JP2015094926A - 油粘土組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形物の形状保持性に優れる油粘土組成物を提供する。
【解決手段】油粘土組成物は、体質顔料、オイル、およびワックスを少なくとも含み、前記ワックスは、90℃以上の融点を有する第1ワックスと、35℃を超え90℃未満の融点を有する第2ワックスとを含む。前記第1ワックスの含有量W1に対する前記第2ワックスの含有量W2の質量比:W2/W1は、例えば、5/95〜90/10である。前記オイルの含有量は、例えば、15〜50質量%である。
【選択図】なし

Description

本発明は、オイルおよびワックスを含む油粘土組成物に関する。
油粘土などの粘土組成物は、立体造形が容易であることに加え、優れた可塑性を有するため、塑造用途に利用されている。特に、油粘土は、油成分を含むため、乾燥し難く、繰り返し造形することができ、教材、美術、工芸、手芸、デザインなどの様々な分野で利用されている。油粘土は、油成分を含むグリース状の組成物と、クレー、炭酸カルシウムなどの粉体とを混練することにより調製される。
近年、油粘土の性状を改良する目的で、様々な検討がなされている。特許文献1では、鉱油および/または合成油と、脂肪酸と、粉体と、多孔質粉体とを含む軽量粘土組成物が検討されている。特許文献2では、油粘土の硬さおよび貯蔵安定性を改良する目的で、多環芳香族含有量が3重量%未満で40℃における動粘度が20〜140mm2/sの精製鉱油を用いた油粘土が検討されている。
また、油粘土とは異なるが、特許文献3では、油成分と水成分とのウォーターインオイル型乳化物と粉体とを用いた乳化型粘土が検討されている。
特開平6−89070号公報 特開平11−71524号公報 特開2003−98951号公報
油粘土は、立体造形物を形成する塑造用途に使用され、得られる立体造形物は、比較的長期に亘り、展示または保管などにより静置した状態にされる。造形する際には、油粘土には、ある程度の柔らかさが求められるが、完成した立体造形物は静置している間に型くずれしないことが望まれる。立体造形物を静置している間に、形状が変化したり、および/またはひび割れが生じたりすると、美観、芸術性などが損なわれ、立体造形物の作品としての役割を果たせなくなる。
本発明の目的は、得られる造形物(または成形物)の形状保持性を向上することである。
本発明の一局面は、体質顔料、オイル、およびワックスを少なくとも含み、前記ワックスは、90℃以上の融点を有する第1ワックスと、35℃を超え90℃未満の融点を有する第2ワックスとを含む、油粘土組成物に関する。
本発明の油粘土組成物によれば、造形(または成形)して得られる造形物(または成形物)の形状を良好に保持することができる。
本発明の実施形態に係る油粘土組成物は、体質顔料、オイル、およびワックスを少なくとも含む。ワックスは、90℃以上の融点を有する第1ワックスと、35℃を超え90℃未満の融点を有する第2ワックスとを含む。
上記油粘土組成物は、オイルおよび第2ワックスを含むことで、練り易く、造形(または成形)も容易であることに加え、第1ワックスを含むことで、油粘土組成物を練る際に、体温などにより軟化し過ぎることが抑制されるため、十分な取り扱い性を確保することができる。また、オイルと、第1および第2ワックスとを含むことで、油粘土組成物の造形物(または成形物)の変形を抑制でき、成形物を比較的長時間静置しても、ひび割れおよび/または亀裂の発生を抑制できる。つまり、成形物の形状保持性(または耐変形性)を向上できる。
本明細書中、常温で液状である油成分をオイルと称し、常温で固体である油成分をワックスと称する。なお、常温とは、例えば、20〜35℃の温度である。オイル、およびワックスの融点は、公知の方法、例えば、示差走査熱量計(DSC)で測定できる。オイルおよびワックスには、DSC曲線の吸熱反応を示すピークがブロードであるもの、および複数のDSCピークを有するものもある。そのため、オイルおよびワックスでは、DSC曲線のピーク面積が50%となる温度を融点とすることができ、このような温度が、本明細書中に記載する融点を規定する温度範囲に含まれていればよい。
以下、油粘土組成物の構成成分についてより詳細に説明する。
(オイル)
オイルは、油粘土組成物をしっとりさせ、乾燥を防ぐ機能を有する。オイルとしては、常温で液状のもの、例えば、ヤシ油、ヒマシ油などの動植物由来のオイル;流動パラフィンなどの鉱物油;シリコーンオイルなどの合成オイル;常温で液体の長鎖脂肪酸(オレイン酸、リノレン酸などの融点が35℃以下の長鎖脂肪酸など)などが例示できる。これらのオイルは、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。オイルのうち、流動パラフィンなどの鉱物油(石油由来のオイルなど)が好ましい。なお、オイルの融点は、35℃以下または20℃以下であることが好ましい。
