JP2015095730A - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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【課題】 複数の送信先へ同一のデータを効率的にかつ安全に配信する。【解決手段】 端末装置からのリクエストを受信した際に、その端末装置がパケットを待ち受けるためのポート番号を決定する。決定したポート番号を、端末装置へ通知する。中継装置を介して端末装置へパケットを送信する場合に、中継装置が受信するパケットの処理方法を定義するフローエントリを、該中継装置へ設定する。【選択図】 図4

Description

本発明は、ネットワークに接続されている中継装置を介して、端末装置へのパケットの配信を制御する情報処理技術に関するものである。
近年、IPネットワークの高速広帯域化により、IPネットワーク上で、映像コンテンツのライブ配信等のストリーミング配信が広く行われている。ストリーミング配信は、一般的には、配信サーバと受信端末間でのユニキャスト通信により行われるが、同時受信端末数が増大すると、配信サーバの必要スペックや必要帯域等も増大するため、スケーラビリティに課題がある。
上記課題を解決するため、P2P技術を利用して、一つの受信端末が受信したライブストリーミングを他の受信端末へ中継する、オーバレイマルチキャストあるいはアプリケーションレベルマルチキャストと呼ばれる技術も登場している。本技術を利用すれば、配信サーバの負荷を削減できるため、同時受信端末数に関するスケーラビリティの課題を解決できると期待されている。しかし、オーバレイマルチキャストでは受信端末が同時に送信端末にもなり得るため、受信端末が受信を中止した場合、その受信端末のストリーミング中継先の端末への配信も停止される。従って、オーバレイマルチキャスト配信を安定的に実現するためには、受信端末の離脱を適切に管理する必要がある。
この問題を解決するため、特許文献1では、各受信端末の過去の利用時間の平均値から、コンテンツ配信サービスに参加している受信端末が離脱するまでの時間(余命)を算出し、その算出結果に基づいて、末端の受信端末は上流の端末の余命が短くなったら、より余命が長い別の端末に切り替えることで、安定的なオーバレイマルチキャスト配信を実現する技術が開示されている。
また、上記スケーラビリティの課題の解決手段の一つとして、IPマルチキャスト技術を利用することもできる。IPマルチキャスト技術自体は十数年前から利用されている技術であるが、ネットワーク内のルータをIPマルチキャストに対応させる必要があり、一般的に普及するには至っていない。
これまでのIPネットワークでは、通常、1台のネットワーク機器(ルータやスイッチ)がネットワークの経路制御機能(コントロールプレーン)とデータ転送機能(データプレーン)を持っている。これに対して、近年では、コントロールプレーンとデータプレーンを分離し、それぞれ別の機器で動作させるネットワークシステムが提案されている。その一例として、コントローラからスイッチを制御してネットワークの経路制御を行うOpenFlow(オープンフロー)と呼ばれる技術が登場している(非特許文献1)。また、非特許文献2、3では、OpenFlow技術を利用してIPマルチキャストと同方式のマルチキャスト配信を実現する技術が開示されている。
以下、図1を用いてOpenFlowの仕組みを簡単に説明する。図1はOpenFlowが動作する最小構成例を示している。
OpenFlowスイッチ102は、OpenFlowコントローラ101から投入されるフローテーブル102aを保持しており、OpenFlowスイッチ102はこのフローテーブル102aに従ってパケットを転送する。フローテーブル102aには、入力されたパケットをマッチングするルールと、ルールにマッチするパケットに対してOpenFlowスイッチ102が行う動作(アクション)を定義したフローエントリが登録されている。ルールで使用できる条件には、送信元/宛先MACアドレス、IPアドレス、ポート番号、プロトコル種別等がある。また、アクションとして、特定のポートから出力する、パケットのヘッダフィールドを書き換える、破棄する等の動作を指定できる。
図1の例で、例えば、端末装置2(104)が、宛先IPアドレスが192.168.0.10、ポート番号が80であるパケットを送信し、そのパケットがOpenFlowスイッチ102に到着したとする。OpenFlowスイッチ102は、フローテーブル102aを参照して、到着したパケットとマッチするフローエントリを検索する。図1では、宛先アドレス=192.168.0.10、宛先ポート番号=80のパケットは1番ポートから出力する、というフローエントリが存在するので、OpenFlowスイッチ102はそのフローエントリに従って到着したパケットを1番ポートから出力する。
尚、OpenFlowコントローラ101は、ネットワーク構成を把握していると仮定する。また、図1には、1台のOpenFlowコントローラ101に対して1台のOpenFlowスイッチ102が接続されている構成となっているが、実際には1台のOpenFlowコントローラが複数台のOpenFlowスイッチそれぞれに対してフローテーブルを投入することができる。
