JP2015091284A - 統合消火システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、消火統合システムに於いて、
火災を含む所定の事象を検出する1又は複数の検出器、所定の消火制御を行う制御機器を備えた複数の防護区画と、
複数の防護区画に設けた検出器及び制御機器を信号線接続した複数のシステム制御盤と、
複数のシステム制御盤に伝送路を介して接続して信号を送受信し、複数のシステム制御盤に信号線接続している検出器で検出した事象を表示すると共に前記制御機器を遠隔操作可能なシステム統合盤と、
を備え、
複数のシステム制御盤に、自己に接続した検出器からの検出信号を受信した場合に、防護区画を指定した検出信号をシステム統合盤に送信し、システム統合盤から防護区画を指定した制御信号を受信した場合に当該防護区画に対応した制御機器に制御信号を送信するシステム制御部を設け、
システム統合盤に、複数のシステム制御盤から検出信号を受信して所定事象の検出を判別した場合に、同一の防護区画に設置した制御機器を指定した制御信号を生成して当該防護区画を管轄するシステム制御盤に送信する統合制御部を設けたことを特徴とする。
防護区間に設けた防護区画に設けた検出器を1のシステム制御盤に信号線接続し、防護区画に設けた制御機器を他のシステム制御盤に信号線接続し、
システム統合盤の統合制御は、1のシステム制御盤から検出信号を受信して所定事象の検出を判別した場合に、防護区画を指定した制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する他のシステム制御盤に記制御信号を送信して制御させる。
システム制御盤のシステム制御部は、システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している検出器の検出状態を表示すると共に制御機器を遠隔操作可能とし、更に、同一防護区画について検出信号による所定事象の検出を判別した場合に、防護区画に設けた制御機器に制御信号を出力して制御する。
システム制御盤のシステム制御部は、同一防護区画の検出器を自己に接続すると共に制御機器を他のシステム制御盤に接続している場合、制御機器と他のシステム制御盤の関係を示す渡り制御情報を予め記憶し、システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している検出器による所定事象の検出を判別した場合に、渡り制御情報から検出した他のシステム制御盤に、制御機器に対する制御信号を送信して制御させる。
システム統合盤の統合制御部は、システム制御盤から受信した検出信号に対応した文字及び又はシンボルを任意に生成し、監視領域の地図上に前記文字及び又はシンボルを表示可能とする。
防護区画の検出器を、火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、スプリンクラーヘッドの作動による減圧を検出して減圧信号を出力する減圧検出器とし、制御機器を、スプリンクラーヘッドに消火用水を供給又は停止する制御弁とし、
複数のシステム制御盤のシステム制御部は、自己に接続した火災感知器からの火災信号及び減圧検出器からの減圧信号を受信した場合に、防護区画を指定した火災信号及び減圧信号をシステム統合盤に送信し、システム統合盤から防護区画を指定した弁制御信号を受信した場合に当該防護区画に対応した制御弁に弁制御信号を送信し、
システム統合盤の統合制御部は、複数のシステム制御盤から火災信号及び減圧信号を受信し、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成し、当該防護区画を管轄するシステム制御盤に弁制御信号を送信して制御させる。
防護区間に設けた防護区画に設けた火災感知器と減圧検出器を1のシステム制御盤に信号線接続し、防護区画に設けた制御弁を他のシステム制御盤に信号線接続し、
システム統合盤の統合制御は、1のシステム制御盤から火災信号及び減圧信号を受信して、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する他のシステム制御盤に弁制御信号を送信して制御させる。
