JP2015090248A - 空調システム及びデータセンタ - Google Patents

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祐 中山
Yu Nakayama
祐 中山
幸宏 陽奥
Yukihiro Yooku
幸宏 陽奥
遠藤 康浩
Yasuhiro Endo
康浩 遠藤
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Abstract

【課題】一つの側面として、吹出グリルにおける風速の検出精度を向上させることが目的である。【解決手段】空調システム10は、吹出グリル16と、空調機22と、複数の風速センサ26とを備える。空調機22は、吹出グリル16から風を吹き出させる。複数の風速センサ26は、吹出グリル16の風吹出方向から見て吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。【選択図】図2

Description

本願の開示する技術は、空調システム及びデータセンタに関する。
従来、吹出グリルと、吹出グリルから風を吹き出させる空調機と、吹出グリルの裏側に配置された風速センサとを備えた空調システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−270998号公報 特開平8−247807号公報
このような空調システムでは、吹出グリルにおける風速を精度良く検出できることが要求される。
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、吹出グリルにおける風速の検出精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、吹出グリルと、空調機と、複数の風速センサとを備えた空調システムが提供される。空調機は、吹出グリルから風を吹き出させる。複数の風速センサは、吹出グリルの風吹出方向から見て吹出グリルの縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。
本願の開示する技術によれば、吹出グリルにおける風速の検出精度を向上させることができる。
データセンタの斜視図である。 データセンタの平面図である。 空調機及び風速センサの配置並びに吹出グリルにおける風速分布を示す図である。 第一変形例を示す図である。 第二変形例を示す図である。 第三変形例を示す図である。 第四変形例を示す図である。 対角線からのオフセット量と誤差率との関係を示す図である。 第五変形例を示す図である。 第六変形例を示す図である。 第七変形例を示す図である。 第八変形例を示す図である。 第九変形例を示す図である。 シミュレーション解析に用いられる風速センサの配置パターンを示す図である。 シミュレーション解析に用いられるデータセンタの平面図である。 シミュレーション解析における空調機の風量度合のパターンを示す図である。 シミュレーション解析の結果を示す図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係るデータセンタ1は、空調システム10と、複数の情報処理装置12とを備える。空調システム10は、データセンタ1の床14に設けられた格子状の吹出グリル16を有する。吹出グリル16は、後述する如く風を床の上方に向けて吹出する。この吹出グリル16は、風吹出方向から見て(平面視にて)縦方向を長手方向とし横方向を短手方向とする矩形状に形成される(図2も参照)。
複数の情報処理装置12は、吹出グリル16の短手方向の両側に配置される。片側の複数の情報処理装置12は、吹出グリル16の長手方向に沿って配置されており、同様に、反対側の複数の情報処理装置12は、吹出グリル16の長手方向に沿って配置される。片側の複数の情報処理装置12と、反対側の複数の情報処理装置12とは、吹出グリル16の短手方向に対向する。各情報処理装置12は、ラック18と、複数の電子機器20とを有する。各情報処理装置12において、複数の電子機器20は、ラック18に搭載されており、ラック18の高さ方向に並べられる。
空調システム10は、上述の吹出グリル16に加え、一対の空調機22を有する。一対の空調機22は、吹出グリル16の縦方向の両側にそれぞれ配置される。中心線24は、吹出グリル16の長手方向に延びると共に吹出グリル16における横方向の中央部を通る線である。一対の空調機22は、中心線24に対して一の側(横方向一方側)にずれて配置されており、吹出グリル16の長手方向に対向する(図2も参照)。この一対の空調機22が作動すると、この一対の空調機22から送り出された風が床14の裏側を通じて吹出グリル16の裏側に供給され、吹出グリル16の裏側から表側(床14の上方)に風W1が吹き出される。
また、上述の各電子機器20には、送風機が搭載されており、この送風機が作動すると、吹出グリル16から吹き出された風W1が各情報処理装置12の吹出グリル16側から風W2として各情報処理装置12に供給される。この各情報処理装置12に供給された風W2は、各情報処理装置12における複数の電子機器20の各々の内部を通過した後、各情報処理装置12の吹出グリル16と反対側から風W3として排出される。そして、このようにして吹出グリル16から吹き出された風が各電子機器20の内部を通過することにより各電子機器20が冷却される。
