JP2015095555A - 洗浄方法、洗浄装置及び洗浄装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(イ)超音波を用いた物理洗浄により当該基板と異物とを分離させ、
(ロ)アルカリ性洗浄液を用いて当該基板及び上記分離させた異物のゼータ電位を同極とすることで当該異物が基板へ付着することを防止し、
(ハ)アルカリ性水溶液を用いた処理を継続して基板上のアルカリ性水溶液中の異物を洗い流し、更に、
(ニ)純水を用いたリンス工程により当該アルカリ性水溶液をリンス後、基板を乾燥させる、
という工程が含まれている。このような従来の洗浄方法を示す文献としては、例えば下記非特許文献1が挙げられる。
初めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る洗浄装置の概要構成を示すブロック図等であり、図2は第1実施形態に係る洗浄装置を構成するノズルの上面図であり、図3は第1実施形態に係る洗浄処理を説明するフローチャートである。
(1)SC1工程(ステップS4)に用いられるアルカリ性洗浄液の、基板SB上における滞留時間が可能な限り短くなること。
(2)アルカリ性洗浄液及び/又はリンス水が、それらの表面張力により基板SB上(より具体的には、基板SBとノズル1との間の空間)にむらなく液盛りされること。より具体的には、例えば高さ1ミリメートル乃至3ミリメートル程度に液盛りされること。
(ア)基板SBの表面における当該洗浄液によるエッチング量(不要なエッチング量)を小さくし、基板SB上に既に形成されている上記構造物(電子回路のパターン等の構造物)の寸法の変動、及び基板SBのいわゆるラフネス(上記構造物より小さい寸法の凹凸)の形成を抑制できる。
(イ)基板SBの表面から除去された異物が再付着する割合を下げる(即ち、当該再付着が発生し得る時間を短くする)ことで、基板SB上の異物を更に少なくできる。
(ウ)気体(空気)と液体(洗浄液等)と固体(基板SB)の三相界面が基板SB上に形成される時間を極量なくすことができる。
(エ)これにより、上記構造部としての欠陥となる、いわゆるウォーターマークの形成を抑制することができる。
(i)洗浄液の吐出量及びリンス水の吐出量は、共に毎分500ミリリットル乃至2,000ミリリットル。
(ii)吸引口11A及び吸引口13Aからの吸引量は、洗浄液の吐出量及びリンス水の吐出量を合わせた量に相当する、毎分1,000ミリリットル乃至4,000ミリリットル。
(iii)ノズル1自体の移動量は、毎秒2ミリメートル乃至50ミリメートル。
1及び吸引部13を用いて洗浄液を吸引する。このとき、表面に対する超音波SSの照射、洗浄液の吐出及びこれらの吸い込みと並行して、ノズル1を当該表面に沿って移動させる。従って、超音波SSの照射下で表面を洗浄した洗浄液をその表面から除去するために吸引するので、洗浄後の異物等を含む洗浄液が基板SBの表面に滞留する時間を最小限にでき、当該異物等の表面への再付着、及び洗浄液による表面の過浸食を防止することができる。
次に、本発明に係る他の形態である第2実施形態について、図4を用いて説明する。なお図4は、第2実施形態に係る洗浄装置の概要構成を示すブロック図である。この図4においては、第2実施形態に係る洗浄装置に含まれるノズルを、その形状を説明するべく図1(a)と同様にその縦断面図として示している。また、図4における洗浄液及びリンス水等の表記方法は図1(a)と同様である。更に、第2実施形態に係る洗浄装置において第1実施形態に係る洗浄装置Sと同一の部材については、同一の部材番号を付して細部の説明を省略する。
次に、本発明に係る他の形態である第3実施形態について、図5を用いて説明する。なお図5は、第3実施形態に係る洗浄装置の概要構成を示すブロック図である。この図5においては、第2実施形態に係る洗浄装置に含まれるノズルを、その形状を説明するべく図1(a)と同様にその縦断面図として示している。また、図5における洗浄液及びリンス水等の表記方法は図1(a)と同様である。更に、第3実施形態に係る洗浄装置において第1実施形態に係る洗浄装置Sと同一の部材については、同一の部材番号を付して細部の説明を省略する。
最後に、本発明に係る更に他の形態である第4実施形態について、図6を用いて説明する。なお図6は、第4実施形態に係る洗浄装置の概要構成を示すブロック図である。この図6においては、第4実施形態に係る洗浄装置に含まれるノズルを、その形状を説明するべく図1(a)と同様にその縦断面図として示している。また、図6における洗浄液及びリンス水等の表記方法は図1(a)と同様である。更に、第4実施形態に係る洗浄装置において第1実施形態に係る洗浄装置Sと同一の部材については、同一の部材番号を付して細部の説明を省略する。
2、6 水吐出制御部
3、5 吸引制御部
4 洗浄液吐出制御部
7 駆動部
8 超音波照射部
9 制御部
10、14、16、20 洗浄液吐出部
10A、14A、16A、20A 洗浄液吐出口