システム制御盤のシステム制御部は、システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している火災感知器及び減圧検出器の検出状態を表示すると共に制御弁を遠隔操作可能とし、更に、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、防護区画に設けた制御弁に弁制御信号を出力して制御する。
システム統合盤の統合制御部は、システム制御盤から受信した火災信号及び減圧信号に対応した文字及び又はシンボルを任意に生成し、監視領域の地図上に文字及び又はシンボルを表示可能とする。
本発明の消火統合システムによれば、複数の防護区画に設けた例えば火災感知器、減圧検出器などの検出器及び制御弁などの制御機器を信号線接続した複数のシステム制御盤を、検出器の検出状態を表示すると共に制御機器を遠隔操作可能なシステム統合盤に伝送路を介して接続し、複数のシステム制御盤は、自己に接続した検出器からの検出信号を受信してシステム統合盤に送信し、システム統合盤から防護区画を指定した制御信号を受信した場合に当該防護区画に対応した制御機器に制御信号を送信し、システム統合盤は、複数のシステム制御盤から検出信号を受信し、例えば同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成して当該防護区画を管轄するシステム制御盤に弁制御信号を送信して制御させるようにしたため、一台のシステム制御盤の最大端末数を超える巨大物件においても、1台のシステム統合盤で複数のシステム制御盤を意識することなく一元的に管理することができ、非常時や点検時に複数台のシステム制御盤を確認する必要がなく、非常時又は点検時に迅速且つ適切な対処を可能とする。
また、防護区間に設けた防護区画に設けた検出器を1のシステム制御盤に信号線接続し、防護区画に設けた制御機器を他のシステム制御盤に信号線接続し、システム統合盤は、1のシステム制御盤から例えば火災信号及び減圧信号を受信して、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する他のシステム制御盤に弁制御信号を送信して制御弁を制御させるようにしたため、複数のシステム制御盤に跨る監視エリア(防護区画)が生じた場合、1のシステム制御盤で検出信号を受信し、他のシステム制御盤から制御機器を制御するといったシステム制御盤の渡り制御を可能とし、システム制御盤に対する検出器や制御機器の接続割当ての自由度が高まり、同じ防護区画に複数のスプリンクラー制御盤毎に接続する火災感知器などの検出器の設置を不要とし、機器費用及び施工費用の低減を可能とする。
また、システム制御盤のシステム制御部は、システム統合盤の機能喪失を判別した場合、複数のシステム制御盤が独立して監視制御を行うため、システム統合盤を追加したことに伴いシステムの故障率が高まることを回避可能とする。
また、システム統合盤の統合制御部は、システム制御盤から受信した火災信号及び減圧信号などの検出信号に対応した文字及び又はシンボルを生成し、監視領域の地図上に文字及び又はシンボルを表示可能としたため、火災などの事象の発生場所を迅速に確認して適切に対処可能とする。
図1は本発明による統合消火システムの概略を示した説明図であり、予作動式スプリンクラー消火設備の管理制御を例にとっている。
図2は消火統合システムで管理制御する湿式の予作動スプリンクラー設備の概略を示したである。
(システム統合盤の構成)
図3はシステム統合盤の機能構成の実施形態を示したブロック図である。図3に示すように、システム統合盤100は、統合制御部104、伝送部106、液晶表示パネル108、表示部110、操作部112、警報部114を備え、伝送路102を介してシステム制御盤200−1〜200−3を接続している。
システム統合盤100の統合制御部104は、ダブルインターロック制御として、防護区画毎に、火災感知器36からの火災信号と減圧検出器44からの減圧信号をシステム制御盤200を経由して受信し、これにより火災感知器36による火災検出と減圧検出器44による減圧検出の両方を判別した場合に、同じ防護区画の予作動弁装置24に設けた作動用電動弁42にシステム制御盤200を経由して開放制御信号を出力して遠隔的に開放制御し、これに伴い予作動弁40を開放動作してスプリンクラーヘッド26から加圧消火用水を散水させる制御を行う。
(システム制御盤の構成)
図4はシステム制御盤の機能構成の実施形態を示したブロック図である。図4に示すように、システム制御盤200は、システム制御部202、伝送部204、液晶表示パネル206、表示部208、操作部210、警報部212を備え、図1に示した複数の防護区画毎に、予作動弁装置24を接続している。
