JP2015098749A - シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】採光と通風を調整しつつも安全性とプライバシーの保護を確保した。【解決手段】シャッター装置は、開口14を設けた固定羽15と開口14を開閉可能な可動羽16とを備えたスラット10が上下方向に複数連結されている。可動羽16は固定羽15の上端の第一フック部15aを第一係合部21aに嵌合させて、回動可能とした。固定羽15に設けた開口14は上下方向に分離して複数配列させ、固定羽16の上側に偏心して配列させた。開口14は、固定羽15に対して開状態にある可動羽16の下端部の水平方向の延長線に対して上側に偏心して位置する。【選択図】図7

Description

本発明は、建物の開口部に用いられていてスラットによって採光や通風等の可能なシャッター装置に関する。
従来、スラットをブラインドとして用いた採光や通風等の可能なシャッターカーテンとして、例えば特許文献1に記載されたシャッター装置が提案されている。
このシャッター装置は固定羽と可動羽が重ねて設けられたスラットが上下方向に複数連結されていて、シャッターカーテンが建物の開口部を閉鎖させた閉鎖状態で可動羽を開閉操作させることができる。
このシャッター装置は、上下方向に配列された複数のスラットにおいて上側の固定羽で下側のスラットに設けた可動羽を押すことで、下側の可動羽を回動させて開作動させ、固定羽の開口を通して採光や通風ができるようになっている。しかも、開状態にある可動羽によって外部から室内を視認しにくい状態にすることができる。
上述したシャッター装置では、各スラットの固定羽にはその縦幅方向の中央に略長方形状の1つの開口が形成され、この開口は固定羽の横幅方向に所定間隔を開けて複数配列されている。また、各開口には防虫ネットを貼ることで虫等が入らないようにしているものがある。
欧州特許第2039871号明細書
しかしながら、特許文献1に記載されたシャッター装置では、固定羽の縦幅方向の中央に略長方形状の開口が形成されているために、可動羽の開状態で太陽光の取り込みや採風の流通が容易であるが、その反面、開状態にある可動羽と固定羽の隙間を通して外部から開口を通して室内を目視し易くプライバシーの保護を充分図れない欠点があった。また、固定羽の開口は比較的大きな面積であるために指等が開口から容易に入り易く防犯が不十分であるという欠点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、採光と通風を調整しつつも安全性とプライバシーの保護を確保するようにしたシャッター装置を提供することを目的とする。
本発明によるシャッター装置は、開口を設けた固定羽と開口を開閉可能な可動羽とを備えたスラットが上下方向に複数連結されていて、上下のスラットの相対移動によって可動羽を開作動させるようにしたシャッター装置であって、スラットの固定羽に設けた開口は互いに分離して複数配列されると共に、開閉作動する可動羽と固定羽との連結部側に偏心して配列されていることを特徴とする。
本発明によれば、スラットの固定羽に設けた開口は互いに分離して複数配列されると共に、可動羽と固定羽との連結部側に偏心して配列させたため、開状態にある可動羽との間で太陽光等の光が可動羽等で反射して複数の開口を通して入射するため柔らかな光を採光でき、風も可動羽と固定羽との間から複数の開口を通して流通するため柔らかな風を流通させることができる。しかも、複数の開口は開状態にある可動羽と固定羽の連結部側に偏心して配列したため、外部から開口を通して内部を目視することを可動羽で規制することができる上に、開口を複数に分割したため個々の開口の幅が小さく指などが入りにくいので防犯性が高い。
また、開口は、固定羽に対して開状態にある可動羽の下端部の水平方向の延長線に対して連結部側に位置することが好ましい。
固定羽の開口を開状態にある可動羽の下端部より連結部側に配列したから、外部から開口を通して内部を目視されることを防いでプライバシーの保護と安全性を確保できる。