油粘土組成物中のオイルの含有量は、例えば、10質量%以上、好ましくは15質量%以上である。オイルの含有量は、50質量%以下であることが好ましく、40質量%以下または30質量%以下であることがさらに好ましい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。オイルの含有量は、例えば、10〜50質量%、15〜50質量%、または15〜30質量%であってもよい。オイルの含有量がこのような範囲である場合、油粘土組成物を練り易く、べとつきが抑制されるとともに、成形品のひび割れおよび型くずれをさらに抑制し易い。特に、オイルの含有量が15質量%以上である場合、成形品のひび割れおよび亀裂の発生を抑制する効果が顕著に得られる。
(ワックス)
ワックスは、油粘土組成物が軟化し過ぎるのを抑制し、取り扱い性を高め、成形物の形状保持性を確保する役割を有する。本発明の実施形態では、高融点の第1ワックスと、第1ワックスよりも融点が低い第2ワックスとを含むワックスを用いる。
(第1ワックス)
第1ワックスの融点は、90℃以上であり、好ましくは95℃以上、さらに好ましくは100℃以上である。第1ワックスの融点は、例えば、150℃以下、好ましくは130℃以下、さらに好ましくは120℃以下である。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。第1ワックスの融点は、例えば、90〜150℃、好ましくは90〜130℃または95〜130℃であってもよい。
第1ワックスの融点がこのような範囲であることで、成形物の型くずれを抑制でき、油粘土組成物が体温などで軟化し過ぎることを抑制できるため、形状保持性を高めることができる。体温などによる油粘土組成物の軟化が顕著になると、油粘土組成物の取り扱い性および/または成形性(または作業性)などが低下したり、および/または成形物の表面の滑らかさを損なったりする場合がある。第1ワックスを用いることで、このような取り扱い性および/または成形性の低下を抑制できるとともに、表面が滑らかな成形物が得られ易くなる。
第1ワックスとしては、例えば、エチレン、プロピレンなどのα−オレフィンをモノマー単位として含むポリオレフィンワックス;水素硬化油(硬化ヒマシ油など);脂肪酸アミド(ステアリン酸アミドなど)などが挙げられる。これらの第1ワックスは、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。これらの第1ワックスのうち、ポリオレフィンワックスが好ましい。
第1ワックスとしてのポリオレフィンワックスとしては、エチレンなどのα−オレフィンを重合した重合型ポリオレフィンワックス;重合型ポリオレフィンワックスを変性した変性ポリオレフィンワックス(酸化変性、および/または酸変性のポリオレフィンワックスなど);ポリエチレン(低密度ポリエチレンなど)、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィンを熱分解した熱分解型ポリオレフィンワックスなどが例示できる。
第1ワックスは、少なくともポリエチレンワックスを含むことが好ましい。ポリエチレンワックスとしては、上記ポリオレフィンワックスのうち、少なくともエチレンをモノマー単位として含むものが例示できる。
第1ワックスに占めるポリエチレンワックスの含有量は、例えば、80〜100質量%、好ましくは90〜100質量%である。第1ワックスをポリエチレンワックスのみで構成してもよい。第1ワックスに占めるポリエチレンワックスの含有量がこのような範囲である場合、成形物の型くずれをさらに抑制し易く、油粘土組成物の過度な軟化を抑制することもできる。
油粘土組成物中の第1ワックスの含有量は、例えば、0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは1.5質量%以上または2質量%以上である。第1ワックスの含有量は、例えば、60質量%以下、好ましくは50質量%以下、さらに好ましくは45質量%以下または40質量%以下である。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。第1ワックスの含有量は、例えば、0.5〜60質量%、1〜50質量%、または1〜45質量%であってもよい。
第1ワックスの含有量がこのような範囲である場合、成形物の型くずれをより効果的に抑制することができるとともに、油粘土組成物の取り扱い性の低下を抑制し易い。
(第2ワックス)
