JP2015090371A - レンズ装置、撮像装置本体、レンズ装置と撮像装置本体からなる撮影システムおよび制御方法 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置本体、レンズ装置と撮像装置本体からなる撮影システムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信時間を短縮することが可能なレンズ装置、撮像装置本体、撮影システムおよび制御方法を提供すること【解決手段】カメラ本体150が、AFセンサ153の検出結果に基づいてフォーカスレンズ105の駆動量を算出してレンズCPU102に送信するカメラCPU151を有するカメラシステムにおいて、レンズCPU102は、フォーカスレンズ105の位置検出手段118の検出結果に基づいて、フォーカスレンズの駆動量の補正が必要であるかどうかを表す情報をカメラCPUに送信し、カメラCPUは、補正が不要な場合に、補正量を取得する通信を行わずに、フォーカスレンズの駆動量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ本体と交換レンズからなるカメラシステムにおける通信に関する。
カメラシステムでは、交換レンズは、レンズ固有の光学情報(現在の焦点距離、F値、フォーカス敏感度、ピント補正量等の情報)や、特性情報(名称、通信速度、開放F値、ズームレンズか否か等の情報)をカメラ本体に送信する。なお、本出願では、「光学情報」は、ズームやフォーカス、絞り羽等の状態に応じて変化する光学的な固有情報を表し、「特性情報」は、基本的には状態によって変化しない交換レンズに固有の情報を表す。カメラ本体は、これらの情報に基づいて、オートフォーカス(自動焦点調節:AF)やオートエクスポージャ(自動露出:AE)、画像補正等を行う。
光学情報は、レリーズボタンが押されて撮影動作を開始する際に送信されるが、近年の合焦精度の向上に伴い、光学情報の情報量が増加し、通信時間が長くなり、連写撮影等で撮影間隔の短縮ができなくなってきた。そこで、特許文献1は、交換レンズ内に蓄積されているデータの全て、もしくは一部を、交換レンズの装着時または電源投入時に読み出して、カメラ本体内の記憶手段に記憶する構成を提案している。
特開2007−129563号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、交換レンズをカメラ本体に装着した直後に撮影する場合には、交換レンズ内のデータをカメラ本体に転送することができず、データの読み出しが必要であり、高速連写撮影では撮影間隔が間延びしてしまう。
本発明は、通信時間を短縮することが可能なレンズ装置、撮像装置本体、撮影システムおよび制御方法を提供することを例示的な目的とする。
本発明の撮影システムは、レンズ装置と、該レンズ装置が取り外し可能に装着される撮像装置本体と、からなる撮影システムであって、前記レンズ装置は、焦点調節のために光軸方向に移動するフォーカスレンズと、前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出手段と、レンズ制御手段と、を有し、前記撮像装置本体は、一対の被写体像の像信号の位相差を検出する位相差検出方式の焦点検出手段と、前記焦点検出手段の検出結果に基づいて前記フォーカスレンズの駆動量を算出して、該算出された駆動量を前記レンズ制御手段に送信するカメラ制御手段と、を有し、前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記フォーカスレンズの駆動量の補正が必要であるかどうかを判定し、該判定の結果を表す情報を前記カメラ制御手段に送信し、前記カメラ制御手段は、前記駆動量の補正が不要であることを表す情報を受信した場合に、前記駆動量を補正するために用いられる情報を前記レンズ制御手段から受信することなく、前記フォーカスレンズの駆動量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、通信時間を短縮することが可能なレンズ装置、撮像装置本体、撮影システムおよび制御方法を提供することができる。
本実施形態のカメラシステムのブロック図である。 図1に示すカメラCPUの動作の一例を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態のカメラシステム(撮影システム)のブロック図である。本実施形態のカメラシステムは、交換レンズ(レンズ装置)101と、交換レンズ101が取り外し可能に装着される一眼レフデジタルカメラ(カメラ本体:撮像装置本体)150から構成される。