特開2012−175464号公報
OpenFlow Switch Specification https://www.opennetworking.org/sdn-resources/onf-specifications/openflow 吉田、宮本、関谷、OpenFlowを用いたエリア限定マルチキャスト、電子情報通信学会 技術報告 2012年7月 こんな夜中にOpenFlowでネットワークをプログラミング!第12回 動画放送局をIPマルチキャストで作ってみよう http://gihyo.jp/dev/serial/01/openflow_sd/0012 あきみち、宮永、岩田、マスタリングTCP/IP OpenFlow編 オーム社、ISBN 978-4-274-06920-8
前述の特許文献1に記載されるオーバレイマルチキャスト配信方式を実現する場合、余命はあくまで過去の利用実績から類推されるものであるため、確実な配信は保証されないという課題がある。
また、IPマルチキャスト技術を利用する場合、同一のストリーミングを受信する端末は全て同一のIPアドレス/ポート番号で待ち受けするため、サービス妨害(DoS)攻撃を受けやすいという問題がある。
例えば、ある特定の配信サーバから配信されるストリーミングが、あるIPマルチキャストアドレス宛に送信される場合、適切なアクセス制御が実施されなければ、別のサーバが送信元IPアドレスを詐称してそのIPマルチキャストアドレス宛に不正なパケットを送信することができてしまう。この場合、そのストリーミングを受信する受信端末は、その別のサーバからの不正なパケットも受信してしまい、ストリーミングが正常に再生されない可能性がある。
また、そのIPマルチキャストアドレス宛に不正なパケットを送信した場合、そのパケットを受信した受信端末は、その不正なパケットの送信元アドレスにICMP(Internet Control Message Protocol)エラーパケットを送信する場合がある。ここで、受信端末が多数存在した場合、本来、その送信元アドレスが付与されたサーバに対して、多数のICMPエラーパケットが送信されることになり、結果的に、そのサーバに対するDoS攻撃となりうる。このことは、OpenFlow技術を利用してIPマルチキャストと同方式のマルチキャスト配信を実現する場合にも起こりうる。また、IPマルチキャストアドレスを別途割り当てる必要があるため、その管理負荷がかかる。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、複数の送信先へ同一のデータを効率的にかつ安全に配信することできる情報処理技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
ネットワークに接続されている中継装置を介して、端末装置へのパケットの配信を制御する情報処理装置であって、
前記端末装置からのリクエストを受信した際に、その端末装置がパケットを待ち受けるためのポート番号を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定したポート番号を、前記端末装置へ通知する通知手段と、
前記中継装置を介して前記端末装置へパケットを送信する場合に、前記中継装置が受信するパケットの処理方法を定義するフローエントリを、該中継装置へ設定する設定手段と
を有する。
本発明によれば、複数の送信先へ同一のデータを効率的にかつ安全に配信することできる。
OpenFlowの仕組みを説明するための図である。 配信システムの最小構成を示す図である。 図1の配信システムを構成する各種機器のハードウェア構成を示す図である。 配信システムの処理シーケンスを示す図である。 フローテーブルに設定するフローエントリの一例を示す図である。 フローテーブルに設定するフローエントリの一例を示す図である。 フローテーブルに設定するフローエントリの一例を示す図である。 配信リストの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図2は配信システムの最小構成を示す図である。
尚、図2において、図1と同一の構成要素については、同一の参照番号を付加している。
情報処理装置である配信サーバ106は、映像等のデータを所定の配信方式でパケットを配信するサーバ装置である。この所定の配信方式には、例えば、ストリーミング、ダウンロード、プログレッシブダウンロード等がある。ここでは、所定の配信方式が、ストリーミングである場合を例に挙げて説明する。
端末装置1〜n(103〜105)は、配信サーバ106から送信されるパケットを受信する端末装置である。配信サーバ106、及び端末装置1〜n(103〜105)は、OpenFlow機能(非特許文献1に従うOpenFlow仕様)を具備するOpenFlowスイッチ102とネットワークを介して接続している。中継装置であるOpenFlowスイッチ102は、ネットワークを介して各種機器と接続するための1つ以上の物理的なポートを有している。ここでは、端末装置1(103)は、OpenFlowスイッチ102の1番ポート、端末装置2はOpenFlowスイッチ102の2番ポート、端末装置n(105)はOpenFlowスイッチ102のn番ポートに接続しているとする。