また、開口は固定羽の横幅方向に延びると共に縦幅方向に沿って複数配列されて構成され、固定羽の横幅方向に間隔を開けて複数組配列されていてもよい。
開口を縦幅方向に複数に分割したものを固定羽の幅方向に複数組配列させたことで、固定羽の強度を確保しながら開口をバランス良く多数形成することができて、開口を通した採光と通風を調整できる。
また、可動羽は開状態で固定羽に対して鋭角に設定されていてもよい。
開状態で可動羽を固定羽に対して鋭角に開いた状態に保持するから、この点でも外部から開口を通して内部を目視されることを抑制できてプライバシーの保護に有効である。
本発明によるシャッター装置によれば、スラットの固定羽に設けた開口は互いに分割して複数配列されると共に、可動羽と固定羽との連結部側に偏心して配列させたため、開状態にある可動羽との間で太陽光等の光が可動羽等で反射して複数の開口を通して入射するため柔らかな光を充分採光でき、風も可動羽と固定羽との間から複数の開口を通して流通するため風を広範囲に取り込み易い。
しかも、複数の開口は開状態にある可動羽と固定羽の連結部側に偏心して配列したため、外部から開口を通して内部を目視することを可動羽で妨げることができる上に、開口を複数に分割して配設したため個々の開口の幅が小さく指などが入りにくいので防犯上の安全性が高い。
本発明の実施形態によるシャッター装置を示す分解斜視図である。 図1に示すシャッター装置の正面図である。 シャッターカーテンのスラットの可動羽を閉じた状態の要部縦断面図である。 シャッターカーテンのスラットの可動羽を開いた状態の要部縦断面図である。 シャッターカーテンのスラットを室外側から見た部分斜視図である。 図5に示すシャッターカーテンのスラットを室内側から見た部分斜視図である。 (a)は可動羽が開状態にあるスラットの縦断面図、(b)は同じく太陽光が開口から入射する光路を示す図である。 スラットの連結部のかしめ部を示す図であり、(a)はスラットの連結部の縦断面図、(b)はスラットの連結部を室内側から見た斜視図である。 ガイドレール部を一部破断したシャッターカーテンの一部を示す斜視図である。 スラットが閉状態の場合のガイドレール部を示す図13のA−A線水平断面図である。 スラットが開状態の場合のガイドレール部を示す図14のB−B線水平断面図である。 受け入れ部の内面に設けたモヘアの図であり、(a)は室内側と室外側の内面に設けたモヘアの図、(b)は変形例による室内側の内面に設けたモヘアの図である。 閉状態のスラットとモヘアを示す図10のガイドレール部のC−C線縦断面図である。 開状態のスラットとモヘアを示す図11のガイドレール部のD−D線縦断面図である。
以下、本発明の実施形態によるシャッター装置を図1乃至図14に基づいて説明する。
図1及び図2に示す実施形態によるシャッター装置1は、建物の開口部2にフレーム3が形成され、フレーム3は上枠3aと下枠3bと左右一対の縦枠3cとで四角形枠状に形成されている。フレーム3の上側の天板4と上枠3aとの間にシャッターユニット6が設置されている。シャッターユニット6の下側における両側の縦枠3cに一対のガイドレール部7が上下方向に取り付けられている。
シャッターユニット6の内部にはシャフト8と駆動モータ9とが設置され、シャフト8には長尺の複数のスラット10が上下方向に連結されたシャッターカーテン12が巻回されている。駆動モータ9の正逆回転により、シャッターカーテン12を巻き上げれば開口部2の開口状態を得られ、シャッターカーテン12を繰り出して下端まで降下させれば開口部2の閉鎖状態を得られる。シャッターカーテン12の上下動はその両端部を挟むガイドレール部7によってガイドされる。
次にシャッターカーテン12の構造について図3〜図6により説明する。シャッターカーテン12はその上端部と下端部の巾木13との間に複数のスラット10が互いに回動可能に上下方向に連結されている。各スラット10は開口14を備えた固定羽15と、固定羽15に対して回動可能な可動羽16とを備え、上側のスラット10の固定羽15の下端部と下側のスラット10の可動羽16の上端部とが回動可能に連結されて上下方向に連なっている。
