JP2015098230A - ガス圧式アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ガス圧式アクチュエータに係り、ランチャ部材に対するロケット部材の位置決めを専用の部材を設けることなく実現することにある。【解決手段】ガス圧式アクチュエータは、筒状のランチャ部材と、ランチャ部材の軸方向一端側に配置された、駆動時に高圧ガスを発生させるガス発生器と、ランチャ部材の内部に収容されたロケット部材と、を備える。そして、ランチャ部材は、軸方向他端側に略円形に開口した、ロケット部材の軸方向他端側の外径以上の径を有する開口穴と、その開口穴の周辺部位から径方向内側に向けて延びた、ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する突起部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ガス圧式アクチュエータに係り、特に、ガス発生器の発生した高圧ガスの作用によってランチャ部材の軸方向端部からロケット部材を延出させることにより伸張するガス圧式アクチュエータに関する。
従来、例えば自動車のフード持ち上げ装置に用いられ、ガス発生器の発生した高圧ガスの作用によって伸張するガス圧式アクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかるガス圧式アクチュエータは、ガス発生器と、ボディシリンダであるランチャ部材と、ピストンロッドであるロケット部材と、を備えている。ガス発生器は、ランチャ部材の軸方向一端側に配置されている。また、ロケット部材は、ピストンがランチャ部材の内壁に沿って摺動可能にかつガス発生器に対して軸方向に並んで配置され、かつ、ロッドがランチャ部材の軸方向他端側から突出するように設けられている。
上記のガス圧式アクチュエータにおいては、ガス発生器が高圧ガスを発生させると、その高圧ガスがガス発生器に対して軸方向で対向するピストンの面に作用して、そのピストンが軸方向に押圧される力を受ける。かかる押圧力が発生すると、ロケット部材がランチャ部材内を摺動しながら軸方向に変位することで、ガス圧式アクチュエータが軸方向に伸張することとなる。
特開2011−162136号公報
ところで、ガス圧式アクチュエータの駆動前は、ロケット部材をランチャ部材に対して位置決めすることが必要である。ロケット部材をランチャ部材に対して位置決めするうえでは、ロケット部材の外径以上の径を有する開口穴と、その開口穴の周辺部位から径方向内側に向けて延びた突起部と、を有するエンドプレートをランチャ部材の軸方向他端側にボルトなどで取り付ける構造が考えられる。かかる構造によれば、初期状態においてエンドプレートの突起部がロケット部材の軸方向他端側の先端に接触するので、ロケット部材をランチャ部材に対して位置決めすることができると共に、駆動時にはロケット部材がランチャ部材内を摺動しながらエンドプレートの突起部を破断させてエンドプレートの開口穴を通って変位するので、ガス圧式アクチュエータを軸方向に伸張させることができる。
また、ガス圧式アクチュエータ自体を車体側に固定するうえでは、ランチャ部材にブラケットを取り付けてランチャ部材の車体側への固定をブラケットを介して行うことが考えられる。更に、ガス圧式アクチュエータの組み付け性などを考慮すると、上記のエンドプレートと上記のブラケットとを一体化することが考えられる。
しかし、ランチャ部材の軸方向他端側に取り付けられるエンドプレートにブラケットが一体化される構造において、そのブラケットがランチャ部材の軸方向他端側に配置されてそのブラケットと車体側との固定がランチャ部材の軸方向他端側の位置において行われる場合は、その一体化部材の体格や質量が増大することは抑制されるが、車体側に対するガス圧式アクチュエータの固定位置の自由度が制約を受けてしまう。一方、ブラケットがランチャ部材の任意の位置に配置されてそのブラケットと車体側との固定がその任意の位置において行われる場合は、車体側に対するガス圧式アクチュエータの固定位置の自由度は高められるが、エンドプレートとブラケットとの一体化部材が軸方向に延びた部位を有することとなるので、その一体化部材の体格や質量が増大してしまう。従って、ランチャ部材の軸方向他端側に取り付けられるランチャ部材などとは別体のエンドプレートと車体側固定用のブラケットとを一体化することは適切でない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、ランチャ部材に対するロケット部材の位置決めを専用の部材を設けることなく実現することが可能なガス圧式アクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的は、筒状のランチャ部材と、前記ランチャ部材の軸方向一端側に配置された、駆動時に高圧ガスを発生させるガス発生器と、前記ランチャ部材の内部に収容されたロケット部材と、を備え、前記ランチャ部材は、軸方向他端側に略円形に開口した、前記ロケット部材の軸方向他端側の外径以上の径を有する開口穴と、前記開口穴の周辺部位から径方向内側に向けて延びた、前記ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する突起部と、を有するガス圧式アクチュエータにより達成される。
また、上記の目的は、筒状のランチャ部材と、前記ランチャ部材の軸方向一端側に配置された、駆動時に高圧ガスを発生させるガス発生器と、前記ランチャ部材の内部に収容されたロケット部材と、前記ランチャ部材と前記ロケット部材との間の軸方向他端側におけるシール性を確保する筒状のガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制し、かつ、駆動時に該ロケット部材の変位を許容するように形成されているガス圧式アクチュエータにより達成される。
本発明によれば、ランチャ部材に対するロケット部材の位置決めを専用の部材を設けることなく実現することができる。