第2ワックスの融点は、90℃未満であり、好ましくは80℃以下、さらに好ましくは75℃以下または70℃以下である。第2ワックスの融点は、35℃を超え、好ましくは40℃以上、さらに好ましくは50℃以上または55℃以上である。これらの上限値と下限値とは任意に組み合わせることができる。第2ワックスの融点は、例えば、35℃を超え80℃以下、40〜75℃、または50〜75℃であってもよい。
このような融点を有する第2ワックスを用いることで、油粘土組成物にコシが生じて、成形物を長時間静置しても、ひび割れおよび/または亀裂の発生を抑制できる。また、油粘土組成物を練り易く、高い成形性が得られる。
第1ワックスの融点と第2ワックスの融点との差は、例えば、10〜80℃であり、好ましくは20〜60℃、さらに好ましくは25〜50℃である。第1ワックスと第2ワックスとの融点の差がこのような範囲である場合、成形物の形状保持性を向上する上でさらに有利であり、油粘土組成物の取り扱い性を高めることもできる。
第2ワックスとしては、粘土用途に使用される公知のワックスのうち、上記の融点を有するものが使用でき、例えば、天然ワックス、合成ワックス、加工(または変性)ワックスのいずれであってもよい。第2ワックスの具体例としては、蜜ロウ、鯨ロウ、牛脂、牛脂硬化油、ラードなどの動物由来のワックス;カルナウバワックス、木ロウなどの植物由来のワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油由来のワックス;モンタンワックスなどの鉱物由来のワックス;α−オレフィンオリゴマーなどの合成ワックスなどが挙げられる。
また、第2ワックスとしては、上記の融点を有する、長鎖脂肪酸(ステアリン酸など)、長鎖脂肪酸エステル(牛脂脂肪酸のメチルエステルなど)、長鎖脂肪酸アミド、長鎖脂肪族ケトン(ジヘプタデシルケトンなど)なども使用できる。
第2ワックスは、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。第2ワックスのうち、蜜ロウ、牛脂硬化油、ラード、カルナウバワックス、木ロウなどの動植物由来のワックス;パラフィンワックスなどの石油由来のワックス;α−オレフィンオリゴマーなどが好ましい。
特に、少なくとも蜜ロウを含む第2ワックスを用いることが好ましい。このような第2ワックスを用いると、油粘土組成物にコシを付与し易いため、成形物のひび割れおよび/または亀裂の発生をより容易に抑制することができる。第2ワックスに占める蜜ロウの含有量は、例えば、80〜100質量%であり、好ましくは90〜100質量%である。第2ワックスを蜜ロウのみで構成してもよい。
第1ワックスの含有量W1に対する第2ワックスの含有量W2の質量比:W2/W1は、例えば、5/95以上、好ましくは7/93以上である。質量比W2/W1は、例えば、90/10以下であり、好ましくは85/15以下であり、さらに好ましくは80/20以下である。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。質量比W2/W1は、例えば、5/95〜90/10、5/95〜85/15、または7/93〜80/20である。
質量比W2/W1がこのような範囲である場合、成形物の型くずれを抑制し易く、ひび割れおよび/または亀裂の発生を効果的に抑制する上で有利である。
油粘土組成物中の第2ワックスの含有量は、例えば、0.1質量%以上、好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上である。第2ワックスの含有量は、例えば、30質量%以下、好ましくは25質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下である。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。第2ワックスの含有量は、0.1〜30質量%、または0.3〜25質量%であってもよい。第2ワックスの含有量がこのような範囲である場合、油粘土組成物にコシを付与し、成形物のひび割れおよび/または亀裂の発生を抑制する上でより効果的である。
(体質顔料)
体質顔料は、油粘土組成物に滑らかな触感を与える機能を有する。油粘土組成物が体質顔料を含むことで、コシが生じ、成形性を高めたりおよび/または成形物の型くずれを抑制したりする効果が高められる。体質顔料の多くは白色であるため、油粘土組成物の美観を高めることもできる。