図2に示されるように、空調システム10は、複数の風速センサ26を有する。この複数の風速センサ26の個数は、一例として、5個である。この複数の風速センサ26は、吹出グリル16の風吹出方向から見て吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。つまり、より具体的には、吹出グリル16における一対の対角線30,32を仮想的に設定した場合に、上述の複数の風速センサ26は、一対の対角線30,32のうち一方の対角線30上に配置される。この複数の風速センサ26は、一方の対角線30における一端側から他端側に亘って略等間隔で配置される。
なお、複数の風速センサ26が一方の対角線30上に配置されることは、複数の風速センサ26が一方の対角線30に沿って配置されることに含まれる。また、複数の風速センサ26が一方の対角線30上に配置されることは、複数の風速センサ26が吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されることに含まれる。
一対の空調機22は、上述の通り、吹出グリル16の縦方向の両側にそれぞれ配置されると共に、吹出グリル16における横方向の中央部を通る中心線24に対してずれて配置される。また、図3に示されるように、一対の空調機22の各々からは、吹出グリル16の中央部に向けて同じ風量で風Wが送り出される。従って、吹出グリル16では、縦方向及び横方向に風速が変化して分布する。つまり、より具体的には、この吹出グリル16では、縦方向の両端側から中央側に向かうに従って風速が減少すると共に、横方向の一の側(一対の空調機22が配置された側)から他の側に向かうに従って風速が減少する。図3では風速が減少するに従ってグラデーションが薄くなるように示されている。
このように、吹出グリル16は、それぞれ風速が変化して分布する一対の対称分布領域34,36を有する。この一対の対称分布領域34,36は、吹出グリル16の縦方向の中央部を基準にして吹出グリル16の縦方向に線対称である。
また、空調システム10は、制御ユニット38を備える。この制御ユニット38には、複数の風速センサ26からの出力信号に基づいて一対の空調機22の風量を調節するプログラム等が記憶される。そして、この制御ユニット38は、上記プログラムを実行して複数の風速センサ26からの出力信号に基づいて一対の空調機22の風量を調節する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態によれば、複数の風速センサ26は、吹出グリル16における一対の対角線30,32のうち一方の対角線30上に配置される。そして、これにより、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。従って、例えば、一対の空調機22が中心線24に対してずれて配置されることにより吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
つまり、例えば、複数の風速センサ26が吹出グリル16の中心線24上に配置されていた場合には、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向にも変化することに追従できず、吹出グリル16における風速の検出精度が低下する。
これに対して、本実施形態によれば、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。従って、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、この横方向への風速分布の変化に追従して風速を検出することができる。これにより、複数の風速センサ26が吹出グリル16の中心線24上に配置されていた場合に比して、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
しかも、本実施形態によれば、一対の対角線30,32の交点上に配置された風速センサ26を除く残りの複数の風速センサ26が、吹出グリル16の縦方向に対称な位置Pにおける風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
なお、以下に説明する複数の変形例において、各変形例で説明された以外の構成については、上記実施形態における構成と同様である。
[第一変形例]
図4に示される第一変形例において、複数の風速センサ26は、一対の対角線30,32の各々における長さ方向の中央部を含む片側に配置される。そして、これにより、複数の風速センサ26は、V字状に配置される。
この第一変形例によれば、複数の風速センサ26は、吹出グリル16における一対の対角線30,32上に配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
また、一対の対角線30,32の交点上に配置された風速センサ26を除く残りの複数の風速センサ26が、吹出グリル16の縦方向に対称な位置Pにおける風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、複数の風速センサ26のうちいずれかの風速センサ26は、一対の対角線30,32の各々における長さ方向の中央部(交点)上に配置されなくても良い。
[第二変形例]
図5に示される第二変形例において、複数の風速センサ26は、一方の対角線30に加えて他方の対角線32上にも配置される。また、複数の風速センサ26は、一対の対角線30,32の各々における一端側から他端側に亘って略等間隔で配置される。