本発明の第1実施例であるガス圧式アクチュエータが適用される車両用フード持ち上げ装置を備える車両を側方から見た図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの駆動前の斜視図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータを図2に示すA−Aで切断した際の断面図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの有するランチャ部材の要部を拡大した斜視図である。 本発明の第2実施例であるガス圧式アクチュエータの駆動前の斜視図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの要部断面図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの有するガスケットの斜視図である。 本発明の第3実施例であるガス圧式アクチュエータの斜視図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの断面図である。 本実施例のガス圧式アクチュエータの有するガスケットの斜視図である。 本発明の変形例であるガス圧式アクチュエータの有するガスケットの構成図である。 本発明の変形例であるガス圧式アクチュエータの駆動前の断面図である。 本発明の変形例であるガス圧式アクチュエータの駆動後の断面図である。 本発明の変形例であるガス圧式アクチュエータにおける衝撃緩和効果を説明するための図である。 本発明の別の変形例であるガス圧式アクチュエータの駆動前及び駆動後それぞれの断面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係るガス圧式アクチュエータの具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例であるガス圧式アクチュエータ10が適用される車両用フード持ち上げ装置12を備える車両14を側方から見た図を示す。
本実施例において、車両用フード持ち上げ装置12は、自車両14と歩行者との衝突が検知された際或いはその衝突が予測された際に、ガス圧式アクチュエータ10を駆動させることで、車両14の有するボンネットフード16のフロントガラス18側を下方から持ち上げる装置である。ボンネットフード16のフロントガラス18側が持ち上がると、ボンネットフード16の下方に生じる空隙が広がるので、ボンネットフード16のクッション性が高められる。このため、車両用フード持ち上げ装置12によれば、車両14のフロントバンパなどに衝突した歩行者がボンネットフード16から受ける衝撃が緩和され、また、その歩行者がフロントガラス18に衝突するのが抑制される。
図2は、本実施例のガス圧式アクチュエータ10の駆動前の斜視図を示す。図3は、本実施例のガス圧式アクチュエータ10を図2に示すA−Aで切断した際の断面図を示す。尚、図3(A)には全体図を、また、図3(B)には要部拡大図を、それぞれ示す。更に、図4は、本実施例のガス圧式アクチュエータ10の有するランチャ部材の要部を拡大した斜視図を示す。
本実施例において、ガス圧式アクチュエータ10は、ガス発生器20を備えている。ガス発生器20は、高圧ガスを発生させるガス発生器である。ガス発生器20は、信号線を介してコントローラに接続されており、そのコントローラからの駆動指令に従って作動して高圧ガスを発生させる。ガス圧式アクチュエータ10は、ガス発生器20が高圧ガスを発生させることにより駆動されて伸張する。
また、ガス圧式アクチュエータ10は、ランチャ部材22と、ロケット部材24と、を備えている。ランチャ部材22は、円筒状に形成されており、軸方向に沿って延びた形状を有している。ランチャ部材22は、軸方向に所定の長さ(例えば、110mmなど)を有するように形成されている。ランチャ部材22は、駆動前にロケット部材24を収容してその周囲を覆うことができる筒状空間26を有している。ランチャ部材22は、筒状空間26に収容したロケット部材24を軸方向に変位・前進させるための発射筒である。
また、上記したガス発生器20は、円柱状に形成されており、軸方向に所定の長さ(例えば、30mmなど)を有するように形成されている。ガス発生器20は、ランチャ部材22の筒状空間26に収容されて、その周囲でランチャ部材22により覆われている。ガス発生器20は、ランチャ部材22の軸と共通する軸を有しており、ランチャ部材22の軸方向一端側(図2(B)において下側)に配置されている。ガス発生器20とコントローラとを繋ぐ信号線は、ランチャ部材22の軸方向一端側でガス発生器20に接続している。
ランチャ部材22の軸方向一端側の端面には、軸方向に向けて略円形に開口する開口穴28が形成されている。開口穴28は、ランチャ部材22の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径よりも小さな径を有している。ガス発生器20は、開口穴28の径とほぼ同じ或いはその開口穴28の径よりも僅かに小さな外径を有する第1小径部20aと、開口穴28の径よりも大きな外径を有する大径部20bと、その大径部20bの径よりも小さな外径を有する第2小径部20cと、を有している。
第1小径部20aは軸方向一端側に設けられ、大径部20bは第1小径部20aに対して軸方向他端側(図2(B)において上側)に隣接して設けられ、また、第2小径部20cは大径部20bに対して軸方向他端側に隣接して設けられている。すなわち、ガス発生器20は、軸方向一端側から順に第1小径部20aと大径部20bと第2小径部20cとを有する段差が生じるように形成されている。ガス発生器20は、第1小径部20aが開口穴28に嵌って、大径部20bの軸方向一端側の端面が全周に亘ってランチャ部材22の軸方向一端側の端面内面に当接することにより、ランチャ部材22の軸方向一端側に支持される。
また、ロケット部材24は、円筒状に形成されており、ランチャ部材22の軸と共通する軸を有し、その軸方向に沿って延びた形状を有している。ロケット部材24は、駆動前にランチャ部材22の筒状空間26に収容される。ロケット部材24は、軸方向にランチャ部材22と同等の所定の長さ(例えば、110mmなど)を有するように形成されている。ロケット部材24は、ランチャ部材22の軸方向一端側で開口しかつ軸方向他端側で閉じた断面U字状に形成されている。
ロケット部材24は、軸方向全体に亘って、ランチャ部材22の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径以下の外径を有している。ロケット部材24の外壁とランチャ部材22の内壁との間には、所定の隙間(例えば、0.1mm〜3mmなど)が形成されている。ロケット部材24は、ガス発生器20の大径部20bの外径とほぼ同じ或いはその大径部20bの外径よりも僅かに大きな内径を有する大径部24aと、その大径部24aの内径よりも小さくかつガス発生器20の第2小径部20cの外径とほぼ同じ或いはその外径よりも僅かに大きな内径を有する小径部24bと、を有している。大径部24aは、ランチャ部材22の本体の内径と略一致する或いはその内径よりも僅かに小さな外径を有する。
尚、小径部24bの内径は、ガス発生器20の軸方向他端側を収容しつつ、かつ、ガス圧式アクチュエータ10の非駆動時にロケット部材24の先端とボンネットフード16との間に所定のクリアランスを確保できる最小径に設定されていることが望ましい。また、小径部24bの外径は、全負荷及び温度等を考慮した下記の空間30の最大内圧に対して圧力容器として必要な安全率を確保できる最小径に設定されていることが望ましい。
大径部24aは軸方向一端側に設けられ、また、小径部24bは大径部24aに対して軸方向他端側に隣接して設けられている。小径部24bは、大径部24aに隣接する位置から軸方向他端側の端面位置まで占められている。すなわち、ロケット部材24は、軸方向一端側から順に大径部24aと小径部24bとを有する段差が生じるようにすなわち開口部が他部よりも僅かに広がるように形成されている。