交換レンズ101とカメラ本体150は、通信端子104、152を介して通信可能に、また、カメラ本体150から交換レンズ101に電源供給可能に、接続される。
交換レンズ101には、レンズCPU102と、メモリ(レンズ記憶手段)124が設けられている。メモリ124は、交換レンズ101に固有の特性情報、光学情報および後述する表2の情報(フォーカス駆動量を補正する補正値が必要かどうかの情報)を作成するためのデータ群(テーブル)を格納している。レンズCPU102は、レンズ制御手段として機能し、マイクロコンピュータやMPUなどプロセッサの種類は限定されない。
レンズCPU102は、特性情報および光学情報を、通信端子104,152を介してカメラ本体150内に設けられたカメラCPU151に送信する。カメラCPU151は、カメラ制御手段として機能し、マイクロコンピュータやMPUなどプロセッサの種類は限定されない。
特性情報は、基本的には状態によって変化しない交換レンズに固有の情報であり、交換レンズ101の名称(機種を特定するためのID情報)、最大通信速度、開放F値、ズームレンズか否か、対応可能なAFシステム、AF可能な像高等の情報を含む。また、光学情報は、ズームやフォーカス、絞り羽等の状態に応じて変化する光学的な固有情報を表し、現在の焦点距離、撮影F値、フォーカスレンズ105の敏感度情報、補正量(設計値)、製造誤差値の情報等を含む。
なお、交換レンズ101とカメラ本体150は、通信端子104、152を介して、その他の動作状態、設定状態、各種情報の要求命令(送信要求)および駆動命令等の情報も通信する。例えば、交換レンズ101には、合焦動作においてAFを行うか、マニュアルフォーカス(手動焦点調節:MF)を行うかを選択するスイッチ(SW)125が装備されており、スイッチ125の状態も通信端子104、152を介して通信される。
交換レンズ101には、変倍レンズ103、フォーカスレンズ105、絞り107、手振れ補正レンズ110、内蔵エクステンダー113を含み、被写体の光学像を形成する撮影光学系が設けられている。OAは撮影光学系の光軸である。
ズームレンズ(変倍レンズ)103は、光軸方向に移動されて焦点距離を変更する。現在の焦点距離は、焦点距離検出手段117によって検出され、検出結果はレンズCPU102に送信される。内蔵エクステンダー113は、交換レンズ101とカメラ本体150の着脱なしに撮影光学系の光軸されて撮影光学系の光学特性を異ならせる(具体的には、全系の焦点距離範囲を変更する)光学ユニットである。内蔵エクステンダー113の挿抜によって変更された焦点距離も焦点距離検出手段117によって検出され、検出結果はレンズCPU102に送信される。
フォーカスレンズ105は、焦点調節のために光軸方向に移動し、現在のフォーカスレンズ105の位置は位置検出手段118によって検出され、検出結果はレンズCPU102に送信される。
手振れ補正レンズ110は、光軸に直交する方向に移動されて像ぶれを補正する。なお、「直交する方向」は光軸に直交する成分があれば足り、光軸に斜めに移動されてもよい。
絞り107はカメラ本体150の撮像素子156に入射する光量を調節し、絞り値(F値)は通信端子104、152を介して、カメラCPU151からレンズCPU102に送信される絞り駆動量を、レンズCPU102によりF値に変換し、記憶される。
また、上記以外にも絞り値(F値)はF値検出手段119によって検出され、検出結果はレンズCPU102に送信されることも考えられる。
撮影光学系を通った光束は、カメラ本体150内に設けられたメインミラー154にて反射され、ペンタプリズム157を通りファインダ158に導かれる光束と、サブミラー(偏向手段)によって反射されてAFセンサ153に導かれる光束とに分割される。
AFセンサ153は、一対の被写体像の像信号の位相差を検出する位相差検出方式により焦点検出を行う。なお、本実施形態のカメラ本体はメインミラー154によって光束を分割しないミラーレスカメラにも適用可能である。この場合、撮像素子156は撮影用画素に加えて焦点検検出用画素を含み、撮像面に配置された焦点検出用画素を介して位相差検出方式の焦点検出を行ってもよい。また、位相差検出方式は、撮影光学系を通った光を利用する内測系でも、撮影光学系を通らない光を利用する外測系でも適用することができる。
