JP2015095069A - 作業機械の稼働データ収集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセス頻度が少なくなった場合でも異常発生時に記録した重要な稼働データを残し、記録容量を省容量化できる作業機械の稼働データ収集装置を提供する。【解決手段】作業機械に装着された複数のセンサを有し、複数のセンサの計測データを稼働データとして受信して稼働データ記憶部に記録する作業機械の稼働データ収集装置において、外部サーバからのダウンロード要求に対して稼働データ記憶部に記録されている稼働データを外部のサーバへ送信する通信処理部と、外部サーバからのダウンロード要求と外部サーバへの稼働データの送信とを通じて、稼働データ記憶部に記録されている稼働データのダウンロード状況を管理するアクセス履歴管理部と、アクセス履歴管理部が取得した稼働データのダウンロード状況に応じて、稼働データ記憶部に記録する稼働データの記録条件を変更する記録データ変更処理部とを備えた。【選択図】 図5

Description

本発明は、作業機械の稼働データ収集装置に係り、更に詳しくは、作業機械に搭載され省容量化の図れる作業機械の稼働データ収集装置に関する。
鉱山等で使用される大型ショベルやダンプトラック等の作業機械(自走式機械)は、土石掘削作業や運搬作業などのために世界各地で稼働しているが、生産性向上のために連続稼働が要求されるケースが多い。この連続稼働を阻止する故障を未然に防ぐために、作業機械のエンジンや油圧システムなどにセンサを装着し、作業機械の稼働状況を示すセンサデータ(以下、稼働データという)を作業機械に搭載した稼働データ収集装置で収集蓄積し、稼働データから予兆診断処理にていち早く作業機械の異常を捉える状態監視システムが知られている。
このような状態監視システムを構成する稼働データ収集装置において、保守につながる情報の質を低下させることなく収集蓄積する記憶情報量を軽減することにより、建設機械(作業機械)の故障予兆を示す稼働データを効率的に収集できる建設機械(作業機械)の稼働データ収集装置がある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2013/077309号
上述した状態監視システムにおいては、作業機械に搭載した稼働データ収集装置から無線通信回線を経由して稼働データをサーバで取得して遠隔監視する方法と、現場の作業機械に保守員が出向いていき稼働データ収集装置から直接稼働データをダウンロードして取得確認する方法の2つの方法がある。
作業機械を常時監視する観点では前者の手法が望ましいが、作業機械の動作する鉱山によっては通信インフラの整備されていない場所も多く、後者の手法が取られるケースも多々存在する。後者の場合、保守員の作業機械へのアクセス頻度によって稼働データの回収頻度が決定されるため、何らかの理由によりこのアクセス頻度が少なくなった場合、収集した稼働データの量が稼働データ収集装置の記録容量に到達してしまい、外部からダウンロードされる前に異常発生原因を探るために必要となる重要な稼働データが上書き消去される場合が起り得る。
また、前者の手法を採用した場合においても、作業機械が通信圏外に移動した際には、サーバと稼働データ収集装置間の通信接続が途切れてしまい稼働データが回収できなくなる。このサーバと稼働データ収集装置間の通信未接続時間が長くなると、後者と同様な問題が発生し、重要な稼働データが失われる虞がある。
これらの問題を防止するために、稼働データ収集装置の記録容量を大型化することが考えられるが、作業機械搭載部品の小型化の要求と省コストの要求とがあり、現実的には困難である。また、稼働データが失われると作業機械の故障予兆が検知できず、故障の発生を精度よく未然に防ぐことが困難になってしまう。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、その目的は、アクセス頻度が少なくなった場合でも異常発生時に記録した重要な稼働データを残しつつ、記録容量を省容量化できる作業機械の稼働データ収集装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、作業機械に装着された複数のセンサを有し、前記複数のセンサの計測データを稼働データとして受信して稼働データ記憶部に記録する作業機械の稼働データ収集装置において、外部サーバからのダウンロード要求に対して前記稼働データ記憶部に記録されている前記稼働データを前記外部のサーバへ送信する通信処理部と、前記外部サーバからのダウンロード要求と前記外部サーバへの前記稼働データの送信とを通じて、前記稼働データ記憶部に記録されている稼働データのダウンロード状況を管理するアクセス履歴管理部と、前記アクセス履歴管理部が取得した前記稼働データのダウンロード状況に応じて、前記稼働データ記憶部に記録する稼働データの記録条件を変更する記録データ変更処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ダウンロード状況と稼働データ記憶部の空き容量と稼働データの情報鮮度とに応じて、収集する稼働データの記録範囲と記録間隔とを調整するので、アクセス頻度が少なくなった場合でも、未確認の重要な稼働データを残しつつ、記録容量を省容量化できる。この結果、予兆診断処理にていち早く異常を捉えることができるので、連続稼働を阻止する故障発生を精度よく未然に防ぐことができ、作業機械の生産性が向上する。
本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた稼働データ収集システムの構成を示す概念図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるコントローラネットワークの構成を示す概略構成図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの作動油冷却系統の全体概略構成を示す概略構成図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルのエンジンの冷却水系統及び吸気系統の全体概略構成を示す概略構成図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態の構成を示す概略構成図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における稼働データの構成例の一例を示す表図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を適用する作業機械における構成系統とセンサ情報の体系の一例を示す表図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における診断条件記憶部に格納されている情報の一例を示す表図