なお、図5、図6において、上側の2枚の可動羽16は固定羽15に当接した閉状態を示し、下側の2枚の可動羽16は固定羽15から開作動した開状態を示しているが、各可動羽16は閉状態と開状態または開作動の途中で停止保持可能である。
各スラット10における固定羽15と可動羽16は横幅方向に長尺に形成された略長板状であり、縦断面視で円弧状に湾曲して形成されている。固定羽15は開口14が長円形状に形成され、1または複数、例えば3つの開口14が上下方向に互いに分離して形成されている。なお、各開口14にネットを貼り付けてもよい。
本実施形態に示す例では、図6及び図7に示すように、3つの開口14は固定羽15の縦幅方向の上側に偏って配列されて形成されているが、縦幅方向全体に等間隔に配列形成されていてもよい。固定羽15の複数の開口14を上側に偏らせて配列形成することで、可動羽16が開状態に保持された際に外部から開口14内を視認し難く、太陽光等の外部光は下側の可動羽16の外面と上側の可動羽16の内面に反射して開口14から入射し、柔らかい光を室内で採光することができる。採風についても開状態にある可動羽16と固定羽15の間隙から複数の開口14を通して室内に流入可能であり、その逆も可能である。
なお、一例として、図7(a)、(b)に示すスラット10において、固定羽15の下端から10cm前後の位置に縦幅5mmの開口14を5mm間隔で3カ所上方に形成する。開口14の縦幅を5mm以下にすることで子供の指でも通り抜けられないようにした。最も下側の開口14は開状態の可動羽16の下端より上方に位置するので、安全性と遮光とプライバシーを確保でき、しかも、採光や風の柔らかさや量等を調整することができる。
しかも、3つの開口14は固定羽15の横幅方向(長手方向)に沿って所定間隔で複数組形成されている。
また、可動羽16は、図5において、中央領域に形成され且つ縦幅方向の長さが固定羽15と略同一で固定羽15の開口14を開閉可能な本体部16aと、その両端部が切り欠かれて縦幅方向の長さの小さい支持部16bとを形成している。そして、固定羽15の両端部と可動羽16の小幅の両支持部16bは両側のガイドレール部7内にそれぞれ挿入されて上下動をガイドされる。
次に、複数のスラット10の連結構造について図3,4及び図8によって説明する。複数のスラット10の連結構造は左右同一構成であり、本実施形態では図8で一方の端部のみを示して説明する。
各スラット10において、固定羽15の上端部には室外側を向く第一フック部15aが形成され、更に第一フック部15aの付け根には可動羽16の開作動をストップさせるストッパー15bが形成されている。また、固定羽15の下端部にも第二フック部15cが形成され、更に第二フック部15cには下側の可動羽16を押圧して開作動させる押圧部18が形成されている。
一方、可動羽16には、上端部に固定羽15の第一フック部15a内に回動可能に挿入された断面略円弧状の係止部20と、第一フック部15aを外側から室内側に覆う断面略L字状の第一係合部21aとを備え、更に第一係合部21aの途中から分岐して上方に延びていて、上側に位置するスラット10の固定羽15の下端部に形成した第二フック部15c内に回動可能に挿入される第二係合部21bとが形成されている。上下のスラット10は、上側の固定羽15の第二フック部15cと下側の可動羽16の第二係合部21bとが回動可能に嵌合することで連結されている。
しかも、係止部20と第一係合部21aの間には、上側の固定羽15の押圧部18の押圧を受けて可動羽16を第一フック部15aと第二フック部15cを中心に回動させて開作動させる受け面16cが形成されている。
