JP6664966B2 - 目隠しパネル - Google Patents

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Description

本発明は、目隠しパネルに関し、特に整流板に作用する力をより均一にすることが可能な目隠しパネルに関する。
従来、マンション等の集合住宅のバルコニーの手摺下部や、バルコニーにおける住戸との境界には、バルコニーの内外を区画する隔て板が設置されている。例えば、特許文献1に示すように一般的な隔て板としては、枠体と、当該枠体内に固定される薄肉な目隠しパネルとから構成されており、目隠しパネルによって視界を遮ることにより、住戸からバルコニーの内部が視認されることが防止される。
特開2007−224607号公報
本発明者は、図6(a),(b)に示すように、頂部Pと、頂部Pから一方側に傾斜する整流部103と、頂部Pから他方側に傾斜する整流部104とを備えた整流板102が上下方向に沿って複数配列された目隠しパネル100の開発を行った。当該目隠しパネル100は、頂部Pの位置が、整流部103;104の下端部103A;104Aを結ぶ仮想水平線L2の位置以上に設定されるので、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側が視認されることを防止できる。また、当該目隠しパネル100は、目隠しパネル100の奥行方向の一方側から吹いた風Wが整流板102と整流板102との間を奥行方向の他方側に向かって吹き抜けるので、各整流板102の表裏面に作用する力が相殺され、目隠しパネル100に対して過大な風力が作用することを防止でき、目隠しパネル100が破損することがない。
しかしながら、上記目隠しパネル100にあっては、上方傾斜の整流部103に沿って流れる風Wが、頂部Pを起点として、下方傾斜の整流部104に沿って滑らかに流れることが理想的であるが、詳細な解析の結果、頂部Pの角度や風速等の条件によっては、頂部P付近で風Wの流れる方向が急激に変化して気流に乱れが生じ、各整流板102の頂部Pを中心とする一定の範囲の表裏面に圧力差が生じて、上向きの力(引き抜き力)が作用し易いことが明らかとなった。
本発明は、上記内在する課題を解決するため、整流板に対して作用する力をより均一にすることにより、破損する可能性がより一層低い目隠しパネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための目隠しパネルとして、風の通過方向を奥行方向としたときに、当該奥行方向の一方から他方に延長する複数の整流板の間に形成される複数の通風路を有する目隠しパネルであって、各整流板は、奥行方向の一方から奥行方向の他方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第1整流部と、奥行方向の他方から奥行方向の一方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第2整流部と、第1整流部及び第2整流部同士が交わる頂部と、頂部を基準として、奥行方向の一方及び他方、又はいずれか一方に延長し、複数の整流板の間に形成された通風路同士を連通させる連通部とを備え、複数の整流板は、奥行方向と直交する面に沿う方向に一定の間隔を有して配列され、各整流板の頂部が、当該頂部側の整流板における第1整流部及び第2整流部の延長端を結ぶ仮想線上、又は当該仮想線よりも頂部側に位置する整流板側に設定された構成とした。
本構成によれば、複数の整流板が奥行方向と直交する面に沿う方向に一定の間隔を有して配列され、各整流板の頂部が、当該頂部側の整流板における第1整流部及び第2整流部の延長端を結ぶ仮想線上、又は当該仮想線よりも頂部側に位置する整流板側に設定されていることから、奥行方向の一方又は他方から他方又は一方の視界を遮ることができる。また、各整流板が奥行方向の一方から奥行方向の他方に所定角度を有して延長する第1整流部と、奥行方向の他方から奥行方向の一方に所定角度を有して延長する第2整流部と、第1整流部及び第2整流部の延長線同士が交わる頂部と、頂部を基準として、奥行方向の一方及び他方、又はいずれか一方に延長し、複数の整流板の間に形成された通風路同士を連通させる連通部とを備えており、通風路を通過する風によって連通部に逆向きの力が作用し、各整流板の表裏面に圧力差が生じなくなるため、破損する可能性がより一層低い目隠しパネルとすることができる。