また、図1で説明したように、OpenFlowスイッチ102は、OpenFlowコントローラ101(中継装置(OpenFlowスイッチ102)を制御してネットワークの経路制御を行う経路制御装置)により制御され、OpenFlowコントローラ101により設定されるフローテーブル102a(図1)を記憶している。このフローテーブル102aは、上述のように、ルールとアクションからなるフローエントリで構成され、ネットワークを介して受信するパケットの条件毎の、OpenFlowスイッチ102によるパケットの処理方法(データ転送方法)を定義している。
尚、図1のシステムを構成する各種機器を相互に接続するネットワークは、有線ネットワーク、無線ネットワーク、及びそれらの任意の組み合わせで構成することができる。
図3は図1の配信システムを構成する各種機器のハードウェア構成を示す図である。
OpenFlowコントローラ101、OpenFlowスイッチ102、端末装置1〜n(103〜105)、及び配信サーバ106は、それぞれ情報処理装置によって実現される。この情報処理装置のハードウェア構成としては、例えば、CPU301、ROM302、RAM303、外部記憶装置304、及び通信装置305を有する。
各種機器を実現する情報処理装置では、ROM302、RAM303及び外部記憶装置304のいずれかに記憶された、以下で説明する各種機器の機能及び動作、処理を実現するプログラムがCPU301により実行される。そして、各種種機器は、通信装置305を用いて、各種機器間の通信を行う。
尚、図3では、各種機器を実現する情報処理装置は、1つの通信装置305を有するとしているが、例えば、接続する機器の数に応じて、複数の通信装置を有してもよい。また、各種機器は、以下に説明する各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、以下の全機能をコンピュータとプログラムにより実行させてもよい。
次に、図4を利用して、端末装置が配信サーバからストリーミングによってパケットを受信するまでの処理シーケンスを説明する。尚、図4は、図2に示すシステム構成における処理シーケンスを示している。また、図4に示される各種機器は、自身のCPU301が、ROM302に記憶されているプログラムを読み出し、実行することで、図4を用いて説明する、各種機器が実行する動作を実現する。
まず、端末装置1(103)が配信サーバ106からのストリーミングによってパケットの受信を希望すると、端末装置1(103)は配信サーバ106に対して視聴リクエストを送信する(S401)。ここで、端末装置1(103)が配信サーバ106に接続するための、配信サーバ106のIPアドレスとポート番号は既知とする。また、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aには、「宛先IPアドレスが配信サーバ106のものであるパケットを配信サーバ106が接続されているポートから出力する」フローエントリが、OpenFlowコントローラ101によって予め設定されているものとする。
端末装置1(103)からの視聴リクエストが、OpenFlowスイッチ102を経由して配信サーバ106に到着すると、配信サーバ106は端末装置1(103)がパケットを受信するための待ち受けポート番号を決定し、その待ち受けポート番号を端末装置1(103)に通知する(S403)。以降、端末装置1(103)はそのポート番号で配信サーバ106からのパケットの到着を待ち受けることになる。また、配信サーバ106は、OpenFlowコントローラ101に対して、OpenFlowスイッチ102へのフローエントリ設定リクエストを送信する(S402)。フロー設定リクエストには、端末装置1(103)のIPアドレス、待ち受けポート番号、配信サーバ106のIPアドレス、及びフラグを含めるとする。フラグには、端末の追加または削除を表すフラグが設定され、前記の場合は追加フラグが設定される。
尚、端末装置に対して、配信サーバ106が決定する待ち受けポート番号は、例えば、その端末装置に、未使用のポート番号を問い合わせて、その未使用のポート番号と、別途、配信サーバ106で管理している使用済の待ち受けポート番号とを比較して、重複しないポート番号を待ち受けポート番号に決定する。
配信サーバ106からのフローエントリ設定リクエストを受信したOpenFlowコントローラ101は、そのフローエントリ設定リクエストに従ってフローエントリを作成し、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aに設定する(S404)。この時のフローエントリの一例を、図5に示す。
図5では、配信サーバ106のIPアドレス(送信元アドレス)を192.168.100.100、端末装置1(103)のIPアドレス(宛先アドレス)を192.168.0.1、IPプロトコル種別をUDP、宛先ポート番号(配信サーバ106が端末装置1(103)向けに指定した待ち受けポート番号)を61616とした、「ルール」が設定されている。また、このルールで設定される条件にマッチするパケットは、端末装置1(103)が接続しているOpenFlowスイッチ102の1番ポートから出力することを示す「アクション(1)」が設定されている。