体質顔料としては、炭酸塩[例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸金属塩(炭酸のアルカリ土類金属塩、炭酸の遷移金属塩など)]、硫酸塩[例えば、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸金属塩(硫酸のアルカリ土類金属塩、硫酸の遷移金属塩など)]などの無機酸塩(アルカリ土類金属、遷移金属などの無機酸塩など);酸化物(二酸化ケイ素、珪藻土など);金属水酸化物(水酸化アルミニウムなど);粘土鉱物;セラミックス(シリカ、アルミナなど);ケイ酸塩(アルミノケイ酸塩、ゼオライトなど)などが例示できる。粘土鉱物としては、タルク、クレー、カオリン、ベントナイトなどが例示できる。これらの体質顔料は、一種を単独でまたは二種以上を組合せて使用できる。体質顔料のうち、タルクなどの粘土鉱物が好ましい。
油粘土組成物中の体質顔料の含有量は、例えば、1〜60質量%の範囲から適宜選択でき、好ましくは5〜55質量%、さらに好ましくは10〜50質量%である。体質顔料の含有量がこのような範囲である場合、油粘土組成物にコシを付与し易く、成形品の型くずれを抑制し易い。また、油粘土組成物を練り易くなり、成形品のひび割れおよび/または亀裂の発生を抑制する効果が得られ易い。
(その他の成分)
(有機粉体および有機繊維)
本発明の実施形態に係る油粘土組成物は、さらに、有機粉体および/または有機繊維などを含むことができる。有機粉体または有機繊維を構成する有機物としては、樹脂の他、パルプ、木、竹、穀類、デンプンなどの天然由来の有機物が例示できる。これらのうち、樹脂粉末および/または樹脂繊維が好ましく、特に樹脂粉末が好ましい。
粉体または繊維を構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン樹脂;ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂;エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体などのアクリル樹脂(エチレンなどのオレフィンとアクリル系単量体との共重合体など)などが例示できる。これらの樹脂は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。アクリル系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、および(メタ)アクリル酸アルキルエステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチルなど)からなる群より選択される少なくとも一種が挙げられる。なお、アクリル酸、メタクリル酸を、(メタ)アクリル酸と総称する。
これらの樹脂のうち、ポリオレフィン樹脂、および/またはアクリル樹脂(特に、オレフィンとアクリル系単量体との共重合体など)が好ましく、中でもポリオレフィン樹脂が好ましい。
樹脂粉末などの有機粉体の平均粒径は、例えば、1μm以上、好ましくは5μm以上、さらに好ましくは10μm以上である。有機粉体の平均粒径は、例えば、50μm以下、好ましくは35μm以下、さらに好ましくは30μm以下であり、30μm未満である場合も好ましい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。有機粉体の平均粒径は、例えば、1〜50μm、5〜30μm、または5μm以上30μm未満であってもよい。べとつきを抑制し易い観点からは、有機粉体の平均粒径は、10〜30μmまたは10μm以上30μm未満であることが好ましい。
なお、本明細書中、平均粒径とは、レーザー回折式の粒度分布測定で得られる粒度分布における体積基準のメディアン径を意味する。
樹脂粉末を構成する樹脂粒子は、後述する樹脂マイクロカプセルとは異なり、非カプセル状(または非中空状)であることが好ましい。
油粘土組成物が有機粉末および/または有機繊維を含む場合、油粘土組成物中の有機粉体および有機繊維の含有量は、合計で、1〜30質量%であることが好ましく、1〜25質量%または2〜20質量%であることがさらに好ましい。油粘土組成物中の有機粉体および有機繊維の含有量がこのような範囲である場合、成形品のひび割れをさらに抑制し易いことに加え、油粘土組成物を練る際のべとつき(例えば、手および/または粘土板などへのべとつき)を抑制し易い。
(金属石鹸)
油粘土組成物は、さらに金属石鹸を含むことができる。油粘土組成物が金属石鹸を含む場合、金属石鹸の作用により、オイルをグリース状にすることができるため、油粘土組成物を練り易く、成形性を高め易い。
金属石鹸は、長鎖脂肪酸と、ナトリウムおよびカリウム以外の金属との塩である。