そのため、図3及び図8において、可動羽16の本体部16aが固定羽15に当接している閉位置にある状態から、シャッターカーテン12をわずかに下方移動させて上側の固定羽15の押圧部18で下側の可動羽16の受け面16cを押すことで、図4に示すように、可動羽16が回動して固定羽15から離間する方向に開作動することになる。この場合、可動羽16の開作動は第一係合部21aが固定羽15のストッパー15bに当接することで停止し、固定羽15に対して可動羽16は所定角度、例えば鋭角で開いた状態に保持される。
この状態で、図7に示すように、固定羽15の開口14は上側に偏心しているため、外部から視認し難く、太陽光等の外部光は下側の可動羽16の外面とその上の可動羽16の内面に反射して開口14から入射して採光する。
また、図8(a)、(b)に示す上下に連結されたスラット10において、固定羽15の上端部に形成された第一フック部15aはその幅方向の長さが両端で短くなっており、その外側で可動羽16の第一係合部21aが切り欠かれた切欠部23を介してその外側端部の第一係合部21aがかしめられて第一かしめ部24Aが形成されている。そのため、各スラット10の固定羽15に対して可動羽16の幅方向の摺動範囲は両端の第一かしめ部24Aで規制されており、スラット10の固定羽15から可動羽16が幅方向に横ずれしたり外れたりすることを阻止できる。
また、上側の固定羽15に形成した下端部の第二フック部15cはその幅方向の長さが両端で短くなっており、その外側で可動羽16の第二係合部21bが切り欠かれた切欠部25を介してその外側端部の第二係合部21bがかしめられて第二かしめ部24Bが形成されている。そのため、上側の固定羽15に対して下側の可動羽16の幅方向の摺動範囲は両端の第二かしめ部24Bで規制されており、上側の固定羽15から下側の可動羽16が幅方向に横ずれしたり外れたりすることを阻止できる。
なお、可動羽16の第一係合部21aと第二係合部21bは両側の支持部16b間の長さと同一長さであり、固定羽15の第一フック部15aは第一係合部21aの両側の切欠部23までの長さであり、第二フック部15cは第二係合部21bの両側の切欠部25までの長さを有している。
次にシャッターカーテン12の上下動をガイドするガイドレール部7の構造について図9から図14により説明する。ガイドレール部7もシャッターカーテン12の両側に配設されているが、両者は同一構造であるため、一方のガイドレール部7で説明する。
図9、図10、図11に示すように、フレーム3の左右の縦枠3cに固定される一対のガイドレール部7は、シャッターカーテン12の各スラット10を上下動可能にガイドする断面略U字状の受け入れ部27と縦枠3cに連結する取り付け部28とを有している。受け入れ部27の開口を通して各スラット10の固定羽15の端部と可動羽16の支持部16bとが内部に挿入されている。図11に示すように、スラット10が開状態にある場合に、スラット10の両端部の水平方向の開き幅と受け入れ部27の開口幅とをほぼ同一に設定する。
そして、受け入れ部27の対向する内面27a、27bにはそれぞれ繊維体としてモヘア30が基部29に植設されている。モヘア30はガイドレール部7の受け入れ部27の開口とシャッターカーテン12との隙間を埋め、シャッターカーテン12の上下動をガイドする消音材としての機能を有する。
内面27a、27bのモヘア30は複数列の繊維で構成されており、室内側と室外側の内面27a、27bに設けたモヘア30a、30bは図12(a)に示すように比較的太さが小さく硬さが小さい繊維31と比較的太さが大きく硬さが大きい繊維32との2種類の繊維で構成されている。なお、室内側の内面27aに設けたモヘア30aについては図12(b)に示すように一種類の上述した硬さの小さい繊維31で構成されていてもよい。
例えば、各内面27a、27bにおけるモヘア30a、30bがガイドレール部7の上下方向に3列で延びているとして、室内側と室外側の内面27a、27bのモヘア30a、30bは図12(a)に示すように柔らかい2列の繊維31と太さが大きく硬い1列の繊維32とで構成されている。或いは、室内側の内面27aのモヘア30aは図12(b)に示すように例えば3列全て繊維31で柔らかく、室外側の内面27bのモヘア31bは図12(a)に示すように柔らかい2列の繊維31と太さが大きく硬い1列の繊維32とで構成されていてもよい。
