラの熱膨張により、記録材の搬送速度が変化してしまうという課題がある。これに対して、特許文献1は、定着フィルムの一部に反射部を設け、反射部からの反射光を反射型センサで検出することにより、定着フィルムの速度を検出することを開示する。そして、特許文献1は、検出した定着フィルムの速度より記録材の搬送速度を予測して、加圧ローラの駆動速度を制御することにより、加圧ローラの熱膨張の有無に関わらず、所望のシート搬送速度を維持することで、良好な画像を得ることを開示する。
特開2002−311744号公報
しかしながら、特許文献1の構成においては、定着フィルムの破損等の異常を検出することができないという課題がある。定着フィルムの異常に気が付かない場合には、記録材に生成される画像に異常を生じたり、又は、定着フィルム以外の部分の損傷若しくはトナーによる装置内の汚染により、部品の交換若しくは修理が必要になる等の2次弊害を生じるという課題がある。
本発明の目的は、定着部の回転部材の異常を検出することができると共に、前記回転部材の異常に伴う2次弊害を低減することができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、発熱部と、前記発熱部により加熱される回転部材と、前記回転部材に当接して加圧する加圧部と、を有し、回転する前記回転部材と前記加圧部とで記録材を挟持して加熱加圧することにより前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着部 を備える画像形成装置において、前記回転部材にバイアスを供給するバイアス供給部と、前記バイアス供給部によりバイアスを供給した状態で、前記回転部材から前記記録材を介して流れ込む電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出した電流値に基づいて、前記定着部の状態を判断する制御部と、を備える。
本発明に係る定着装置は、発熱部と、前記発熱部により加熱される回転部材と、前記回転部材に当接して加圧する加圧部と、を有し、回転する前記回転部材と前記加圧部とで記録材を挟持して加熱加圧することにより、前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着装置において、前記回転部材または前記発熱部の温度を測定する測定部と、前記測定部により測定された温度に基づいて、前記回転部材の異常を判断する制御部と、を備える。
本発明によれば、回転部材の異常を検出することができると共に、回転部材の異常に伴う2次弊害を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の断面図である。 本発明の第1実施形態における定着フィルムの側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のバイアス経路を示す図である。 図3のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態における排出ローラに流れ込む電流値を示す図である。 本発明の第1実施形態における定着フィルムの正常時の反射型センサからの検出信号を示す図である。 本発明の第1実施形態における定着フィルムの異常時の反射型センサからの検出信号を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のバイアス経路を示す図である。 本発明の第2実施形態における排出ローラに流れ込む電流値を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第3実施形態に係る定着装置の側面図である。 本発明の第3実施形態における画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態におけるサーミスタで測定された温度を示す図である。 本発明の第3実施形態における画像形成装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第4実施形態に係る定着装置の側面図である。 本発明の第4実施形態におけるサーミスタで測定された温度を示す図である。 本発明の第4実施形態における画像形成装置の動作を示すフロー図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の各実施形態に係る加熱装置及びそれを備えた画像形成装置につき、詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
<画像形成装置の全体構成>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置A1の全体構成につき、図1を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図1は、本実施形態に係る画像形成装置A1を複写機に適用したものを示している。
画像形成装置A1は、図1に示されているように、スキャナ部B、画像形成部C及びシートデッキDを有する。
スキャナ部Bは、本若しくは記録シート等からなるブック原稿若しくはシート原稿等の画像情報を読み取り、読み取った画像情報を電気信号に変換して画像形成部Cに伝送する。
画像形成部Cは、スキャナ部Bから伝送された画像情報を、シートデッキDから搬送されたシート等の記録材にトナー像として転写し、転写したトナー像を記録材に定着させて排出する。なお、画像形成部Cの構成の詳細については後述する。
シートデッキDは、一対のシートカセット1a及びシートカセット1bから構成される給送ユニットU1及び給送ユニットU2を有している。シートデッキDは、各シートカセット1a、1bの内部に収容されたシート状の記録材を、1枚ずつ分離して画像形成部Cまで搬送する。
ここで、画像形成装置A1は、スキャナ部Bの画像処理部の処理信号を画像形成部Cに入力すれば複写機として機能し、コンピュータ等の外部装置の出力信号を画像形成部Cに入力すればプリンタとして機能する。また、画像形成装置A1は、外部のファクシミリ装置からの信号を受信すると共に、スキャナ部Bの画像処理部の処理信号を外部のファクシミリ装置に送信することにより、ファクシミリ装置として機能する。
<画像形成部の構成>
本発明の第1実施形態における画像形成部Cの構成につき、図1を参照しながら、以下詳細に説明する。
画像形成部Cは、レジストローラ106と、レーザースキャナ111と、感光ドラム112と、画像書き込み光学系113と、現像器114と、転写ローラ115と、帯電ローラ116と、搬送部117と、定着装置118と、排出ローラ119と、トレイ120と、を有している。
レジストローラ106は、給送ユニットU1または給送ユニットU2から供給された記録材を、画像形成動作に同期させて感光ドラム112及び転写ローラ115に搬送する。
レーザースキャナ111は、スキャナ部Bから伝送された電気信号に基づいて、スキャナ部Bで読み取った画像情報を射出する。
感光ドラム112は、帯電ローラ116により一様に帯電される。感光ドラム112には、画像書き込み光学系113により走査されることにより静電潜像が形成される。