カメラCPU151は、スイッチ125がAFを選択していると判断すると、AF制御を開始する。カメラCPU151は、AFセンサ153からの出力を処理して撮影光学系の焦点状態を検出し、必要な光学情報と合わせて、合焦を得るためのフォーカスレンズ105の駆動量を算出し、通信端子152、104を介して、レンズCPU102に送信する。レンズCPU102は、受信したフォーカスレンズ105の駆動量に応じてレンズ駆動回路106を制御し、フォーカスレンズ105を合焦位置に駆動する。
カメラCPU151は、スイッチ125がMFを選択していると判断すると、AF制御は行わない。焦点調節はユーザがMF駆動部126を駆動してフォーカスレンズ105を移動する。
また、カメラCPU151は、カメラ本体150に設けられたレリーズスイッチ159の半押し操作に応じて生成されるSW1信号に応じて、不図示の測光センサによる測光結果またはユーザが設定した絞り値に応じた絞り107の駆動量を算出する。そして、カメラCPU151は、通信端子152、104を介して絞り駆動量をレンズCPU102に伝達し、レンズCPU102は、受信した絞り駆動量に応じて絞り駆動回路108を制御することにより、絞り107を駆動する。
また、カメラCPU151は、レリーズスイッチ159の半押し操作に応じて、手振れ補正開始命令を、通信端子152、104を介して、レンズCPU102に伝達する。レンズCPU102は、手振れ補正開始命令を受信すると、手振れ補正駆動回路112を制御して手振れ補正レンズ110を制御中心位置に保持し、続いてロック駆動回路111を制御してメカロック109を駆動させてロックを解除する。その後、不図示の手振れ検出回路の検出結果に従って手振れ補正駆動回路112を制御して手振れ補正レンズ110を駆動し、手振れを補正する。
そして、カメラCPU151は、レリーズスイッチ159の全押し操作に応じて、メインミラー154と撮像素子156の前に設置されたシャッター155を駆動し、撮影光学系からの光束を撮像素子156に導き、撮影を行う。撮像素子156は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、撮影光学系が形成した光学像を光電変換する。
カメラCPU151は、撮像素子156からの出力に基づいて画像データを生成し、不図示の記録媒体に記録する。撮影される画像は、図示しないモード選択スイッチによって静止画撮影モードが選択されていれば静止画、動画撮影モードが選択されていれば動画となる。静止画撮影モードにおいては、連写撮影を行う連写モードも設定可能である。または、動画撮影用の録画開始ボタンを別に設けておき、そちらが押されたら動画の録画が開始されるように構成してもよい。
さて、カメラCPU151は、フォーカスレンズ105の駆動量を光学情報に基づいて補正する必要がある。これらの光学情報としては、交換レンズ101の種類ごとの設計値であって画面中心からずれた位置に焦点を合わせる場合の像高に基づく補正量(設計値)(第1の補正量)がある。また、交換レンズ101の個体ごとの製造誤差を補正するための製造誤差値(第2の補正量)がある。設計値は、像高に応じて画面中心位置の駆動量を線形または2次以上の関数で補間する。製造誤差値は、算出されたフォーカスレンズ105の駆動量に加算される。
一方、レンズCPU102は、現在の焦点距離、現在のフォーカスレンズ105の位置、および撮影F値に基づいて、AFセンサ153から求めたフォーカスレンズ105の駆動量を補正する設計値と製造誤差値を周知の方法で求める。
従来、レンズCPU102は、設計値と製造誤差値がゼロまたは無視できる場合であっても、通信フォーマットに従って通信を行い、この通信量は、例えば、64バイト〜384バイトと大きく、撮影時間短縮の弊害となっていた。
図2は、カメラCPU151が、フォーカスレンズ105の駆動量を算出する方法を示すフローチャートであり、「S」はステップを表す。また、「Y」はYes(はい)を表し、「N」はNo(いいえ)を表す。図2に示すフローチャートは、コンピュータに各ステップの機能を実行させるためのプログラムとして具現化が可能である。
まず、カメラCPU151は、カメラ本体150に交換レンズ101が装着されたかどうかを判断し(S101)、装着されるまで待機する。装着の有無は、装着によって変位する部材を利用するなどによって行うことができる。