また、複数の整流板の間に形成される通風路の流路間隔を奥行方向に沿って一定としてもよい。また、第1整流部と第2整流部とが頂部を通る仮想線を基準とする線対称に形成されてもよい。また、連通部は、網目構造としてもよい。
また、頂部を湾曲形状としてもよい。
また、風の通過方向を奥行方向としたときに、当該奥行方向の一方から他方に延長する複数の整流板の間に形成される複数の通風路を有する目隠しパネルであって、各整流板は、奥行方向の一方から奥行方向の他方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第1整流部と、奥行方向の他方から奥行方向の一方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第2整流部と、第1整流部及び第2整流部同士が交わる湾曲形状の頂部とを備え、複数の整流板は、奥行方向と直交する面に沿う方向に一定の間隔を有して配列され、各整流板の頂部が、当該頂部側の整流板における第1整流部及び第2整流部の延長端を結ぶ仮想線上、又は当該仮想線よりも頂部側に位置する整流板側に設定された構成とした。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
隔て板を示す全体正面図である。 目隠しパネルの斜視図及び要部断面図である。 目隠しパネルの要部断面図である。 連通部の変形例を示す斜視図である。 他の実施形態に係る目隠しパネルの要部断面図である。 目隠しパネルの斜視図及び要部断面図である。 比較例としての目隠しパネルを示す要部断面図である。 整流板に作用する力の相対値を算出した結果である。 目隠しパネルの試験方法を示す概略斜視図である。 整流板に作用する力の相対値を算出した結果である。 他の実施形態に係る目隠しパネルを示す要部断面図である。 整流板に作用する力の相対値を算出した結果である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、隔て板10の設置状態を示す正面図である。同図に示すように、隔て板10は、例えばマンションやビル等の建造物1のベランダやバルコニーにおける住戸間の境界部分に設けられる。隔て板10は、建造物1の住戸側壁面3と屋外側壁面(手摺)5との間に設置される。隔て板10は、住戸側壁面3や床スラブ7に対して固定手段11等を介して設置されており、住戸のベランダやバルコニーを区画する。隔て板10は、例えば正面視縦長矩形状であって、枠体20と、当該枠体20内に収容される目隠しパネル30とを主たる構成として備える。なお、以下の説明において「幅方向」とは、隔て板10を正面視した時の住戸側,屋外側に渡る方向を示し、「奥行方向」とは、上記幅方向と直交する上下方向以外の方向であり、「厚さ方向」と同義である。また、「上下方向」とは、上記幅方向及び奥行方向と直交する方向である。また、枠体20内に目隠しパネル30を収容した状態において、風は目隠しパネル30を奥行方向に通過する。
枠体20は、例えば金属や硬質性の樹脂等からなるフレームにより、正面視矩形状に組み付けられる。枠体20は、上下方向に延在し、住戸側壁面3と平行に設けられる一対の縦フレーム21A;21Bと、幅方向に延在し、一対の縦フレーム21A;21Bの両端部に架設される一対の横フレーム23A;23Bと、一対の縦フレーム21A;21Bの中間部において、横フレーム23A;23Bと同一方向に延在する中間フレーム25とを備える。縦フレーム21A;21Bは、例えば横断面略コ字状の中空体であって、コ字状の開口同士が幅方向に対向するように設けられる。また、横フレーム23A;23Bも同様に縦断面略コ字状の中空体であって、コ字状の開放同士が上下方向に対向するように設けられる。中間フレーム25は、縦断面略H字状に形成され、上下の開口が横フレーム23A;23Bの開口と向き合うように設けられる。このような各フレームが図外の固定手段により組立てられることにより、枠体20には後述の目隠しパネル30を収容可能な上下段の開口部27が開設される。なお、開口部27の数はこれに限られるものではない。
