JP2015093677A - 収納容器、及び収納容器の保管方法 - Google Patents

収納容器、及び収納容器の保管方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が複雑ではなく、かつ並置させて保管する際に、保管空間の省スペース化を図ることが可能な収納容器、及び該収納容器の保管方法を提供する。【解決手段】外形形状が、7つの同一形状の正六角柱のハニカム形状の集合体に形成される、18の外側面を有する、有底の容器本体に、開閉部を有する蓋部、又は蓋部が取り外し可能に取り付けられている収納容器で、前記蓋部の表面に、前記容器本体におけるハニカム形状の中央部に位置する1つの正六角柱に相当する位置に略正六角形状の蓋部中央凸部が設けられており、かつ、前記容器本体の底部外表面に、該容器本体におけるハニカム形状に相当する位置に7つの正六角柱からなるハニカム形状を形成するように連続した底部突出部が設けられていて、ハニカム形状中央部の正六角柱形状の突出部が蓋部中央凸部形状と嵌合可能な形状である、収納容器。【選択図】図1

Description

本発明は、放射性汚染物質等の収納容器、及び該収納容器の保管方法に関する。
従来から、放射性汚染物質等を安全に収納するための収納容器が知られている。例えば、特許文献1には、医療現場にて発生する放射性廃棄物を安全に貯蔵して廃棄処理するために又は放射性物質の保管のために形成した移動式放射線遮蔽容器が記載されている。この移動式放射線遮蔽容器は、放射性廃棄物投入用の容器又は放射性物質の保管用バケツを収納するための鉛等の重金属にて形成した重量の有る放射線遮蔽容器である。放射線遮蔽容器の下部には、放射線遮蔽容器を移動可能とするために、キャスターが取り付けられている。
また、特許文献2には、壁部の外形が、六角柱又は略六角柱で、該六角柱又は略六角柱の軸方向に沿って延びると共に外側に突出する第1の突出部と、前記軸方向に沿って延びると共に内側に凹む第1の凹部とを備え、前記第1の凹部は他の前記放射性汚染物質収納容器に形成された前記第1の突出部と嵌合可能に形成された放射性汚染物質収納容器が開示されている。該放射性汚染物質収納容器を互いに隣接させて保管する際に、前記第1の突出部と、隣接する他の容器の第1の凹部が嵌合する状態になるので、多量の放射性汚染物質収納容器を保管する際に安定させて保管することが可能になる。
特開2007−147580号公報 特許5205540号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された移動式放射線遮蔽容器は医療現場で用いられることが前提とされていて、大量の放射性汚染物質を保管しておくことは意図されていない。また、特許文献1に記載された移動式放射線遮蔽容器を大量の放射性汚染物質の保管に使用した場合、上記移動式放射線遮蔽容器は鉛を用いることによって放射線遮蔽力を高めることを意図しているため、鉛が環境に与える悪影響が懸念される。また、大量の放射性汚染物質を保管するためには、多数の容器が必要となる。この場合、保管空間の省スペース化を図るために、容器を積み上げて保管することが求められる。しかしながら、特許文献1に記載された移動式放射線遮蔽容器はキャスター付であるため、容器を安定的に積み上げることは困難である。
また、上記特許文献2に開示された放射性汚染物質収納容器は、多量の容器を安全に積み上げることは可能であるが、六角柱又は略六角柱のそれぞれの壁部に、外側に突出する第1〜3の突出部と、前記軸方向に沿って延びると共に内側に凹む第1〜3の凹部とを設ける構造とすることは構造が複雑で製造加工上の困難性を伴い、また、容器の壁部構造に凹凸形状が多く設けられているので取扱い上の困難性を伴う可能性がある。
更に、近年、放射性汚染物質以外の工場排水又は種々の廃液を収納容器に充填して保管する際に、保管空間の省スペース化を図ることが求められている。
本発明の目的は、構造が複雑でなく、かつ並置させて保管する際に、保管空間の省スペース化を図ることが可能な収納容器、及び該収納容器の保管方法を提供することにある。
本発明者は、上記従来技術に鑑みて、収納容器を、7つの同一形状の正六角柱のうちの中央部に位置する1つの正六角柱の6つの側面に他の6つの正六角柱の各1つの側面を接合させた場合のハニカム状集合体に形成される、18の外側面を有する収納容器は、構造が複雑でなく、かつ並置させて保管する際に、保管空間の省スペース化を図ることが可能になり、かつ安定的に積み重ねて保管できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(6)に記載する発明を要旨とする。