画像書き込み光学系113は、レーザースキャナ111から射出された画像情報に対応するレーザ光で感光ドラム112上を走査して、感光ドラム112の表面に静電潜像を形成する。
現像器114は、感光ドラム112に形成された静電潜像を現像して、感光ドラム112上にトナー像を形成する。
転写ローラ115は、感光ドラム112の回転に同期してレジストローラ106から送り出された記録材に対して、感光ドラム112上に形成されたトナー像を転写する。
帯電ローラ116は、感光ドラム112を帯電させる。
搬送部117は、トナー像を転写された記録材を転写ローラ115から定着装置118に搬送する。
定着装置118は、搬送部117により搬送された記録材を加熱加圧することにより、記録材に転写されたトナー像を記録材に定着させると共に、排出ローラ119に向けて記録材を搬送する。なお、定着装置118の構成の詳細については後述する。
排出ローラ119は、排出部であり、定着装置118によりトナー像を定着された記録材を、定着装置118と共に搬送して、トレイ120に排出する。排出ローラ119は、導電性を有し、排出ローラ119に流れ込んだ電流を検出するための後述する電流検出部124(図4参照)に接続されている。
トレイ120は、画像形成装置A1の外部に配置され、排出ローラ119により排出された記録材を順次積載する。
<定着装置の構成>
本発明の第1実施形態に係る定着部である定着装置118の構成につき、更に図2から図4を参照しながら、以下詳細に説明する。ここで、本実施形態における定着装置118は、加圧部材駆動型のフィルム加熱方式を採用している。
定着装置118は、ヒータステー118aと、フィルムガイド118bと、定着フィルム118cと、加圧ローラ118dと、セラミックヒータ118eと、電極部118fと、反射型センサ118gと、サーミスタ118hと、発光部118jと、を有している。
ヒータステー118aは、フィルムガイド118bを保持している。
フィルムガイド118bは、セラミックヒータ118eを保持すると共に、定着フィルム118cを回転可能に保持している。
定着フィルム118cは、導電層を含む複数の層を積層して形成された耐熱性フィルムであると共に断面円形であり、フィルムガイド118bに保持された状態で、加圧ローラ118dの回転に従動して、回転軸P(図3参照)を回転中心として回転可能な回転部材である。定着フィルム118cは、セラミックヒータ118eと接触してセラミックヒータ118eにより加熱されることにより、搬送部117から搬送された記録材123と接触して記録材123を加熱する。なお、定着フィルム118cの構成の詳細については後述する。
加圧部としての加圧ローラ118dは、定着フィルム118cに当接して圧接している。そして、搬送部117から搬送された記録材123を、定着フィルム118cに加圧し、定着フィルム118cと共に回転して、搬送部117から搬送された記録材123を排出ローラ119に向けて搬送する。
ここで、定着フィルム118cを介してセラミックヒータ118eと加圧ローラ118dとが接触する部位には、定着ニップ部が形成されている。この定着ニップ部は、入り口ガイド305を介して搬送される記録材123上のトナー像の定着を行う。
セラミックヒータ118eは、発熱部であり、発熱して定着フィルム118cを加熱する。
電極部118fは、バイアス供給部であり、定着フィルム118cの導電層に接続するブラシ部118ffを有している。電極部118fは、電源122に接続して定着フィルム118cの導電層に対してバイアスを供給する。
反射型センサ118gは、反射光量検出部(反射光検出部)であり、定着フィルム118cの上方に、定着フィルム118cから所定距離の間隔を設けて配置されている。反射型センサ118gは、反射材118c−4からの反射光量を検出し、その検出結果を示す検出信号を後述する制御部250(図6参照)に出力する。
サーミスタ118hは、温度検出部であり、セラミックヒータ118eの定着フィルム118cとは接触しない非発熱面に配置され、セラミックヒータ118eの非発熱面の温度を測定している。
反射材118c−4は、定着フィルム118cの導電層に、被覆されて焼成されることにより形成されている。反射材118c−4は、例えば、フッソ樹脂(PFA)、酸化チタン、銀及び導電性フィラー等により形成されている。
発光部118jは、反射材118c−4に向けて発光する。
<定着フィルムの構成>
本発明の第1実施形態における定着フィルム118cの構成につき、更に図5をも参照しながら、以下詳細に説明する。
定着フィルム118cは、離型層118c−1と、プライマー層118c−2と、基層118c−3と、を積層して形成されている。ここで、離型層118c−1及びプライマー層118c−2の各々は、導電層である。
離型層118c−1は、第1の導電層であり、半導電性を有し、プライマー層118c−2の回転軸P方向の両端を除く外周面を被覆している。離型層118c−1は、定着フィルム118cと加圧ローラ118dとで記録材123を挟持して加熱加圧する際に、記録材123と接触する。
プライマー層118c−2は、導電性を有する第2の導電層であり、離型層118c−1の下層であると共に離型層118c−1と接続しており、基層118c−3の外周面を被覆している。プライマー層118c−2は、回転軸方向の両端において外部に突出する露出部118c−22を有している。プライマー層118c−2は、PTFE、PFA、PI、プライマー剤及び導電剤等を用いて形成されている。
プライマー層118c−2は、一方の露出部118c−22に反射材118c−4が設けられると共に、他方の露出部118c−22に電極部118fが接続されている。反射材118c−4は、定着フィルム118cの回転方向の一部に設けられている。
ここで、電極部118fのブラシ部118ffの回転軸P方向の幅は、プライマー層118c−2の露出部118c−22の回転軸P方向の幅と同一になっている。ブラシ部118ffは、露出部118c−22の離型層118c−1側の端部118c−222から回転軸P方向に沿って露出部118c−22に接続している。
基層118c−3は、耐熱性の樹脂により形成されている。基層118c−3は、例えば、厚さ20〜100μmのポリイミド、ポリイミドアミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PES(ポリエーテルスルホン)、またはPPS(ポリフェニレンスルフィド)等により形成されている。
<画像形成装置の機能的な構成>
本発明の第1実施形態における画像形成装置A1の機能的な構成につき、図6をも参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図6において、図1から図5と同一構成である部分については同一符号を付している。
図6に示すように、画像形成装置A1は、反射型センサ118gと、電流検出部124と、操作部201と、画像プロセス部202と、加圧ローラ駆動部203と、光学部204と、報知部205と、制御部250と、を有している。