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における診断処理部が行う処理内容を示すフローチャート図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部に格納されている記録レベル毎の記録条件テーブルの一例を示す表図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部の記録レベルと記録可能残容量との関係を示す特性図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部の記録レベルとデータ記録日からの経過日数との関係を示す特性図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録処理部が行う処理内容を示すフローチャート図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における稼働データ記憶部に格納される情報の構成の一例を示す表図である。 本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における記録データ変更処理部が行う処理内容を示すフローチャート図である。
以下、作業機械として鉱山等で用いられる油圧ショベル(以下、「ショベル」と略す)やダンプトラック(以下、「ダンプ」と略す)を例にとって本発明の作業機械の稼働データ収集装置の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた稼働データ収集システムの構成を示す概念図、図2は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるコントローラネットワークの構成を示す概略構成図、図3は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの作動油冷却系統の全体概略構成を示す概略構成図、図4は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルのエンジンの冷却水系統及び吸気系統の全体概略構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、鉱山の採石場では、ショベル1Aやダンプ1Bなどの作業機械(自走機械)1が使用されており、それら作業機械1の稼働データを収集する稼働データ収集システム300が用いられている。この稼働データ収集システム300では、採石場の近傍もしくは遠隔の管理センタ201に、サーバ200が設置されている。また、作業機械1には、GPS衛星405を利用して自機の位置を取得する位置取得装置(図示せず)と、各種センサ(図示せず)が搭載されている。そして、各作業機械1に搭載した稼働データ収集装置100は、各種データや診断結果等を、無線通信回線400を介してサーバ200に送信するようになっている。なお、401は固定局である。
ショベル1Aは、超大型の油圧ショベルであって、走行体2と、この走行体2上に旋回可能に設けた旋回体3と、運転室4と、旋回体3の前部中央に設けたフロント作業機5と、を備えて構成される。フロント作業機5は、旋回体3に回動可能に設けたブーム6と、このブーム6の先端に回動可能に設けたアーム7と、そのアーム7の先端に取り付けられたバケット8とで構成されている。また、稼働データ収集装置100Aは、運転室4のなかに設置されており、運転室4の上部等の見通しの良い場所にアンテナ102が設置されている。また、ショベル1Aには、ショベル1Aの部位毎の動作状態に関わる状態量を収集するためのコントローラネットワーク9が設けられている。
また、ダンプ1Bは、本体を形成するフレーム505と、運転室504と、前輪501および後輪502と、フレーム505の後方部分に設けられたヒンジピン(図示せず)を回動中心として上下方向に回動可能な荷台503と、この荷台503を上下方向に回動させる左右一対のホイストシリンダ(図示せず)と、を備えて構成される。また、運転室504の中には、ダンプ1Bの部位毎の動作状態にかかわる状態量を収集するためのコントローラネットワーク509が設けられている。なお、稼働データ収集装置100Bは、運転室504の中に設置されており、運転室504の上部等の見通しの良い場所には102が設置されている。
次に、図2を用いてショベル1Aのコントローラネットワーク9の構成例を説明する。図2に示すようにコントローラネットワーク9は、エンジン制御装置10と、噴射量制御装置12と、エンジンモニタ装置13と、走行体2を操作するための電気レバー15と、フロント作業機5を操作するための電気レバー16と、電気レバー15、16の操作量に応じて油圧制御を行う電気レバー制御装置17と、ディスプレイ18と、表示制御装置19と、キーパッド14と、油圧モニタ装置23と、稼働データ収集装置100と、により構成されている。
エンジン制御装置10は、噴射量制御装置12を制御することによりエンジン11(図3、4参照)への燃料噴射量を制御する装置である。また、エンジンモニタ装置13は、エンジン11の動作状態に係わる状態量を各種センサにより取得してモニタリングを行う。エンジン11の動作状態を検出するためのセンサとして、例えば、エンジンの吸排気系統の動作状態をセンシングするためのセンサ群20と、エンジンの冷却水系統の動作状態をセンシングするためのセンサ群22とが、エンジンモニタ装置13に接続されている。
エンジン11の吸排気系統に関連するセンサ群20には、詳細は後述するが、エンジン11に吸い込まれる空気を冷却するためのインタクーラの出入口に設置されるインタクーラ入口温度センサT1(図4参照)、インタクーラ入口圧力センサP1(図4参照)、インタクーラ出口温度センサT2(図4参照)、インタクーラ出口圧力センサP2(図4参照)や、エンジン11から排出される各気筒(気筒数を16とする)の排気の温度を検出するための排気温度センサT3(1)〜T3(16)などが含まれている。エンジン11の冷却水系統に関連するセンサ群22には、こちらも詳細後述するが、エンジン11内を循環する冷却水を冷却するためのラジエータの前後に設置されるラジエータ入口温度センサT4、ラジエータ出口温度センサT5などが含まれている。
エンジン制御装置10とエンジンモニタ装置13とは、通信線によって接続されており、またエンジンモニタ装置13と稼働データ収集装置100とは、ネットワーク回線を介して接続されている。このような構成をとることにより、各種センサで検出したエンジン11の吸排気系統や冷却水系統の動作状態に係わる状態量を稼働データ収集装置100に送信することが可能になっている。
ディスプレイ18は、運転室4内に設けられ油圧ショベル1Aの各種稼働情報を表示する。表示制御装置19はディスプレイ18と接続され、表示を制御する。また、キーパッド14は、表示制御装置19と接続されており、オペレータの操作入力により各種データ設定やディスプレイ18の画面切り替え等を受け付ける。
