JP2015091280A - 送液ポンプ及びネットワークシステム - Google Patents

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弘一郎 淺間
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慎二 加藤
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Abstract

【課題】 薬剤の送液に関する管理を、患者の治療段階に則して行うことが可能なシステムを提供する。
【解決手段】 患者に対して薬剤の送液を行う、ネットワークに接続可能な送液ポンプ140であって、クリニカルパスを記憶する記憶手段と、送液を行う患者に現在適用されているクリニカルパスを示す識別子と、該クリニカルパスにおいて、該送液を行う患者の現在の治療段階を示す情報とを、ネットワーク170を介して受信する手段と、前記識別子により特定されたクリニカルパスに含まれる、前記治療段階を示す情報に対応する医療行為の内容を、前記記憶されているクリニカルパスより取得する手段と、前記取得された医療行為の内容に含まれる、薬剤の送液に関する情報を抽出する手段と、前記抽出された前記薬剤の送液に関する情報に基づいて、前記送液ポンプを制御する手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬剤を送液する送液ポンプ及び該送液ポンプを含むネットワークシステムに関するものである。
従来より、薬剤を所定送液量で患者の体内に送液するための装置として、輸液ポンプやシリンジポンプ等の送液ポンプが知られている。一般に、送液ポンプを用いて患者に薬剤を送液するにあたっては、看護師等の使用者が、事前に薬剤の種類や送液量を当該送液ポンプに手入力により設定する必要がある。しかしながら、使用者がこれらの設定を誤って入力してしまうと、患者に対して重大な影響を及ぼすこととなる。このため、従来より、送液ポンプには、使用者による誤操作を防止するための種々の構成が備えられている。
例えば、薬剤の種類ごとに、送液量のリミット値をはじめとする各種情報が規定されたテーブル(薬剤ライブラリ)が格納された送液ポンプでは、使用者が設定する送液量が、当該薬剤ライブラリにおいて規定されたリミット値を超えることがないよう制御する構成が備えられている。
特表2011−506048号公報
しかしながら、薬剤ライブラリのように薬剤の種類ごとに一律にリミット値が規定されたテーブルを用いた場合、明らかな過剰投与等を防ぐことは可能であるが、患者に術後の治療を施す場合のように、治療段階ごとに送液すべき薬剤の送液量が高度に管理される必要がある状況下では、必ずしも有効といえない。更に、治療段階によっては使用が禁止されている薬剤を誤って選択してしまうといった誤操作を防ぐことも困難である。
このようなことから、送液ポンプにおいて薬剤の種類や送液量等を管理するにあたっては、患者の治療段階に則した管理ができる構成とすることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、薬剤の送液に関する管理を、患者の治療段階に則して行うことが可能なシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る送液ポンプは以下のような構成を備える。即ち、
患者に対して薬剤の送液を行う、ネットワークに接続可能な送液ポンプであって、
各疾病に応じた複数の診療スケジュールを記憶する記憶手段と、
送液を行う患者に現在適用されている診療スケジュールを示す識別子と、該診療スケジュールにおける各治療段階のうち、該送液を行う患者の現在の治療段階を示す情報とを、前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
前記識別子により特定された診療スケジュールに含まれる、前記治療段階を示す情報に対応する治療段階における医療行為の内容を、前記記憶手段に記憶されている診療スケジュールより取得する取得手段と、
前記取得された医療行為の内容に含まれる、薬剤の送液に関する情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記薬剤の送液に関する情報に基づいて、前記送液ポンプを制御する制御手段とを備える。
薬剤の送液に関する管理を、患者の治療段階に則して行うことが可能なシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる送液ポンプを含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。 患者管理用ソフトウェア、クリニカルパス管理用ソフトウェア、及び、薬剤ライブラリ管理用ソフトウェアにおいてそれぞれ管理される情報の一例を示す図である。 ネットワークシステムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 送液ポンプの機能構成を示す図である。 送液ポンプにおける誤操作防止処理の流れを示すフローチャートである。 送液ポンプにおける誤操作防止処理の流れを示すフローチャートである。 誤操作防止処理が実行された場合の、薬剤ライブラリの表示の一例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<1.ネットワークシステムの全体構成>