そのため、閉状態にあるスラット10は、図10及び図13に示すように、ガイドレール部7の受け入れ部27の内面27a、27bに設けたモヘア30a、30b間に収まり、上下動可能とされている。
一方、開状態にある各スラット10は、図11及び図14に示すように、可動羽16の小幅の支持部16bが受け入れ部27内の両側の内面27a,27bのモヘア30a、30bに当接する。特に室外側で第一及び第二係合部21a、21bから比較的離間した支持部16bの端部が硬さの大きい繊維32の列を混在させたモヘア30bに当接することで、自重による降下に抵抗して阻止する。また、手動等で、スラット10を外部から上側に上げようとした場合にもモヘア30a、30b、特に硬さの大きいモヘア30bで抵抗する。更に、閉状態でも各スラット10を両側のモヘア30a,30bに当接しないかわずかに当接する程度であるため、シャッターカーテン12の開閉操作音を消音して上下動可能に保持できる。
本実施形態によるシャッター装置1は上述した構成を備えており、次にその作用を説明する。シャッターカーテン12が建物の開口部2を開口状態から閉鎖状態に閉じる場合、図示しないスイッチによって駆動モータ9を一方向に回転駆動させてシャッターカーテン12をシャフト8に巻き上げた状態から繰り出し、図2及び図3に示すように、シャッターカーテン12の各スラット10の可動羽16が固定羽15に当接した閉状態で、両側のガイドレール部7にガイドされて降下させる。
そして、シャッターカーテン12の下端部の巾木13がフレーム3の下枠3bに当接して、負荷が変化することを駆動モータ9に取り付けたエンコーダ等の検知手段で検知するか、巾木13または下枠3b等に設けたセンサ等で検知することで停止する。この状態で開口部2はシャッターカーテン12で閉鎖されている。
この状態から、通風または採光のために可動羽16を開作動させるには、更に駆動モータ9でシャッターカーテン12をわずかに下方移動させる。これによって、各スラット10の固定羽15の下端部の押圧部18で下側のスラット10の可動羽16の受け面16cを押すことで、可動羽16が第一フック部15aを嵌合する第一係合部21aと第二フック部15cに嵌合される第二係合部21bとを中心に回転することで所定角度だけ室外側に開作動し、第一係合部21aが固定羽15のストッパー15bに当接して開状態で停止する。
この状態で、図7に示すように、屋外の風が固定羽15の開口14を通して室内に送られ、太陽光等の光が下側の可動羽16や上側の可動羽16で反射して開口14を通して室内を柔らかい光が照射する。採風も同様に固定羽15の開口14を通して室内外に柔らかく流通する。また、開状態にある可動羽16の下端部より上方に固定羽15の複数の開口14が配設されているから、外部から開口14を通して室内を視認し難く、各開口14の縦幅も小さいのでプライバシーを保護すると共に防犯上の安全性を向上できる。
また、建物の開口部2を開放するには、駆動モータ9を逆回転させてシャッターカーテン12を若干上方移動させることで押圧部18が可動羽16の受け面16cから離れ、可動羽16をその自重によって固定羽15に当接させて開口14を閉作動させる。その後、駆動モータ9を更に逆回転させてシャッターカーテン12をシャフト8に巻き上げればよい。
また、各スラット10が閉状態で上下動する場合には、図10及び図13に示すように、各スラット10の固定羽15と可動羽16は、その両端部がガイドレール部7の各受け入れ部27における内面27a、27bのモヘア30a、30b間でいなして消音させて上下動する。また、スラット10の可動羽16を外部から人為的に開こうとしても、両内面27a、27bのモヘア30a、30bが当接して抵抗する。