ロケット部材24の軸方向一端側には、ガス発生器20が挿入されて配置される。ガス発生器20は、第2小径部20cがロケット部材24の小径部24bに嵌りかつ大径部20bがロケット部材24の大径部24aに嵌って、大径部20bの軸方向他端側の端面が全周に亘ってロケット部材24の大径部24aと小径部24bとの段差に当接することにより、ロケット部材24に支持される。ガス発生器20がロケット部材24の軸方向一端側に挿入されて配置されると、ロケット部材24の内部にガス発生器20の存在により閉塞された空間30が形成される。ガス発生器20により発生された高圧ガスは、このロケット部材24内の空間30に流入する。
ランチャ部材22の軸方向他端側の端面には、軸方向に向けて略円形に開口する開口穴32が形成されている。開口穴32は、ランチャ部材22及びロケット部材24の軸と同軸上に空けられており、駆動時にロケット部材24が貫通できるように形成されている。開口穴32は、ランチャ部材22の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径よりも小さく、かつ、ロケット部材24の軸方向他端側の外径(具体的には、その小径部24bの外径)以上の(より好ましくは、その外径よりも僅かに大きな)径を有している。また、開口穴32の径は、ロケット部材24の軸方向一端側の外径(具体的には、その大径部24aの外径)よりも小さくなるように設定されている。
ランチャ部材22の軸方向他端側には、開口穴32の周辺部位から径方向内側(軸中心側)に向けて延びる突起部34がそのランチャ部材22と一体に設けられている。上記開口穴32の突起部34が設けられた位置での径は、ロケット部材24の本体(具体的には、小径部24b)の外径よりも小さくなるように設定されている。突起部34は、開口穴32の一部を遮る位置に存在することにより、ランチャ部材22の筒状空間26に収容されたロケット部材24の軸方向他端側の先端端面に接触してそのロケット部材24の初期状態での位置決めを行うと共にそのロケット部材24の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する機能を有する。
突起部34は、ランチャ部材22の軸方向他端側において開口穴32の周辺部位の互いに対向する2箇所からそれぞれ径方向内側に向けて突起している。以下、これら2つの突起部34を突起部34a,34bとする。突起部34aと突起部34bとは、軸中心付近で繋がることなく分離している。突起部34aの先端と突起部34bの先端とは、軸中心付近を挟んで対向している。尚、突起部34は、ランチャ部材22の軸方向他端側において開口穴32の周辺部位にその開口穴32の軸回りの点対称の位置に設けられることが好適であり、また、2つに限ることなく3つ以上設けられていてもよい。
ロケット部材24の軸方向他端側の先端には、軸方向に向けて凹んだ溝36が形成されている。溝36は、突起部34に合わせた位置にその突起部34に合わせた大きさに形成されている。上記の突起部34a,34bは、ロケット部材24の初期状態においてその溝36に嵌る。突起部34a,34bが溝36に嵌ると、ランチャ部材22とロケット部材24との軸回りの相対回転が禁止されるので、初期状態におけるランチャ部材22とロケット部材24との位置決めが確実になされる。
突起部34a,34bは共に、駆動前においてランチャ部材22の筒状空間26に収容されたロケット部材24を変位不能に支持することが可能である。また、突起部34a,34bは、駆動時すなわちロケット部材24がガス発生器20により発生された高圧ガスによって軸方向他端側に向けて変位・前進して開口穴32を貫通する際に、そのロケット部材24の軸方向他端側の先端端面に押圧されることでそのロケット部材24の変位にほとんど影響を与えることなく曲げ変形し或いは破断することが可能である。
開口穴32は、上記の如く略円形に形成されるが、突起部34a,34bの根元付近は他の部位に比べて径方向外側に広がるように形成されている。すなわち、開口穴32は、突起部34a,34bの根元付近に径方向外側に向けて広がる広がり部38を有する。広がり部38は、突起部34a,34bそれぞれの周方向両側に設けられており、突起部34とランチャ部材22の本体との接続をより径方向外側に位置させるように機能する。
突起部34a,34bはそれぞれ、周方向の幅が、開口穴32の周辺部位との接続部位で比較的大きく、その開口穴32の周辺部位から径方向内側にかけて徐々に小さくなりその後に徐々に大きくなるように形成されている。突起部34a,34bはそれぞれ、周方向の幅が最も狭い最細部の径方向位置が、開口穴32の通常位置(具体的には、突起部34が設けられた位置及びその根元付近以外の位置)での周縁端すなわちロケット部材24の径方向外側端(外壁)の径方向位置に重なる、又は、そのロケット部材24の径方向外側端の径方向位置よりも径方向外側に位置するように形成されている。
ロケット部材24が駆動前においてランチャ部材22の筒状空間26に完全に収容された場合、ランチャ部材22の軸方向他端側の端部の軸方向位置と、ロケット部材24の軸方向他端側の端部の軸方向位置と、は略一致する。ロケット部材24の小径部24bの外径はランチャ部材22の内径よりも小さい。上記の如く、ランチャ部材22の内壁とロケット部材24の外壁との間には、隙間が形成される。
ランチャ部材22の軸方向他端側の端部の内周側には、ガスケット40が配設されている。ガスケット40は、ロケット部材24の外周を囲むように円筒状又は円環状に形成された樹脂性の部材(Oリングなど)である。ガスケット40は、ランチャ部材22の本体の内径とほぼ同じ外径を有していると共に、ロケット部材24の小径部24bの外径とほぼ同じ内径を有している。ガスケット40は、駆動前において上記したランチャ部材22の内壁とロケット部材24の外壁との隙間の軸方向他端側を閉塞させる。ガスケット40は、駆動前でのランチャ部材22とロケット部材24との間の軸方向他端側におけるシール性を確保するために設けられる部材である。
また、ロケット部材24の軸方向一端側の端部には、ガスケット41が軸方向に隣接して配設されている。ガスケット41は、ガス発生器20の大径部20bの外周を囲むように円環状に形成された樹脂製の部材(Oリングなど)である。ガスケット41は、ランチャ部材22の本体の内径とほぼ同じ外径を有していると共に、ガス発生器20の大径部20bの外径とほぼ同じ内径を有している。ガスケット41は、駆動前においてロケット部材24の軸方向一端側の端部とランチャ部材22の軸方向一端側の端面内側との隙間を埋める。ガスケット41は、駆動前でのランチャ部材22とロケット部材24とガス発生器20との間の軸方向一端側におけるシール性を確保するために設けられる部材である。