そして、OpenFlowコントローラ101は、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aへのフローエントリの設定が完了すると、配信サーバ106に対して、フロー設定完了通知を送信する(S405)。これを受けて、配信サーバ106は、端末装置1(103)へのストリーム配信を実行する(S406)。
次に、端末装置2(104)が配信サーバ106に視聴リクエストを送信したとする(S407)。端末装置2(104)からの視聴リクエストがOpenFlowスイッチ102を経由して配信サーバ106に到着すると、配信サーバ106は端末装置2(104)の待ち受けポート番号を決定し、その待ち受けポート番号を端末装置2(104)に通知する(S409)。以降、端末装置2(104)はそのポート番号で配信サーバ106からのパケットの到着を待ち受けることになる。また、配信サーバ106は、OpenFlowコントローラ101に対して、OpenFlowスイッチ102へのフローエントリ設定リクエストを送信する(S408)。フロー設定リクエストには、端末装置2(104)のIPアドレス、待ち受けポート番号、配信サーバ106のIPアドレス、追加フラグを含めるとする。
配信サーバ106からのフローエントリ設定リクエストを受信したOpenFlowコントローラ101は、そのフローエントリ設定リクエストに従ってフローエントリを作成し、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aに設定する(S410)。この時のフローエントリの一例を、図6に示す。
図6では、端末装置2(104)のIPアドレス(宛先アドレス)を192.168.0.2、端末装置2(104)の待ち受けポート番号(宛先ポート番号)を55132に書き換え、端末装置2(104)が接続しているOpenFlowスイッチ102の2番ポートからパケットを出力することを示す「アクション(2)」が設定されている。図6のフローエントリにより、OpenFlowスイッチ102では、配信サーバ106から端末装置1(103)へのストリーミング配信を継続(アクション(1))しつつ、ルールにマッチするパケットに対して宛先アドレスとポート番号を書き換えたパケットを端末装置2(104)が接続しているOpenFlowスイッチ102の2番ポートからも出力(アクション(2))する。これにより、配信サーバ106からのパケットはOpenFlowスイッチ102で分岐されて端末装置1(103)と端末装置2(104)に到着するようになる。
そして、OpenFlowコントローラ101は、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aへのフローエントリの設定が完了すると、配信サーバ106に対して、フロー設定完了通知を送信する(S412)。これを受けて、配信サーバ106は、端末装置1(103)へのストリーム配信を実行する(S411)。
図7は、端末装置1(103)が配信サーバ106からのストリーム視聴を中止した後のフローエントリを示す。端末装置1(103)が配信サーバ106に中止リクエストを送信する(S413)。配信サーバ106がその中止リクエストを受信すると、配信サーバ106は、OpenFlowコントローラ101にフローエントリ設定リクエストを送信する(S414)。フロー設定リクエストには、端末装置1(103)のIPアドレス、待ち受けポート番号、配信サーバ106のIPアドレス、及び削除フラグを含めるとする。
配信サーバ106からのフローエントリ設定リクエストを受信したOpenFlowコントローラ101は、そのフローエントリ設定リクエストに従ってフローエントリを作成し、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aに設定する(S415)。この場合、端末装置1(103)へのパケット送信を中止するフローエントリが設定される。具体的には、図7に示すように、フローテーブル102aから、1番ポートからパケットを出力するアクション(1)が削除され、図6におけるアクション(2)がアクション(1)に繰り上がることになる。
そして、OpenFlowコントローラ101は、OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aへのフローエントリの設定が完了すると、配信サーバ106に対して、フロー設定完了通知を送信する(S416)。
尚、上記実施形態では、OpenFlowスイッチ102が1台だけの簡単な構成での動作例を説明しているが、これに限定されない。OpenFlowスイッチ102が複数台で構成されるネットワークにおいても、OpenFlowコントローラ101がネットワーク構成(トポロジー)を適切に把握していれば、同様の手順によりOpenFlowコントローラ101が適切なOpenFlowスイッチ102にフローエントリを設定することができる。OpenFlowコントローラ101は、例えば、非特許文献4にあるように、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)を利用することで、複数台のOpenFlowスイッチ102で構成されたネットワークのトポロジーを把握することができる。