油圧モニタ装置23は、油圧ショベル1Aの油圧システムの動作状態に係わる状態量のモニタリングを行う装置である。油圧モニタ装置23には、油圧システムの動作状態を検出する各種センサが接続されており、例えば、作動油冷却系統の動作状態をセンシングするためのセンサ群24が接続されている。作動油冷却系統の動作状態をセンシングするためのセンサ群24には、詳細後述するが、例えば作動油を冷却するためのオイルクーラの出口に設置されるオイルクーラ出口温度センサT12、また作動油の温度を検知する作動油温度センサT10などが含まれる。
油圧モニタ装置23と稼働データ収集装置100とは、ネットワーク回線を介して接続されており、油圧モニタ装置23で検出した作動油冷却系統の動作状態に係わる状態量についても稼働データ収集装置100に送信することが可能な構成になっている。
稼働データ収集装置100は、前記ネットワーク回線を介して、油圧モニタ装置23およびエンジンモニタ装置13と接続されており、油圧モニタ装置23から、油圧システムの、例えば、作動油冷却系統の動作状態に係わるセンサデータや、エンジン11の、例えば、吸排気系統や冷却水系統の動作状態に係わるセンサデータを油圧ショベル1Aの稼働データとして受信している。
また、稼働データ収集装置100は、アンテナ102を介してサーバ200と繋がっており、稼働データ収集装置100が取得した稼働データは無線ネットワークを介してサーバ200からダウンロードできる構成になっている。
次に、図3を用いて油圧ショベル1Aの油圧システムにおける作動油冷却系統の全体概略構成について説明する。
図3において、11は油圧ショベル1Aの旋回体3に搭載されたエンジンであり、25はこのエンジン11のクランクシャフト(図示せず)の回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動されるメインポンプ、27はこのメインポンプ25から吐出される作動油により駆動されるアクチュエータ(例えば、ブームシリンダやアームシリンダなど)である。
また、28はメインポンプ25の吐出配管に接続され、メインポンプ25からアクチュエータ27への作動油の流量および流れ方向を制御するコントロールバルブ、30は前記メインポンプ25と同様にエンジン11のクランクシャフトの回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動され、コントロールバルブ28を切替駆動するためのパイロット元圧を生成するパイロットポンプ、31はこのパイロットポンプ30の吐出配管に接続され、パイロットポンプ30で生成されたパイロット元圧を電気レバー制御装置17からの制御信号に応じて減圧しパイロット圧を生成するパイロット減圧弁である。
また、33はコントロールバルブ28と作動油タンク34との間に設けられ作動油を冷却するオイルクーラ、36はこのオイルクーラ33を冷却する冷却風を生起するオイルクーラ冷却ファン、37はこのオイルクーラ冷却ファン36を駆動するオイルクーラファン駆動モータ、38はエンジン11のクランクシャフト(図示せず)の回転駆動力によりポンプトランスミッション26を介して駆動され、オイルクーラファン駆動モータ37を駆動するための作動油を吐出配管を介して供給するオイルクーラファン駆動ポンプである。
なお、図3では、便宜上、アクチュエータとこれに対応するコントロールバルブ、パイロット減圧弁をそれぞれ1個のみ図示しているが、実際には油圧ショベル1Aには多数のアクチュエータが搭載されており、それらに対応した複数のコントロールバルブとパイロット減圧弁等の油圧機器が設けられている。
次に、図3の油圧システムの作動油冷却系統における各種センサについて説明する。図3において、T10は作動油温度センサで、作動油タンク34内の作動油温度を検出する。T11はオイルクーラ前面温度センサで、オイルクーラ33のオイルクーラ冷却ファン36の前面の空気温度を検出する。T12はオイルクーラ出口温度センサで、オイルクーラ33の下流側配管に設けられ、オイルクーラ33から流出する作動油の温度を検出する。
また、P8はファンモータ入口圧力センサで、オイルクーラファン駆動モータ37に流入する作動油の圧力を検出する。
図2にもどり、作動油冷却系統の動作状態を検出するためのセンサ群24に含まれる各センサで取得した状態量、すなわち、上記の作動油温度センサT10で検出される作動油温度、オイルクーラ前面温度センサT11で検出されるオイルクーラ前面温度、オイルクーラ出口温度センサT12で検出されるオイルクーラ出口温度、およびファンモータ入口圧力センサP8で検出されるファン駆動モータ入口圧力の各センサデータは、油圧モニタ装置23に入力される。そして、油圧モニタ装置23は、入力された上記センサデータを油圧システムの作動油冷却系統に関するセンシングデータとしてネットワーク回線を介して稼働データ収集装置100に送信する。
次に、図4を用いてショベル1Aのエンジン11の冷却水系統及び吸排気系統の全体概略構成について説明する。
まず、エンジン11の冷却水系統について説明する。図4において、45は冷却水ポンプで、エンジン11のクランクシャフトの回転駆動力を利用してポンプトランスミッション26を介して駆動される。46はラジエータで、冷却水ポンプ45から吐出され、エンジン11を冷却して水温が上昇した冷却水を冷却する。また、47はラジエータ46の入口に接続されたラジエータ入口配管、48はラジエータ46の出口に接続されたラジエータ出口配管である。54はラジエータ冷却ファン駆動モータで、図示しないファン駆動ポンプからの圧油により駆動される。58はラジエータ冷却ファンで、ラジエータ冷却ファン駆動モータ54により駆動され、ラジエータ46を冷却する風を生起する。
次に、図4のエンジンの冷却水系統における各種センサについて説明する。図4において、T6はラジエータ前面空気温度センサで、ラジエータ46のラジエータ冷却ファン駆動モータ54側直近の空気温度を検出する。T4はラジエータ入口温度センサで、ラジエータ入口配管47に設けられ、ラジエータ46に流入する冷却水の温度を検出する。T5はラジエータ出口温度センサで、ラジエータ出口配管48に設けられ、ラジエータ46から流出する冷却水の温度を検出する。P6はファン駆動モータ入口圧力センサで、ラジエータ冷却ファン駆動モータ54への入口配管に設けられ、ラジエータ冷却ファン駆動モータ54に流入する圧油の圧力を検出する。
図2にもどり、エンジン11の冷却水系統の動作状態を検出するためのセンサ群20に含まれる各センサで取得した状態量、すなわち、上記ラジエータ前面空気温度センサT6で検出されるラジエータ前面空気温度、ラジエータ入口温度センサT4で検出されるラジエータ入口温度、ラジエータ出口温度センサT5で検出されるラジエータ出口温度、およびファン駆動モータ入口圧力センサP6で検出されるファンモータ入口圧力の各センサデータは、エンジンモニタ装置13に入力される。そして、エンジンモニタ装置13は、入力された上記センサデータをエンジン11の冷却水系統に関するセンシングデータとしてネットワーク回線を介して稼働データ収集装置100に送信する。
