JP2015093324A - 仮栓治具及び配管の仮栓方法 - Google Patents

仮栓治具及び配管の仮栓方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配管の内部から好適に引き抜くことができる仮栓治具等を提供する。
【解決手段】配管内を閉塞する仮栓治具1において、配管の軸中心に配置されるセンタープレート5と、配管の閉塞時に、センタープレート5から径方向外側に放射状に延びる閉塞位置P1となる一方で、引き抜き時に、センタープレート5から中心側へ傾倒する倒れ位置P2となる複数の折り畳み機構6と、複数の折り畳み機構6の径方向外側の周囲に亘って設けられ、複数の折り畳み機構6が閉塞位置P1になることで、配管の内面に周方向に亘って当接する環状の当接リム7と、当接リム7の内側を閉塞可能に覆うシート9と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管内を閉塞する仮栓治具及び配管の仮栓方法に関するものである。
従来、配管の内部へシールドガスを注入して配管に形成される開先を溶接する場合に、シールドガスが開先周りに留まるように、配管の内部を閉塞する閉塞部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。この閉塞部材は、配管の内径よりも所定の寸法だけ大きく形成した水溶性の紙シートの周囲に円周方向へ所定の間隔で径方向へ向けて切れ目を入れ、この切れ目の部分を折り曲げて縁部を形成し、断面形状を略円筒の浅い皿状に形成されている。そして、この閉塞部材は、その縁部が、水溶性の片面粘着テープによって配管の内面に貼り付けられることで、配管の内部に取り付けられる。
特開2005−144533号公報
ところで、特許文献1の閉塞部材では、水溶性の紙シートと片面粘着テープを用いていることから、配管の溶接後に、配管の内部に水を流通させ、閉塞部材を水で溶かすことで、配管の閉塞を解除している。一方で、配管を閉塞する部材として、配管の内部に対して取り外し可能な仮栓部材を設ける場合がある。このような仮栓治具を用いて配管を閉塞する場合、配管の溶接後、仮栓部材を引き抜く必要がある。このとき、引き抜かれる仮栓部材は、配管の内部を引き抜き側に移動することになる。ここで、引き抜き側の配管は、直管の他、屈曲部を有するエルボ管となっており、このような配管を仮栓部材が通過する場合がある。仮栓部材がエルボ管を通過する場合、仮栓部材の外周縁部が屈曲部に引っ掛かり、仮栓部材を引き抜くことが困難となる。
そこで、本発明は、配管の内部から好適に引き抜くことができる仮栓治具及び配管の仮栓方法を提供することを課題とする。
本発明の仮栓治具は、配管内を閉塞する仮栓治具において、前記配管の軸中心に配置されるセンタープレートと、前記配管の閉塞時に、前記センタープレートから径方向外側に放射状に延びる閉塞位置となる一方で、引き抜き時に、前記センタープレートから中心側へ傾倒する倒れ位置となる複数の折り畳み機構と、複数の前記折り畳み機構の径方向外側の周囲に亘って設けられ、複数の前記折り畳み機構が前記閉塞位置になることで、前記配管の内面に周方向に亘って当接する環状の当接部材と、前記当接部材の内側を閉塞可能に覆う被覆部材と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、配管の閉塞時において、複数の折り畳み機構が閉塞位置となることで、環状の当接部材が径方向に広がって、配管の内面に当接するため、配管の内部を閉塞することができる。一方で、引き抜き時において、複数の折り畳み機構が倒れ位置となることで、環状の当接部材が径方向に縮むため、配管の内部に引っ掛かり難くなり、配管の内部から好適に引き抜くことができる。
この場合、前記センタープレートは、円板形状となっており、前記センタープレートの直径は、前記配管の内径の60%以下となっていることが好ましい。
この構成によれば、仮栓治具を引き抜くにあたり、センタープレートの直径を十分に小さな直径とすることができるため、センタープレートの配管内部への引っ掛かりを抑制することができ、仮栓治具を配管の内部から好適に引き抜くことができる。
この場合、前記センタープレートの直径は、前記配管の内径の40%以上60%以下となっていることが好ましい。