また、ランチャ部材22の外壁には、径方向外側に向けて延びたブラケット42が取り付けられている。ブラケット42がランチャ部材22の外壁に取り付けられる位置は、車両14に固定されたガス圧式アクチュエータ10の駆動時にボンネットフード16の下方に所望の空隙を形成するのに適した位置である。ブラケット42は、ランチャ部材22とは別体で構成されており、溶接などによりランチャ部材22の外壁に固定される。
ブラケット42には、軸方向に空いた貫通穴44が設けられている。貫通穴44は、ガス圧式アクチュエータ10(具体的には、ランチャ部材22)を固定対象(具体的には、車両14の車体本体)に固定するためにボルトが挿入される穴である。ブラケット42は、ランチャ部材22を車体本体に固定するための固定用ブラケットである。
次に、本実施例のガス圧式アクチュエータ10の組み付け方法を説明する。
本実施例においては、ガス圧式アクチュエータ10を組み立てるうえで、まず、ロケット部材24の端面が開口する軸方向一端側に、その軸方向一端側から反対側の閉じた軸方向他端側へ向けて円柱状のガス発生器20を挿入する。かかる工程が実施されると、ガス発生器20の第2小径部20cがロケット部材24の小径部24bに嵌りかつ大径部20bがロケット部材24の大径部24aに嵌って、大径部20bの軸方向他端側の端面が全周に亘ってロケット部材24の大径部24aと小径部24bとの段差に当接する。この場合には、ガス発生器20が軸方向他端側においてロケット部材24に支持されてガス発生器20とロケット部材24とが位置決めされる。尚、かかる位置決めがなされると、ロケット部材24の開口する軸方向一端側がガス発生器20の存在によって閉塞されることで、そのロケット部材24内に空間30が形成される。
次に、円筒状のランチャ部材22の筒状空間26内の軸方向他端側(すなわち底部)にガスケット40を配設すると共に、そのランチャ部材22の外壁にブラケット42を取り付ける。そのうえで、ガス発生器20が支持されたロケット部材24に、その軸方向他端側から反対側の軸方向一端側へ向けてそのランチャ部材22を被せる。かかる工程が実施されると、ランチャ部材22の筒状空間26にロケット部材24が挿入・収容されて、そのロケット部材24がランチャ部材22に覆われると共に、そのロケット部材24の大径部24aがランチャ部材22の筒状空間26に嵌る。
そして、ランチャ部材22の軸方向他端側の端部の軸方向位置と、ロケット部材24の軸方向他端側の端部の軸方向位置と、が略一致するまで、すなわち、ロケット部材24の軸方向他端側の端面の溝36にランチャ部材22の突起部34が嵌るまで上記の工程が行われると、軸方向他端側におけるランチャ部材22とロケット部材24との間にガスケット40が介在するので、ランチャ部材22とロケット部材24との間の軸方向他端側におけるシール性が確保される。
その後、ランチャ部材22の軸方向一端側の端部を径方向内側に向けてカシメる。かかるカシメが行われると、所望の径を有する開口穴28が形成され、その開口穴28にガス発生器20の第1小径部20aが嵌り、ガス発生器20の大径部20bの軸方向一端側の端面が全周に亘ってランチャ部材22の軸方向一端側の端面内面に当接する。この場合には、ガス発生器20が軸方向一端側においてランチャ部材22に支持されるので、ガス発生器20が大径部20bにおいてロケット部材24とランチャ部材22とに挟持・固定される。また、ロケット部材24が、軸方向他端側において溝36にランチャ部材22の突起部34が嵌ることでそのランチャ部材22に支持されつつ、軸方向一端側においてガス発生器20により軸方向他端側に向けて押圧されるので、そのロケット部材24がランチャ部材22の筒状空間26内に保たれてランチャ部材22に対して位置決めされる。かかる位置決めが行われると、ガス発生器20とランチャ部材22とロケット部材24との相対位置関係が所望の位置関係に固定される。
そしてその後、ガス圧式アクチュエータ10を車両用フード持ち上げ装置12に適用するうえで、ランチャ部材22の外壁に取り付けられたブラケット42をその貫通穴44を貫通するボルトにより車両14の車体本体に取り付けることにより、ガス圧式アクチュエータ10を車体本体に固定する。かかる取り付け固定が行われた場合も、初期状態においてランチャ部材22とロケット部材24との間のシール性が確保されると共に、ランチャ部材22に対するロケット部材24の位置決め状態が確保される。
次に、本実施例のガス圧式アクチュエータ10の動作を説明する。
本実施例のガス圧式アクチュエータ10が上記の如く組み付けられた場合、駆動前での初期状態では、ロケット部材24がランチャ部材22の筒状空間26に収容されている。かかる状態から歩行者との衝突が検知され或いはその予測がなされることで、ガス圧式アクチュエータ10が駆動すべき状況に至ったことをコントローラが検知すると、ガス発生器20がそのコントローラにより信号線を介して駆動指令される。
ガス発生器20に駆動指令がなされると、そのガス発生器20が作動して高圧ガスを発生させる。この発生した高圧ガスは、軸方向一端側にガス発生器20が配置されたロケット部材24内の空間30に流入する。この空間30は、軸方向一端側でガス発生器20が蓋の機能を果たして閉塞される空間であるので、ガス発生器20による高圧ガス発生時にその空間30から無駄にガスが抜けるのは抑止される。
このため、上記の空間30に高圧ガスが流入すると、直ちに、ロケット部材24が、その大径部24aが車両14の車体本体に取り付け固定されたランチャ部材22の内壁に摺動しながらそのランチャ部材22に対して軸方向他端側に向けて変位・前進する。この際、ロケット部材24の軸方向他端側の先端端面がランチャ部材22の突起部34を曲げ変形させ或いは破断させつつ、そのロケット部材24が開口穴32を貫通して変位する。
このようなロケット部材24の変位によってガス圧式アクチュエータ10が駆動されると、車両14のボンネットフード16のフロントガラス18側が持ち上がり、そのボンネットフード16の下方に大きな空隙が形成される。このため、本実施例によれば、車両14に衝突した歩行者がボンネットフード16により受ける衝撃が緩和され、また、その歩行者がフロントガラス18に衝突するのが抑制される。
尚、上記の如く、ロケット部材24の大径部24aは、ランチャ部材22の本体の内径とほぼ同じ或いはその内径よりも僅かに小さく、かつ、そのランチャ部材22の開口穴44の径よりも大きな外径を有している。このため、ロケット部材24がランチャ部材22に対して軸方向他端側に向けて変位すると、その変位は、ロケット部材24の大径部24aの軸方向他端側の端面がランチャ部材22の軸方向他端側の端面内面に当接するまで許容され、その当接が生じた後はそれ以上のストロークは規制される。従って、本実施例によれば、駆動時にロケット部材24がランチャ部材22の中空空間26から外部に飛び出してランチャ部材22から離間するのを防止することができ、ガス圧式アクチュエータ10の駆動時におけるストローク量を一定量に維持することができる。