はじめに本実施形態に係る送液ポンプを含むネットワークシステムの全体構成について説明する。図1はネットワークシステム100の全体構成を示す図である。図1において、110は薬剤ライブラリ管理用のソフトウェア111がインストールされた第1の情報処理装置であり、当該第1の情報処理装置110により、薬剤ライブラリ管理用のソフトウェア111が実行されることにより、薬剤ライブラリ情報112を生成したり、生成した薬剤ライブラリ情報112への新たなデータの追加、変更等を行ったりすることができる。
図2(a)は、薬剤ライブラリ管理用のソフトウェア111が実行されることにより生成された薬剤ライブラリ情報112の一例を示す図である。図2(a)に示すように、薬剤ライブラリ情報112は、薬剤名と、当該薬剤の投与が行われる場所(プロファイル)と、当該薬剤の投与量のリミット値(ソフトリミット値、ハードリミット値)とが対応付けて格納されている。なお、図2(a)の薬剤ライブラリ情報112に示す各項目は一例であり、これ以外の項目が格納されてもよいことはいうまでもない。
120はクリニカルパス管理用のソフトウェア121がインストールされた第2の情報処理装置であり、当該第2の情報処理装置120において、クリニカルパス管理用のソフトウェア121が実行されることにより、クリニカルパス情報122を生成したり、生成したクリニカルパス情報122への新たなデータの追加、変更等を行ったりすることができる。
なお、クリニカルパスとは、入院時に患者に手渡される診療スケジュール表であり、疾病を治すうえで必要な医療行為の内容(治療項目、検査項目、ケア項目など)を縦軸にとり、時間軸(日付)を横軸にとった表である。図2(b)は、クリニカルパス管理用のソフトウェア121が実行されることにより生成されたクリニカルパス情報の一例を示す図である。
図2(b)に示すように、クリニカルパス情報122には、それぞれのクリニカルパスを識別するためのパスID(識別子)と、各クリニカルパスにおいて各治療段階(“ステージ1”、“ステージ2”)で患者に対して行われる医療行為(“検査”、“手術”)や、各医療行為を行う際に使用が禁止されている薬剤(使用禁止薬剤)、あるいは使用は認められているが送液する際のリミット値が厳しく制限されている薬剤(制限薬剤)またはそのリミット値といった医療行為に関する情報が対応付けて格納されている。
130は患者管理用のソフトウェア131がインストールされた第3の情報処理装置であり、当該第3の情報処理装置130において、患者管理用のソフトウェア131が実行されることにより、患者情報132を生成したり、生成した患者情報132への新たなデータの追加・変更等を行ったりすることができる。
図2(c)は、患者管理用のソフトウェア131が実行されることにより生成された患者情報132の一例を示す図である。図2(c)に示すように、患者情報132には、患者名と、当該患者の疾病名、当該患者に適用されるクリニカルパスのパスID、当該患者の現在の治療段階等が対応付けて格納されている。
140はシリンジポンプであり、シリンジに装填された薬剤を、設定された送液量で患者の体内に送液する。150は移動端末であり、患者情報や治療・検査に用いられる送液ポンプ等の各種医療機器に関する情報を取得し、アクセスポイント160を介してネットワーク170に送信する。
なお、第1乃至第3の情報処理装置(110、120、130)及びシリンジポンプ140、アクセスポイント160は、互いにネットワーク170を介して接続されているものとする。これにより、例えば、移動端末150において取得された患者情報や各種医療機器に関する情報を、第1乃至第3の情報処理装置(110、120、130)に送信したり、第1乃至第3の情報処理装置(110、120、130)に格納されている各種情報をシリンジポンプ140に送信したりすることができる。
<2.ネットワークシステムにおける処理の流れ>
次に、ネットワークシステム100における処理の流れについて説明する。図3はネットワークシステム100における処理の流れを示すシーケンス図である。
図3に示すように、ステップS331では、クリニカルパス管理用ソフトウェア121が実行されることにより、各患者のクリニカルパスが生成され、クリニカルパス情報122として登録される。ステップS332では、ステップS331において各患者について生成された複数のクリニカルパスを含むクリニカルパス情報122をシリンジポンプ140に送信する。
クリニカルパス情報122が送信されたシリンジポンプ140では、ステップS351において、当該クリニカルパス情報122を受信し、内部の記憶装置に格納する。
同様に、ステップS341では、薬剤ライブラリ管理用ソフトウェア111が実行されることにより、薬剤ライブラリ情報112が生成される。ステップS342では、ステップS341において生成された薬剤ライブラリ情報112をシリンジポンプ140に送信する。