また、OpenFlowスイッチ102が複数台で構成されるネットワークとしては、OpenFlowスイッチ102が、カスケード接続されている場合には、そのネットワーク構成(トポロジー)、及び各OpenFlowスイッチ102のフローテーブル102aで設定されているフローエントリの内容に関するネットワーク情報を、メモリ等の記憶媒体(RAM303あるいは外部記憶装置304)に記憶しておく。そして、あるOpenFlowスイッチ102に対して、フローエントリの設定の変更が発生した場合には、配信サーバ106は、そのネットワーク情報を参照して、処理対象のOpenFlowスイッチ102のフローエントリの設定の変更に加えて、そのフローエントリの設定の変更によって影響を受ける他のOpenFlowスイッチ102に対するフローエントリを修正するようにしても良い。
また、上記実施形態では、配信サーバ106とOpenFlowコントローラ101は物理的に別体の装置として説明しているが、これに限定されない。配信サーバ106がOpenFlowコントローラ101の機能も併せて持ち、配信サーバ106がOpenFlowスイッチ102にフローエントリ設定を行うようにしてもよい。
配信サーバ106は、ストリーミングの配信先を管理するために、図8に示す配信リストを保持する。この配信リストは、例えば、配信サーバ106のRAM303あるいは外部記憶装置304に記憶される。この配信リストは、配信先となる端末装置に関する情報(端末情報)として、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、及び状態から構成される。宛先IPアドレスは、配信サーバ106からパケットを受信する端末装置のIPアドレス、宛先ポート番号は、端末装置がパケットを待ち受けるポート番号である。状態は、端末装置の状態を表しており、以下の3つの状態を持つものとする。
● master−connect
● master−disconnect
● connect
「master−connect」(第1の状態)は、配信サーバ106から送信されるパケットの宛先IPアドレス/宛先ポート番号を有する端末装置であり、かつその端末装置が配信サーバ106からのストリーミングによるパケットを受信している状態を表している。「master−disconnect」(第2の状態)は、配信サーバ106から送信されるパケットの宛先IPアドレス/宛先ポート番号を有する端末装置であるが、その端末装置は配信サーバ106からのストリーミングによるパケットを受信していない状態を表している。「connect」(第3の状態)は、端末装置が配信サーバ106からのストリーミングによるパケットを受信している状態を表している。
最初に、配信サーバ106に接続した端末装置が「master−connect」となり、以降に接続した端末装置は「connect」となる。「connect」状態の端末装置がストリーミングによるパケットの受信を中止した場合、その端末装置に対応する端末情報は配信リストから削除される。
一方、「master−connect」状態の端末装置がストリーミング受信を中止した場合は、その端末装置の状態を「master−disconnect」へ遷移する。配信リストが「master−disconnect」状態の端末装置のみを管理している場合、その配信リストを空(クリア)とし、配信サーバ106からのストリーミングによるパケットの送信を中止する。
また、配信リストが「master−disconnect」状態の端末装置を管理している状態で、更に、「connect」状態の端末装置を管理している場合には、配信サーバ106からのストリーミングによるパケットの送信を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、配信サーバ106はそれぞれ異なるIPアドレス、ポート番号で待ち受ける端末装置に対して同一のデータを配信することができる。これにより、IPマルチキャストアドレスを利用せず、通常、端末装置に付与されるユニキャストIPアドレスのみで、安定したマルチキャスト配信を実現できる。また、端末装置は、それぞれ異なるIPアドレス、ポート番号でパケットを受信するので、ストリーミングに対するサービス妨害攻撃を抑制することができる。

Claims (12)

  1. ネットワークに接続されている中継装置を介して、端末装置へのパケットの配信を制御する情報処理装置であって、
    前記端末装置からのリクエストを受信した際に、その端末装置がパケットを待ち受けるためのポート番号を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定したポート番号を、前記端末装置へ通知する通知手段と、
    前記中継装置を介して前記端末装置へパケットを送信する場合に、前記中継装置が受信するパケットの処理方法を定義するフローエントリを、該中継装置へ設定する設定手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記フローエントリは、前記中継装置が受信するパケットを条件とマッチングするルールと、前記ルールにマッチするパケットに対して前記中継装置が行うアクションを定義している