交換レンズ101が装着されていれば、カメラCPU151は、通信端子104、152を介してレンズCPU102と通信し、カメラIDおよびレンズID等を送受信する(S102)。レンズCPU102は、レンズIDの一部として、表1に示すような、交換レンズ101が対応している焦点検出手段の情報も送信する。
次に、カメラCPU151は、S102で受信したレンズID情報と、自身が対応している焦点検出手段から最適な焦点検出手段を選択する(S103)。
まず、カメラCPU151が、表1に示す焦点検出手段7を選択した場合について説明する。カメラCPU151は、レリーズボタン159が操作されて撮影準備信号(SW1信号)が生成されたかどうかを判断し(S104)、生成されるまで待機する。
レリーズボタン159が操作された場合、カメラCPU151は、通信端子104、152を介して、選択された焦点検出手段に対応した光学情報を交換レンズ101が保持しているかをレンズCPU102に問い合わせる(S105)。これに応答して、レンズCPU102は、表2に示すように、各焦点検出手段との対応性を示すデータを返信する。
レンズCPU102は、現在の焦点距離、現在のフォーカスレンズ105の位置、および撮影F値に基づいて、AFセンサ153から求めたフォーカスレンズ105の駆動量を補正する設計値と製造誤差値を周知の方法で求めると共に表2を作成する。表2は、フォーカスレンズ105の駆動量を補正するための補正値があるかどうかの判定の結果を表す情報である。上述したように、焦点距離検出手段117によって現在の焦点距離が検出され、位置検出手段118によって現在のフォーカスレンズ105の位置が検出され、不図示の測光センサによる測光結果またはユーザが設定した絞り値によって撮影F値が決定される。
レンズCPU102は、焦点距離、フォーカスレンズ位置、撮影時の絞り値(F値)と、設計値の有無、製造誤差値の有無の関係を示すテーブルに、現在の焦点距離、現在のフォーカスレンズ105の位置、および撮影時の絞り値(F値)を代入する。これによって、レンズCPU102は表2を生成する。
レンズCPU102は、現在の焦点距離、現在のフォーカスレンズ105の位置、および撮影時の絞り値(F値)に基づいて、設計値と製造誤差値を算出し、その値を閾値範囲と比較して閾値範囲内のものを「無し」、閾値範囲外のものを「有り」と設定してもよい。
表2において、「有り」は補正が必要なことを意味し、「無し」は補正が不要なことを意味する。表2の情報は大変小さい。「有り」を1、「無し」を0とすれば、表2に示すデータは8ビット(1バイト)であり、1回の通信の通信量が1バイトである場合には1回の通信で終了することができ、通信時間も短い。なお、表2が1バイトであるのは例示であり、2バイトなどであってもよい。
S105で得られた情報に基づいて、カメラCPU151は、焦点検出手段に関する光学情報を保持しているかどうか判断する(S106)。本実施形態では、この光学情報は、設計値と製造誤差値である。
表2に示すように、焦点検出手段7の設計値と製造誤差値に関する光学情報は、メモリ124に保持されていない。このため、カメラCPU151は、光学情報による補正を行わずにAFセンサ153の出力に基づいてフォーカスレンズ105の駆動量を算出する(S113)。つまり、本実施形態では、交換レンズ101からフォーカスレンズ105の駆動量を補正するための補正量(設計値・製造誤差値)を取得する通信を行わない(レンズCPU102は補正量を送信しないし、カメラCPU151は受信しない)。S113の後では、レンズCPU102は、フォーカスレンズ105の駆動量をカメラCPU151から受信する(カメラCPU151はこれをレンズCPU102に送信する)。
従来は、設計値と製造誤差値のそれぞれについて、通信が必要であったため、通信時間が長くかかり、連写撮影に時間がかかっていた。一方、本実施形態では、交換レンズ101からフォーカスレンズ105の駆動量を補正するための補正量を取得する通信を行わないので、前記フォーカスレンズの駆動量を算出する通信時間を短縮して高速連写撮影を可能にしている。
一方、カメラCPU151が、表1に示す焦点検出手段1を選択した場合(S103)、S101〜S105は前述と同じで、カメラCPU151は、表2よりメモリ124に設計値、製造誤差値の両方が記録されていると判断する(S106のY)。つまり、この場合は、従来通り、設計値と製造誤差値の両方を使用したフォーカスレンズ105の駆動量の補正が必要である。
次に、カメラCPU151は、設計値、製造誤差値を取得する(S107)。取得方法としては、Case1〜2のフローを実行する。