薬剤ライブラリ情報112が送信されたシリンジポンプ140では、ステップS352において、当該薬剤ライブラリ情報112を受信し、内部の記憶装置に格納する。このようにして、シリンジポンプ140には、クリニカルパス情報122と薬剤ライブラリ情報112とが格納されることとなる。
このような状況下で、ネットワークシステム100を利用して、所定の患者に対して、現在適用されているクリニカルパスにおける現在の治療段階に適した薬剤の投与を行う場合について説明する。この場合、看護師等は、まず、移動端末150を用いて各種情報を入力する。
具体的には、ステップS301において、薬剤の投与を行う患者の患者情報を入力する。なお、患者情報の入力は、移動端末150に対して、看護師等が手入力するようにしてもよいし、患者に取り付けられたタグ(患者を識別するために、患者情報が記録されたタグ)を読み取るようにしてもよい。
ステップS302では、薬剤の投与に用いられる医療機器に関する情報を入力する。なお、医療機器情報の入力は、患者情報の入力と同様、移動端末150に対して、看護師等が手入力するようにしてもよいし、医療機器に取り付けられたバーコード(医療機器を識別するための機器情報を示すバーコード)を移動端末150が読み取るようにしてもよい。
ステップS303では、移動端末150に対して、看護師等により送信指示が入力されることで、ステップS301において入力された患者情報と、ステップS302において入力された医療機器情報とが、ネットワーク170を介して、第3の情報処理装置130に送信される。
患者情報と医療機器情報とを受信した第3の情報処理装置130では、ステップS311において、パスIDと治療段階情報とを取得する。具体的には、患者情報132の中から、受信した患者情報に対応するパスIDと治療段階情報とを取得する。
更に、ステップS312において、受信した医療機器情報に対応する医療機器(本実施形態では、シリンジポンプ140)を特定し、当該特定した医療機器に対して、ステップS311において取得したパスIDと治療段階情報とを送信する。
パスIDと治療段階情報とを受信したシリンジポンプ140では、ステップS353において誤操作防止処理を実行する。
以降、ネットワークシステム100では、第1の情報処理装置110において薬剤ライブラリ情報が更新されるごとに、更新後の薬剤ライブラリ情報がシリンジポンプ140に送信され、シリンジポンプ140に格納された薬剤ライブラリ情報が更新される。同様に、第2の情報処理装置120においてクリニカルパス情報が更新されるごとに、更新後のクリニカルパス情報がシリンジポンプ140に送信され、シリンジポンプ140に格納されたクリニカルパス情報が更新される。
また、シリンジポンプ140を用いて患者に対して薬剤の投与を行うたびに、事前に、移動端末150を用いて取得された当該患者の患者情報及びシリンジポンプ140を示す医療機器情報が第3の情報処理装置130に送信され、シリンジポンプ140に対しては、当該患者に対応するパスID及び治療段階情報が送信される。この結果、シリンジポンプ140では、当該患者の治療段階に適した誤動作防止処理を実行することが可能となる。なお、シリンジポンプ140における誤動作防止処理の詳細は後述する。
<3.シリンジポンプの機能構成>
次に、本実施形態におけるシリンジポンプ140の構成について説明する。図4は、シリンジポンプ140の構成を示す図である。
図4において、401は制御部であり、シリンジポンプ140全体を制御する。402はメモリであり、制御部401において各種プログラムが実行される際の作業領域として機能するとともに、各種プログラムが実行される際に用いられるデータの一時記憶領域として機能する。
403は記憶装置であり、薬剤を送液する送液制御機能を実現するためのプログラム411の他、後述する誤操作防止機能を実現するためのプログラム412が格納されている。また、第1の情報処理装置110より送信された薬剤ライブラリ情報112と、第2の情報処理装置120より送信されたクリニカルパス情報122が格納されている。
なお、送液制御機能を実現するためのプログラム411及び誤操作防止機能を実現するためのプログラム412、ならびに、薬剤ライブラリ情報112及びクリニカルパス情報122は、制御部401による制御のもと、適宜メモリ402に読み込まれ、制御部401によって実行または処理されるものとする。
404は操作部であり、シリンジポンプ140に対する各種指示を入力する。405は表示部であり、制御部401における処理結果を表示する。406は駆動制御部であり、薬剤を送液する駆動部407の動作を制御する。
408はネットワークI/F部であり、シリンジポンプ140は、当該ネットワークI/F部408を有することにより、ネットワーク170と接続可能となっている。上述した薬剤ライブラリ情報112及びクリニカルパス情報122は、第1の情報処理装置110または第2の情報処理装置120より、当該ネットワークI/F部408を介して受信される。