次に、図4を用いてエンジン11の吸排気系統の説明を行う。図4において、65はエアクリーナ、66はターボで、エアクリーナ65から吸い込まれた空気を加圧する。67はインタクーラで、ターボ66で加圧されエンジン11に吸い込まれる空気の冷却を行う。68はインタクーラ67の入口に接続されたインタクーラ入口配管、69はインタクーラ67の出口に接続されたインタクーラ出口配管である。70は複数のシリンダで、エンジン11に設けられ、インタクーラ67で冷却された空気を吸い込んで燃料と混合して燃焼させる。71はこれらの複数のシリンダ70で発生した燃焼ガスの排気を行う排気配管、72はマフラである。
次に、図4のエンジンの吸排気系統における各種センサについて説明する。図4において、P1はインタクーラ入口圧力センサで、インタクーラ入口配管68に設けられ、インタクーラ67に流入する空気の圧力を検出する。T1はインタクーラ入口温度センサで、インタクーラ入口配管68に設けられ、インタクーラ67に流入する空気の温度を検出する。P2はインタクーラ出口圧力センサで、インタクーラ出口配管69に設けられ、インタクーラ67から排出する空気の圧力を検出する。T2はインタクーラ出口温度センサで、インタクーラ出口配管69に設けられ、インタクーラ67から排出する空気の温度を検出する。また、T3は排気温度センサで、排気配管71に設けられ、エンジンの排気温度を検出する。エンジンが16気筒の場合には、気筒毎にT3(1)〜T3(16)まで16個設置されている。
図2にもどり、エンジン11の吸気排気温度の動作状態を検出するためのセンサ群22に含まれる各センサで取得した状態量、すなわち、上記インタクーラ入口温度センサT1で検出したインタクーラ入口温度、インタクーラ入口圧力センサP1で検出したインタクーラ入口圧力、インタクーラ出口温度センサT2で検出したインタクーラ出口温度、インタクーラ出口圧力センサP2で検出したインタクーラ出口圧力、および排気温度センサT3(1)からT3(16)で検出した排気温度の各センサデータは、エンジンモニタ装置13に入力される。そして、エンジンモニタ装置13は、入力された上記センサデータをエンジン11の吸排気系統に関するセンシングデータとしてネットワーク回線を介して稼働データ収集装置100に送信する。
次に、図5を用いて稼働データ収集装置100の構成を説明する。図5は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態の構成を示す概略構成図である。
本発明の作業機械の稼働データ収集装置100は、稼働データ受信部110と、診断処理部112と、診断条件記憶部114と、データ記録処理部116と、稼働データ記憶部118と、データ記録条件記憶部120と、記録データ変更処理部122と、アクセス履歴管理部124と、通信処理部126と、更新処理部130とを備えている。
稼働データ受信部110は、図2に示すように通信線を介してエンジンモニタ装置13および油圧モニタ装置23と接続されていて、部位系統毎の状態量として各種センサの計測データを稼働データとして受信する。
診断処理部112は、稼働データ受信部110で受信した稼働データと診断条件記憶部114からの診断項目情報を入力して作業機械のエンジンや油圧システムなどの部位系統毎の稼働状態を診断するための診断処理を実行する。
診断条件記憶部114は、診断処理部112が診断処理を実行するための診断項目情報が格納されている。
データ記録処理部116は、診断処理部112で診断した結果を受信し、稼働データ記憶部118に記録する。また、データ記録処理部116は、稼働データ受信部110で受信した稼働データとデータ記録条件記憶部120に格納されている記録条件とを入力していて、診断処理部112から受信した診断結果に基づいて異常発生状況を認識した場合には、異常発生時刻に対して所定の時間幅、かつ所定のセンサ項目について稼働データを記録するように動作する。この記録条件に関する時間幅とセンサ項目についてはデータ記録条件記憶部120に格納されている。
稼働データ記憶部118には、データ記録処理部116が記録した稼働データと診断結果とが格納されている。
通信処理部126は、外部のサーバ200からのダウンロード要求に対して稼働データ記憶部118に格納されている稼働データと診断結果とを外部のサーバ200に対して送信するとともに、外部のサーバ200から受信したデータ記録条件記憶部120の更新情報ファイルを更新処理部130に送信する処理を行う。
更新処理部130は、通信処理部126が受信した外部のサーバ200からの更新情報ファイルを入力し、この更新情報ファイルを元にデータ記録条件記憶部120の内容を書き換える処理を行う。
アクセス履歴管理部124は、通信処理部126による外部のサーバ200への稼働データと診断結果との送信の履歴を管理する処理を行う。具体的には、通信処理部126が外部のサーバ200へ稼働データ記憶部118から抽出した稼働データと診断結果とを送信した後に、稼働データ記憶部118に記録されている当該稼働データと診断結果についてダウンロード状況に関する管理情報(ダウンロード有無フラグとダウンロード日時)を記録する処理を行う。
記録データ変更処理部122は、稼働データ記憶部118に記録されている稼働データと診断結果のダウンロード状況と、データ記録日時からの経過日数と、稼働データ記憶部118の残りの記録可能空き容量と、データ記録条件記憶部120に格納されている記録条件である記録レベルに関する情報とに基づいて、稼働データ記憶部118に記録されている稼働データと診断結果の情報を変更する処理を行う。
データ記録条件記憶部120には、稼働データ記憶部118の記録可能な残容量と記録レベルの関係を示す情報と、稼働データ記憶部118に記憶されているデータの記録日からの経過日数と記録レベルとの関係を示す情報とが格納されている。ここで、記録レベルとは記録条件であって、数値が高いほど記録情報量が多いことを示しており、パラメータとしてセンサ項目と記録時間窓幅がある。データ記録条件記憶部120にはこのパラメータの設定値も格納されている。