一方、スラット10の可動羽16が固定羽15に対して開状態にある場合には、スラット10はガイドレール部7の各受け入れ部27における内面27a、27bのモヘア30a、30b間と同一幅になり、互いに当接する。しかも、図11及び図14に示すように、可動羽16の両端の支持部16bは開いた状態で内面27bの硬い繊維32を含むモヘア30bに当接することで、自重による降下方向の荷重に対して抵抗し、モヘア30a、30bの硬さで可動羽16を開状態に維持する。また、固定羽15の押圧部18が可動羽16の受け面16cから離れた場合には支持部16bがモヘア30b,30aの抵抗に打ち勝って自重で閉作動することを許容する。
しかも、上述したシャッターカーテン12の開閉作動と、各スラット10における可動羽16が開口14を設けた固定羽15に対する開閉作動を行うに際し、各可動羽16は第一かしめ部24Aと第二かしめ部24Bによって固定羽15に対して横ずれすることを規制できる。
上述のように、本実施形態によるシャッター装置1によれば、シャッターカーテン12の各スラット10において、可動羽16は第一かしめ部24Aによって固定羽15の第一フック部15aに対して横ずれしないように規制されるため、組立後に可動羽16が固定羽15から横ずれしたり、外れたりすることを規制できる。また、各可動羽16は第二かしめ部24Bによって上側の固定羽15の第二フック部15cに対して横ずれしないように規制されるため、組立後に可動羽16を含むスラット10が上側のスラット10の固定羽15から横ずれしたり、外れたりすることを規制できる。
また、可動羽16の第一係合部21aの両端に設けた第一かしめ部24Aと第二係合部21bの両端に設けた第二かしめ部24Bは、それぞれ切欠部23,25によって相対回動に寄与するその内側の部分と分離されているため、第一係合部21a及び第二係合部21bの両端部をかしめても固定羽15に対する可動羽16の回動に影響を与えない。
そのため、本実施形態によるシャッター装置1は、別部品の取り付け工程をなくして自動機による製造を容易にして加工コストを低廉にできる。しかも、第一及び第二かしめ部24A、24Bを可動羽16の同一面側に設けたので、かしめ作業が一層容易である。
また、各スラット10の両端部を挿入して上下動をガイドするガイドレール部7の各受け入れ部27の内面27a、27bにモヘア30a、30bを設け、少なくとも室外側のモヘア30bは繊維31に硬さの比較的大きい繊維32を混在させたので、可動羽16が開いた際に支持部16bに当接するモヘア30bの抵抗を大きくすることで、支持部16bを安定して係止させて開状態に維持できると共にモヘア30a、30bの経年劣化を抑制できる。しかも、可動羽16が閉状態では、モヘア30a、30bによってスラット10をいなすことで安定して上下動させることができる。
また、各スラット10において、固定羽15の上側に偏らせて複数の開口14を配列させたため、可動羽16を開状態にした場合、室外から開口14を通して室内を他人が視認することを抑制できるので、安全性と遮光とプライバシーを確保できると共に、開口14を通る採光や風の量を調整することをバランスさせることができる。
なお、本発明によるシャッター装置1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明する。
例えば、上述した実施形態では、可動羽16における第一係合部21aの両端に形成した第一かしめ部24Aの内側に切欠部23を形成したが、切欠部23は設けなくてもよい。この場合、少なくとも固定羽15の第一フック部15aの両端部の外側に離間した位置で可動羽16の第一係合部21aに(第一フック部15aとの相対回動に影響を与えないように)第一かしめ部24Aを形成すればよい。同様に、固定羽15の第二フック部15cの両端部の外側に離間した位置で可動羽16の第二係合部21bに(第二フック部15cとの相対回動に影響を与えないように)第二かしめ部24Bを形成すれば、第二係合部21bに切欠部25を設けなくてもよい。これらによって、固定羽15と可動羽16の相対回動に悪影響を与えないで第一及び第二かしめ部24A,24Bを形成できる。