なお、シリンジポンプ140を構成する各部(401〜408)は、バス409を介して相互に接続されているものとする。
<4.誤操作防止処理(1)の流れ>
次に、誤操作防止処理の流れについて説明する。シリンジポンプ140では、誤操作防止処理として、少なくとも2種類の誤操作防止処理を実行する。第1の誤操作防止処理は、シリンジポンプ140上において、送液を行う薬剤の種類を指定するための操作において、誤操作を防止する処理(誤操作防止処理(1))であり、第2の誤操作防止処理は、指定した薬剤を送液する際の送液量を設定するための操作において、誤操作を防止する処理(誤操作防止処理(2))である。
はじめに前者の誤操作防止処理(1)について説明する。図5は、送液を行う薬剤の種類を指定するための操作において、誤操作を防止する誤操作防止処理(1)の流れを示すフローチャートである。
ステップS501では、薬剤ライブラリ表示指示を受け付けたか否かを判定する。ステップS501において、薬剤ライブラリ表示指示を受け付けていないと判定された場合には、薬剤ライブラリ表示指示を受け付けるまで待機する。
一方、ステップS501において、薬剤ライブラリ表示指示を受け付けたと判定された場合には、ステップS502に進む。ステップS502では、薬剤ライブラリのうち、薬剤ライブラリの表示指示に際して看護師等により選択されたプロファイルに対応する薬剤ライブラリを読み出す。
ステップS503では、(ステップS312において)第3の情報処理装置130より送信されたパスIDに対応するクリニカルパスを読み出す。
ステップS504では、ステップS502において読み出されたクリニカルパスより、ステップS312において第3の情報処理装置130より送信された治療段階情報に対応する医療行為の内容に関する情報を抽出する。
ここでは、クリニカルパス情報122より、パスIDが“001”であって、治療段階情報が“ステージ1”に対応する医療行為の内容に関する情報(項目:“検査”、使用禁止薬剤:“薬剤A”、制限薬剤:“薬剤F”)が抽出されたとする。
ステップS505では、当該抽出した医療行為の内容に含まれる使用禁止薬剤を識別する。ここでは、使用禁止薬剤として“薬剤A”が識別される。
ステップS506では、ステップS505において識別された使用禁止薬剤が、ステップS502において読み出された薬剤ライブラリに含まれているか否かを判定する。ステップS506において、使用禁止薬剤が、読み出された薬剤ライブラリに含まれていると判定された場合には、ステップS507に進み、当該薬剤ライブラリを表示するにあたり、使用禁止薬剤を網掛け表示にして表示する。ここでは、“薬剤A”が網掛け表示となって、薬剤ライブラリが表示されることとなる。
図7は、薬剤ライブラリの表示指示が入力された際に、誤操作防止処理(1)が実行されることで、“薬剤A”が網掛け表示となった様子を示している。
一方、ステップS506において、使用禁止薬剤が薬剤ライブラリに含まれていないと判定された場合には、ステップS508に進み、ステップS502において読み出された薬剤ライブラリをそのまま表示する。
このように、薬剤ライブラリを表示するにあたり、患者の現在の治療段階において使用禁止となっている薬剤を網掛け表示することにより、薬剤の種類の選択に際して、看護師等が誤って当該使用禁止薬剤を選択してしまうといった事態を回避することが可能となる。
<5.誤操作防止処理(2)の流れ>
次に、指定した薬剤を送液する際の送液量を設定するための操作において、誤操作を防止する誤操作防止処理(2)について説明する。図6は、送液量を設定するための操作において、誤操作を防止する誤操作防止処理(2)の流れを示すフローチャートである。
ステップS601では、薬剤ライブラリの中から看護師等が選択することにより指定された薬剤に対応するリミット値を薬剤ライブラリ情報112より読み出す。図2に示したように、薬剤ライブラリ情報112には、薬剤ごとに送液量のリミット値が規定されている。
ステップS602では、ステップS601において読み出されたリミット値を、シリンジポンプ140に設定する。
ステップS603では、ステップS312において第3の情報処理装置130より送信されたパスIDに対応するクリニカルパスを読み出す。ステップS604では、ステップS603において読み出されたクリニカルパスより、ステップS312において第3の情報処理装置130より送信された治療段階情報に対応する医療行為の内容を抽出する。
ステップS605では、ステップS604において抽出された医療行為の内容に、リミット値が制限された薬剤(制限薬剤)が含まれているか否かを判定する。ステップS605において医療行為の内容に制限薬剤が含まれていると判定された場合には、ステップS606に進む。
ステップS606では、抽出された医療行為の内容に含まれる制限薬剤のリミット値を取得する。
ステップS607では、ステップS606において取得したリミット値を用いて、ステップS602において設定されたリミット値を書き換える。これにより、薬剤ライブラリ情報112に規定されていた薬剤ごとのリミット値よりも、治療段階に則した高度なリミット値を設定することが可能となる。