長鎖脂肪酸としては、例えば、オクチル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸;オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、リシノール酸などの不飽和脂肪酸が例示できる。長鎖脂肪酸の炭素数は、例えば、8〜26、好ましくは10〜20である。これらの長鎖脂肪酸のうち、ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸などが好ましい。
金属としては、リチウム;マグネシウム、カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属;亜鉛などの遷移金属などが例示できる。金属石鹸は、これらの金属を一種含んでもよく、二種以上含んでもよい。これらの金属のうち、アルカリ土類金属および/または亜鉛が好ましい。
金属石鹸の具体例としては、特に制限されないが、オクチル酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、リシノール酸カルシウム、リシノール酸バリウム、リシノール酸亜鉛などが挙げられる。これらのうち、ステアリン酸金属塩が好ましく、特にステアリン酸カルシウムおよび/またはステアリン酸亜鉛が好ましい。
金属石鹸は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。
油粘土組成物が金属石鹸を含む場合、油粘土組成物中の金属石鹸の含有量は、例えば、1〜40質量%、好ましくは2〜30質量%である。金属石鹸の含有量がこのような範囲である場合、油粘土組成物のべとつきを抑制し易くなることに加え、油粘土組成物を練り易くなり、成形性を高め易い。
金属石鹸の量は、オイル100質量部に対して、10〜200質量部であることが好ましく、30〜150質量部または40〜100質量部であることがさらに好ましい。金属石鹸の量がこのような範囲である場合、オイルをグリース状にし易くなるため、油粘土組成物を練り易くなり、成形性を高め易い。
(軽量化剤)
油粘土組成物は、さらに軽量化剤を含むことができる。油粘土組成物が軽量化剤を含むことで、油粘土組成物を軽量化することができる。
軽量化剤としては、粘土分野で使用される公知の軽量化剤、具体的には、無機系バルーン(ガラスバルーン、フライアッシュバルーン、シラスバルーン、シリカバルーン、アルミナバルーン、ジルコニアバルーンなど)、有機系バルーン(樹脂バルーン、フェノールバルーン、カーボンバルーンなど)が使用できる。有機系バルーンは、表面を、無機化合物(炭酸カルシウムなどの金属無機酸塩;金属酸化物;金属水酸化物など)で被覆したものであってもよい。軽量化剤は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。
軽量化剤のうち、樹脂バルーンなどの有機系バルーンが好ましい。なお、樹脂バルーンは、樹脂マイクロカプセル(または中空樹脂球)とも呼ばれ、樹脂マイクロカプセルが膨張したものであってもよい。本明細書では、膨張した樹脂マイクロカプセルも、樹脂マイクロカプセルに包含する。
樹脂マイクロカプセルを構成する樹脂としては、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンをモノマー単位として含む共重合体などのフッ素樹脂;ポリアクリロニトリル、アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニトリルなどのシアン化ビニルをモノマー単位として含む共重合体などのシアン化ビニル樹脂;アクリル樹脂などが挙げられる。アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチルなどの(メタ)アクリル酸エステルなどのアクリル系モノマーをモノマー単位として含む単独重合体または共重合体、アクリル系モノマーおよびシアン化ビニルをモノマー単位として含む共重合体などが例示できる。樹脂マイクロカプセルは、これらの樹脂を一種含んでもよく、二種以上含んでもよい。
樹脂マイクロカプセルの平均粒径は、例えば、5〜150μmの範囲から選択できる。軽量化の観点からは、樹脂マイクロカプセルの平均粒径は、30μm〜150μmまたは30〜100μmであることが好ましい。
油粘土組成物中の軽量化剤(樹脂マイクロカプセルなど)の含有量は、例えば、0.1〜15質量%、好ましくは0.3〜10質量%、さらに好ましくは0.5〜8質量%である。軽量化剤の含有量がこのような範囲である場合、油粘土組成物の練り易さを維持しながらも、油粘土組成物および成形品を効果的に軽量化できる。また、成形品のひび割れおよび/または亀裂も防ぎ易い。
油粘土組成物および成形品の比重は、例えば、1以下であることが好ましい。