この構成によれば、センタープレートの直径を40%未満としてしまうと、配管に対する当接部材の密着力が低下してしまい、また、センタープレートの構造が成り立たなく(弱く)なってしまう可能性がある。このため、センタープレートの直径を40%以上とすることで、当接部材の密着力の低下を抑制することができ、また、センタープレートの構造の強度を適切に確保することができる。
この場合、複数の前記折り畳み機構は、前記センタープレートの周方向に所定の間隔を空けて、少なくとも5つ以上設けられていることが好ましい。
この構成によれば、複数の前記折り畳み機構の径方向外側に設けられる当接部材を、環状に支持することができる。このため、当接部材を、配管の内面に好適に当接させることができ、シールドガスのリークを抑制することができる。
この場合、前記各折り畳み機構と前記当接部材との間にそれぞれ設けられ、前記当接部材を周方向に亘って支持するパッドを、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、パッドにより当接部材を周方向に亘って支持することができるため、当接部材を環状に支持することができる。
この場合、前記各パッドは、前記当接部材に沿って周方向に延びて設けられ、周方向に隣接する他の前記パッドに対して非接触となる範囲で、他の前記パッドに近接して設けられていることが好ましい。
この構成によれば、パッド同士の接触を抑制しつつ、パッドを周方向に長く設けることができるため、パッドにより当接部材を環状により好適に支持することができる。
この場合、前記折り畳み機構は、引き抜き時に与えられる引抜力よりも小さい力が与えられる場合、前記閉塞位置となる状態を保持する保持機構を有することが好ましい。
この構成によれば、引抜力より小さい力が与えられても、保持機構により折り畳み機構が閉塞位置を保持することができる。このため、配管の閉塞時において、折り畳み機構が閉塞位置から倒れ位置に移動し難くなることから、外力が与えられても、配管の閉塞を好適に維持することができる。なお、保持機構としては、例えば、ボールプランジャを適用することが好ましい。
この場合、前記センタープレートの周縁部には、テーパ面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、センタープレートの周縁部にテーパ面を形成することで、センタープレートの周縁部の大きさを小さくすることができるため、センタープレートの周縁部が配管内部へ引っ掛かることを抑制することができ、仮栓治具を配管の内部からより好適に引き抜くことができる。
この場合、前記当接部材と前記被覆部材とは、単泡スポンジを含んで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、当接部材を、弾性を有する構成とすることができるため、当接部材を弾性変形させて、配管の内面に密着させることができる。また、被覆部材を、可撓性を有する構成とすることができるため、複数の折り畳み機構の移動に追従して変形することができる。
本発明の他の仮栓治具は、配管内を閉塞する仮栓治具において、前記配管の軸中心に配置され、軸方向に対向して設けられる一対のセンタープレートと、一対の前記センタープレートの間に挟持され、前記配管の内面に周方向に亘って当接する当接部材と、を備え、一対の前記センタープレートのうち、引き抜き側の前記センタープレートの周縁部には、テーパ面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、引き抜き側のセンタープレートの周縁部にテーパ面を形成することで、センタープレートの周縁部の大きさを小さくすることができるため、センタープレートの周縁部が配管内部へ引っ掛かることを抑制することができ、仮栓治具を配管の内部から好適に引き抜くことができる。
本発明の配管の仮栓方法は、上記の仮栓治具を用いた配管の仮栓方法であって、前記仮栓治具を、既設の前記配管である既設管の端部から前記既設管の内部に挿入して配置し、前記既設管の内部を閉塞する閉塞工程と、前記既設管の端部に突き合わされる新設の前記配管である新設管の内部に、前記仮栓治具に連結されたワイヤを挿通するとともに、前記新設管の内部に挿通された前記ワイヤを前記新設管の端部から出して配置するワイヤ設置工程と、前記既設管と前記新設管との溶接後、前記ワイヤを引き抜くことで、前記仮栓治具を前記配管の内部から取り外す取外し工程と、を備える。