一方、ステップS605において、医療行為の内容に制限薬剤が含まれていないと判定された場合には、ステップS608に進む。この場合、ステップS602において設定されたリミット値は書き換えられることなく維持される。
ステップS608では、送液量設定指示が入力されたか否かを判定する。ステップS608において、送液量設定指示が入力されていないと判定された場合には、入力されるまで待機する。
一方、ステップS608において、送液量設定指示が入力されたと判定された場合には、ステップS609に進み、入力された送液量設定指示が、設定されたリミット値(ステップS602において設定されたリミット値、または、ステップS607において書き換えられたリミット値)の範囲内に含まれているか否かを判定する。
ステップS609において、リミット値の範囲内に含まれていると判定された場合には、ステップS610に進み、当該入力された送液量設定指示を受け付ける。一方、リミット値の範囲内に含まれていないと判定された場合には、ステップS611に進み、警報を出力する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るシリンジポンプ140では、薬剤ライブラリ情報に加え、クリニカルパス情報を取得し、格納する構成とした。更に、患者に対して薬剤の送液を行う前に、当該患者に適用されているクリニカルパスを示すパスIDと、現在の治療段階情報とを取得し、当該患者の現在の治療段階における使用禁止薬剤や、薬剤を送液する際の送液量のリミット値を、クリニカルパスより取得する構成とした。
この結果、シリンジポンプ140上で、送液すべき薬剤の種類を指定すべく薬剤ライブラリを表示するにあたり、現在の治療段階における使用禁止薬剤を網掛け表示としたうえで表示させることが可能となり、看護師等が、誤って使用禁止薬剤を選択してしまうといった事態を確実に回避させることが可能となった。
また、薬剤を送液する際の送液量を設定するにあたり、現在の治療段階に対応するリミット値を設定することが可能となり、看護師等が、誤って、現在の治療段階にそぐわない送液量を設定してしまうといった事態を確実に回避させることが可能となった。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、送液ポンプとしてシリンジポンプを使用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、輸液ポンプを使用する場合において同様である。
また、上記第1の実施形態では、第1の情報処理装置110〜第3の情報処理装置130をそれぞれ別体として設ける構成としたが、本発明はこれに限定されず、一体的に構成されていてもよいことは言うまでもない。
また、上記第1の実施形態では、第1の情報処理装置110において薬剤ライブラリが生成、更新されるごとに、シリンジポンプ140に送信される構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シリンジポンプ140からの要求に応じて、送信する構成としてもよい。この場合、シリンジポンプ140からの要求は、一定周期ごとに行うように構成してもよいし、シリンジポンプ140において特定の操作が行われるごとに行うように構成してもよい。
同様に、上記第1の実施形態では、第2の情報処理装置120においてクリニカルパス情報が生成、更新されるごとに、シリンジポンプ140に送信される構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シリンジポンプ140からの要求に応じて、送信する構成としてもよい。この場合、シリンジポンプ140からの要求は、一定周期ごとに行うように構成してもよいし、シリンジポンプ140において特定の操作が行われるごとに行うように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、シリンジポンプ140において薬剤ライブラリ情報を表示するにあたり、使用禁止薬剤を網掛け表示にする構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、使用禁止薬剤に非表示にする構成としてもよいし、(表示は行うが)使用禁止薬剤を選択できないように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、シリンジポンプ140において薬剤の送液量を設定するにあたり、リミット値の範囲外となった場合に警報を出力する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、リミット値を超える設定ができないように、操作上の制限を付加するように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、シリンジポンプ140において薬剤の送液量を設定する場合の制御について説明したが、本発明はこれに限定されず、送液量以外の設定についても、同様にクリニカルパスに基づいて制御するように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、送液を行う薬剤の種類を指定するための操作においては、誤操作防止処理(1)が実行され、送液量を設定するための操作においては、誤操作防止処理(2)が実行される構成としたが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方の誤操作防止処理のみが実行されるように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、誤操作防止処理(1)と誤操作防止処理(2)とを個別に実行させる構成としたが、本発明はこれに限定されず、並行して実行させるように構成してもよい。