10B、14B、16B、20B 洗浄液導入口
11、13、15、17、19、21 吸引部
11A、13A、15A、17A、19A、21A 吸引口
11B、13B、15B、17B、19B、21B 導出口
12、14、18、22 水吐出部
12A、14A、18A、22A 水吐出口
12B、14B、18B、22B 水導入口
S 洗浄装置
SB 基板
SS 超音波
Claims (7)
- 洗浄対象物の表面に向けて洗浄液を吐出する洗浄液吐出手段と、前記表面に向けて超音波を照射する超音波照射手段と、前記表面上にある前記洗浄液を吸引して当該表面上から除去するための吸引手段と、を備えるノズル手段を用いて前記表面を洗浄する洗浄方法であって、
前記洗浄液吐出手段を用いて前記表面に向けて前記洗浄液を吐出する洗浄液吐出工程と、
前記超音波照射手段を用いて前記表面に向けて前記超音波を照射する超音波照射工程と、
前記吸引手段を用いて前記表面上にある前記洗浄液を吸引して当該表面上から除去する吸引工程と、
前記表面に対する前記超音波照射工程、前記洗浄液吐出工程及び前記吸引工程と並行して、前記ノズル手段を前記表面に沿って移動させる移動工程と、
を含むことを特徴とする洗浄方法。 - 請求項1に記載の洗浄方法において、
前記ノズル手段は、前記表面に向けて水を吐出する水吐出手段を更に備え、
前記吸引工程においては、前記表面上にある前記洗浄液及び前記水をそれぞれ除去するために、前記吸引手段を用いて前記洗浄液及び前記水を吸引することを特徴とする洗浄方法。 - 請求項2に記載の洗浄方法において、
前記水が脱気水であり、
前記移動工程においては、前記水吐出手段を用いた前記脱気水の前記表面への吐出後に前記洗浄液吐出工程及び前記超音波照射工程が実行され、その後に前記吸引工程が実行されるように前記ノズル手段が移動されることを特徴とする洗浄方法。 - 請求項2に記載の洗浄方法において、
前記水が脱気水であり、
前記移動工程においては、前記洗浄液吐出工程後に、前記水吐出手段を用いた前記脱気水の前記表面への吐出、及び前記超音波照射工程が実行され、その後に前記吸引工程が実行されるように前記ノズル手段が移動されることを特徴とする洗浄方法。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の洗浄方法において、
前記洗浄液吐出手段は、酸性の前記洗浄液である酸性洗浄液を吐出する酸性洗浄液吐出手段と、アルカリ性の前記洗浄液であるアルカリ性洗浄液を吐出するアルカリ性洗浄液吐出手段と、により構成されており、
前記洗浄液吐出工程は、前記酸性洗浄液吐出手段を用いて前記表面に向けて前記酸性洗浄液を吐出する酸性洗浄液吐出工程と、前記アルカリ性洗浄液吐出手段を用いて前記表面に向けて前記アルカリ性洗浄液を吐出するアルカリ性洗浄液吐出工程と、を含んでおり、
前記移動工程においては、前記酸性洗浄液吐出工程後に当該吐出された酸性洗浄液が前記吸引手段により吸引され、その後に前記アルカリ性洗浄液吐出工程が実行され、更に当該アルカリ性洗浄液吐出工程後に当該吐出されたアルカリ洗浄液が前記吸引手段により吸引されるように前記ノズル手段を移動させることを特徴とする洗浄方法。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の前記ノズル手段と、
前記ノズル手段を前記表面に沿って移動させることにより、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の前記移動工程を実行する移動手段と、
を備えることを特徴とする洗浄装置。 - 洗浄対象物の表面に向けて洗浄液を吐出する洗浄液吐出手段と、前記表面に向けて超音波を照射する超音波照射手段と、前記表面上にある前記洗浄液を吸引して当該表面上から除去するための吸引手段と、を備えるノズル手段と、前記ノズル手段を前記表面に沿って移動させる移動手段と、を備えて前記表面を洗浄する洗浄装置に含まれるコンピュータに、
前記洗浄液吐出手段を用いて前記表面に向けて前記洗浄液を吐出する洗浄液吐出ステップ、
前記超音波照射手段を用いて前記表面に向けて前記超音波を照射する超音波照射ステップ、
前記吸引手段を用いて前記表面上にある前記洗浄液を吸引して当該表面上から除去する吸引ステップ、及び、
前記移動手段を用いて、前記表面に対する前記超音波照射工程、前記洗浄液吐出工程及び前記吸引工程と並行して、前記ノズル手段を前記表面に沿って移動させる移動ステップ、
を実行させることを特徴とする洗浄装置用プログラム。
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JP2017059744A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 株式会社Screenホールディングス | 基板洗浄装置および基板洗浄方法 |
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