また、本実施例のガス圧式アクチュエータ10において、ロケット部材24は、駆動前の初期状態において、その軸方向他端側の先端端面がランチャ部材22に設けられた突起部34に当接してその先端端面の溝36にその突起部34が嵌ることで、ランチャ部材22に対して位置決めされる。この場合には、ロケット部材24の更なる軸方向他端側への変位が規制される。
この点、本実施例においては、ロケット部材24をランチャ部材22に対して位置決めするうえで、ランチャ部材22やガスケット40とは別体の、軸方向他端側に配設されるエンドプレートなどの専用部材を用いることは不要である。従って、本実施例によれば、ランチャ部材22に対するロケット部材24の位置決めを専用部材を設けることなく実現することができる。また、その位置決めに必要な部品点数を削減することができるので、ガス圧式アクチュエータ10の組み付けの簡素化や工程数の削減を図ることができる。
また、本実施例のガス圧式アクチュエータ10において、ランチャ部材22を固定対象としての車両14に固定するうえで設けられるブラケット42は、軸方向他端側に配設されるエンドプレートと一体に構成されるものではなく、ランチャ部材22の外壁の中途位置に取り付けられることが可能である。この点、ブラケット42の配置位置がランチャ部材22の軸方向他端側に限定されないので、車両14に対するガス圧式アクチュエータ10の固定位置の自由度を高めることができる。また、ブラケット42がエンドプレートと兼用する部材ではなく、軸方向に延びる部位を有さないので、ブラケット42の体格や質量が増大するのを防止することができる。
従って、本実施例のガス圧式アクチュエータ10によれば、ロケット部材24をランチャ部材22に対して位置決めするのに必要な部品点数を削減しつつ、ブラケット42の体格や質量を増大させることなく車両14に対するガス圧式アクチュエータ10の固定位置の自由度を高めることができる。
更に、本実施例のガス圧式アクチュエータ10において、ランチャ部材22の開口穴32は、突起部34a,34bの根元付近に径方向外側に向けて広がる広がり部38を有すると共に、ランチャ部材22の突起部34は、その最細部の径方向位置がロケット部材24の径方向外側端(外壁)の径方向位置に重なる又はそのロケット部材24の径方向外側端の径方向位置よりも径方向外側に位置するように形成されている。
かかる構造においては、ガス圧式アクチュエータ10の駆動時にロケット部材24が軸方向に変位した際、そのロケット部材24によるランチャ部材22の突起部34の曲げ変形或いは破断がその突起部34の最細部で生じ易い。このため、本実施例によれば、ランチャ部材22の突起部34が、その最細部の径方向位置がロケット部材24の径方向外側端の径方向位置よりも径方向内側に位置するように形成される構造とは異なり、ロケット部材24の変位によってランチャ部材22が突起部34の根元近傍で軸方向に持ち上がるのを防止することができ、突起部34の曲げ変形や破断を適切に行うことができる。
尚、上記の第1実施例においては、開口穴32が特許請求の範囲に記載した「開口穴」に、突起部34が特許請求の範囲に記載した「突起部」に、それぞれ相当している。
図5は、本発明の第2実施例であるガス圧式アクチュエータ100の駆動前の斜視図を示す。図6は、本実施例のガス圧式アクチュエータ100の要部断面図を示す。また、図7は、本実施例のガス圧式アクチュエータ100の有するガスケットの斜視図を示す。尚、図5〜図7において、上記第1実施例の図1〜図4に示す構成と同一の構成を示す部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
本実施例のガス圧式アクチュエータ100は、上記第1実施例のガス圧式アクチュエータ10と同様に、車両用フード持ち上げ装置12に適用されるものとすればよい。ガス圧式アクチュエータ100は、ランチャ部材102と、ロケット部材104と、を備えている。ランチャ部材102は、軸方向他端側の形状を除いて上記第1実施例のランチャ部材22と同様の構成を有している。ロケット部材104は、軸方向他端側の形状を除いて上記第1実施例のロケット部材24と同様の構成を有している。
ランチャ部材102は、軸方向他端側の端面に軸方向に向けて略円形に開口する開口穴106を有している一方、上記第1実施例の如き突起部34を有していない。開口穴106は、上記第1実施例の開口穴32とは異なり、広がり部38を有しておらず、略円形に空いている。開口穴106は、ランチャ部材102の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径よりも小さく、かつ、ロケット部材104の軸方向他端側の外径(具体的には、その小径部104bの外径)以上の(より好ましくは、その外径よりも僅かに大きな)径を有している。また、開口穴106の径は、ロケット部材104の軸方向一端側の外径(具体的には、その大径部の外径)よりも小さくなるように設定されている。また、ロケット部材104は、上記第1実施例の如き溝36を有しておらず、軸方向他端側の端面は略平面状に形成されている。
ランチャ部材102の軸方向他端側の端部の内周側には、ガスケット110が配設されている。ガスケット110は、ロケット部材104の外周を囲むように円筒状に形成された樹脂性の部材である。ガスケット110は、駆動前でのランチャ部材102とロケット部材104との間の軸方向他端側におけるシール性を確保するために設けられる部材であって、駆動前においてランチャ部材102とロケット部材104との隙間の軸方向他端側を閉塞させる。
ガスケット110は、円筒状の大径部110aと、円筒状の小径部110bと、を有している。大径部110aは、ランチャ部材102の本体の内径とほぼ同じ外径を有している。小径部110bは、ランチャ部材102の開口穴106の径とほぼ同じ外径を有している。また、ガスケット110は、軸方向一端側から軸方向他端側にかけて内径が徐々に小さくなるように形成されている。
ガスケット110は、その軸方向一端側の内径がロケット部材104の小径部104bの外径よりも大きい一方で、その軸方向他端側の内径がロケット部材104の小径部104bの外径よりも僅かに小さくなるように形成されている。ガスケット110の軸方向一端側の内壁は、軸方向一端側から軸方向他端側にかけて内径が徐々に小さくなるようにテーパ状に形成されている。また、ガスケット110の軸方向他端側の内壁は、ロケット部材104の軸方向他端側の先端角部のR形状に合わせてR面加工されており、軸方向一端側から軸方向他端側にかけて内径が徐々に小さくなるように形成されている。
尚、ガスケット110の軸方向他端側の内径は、初期状態において外壁側がランチャ部材102に支持されたガスケット110の内壁側がロケット部材104の軸方向他端側の先端角部に接触することにより、そのロケット部材104の位置決めを行うと共にそのロケット部材104の軸方向他端側への変位を規制できる程度に設定されていればよく、更には、ガス発生器20による高圧ガスの発生に伴う駆動時にロケット部材104の軸方向への変位を妨げることのない程度に設定されていればよい。すなわち、ガスケット110は、初期状態においてロケット部材104をランチャ部材102に対して位置決めしかつ駆動時においてロケット部材104の変位を許容する機能を有している。