この場合、共通する処理については1回のみ実行させることで、シリンジポンプ140の処理負荷を軽減させることが可能となる。
100:ネットワークシステム、110:第1の情報処理装置、120:第2の情報処理装置、130:第3の情報処理装置、140:シリンジポンプ、150:移動端末、160:アクセスポイント、170:ネットワーク

Claims (7)

  1. 患者に対して薬剤の送液を行う、ネットワークに接続可能な送液ポンプであって、
    各疾病に応じた複数の診療スケジュールを記憶する記憶手段と、
    送液を行う患者に現在適用されている診療スケジュールを示す識別子と、該診療スケジュールにおける各治療段階のうち、該送液を行う患者の現在の治療段階を示す情報とを、前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記識別子により特定された診療スケジュールに含まれる、前記治療段階を示す情報に対応する治療段階における医療行為の内容を、前記記憶手段に記憶されている診療スケジュールより取得する取得手段と、
    前記取得された医療行為の内容に含まれる、薬剤の送液に関する情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記薬剤の送液に関する情報に基づいて、前記送液ポンプを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする送液ポンプ。
  2. 前記記憶手段は、更に、種々の薬剤に関する情報である薬剤ライブラリ情報を記憶しており、
    前記制御手段は、前記記憶手段により記憶された前記薬剤ライブラリ情報を表示するにあたり、前記抽出手段により抽出された前記薬剤の送液に関する情報において、送液が禁止されている薬剤が含まれている場合には、当該送液が禁止されている薬剤が網掛け表示または非表示となるように表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の送液ポンプ。
  3. 前記制御手段は、送液量の設定に際して、前記抽出手段により抽出された前記薬剤の送液に関する情報において、送液量のリミット値が規定されている場合には、当該リミット値を超える送液量が入力された場合に、警報を出力するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の送液ポンプ。
  4. 前記診療スケジュールは、クリニカルパスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の送液ポンプ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の送液ポンプと、
    患者ごとに現在適用されている診療スケジュールと、該診療スケジュールにおける各治療段階のうち、各患者の現在の治療段階を示す情報とを管理する情報処理装置と、
    が前記ネットワークを介して接続されるネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置は、送液を行う患者に関する情報と、該患者に対して薬剤を送液する際に用いる送液ポンプに関する情報が入力された場合に、該送液ポンプに対して、該患者に現在適用されている診療スケジュールを示す識別子と、該診療スケジュールにおける各治療段階のうち、該患者の現在の治療段階を示す情報とを、前記ネットワークを介して送信する送信手段を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  6. 前記送液を行う患者に関する情報と、該患者に対して薬剤を送液する際に用いる送液ポンプに関する情報を指定する移動端末を更に備え、
    前記情報処理装置は、前記ネットワークを介して前記移動端末より送信された場合に、前記送液を行う患者に関する情報と、該患者に対して薬剤を送液する際に用いる送液ポンプに関する情報を入力することを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記送液ポンプの記憶手段は、前記ネットワークを介して送信される、前記診療スケジュールを記憶することを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
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