システム制御部202は、システム統合盤100が正常で有効に機能している場合は、火災感知器36から火災信号を受信した場合、自己の送信元IDと防護区画IDを含む火災信号を生成してシステム統合盤100に送信する制御を行う。
図5はシステム統合盤の地図画面の例を示した説明図である。図2に示したシステム統合盤100の統合制御部104は、例えば防護区画A1に設置した火災感知器36からの火災信号をシステム制御盤200から受信した場合、図5に示すように、表示画面214に、火災を検知した防護区画A1を含む建物を平面で示した地図216を表示する。
図7はシステム統合盤の機能喪失によるシステム縮退構成を示した説明図である。図7に示すように、統合消火システムの運用中に、システム統合盤100で何らかの障害が発生して機能を喪失した場合、システム制御盤200−1〜200−3のシステム制御部202は、システム統合盤100の障害による機能喪失を、例えば伝送部204による伝送障害から判別した場合、システム統合盤100と防護区画との間の検出信号及び制御信号の中継機能を停止し、システム統合盤100から独立して自分に接続している防護区画の検出器に基づく制御機器の制御を行う。
システム統合盤100の機能喪失が復旧した場合には、システム制御盤200−1〜200−3のシステム制御部202での動作履歴をシステム統合盤100に送信して動作履歴や、動作状況の表示や必要動作を行う。
図8は防護区画の検出器と制御機器を異なるシステム制御盤に接続した消火統合システムの概略を示した説明図である。
(消火設備)
上記の実施形態は予作動弁の2次側配管に加圧消火用水を充水した湿式の予作動スプリンクラー消火設備を例にとっているが、予作動弁の2次側に加圧空気を充填した乾式の予作動スプリンクラー消火設備、定常監視状態で予作動弁の一次側又は2次側に設けた制御弁を開放しており、火災検出を判別することなく減圧検出を判別して場合にスプリンクラーヘッドの破損などによる誤作動と判断して制御弁を閉鎖制御するスプリンクラー消火設備などの防護区画に検出器と制御機器を設けた適宜の消火設備を巨大物件に設置する場合に適用できる。
上記の実施形態は、火災感知器による火災検出と減圧検出器による減圧検出の両方を判別した場合に予作動弁を開放制御してスプリンクラーヘッドから加圧消火用水を散水させるダブルインターロック制御を例にとっているが、火災感知器による火災検出を判別した場合に予作動弁装置を開放制御してスプリンクラーヘッドから加圧消火用水を散水させるシングルインターロック制御の予作動スプリンクラー消火設備についても、同様に適用できる。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
14:ポンプ制御盤
24:予作動弁装置
34:予作動弁制御盤
36:火災感知器
40:予作動弁
42:作動用電動弁
44:減圧検出器
46:流水検知器
100:システム統合盤
102:伝送路
104:統合制御部
106,204:伝送部
108,206:液晶表示パネル
200−1〜200−3:システム制御盤
202;システム制御部
Claims (9)
- 火災を含む所定の事象を検出する1又は複数の検出器、所定の消火制御を行う制御機器を備えた複数の防護区画と、
前記複数の防護区画に設けた検出器及び制御機器を信号線接続した複数のシステム制御盤と、
前記複数の複数のシステム制御盤に伝送路を介して接続して信号を送受信し、前記複数のシステム制御盤に信号線接続している検出器で検出した事象を表示すると共に前記制御機器を遠隔操作可能なシステム統合盤と、
を備え、
前記複数のシステム制御盤に、自己に接続した検出器からの検出信号を受信した場合に、防護区画を指定した検出信号を前記システム統合盤に送信し、前記システム統合盤から防護区画を指定した制御信号を受信した場合に当該防護区画に対応した制御機器に制御信号を送信するシステム制御部を設け、
前記システム統合盤に、前記複数のシステム制御盤から検出信号を受信して所定事象の検出を判別した場合に、同一の防護区画に設置した制御機器を指定した制御信号を生成して当該防護区画を管轄する前記システム制御盤に送信する統合制御部を設けたことを特徴とする統合消火システム
- 請求項1記載の統合消火システムに於いて、
前記防護区間に設けた防護区画に設けた検出器を1のシステム制御盤に信号線接続し、前記防護区画に設けた制御機器を他のシステム制御盤に信号線接続し、