次に、稼働データ収集装置100が行う処理内容の詳細について図面を用いて説明する。図6は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における稼働データの構成例の一例を示す表図、図7は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態を適用する作業機械における構成系統とセンサ情報の体系の一例を示す表図、図8は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における診断条件記憶部に格納されている情報の一例を示す表図、図9は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における診断処理部が行う処理内容を示すフローチャート図、図10は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部に格納されている記録レベル毎の記録条件テーブルの一例を示す表図、図11Aは本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部の記録レベルと記録可能残容量との関係を示す特性図、図11Bは本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録条件記憶部の記録レベルとデータ記録日からの経過日数との関係を示す特性図、図12は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態におけるデータ記録処理部が行う処理内容を示すフローチャート図、図13は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における稼働データ記憶部に格納される情報の構成の一例を示す表図、図14は本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態における記録データ変更処理部が行う処理内容を示すフローチャート図である。
稼働データ受信部110は、図2に示す通信線を介してエンジンモニタ装置13および油圧モニタ装置23と接続されており、部位系統毎の状態量として各種センサの稼働データを受信する。
図6は、稼働データ受信部110が作業機械1から受信する稼働データの構成例を示している。稼働データは、部位系統IDとセンサIDとセンサ値とをひとつのまとまりとして構成するメッセージ本体と、稼働データ収集装置100の図示しない内部クロックによって計測した当該メッセージの受信日時とで構成されている。ここで、部位系統IDは、対象センサの取り付けられている部位系統を特定するためのIDであり、センサIDは、対象部位系統に取り付けられているセンサのなかから対象センサを一意に特定するためのIDである。センサ値は、部位系統IDとセンサIDとから特定される唯一のセンサによる計測値を示している。
図7は、作業機械における主要な構成とセンサ情報の体系の一例を示す。図7に示すように、部位系統としては、エンジン吸気系統と、エンジン排気系統と、エンジン冷却系統と、作動油冷却系統等があり、それぞれの部位系統IDとして、m1、m2、m3、m4等が割り当てられている。また、各部位系統には、稼働状況を確認するために複数の物理量を計測するためのセンサが取り付けられている。
例えば、エンジン吸気系統(m1)に関しては、インタクーラ入口温度センサと、インタクーラ入口圧力センサと、インタクーラ出口温度センサと、インタクーラ出口圧力センサとが取り付けられていて、それぞれのセンサIDとしてT1、P1、T2、P2が割り当てられている。従って、作業機械1に取り付けられているセンサに関しては部位系統IDとセンサIDとの組み合わせによって、対象センサを一意に特定可能になっている。
次に、図8を用いて診断条件記憶部114に格納されている情報について説明する。診断条件記憶部114には、診断処理部112が診断処理を実行するための診断項目に関する情報が格納されている。ここで、診断項目とは、診断対象とする部位毎の異常事象に関する項目であり、それぞれの異常を検出するために独立に診断処理を実行する。
診断項目に関する情報は、図8に示すように、例えば、診断対象部位としてエンジンと油圧システムとが格納され、エンジンの診断内容としては冷却系統異常と、吸気系異常と、排気系異常とが格納されている。また、油圧システムの診断内容としては作動油冷却異常が格納されている。
また、診断処理間隔として診断項目毎に診断処理を実行する実行時間間隔が格納されている。入力センサ項目には、診断項目毎にそれぞれの異常を検出するための入力センサ項目と動作モード毎の正常平均値と正常分散値とが記憶されている。図8においては、診断部位がエンジンで、診断内容が吸気系統異常のときの入力センサ項目と動作モード毎の正常平均値と正常分散値とを例示している。これらの情報を利用した診断方法の詳細は、診断処理部112の内容説明において後述する。
次に、稼働データ収集装置100の診断処理部112が実行する処理内容について図9を用いて説明する。
診断処理部112は、診断条件記憶部114から診断条件(診断項目に関する情報)を読み込む(ステップS1000)。
診断処理部112は、稼働データ受信部110から稼働データを受信したか否かを確認する(ステップS1100)。ここで、受信していない場合は、NOと判断して(ステップS1000)に戻り再度稼働データの受信確認を行う。稼働データ受信部110から稼働データを受信した場合には、YESと判断して(ステップS1200)へ進む。
(ステップS1100)において、YESと判断した場合、診断処理部112は、図8に示す診断条件記憶部114に格納されている診断条件に記載されている診断項目毎に(ステップS1200)と(ステップS1300)の処理を行う。
診断処理部112は、乖離度の算出を行う(ステップS1200)。乖離度の算出方法について以下に説明する。
ある診断項目のN個の入力センサデータをd1(t), d2(t),・・・dN(t)とする。また、図8の診断条件記憶部114に格納されている動作モードm(m=1,2,・・・,M)におけるセンサiの正常平均値、正常分散値をそれぞれμmimiとすると、動作モード毎の乖離度L(t,m) は以下の数式1で計算する。
Figure 2015095069
そして、次に、M個の動作モードの乖離度L(t,m)(m=1,2,・・・M)のなかで最小の乖離度m=m(Lmin)を、新ためて対象診断項目における動作モードと特定し、そのときの乖離度を時刻tにおける乖離度L(t) として採用する。この乖離度L(t)は、診断対象としたセンサデータが正常基準値の中心からどれだけ離れているかを計算した値であり、正常分散値に対する比率で表される。従って、正規分布で仮定した場合、3より大を異常と判断し、3未満であれば正常と判断することが可能となる。
また、診断対象とするN個のセンサデータd1(t), d2(t),・・・dN(t)のなかでどのセンサが一番乖離度L(t)に寄与しているのかを計算することができるため、複数センサで構築されたモデルについて最も異常に寄与しているセンサを特定し、異常発生原因の推定を行うことも可能となる。
図9に戻り、診断処理部112は、診断項目毎に計算した時刻tの乖離度L(t)の計算結果をデータ記録処理部116に出力する(ステップS1300)。
診断処理部112は、(ステップS1300)の処理を終了すると再び、(ステップS1100)に戻り、稼働データの受信を実行する。