制御部250は、CPU(Central Processing Unit)251と、I/F(インターフェース)部252と、RAM(Random Access Memory)253と、ROM(Read Only Memory)254と、を有している。
操作部201は、外部からの操作指示を制御部250のCPU251に出力する。
画像プロセス部202は、CPU251の制御に従って、スキャナ部Bから出力される画像データに基づくトナー像を形成し、形成したトナー像をシートデッキDから供給される記録材123上に転写する。
加圧ローラ駆動部203は、CPU251の制御に従って、加圧ローラ118dを駆動させる。
反射型センサ118gは、CPU251の制御に従って、発光部118jが発光した際の反射材118c−4からの反射光を検出し、検出結果を示す検出信号をCPU251に出力する。
電流検出部124は、CPU251の制御に従って、排出ローラ119に流れ込む電流値を検出し、検出結果をCPU251に出力する。
光学部204は、原稿の画像情報を読み取り、読み取った画像情報をCPU251に出力する。
報知部205は、CPU251の制御に従って、定着フィルム118cに異常を生じていることを、音、光または表示等により報知する。
CPU251は、操作部201からの操作指示又はI/F部252からの実行指示に応じて、ROM254からプログラムを読み出す。CPU251は、RAM253から読み出したデータ等に基づいて、ROM254から読み出したプログラムを実行することにより、反射型センサ118g及び電流検出部124の動作を制御する。
CPU251は、反射型センサ118gで検出した反射光量を電圧に換算してRAM253に記憶させると共に、電流検出部124で検出した電流値をRAM253に記憶させる。CPU251は、RAM253に記憶させたこれらの電圧及び電流値を監視することにより、反射光量の大小及び電流値の大小を判断することができる。
CPU251は、反射型センサ118gで検出した反射光量の大小、又は電流検出部124で検出した電流値の大小に基づいて、定着フィルム118cに異常が生じているか否かの状態を判断する。CPU251は、定着フィルム118cに異常が生じているものと判断した場合、定着フィルム118cに異常が生じていることを報知部205に報知させる。なお、CPU251は、記録材上に画像を形成する動作も制御する。
I/F部252は、CPU251とLAN等のネットワークとを接続するためのデバイスであり、具体的には、LANカードやLANボード等で実現される。I/F部252は、外部から送信される画像形成の実行指示を受信してCPU251に出力する。
RAM253は、CPU251がプログラムを実行するときに必要となるデータ、及びCPU251から書き込まれたデータ等を保持している。具体的には、RAM253には、定着装置118の耐久枚数、反射型センサ118gにおける検出値を電圧換算した値、サーミスタ118hから取得した温度、及び電流検出部124から取得した排出ローラ119に流れ込む電流値等が保持されている。
ROM254は、画像形成装置A1を制御するためのCPU251が実行するプログラムを保持している。具体的には、ROM254には、加圧ローラ118dの回転制御プログラム254a及び温度制御プログラム254b等が保持されている。
<定着フィルムの異常を検出する方法>
本発明の第1実施形態における定着フィルム118cの異常を検出する方法につき、図7から図9をも参照しながら、以下詳細に説明する。
定着フィルム118cのプライマー層118c−2の露出部118c−22に対して、電極部118fからバイアスを供給した状態で、プライマー層118c−2、離型層118c−1、記録材123及び排出ローラ119の順に電流が流れる。この際、記録材123は、定着装置118の定着フィルム118c及び加圧ローラ118dと、排出ローラ119と、により搬送方向に搬送されるため、定着フィルム118cと排出ローラ119との両方に接触している。記録材123は、低導電性を有し、離型層118c−1から流れ込んだ電流を排出ローラ119に供給することができる。
電流検出部124は排出ローラ119に流れ込んだ電流値を検出し、制御部250のCPU251は電流検出部124で検出した電流値を取得する。
ここで、定着フィルム118cは、一般に、全体の厚さが薄いため、外表面に近い離型層118c−1及びプライマー層118c−2に破損等の異常を生じ易い。電極部118fからバイアスが供給された状態において、定着フィルム118cに異常を生じた場合、電流は離型層118c−1及びプライマー層118c−2の破損した箇所を流れることができない。この結果、記録材123及び排出ローラ119には、微小な電流しか流れず、電流検出部124で検出される電流値は極めて小さい値となる。
従って、CPU251は、電流検出部124で検出した電流値が閾値未満の場合に、定着フィルム118cの異常を検出し、定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる。
図7に示すように、電流検出部124は、定着フィルム118cに異常を生じていない通常時では10μAの電流値を検出する。一方、電流検出部124は、定着フィルム118cに異常を生じた場合には、排出ローラ119に流れ込む電流は僅かであるため、0μAに近い電流値を検出する。
CPU251では、これらの電流値の大小を監視して定着フィルム118cの異常を判断する。具体的には、CPU251は、電流検出部124で検出した電流値が閾値S1(例えば、S1=2μA)未満である場合に、定着フィルム118cに異常を生じたものと判断する。
さらに、CPU251は、電流検出部124で検出した電流値に加えて、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断することもできる。
より具体的には、プライマー層118c−2の反射材118c−4を設けた方の露出部118c−22が破損した場合、反射型センサ118gで検出される反射光量が極めて小さくなり、反射型センサ118gで検出する検出信号の電圧は小さくなる。従って、CPU251は、反射型センサ118gで検出した検出信号の電圧が閾値(スレッシュ電圧)S2未満の場合に、定着フィルム118cに異常を生じたものと判断することができる。
図8は、定着フィルム118cの反射材118c−4からの反射光が正常な場合の検出信号を示している。図9は、定着フィルム118cの反射材118c−4からの反射光が弱くなった場合の検出信号を示している。図8及び図9において、反射型センサ118gで検出する検出信号は、定着フィルム118cが一周するのに要する時間tsを周期とするアナログ信号である。また、反射型センサ118gで検出する検出信号は、反射材118c−4を検出した際にピーク電圧Vmとなり、反射材118c−4を検出しない場合に電圧Vbとなる。
CPU251は、図8の場合、反射型センサ118gで検出する検出信号のピーク電圧Vmが閾値S2以上であるため、定着フィルム118cが正常であるものと判断する。一方、CPU251は、図9の場合、反射型センサ118gで検出する検出信号のピーク電圧Vmが閾値S2未満であるため、定着フィルム118cに異常を生じたものと判断する。