また、上述した実施形態では、可動羽16の第一係合部21aと第二係合部21bの両端部に第一かしめ部24Aと第二かしめ部24Bをそれぞれ形成して固定羽15の第一フック部15a、第二フック部15cと横ずれしたりしないようにしたが、この構成に代えて可動羽16の第一係合部21aと第二係合部21bの両端を短く形成し、固定羽15の第一フック部15aと第二フック部15cを第一係合部21aと第二係合部21bより両端を長く形成し、第一係合部21aと第二係合部21bの両端外側に切欠部を形成して、或いは切欠部を形成しないで、その外側の両端部に第一かしめ部24Aと第二かしめ部24Bをそれぞれ形成して可動羽16の横ずれを防ぐようにしてもよい。
なお、繊維体としてのモヘア30a、30bとして、ガイドレール部7の受け入れ部27の対向する両内面27a、27bに比較的太さの大きい繊維32と太さの小さい繊維31を混在させたモヘア30a、30bを設置したが、室内側の内面27aに設けたモヘア30aは硬さの小さい繊維31だけを長手方向に沿って配列させて構成してもよい。この場合でも、可動羽16の支持部16bがモヘア30a、30bに当接して開状態に維持される。
また、モヘア30a、30bにおいて、太さの大きい繊維32は太さの小さい繊維31の列に並んで配列する構成に限定されるものではなく、繊維31の任意の列に混在させてもよく、或いは複数の列にランダムに混在させてもよい。モヘア30b等を構成する繊維は2種類に限定されるものではなく、硬さの異なる3種類以上でもよい。
また、可動羽16の支持部16bを開状態で維持する抵抗体として、モヘア30に限定されるものではなく、例えばスポンジ等の弾性体等、他の抵抗体を設けてもよい。
また、固定羽15に設けた開口14は縦幅方向に3つに限定されるものではなく、2つまたは4つ以上でもよく、適宜の複数の開口14を形成できる。また、開口14は固定羽15の横幅方向に延在するものに限定されない。例えば、固定羽15の縦幅方向に延びる開口14を横幅方向に複数配列させて1組の開口としてもよい。或いは、開口14を斜めに形成して平行に複数配列させてもよい。また、上述した実施形態では、固定羽15の開口14は、開状態にある可動羽16の下端部の水平方向の延長線に対して上側に偏心して位置させたが、下側にずれていてもよい。
なお、本発明における固定羽の第一フック部15aは第一保持部を構成し、第二フック部15cは第二保持部を構成する。
1 シャッター装置
2 開口部
7 ガイドレール部
10 スラット
12 シャッターカーテン
14 開口
15 固定羽
15a 第一フック部
15b ストッパー
15c 第二フック部
16 可動羽
16a 本体部
16b 支持部
16c 受け面
18 押圧部
20a 係止部
21a 第一係合部
21b 第二係合部
23、25 切欠部
24A 第一かしめ部
24B 第二かしめ部
27 受け入れ部
30,30a、30b モヘア
31、32 繊維

Claims (4)

  1. 開口を設けた固定羽と前記開口を開閉可能な可動羽とを備えたスラットが上下方向に複数連結されていて、前記上下のスラットの相対移動によって前記可動羽を開作動させるようにしたシャッター装置であって、
    前記スラットの前記固定羽に設けた開口は互いに分離して複数配列されると共に、開閉作動する前記可動羽と前記固定羽との連結部側に偏心して配列されていることを特徴とするシャッター装置。
  2. 前記開口は、前記固定羽に対して開状態にある可動羽の下端部の水平方向の延長線に対して前記連結部側に位置する請求項1に記載されたシャッター装置。
  3. 前記開口は前記固定羽の横幅方向に延びると共に縦幅方向に沿って複数配列されて構成されていて、前記固定羽の横幅方向に間隔を開けて複数組配列されている請求項1または2に記載されたシャッター装置。
  4. 前記可動羽は開状態で前記固定羽に対して鋭角に設定されている請求項1から3のいずれか1項に記載されたシャッター装置。
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