図1は、実施例1に係る仮栓治具の平面と側面とを示す二面図である。 図2は、実施例1に係る仮栓治具を用いた配管の溶接方法の一例を示す説明図である。 図3は、実施例1に係る仮栓治具を用いた配管の溶接方法の一例を示す説明図である。 図4は、実施例2に係る仮栓治具の平面図である。 図5は、実施例3に係る仮栓治具を部分的に拡大した平面図である。 図6は、実施例4に係る仮栓治具の側面図である。 図7は、実施例5に係る仮栓治具の平面と側面とを示す二面図である。
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例1に係る仮栓治具の平面と側面とを示す二面図である。図2及び図3は、実施例1に係る仮栓治具を用いた配管の溶接方法の一例を示す説明図である。実施例1の仮栓治具1は、配管に形成される開先の溶接時において、配管の内部を閉塞して配管の内部を仕切るためのものである。
図1に示すように、仮栓治具1は、センタープレート5と、複数の折り畳み機構6と、当接リム(当接部材)7と、複数のパッド8と、シート(被覆部材)9とを備えている。
センタープレート5は、円板形状に形成されており、配管の閉塞時において配管の軸中心に位置するように設けられる。また、センタープレート5は、その板面が、配管の軸方向に直交する面と略平行となるように配管の内部に設置される。このセンタープレート5は、例えば、樹脂を用いて構成されており、センタープレート5の中心には、アイボルト11が設けられている。このアイボルト11には、引き抜き時に使用されるワイヤが連結可能となっていることから、アイボルト11が設けられているセンタープレート5の一方側が、引き抜き側となっている。
また、センタープレート5は、その直径が、配管の内径の40%以上から60%以下となっている。このため、センタープレート5の直径は、配管の内径と比べて、十分に小さい径となっている。
折り畳み機構6は、センタープレート5の他方側の板面に設けられる固定ラグ15と、一端が固定ラグ15に取り付けられる脚16と、固定ラグ15と脚16の一端とを回動自在に連結する連結ピン17とを有する。固定ラグ15は、脚16の一端を覆うように形成され、締結ねじ21を用いてセンタープレート5に取り付けられている。脚16は、センタープレート5の中心から、径方向外側に向かって延びて設けられている。また、脚16は、一端が連結ピン17により回動自在に固定され、他方がパッド8を介して当接リム7に接している。そして、脚16は、連結ピン17を軸として、閉塞位置P1と倒れ位置P2との間で回動する。閉塞位置P1は、脚16の長手方向が、センタープレート5の板面と平行となるような、換言すれば、脚16の長手方向が、センタープレート5の径方向と同方向となるような位置となっている。倒れ位置P2は、脚16の一端を軸として、脚16の他端がセンタープレート5の中心軸側へ移動することで、脚16がセンタープレート5の中心側に傾倒する位置となっている。
この折り畳み機構6は、センタープレート5の周方向に所定の間隔を空けて複数設けられており、例えば、8つ設けられている。このため、複数の折り畳み機構6は、脚16が閉塞位置となる場合、センタープレート5から径方向外側に放射状に延びて設けられる。なお、折り畳み機構6は、5つ以上設けられていればよく、下記する当接リム7が環状に支持可能であれば、特に限定されない。
当接リム7は、単泡スポンジを用いて構成されており、複数の折り畳み機構6の径方向外側の周囲に亘って設けられている。また、当接リム7は、複数の折り畳み機構6が閉塞位置P1となる場合、その形状が環状となっており、その直径が、配管の内径の105%程度となっている。このため、当接リム7は、複数の折り畳み機構6が閉塞位置P1となる場合、配管の内面に密接する。一方で、当接リム7は、単泡スポンジを用いていることから、複数の折り畳み機構6が倒れ位置P2となる場合、配管の内径よりも小さく変形する。この当接リム7は、その外周側から締結ねじ22が挿通され、締結ねじ22が脚16の他端側に締結されることで取り付けられる。