(1)外形形状が、7つの同一形状の正六角柱のうちの中央部に位置する1つの正六角柱の6つの側面に、他の6つの正六角柱の各1つの側面を接合させた場合のハニカム形状の集合体に形成される、18の外側面を有する、有底の容器本体に、開閉部を有する蓋部が接合して、又は蓋部が取り外し可能に取り付けられている収納容器であり、前記蓋部の表面に、前記容器本体におけるハニカム形状の中央部に位置する1つの正六角柱に相当する位置に略正六角形状の蓋部中央凸部が設けられており、かつ、前記容器本体の底部外表面に、該容器本体におけるハニカム形状に相当する位置に7つの正六角柱からなるハニカム形状を形成するように連続した底部突出部が設けられていて、ハニカム形状中央部の略正六角柱形状の突出部が蓋部中央凸部形状と嵌合可能な形状である、収納容器(以下、第1の実施形態ということがある)。
(2)前記収納容器内に、6つの、開口の略正六角柱形状からなり、これらの側面構成部の厚みが6〜15mmで、蓋部から底部方向の幅が50〜200mmの補強構造物を、それぞれ容器本体の隣接する3つの内表面と接するように配置されて、隣接する略正六角柱形状同士の接する面が接合された状態で、蓋部内面から底部内面方向に略等間隔に2〜4段に分けて挿入されている、前記(1)に記載の収納容器。
(3)前記容器本体及び蓋部を構成する主材料がステンレス鋼である、前記(1)又は(2)に記載の収納容器。
(4)前記収納容器が、放射性汚染水、放射性汚染スラリー、工業排水、めっき廃液、重金属含有廃液、汚泥水、下水、焼却灰、汚染土、ガレキ、汚染草木、汚泥、及び溶融スラグから選択された1種又は2種以上を収納する容器である、前記(1)から(3)のいずれかに記載の収納容器。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載の収納容器を蓋部面が水平方向になるようにして、垂直方向に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法(以下、第2の実施形態ということがある)。
(6)前記(1)から(4)のいずれかに記載の収納容器を蓋部面が垂直方向になるようにして、ピラミッド状に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法(以下、第3の実施形態ということがある)。
(イ)本発明の第1の実施形態に係る「収納容器」の側面部の外形形状は、7つの正六角柱を集合させた場合に形成されるハニカム状集合体の外表面の形状であるので、複雑な凹凸形状が設けられていることはないので構造が複雑ではなく、また、蓋部の開閉部等は、防水シーリングを施した高密閉構造とすることが可能である。
(ロ)本発明の収納容器は、移動・運搬が容易で、設置の時間と費用を大幅に圧縮でき、多量の該収納容器を並置して保管する際に、図8、9に示すように複数段積みすると隣接する収納容器同士で互いに側面が接し、また収納容器の蓋部中央凸部と、隣接する収納容器の底部突出部が篏合するので安定的に積み重ねて保管することができ、地震等の衝撃に対して収納容器の転倒等のリスクを低減させることができ、更に、保管空間の省スペース化を図ることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る収納容器の斜視図である。 前記収納容器の蓋部平面図である。 前記収納容器の底面図である。 前記収納容器の正面図である。 前記収納容器に、6つの略正六角柱から構成される補強構造物が挿入された本体容器の、本体容器の蓋部面と水平方向の断面図である。 前記収納容器にインナーケースを挿入した場合の斜視図である。 前記インナーケースの斜視図である。 本発明の第2の実施形態である、収納容器の保管方法に係る、収納容器を2段に積み重ねて並置した斜視図である。 本発明の第2の実施形態である、収納容器の保管方法に係る、収納容器をピラミッド状に積み重ねた斜視図である。
以下に、本発明の第1の実施形態にかかる〔1〕収納容器、及び第2の実施形態にかかる〔2〕収納容器の保管方法について説明する。
〔1〕収納容器