Case1では、カメラCPU151は、取得する情報により発行するコマンドを分けて通信を行う。光学情報通信1は設計値を取得するための通信、光学情報通信2は製造誤差値を取得するための通信である。光学情報通信1と2では発行されるコマンドは異なる。S108では、カメラCPU151は、光学情報通信1を行い、設計値を取得し、S109では、カメラCPU151は、光学情報通信2を行い、製造誤差値を取得する。図2では、光学情報通信1の後に光学情報通信2を行っているが、この順番は逆でもよい。
Case2では、図2に示していないが、レンズCPU102が設計値に製造誤差値を演算処理して、製造誤差値分だけ補正した設計値を算出し、光学情報通信3のコマンドがカメラCPU151より発行されたら送信する。S110では、カメラCPU151は光学情報通信3を行い、製造誤差補正分だけ補正された設計値を取得する。
いずれの方法でも、カメラCPU151は、設計値と製造誤差値を取得することができる。次に、カメラCPU151は、AFセンサ153からの出力と受信した光学情報に基づいてフォーカスレンズ105の駆動量を算出する(S113)。
一方、カメラCPU151が、表1に示す焦点検出手段3を選択した場合(S103)、メモリ124は、光学情報として設計値を保持しているが、製造誤差値は保持していない。S101〜S105までは前述と同じである。この場合、カメラCPU151は、表2よりメモリ124に設計値が記録されているとカメラCPU151は判断する(S106のY)。つまり、この場合は、設計値を使用したフォーカスレンズ105の駆動量の補正が必要である。
次に、カメラCPU151は設計値を取得する(S107、S111)。取得方法としては、Case3のフローを実行し、カメラCPU151は、S108と同様のステップであるS111によって、光学情報通信1のコマンドを送信して設計値を取得する。次に、カメラCPU151は、AFセンサ153からの出力と受信した設計値に基づいてフォーカスレンズ105の駆動量を算出する(S113)。
一方、カメラCPU151が、表1に示す焦点検出手段8を選択した場合(S103)、メモリ124は、光学情報として製造誤差値を保持しているが、設計値は保持していない。S101〜105までは前述と同じである。この場合、カメラCPU151は、表2よりメモリ124に製造誤差値が記録されているとカメラCPU151は判断する(S106のY)。つまり、この場合は、製造誤差値を使用したフォーカスレンズ105の駆動量の補正が必要である。
次に、カメラCPU151は製造誤差値を取得する(S107、S112)。取得方法としては、Case4のフローを実行し、カメラCPU151は、S109と同様のステップであるS112によって、光学情報通信2のコマンドを送信して製造誤差値を取得する。次に、カメラCPU151は、AFセンサ153からの出力と受信した製造誤差値に基づいてフォーカスレンズ105の駆動量を算出する(S113)。
S111とS112では、2種類の光学情報のうちの一方しか送信していないので従来よりも通信時間は短縮される。
本実施形態によれば、レンズCPU102がフォーカスレンズ105の駆動量の補正が不要と判断した場合に、その旨をカメラCPU151に送信し、設計値と製造誤差値の具体的な内容を送信しない。これにより、AF制御前に膨大なデータ通信を行う必要がなくなり、AF動作を速やかに開始することができ高速な合焦動作を実現することができ、高速な連写撮影等が可能となる。なお、不要なデータ通信を防止して省電力を図るという点からは、本実施形態は連写撮影に限定されるものではない。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、レンズ装置、撮像装置本体、レンズ装置と撮像装置本体からなる撮影システムに適用することができる。
101…交換レンズ(レンズ装置)、102…レンズCPU(レンズ制御手段)、105…フォーカスレンズ、118…位置検出手段、150…カメラ本体(撮像装置本体)、153…AFセンサ(焦点検出手段)、151…カメラCPU(カメラ制御手段)

Claims (15)

  1. レンズ装置と、該レンズ装置が取り外し可能に装着される撮像装置本体と、からなる撮影システムであって、
    前記レンズ装置は、焦点調節のために光軸方向に移動するフォーカスレンズと、前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出手段と、レンズ制御手段と、を有し、