この第二変形例によっても、複数の風速センサ26は、吹出グリル16における一対の対角線30,32上に配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、図4,図5に示されるように複数の風速センサ26が吹出グリル16の一対の対角線30,32上に配置されることは、複数の風速センサ26が吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されることに含まれる。
[第三変形例]
図6に示される第三変形例では、複数の風速センサ26の数が6個に増加されている。また、複数の風速センサ26のうちの半分は、一方の対称分布領域34に配置され、複数の風速センサ26のうちの残りの半分は、他方の対称分布領域36に配置される。この複数の風速センサ26は、一方の対角線30上から外れた位置に配置された幾つかの風速センサ26を含むが、全体としては一方の対角線30に沿って配置される。この複数の風速センサ26は、一方の対角線30における一端側から他端側に亘って略等間隔で配置される。
この第三変形例によれば、複数の風速センサ26は、一方の対角線30に沿って配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、図6に示される第三変形例のように複数の風速センサ26が対角線30に沿って配置されることは、複数の風速センサ26が吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されるに含まれる。
[第四変形例]
図7に示される第四変形例において、複数の風速センサ26は、一方の対角線30に対して吹出グリル16の縦方向及び横方向にオフセットされる。そして、この複数の風速センサ26は、一方の対角線30に対して一定の範囲内に配置される。上述の一定の範囲は、一例として、一方の対角線30に対して吹出グリル16の縦方向及び横方向の各全長の14%の範囲である。
この第四変形例のように、複数の風速センサ26が一方の対角線30に対して吹出グリル16の縦方向及び横方向にオフセットされても、一方の対角線30に沿って配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる
ここで、図8には、対角線からのオフセット量と誤差率との関係が示されている。縦軸は、風速の誤差率[%]を示し、横軸は、対角線に対する吹出グリルの縦方向及び横方向へのオフセット量を示している。横軸のオフセット量は、吹出グリルの縦方向及び横方向の各全長に対する長さの割合である。また、基準値(約14%)は、図7に示される複数の風速センサ26が中心線24上に配置された場合の風速の誤差率である。図8に示される基準値は、複数の風速センサの配置が異なる以外の条件(例えば風速センサの個数など)を図7に示される第四変形例と同じにして算出されたものである。
風速の誤差率e[%]は、以下の式(1)、(2)で示されるように、吹出グリル全体の平均風速Vavgを真値(理論値)とし、複数の風速センサの平均風速Vを測定値として算出される。複数の風速センサの平均風速Vは、複数の風速センサの合計風速Vtを複数の風速センサの数nで除した値である。
e={(V−Vavg)/Vavg}×100・・・式(1)
V=Vt/n・・・式(2)
図8より、対角線からのオフセット量が15%以上になると、風速の誤差率が基準値を超える。従って、対角線からのオフセット量が14%以下であれば、複数の風速センサが吹出グリルの中心線上に配置された場合に比して、風速の誤差率を少なくすることができる。つまり、対角線からのオフセット量が14%以下であれば、複数の風速センサが吹出グリルの中心線上に配置された場合に比して、風速の検出精度を向上させることができる。
この図7に示される第四変形例において、好ましくは、複数の風速センサ26の全てが上述の一定の範囲内に配置されるが、複数の風速センサ26の少なくとも一つが上述の一定の範囲内に配置されていれば良い。
また、風速センサ26は、対角線30に対して吹出グリル16の縦方向及び横方向にオフセットされても良く、また、対角線30に対して吹出グリル16の縦方向及び横方向の一方にオフセットされても良い。
なお、図7に示される第四変形例のように複数の風速センサ26が対角線30に対して一定の範囲内に配置されることは、複数の風速センサ26が対角線30に沿って配置されることに含まれる。また、複数の風速センサ26が対角線30に対して一定の範囲内に配置されることは、複数の風速センサ26が吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されることに含まれる。
また、図6に示される第三変形例は、図7に示される第四変形例のように、複数の風速センサ26が対角線30に対して一定の範囲内に配置される例として含められても良い。
[第五変形例]
図9に示される第五変形例において、空調機22の個数は、一つである。この空調機22は、吹出グリル16の縦方向における一方側(吹出グリル16における複数の角隅部のうち一の角隅部)に配置される。また、この空調機22は、吹出グリル16における一の角隅部に配置されることにより、吹出グリル16における横方向の中央部を通る中心線24に対してずれて配置される。この第五変形例の吹出グリル16では、空調機22から遠ざかるに従って風速が減少する。図9では風速が減少するに従ってグラデーションが薄くなるように示されている。なお、この第五変形例において、複数の風速センサ26は、上記実施形態と同様に、一方の対角線30上に配置される。