本発明の第1の実施形態に係る、収納容器は、外形形状が、7つの同一形状の正六角柱のうちの中央部に位置する1つの正六角柱の6つの側面に、他の6つの正六角柱の各1つの側面を接合させた場合のハニカム形状の集合体に形成される、18の外側面を有する、有底の容器本体に、開閉部を有する蓋部が接合して、又は蓋部が取り外し可能に取り付けられている収納容器であり、前記蓋部の表面に、前記容器本体におけるハニカム形状の中央部に位置する1つの正六角柱に相当する位置に略正六角形状の蓋部中央凸部が設けられており、かつ、前記容器本体の底部外表面に、該容器本体におけるハニカム形状に相当する位置に7つの正六角柱からなるハニカム形状を形成するように連続した底部突出部が設けられていて、ハニカム形状中央部の略正六角柱形状の突出部が蓋部中央凸部形状と嵌合可能な形状である。
本発明の第1の実施形態に係る、収納容器を図1を用いて説明する。
図1は、容器本体2と、蓋部3とから形成された収納容器1の斜視図である。容器本体1の側面部4の外形形状は、7つの同一形状の正六角柱のうちの中央部に位置する1つの正六角柱の6つの側面に他の6つの正六角柱の各1つの側面を接合させた場合のハニカム形状の集合体に形成される、18の外側面を有する形状で、側面凹部6と、側面凸部7が存在する。また、該容器本体2は図3に示す底部18を有している。
蓋部3は、図1に示すように開閉部を有する場合には収納容器1をシールする構造を有していてもよく、また容器本体2に取り外し可能もしくは開閉可能に取り付けられていてもよい。
該蓋部には、容器本体2の側面部4の外形形状に対応して、蓋部凸部7と、蓋部凹部9が設けられている。また蓋部の中央部には、開閉部15を有する蓋部中央部凸部8が設けられており、容器本体の底部16には連続したハニカム形状の底部突出部17が設けられていて、蓋部中央凸部8の形状と嵌合可能な形状になっている。
(1)容器本体
容器本体を前記の通り、7つの同一形状の正六角柱から形成されるハニカム形状の集合体の18の外側面を有する外形形状とすることにより、収納容器を並置させて保管する際に、複数段積みすると隣接する収納容器同士で互いに側面が接し、また収納容器の蓋部中央凸部と、隣接する収納容器の底部突出部が篏合するので安定的に積み重ねて保管することができ、地震等の衝撃に対して収納容器の転倒等のリスクを低減させることができ、更に、最密に積み重ねる構造を形成できるので、保管空間の省スペース化を図ることが可能になる。
容器本体の底部外表面には、容器本体におけるハニカム形状に相当する位置に7つの正六角柱からなるハニカム形状を形成するように連続した底部突出部が設けられていて、ハニカム形状中央部の略正六角柱形状の突出部が蓋部中央凸部形状と嵌合可能な形状である。
このような形状とすることにより、容器本体の底部が補強されると共に、収納容器を上下方向に積み重ねると、下側の収納容器蓋部中央と篏合して、安定的に積み重ねて保管することができる。
(2)蓋部
蓋部3は、図1に示すように、容器本体2に接合されていて、容器本体に対応して、蓋部凹部9、蓋部凸部10が設けられている。蓋部の表面に、前記蓋部の表面に、前記容器本体におけるハニカム形状の中央部に位置する1つの正六角柱に相当する位置に略正六角形状の蓋部中央凸部が設けられており、また、該蓋部中央凸部には開閉部15を配設することができる。
前記蓋部中央凸部は、複数の収納容器を複数段に積んだ際に他の収納容器の底部突出部17に篏合させて、安定的に積み重ねて保管することが可能になる。
蓋部が収納容器に接合されている場合には、収納容器に液状物等の収納物を収納する際には、開閉部15を取り外して収納する。該開閉部の開閉機構は公知の機構を採用することができる。また、蓋部が収納容器に取り外し可能に取り付けられている場合には該蓋部を取り外して収納物を収納することができる。この場合、蓋部の容器本体への取り付けは、ボルト・ナットを使用した公知の取り付け方法を採用できる。
収納容器には、移動・運搬用のワイヤーロープを取り付けるための吊金物を設けることができる。吊金物11の先端部は、蓋部3に接合して、該吊金物は、容器本体内を通って、図3に示すように、吊金物の他方の先端部が底部に接合することができる。
このような、蓋部と底部のそれぞれに接合された構造の吊金物を設けることにより、移動・運搬の際にワイヤーロープ等を取り付け際に収納容器の機械的強度を向上させることができる。
(3)収納容器の構造、材質
本発明の収納容器内に、補強構造物を配設することが望ましい。このような補強構造物として、図4の正面図におけるA-A’で示される断面を図5の容器本体の断面図に示すように、容器本体内に、6つの、開口の略正六角柱形状からなり、各辺の構成部の厚みが6〜15mmで、蓋部から底部方向の幅が50〜200mmの補強構造物を、それぞれ容器本体の隣接する3つの内表面と接するように配置されて、隣接する略正六角柱形状同士の接する面が接合された状態で、蓋部内面から底部内面方向に略等間隔に2〜4段に分けて挿入することが望ましい。