ここで、図9は、反射材118c−4の一部が破損する等の反射材118c−4の一部に異常を生じた場合を示すものであり、反射材118c−4の全部が破損する等の反射材118c−4全体に異常を生じた場合には、ピーク電圧Vmは現れない。反射材118c−4全体に異常を生じた場合であっても、反射型センサ118gで検出する検出信号の電圧は常に閾値S2未満であるため、CPU251は定着フィルム118cに異常を生じたものと判断することができる。
<画像形成装置の動作>
本発明の第1実施形態における画像形成装置A1の動作につき、更に図10をも参照しながら、以下詳細に説明する。
まず、画像形成装置A1は、CPU251が操作部201から操作指示を受けた場合、又は図示しないホストコンピュ−ターからI/F部252を介してプリント信号を受信した場合に、動作を開始する(S300)。
次に、CPU251は、反射型センサ118gから反射光量Vを取り込むことにより反射材118c−4の検出を開始する(S301)。
次に、CPU251は、反射光量Vが閾値S2以上であるか否かを判断する(S302)。
CPU251は、反射光量Vが閾値S2以上である場合(S302:YES)、ピーク電圧Vmの検出間隔から定着フィルム118cの回転速度を求める(S303)。また、CPU251は、求めた回転速度に基づいて加圧ローラ118dの回転駆動を制御しながら印字動作を実行する(S304)。
ここで、CPU251は、定着フィルム118cが一周するのに要する時間tsと定着フィルム118cの周長とにより、定着フィルム118cの回転速度を求めることができる。また、CPU251は、記録材123の搬送速度と定着フィルム118cの回転速度とは相関関係にあるため、定着フィルム118cの回転速度から実際の記録材123の搬送速度を予測することができる。CPU251は、予測した記録材123の搬送速度に応じて、加圧ローラ118dの回転を制御する。
次に、CPU251は、電流検出部124により検出された、排出ローラ119に流れる電流を確認する(S305)。
次に、CPU251は、電流検出部124により検出した排出ローラ119に流れる電流の電流値が、閾値S1以上であるか否かを判断する(S306)。
画像形成装置A1は、排出ローラ119に流れる電流の電流値が閾値S1以上の場合(S306:YES)、動作を終了する(S307)。
一方、CPU251は、排出ローラ119に流れる電流の電流値が閾値S1未満の場合(S306:NO)、定着フィルム118cに異常が生じているものと判断する(S308)。そして、CPU251は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる(S309)。
また、CPU251は、反射光量Vが閾値S2未満の場合(S302:NO)、定着フィルム118cに異常が生じているものと判断する(S310)。そして、CPU251は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる(S311)。
ここで、反射光量Vが閾値S2未満の場合(S302:NO)にのみ、定着フィルム118cに異常を生じていると判断する場合には、反射材118c−4が破損しない限り、定着フィルム118cの異常を検出することができない。従って、定着フィルム118cの反射材118c−4を設けた箇所以外に異常を生じた場合には、定着フィルム118cの異常に伴って2次弊害を生じた際に、初めて定着フィルム118cの異常を発見することとなる。ここで、2次弊害としては、記録材123に生成される画像に異常を生じた場合、定着フィルム118c以外の部分も損傷した場合、又はトナーで装置内が汚染された場合等が考えられる。
一方、本実施形態では、定着フィルム118cの異常を、反射型センサ118gで検出した反射光量と電流検出部124で検出した電流値とを用いて判断するので、定着フィルム118cの異常をより早く確実に検出することができる。また、本実施形態では、定着フィルム118cの異常に伴って生じる2次弊害を極力少なくすることができる。
前述したように、本実施形態によれば、定着フィルムに流れる電流値の大小に基づいて定着フィルムの異常を検出することができると共に、定着フィルムの異常に伴う2次弊害を低減することができる。
また、本実施形態によれば、制御部250により定着フィルム118cが異常であると判断された場合に報知する報知部205を更に有することにより、画像形成装置のユーザに対して定着フィルムの異常を確実に認識させることができる。
また、本実施形態によれば、反射光量の大小に基づいて、定着フィルム118cの異常を判断することにより、複数の異なる手段により定着フィルムの異常を判断するので、定着フィルムの異常を正確に判断することができる。
また、本実施形態によれば、反射材118c−4は、定着フィルム118cの回転方向の一部に設けられ、制御部250は、定着フィルム118cの異常の判断を行う。これに加えて、反射型センサ118gにより検出した反射光量の大小に基づいて定着フィルム118cの回転速度を求める。これにより、加圧ローラ118dの回転を制御することにより、定着フィルムの異常の判断と加圧部の回転制御とを、同一手段で行うことができるので、部品点数を減少させて、装置の大型化を防ぐと共に製造コストの上昇を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、電極部118fは、回転軸P方向の一方の端部から突出する露出部118c−22に接続し、反射材118c−4は、回転軸P方向の他方の端部から突出する露出部118c−22に設けられる。これにより、物理的に離れた位置に設けた複数の異なる手段により定着フィルムの異常を判断するので、定着フィルムの異常を確実に判断することができる。
また、本実施形態によれば、電極部118fが接続される露出部118c−22は記録材の搬送領域外に位置する。このため、記録材を搬送する手段と干渉しない位置に定着フィルムの異常を判断する手段を設けることができる。
また、本実施形態によれば、電極部118fは、露出部118c−22の離型層118c−1側の端部から回転軸P方向に沿って露出部118c−22に接続して露出部118c−22にバイアスを供給するブラシ部118ffを有する。これにより、バイアスを高く設定することができるので、定着フィルムの正常時と異常時とを容易に見分けることができる。
〔第2実施形態〕
<画像形成部の構成>
本発明の第2実施形態における画像形成部Cの構成につき、図11を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、本実施形態に係る画像形成装置A2において、画像形成部C以外は上記第1実施形態と同一構成であるので、画像形成部C以外の説明を省略する。
なお、図11において、図1から図10と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
排出ローラ419a、419b、419cは、定着装置118によりトナー像を定着された記録材をトレイ120に排出する。排出ローラ419a、419b、419cは、複数設けられ、記録材123の搬送方向に直交する方向(回転軸P方向)に所定間隔を設けて配置されている。