上記構造を有するガス圧式アクチュエータ100においては、空間30にガス発生器20からの高圧ガスが流入すると、ロケット部材104が、その大径部が車両14の車体本体に取り付け固定されたランチャ部材102の内壁に摺動しながらそのランチャ部材102に対して軸方向他端側に向けて変位・前進する。この際、ロケット部材104の軸方向他端側の先端角部やその外壁が、ガスケット110の内壁に接触して押圧することで、そのガスケット110の内壁をロケット部材104が貫通するまで変形(すなわち、弾性変形)させるので、そのロケット部材104がランチャ部材102の開口穴106を貫通して変位する。このようにガス圧式アクチュエータ100が駆動されると、車両14のボンネットフード16のフロントガラス18側が持ち上がり、そのボンネットフード16の下方に大きな空隙が形成される。
また、本実施例のガス圧式アクチュエータ100において、ロケット部材104は、駆動前の初期状態において、その軸方向他端側の先端角部がランチャ部材102に支持されたガスケット110の内壁側に接触することで、ランチャ部材102に対して位置決めされる。この場合には、ロケット部材104の更なる軸方向他端側への変位が規制される。
この点、本実施例においては、ロケット部材104をランチャ部材102に対して位置決めするうえで、ランチャ部材102やガスケット110とは別体の、軸方向他端側に配設されるエンドプレートなどの専用部材を用いることは不要である。従って、本実施例によれば、ランチャ部材102に対するロケット部材104の位置決めを専用部材を設けることなく実現することができる。また、その位置決めに必要な部品点数を削減することができるので、ガス圧式アクチュエータ100の組み付けの簡素化や工程数の削減を図ることができる。
また、上記の構造において、ブラケット42は、軸方向他端側に配設されるエンドプレートと一体に構成されるものではなく、ランチャ部材102の外壁の中途位置に取り付けられることが可能である。この点、ブラケット42の配置位置がランチャ部材102の軸方向他端側に限定されないので、車両14に対するガス圧式アクチュエータ100の固定位置の自由度を高めることができる。また、ブラケット42がエンドプレートと兼用する部材ではなく、軸方向に延びる部位を有さないので、ブラケット42の体格や質量が増大するのを防止することができる。
従って、本実施例のガス圧式アクチュエータ100においても、ロケット部材104をランチャ部材102に対して位置決めするのに必要な部品点数を削減しつつ、ブラケット42の体格や質量を増大させることなく車両14に対するガス圧式アクチュエータ100の固定位置の自由度を高めることができる。
図8は、本発明の第3実施例であるガス圧式アクチュエータ200の斜視図を示す。図9は、本実施例のガス圧式アクチュエータ200の断面図を示す。尚、図8(A)及び図9(A)には駆動前の状態を、また、図8(B)及び図9(B)には駆動後の状態を、それぞれ示す。また、図10は、本実施例のガス圧式アクチュエータ200の有するガスケットの斜視図を示す。尚、図8〜図10において、上記第1実施例の図1〜図4に示す構成と同一の構成を示す部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
本実施例のガス圧式アクチュエータ200は、上記第1実施例のガス圧式アクチュエータ10と同様に、車両用フード持ち上げ装置12に適用されるものとすればよい。ガス圧式アクチュエータ200は、ランチャ部材202と、ロケット部材24と、を備えている。ランチャ部材202は、軸方向他端側の形状を除いて上記第1実施例のランチャ部材22と同様の構成を有している。
ランチャ部材202は、軸方向他端側の端面に軸方向に向けて略円形に開口する開口穴206を有している一方、上記第1実施例の如き突起部34を有していない。開口穴206は、上記第1実施例の開口穴32とは異なり、広がり部38を有しておらず、略円形に空いている。開口穴206は、ランチャ部材202の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径よりも小さく、かつ、ロケット部材24の軸方向他端側の外径(具体的には、その小径部24bの外径)以上の(より好ましくは、その外径よりも僅かに大きな)径を有している。また、開口穴206の径は、ロケット部材24の軸方向一端側の外径(具体的には、その大径部の外径)よりも小さくなるように設定されている。
ランチャ部材202の軸方向他端側の端部の内周側には、ガスケット210が配設されている。ガスケット210は、ロケット部材24の外周を囲むように円筒状に形成された樹脂性の部材である。ガスケット210は、駆動前でのランチャ部材202とロケット部材24との間の軸方向他端側におけるシール性を確保するために設けられる部材であって、駆動前においてランチャ部材202とロケット部材24との隙間の軸方向他端側を閉塞させる。
ガスケット210は、円筒部210aと、渡り部210bと、を有している。円筒部210aは、ランチャ部材202の本体の内径とほぼ同じ外径を有していると共に、ロケット部材24の小径部24bの外径とほぼ同じ内径を有している。尚、円筒部210aの軸方向他端側の内壁は、ロケット部材24の軸方向他端側の先端角部のR形状に合わせてR面加工されていてもよい。
渡り部210bは、円筒部210aの軸方向他端側にその円筒部210aと一体に設けられている。渡り部210bは、円筒部210aの軸方向他端側の開口を径方向に渡るように、すなわち、その開口の周辺部位すなわち円筒部210aの軸方向他端側の、軸中心を挟んで互いに対向する2箇所同士を繋ぐように径方向に向けて延びて形成されている。渡り部210bは、ロケット部材24の初期状態においてその溝36に嵌る。渡り部210bは、ガスケット210の開口の一部を遮る位置に存在することにより、ランチャ部材202の筒状空間26に収容されたロケット部材24の軸方向他端側の先端端面に接触してそのロケット部材24の初期状態での位置決めを行うと共にそのロケット部材24の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する機能を有する。
渡り部210bは、上記の機能を確保するため幅及び厚さを有している。また、渡り部210bは、他の部位に比べて幅が小さい小幅部212を有している。小幅部212は、略軸中心位置に設けられている。小幅部212は、駆動時、渡り部210bがロケット部材24により軸方向に押圧された際にその部位で渡り部210bの破断を生じさせ易くする機能を有する。