パッド8は、各折り畳み機構6の脚16と当接リム7との間にそれぞれ設けられ、当接リム7を周方向に亘って支持している。つまり、当接リム7は、単泡スポンジを用いて構成されていることから変形し易いものとなっており、当接リム7の変形を抑制するために、パッド8が設けられる。パッド8は、板状の部材となっており、脚16を中心として、当接リム7の内周に沿って、周方向の両側に延びて設けられている。
シート9は、折り畳み機構6を挟んでセンタープレート5に対向するように設けられ、環状の当接リム7の内側に形成される開口部を覆って設けられる。シート9は、当接リム7と同じ材料である単泡スポンジを用いて構成されている。シート9は、複数の折り畳み機構6が閉塞位置P1となる場合、その形状が円板状となっている。この円板状のシート9は、その外周縁部が、当接リム7の内周縁部に固着されることで固定される。一方で、シート9は、単泡スポンジを用いていることから、複数の折り畳み機構6が倒れ位置P2となる場合、脚16の回動に伴って変形する。
次に、図2及び図3を参照して、上記の仮栓治具1を用いて配管30の溶接を行う溶接方法について説明する。この溶接方法では、仮栓治具1を用いた配管の仮栓方法が適用される。溶接対象となる配管30は、例えば、一方の端部に形成されるフランジ部31と、2つの屈曲部32を有する配管30となっている。この配管30において、2つの屈曲部32を挟んで、フランジ部31の反対側が、配管30を切断する切断線Lとなっている。そして、配管30は、切断線Lにおいて切断され、切断後の配管30aの一部が、新たな配管30cに交換され、新たな配管30cが、切断後の残った配管30bに溶接される。
図2に示すように、配管30は、切断線Lにおいて切断される(ステップS1)。配管30の切断後、残った切断後の配管(既設管)30bの切断面に対して開先加工を行う(ステップS2)。開先加工後、配管30bの端部から、配管30bの内部に仮栓治具1を挿入して配置し、配管30bの内部を閉塞する(ステップS3:閉塞工程)。具体的に、ステップS3では、センタープレート5が引き抜き側となるように、配管30b内に仮栓治具1を配置し、アイボルト11にワイヤ25を連結して、仮栓治具1の折り畳み機構6を閉塞位置P1とする。
この後、開先加工がされた新たな配管(新設管)30cを、配管30bに突き合わせて開先35を形成する(ステップS4)。突き合わせた新たな配管30bには、仮栓治具1に連結したワイヤ25が挿通され、ワイヤ25は、新たな配管30cの一端側から外部に出される(ワイヤ設置工程)。続いて、新たな配管30cの一端部に形成されたフランジ部31を板材36で閉塞することで、開先35を挟んで、配管30の両側が閉塞される。この後、仮栓治具1及び板材36により仕切られた配管の内部には、シールドガスが注入されることで、配管30の開先35周りにシールガスが充満する。そして、この状態において、開先35を溶接することで、突き合わされた新たな配管30cと配管30bとが接合される(ステップS5)。
配管30の溶接後、板材36を外し、配管30cの一端側から外部に出されたワイヤ25を引き抜くことで、仮栓治具1を配管30の内部から取り外す(ステップS6:取外し工程)。具体的に、ステップS6では、アイボルト11に連結されたワイヤ25が引き抜かれると、仮栓治具1の折り畳み機構6が倒れ位置P2に回動することで、仮栓治具1の直径が縮小し、配管30内部から引き抜かれ易くなる。
以上のように、実施例1の構成によれば、配管30の閉塞時において、複数の折り畳み機構6が閉塞位置P1となることで、環状の当接リム7が径方向に広がって、配管30の内面に当接するため、配管30の内部を閉塞することができる。一方で、引き抜き時において、複数の折り畳み機構6が倒れ位置P2となることで、環状の当接リム7が径方向に縮むため、配管30の内部に引っ掛かり難くなり、配管30の内部から好適に引き抜くことができる。つまり、複数の折り畳み機構6が倒れ位置P2となることで、ワイヤ25の引き抜き力を小さくできることから、仮栓治具1の引き抜きによるスティック(固定)を抑制することができる。
また、実施例1の構成によれば、センタープレート5の直径を、配管30の内径の60%以下とすることができる。このため、仮栓治具1を引き抜くにあたり、センタープレート5の直径を、配管30の内径に対し十分に小さな直径とすることができるため、センタープレート5の配管30内部への引っ掛かりを抑制することができ、仮栓治具1を配管30の内部から好適に引き抜くことができる。