油粘土組成物には、体質顔料、ならびに、任意成分としての有機粉体、有機繊維、金属石鹸および/または軽量化剤などの固形成分(粉末成分および/または繊維成分など)が多く含まれる。油粘土組成物の練り易さを高め、成形品のひび割れをさらに抑制する観点からは、油粘土組成物中の上記固形成分の含有量は、85質量%未満であることが好ましく、80質量%以下または75質量%以下であることがさらに好ましい。油粘土組成物中の上記固形成分の含有量は、例えば、30質量%以上または40質量%以上である。これらの上限値と下限値とは任意に組み合わせることができる。油粘土組成物中の上記固形成分の含有量は、例えば、30〜85質量%、または40〜80質量%であってもよい。
(その他)
本発明の実施形態に係る油粘土組成物は、必要に応じて、オイル以外の液体成分(例えば、水および/または有機溶媒を含むことができる。油粘土組成物がこれらの成分を含む場合、不安定になり易く、経時および/または温度変化で劣化し易い。油粘土組成物が劣化すると、粘土としての機能が得られなくなる。よって、水および/または有機溶媒などのオイル以外の液体成分の含有量は低いことが好ましい。特に、油粘土組成物が水および水溶性有機溶媒(例えば、水溶性アルコール、水溶性ポリオールなど)を含まないか、もしくは、含む場合でも、これらの含有量が低いことが好ましい。油粘土組成物中の水および水溶性有機溶媒の含有量は、合計で、3.4質量%未満であることが好ましく、3質量%以下または1質量%以下であることがさらに好ましい。
油粘土組成物は、必要に応じて、油粘土組成物に使用される公知の添加剤を含むことができる。このような添加剤としては、例えば、酸化防止剤、防腐剤、防かび剤、抗菌剤などがあげられる。添加剤は、一種を単独でまたは二種以上を組合せて使用できる。
油粘土組成物は、乳化剤(界面活性剤を含む)を含んでもよいが、含まないか、または含む場合でも、含有量が低いことが好ましい。油粘土組成物が、水および/または水溶性有機溶媒と共に乳化剤を含む場合、乳化型粘土組成物となる。乳化型粘土組成物は、不安定で、経時および/または温度変化で劣化し易い。
組成物油粘土組成物中の乳化剤の含有量は、2.3質量%以下であることが好ましく、2質量%以下または1質量%以下であることがさらに好ましい。
油粘土組成物は、体質顔料、オイル、ならびに第1および第2ワックスを用いて、公知の方法により製造することができる。製造方法は、特に限定されるものではないが、油粘土組成物は、例えば、オイルと、ワックスと、体質顔料とを混合混練することにより製造できる。各成分の混合順序は特に制限されず、ワックスまたはオイルに体質顔料を混合した後に、オイルまたはワックスを混合してもよいが、ワックスおよびオイルを予め混合した後、体質顔料を添加することが好ましい。ワックスは、溶融状態(通常、ワックスの融点以上の温度で加熱した状態)でオイルおよび/または他の成分と混合することが好ましい。
任意成分(例えば、有機粉体、有機繊維、金属石鹸、および/または軽量化剤)は、適当な段階で添加することができる。例えば、任意成分を、オイル、ワックスおよび/または体質顔料と予め混合して、残余の成分とさらに混合することにより油粘土組成物を得ることができる。上記任意成分は、体質顔料とともに、オイルおよび/またはワックスと混合してもよく、体質顔料と予め混合した後、オイルおよび/またはワックスと混合してもよい。また、金属石鹸を、オイル(またはオイルおよびワックスの混合物)と予め混合した後、体質顔料、および他の任意成分(有機粉体、有機繊維、軽量化剤など)を混合してもよい。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1〜15および比較例1〜2
(1)油粘土組成物の作製
加熱下で、溶融させた第1および第2ワックスとオイルとを均一に混合した。得られた混合物に、タルク(体質顔料)、ポリエチレン粉末(平均粒径:25μm)、金属石鹸、および樹脂マイクロカプセル(粒径:30〜50μm)を加えて、混練機を用いて加熱下で混練した。得られた混練物を、真空土練機を用いて成形することにより、油粘土組成物(a1〜a15およびb1〜b2)を作製した。なお、油粘土組成物中の各成分の含有量が表1の値となるように、各成分の使用量を調節した。オイルとしては、流動パラフィンを用い、第1ワックスとしては、ポリエチレンワックス(w1)、第2ワックスとしては、蜜ロウ(w2)を用いた。金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛とステアリン酸カルシウムとを質量比1:1で使用した。
比較例1および2では、第2ワックスまたは第1ワックスを使用しなかった。
(2)評価
油粘土組成物を成形して得られる成形物の形状保持性、ならびに油粘土組成物のべとつきおよび軽量性について、下記の手順で評価した。
(a)成形品の形状保持性
(a−1)軟化