以下、目隠しパネル30の構造について説明する。図2(a)は、開口部27内に収容される目隠しパネル30の全体斜視図であり、図2(b)は、目隠しパネル30の要部断面図である。なお、以下の説明においては、目隠しパネル30を上段の開口部27に収容する場合を例とする。目隠しパネル30は、例えばケイ酸カルシウムや硬質樹脂、軟質金属等を素材として、3Dプリンタを用いて一体的に作製される。
目隠しパネル30は、幅方向に対向する一対の支持部31A;31Bと、当該支持部31A;31B間に渡って延長し、支持部31A;31Bの上下方向に沿って配列される複数の整流板40とを備える。図1にも示す通り、支持部31A;31Bは、上段の開口部27を形成する縦フレーム21A;21Bと対応する部分であり、断面コ字状に形成された縦フレーム21A;21Bの開口部内に挿入された状態で収容される。
図2(b)に示すように複数の整流板40は、奥行方向と直交する支持部31A;31Bの上下方向に沿って一定の間隔を有して配列されている。整流板40の奥行方向の寸法(奥行寸法(厚さ寸法)S)は、例えば5mm〜20mm程度に設定され、その肉厚は、火事や地震等の非常時において人力により容易に破壊可能な例えば0.5mm〜5.0mm程度に設定される。なお、本明細書においては、複数の整流板40の配列方向を奥行方向と直交する上下方向として説明しているが、配列方向はこれに限られるものではなく、例えば複数の整流板40の配列方向を幅方向と対応させることや、斜め方向としてもよい。
図2(b)に示すように、各整流板40は、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側に向けて上方に傾斜して延長する第1整流部41と、奥行方向の他方側から奥行方向の一方側に向けて上方に傾斜して延長する第2整流部43と、第1整流部41及び第2整流部43の延長線同士が交わる頂部Pと、頂部Pを基準として奥行方向の一方側及び他方側に向けて下方に傾斜して僅かに延長する連通部50とを備える。第1整流部41及び連通部50の一方側と、第2整流部43及び連通部50の他方側とは、頂部Pを基準とした場合に、互いに逆方向に延長するとともに、同一方向(下方向)に傾斜する。つまり、第1整流部41及び第2整流部43は、仮想中心線L1を基準として線対称とされる。
連通部50は、上述したように各整流板40の奥行方向の中間に位置し、第1整流部41及び第2整流部43と一体に形成される。連通部50は、風が通り抜け可能な数十マイクロメートル〜数ミリメートル程度の孔が開設された網目(メッシュ)構造であり、複数の整流板の間に形成された後述の通風路R内同士を連通させる。連通部50の奥行寸法S1は、例えば整流板40の奥行寸法Sの10%〜40%の範囲で任意に選択可能であり、好ましくは20%〜30%の範囲に設定される。具体的には、整流板40の奥行寸法Sが10mmに設定された場合、連通部50の奥行寸法S1は、1mm〜4mmの範囲で任意に選択可能であり、好ましくは2mm〜3mmの範囲に設定される。
図4は、連通部50の変形例を示す斜視図である。図2に示した連通部50は、網目構造であったが、連通部50を図4のような構造としても同様の効果を奏することができる。
図4(a)に示すように、第1整流部41及び第2整流部43には、頂部Pよりも下方側に位置し、整流板40の幅方向に沿って複数(本変形例では4個)の連通部50Aが形成される。各連通部50Aは、幅方向に沿って所定の間隔離間して設けられており、第1整流部41及び第2整流部43を上下方向に貫通する矩形状の開口である。そして、このような連通部50Aにおいても、上記網目構造の連通部50と同様に、複数の整流板40の間に形成された後述の通風路R内同士を連通させる。
図4(b)に示すように、第1整流部41及び第2整流部43には、頂部Pよりも下方側に位置し、整流板40の幅方向に沿って複数(本変形例では45個)の連通部50Bが形成される。各連通部50Bは、幅方向に沿って等間隔に設けられ、第1整流部41及び第2整流部43を上下方向に貫通する円形状の開口である。
以上、図2,図4を用いて代表的な連通部50,50A,50Bの形状を示したが、連通部は上記形状に限定されるものでなく、後述の風Wの流れを極端に変化させることなく、通風路R内同士を連通させる形状であれば、いかなる形状であっても良い。
図2(b)に戻り、第1整流部41の下端部41Aと、第2整流部43の下端部43Aとを結ぶ仮想水平線L2に対する第1整流部41の傾斜角θ1、及び第2整流部43の傾斜角θ2は、例えば5°〜40°の範囲で任意に選択可能であり、本実施形態では傾斜角θ1;θ2が同一角に設定されている。