    前記撮像装置本体は、一対の被写体像の像信号の位相差を検出する位相差検出方式の焦点検出手段と、前記焦点検出手段の検出結果に基づいて前記フォーカスレンズの駆動量を算出して、該算出された駆動量を前記レンズ制御手段に送信するカメラ制御手段と、を有し、
    前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記フォーカスレンズの駆動量の補正が必要であるかどうかを判定し、該判定の結果を表す情報を前記カメラ制御手段に送信し、
    前記カメラ制御手段は、前記駆動量の補正が不要であることを表す情報を受信した場合に、前記駆動量を補正するために用いられる情報を前記レンズ制御手段から受信することなく、前記フォーカスレンズの駆動量を算出することを特徴とする撮影システム。
  2. 前記判定の結果を表す前記情報は、前記フォーカスレンズの駆動量を補正するための第1の補正量と第2の補正量が必要であるかどうかの情報を含み、
    前記カメラ制御手段は、前記第1の補正量に関する補正が必要で、前記第2の補正量に関する補正が不要であることを表す情報を受信した場合に、前記レンズ制御手段から前記第1の補正量を取得する通信を行い、前記第2の補正量を取得する通信を行わず、前記第1の補正量に基づいて前記フォーカスレンズの駆動量を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記駆動量を補正するために用いられる前記情報は、前記レンズ装置の種類ごとの設計値であって像高によるずれを補正する補正量であることを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  4. 前記駆動量を補正するために用いられる前記情報は、前記レンズ装置の個体ごとの製造誤差を補正するための製造誤差値であることを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  5. 前記レンズ装置は、前記光軸方向に移動されて焦点距離を変更するズームレンズと、前記焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、を更に有し、
    前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段と前記焦点距離検出手段のそれぞれの検出結果に基づいて前記判定の結果を表す前記情報を生成することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の撮影システム。
  6. 前記レンズ装置は、前記レンズ装置と前記撮像装置の着脱なしに光軸に挿抜されて前記焦点距離を異ならせる内蔵エクステンダーを更に有し、
    前記焦点距離検出手段は、前記内蔵エクステンダーの挿抜の後の前記焦点距離も検出することを特徴とする請求項5に記載の撮影システム。
  7. 前記焦点検出手段は、前記フォーカスレンズを経た光を偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段によって偏向された光を利用して焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の撮影システム。
  8. 前記撮像装置本体は、被写体の光学像を光電変換する撮像素子を更に有し、
    前記焦点検出手段は、前記撮像素子の撮像面に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の撮影システム。
  9. 前記レンズ装置は、光量を調節する絞りと、前記絞りのF値を検出するF値検出手段と、を更に有し、
    前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段と前記F値検出手段のそれぞれの検出結果、または、前記位置検出手段の検出結果と前記カメラ制御手段から送信される撮影時のF値に関する情報に基づいて前記判定の結果を表す前記情報を生成することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の撮影システム。
  10. 前記レンズ装置は、光量を調節する絞りと、前記絞りのF値を検出するF値検出手段と、を更に有し、