この第五変形例のように、一つの空調機22が中心線24に対してずれて配置されていても、吹出グリル16の風速分布は、縦方向及び横方向に変化する。しかしながら、この第五変形例において、複数の風速センサ26は、一方の対角線30上に配置される。従って、吹出グリル16の風速分布が縦方向及び横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
[第六変形例]
図10に示される第六変形例では、空調機22の数が4個に増加されている。この4個の空調機22は、矩形状に形成された吹出グリル16における各角隅部に配置される。また、この4個の空調機22は、吹出グリル16の各角隅部に配置されることにより、吹出グリル16における横方向の中央部を通る中心線24に対してずれて配置される。この第六変形例の吹出グリル16では、縦方向の両端側から中央側に向かうに従って風速が増加すると共に、横方向の両端側から中央側に向かうに従って風速が増加する。図10では風速が増加するに従ってグラデーションが濃くなるように示されている。なお、この第六変形例において、複数の風速センサ26は、上記実施形態と同様に、一方の対角線30上に配置される。
この第六変形例のように、複数の空調機22が吹出グリル16の各角隅部に配置されると、吹出グリル16の風速分布は、縦方向及び横方向に変化する。しかしながら、この第六変形例において、複数の風速センサ26は、一方の対角線30上に配置される。従って、吹出グリル16の風速分布が縦方向及び横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
また、一対の対角線30,32の交点上に配置された風速センサ26を除く残りの複数の風速センサ26が、吹出グリル16の縦方向又は横方向に対称な位置Pにおける風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
[第七変形例]
図11に示される第七変形例において、矩形状の吹出グリル16は、四つの矩形状の対称分布領域50〜56を有する。この四つの対象分布領域のうち一対の対称分布領域50,56は、それぞれ風速が変化して分布し且つ吹出グリル16の縦方向の中央部を基準にして吹出グリル16の縦方向に線対称である。同様に、この四つの対象分布領域のうち一対の対称分布領域52,54は、それぞれ風速が変化して分布し且つ吹出グリル16の縦方向の中央部を基準にして吹出グリル16の縦方向に線対称である。
また、複数の風速センサ26は、四つの対称分布領域50〜56のうち片側の二つの対称分布領域50,52に配置される。一方の対称分布領域50における複数の風速センサ26は、この一方の対称分布領域50における一対の対角線60,62のうちの一方の対角線60上に配置される。同様に、他方の対称分布領域52における複数の風速センサ26は、この他方の対称分布領域52における一対の対角線64,66のうちの一方の対角線64上に配置される。
この第七変形例によっても、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
また、対称分布領域50に配置された複数の風速センサ26は、この対称分布領域50と対称の対称分布領域56における風速検出を補完する。同様に、対称分布領域52に配置された複数の風速センサ26は、この対称分布領域52と対称の対称分布領域54における風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、第七変形例において、一方の対称分布領域50における複数の風速センサ26は、一方の対角線60上に加えて他方の対角線62上に配置されても良い。同様に、他方の対称分布領域52における複数の風速センサ26は、一方の対角線64上に加えて他方の対角線66上に配置されても良い。
また、第七変形例において、吹出グリル16は、上記以外の数の対称分布領域に分割されても良い。また、複数の風速センサ26は、上記以外の数の対称分布領域のうち一の対称分布領域における一対の対角線のうちの少なくとも一方に沿って配置されても良い。
[第八変形例]
図12に示される第八変形例において、複数の風速センサ26は、一対の対称分布領域34,36に配置される。一方の対称分布領域34における複数の風速センサ26は、この一方の対称分布領域34における一対の対角線60,62のうちの一方の対角線60上に配置される。同様に、他方の対称分布領域36における複数の風速センサ26は、この他方の対称分布領域36における一対の対角線64,66のうちの一方の対角線64上に配置される。
この第八変形例によっても、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
また、対称分布領域34に配置された複数の風速センサ26は、この対称分布領域34と対称の対称分布領域36(複数の風速センサ26に対する対称位置P1)における風速検出を補完する。同様に、対称分布領域36に配置された複数の風速センサ26は、この対称分布領域36と対称の対称分布領域34(複数の風速センサ26に対する対称位置P2)における風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、第八変形例において、一方の対称分布領域34における複数の風速センサ26は、一方の対角線60上に加えて他方の対角線62上に配置されても良い。同様に、他方の対称分布領域36における複数の風速センサ26は、一方の対角線64上に加えて他方の対角線66上に配置されても良い。
[第九変形例]