図5に戻り、データ記録処理部116が実行する処理について説明する。データ記録処理部116は、診断処理部112から受信した診断結果を基に診断項目毎の異常発生状況を認識する。そして、異常発生時においてのみ診断結果と稼働データ受信部110から受信した稼働データとを稼働データ記憶部118に記録する処理を行う。この際、データ記録処理部116は、データ記録条件記憶部120に格納されている情報である稼働データの記録条件を読込み、その条件に従って書き込み処理を実行する。
ここで、データ記録条件記憶部120には、(1)記録レベル毎の記録条件テーブルと、(2)稼働データ記憶部118の記録可能残容量に応じた記録レベルに関する情報と、(3)データ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報の大略3種類の情報が格納されている。ここで、記録レベルとは、記録するセンサ項目と時間窓幅をパラメータとする記録情報量とに関するレベルを示すものをいう。
データ記録処理部116は、上述した(1)記録レベル毎の記録条件テーブルを参照して稼働データの記録処理を実行する。他の2種類の情報は、後述する記録データ変更処理部122が参照する。
データ記録条件記憶部120に格納されている記録レベル毎の記録条件テーブルの一例を図10に示す。この記録レベル毎の記録条件テーブルは、診断項目毎に各記録レベルにおける記録時間窓幅とセンサ項目とが設定されている。ここで、記録時間窓幅とは異常が発生した時刻を基準とした稼働データの記録時間幅を示しており、センサ項目とは具体的に記録する内容を示している。すなわち、各記録レベルの時間窓幅とセンサ項目とを稼働データの記録に反映することで情報量の調整が可能になる。
次に、稼働データ収集装置100のデータ記録処理部116が実行する処理内容について図12を用いて説明する。
データ記録処理部116は、データ条件記憶部120から記録レベル毎の記録条件テーブルを読み込む(ステップS2000)。ここで診断項目ごとの記録レベルとしてはレベル3の情報(記録時間窓幅とセンサID)を参照する。データ記録処理部116は、後述する(ステップS2400)の書き込み処理の段階において、このレベル3の情報に基づく処理がなされ、別のレベルの情報に基づく処理は実行されない。
データ記録処理部116は、稼働データ受信部110から稼働データを受信したか否かを確認する(ステップS2100)。ここで、受信していない場合は、NOと判断して(ステップS1000)に戻り再度稼働データの受信確認を行う。稼働データ受信部110から稼働データを受信した場合には、少なくとも(ステップS2000)において読み込んだ記録レベル3における診断項目毎の記録時間窓幅のうちで最も大きい時間幅分の稼働データをバッファリングしておくと共に、YESと判断して(ステップS2200)へ進む。
データ記録処理部116は、稼働データ受信部110からの稼働データの受信を確認後、診断処理部112から診断結果を受信したか否かを確認する(ステップS2200)。ここで、受信していない場合は、NOと判断して(ステップS2200)に戻り再度診断結果の受信確認を行う。診断処理部112から診断結果を受信した場合には、YESと判断して(ステップS2300)へ進む。
データ記録処理部116は、診断結果は異常か否かを判断する(ステップS2300)。具体的には、診断処理部112から受信した診断項目ごとの診断結果のなかで乖離度を確認し、乖離度が3より大きいか否かを判断する。ここで、乖離度が3より大きい場合には異常と判断し、YESの判定となって(ステップS2400)へ進み、乖離度が3未満の場合には正常と判断し、NOの判定となって(ステップS2100)へ戻って新しい稼働データの受信処理を実行する。
データ記録処理部116は、(ステップS2300)において診断結果を異常と判定した場合、稼働データ記憶部118への書込み処理(記録処理)を実行する(ステップS2400)。
ここで、稼働データ記憶部118へ記録する内容は、異常と判定した診断項目における診断結果(乖離度)と、当該診断項目において記録レベル3に設定されているセンサ項目(センサID)の稼働データである。また、記録レベル3に設定されている記録時間窓幅に設定されている時間長さの稼働データを記録する。この記録時間窓幅は、異常発生時点から過去および未来方向に(記録時間窓幅/2)の時間幅の稼働データを記録する。従ってバッファリングしている稼働データのうちで記録レベル3に設定されているセンサIDの稼働データのみを抽出して、(記録時間窓幅/2)の時間長さだけ記録する。そして、引き続き(記録時間窓幅/2)の時間長さが経過するまで無条件に同一センサIDの稼働データを稼働データ記憶部118に記録する。
データ記録処理部116が記録する稼働データ記憶部118の内容の一例を図13に示す。図13に示すように、稼働データ記憶部118に記録する内容は、大きくヘッダ部とデータ部とに分かれている。ヘッダ部には情報管理番号と、記録日時と、診断項目IDと、ダウンロード有無フラグと、ダウンロード日時と、記録レベルとが記録される。また、データ部には診断結果と稼働データとが記録される。診断結果にはタイムスタンプと乖離度とが記録され、稼働データにはタイムスタンプと、センサIDと、センサ値とが記録される。
図13に示すヘッダ部とデータ部とで構成される塊をひとつのレコードとよび、1レコードは、診断項目毎の1回の異常発生に対する書き込み単位としている。ただし、連続して異常が発生した場合には、その連続した異常を1回としてカウントする。すなわち、データ記録処理部116が、ある診断項目で連続する異常を検知した場合には、記録条件テーブルの記録レベル3に設定されているセンサIDについて異常発生前の(記録時間窓幅/2)分と、異常発生中の分と、異常終了後の(記録時間窓幅/2)分の稼働データとを記録したものが1レコードとなる。
図13に示すヘッダ部の情報管理番号は、当該レコードを唯一に特定するための番号である。また、ヘッダ部の記録日時は、当該レコードを記録し始めた時点の稼働データ収集装置100の内部クロックが示す日時である。診断項目IDには、異常発生を検知した診断項目IDを記録する。ダウンロード有無フラグはデータ記録処理部116が書き込む段階では“無”を記録し、ダウンロード日時には“NULL”を示すデータを格納しておく。そして、記録レベルにはデータ記録処理部116が書き込む段階では“3”が記録される。
図13に示すデータ部の診断結果は、乖離度が3より大きくなった結果についてタイムスタンプと共に記録する。ここでタイムスタンプは、稼働データの受信日時を反映し、診断処理に利用した稼働データの受信日時を記録する。
図5にもどり、外部のサーバ200からデータのダウンロード要求を受けた際の稼働データ収集装置100の動作内容について説明する。