上記構造を有するガス圧式アクチュエータ200においては、空間30にガス発生器20からの高圧ガスが流入すると、ロケット部材24が、その大径部が車両14の車体本体に取り付け固定されたランチャ部材202の内壁に摺動しながらそのランチャ部材202に対して軸方向他端側に向けて変位・前進する。この際、ロケット部材24の軸方向他端側の先端端面が、ガスケット210の渡り部210bに当接して押圧することで、その渡り部210bをその小幅部212で破断させるので、そのロケット部材24がランチャ部材202の開口穴206を貫通して変位する。このようにガス圧式アクチュエータ200が駆動されると、車両14のボンネットフード16のフロントガラス18側が持ち上がり、そのボンネットフード16の下方に大きな空隙が形成される。
また、本実施例のガス圧式アクチュエータ200において、ロケット部材24は、駆動前の初期状態において、その軸方向他端側の先端端面がランチャ部材202に支持されたガスケット210の渡り部210bに当接してその先端端面の溝36にその渡り部210bが嵌ることで、ランチャ部材202に対して位置決めされる。この場合には、ロケット部材24の更なる軸方向他端側への変位が規制される。
この点、本実施例においては、ロケット部材24をランチャ部材202に対して位置決めするうえで、ランチャ部材202やガスケット210とは別体の、軸方向他端側に配設されるエンドプレートなどの専用部材を用いることは不要である。従って、本実施例によれば、ランチャ部材202に対するロケット部材24の位置決めを専用部材を設けることなく実現することができる。また、その位置決めに必要な部品点数を削減することができるので、ガス圧式アクチュエータ200の組み付けの簡素化や工程数の削減を図ることができる。
また、上記の構造においても、ブラケット42は、軸方向他端側に配設されるエンドプレートと一体に構成されるものではなく、ランチャ部材202の外壁の中途位置に取り付けられることが可能である。この点、ブラケット42の配置位置がランチャ部材202の軸方向他端側に限定されないので、車両14に対するガス圧式アクチュエータ200の固定位置の自由度を高めることができる。また、ブラケット42がエンドプレートと兼用する部材ではなく、軸方向に延びる部位を有さないので、ブラケット42の体格や質量が増大するのを防止することができる。
従って、本実施例のガス圧式アクチュエータ200においても、ロケット部材24をランチャ部材202に対して位置決めするのに必要な部品点数を削減しつつ、ブラケット42の体格や質量を増大させることなく車両14に対するガス圧式アクチュエータ200の固定位置の自由度を高めることができる。
また、本実施例において、ガスケット210は、ガス圧式アクチュエータ200の駆動時、渡り部210bのその軸中心に位置する小幅部212が破断することによりロケット部材24の軸方向他端側への変位規制を解除させる。かかる構造においては、ガスケット210の小幅部212での破断時に円筒部210aとの接続部位近傍が破断し難くなるので、小幅部212での破断時にガスケット210が分離して外部に飛び散るのを抑止することができる。
尚、上記の第3実施例においては、円筒部210aが特許請求の範囲に記載した「筒部」に、渡り部210bが特許請求の範囲に記載した「変位規制部」に、それぞれ相当している。
また、上記の第3実施例において、渡り部210bは、軸方向に亘ってほぼ同じ径を有する円筒部210aの軸方向他端側に一体に設けられるが、この渡り部210bは、上記の第2実施例に示す大径部110aと小径部110bとからなるガスケット110の円筒部の軸方向他端側に一体に設けられてもよい。かかる変形例によれば、ロケット部材104の初期状態における位置決め及び軸方向他端側への変位規制をより確実に行うことができる。
また、上記の第2及び第3実施例においては、ガスケット110の内壁を、軸方向一端側から軸方向他端側にかけて内径が小さくなるようにテーパ状に形成し、或いは、ガスケット210に渡り部210bを設けることにより、ロケット部材24,104の初期状態における位置決め及び軸方向他端側への変位規制を行うこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ランチャ部材22,102,202とロケット部材24,104との間の軸方向他端側におけるシール性を確保する筒状のガスケット110,210は、少なくとも、ロケット部材24,104の初期状態での位置決めを行うと共にそのロケット部材24,104の初期状態での軸方向他端側への変位を規制し、かつ、駆動時にロケット部材24,104の軸方向他端側への変位を許容するような形状・構造に形成されていればよい。
また、上記の第2及び第3実施例においては、駆動時に、ガスケット110の内壁を弾性変形させ、或いは、ガスケット210の渡り部210bを破断させることにより、ロケット部材24,104の軸方向他端側への変位を許容することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ガスケット110,210の、弾性変形や破断とは異なるモードによりロケット部材24,104の軸方向他端側への変位を許容するものとしてもよい。
ところで、上記の第1〜第3実施例においては、ガス圧式アクチュエータ10,100,200として、駆動時にロケット部材24,104がランチャ部材22,102,202の中空空間26から外部に飛び出すのを防止するストッパ機能を持たせたうえで、ロケット部材24,104において軸方向一端側に大径部24aを設けかつその大径部24aに軸方向他端側に隣接して小径部24b,104bを設けることとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ロケット部材24,104の軸方向他端側から軸方向一端側にかけて徐々に内径を拡径させて、ロケット部材24,104の軸方向一端側にある大径部24aの外径をランチャ部材22,102,202の開口穴32,106,206の径よりも大きくすることとしてもよい。
また、上記の第1〜第3実施例においては、ランチャ部材22,102,202の軸方向他端側の端部とロケット部材24,104の軸方向他端側の端部との間に、その隙間を閉塞するガスケット40,110,210を配設することとしたが、これらのガスケット40,110,210は、図11に示す如く、その軸方向一端側の内径がロケット部材24,104の小径部24b,104bの外径よりも大きい一方で、その軸方向他端側の内径がロケット部材24,104の小径部24b,104bの外径とほぼ同じになるように形成され、ガスケット40,110,210の軸方向一端側の内壁は、テーパ状に形成されていることが好ましい。尚、このテーパ面は、断面で軸方向に対して例えば10°〜15°の角度を有することが好ましい。
また、上記の変形例は、ランチャ部材22の突起部34、ガスケット110の内壁、及びガスケット210の渡り部210bを用いてロケット部材24,104の初期状態での位置決めを行うガス圧式アクチュエータ10,100,200に適用することとしてもよい。しかし、上記した変形例の構成はこれに限定されるものではなく、図12に示す如く、ランチャ部材22,102,202の軸方向他端側に隣接して配置されるエンドプレート300を用いてロケット部材24,104の初期状態での位置決めを行うものに適用することとしてもよい。