また、実施例1の構成によれば、センタープレート5の直径を、配管30の内径の40%以上とすることができる。このため、センタープレート5の直径を40%以上とすることで、当接リム7の密着力の低下を抑制することができ、また、センタープレート5の構造の強度を適切に確保することができる。
また、実施例1の構成によれば、複数の折り畳み機構6を5つ以上設けることができるため、当接リム7を、環状に支持することができる。このため、当接リム7を、配管30の内面に好適に当接させることができ、シールドガスのリークを抑制することができる。
また、実施例1の構成によれば、パッド8により当接リム7を周方向に亘って支持することができるため、当接リム7を環状に支持することができる。
また、実施例1の構成によれば、当接リム7を、弾性を有する構成とすることができるため、当接リム7を弾性変形させて、配管30の内面に密着させることができる。また、シート9を、可撓性を有する構成とすることができるため、複数の折り畳み機構6の回動に追従して変形することができる。
次に、図4を参照して、実施例2に係る仮栓治具50について説明する。図4は、実施例2に係る仮栓治具の平面図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明すると共に、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。実施例2に係る仮栓治具50では、パッド8の周方向における長さが、実施例1に比して長くなっている。
図4に示すように、実施例2のパッド8は、当接リム7の内周に沿って周方向に延びて設けられ、周方向に隣接する他のパッド8に対して非接触となる範囲で、他のパッド8に近接して設けられている。具体的に、パッド8は、周方向の中央(折り畳み機構6の脚16が当接する位置)から、周方向の端部までの長さが、周方向の中央から、隣接する折り畳み機構6の脚16同士の間となる位置までの長さよりも短く形成されている。
以上のように、実施例2の構成によれば、パッド8同士の接触を抑制しつつ、パッド8を周方向に長く設けることができるため、パッド8により当接リム7を環状により好適に支持することができる。
次に、図5を参照して、実施例3に係る仮栓治具60について説明する。図5は、実施例3に係る仮栓治具を部分的に拡大した平面図である。なお、実施例3でも、重複した記載を避けるべく、実施例1及び2と異なる部分について説明すると共に、実施例1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。実施例3に係る仮栓治具60の各折り畳み機構6は、ボールプランジャ(保持機構)61をさらに有している。
図5に示すように、実施例3の各折り畳み機構6は、固定ラグ15に設けられるボールプランジャ61をさらに有し、ボールプランジャ61は、閉塞位置P1と倒れ位置P2との間で回動する脚16を、閉塞位置P1において保持している。このとき、ボールプランジャ61による保持力は、引き抜き時に与えられる引抜力よりも小さい力が与えられる場合であっても、保持可能な力となっている。
ボールプランジャ61は、脚16に転接するボール63と、ボール63を収容する収容部材64と、ボール63を脚16側へ付勢する弾性ばね65とを含んで構成されている。また、脚16には、ボールプランジャ61のボール63の一部が収容される係止溝16aが形成される。この係止溝16aは、脚16が閉塞位置P1となる場合において、ボール63が収容される位置に形成される。
従って、脚16が閉塞位置P1になると、脚16に形成される係止溝16aに、固定ラグ15に設けられるボールプランジャ61のボール63が収容されることで、脚16がボールプランジャ61により閉塞位置P1に保持される。一方で、ワイヤ25によりアイボルト11に引抜力が与えられると、引抜力は、ボールプランジャ61の保持力よりも大きいことからボールプランジャ61のボール63が係止溝16aから逸脱することで、ボールプランジャ61による保持が解除される。