具体的には、排出ローラ419aは、導電性を有する材料により形成され、排出ローラ419aに流れ込む電流値を検出するための電流検出部424aに接続されている。排出ローラ419bは、導電性を有する材料により形成され、排出ローラ419bに流れ込む電流値を検出するための電流検出部424bに接続されている。排出ローラ419cは、導電性を有する材料により形成され、排出ローラ419cに流れ込む電流値を検出するための電流検出部424cに接続されている。これにより、電流検出部による電流検出位置は前記排出ローラの位置に対応して記録材搬の搬送方向に直交する方向に複数箇所となる。
なお、本実施形態に係る定着装置において、反射材118c−4を設けた方の露出部118c−22に電極部118fを接続するが、上記第1実施形態のように、反射材118c−4を設けていない方の露出部118c−22に電極部118fを接続してもよい。
また、排出ローラ419a、419b、419cは、3つに限らず、2つ又は4つ以上の任意の数だけ設けることができる。
<定着フィルムの異常を検出する方法>
本発明の第2実施形態における定着フィルム118cの異常を検出する方法につき、更に図12をも参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図12において、A1は電流検出部424aで検出した電流値であり、A2は電流検出部424bで検出した電流値であり、A3は電流検出部424cで検出した電流値である。
定着フィルム118cのプライマー層118c−2に対して、電極部118fからバイアスを供給した状態で、プライマー層118c−2、離型層118c−1、記録材123、及び各排出ローラ419a、419b、419cの順に電流が流れる。そして、電流検出部424aは排出ローラ419aに流れ込んだ電流を測定し、電流検出部424bは排出ローラ419bに流れ込んだ電流を測定し、電流検出部424cは排出ローラ419cに流れ込んだ電流を測定する。
ここで、定着フィルム118cの破損した箇所に応じて、各排出ローラ419a、419b、419cに流れ込む電流量が異なるため、各電流検出部424a、424b、424cで検出される電流値も異なる。
例えば、図11に示すように、定着フィルム118cのR1部が破損している場合には、R1部により定着フィルム118cにおける電流の流れが遮断される。従って、R1部を経由して排出ローラ419aに流れる電流量は、R1部以外を経由して排出ローラ419b、419cに流れる電流量よりも小さくなる。この場合には、図12に示すように、電流検出部424aで検出する電流値は例えば2μAであるのに対して、電流検出部424b及び電流検出部424cで検出する電流値は何れも3μAになる。即ち、電流検出部424aで検出する電流値は、電流検出部424b及び電流検出部424cで検出する電流値よりも小さくなる。
CPU251は、各電流検出部424a、424b、424cで検出した電流値の差を求め、求めた差が閾値以上の場合に定着フィルム118cに異常を生じたと判断し、定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる。
また、RAM253には、記録材123の搬送方向に直交する方向における、定着フィルム118cに対する各電流検出部424a、424b、424cの相対的な位置が記憶されている。CPU251は、各電流検出部424a、424b、424cで検出した電流値のうち閾値未満の電流値を検出した電流検出部424a、424b、424cを特定する。そして、CPU251は、特定した電流検出部424a、424b、424cの位置をRAM253から読み出して、読み出した位置を異常を生じている箇所として報知部205に報知させる。
さらに、CPU251は、電流検出部424a、424b、424cで検出した電流値に加えて、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断することもできる。なお、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断する構成及び方法は上記第1実施形態と同一であるので、その説明を省略する。
なお、CPU251は、定着フィルム118cの異常を判断する際に、各電流検出部424a、424b、424cで検出した電流値の差分と閾値とを比較したが、各電流検出部424a、424b、424cで検出した電流値と閾値とを順次比較してもよい。
<画像形成装置の動作>
本発明の第2実施形態における画像形成装置A2の動作につき、更に図13をも参照しながら、以下詳細に説明する。
まず、画像形成装置A2は、CPU251が操作部201から操作指示を受けた場合、又は図示しないホストコンピュ−ターからI/F部252を介してプリント信号を受信した場合に、動作を開始する(S500)。
次に、CPU251は、反射型センサ118gで検出した反射光量Vが閾値S2以上である場合に、ピーク電圧Vmの検出間隔から定着フィルム118cの回転速度を求める。そして、CPU251は、求めた回転速度に基づいて加圧ローラ118dの回転を制御しながら印字動作を実行する(S501)。
次に、各電流検出部424a、424b、424cは、各排出ローラ419a、419b、419cに流れ込んだ電流値を各々検出する(S502)。
次に、CPU251は、各排出ローラ419a、419b、419cに流れる電流の電流値の差が閾値未満であるか否かを判断する(S503)。
画像形成装置A2は、各排出ローラ419a、419b、419cに流れる電流値の差が閾値未満の場合(S503:YES)、動作を終了する(S504)。
一方、CPU251は、各排出ローラ419a、419b、419cに流れる電流値の差が閾値以上の場合(S503:NO)、定着フィルム118cに異常を生じているものと判断する。そして、CPU251は、電流値の少ない電流検出部424a、424b、424cの回転軸P方向の位置に応じて、異常の生じている箇所を特定する(S505)。さらに、CPU251は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたこと及び異常を生じている箇所を報知部205に報知させる(S506)。
本実施形態によれば、排出ローラ419a、419b、419cは、複数設けられると共に、搬送方向に直交する方向に沿って配列し、電流検出部424a、424b、424cは、各々の排出ローラ419a、419b、419cを介して流れ込む各々の電流を検出し、制御部250は、異常の判断に加えて、各々の電流検出部424a、424b、424cにより検出した電流の大小と、各々の電流検出部424a、424b、424cの直交する方向における位置と、に基づいて、定着フィルム118cの異常を生じている箇所を特定することにより、上記第1実施形態の効果に加えて、定着フィルムの異常を生じている箇所を検出することができる。
〔第3実施形態〕
<定着装置の構成>
本発明の第3実施形態に係る定着装置518の構成につき、図14を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図14において、図1から図5と同一構成である部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