    前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段と前記焦点距離検出手段と前記F値検出手段のそれぞれの検出結果、または、前記位置検出手段と前記焦点距離検出手段の検出結果と前記カメラ制御手段から送信される撮影時のF値に関する情報に基づいて前記判定の結果を表す前記情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の撮影システム。
  11. 前記カメラ制御手段は、連写撮影が選択されている場合であって、かつ、前記補正が不要な場合に、前記駆動量を補正するために用いられる前記情報を取得する通信を行わずに、前記フォーカスレンズの駆動量を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  12. 撮像装置本体に取り外し可能に装着されるレンズ装置であって、
    焦点調節のために光軸方向に移動するフォーカスレンズと、前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出手段と、レンズ制御手段と、を有し、
    前記レンズ制御手段は、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記撮像装置本体によって算出される前記フォーカスレンズの駆動量の補正が必要であるかどうかを判定し、該判定の結果を表す情報を前記撮像装置本体に送信し、
    前記補正が不要な場合に、前記フォーカスレンズの前記駆動量を補正するために用いられる情報を前記撮像装置本体に送信せずに、前記フォーカスレンズの前記駆動量を前記撮像装置本体から受信することを特徴とするレンズ装置。
  13. レンズ装置が取り外し可能に装着される撮像装置であって、
    一対の被写体像の像信号の位相差を検出する位相差検出方式の焦点検出手段と、前記焦点検出手段の検出結果に基づいて前記レンズ装置のフォーカスレンズの駆動量を算出して、該算出された駆動量を前記レンズ装置に送信するカメラ制御手段と、を有し、
    前記カメラ制御手段は、前記レンズ装置から前記フォーカスレンズの前記駆動量の補正が必要であるかどうかを表す情報を受信し、前記駆動量の補正が不要であることを表す情報を受信した場合に、前記レンズ装置から前記駆動量を補正するために用いられる情報を受信することなく、前記フォーカスレンズの駆動量を算出することを特徴とする撮像装置。
  14. 焦点調節のために光軸方向に移動するフォーカスレンズと、前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出手段と、を有し、撮像装置本体に取り外し可能に装着されるレンズ装置の制御方法であって、
    前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記撮像装置本体によって算出される前記フォーカスレンズの駆動量の補正が必要であるかどうかを判定し、該判定の結果を表す情報を前記撮像装置本体に送信するステップと、
    前記補正が不要な場合に、前記フォーカスレンズの前記駆動量を補正するために用いられる情報を前記撮像装置本体に送信せずに、前記フォーカスレンズの前記駆動量を前記撮像装置本体から受信するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. 一対の被写体像の像信号の位相差を検出する位相差検出方式の焦点検出手段を有し、レンズ装置が取り外し可能に装着される撮像装置の制御方法であって、
    前記焦点検出手段の検出結果に基づいて前記レンズ装置のフォーカスレンズの駆動量を算出して、該算出された駆動量を前記レンズ装置に送信するステップと、
    前記レンズ装置から前記フォーカスレンズの前記駆動量の補正が必要であるかどうかを表す情報を受信するステップと、
    前記駆動量の補正が不要であることを表す情報を受信した場合に、前記レンズ装置から前記駆動量を補正するために用いられる情報を受信することなく、前記フォーカスレンズの駆動量を算出するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017040732A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 キヤノン株式会社 撮像システム、撮像装置、レンズ装置、撮像システムの制御方法

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