データ記録処理部116が実行する処理について説明する。稼働データ収集装置100の通信処理部126は、外部のサーバ200から稼働データおよび診断結果のダウンロード要求を受けると、要求対象とされているデータを稼働データ記憶部118から検索して外部のサーバ200に送信する処理を実行する。ここで、ダウンロード要求される単位は、稼働データ記録部118に記録されているヘッダ部とデータ部とがパッケージ化された1レコード単位としている。
通信処理部126は、ある1レコードのデータを送信完了すると、送信したレコードのヘッダ部に記録されている情報管理番号をアクセス履歴管理部124に送信する。これを受信したアクセス履歴管理部124は、稼働データ記憶部118の当該情報管理番号のレコードのヘッダ部にアクセスして、ダウンロードフラグを“無”から“有”に変更するとともに、ダウンロード日時に稼働データ収集装置100の内部クロックに基づいたダウンロード日時を記録する。
このとき、ダウンロードフラグが既に“有”であった場合にはそのままにしても良い。また、ダウンロード日時に関して既にダウンロード実績があった場合には最新のダウンロード日時を記録する。
次に、稼働データ収集装置100が外部のサーバ200からデータ記録条件記憶部120の更新用情報ファイルを受信した際の動作内容について説明する。
通信処理部126は、データ記録条件記憶部120の更新用情報ファイルを受信するとその更新用情報ファイルを更新処理部130に送信する。
更新処理部130は、その更新情報ファイルに記載されている内容に基づいてデータ記録条件記憶部120に格納されている記録レベルごとの記録条件テーブルと、稼働データ記憶部118の記録可能残容量に応じた記録レベルに関する情報と、データ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報とを更新する。
次に、稼働データ収集装置100の記録データ変更処理部122が実行する処理内容について図14を用いて説明する。
記録データ変更処理部122は、データ記録条件記憶部120の情報を読込む(ステップS3000)。データ記録処理部116は、データ記録条件記憶部120に格納されている情報のうちの1つである記録レベル毎の記録条件テーブルのみを参照していたが、記録データ変更処理部122は、データ記録条件記憶部120に格納されている他の2つの情報(稼働データ記憶部118の記録可能残容量に応じた記録レベルに関する情報と、データ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報)についても参照する。
ここで、図11Aはデータ記録条件記憶部120に格納されている稼働データ記憶部118の記録可能残容量に応じた記録レベルに関する情報を示し、図11Bはデータ記録条件記憶部120に格納されているデータ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報を示している。これらの情報は、稼働データ記憶部118に記録している各レコードについて、空き容量の状況や情報の鮮度に応じて記録レベルを変更するための設定情報である。
記録可能残容量に対する記録レベルに関する情報は、稼働データ記録部118の全体容量に対する空き容量の割合に応じて未だダウンロードされていないレコードの記録レベルを変更するための設定情報である。例えば、図11Aのように、空き容量が80%以下になれば記録レベルを“3”から“2”に変更し、60%以下になれば記録レベルを“2”から“1”に変更する。そして、空き容量が20%以下になれば、記録レベルを“1”から“0”に変更する。
一方、データ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報は、稼働データ記録部118に記録されているレコードのなかで未だダウンロードされていないレコードについてデータ記録日からの経過日数に応じて記録レベルを変更するための設定情報である。例えば、図11Bのように、データ記録日からの経過日数が1ヶ月を経過した場合に記録レベルを“3”から“2”に変更し、2ヶ月を経過した場合に記録レベルを“2”から“1”に変更する。そして、データ記録日からの経過日数が3ヶ月を経過した場合には、記録レベルを“0”に変更する。
図14に戻り、記録データ変更処理部122は、(ステップS3000)においてデータ記録条件記憶部120の情報を読込んだ後に、稼働データ記憶部118の空き容量を計算し、全体容量に対する割合を算出する(ステップS3100)。ここで、稼働データ記憶部118の空き容量とは、既にダウンロード済みのレコードについても記録可能容量としてカウントして計算する。
記録データ変更処理部122は、(ステップS3100)において、稼働データ記憶部118の空き容量割合を算出した後に、稼働データ記憶部118に記録されている記録レコード毎に(ステップS3200)以降の処理を実行する。
記録データ変更処理部122は、当該レコードがダウンロード済みか否かを判断する(ステップS3200)。具体的には、対象とする記録レコードのヘッダ部のダウンロード有無フラグを参照して、ダウンロードの有無を確認する。ここでダウンロード有無フラグが“有”の場合にはYESの判定となって、当該記録レコードの処理は終了し、ダウンロード有無フラグが“無”の場合にはNOの判定となって、(ステップS3300)へ進む。
記録データ変更処理部122は、ダウンロード有無フラグが“無”になっている記録レコードに対して、レコード記録部からの経過日数を算出する(ステップS3300)。具体的には、対象レコードのヘッダ部の記録日時を参照し、また、稼働データ収集装置100の内部クロックに基づく現在日時を取得する。そして、記録日時に対する現在日時の差分演算を実行して経過日数を算出する。
記録データ変更処理部122は、当該レコードの記録レベルを算出する(ステップS3400)。具体的には、(ステップS3100)で算出した稼働データ記憶部118の空き容量割合と、(ステップS3300)で算出したレコード記録日時からの経過日数と、(ステップS3000)で読み込んだデータ記録条件記憶部120の情報とに基づいて、変更すべき記録レベルを算出する。
記録データ変更処理部122は、図11Aに示したデータ記録条件記憶部120に格納されている稼働データ記憶部118の記録可能残容量に応じた記録レベルに関する情報と、図11Bに示したデータ記録日からの経過日数に応じた記録レベルに関する情報とに基づいて、それぞれの情報に基づく記録レベルを算出する。記録データ変更処理部122は、算出した2つの記録レベルのうち、大きい値の記録レベルを採用する。
記録データ変更処理部122は、(ステップS3400)で採用した記録レベルと、対象としている記録レコードのヘッダ部に格納されている記録レベルとが一致しているか否かを判断する(ステップS3500)。ここで記録レベルが一致している場合にはYESと判定し、当該記録レコードの処理は終了する。一方、記録レベルが一致していない場合にはNOと判定し、(ステップS3600)へ進む。