このような補強構造物を収納容器内に配設することにより、図9に示すように、収納物が収納された収納容器を数段に積み重ねる場合に、収納容器の蓋部から底部方向に対して垂直する方向の荷重に対して機械的強度を大幅に向上することができる。
また、収納容器内に、蓋部内面から底部内面方向に略等間隔に2〜4段に分けて挿入された上記補強構造物を、縦方向に連続させて蓋部から底部方向に2〜4段に分けて連続するように挿入することも望ましい。この場合、上記6つの、開口の略正六角柱形状補強構造物の非接合面により形成される中央部の六角柱形状部の各角部近傍に(約120度の角度が形成されている箇所の近傍)に、容器本体の上部から下部に相当する位置までに、それぞれ6本のつなぎ板(あて板)を接合して補強構造物が蓋部面と平行する方向にずれるのを防止することができる。
このように、収納容器内に、補強構造物を蓋部から底部方向に2〜4段で繋がれた補強構造物を挿入することにより、蓋部から底部への方向、及び該方向に対して垂直方向の双方の荷重に対して機械的強度を大幅に向上することができる。
収納容器の容器本体と蓋部は、機械的強度を考慮すると共に金属製であることが望ましく、耐食性を考慮するとステンレス鋼により作製することがより望ましい。長期間の保管が想定される場合には、収納容器の容器本体と蓋部以外に、蓋開閉部、及び吊金物もステンレス製であることが望ましい。また、収納容器内面の耐食性を増すために収納容器内面をアスファルトや樹脂等でコーティングすることもできる。
収納容器内への収納物質としては、放射性汚染水、放射性汚染スラリー、工業排水、めっき廃液、重金属含有廃液、下水等の液状物、スラリー状物を挙げることができる。更に、収納容器内への収納物質として、焼却灰、汚染土、ガレキ、汚染草木、汚泥、及び溶融スラグ等の非液状物を挙げることができる。これらの収納物を1種又は2種以上を収納容器内に収納することができる。
尚、本発明の収納容器への収納物は、上記例示に限定されるものではない。
本発明の収納容器のサイズとしては、特に制限されるものではないが、例えば、蓋部から底部までの高さが1000〜4000mm程度、図2に示す平面図での水平、及び垂直方向の幅が1000〜4000mm程度のサイズの収納容器を挙げることができる。
本発明の収納容器の構造の実施態様例を以下に記載する。
収納容器の容器本体と蓋部には板厚6mmのステンレス鋼(SUS316)を使用して、収納容器のサイズは、縦幅(W、図2の蓋平面図における縦方向の幅)2366mm×横幅(D、図2の蓋平面図における横方向の幅)2277mm×高さ(H)2394mm、とすることができる。この場合の収納容器質量は約1200kgとなる。
また、底部突出部の形状は、例えば厚みが6〜12mmで、高さが100〜300mmで、一辺が300〜600mmの正六角形の形状とすることができる。
〔2〕収納容器の保管方法(第2の実施形態、及び第3の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る、収納容器の保管方法は、前記第1の実施形態に記載した収納容器を蓋部面が水平方向になるようにして、垂直方向に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法であり、本発明の第3の実施形態に係る、収納容器の保管方法は、前記第1の実施形態に記載した収納容器を蓋部面が水平方向になるようにして、垂直方向に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法であり、蓋部面が垂直方向になるようにして、ピラミッド状に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法である。
(1)第2の実施形態に係る、収納容器の保管方法
本発明の第2の実施形態に係る、収納容器の保管方法は、図8に示すように、前記第1の実施形態に記載した収納容器を蓋部面が水平方向になるようにして、垂直方向に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法である。
収納容器を、図8に示すように、垂直方向に複数段に積み重ねることにより、隣接する収納容器同士で互いに側面が接し、また下側の収納容器の蓋部中央凸部と、上側の底部突出部が篏合するので安定させて保管することができ、地震等の衝撃に対して収納容器の転倒等のリスクを低減させることができ、更に、最密に充填できる構造を形成できるので、保管空間の省スペース化を図ることが可能になる。