尚、図12に示すエンドプレート300は、ランチャ部材22,102,202の本体(すなわち、筒状空間26)の有する内径よりも小さく、かつ、ロケット部材24,104の軸方向他端側の外径(具体的には、その小径部24b,104bの外径)以上(より好ましくは、その外径よりも僅かに大きく)の径を有する開口穴を有する。この開口穴は、径がロケット部材24,104の軸方向一端側の外径(具体的には、その大径部24aの外径)よりも小さくなるように、或いは、軸周辺部位から径方向内側(軸中心)に向けて突起部(タブ)が延びるように形成される。
図11に示す如きガスケット40,110,210の構造においては、駆動時にロケット部材24,104がランチャ部材22,102,202に対して軸方向他端側に向けて変位した際、図13に示す如く、ロケット部材24,104の大径部24aの軸方向他端側の端面が、ランチャ部材22,102,202の軸方向他端側の端面内面に達する前にガスケット40,110,210に当接する。そして、そのロケット部材24,104は、ロケット部材24,104の大径部24aの軸方向他端側の端面がガスケット40,110,210に当接したままくさび効果によって圧縮されつつ更に変位する。
このため、かかる変形例によれば、駆動時におけるロケット部材24,104の、その大径部24aがガスケット40,110,210の先端(軸方向一端側)に接触してからガスケット40,110,210の奥側(軸方向他端側)に達するまでのストロークを制動ストロークとして機能させることができる。この点、ガス発生器20による高圧ガスの発生によってロケット部材24,104が図14(A)に示す初期状態から軸方向他端側へ変位した際、図14(B)に示す如く、入力荷重Finが径方向の荷重Foutとして分散されるので、その運動エネルギをガス圧式アクチュエータ10,100,200単体で受け止めてその衝撃を緩和させることが可能である。
ガス圧式アクチュエータ10,100,200は、そもそも内圧耐性上ある程度の強度が必要な圧力容器であるので、上記の径方向の荷重Foutが作用しても何ら問題のない強度設計がなされている。従って、本変形例によれば、ガス圧式アクチュエータ10,100,200が車両14に取り付けられていないときやボンネットフード16による負荷が作用しない状態(無負荷状態)にあるときにも、ストロークエンドに何らかの衝撃緩和手段を設けることなくすなわちその衝撃緩和手段の存在に起因した高コスト化・質量増・体格増を招くことなく、そのストロークエンドの部品の破壊を抑制することができ、部品の飛散等を防止することができる。
更に、上記の変形例は、ガス発生器20がロケット部材24,104の軸方向一端側に挿入・配置されて、ガス発生器20とロケット部材24,104とが初期状態において軸方向にオーバーラップするガス圧式アクチュエータ10,100,200に適用することとしている。しかし、上記した変形例の構成はこれに限定されるものではなく、図15に示す如く、ガス発生器20とロケット部材24,104とが軸方向に並んで配置されて、ガス発生器20とロケット部材24,104とが初期状態において軸方向にオーバーラップしないガス圧式アクチュエータ400に適用することとしてもよい。
またこの場合、ガスケット40,110,210の軸方向一端側の内壁をテーパ状に形成することに代えて、図15に示す如く、ランチャ部材22,102,202の軸方向一端側の内壁をテーパ状に形成することとし、上記したくさび効果を実現させることとしてもよい。
10,100,200 ガス圧式アクチュエータ
20 ガス発生器
22,102,202 ランチャ部材
24,104 ロケット部材
32 開口穴
34 突起部
38 広がり部
40,110,210 ガスケット
42 ブラケット
210a 円筒部
210b 渡り部

Claims (8)

  1. 筒状のランチャ部材と、
    前記ランチャ部材の軸方向一端側に配置された、駆動時に高圧ガスを発生させるガス発生器と、
    前記ランチャ部材の内部に収容されたロケット部材と、
    を備え、
    前記ランチャ部材は、軸方向他端側に略円形に開口した、前記ロケット部材の軸方向他端側の外径以上の径を有する開口穴と、前記開口穴の周辺部位から径方向内側に向けて延びた、前記ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する突起部と、を有することを特徴とするガス圧式アクチュエータ。
  2. 前記開口穴は、前記突起部の根元付近に径方向外側に向けて広がる広がり部を有することを特徴とする請求項1記載のガス圧式アクチュエータ。
  3. 前記突起部は、最細部の径方向位置が前記ロケット部材の径方向外側端の径方向位置に重なる又は該径方向外側端の径方向位置よりも径方向外側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のガス圧式アクチュエータ。
  4. 筒状のランチャ部材と、
    前記ランチャ部材の軸方向一端側に配置された、駆動時に高圧ガスを発生させるガス発生器と、
    前記ランチャ部材の内部に収容されたロケット部材と、
    前記ランチャ部材と前記ロケット部材との間の軸方向他端側におけるシール性を確保する筒状のガスケットと、
    を備え、
    前記ガスケットは、前記ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制し、かつ、駆動時に該ロケット部材の変位を許容するように形成されていることを特徴とするガス圧式アクチュエータ。
  5. 前記ガスケットの内壁は、軸方向一端側から軸方向他端側にかけて内径が小さくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項4記載のガス圧式アクチュエータ。
  6. 前記ガスケットの内壁は、駆動時に弾性変形されることを特徴とする請求項5記載のガス圧式アクチュエータ。
  7. 前記ガスケットは、略円形に開口した開口穴を有する筒部と、前記筒部の軸方向他端側の軸中心を挟んで対向する部位同士を繋ぐように径方向に向けて延びた、前記ロケット部材の初期状態での位置決めを行うと共に該ロケット部材の初期状態での軸方向他端側への変位を規制する変位規制部と、を有することを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項記載のガス圧式アクチュエータ。
  8. 前記変位規制部は、略軸中心位置に設けられた駆動時に破断容易な小幅部を有することを特徴とする請求項7記載のガス圧式アクチュエータ。
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