以上のように、実施例3の構成によれば、仮栓治具60に対し引抜力より小さい力が与えられても、ボールプランジャ61により折り畳み機構6が閉塞位置P1を保持することができる。このため、配管30の閉塞時において、折り畳み機構6が閉塞位置P1から倒れ位置P2に回動し難くなることから、外力が与えられても、配管30の閉塞を好適に維持することができる。
次に、図6を参照して、実施例4に係る仮栓治具70について説明する。図6は、実施例4に係る仮栓治具の側面図である。なお、実施例4でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から3と異なる部分について説明すると共に、実施例1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。実施例4に係る仮栓治具70は、そのセンタープレート5の外周縁部に、テーパ面5aが形成されている。
図6に示すように、実施例4のセンタープレート5は、アイボルト11が設けられる引き抜き側において、外周縁部にテーパ面5aが形成されている。このテーパ面5aは、センタープレート5の周囲に沿って環状に形成されている。なお、テーパ面5aは、その角度が、配管30の内面に引っ掛かり難い角度であれば、いずれの角度であってもよい。
以上のように、実施例4の構成によれば、センタープレート5の外周縁部にテーパ面5aを形成することで、センタープレート5の外周縁部における直径を小さくすることができる。このため、センタープレート5の外周縁部が配管30内部へ引っ掛かることを抑制することができ、仮栓治具70を配管30の内部からより好適に引き抜くことができる。
次に、図7を参照して、実施例5に係る仮栓治具80について説明する。図7は、実施例5に係る仮栓治具の平面と側面とを示す二面図である。図7に示すように、実施例5に係る仮栓治具80は、一対のセンタープレート81,82と、一対のセンタープレート81,82の間に設けられる当接部材83と、一対のセンタープレート81,82及び当接部材83を一体に締結する複数の締結部材84とを備えている。
一対のセンタープレート81,82は、円板形状に形成されており、配管30の閉塞時において配管30の軸中心に位置するように設けられる。また、一対のセンタープレート81,82は、その板面が相互に対向するように配置される。この一対のセンタープレート81,82は、その板面が、配管30の軸方向に直交する面と略平行となるように配管30の内部にそれぞれ設置される。そして、一対のセンタープレート81,82は、一方のセンタープレート81に、引き抜き時に使用されるワイヤが連結可能となっていることから、一方のセンタープレート81が引き抜き側となっている。
一方のセンタープレート81は、引き抜き側において、外周縁部にテーパ面81aが形成されている。このテーパ面81aは、センタープレート81の周囲に沿って環状に形成されている。なお、テーパ面81aは、その角度が、配管30の内面に引っ掛かり難い角度であれば、いずれの角度であってもよい。
当接部材83は、単泡スポンジを用いて構成されており、円板形状に形成されている。当接部材83は、センタープレート81,82の直径よりも大きな直径となっており、また、配管30の内径よりも大きな直径となっている。このため、当接部材83は、配管30の内面に密接する。当接部材83は、一対のセンタープレート81,82と同軸上に設けられ、一対のセンタープレート81,82に挟持されている。
複数の締結部材84は、ボルト及びナットを用いて構成され、同軸上に並ぶ一対のセンタープレート81,82及び当接部材83を軸方向に締結することで、これらを一体としている。
このように構成された仮栓治具80は、配管30の閉塞時において、配管30内部に押し込まれることで、当接部材83を配管30の内面に密着させる。一方で、仮栓治具80は、引き抜き時において、ワイヤが引き抜かれることで、配管30の内部から取り外される。
以上のように、実施例5の構成によれば、引き抜き側のセンタープレート81の外周縁部にテーパ面81aを形成することで、センタープレート81の外周縁部における直径を小さくすることができる。このため、センタープレート81の外周縁部が配管30内部へ引っ掛かることを抑制することができ、仮栓治具80を配管30の内部からより好適に引き抜くことができる。
1 仮栓治具
5 センタープレート
6 折り畳み機構
7 当接リム
8 パッド
9 シート
11 アイボルト