(ステップS3500)において、記録レベルが一致していないと判断した場合、記録データ変更処理部122は、記録データ変更処理を実行する(ステップS3600)。具体的には、まず、ヘッダ部の記録レベルを新しく求まった記録レベルに変更する。そして、ヘッダ部の診断項目IDと新しく求まった記録レベルとに基づいて、データ記録条件記憶部120に格納されている記録レベル毎の記録条件テーブルのなかから対象記録レベルにおけるセンサIDと記録窓幅とを抽出する。そして、記録データ変更処理部122は、これらの情報に基づいてデータ部の稼働データにおける記録情報を変更する処理を実行する。
記録レベルが下がった場合、センサIDは少なくなる方向に変更されるため、抽出されなかったセンサIDの稼働データを消去する処理を実行する。また記録窓幅は狭くなる方向に変更されるため、記録窓幅の前後記録データを削除する処理を実行する。
(ステップS3600)の処理が終了後、次の記録レコードにおける(ステップS3200)以降の処理が実行される。全ての記録レコードの処理の終了後、(ステップS3100)へ戻る。
上述した本発明の作業機械の稼働データ収集装置の一実施の形態によれば、ダウンロード状況と稼働データ記憶部の空き容量と稼働データの情報鮮度とに応じて、収集する稼働データの記録範囲と記録間隔とを調整するので、アクセス頻度が少なくなった場合でも、未確認の重要な稼働データを残しつつ、記録容量を省容量化できる。この結果、予兆診断処理にていち早く異常を捉えることができるので、連続稼働を阻止する故障発生を精度よく未然に防ぐことができ、作業機械の生産性が向上する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1 作業機械
2 走行体
3 旋回体
4 運転室
5 フロント作業機
6 ブーム
7 アーム
8 バケット
9 コントローラネットワーク
10 エンジン制御装置
11 エンジン
12 噴射量制御装置
13 エンジンモニタ装置
14 キーパッド
15 走行体操作用電気レバー
16 フロント作業機操作用電気レバー
17 電気レバー制御装置
18 ディスプレイ
19 表示制御装置
20 エンジン吸排気系統センサ群
22 エンジン冷却水系統センサ群
23 油圧モニタ装置
24 作動油冷却系統センサ群
25 メインポンプ
26 ポンプトランスミッション
27 アクチュエータ
28 コントロールバルブ
30 パイロットポンプ
31 パイロット減圧弁
33 オイルクーラ
34 作動油タンク
36 オイルクーラ冷却ファン
37 オイルクーラファン駆動モータ
38 オイルクーラファン駆動ポンプ
45 冷却水ポンプ
46 ラジエータ
47 ラジエータ入口配管
48 ラジエータ出口配管
54 ラジエータ冷却ファン駆動モータ
58 ラジエータ冷却ファン
65 エアクリーナ
66 ターボ
67 インタクーラ
68 インタクーラ入口配管
69 インタクーラ出口配管
70 シリンダ
71 排気配管
72 マフラ
100 稼働データ収集装置
102 アンテナ
110 稼働データ受信部
112 診断処理部
114 診断条件記憶部
116 データ記録処理部
118 稼働データ記憶部
120 データ記録条件記憶部
122 記録データ変更処理部
124 アクセス履歴管理部
126 通信処理部
130 更新処理部
200 サーバ

Claims (6)

  1. 作業機械に装着された複数のセンサを有し、前記複数のセンサの計測データを稼働データとして受信して稼働データ記憶部に記録する作業機械の稼働データ収集装置において、
    外部サーバからのダウンロード要求に対して前記稼働データ記憶部に記録されている前記稼働データを前記外部のサーバへ送信する通信処理部と、
    前記外部サーバからのダウンロード要求と前記外部サーバへの前記稼働データの送信とを通じて、前記稼働データ記憶部に記録されている稼働データのダウンロード状況を管理するアクセス履歴管理部と、
    前記アクセス履歴管理部が取得した前記稼働データのダウンロード状況に応じて、前記稼働データ記憶部に記録する稼働データの記録条件を変更する記録データ変更処理部とを備えた
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
  2. 請求項1に記載の作業機械の稼働データ収集装置において、
    前記記録データ変更処理部は、前記アクセス履歴管理部が取得した前記稼働データのダウンロード状況に応じて、前記稼働データ記憶部に記録する稼働データの時間方向の記録データ範囲とセンサ項目とを変更する
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
  3. 請求項2に記載の作業機械の稼働データ収集装置において、
    前記稼働データ記憶部の記録可能な残容量の情報を格納するデータ記録条件記憶部を備え、
    前記記録データ変更処理部は、前記データ記録条件記憶部に格納した前記稼働データ記憶部の記録可能な残容量に応じて、前記稼働データ記憶部に記録する稼働データの記録条件を変更する
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
  4. 請求項3に記載の作業機械の稼働データ収集装置において、
    前記データ記録条件記憶部は、前記稼働データ記憶部に記録されている稼働データの記録日を基点とした経過日数の情報を格納し、
    前記記録データ変更処理部は、前記データ記録条件記憶部に格納した前記稼働データ記憶部に記録されている稼働データの記録日を基点とした経過日数に応じて、前記稼働データ記憶部に記録する稼働データの記録条件を変更する
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の作業機械の稼働データ収集装置において、
    前記稼働データに基づき前記作業機械を構成する複数の部位系統毎の稼働状態を診断する診断処理部と
    前記診断処理部で診断した結果に基づき異常発生状況を認識し、異常発生状況を認識した場合には、異常発生時刻を含む所定時間範囲に限定して、稼働データを前記稼働データ記憶部に記録するデータ記録処理部とを備えた、
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
  6. 請求項5に記載の作業機械の稼働データ収集装置において、
    前記診断処理部は、診断処理を行う対象部位系統として、エンジン系統と油圧システム系統とを含む
    ことを特徴とする作業機械の稼働データ収集装置。
JP2013233758A 2013-11-12 2013-11-12 作業機械の稼働データ収集装置 Active JP6302645B2 (ja)

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