セラミックヒータ118eは、図14に示すように、定着フィルム118cの回転軸P方向に沿って設けられている。
なお、本実施形態に係る画像形成装置A3は、画像形成装置A1と比較して、主に電極部118f及び電流検出部124を除き、定着装置118の代わりに定着装置518を有すること以外は画像形成装置A1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<画像形成装置の機能的な構成>
本発明の第3実施形態における画像形成装置A3の機能的な構成につき、図15をも参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図15において、図6と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図15に示すように、画像形成装置A3は、反射型センサ118gと、操作部201と、画像プロセス部202と、加圧ローラ駆動部203と、光学部204と、報知部205と、制御部550と、サーミスタ118hと、を有している。
定着装置518は、反射型センサ118gと、加圧ローラ駆動部203と、制御部550と、サーミスタ118hと、を含んでいる。
制御部550は、CPU551と、I/F部252と、RAM253と、ROM254と、を有している。なお、制御部550は、制御部250と比較して、CPU251の代わりにCPU551を有する以外は制御部250と同一構成であるので、その説明を省略する。
サーミスタ118hは、測定部であり、CPU551の制御に従って、定着フィルム118cの周囲の温度を測定し、測定結果をCPU551に出力する。
CPU551は、RAM253から読み出したデータ等に基づいて、ROM254から読み出したプログラムを実行することにより、反射型センサ118g及びサーミスタ118hの動作を制御する。CPU551は、反射型センサ118gから入力された検出結果、又はサーミスタ118hから入力された測定結果に基づいて、定着フィルム118cに異常が生じているか否かを判断する。なお、CPU551における上記以外の構成は上記第1実施形態と同一であるので、その説明を省略する。
<定着フィルムの異常を検出する方法>
本発明の第3実施形態における定着フィルム118cの異常を検出する方法につき、図16をも参照しながら、以下詳細に説明する。
サーミスタ118hは、セラミックヒータ118eの非発熱面の温度を測定し、測定結果をCPU251に出力する。
ここで、定着フィルム118cに異常を生じていない正常時においては、セラミックヒータ118eで生じた熱は定着フィルム118cに奪われる。しかしながら、定着フィルム118cに異常を生じた場合、セラミックヒータ118eで生じた熱は、定着フィルム118cに奪われずに、セラミックヒータ118eの周囲に滞留するため、サーミスタ118hで測定される温度は正常時に比べて高温度になる。
CPU551は、サーミスタ118hで測定された温度が閾値以上の場合に、定着フィルム118cの異常を検出し、定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる。
図16に示すように、サーミスタ118hで測定される温度は、定着フィルム118cに異常を生じていない通常時では200℃であるが、定着フィルム118cに異常を生じた場合には、セラミックヒータ118eの周囲に滞留するため、210℃である。
CPU551では、これらの温度を監視して定着フィルム118cの異常を検出する。具体的には、CPU551は、サーミスタ118hで測定された温度が閾値S11(例えば、S11=206℃)以上である場合に、定着フィルム118cに異常を生じたものと判断する。
さらに、CPU551は、サーミスタ118hで測定された温度に加えて、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断することもできる。なお、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断する構成及び方法は上記第1実施形態と同一であるので、その説明を省略する。
<画像形成装置の動作>
本発明の第3実施形態における画像形成装置A3の動作につき、更に図17をも参照しながら、以下詳細に説明する。
まず、画像形成装置A3は、CPU551が操作部201から操作指示を受けた場合、又は図示しないホストコンピュ−ターからI/F部252を介してプリント信号を受信した場合に、動作を開始する(S600)。
次に、CPU551は、反射型センサ118gから反射光量Vを取り込むことにより反射材118c−4の検出を開始する(S601)。
次に、CPU551は、反射光量Vが閾値S2以上であるか否かを判断する(S602)。
CPU551は、反射光量Vが閾値S2以上の場合(S602:YES)、ピーク電圧Vmの検出間隔から定着フィルム118cの回転速度を求める(S603)。そして、CPU551は、求めた回転速度に基づいて加圧ローラ118dの回転を制御しながら印字動作を実行する(S604)。
次に、CPU551は、サーミスタ118hを検知する(S605)。
次に、CPU551は、サーミスタ118hで測定された温度が閾値S11未満であるか否かを判断する(S606)。
画像形成装置A3は、サーミスタ118hで測定された温度が閾値S11未満の場合(S606:YES)、動作を終了する(S607)。
一方、CPU551は、サーミスタ118hで測定された温度が閾値S11以上の場合(S606:NO)、定着フィルム118cに異常を生じているものと判断する(S608)。そして、CPU551は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる(S609)。
また、CPU551は、反射光量Vが閾値S2未満の場合(S602:NO)、定着フィルム118cに異常を生じているものと判断する(S610)。そして、CPU551は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる(S611)。
ここで、反射光量Vが閾値S2未満の場合(S602:NO)にのみ、定着フィルム118cに異常が生じていると判断する場合には、上記第1実施形態と同様に2次弊害を生じる。
一方、本実施形態では、定着フィルム118cの異常を、反射型センサ118gで検出した反射光量とサーミスタ118hで測定された温度とを用いて判断するので、2次弊害を食い止めることができる。
本実施形態によれば、定着フィルム118cの周辺の温度を測定するサーミスタ118hにより測定された温度の大小に基づいて、定着フィルム118cの異常を判断する制御部550を備える。このため、定着フィルムの異常を検出することができると共に、定着フィルムの異常に伴う2次弊害を低減することができる。
また、本実施形態によれば、サーミスタによる温度検出と反射型センサによる光量検出に基づいて、定着フィルム118cの異常を判断する。このため、複数の異なる手段により定着フィルムの異常を判断するので、定着フィルムの異常を正確に判断することができる。