油粘土組成物を粘土板上で練り、直径1cm、長さ8cmの棒状サンプルを作製した。棒状サンプルの長さ方向を水平方向に平行にし、長さ方向の中央を支柱で支えた状態で、40℃の恒温槽に1日間保管した。このとき、棒状サンプルの軟化性が高ければ、サンプルの長さ方向の両端部が、鉛直方向に垂れてサンプルの形状は弓状になる。サンプルの両端部間の距離を測定し、この距離が、7cm未満である場合をA、7cm以上である場合をBとして評価した。なお、端部間距離が7cm未満(評価A)である場合、棒状サンプルの形状の変化はほとんどなく、成形品の型くずれが抑制されていることを意味する。
(a−2)ひび割れ
油粘土組成物を、10cm×10cm×2cmの直方体に成形し、50℃の恒温槽に2週間保管した。保管後の成形品のひび割れおよび亀裂を目視で観察した。ひび割れおよび亀裂が全く見られなかった場合をAとし、ひび割れおよび/または亀裂が見られた場合をBとして評価した。
(b)べとつき
油粘土組成物を、直径約1cmの球状に丸め、次いで指先で30秒間練った時の、指先の状態を目視で観察した。指先に油粘土組成物(固形物)の付着が見られない場合をA、細かな固形物の付着が見られた場合をBとして評価した。評価Aはべとつきがなく、Bはべとつきがわずかに見られたことを意味する。
(c)軽量性
油粘土組成物10gを手で軽く練ってサンプルを作製し、水槽に入れて、水中での浮き沈みを観察した。サンプルが水に浮いた場合をAとして、水に沈んだ場合をBとして評価した。サンプルが水に浮いた場合(評価A)、軽量性に優れていることを意味する。
結果を表1に示す。なお、実施例の油粘土組成物は、a1〜a15であり、比較例の油粘土組成物は、b1〜b2である。
Figure 2015094926
表1に示されるように、第1ワックスおよび第2ワックスの双方を含む実施例では、成形品の軟化がほとんど見られず、成形品を50℃の温度で長期間保管しても、ひび割れおよび亀裂が確認されなかった。つまり、実施例では、成形品の高い形状保持性が得られた。これに対して、第2ワックスを含まない比較例1では、成形品を長期保管した際に、ひび割れおよび/または亀裂が確認され、第1ワックスを含まない比較例2では、成形品が軟化した(型くずれが見られた)。
なお、軟化試験は、40℃の恒温槽で保管した成形品について行っている。成形品の軟化が見られた比較例2では、油粘土組成物を練ったり、および/またが成形したりする際にも、油粘土組成物が過度に軟化し、成形性に劣っていた。
実施例のa1〜a4、a7、a12〜a15では、特に、油粘土組成物のべとつきがほとんどなく、油粘土組成物の取り扱い性にも優れていた。
軽量化剤を含むa1〜a12およびa14〜a15では、油粘土組成物の軽量性にも優れていた。
本発明の実施形態に係る油粘土組成物は、成形物の形状保持性が高いため、塑造用途(学校教材、幼児教材などの教材用途;美術、工芸、手芸、デザインなどにおける造形用途など)に使用するのに適している。

Claims (8)

  1. 体質顔料、オイル、およびワックスを少なくとも含み、
    前記ワックスは、90℃以上の融点を有する第1ワックスと、35℃を超え90℃未満の融点を有する第2ワックスとを含む、油粘土組成物。
  2. 前記第1ワックスの融点は、95〜130℃であり、
    前記第2ワックスの融点は、50〜75℃である、請求項1に記載の油粘土組成物。
  3. 前記第1ワックスの含有量W1に対する前記第2ワックスの含有量W2の質量比:W2/W1は、5/95〜90/10である、請求項1または2に記載の油粘土組成物。
  4. 前記オイルの含有量は15〜50質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の油粘土組成物。
  5. 前記第1ワックスは、少なくともポリエチレンワックスを含み、
    前記第2ワックスは、少なくとも蜜ロウを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の油粘土組成物。
  6. さらに樹脂粉末を含み、
    前記樹脂粉末は、ポリオレフィン樹脂を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の油粘土組成物。
  7. さらに金属石鹸を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の油粘土組成物。
  8. さらに樹脂マイクロカプセルを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の油粘土組成物。
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