JP2015093362A - 中ぐり工具 - Google Patents

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国利 宮崎
Kunitoshi Miyazaki
国利 宮崎
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【課題】フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結され、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具を提供すること。
【解決手段】本発明の中ぐり工具100は、工作機械200の主軸210にフローティング機構140を介して接続され、主軸210の回転に合わせて回転軸AX1を中心として回転するヘッド110と、ヘッド110において、回転軸AX1を中心とした同心円上に配置された複数の砥石120a〜120dと、ヘッド110の複数の砥石120a〜120dの間の位置に、同心円上に配置された複数のガイドパッド130a〜130dと、を備える。中ぐり工具100は、ガイドパッド130a〜130dの加工方向の先端に切れ刃131a〜131dが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は中ぐり工具に関し、特に、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具に関する。
金属部品に高精度の穴加工を施す場合には、ドリル等によりあけられた下穴に、中ぐり工具によるボーリング加工を行った後に、加工された下穴にホーニング加工を施す。特許文献1には、ボーリング加工用の中ぐり工具の一例が記載されている。特許文献1に記載の中ぐり工具は、主軸に連結されたヘッドと、ヘッドの先端に設けられた切れ刃とを有する。中ぐり工具は、工作機械の主軸の回転に合わせてヘッドが回転し、ヘッドを下穴に挿入する方向(加工方向)に向かって前方に設けられた切れ刃により、ボーリング加工を行う。この場合、主軸の回転軸と中ぐり工具の回転軸とは一致している。さらに、特許文献1には、切れ刃およびホーニング砥石を備えた、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具も記載されている。
また、特許文献2に記載のホーニング用工具は、ヘッドの回転軸を中心とした同心円上に砥石の加工面がくるように、ヘッドの側面に等角度間隔に砥石が配置されている。この構成により、切削方向の直進性が高く、工具自体にいわゆる求芯性がある。このため、特許文献2に記載のホーニング用工具は、フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結されたときに、下穴の内面を均一な取りしろで研削することができる。この場合、主軸の回転軸とホーニング用工具の回転軸とは異なることもある。
特開2003−039221号公報 特開2007−069331号公報
特許文献1に記載の中ぐり工具は、フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結されていない。また、特許文献1に記載の中ぐり工具は、切れ刃と砥石とがフローティング機構の使用を考慮して配置されておらず、切削方向の直進性が低く、いわゆる求芯性がない。このため、特許文献1に記載の中ぐり工具を、フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結すると、ボーリング加工時に加工軸が安定しないという問題がある。
また、特許文献2に記載のホーニング用工具は、切れ刃が設けられていないため、ボーリング加工に用いることができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結され、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具を提供することを目的とする。
本発明の中ぐり工具は、
工作機械の主軸にフローティング機構を介して連結され、前記主軸の回転に合わせて回転軸を中心として回転するヘッドと、
前記ヘッドにおいて、前記回転軸を中心とした同心円上に配置された複数の砥石と、
前記ヘッドの前記複数の砥石の間の位置に、前記同心円上に配置された複数のガイドパッドと、を備える中ぐり工具であって、
前記ガイドパッドの加工方向の先端に切れ刃が設けられている。
本発明では、
前記複数の砥石および前記複数のガイドパッドのワークと接する面が前記回転軸を中心とする同心円上に乗るように、前記複数の砥石および前記複数のガイドパッドが配置されている
ことが好ましい。
本発明によれば、フローティング機構を介して工作機械の主軸に連結され、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具を提供できる。
実施の形態1にかかる中ぐり工具を回転軸方向から見た図である。 実施の形態1にかかる中ぐり工具を回転軸に垂直な方向から見た図である。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる中ぐり工具100を回転軸方向から見た図である。図2は、中ぐり工具を回転軸に垂直な方向から見た図である。図2では、中ぐり工具100により加工されるワーク300を断面している。
図1および図2に示すように、中ぐり工具100は、ヘッド110と、砥石120a〜120dと、ガイドパッド130a〜130dと、切れ刃131a〜131dと、フローティング機構140と、を備える。工作機械200は、主軸210と、相対移動装置(不図示)とを有する。工作機械200は、中ぐり工具100を、主軸210により回転させながら、ワーク300の下穴310に挿入することにより、下穴310の内径加工を行う。
工作機械200では、相対移動装置により、主軸210の先端を、主軸210の回転軸AX2に平行な第1方向と、一平面内において第1方向と直交する第2方向と、第1方向および第2方向の両方と直交する第3方向とに移動させることができる。例えば、第1方向および第2方向は水平方向とされ、第3方向は鉛直方向とされる。ワーク300にあけられた下穴310の内側に、相対移動装置を用いて中ぐり工具100を挿入して、主軸210で中ぐり工具100を回転させることにより、下穴310の内径加工を行う。
ヘッド110は、円筒形の部材であり、砥石120a〜120dとガイドパッド130a〜130dとを有する。ヘッド110は、工作機械200の主軸210にフローティング機構140を介して連結されている。ヘッド110は、主軸210の回転に合わせて、回転軸AX1を中心として回転する。ヘッド110の回転軸AX1と主軸210の回転軸AX2とは、異なることもある。