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 同一のパケットの配信先の前記端末装置に関する端末情報として、前記端末装置のIPアドレス、前記端末装置が前記パケットを待ち受けるポート番号、及び前記端末装置の状態を含む端末情報のリストを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されるリストを参照して、前記リストで管理されている端末情報が示す端末装置へのパケットの送信を制御する制御手段とを有し、
    前記状態には、
    当該情報処理装置に最初に接続した端末装置であり、かつ当該情報処理装置からパケットを受信している第1の状態と、
    当該情報処理装置に最初に接続した端末装置であり、かつ当該情報処理装置からパケットを受信していない第2の状態と、
    当該情報処理装置からパケットを受信している第3の状態と
    を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記第1の状態にある端末装置が、パケットの受信を中止した場合、前記第2の状態へ遷移し、
    前記第3の状態にある端末装置がパケットの受信を中止した場合、対応する端末情報を前記リストから削除し、
    前記リストに、前記第2の状態にある端末装置のみが管理されている場合、該リストの内容を空にして、当該情報処理装置からのパケットの送信を中止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記リストに、前記第2の状態にある端末装置の端末情報が管理されている状態で、更に、前記第3の状態にある端末装置が管理されている場合には、前記パケットの送信を継続する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記中継装置が複数台で構成されるネットワークである場合には、そのネットワーク構成、及び前記中継装置それぞれに設定されている前記フローエントリの内容に関するネットワーク情報を管理する管理手段を更に有し、
    前記設定手段は、処理対象の中継装置の前記フローエントリの設定を変更した場合には、前記ネットワーク情報を参照して、前記処理対象の中継装置のフローエントリの設定の変更によって影響を受ける他の中継装置に対するフローエントリを更に修正する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記設定手段は、前記中継装置を制御してネットワークの経路制御を行う経路制御装置を介して、前記フローエントリを前記中継装置へ設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記経路制御装置は、当該情報処理装置とは異なる
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 当該情報処理装置、及び前記中継装置はそれぞれ、OpenFlow仕様に従う装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 中継装置と、前記中継装置を介して端末装置へのパケットの配信を制御する配信サーバと、前記端末装置と、前記中継装置を制御する制御装置とがネットワークを介して相互に接続されて構成される配信システムであって、
    前記配信サーバは、
    前記端末装置からのリクエストを受信した際に、その端末装置がパケットを待ち受けるためのポート番号を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定したポート番号を、前記端末装置へ通知する通知手段と、
    前記中継装置を介して前記端末装置へパケットを送信する場合に、前記中継装置が受信するパケットの処理方法を定義するフローエントリを該中継装置へ設定する設定リクエストを、前記制御装置へ送信する送信手段を有し、
    前記制御装置は、
    前記設定リクエストを受信することに応じて、前記フローエントリを前記中継装置へ設定する設定手段を有し
    前記中継装置は、
    前記制御装置によって設定されたフローエントリに従って、受信するパケットのデータ転送を実行する実行手段を有する
    ことを特徴とする配信システム。
  11. ネットワークに接続されている中継装置を介して、端末装置へのパケットの配信を制御する情報処理装置の制御方法であって、
    前記端末装置からのリクエストを受信した際に、その端末装置がパケットを待ち受けるためのポート番号を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定したポート番号を、前記端末装置へ通知する通知工程と、
    前記中継装置を介して前記端末装置へパケットを送信する場合に、前記中継装置が受信するパケットの処理方法を定義するフローエントリを、該中継装置へ設定する設定工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置における各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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