図13に示される第九変形例において、複数の風速センサ26は、一対の対称分布領域34,36のうち一方の対称分布領域34に配置される。また、この複数の風速センサ26は、この一方の対称分布領域34における一対の対角線60,62のうちの一方の対角線60上に配置される。
この第九変形例によっても、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置される。従って、上記実施形態と同様に、吹出グリル16の風速分布が縦方向に加えて横方向に変化しても、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
また、対称分布領域34に配置された複数の風速センサ26は、この対称分布領域34と対称の対称分布領域36(複数の風速センサ26に対する対称位置P)における風速検出を補完する。これにより、複数の風速センサ26の個数の増加を抑えつつ、吹出グリル16における風速の検出精度を向上させることができる。
なお、第九変形例において、複数の風速センサ26は、対称分布領域34における一方の対角線60上に加えて他方の対角線62上に配置されても良い。
[その他の変形例]
図2,図3に示される実施形態において、複数の風速センサ26は、一対の対角線30,32のうち一方の対角線30上に配置されるが、他方の対角線32上に配置されても良い。
また、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の風吹出方向から見て吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されていれば、一対の対角線30,32に沿って配置されていなくても良い。
また、吹出グリル16は、矩形状以外の形状(例えば、円形、楕円形、三角形など)でも良い。また、吹出グリル16が矩形状以外の形状である場合に、複数の風速センサ26は、吹出グリル16の縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置されても良い。吹出グリル16が矩形状以外の形状である場合、吹出グリル16の縦方向は、例えば、一対の空調機22が対向する方向とされても良い。
また、一対の空調機22は、吹出グリル16の横方向の両側に配置されて、この吹出グリル16の横方向に対向しても良い。そして、一対の対称分布領域34,36は、吹出グリル16の横方向の中央部を基準にして吹出グリル16の横方向に線対称でも良い。
また、一対の空調機22は、吹出グリル16の中心線24上に配置されても良い。
また、一対の空調機22の風量は、異なっていても良い。そして、一対の空調機22の風量が異なることにより、吹出グリル16の風速分布が縦方向及び横方向に変化しても良い。
また、空調システム10は、データセンタ以外に適用されても良い。
また、上述の複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされても良い。
[シミュレーション解析]
図14〜図17には、シミュレーション解析について示されている。図14に示されるパターンA,B及びパターンE〜Gは、本実施形態に対する比較例であり、パターンC,Dには、本実施形態が適用される。
パターンAは、吹出グリル16の中心線24上に5個の風速センサ26を有し、パターンBは、吹出グリル16の中心線24上に6個の風速センサ26を有する。また、パターンCは、吹出グリル16における一方の対角線30上に5個の風速センサ26を有し、パターンDは、吹出グリル16における一方の対角線30上に6個の風速センサ26を有する。パターンEは、吹出グリル16の縦方向及び横方向の中心線24上にクロス状に配置された5個の風速センサ26を有する。また、パターンFは、吹出グリル16の縦方向及び横方向に2列3行で並ぶ6個の風速センサ26を有し、パターンGは、吹出グリル16の縦方向及び横方向に3列2行で並ぶ6個の風速センサ26を有する。
このシミュレーション解析では、図15に示されるように、吹出グリル16が横方向に3個並べられ、6個の空調機22A〜22Cが3個の吹出グリル16の縦方向の両側に配置される。この6個の空調機22A〜22Cは、図16の試験NO.1〜NO.5に示されるように、それぞれ風量度合が「0」、「小」、「中」、「大」に設定される。
このシミュレーション解析では、先ず、試験NO.1〜NO.5に示されるように風量度合がそれぞれ設定された場合について複数の吹出グリル16全体の平均風速(理論値)が算出される。次に、複数の吹出グリル16がそれぞれパターンA〜Gの各々とされた場合について、試験NO.1〜NO.5に示されるように風量度合が設定され、この場合について複数の風速センサ26の平均風速が算出される。
図17には、シミュレーション解析の結果が示されている。縦軸は、風速の誤差率を示している。風速の誤差率は、上述の第四変形例で示された式(1)で算出される。
図17に示されるように、本実施形態が適用されたパターンC,Dは、本実施形態に対する比較例であるパターンA,B及びパターンE〜Gに比して風速の誤差率が低い(検出精度が高い)。従って、本実施形態によれば、比較例に比して吹出グリルにおける風速の検出精度を向上させることができる。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一態様に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
吹出グリルと、
前記吹出グリルから風を吹き出させる空調機と、