15 固定ラグ
16 脚
17 連結ピン
25 ワイヤ
30 配管
31 フランジ部
32 屈曲部
35 開先
50 仮栓治具(実施例2)
60 仮栓治具(実施例3)
61 ボールプランジャ
63 ボール
64 収容部材
65 弾性ばね
70 仮栓治具(実施例4)
80 仮栓治具(実施例5)
81,82 センタープレート
81a テーパ面
83 当接部材
84 締結部材
P1 閉塞位置
P2 倒れ位置
L 切断線

Claims (11)

  1. 配管内を閉塞する仮栓治具において、
    前記配管の軸中心に配置されるセンタープレートと、
    前記配管の閉塞時に、前記センタープレートから径方向外側に放射状に延びる閉塞位置となる一方で、引き抜き時に、前記センタープレートから中心側へ傾倒する倒れ位置となる複数の折り畳み機構と、
    複数の前記折り畳み機構の径方向外側の周囲に亘って設けられ、複数の前記折り畳み機構が前記閉塞位置になることで、前記配管の内面に周方向に亘って当接する環状の当接部材と、
    前記当接部材の内側を閉塞可能に覆う被覆部材と、を備えることを特徴とする仮栓治具。
  2. 前記センタープレートは、円板形状となっており、
    前記センタープレートの直径は、前記配管の内径の60%以下となっていることを特徴とする請求項1に記載の仮栓治具。
  3. 前記センタープレートの直径は、前記配管の内径の40%以上60%以下となっていることを特徴とする請求項2に記載の仮栓治具。
  4. 複数の前記折り畳み機構は、前記センタープレートの周方向に所定の間隔を空けて、少なくとも5つ以上設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の仮栓治具。
  5. 前記各折り畳み機構と前記当接部材との間にそれぞれ設けられ、前記当接部材を周方向に亘って支持するパッドを、さらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の仮栓治具。
  6. 前記各パッドは、前記当接部材に沿って周方向に延びて設けられ、周方向に隣接する他の前記パッドに対して非接触となる範囲で、他の前記パッドに近接して設けられていることを特徴とする請求項5に記載の仮栓治具。
  7. 前記折り畳み機構は、引き抜き時に与えられる引抜力よりも小さい力が与えられる場合、前記閉塞位置となる状態を保持する保持機構を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の仮栓治具。
  8. 前記センタープレートの周縁部には、テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の仮栓治具。
  9. 前記当接部材と前記被覆部材とは、単泡スポンジを含んで構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の仮栓治具。
  10. 配管内を閉塞する仮栓治具において、
    前記配管の軸中心に配置され、軸方向に対向して設けられる一対のセンタープレートと、
    一対の前記センタープレートの間に挟持され、前記配管の内面に周方向に亘って当接する当接部材と、を備え、
    一対の前記センタープレートのうち、引き抜き側の前記センタープレートの周縁部には、テーパ面が形成されていることを特徴とする仮栓治具。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の仮栓治具を用いた配管の仮栓方法であって、
    前記仮栓治具を、既設の前記配管である既設管の端部から前記既設管の内部に挿入して配置し、前記既設管の内部を閉塞する閉塞工程と、
    前記既設管の端部に突き合わされる新設の前記配管である新設管の内部に、前記仮栓治具に連結されたワイヤを挿通するとともに、前記新設管の内部に挿通された前記ワイヤを前記新設管の端部から出して配置するワイヤ設置工程と、
    前記既設管と前記新設管との溶接後、前記ワイヤを引き抜くことで、前記仮栓治具を前記配管の内部から取り外す取外し工程と、を備えることを特徴とする配管の仮栓方法。
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