前記システム統合盤の統合制御は、前記1のシステム制御盤から検出信号を受信して所定事象の検出を判別した場合に、防護区画を指定した制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する前記他のシステム制御盤に前記制御信号を送信して制御させることを特徴とする統合消火システム。
- 請求項1記載の統合消火システムに於いて、前記システム制御盤のシステム制御部は、前記システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している検出器の検出状態を表示すると共に前記制御機器を遠隔操作可能とすることを特徴とする総合消火システム。
- 請求項1記載の統合消火システムに於いて、前記システム制御盤のシステム制御部は、
同一防護区画の検出器を自己に接続すると共に制御機器を他のシステム制御盤に接続している場合、前記制御機器と他のシステム制御盤の関係を示す渡り制御情報を予め記憶し、前記システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している前記検出器による所定事象の検出を判別した場合に、前記渡り制御情報から検出した他のシステム制御盤に前記制御機器に対する制御信号を送信して制御させることを特徴とする統合消火システム。
- 請求項1記載の統合消火システムに於いて、前記システム統合盤の統合制御部は、前記システム制御盤から受信した検出信号に対応した文字及び又はシンボルを生成し、監視領域の地図上に前記文字及び又はシンボルを表示可能としたことを特徴とする統合消火システム。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の統合消火システムに於いて、
前記防護区画の検出器を、火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、スプリンクラーヘッドの作動による減圧を検出して減圧信号を出力する減圧検出器とし、前記制御機器を、前記スプリンクラーヘッドに消火用水を供給又は停止する制御弁とし、
前記複数のシステム制御盤のシステム制御部は、自己に接続した火災感知器からの火災信号及び減圧検出器からの減圧信号を受信した場合に、防護区画を指定した火災信号及び減圧信号を前記システム統合盤に送信し、前記システム統合盤から防護区画を指定した弁制御信号を受信した場合に当該防護区画に対応した制御弁に弁制御信号を送信し、
前記システム統合盤の統合制御部は、前記複数のシステム制御盤から火災信号及び減圧信号を受信し、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する前記システム制御盤に前記弁制御信号を送信して制御させることを特徴とする統合消火システム
- 請求項6記載の統合消火システムに於いて、
前記防護区間に設けた防護区画に設けた火災感知器と減圧検出器を1のシステム制御盤に信号線接続し、前記防護区画に設けた制御弁を他のシステム制御盤に信号線接続し、
前記システム統合盤の統合制御は、前記1のシステム制御盤から火災信号及び減圧信号を受信して、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、防護区画を指定した弁制御信号を生成し、当該防護区画を管轄する前記他のシステム制御盤に前記弁制御信号を送信して制御させることを特徴とする統合消火システム。
- 請求項6記載の統合消火システムに於いて、前記システム制御盤のシステム制御部は、前記システム統合盤の機能喪失を判別した場合、自己に接続している火災感知器及び減圧検出器の検出状態を表示すると共に前記制御弁を遠隔操作可能とし、更に、同一防護区画について火災信号による火災検出と減圧信号による減圧検出を判別した場合若しくは火災信号による火災検出を判別した場合に、前記防護区画に設けた制御弁に弁制御信号を出力して制御することを特徴とする統合消火システム。
- 請求項6記載の統合消火システムに於いて、前記システム統合盤の統合制御部は、前記システム制御盤から受信した火災信号及び減圧信号に対応した文字及び又はシンボルを生成し、監視領域の地図上に前記文字及び又はシンボルを表示可能としたことを特徴とする統合消火システム。
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