フローティング機構140は、ヘッド110と主軸210との間に設けられている。フローティング機構140は、主軸210に対してヘッド110を浮動させる。フローティング機構140は、ヘッド110が側方から負荷を受けたときに、ヘッド110の姿勢変更を許容する。
砥石120a〜120dは、細長い形状をしており、その長手方向がヘッド110の回転軸AX1と平行になるように、ヘッド110に配設されている。また、図1のように、ヘッド110の回転軸AX1の方向から見ると、砥石120a〜120dは、回転軸AX1を中心とした同心円上に、下穴310と接触して加工する加工面がくるように、等角度間隔で配設されている。中ぐり工具100では、砥石が4つあり、90度に一つの間隔でヘッド110の外周に配設されている。
砥石120a〜120dはホーニング加工に用いられ、ヘッド110の回転により下穴310の内側を研磨する。図1のようにヘッド110が、加工方向から見て時計回りに回転すると、現時点で砥石120aが下穴310に接触している箇所では、砥石120a、120b、120c、120dの順番で砥石が当たり、下穴310の内面が研磨される。砥石120a〜120dは、加工面側の一端がヘッド110の外側に飛び出しており、残りの部分はヘッド110の内部に収納されている。砥石120a〜120dは、ヘッド110の半径方向に可動可能に配設されており、ヘッド110の外側に飛び出す長さを変えることができる。
砥石120a〜120dは、ボーリング加工時には、ワーク300に当たらないようにガイドパッド130a〜130dよりも回転軸AX1側に収納されている。砥石120a〜120dは、ホーニング加工時には、砥石120a〜120dおよびガイドパッド130a〜130dの下穴310と接する面が回転軸AX1を中心とする同心円上に乗るように、砥石120a〜120dがヘッド110の内部からせり出す。これにより、均一な取りしろで下穴310の内径加工をすることができ、高精度な内径加工が可能となる。
ガイドパッド130a〜130dは、ヘッド110において、複数の砥石120a〜120dの間の位置に、回転軸AX1を中心とした同心円上に配置されている。中ぐり工具100では、ガイドパッドが4つあり、90度に一つの間隔でヘッド110の外周に配設されている。ガイドパッド130a〜130dをワーク300の下穴310の内面に当てながらヘッド110を回転させることにより、砥石120a〜120dのワーク300への当たり方を調整することができる。これにより、砥石120a〜120dのワーク300への当たり方を微調整可能となり、高精度な内径加工が可能となる。
砥石120a〜120dの外周とガイドパッド130a〜130dの外周とは、共加工により円研されている。これにより、砥石120a〜120dおよびガイドパッド130a〜130dの下穴310と接する面が、回転軸AX1を中心とした同心円上に乗るように仕上げられている。これにより、砥石120a〜120dの加工面とガイドパッド130a〜130dの外周とが揃うので、高精度な内径加工が可能となる。
切れ刃131a〜131dが、ガイドパッド130a〜130dの加工方向の先端に設けられている。ここで、加工方向とは、下穴310に中ぐり工具100を挿入する方向(図2中では、紙面左を向いた矢印が示す方向)をいう。切れ刃131a〜131dは、ヘッド110の回転方向に刃先が向けられて設けられており、ヘッド110の回転により下穴310の内側を切削してボーリング加工を行う。ガイドパッド130a〜130dに切れ刃131a〜131dを設ける代わりに、ガイドパッド130a〜130dの材質を、ダイヤモンドや高速度鋼などのボーリング工具に用いられる材質としてもよい。
図1および図2を用いて、中ぐり工具100の動作を説明する。
工作機械200の主軸210を回転させることにより、主軸210にフローティング機構140を介して連結された中ぐり工具100を回転させる。図1に示すように、工作機械200の加工方向から見て時計回りに中ぐり工具100を回転させる。
回転している中ぐり工具100を、工作機械200の相対移動装置により、ワーク300の下穴310に挿入する。ガイドパッド130a〜130dは、中ぐり工具100の回転方向を向いた面に切れ刃131a〜131dを有している。よって、ワーク300の下穴310の内側を切削するボーリング加工により、下穴310の内径を広げることができる。
下穴310の内径が十分に大きくなったら、砥石120a〜120dを用いてホーニング加工を行う。砥石120a〜120dをヘッド110の内部からせり出させ、砥石120a〜120dおよびガイドパッド130a〜130dの外周が回転軸AX1を中心とした同心円上に乗るようにする。この状態で、中ぐり工具100を回転させる。ボーリング加工を施した穴に対して、円周状に少しずつ、均一な取りしろで研削することにより、高精度な内径加工が可能となる。
以上、説明したように、本発明によれば、フローティング機構140を介して工作機械200の主軸210に接続され、ボーリング加工およびホーニング加工ができる中ぐり工具100を提供できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、砥石及びガイドパッドの数は4個ずつに限定されるものではなく、中ぐり工具の回転時にバランスが崩れないように配置されていればよい。
100 中ぐり工具
110 ヘッド
120a〜120d 砥石
130a〜130d ガイドパッド
131a〜131d 切れ刃
140 フローティング機構
200 工作機械
210 主軸
300 ワーク
310 下穴
AX1 ヘッドの回転軸
AX2 主軸の回転軸

Claims (2)

  1. 工作機械の主軸にフローティング機構を介して連結され、前記主軸の回転に合わせて回転軸を中心として回転するヘッドと、
    前記ヘッドにおいて、前記回転軸を中心とした同心円上に配置された複数の砥石と、
    前記ヘッドの前記複数の砥石の間の位置に、前記同心円上に配置された複数のガイドパッドと、を備える中ぐり工具であって、
    前記ガイドパッドの加工方向の先端に切れ刃が設けられている
    中ぐり工具。
  2. 請求項1に記載の中ぐり工具であって、
    前記複数の砥石および前記複数のガイドパッドのワークと接する面が前記回転軸を中心とする同心円上に乗るように、前記複数の砥石および前記複数のガイドパッドが配置されている
    ことを特徴とする中ぐり工具。
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