また、前述した実施形態と同様に、加圧ローラ118dの回転制御と定着フィルムの異常の判断とを、同一手段で行うことができるので、部品点数を減少させて、装置の大型化を防ぐと共に製造コストの上昇を抑制することができる。
〔第4実施形態〕
<定着装置の構成>
本発明の第4実施形態に係る定着装置718の構成につき、図18を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、図18において、図1から図5と同一構成である部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
サーミスタ118h1、118h2、118h3は、温度検出部であり、セラミックヒータ118eの定着フィルム118cとは接触しない非発熱面に配置され、セラミックヒータ118eの非発熱面の温度を測定している。サーミスタ118h1、118h2、118h3は、複数設けられ、記録材123の搬送方向(回転軸P方向)に所定間隔を設けて配列されている。
具体的には、サーミスタ118h1は、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の中央に設けられ、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の中央の温度を測定している。サーミスタ118h2は、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の一方の端部に設けられ、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の一方の端部の温度を測定している。サーミスタ118h3は、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の他方の端部に設けられ、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の他方の端部の温度を測定している。
なお、本実施形態に係る画像形成装置A4は、画像形成装置A1と比較して、主に電極部118f及び電流検出部124を除き、定着装置118の代わりに定着装置718を有すること以外は画像形成装置A1と同一構成であるので、その説明を省略する。
<定着フィルムの異常を検出する方法>
本発明の第4実施形態における定着フィルム118cの異常を検出する方法につき、更に図19をも参照しながら、以下詳細に説明する。なお、本実施形態におけるCPUは、上記第3実施形態におけるCPU551と概ね同一構成を有するので、上記第3実施形態の符号を用いて説明する。
サーミスタ118h2は、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の一方の端部の温度を測定し、測定結果をCPU551に出力する。サーミスタ118h3は、セラミックヒータ118eの非発熱面の回転軸P方向の他方の端部の温度を測定し、測定結果をCPU551に出力する。
ここで、定着フィルム118cの破損した箇所に応じて、各サーミスタ118h2、118h3で測定される温度が異なるため、各サーミスタ118h2、118h3で測定された温度も異なる。
例えば、図19に示すように、定着フィルム118cのR2部が破損している場合、定着フィルム118cのR2部を含む領域を加熱するセラミックヒータ118eの熱量は定着フィルム118cにより奪われ難い。従って、定着フィルム118cのR2部側に設けられたサーミスタ118h3で測定された温度は、定着フィルム118cのR2部と反対側に設けられたサーミスタ118h2で測定された温度よりも高くなる。この場合には、図19に示すように、サーミスタ118h2で測定される温度は例えば200℃であるのに対して、サーミスタ118h3で測定される温度は210℃になる。即ち、サーミスタ118h2で測定される温度は、サーミスタ118h3で測定される温度よりも高くなる。
従って、CPU551は、各サーミスタ118h2、118h3で測定された温度差が閾値以上の場合に、定着フィルム118cの異常を検出し、定着フィルム118cに異常を生じたことを報知部205に報知させる。
また、RAM253には、回転軸P方向における、定着フィルム118cに対する各サーミスタ118h2、118h3の相対的な位置が記憶されている。CPU551は、各サーミスタ118h2、118h3で測定された温度のうち閾値未満の温度が測定されたサーミスタ118h2、118h3を特定する。そして、CPU551は、特定したサーミスタ118h2、118h3の位置をRAM253から読み出して、読み出した位置を異常を生じている箇所として報知部205に報知させる。
さらに、CPU551は、サーミスタ118h2、118h3で測定された温度に加えて、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断することもできる。なお、反射型センサ118gで検出した反射光量を用いて、定着フィルム118cの異常を判断する構成及び方法は上記第1実施形態と同一であるので、その説明を省略する。
<画像形成装置の動作>
本発明の第4実施形態における画像形成装置A4の動作につき、更に図20をも参照しながら、以下詳細に説明する。
まず、画像形成装置A4は、CPU551が操作部201から操作指示を受けた場合、又は図示しないホストコンピュ−ターからI/F部252を介してプリント信号を受信した場合に、動作を開始する(S700)。
次に、CPU551は、反射型センサ118gで検出した反射光量Vが閾値S2以上である場合に、ピーク電圧Vmの検出間隔から定着フィルム118cの回転速度を求める。そして、CPU551は、求めた回転速度に基づいて加圧ローラ118dの回転を制御しながら印字動作を実行する(S701)。
次に、各サーミスタ118h1、118h2、118h3は、温度を各々測定する(S702)。
次に、CPU551は、サーミスタ118h2で測定された温度と、サーミスタ118h3で測定された温度との温度差が閾値未満であるか否かを判断する(S703)。
画像形成装置A4は、サーミスタ118h3で測定された温度との温度差が閾値未満の場合(S703:YES)、動作を終了する(S704)。
一方、CPU551は、サーミスタ118h3で測定された温度との温度差が閾値以上の場合(S703:NO)、定着フィルム118cに異常を生じているものと判断する。そして、CPU551は、温度が高いサーミスタ118h2、118h3の回転軸P方向の位置に応じて、異常の生じている箇所を特定する(S705)。さらに、CPU551は、エラーを表示する等により定着フィルム118cに異常を生じたこと及び異常を生じている箇所を報知部205に報知させる(S706)。
なお、本実施形態において、サーミスタ118h1で測定された温度を定着フィルム118cの異常の判断には用いていないが、サーミスタ118h1で測定された温度を定着フィルム118cの異常の判断に用いてもよい。これにより、定着フィルム118cの異常を生じている箇所をより細かく特定することができる。また、定着フィルム118cの異常を判断する際に用いるサーミスタは、任意の数だけ設けることができる。