前記吹出グリルの風吹出方向から見て前記吹出グリルの縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置された複数の風速センサと、
を備えた空調システム。
(付記2)
前記吹出グリルは、風吹出方向から見て矩形状に形成され、
前記複数の風速センサは、前記吹出グリルにおける一対の対角線のうちの少なくとも一方の対角線に沿って配置される、
付記1に記載の空調システム。
(付記3)
前記複数の風速センサは、前記吹出グリルにおける一対の対角線のうちの一方の対角線に沿って配置される、
付記2に記載の空調システム。
(付記4)
前記複数の風速センサは、前記一方の対角線における一端側から他端側に亘って配置される、
付記3に記載の空調システム。
(付記5)
前記吹出グリルは、それぞれ風速が変化して分布し且つ前記吹出グリルの縦方向又は横方向に線対称である一対の対称分布領域を有する、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載の空調システム。
(付記6)
前記複数の風速センサは、前記一対の対角線の各々における長さ方向の中央部を含む片側に配置される、
付記2に記載の空調システム。
(付記7)
前記複数の風速センサは、前記一対の対角線の各々における一端側から他端側に亘って配置される、
付記2に記載の空調システム。
(付記8)
前記複数の風速センサの少なくとも一つは、前記対角線に対して一定の範囲内に配置される、
付記2〜付記7のいずれか一項に記載の空調システム。
(付記9)
前記一定の範囲は、前記対角線に対して前記吹出グリルの縦方向及び横方向の各全長の14%の範囲である、
付記8に記載の空調システム。
(付記10)
前記吹出グリルは、それぞれ風速が変化して分布し且つ互いに線対称である一対の矩形状の対称分布領域を有し、
前記複数の風速センサは、前記一対の対称分布領域のうちの一方における一対の対角線のうちの少なくとも一方の対角線に沿って配置される、
付記1に記載の空調システム。
(付記11)
前記空調機は、前記吹出グリルの縦方向及び横方向のうちの一方の方向における前記吹出グリルの両側にそれぞれ配置される、
付記1〜付記10のいずれか一項に記載の空調システム。
(付記12)
前記空調機は、前記吹出グリルの縦方向の両側にそれぞれ配置される、
付記11に記載の空調システム。
(付記13)
前記空調機は、前記吹出グリルにおける縦方向及び横方向のうちの他方の方向の中央部を通る中心線に対してずれて配置される、
付記11又は付記12に記載の空調システム。
(付記14)
前記吹出グリルは、風吹出方向から見て縦方向を長手方向とし横方向を短手方向とする矩形状に形成される、
付記11〜付記13のいずれか一項に記載の空調システム。
(付記15)
吹出グリルと、
前記吹出グリルから風を吹き出させる空調機と、
前記吹出グリルの風吹出方向から見て前記吹出グリルの縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置された複数の風速センサと、
前記吹出グリルから吹き出される風が供給される情報処理装置と、
を備えたデータセンタ。
(付記16)
前記吹出グリル、前記空調機、及び、前記複数の風速センサは、空調システムを形成し、
前記空調システムは、付記1〜付記14のいずれか一項に記載の空調システムである、
付記15に記載のデータセンタ。
1 データセンタ
10 空調システム
12 情報処理装置
16 吹出グリル
22 空調機
26 風速センサ
30,32 対角線

Claims (7)

  1. 吹出グリルと、
    前記吹出グリルから風を吹き出させる空調機と、
    前記吹出グリルの風吹出方向から見て前記吹出グリルの縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置された複数の風速センサと、
    を備えた空調システム。
  2. 前記吹出グリルは、風吹出方向から見て矩形状に形成され、
    前記複数の風速センサは、前記吹出グリルにおける一対の対角線のうちの少なくとも一方の対角線に沿って配置される、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記複数の風速センサは、前記吹出グリルにおける一対の対角線のうちの一方の対角線に沿って配置される、
    請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記複数の風速センサは、前記一方の対角線における一端側から他端側に亘って配置される、
    請求項3に記載の空調システム。
  5. 前記複数の風速センサは、前記一対の対角線の各々における長さ方向の中央部を含む片側に配置される、
    請求項2に記載の空調システム。
  6. 前記複数の風速センサの少なくとも一つは、前記対角線に対して前記吹出グリルの縦方向及び横方向の各全長の14%の範囲内に配置される、
    請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の空調システム。
  7. 吹出グリルと、
    前記吹出グリルから風を吹き出させる空調機と、
    前記吹出グリルの風吹出方向から見て前記吹出グリルの縦方向及び横方向に対してそれぞれ傾斜する方向に沿って配置された複数の風速センサと、
    前記床グリルから吹き出される風が供給される情報処理装置と、
    を備えたデータセンタ。
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