(2)第3の実施形態に係る、収納容器の保管方法
本発明の第3の実施形態に係る、収納容器の保管方法は、図9に示すように、前記第1の実施形態に記載した収納容器を蓋部面が垂直方向になるようにして、ピラミッド状に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法である。
収納容器を、図9に示すように、ピラミッド状に複数段に積み重ねることにより、上下方向と水平方向に隣接する収納容器同士で互いに側面が接し、また水平方向に隣接する収納容器の蓋部中央凸部と、上側の底部突出部が篏合するので安定させて保管することができ、地震等の衝撃に対して収納容器の転倒等のリスクを低減させることができ、更に、最密に充填できる構造を形成できるので、保管空間の省スペース化を図ることが可能になる。
(3)収納容器の保管方法の具体例
前記第2と第3の実施形態の収納容器の保管方法において、収納物質が充填されたインナーケースを収納容器内に複数個収納して保管することが可能である。
また、前記複数のインナーケースとして、7個からなる、同一形状の、蓋部を有する有底の正六角柱形状体であり、中央部に位置する1つの六角柱形状体の6つの側面に他の6つの正六角柱形状体の各1つの側面が接するように収納することができる。
(4)その他
前記第2と第3の実施形態の収納容器の保管方法において、本発明の独自の連結機能により繋げば繋ぐほど一体化が図れ、崩れ、倒れ等の事故を防止することが可能になる。
また、本発明の収納容器の保管方法において、収納容器の移動、移設、運搬等が容易であり、保管場所の環境や状況の変化に容易に対応可能である。
更に、前記第2と第3の実施形態の収納容器の保管方法において、多量の収納容器を保管するための設置工事は、転圧砂利と耐圧盤スラブのみで可能になり、設置時間の短縮と、設置費用を大幅に削減することが可能になる。
1 収納容器
2 容器本体
3 蓋部
4 側面部
6 側面凹部
7 側面凸部
8 蓋部中央凸部
9 蓋部凹部
10 蓋部凸部
11 吊金物
12 インナーケース
13 インナーケース本体
14 インナーケース蓋部
15 開閉部
16 底部
17 底部突出部
18 補強構造体






Claims (6)

  1. 外形形状が、7つの同一形状の正六角柱のうちの中央部に位置する1つの正六角柱の6つの側面に、他の6つの正六角柱の各1つの側面を接合させた場合のハニカム形状の集合体に形成される、18の外側面を有する、有底の容器本体に、開閉部を有する蓋部が接合して、又は蓋部が取り外し可能に取り付けられている収納容器であり、
    前記蓋部の表面に、前記容器本体におけるハニカム形状の中央部に位置する1つの正六角柱に相当する位置に略正六角形状の蓋部中央凸部が設けられており、
    かつ、前記容器本体の底部外表面に、該容器本体におけるハニカム形状に相当する位置に7つの正六角柱からなるハニカム形状を形成するように連続した底部突出部が設けられていて、ハニカム形状中央部の略正六角柱形状の突出部が蓋部中央凸部形状と嵌合可能な形状である、
    収納容器。
  2. 前記収納容器内に、6つの、開口の略正六角柱形状からなり、これらの側面構成部の厚みが6〜15mmで、蓋部から底部方向の幅が50〜200mmの補強構造物を、それぞれ容器本体の隣接する3つの内表面と接するように配置されて、隣接する略正六角柱形状同士の接する面が接合された状態で、蓋部内面から底部内面方向に略等間隔に2〜4段に分けて挿入されている、請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記容器本体及び蓋部を構成する主材料がステンレス鋼である、請求項1又は2に記載の収納容器。
  4. 前記収納容器が、放射性汚染水、放射性汚染スラリー、工業排水、めっき廃液、重金属含有廃液、汚泥水、下水、焼却灰、汚染土、ガレキ、汚染草木、汚泥、及び溶融スラグから選択された1種又は2種以上を収納する容器である、請求項1から3のいずれかに記載の収納容器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の収納容器を蓋部面が水平方向になるようにして、垂直方向に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の収納容器を蓋部面が垂直方向になるようにして、ピラミッド状に複数段に積み重ねる、収納容器の保管方法。


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