本実施の形態によれば、複数設けたサーミスタの各々により測定された温度と、各々の測定位置とに基づいて定着フィルム118cの異常を生じている箇所を特定する。これにより、上記第3実施形態の効果に加えて、定着フィルムの異常を生じている箇所を検出することができる。
なお、本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
例えば、上記実施形態では、反射型センサで検出した反射光量を用いて定着フィルムの異常を判断したが、電流検出部で検出した電流値又はサーミスタで測定された温度のみを用いて定着フィルムの異常を判断してもよい。
本発明に係る定着装置及び画像形成装置は、複写機、レーザービームプリンタ、又はファクシミリ等に用いられ、熱及び圧力により記録材にトナー像を定着させるのに好適である。
118 定着装置
118a ヒータステー
118b フィルムガイド
118c 定着フィルム
118c−1 離型層
118c−2 プライマー層
118c−22 露出部
118c−3 基層
118c−4 反射材
118d 加圧ローラ
118e セラミックヒータ
118f 電極部
118ff ブラシ部
118g 反射型センサ
118h サーミスタ
118h1 サーミスタ
118h2 サーミスタ
118h3 サーミスタ
118j 発光部
119 排出ローラ
122 電源
123 記録材
124 電流検出部
201 操作部
205 報知部
250 制御部
419a 排出ローラ
419b 排出ローラ
419c 排出ローラ
424a 電流検出部
424b 電流検出部
424c 電流検出部

Claims (12)

  1. 発熱部と、前記発熱部により加熱される回転部材と、前記回転部材に当接して加圧する加圧部と、を有し、回転する前記回転部材と前記加圧部とで記録材を挟持して加熱加圧することにより前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着部 を備える画像形成装置において、
    前記回転部材にバイアスを供給するバイアス供給部と、
    前記バイアス供給部によりバイアスを供給した状態で、前記回転部材から前記記録材を介して流れ込む電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部により検出した電流値に基づいて、前記定着部の状態を判断する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 発光部と、
    前記回転部材に設けられて前記発光部が発光する光を反射する反射材と、
    前記反射材からの反射光を検出する反射光検出部と、
    を更に有し、
    前記制御部は、
    前記電流検出部により検出した電流値に加えて、前記反射光検出部により検出した前記反射光に基づいて、前記定着部の状態を判断する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記反射材は、
    前記回転部材の回転方向の一部に設けられ、
    前記制御部は、
    前記定着部の状態の判断に加えて、前記反射光検出部により検出した前記反射光に基づいて前記回転部材の回転速度を求めることにより、前記加圧部の回転駆動を制御する、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記回転部材は、
    前記記録材に接する第1の導電層と、
    前記第1の導電層の下層であり、前記第1の導電層の前記回転部材の回転軸方向の端部において露出する露出部を有する第2の導電層と、
    から構成され、
    前記バイアス供給部は、
    前記露出部に接続し、
    前記反射材は、
    前記回転部材の回転軸方向において前記露出部と反対側の端部に設けられる、
    請求項2又は請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記露出部は、前記記録材の搬送領域外に位置する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記バイアス供給部は、
    前記露出部の前記第1の導電層の端部から前記回転軸方向に沿って前記露出部に接続するブラシ部を有する、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記電流検出部による検出位置は、
    複数設けられると共に、前記記録材の搬送方向に直交する方向に沿って配置され、

    前記制御部は、
    前記状態の判断に加えて、各々の前記検出位置により検出した電流値に基づいて、前記回転部材の前記搬送方向に直交する方向における状態を判断する、
    請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部により前記定着部の状態を報知する報知部を更に有する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 発熱部と、
    前記発熱部により加熱される回転部材と、
    前記回転部材に当接して加圧する加圧部と、
    を有し、
    回転する前記回転部材と前記加圧部とで記録材を挟持して加熱加圧することにより、前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着装置において、
    前記回転部材または前記発熱部の温度を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された温度に基づいて、前記回転部材の異常を判断する制御部と、
    を備える定着装置。
  10. 発光部と、
    前記回転部材に設けられて前記発光部が発光する光を反射する反射材と、
    前記反射材からの反射光を検出する反射光検出部と、
    を更に有し、
    前記制御部は、
    前記測定部により測定された温度に加えて、前記反射光検出部により検出した前記反射光に基づいて、前記回転部材の異常を判断する、
    請求項9記載の定着装置。
  11. 前記反射材は、
    前記回転部材の回転方向の一部に設けられ、
    前記制御部は、
    前記回転部材の異常の判断に加えて、前記反射光検出部により検出した前記反射光に基づいて前記回転部材の回転速度を求めることにより、前記回転部材を従動回転する前記加圧部の回転を制御する、
    請求項10記載の定着装置。
  12. 前記測定部は、
    複数設けられ、前記回転部材の回転軸方向に沿って配列し、
    前記制御部は、
    前記異常の判断に加えて、前記測定部の各々により測定された温度と、各々の測定位置と、に基づいて、前記回転部材の異常を生じている箇所を特定する、
    請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載の定着装置。
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