上記構成からなる整流板40が、支持部31A;31Bの上下方向に沿って複数配列されると、上下に隣り合う整流板40の連通部50同士、第1整流部41同士、及び第2整流部43同士は平行となり、上下に隣り合う整流板40;40間には、奥行方向に渡って流路間隔(流路径)Qが一定な通風路Rが形成される。そして、図2(b)に示すように、例えば奥行方向の一方側から他方側に向けて吹き付ける風は、複数の整流板40;40によって形成される複数の通風路Rを経由して他方側に吹き抜けることとなる。
次に、上下に隣り合う整流板40;40同士の間隔について詳説する。図3(a)に示すように、上下に隣り合う整流板40;40の間隔は、少なくとも下方に位置する整流板40の頂部Pの位置(上下位置)が、上方に位置する整流板40の第1整流部41及び第2整流部43の延長端としての下端部41A;43Aを結ぶ仮想水平線L2の位置以上となるように設定される。ここで、頂部Pは、奥行寸法S内に位置し、1の整流板40において最も上方に位置する点である。そして、下方に位置する整流板40の頂部Pの位置を上方に位置する整流板40に対して上記のように設定することにより、例えば奥行方向の一方側から奥行方向の他方側をあらゆる角度から視認しても、視線X1の先に必ず頂部P、或いは、第1整流部41又は第2整流部43が存在することとなるため、視線を遮る目隠しパネル30としての機能を奏することができる。
なお、上述したように連通部50は、網目(メッシュ)構造や複数の開口であることから、網目の間隔や開口の度合によって奥行方向の一方側から他方側が視認される可能性がある。この場合、連通部50の一方側の端部51又は他方側の端部52の位置を頂部P(上方)側の整流板40の下端部41A;43Aを結ぶ仮想水平線L2の位置以上となるように設定すればよい。
図3(b),(c)は、目隠しパネル30の複数の整流板40によって形成される複数の通風路Rを通過する風Wと、当該風Wの通過に伴って連通部50に作用する力の一例を模式的に示す断面図である。なお、以下説明の便宜上、同図において最も上方に位置する整流板40を整流板40Aとし、当該整流板40Aよりも下方に位置する整流板40を順に整流板40B;40Cとする。また、同図において上方に位置する通風路Rを通風路R1とし、当該通風路R1の下方に位置する通風路Rを通風路R2とする。
各図に示すように、目隠しパネル30の全域に奥行方向の一方側から他方側に向かう風Wが吹いた場合、当該風Wは、整流板40A;40Bとの間に形成された通風路R1及び、整流板40B;40Cとの間に形成された通風路R2内を同時に通過する。そしてこのとき、通風路R1の連通部50に着目すると、通風路R1を形成する整流板40Aの連通部50の表面には、風Wの通過により、図3(b)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の内側に向かう上向きの力F5や、図3(c)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の外側に向かう下向きの力F6が作用する。一方で、通風路R1を形成する整流板40Bの連通部50の表面には、風Wの通過により、図3(b)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の内側に向かう下向きの力F6や、図3(c)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の外側に向かう上向きの力F5が作用する。
次に、通風路R2の連通部50に着目すると、通風路R2を形成する整流板40Bの連通部50の表面には、風Wの通過により、図3(b)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の内側に向かう上向きの力F5や、図3(c)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の外側に向かう下向きの力F6が作用する。一方で、通風路R2を形成する整流板40Cの連通部50の表面には、風Wの通過により、図3(b)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の内側に向かう下向きの力F6や、図3(c)で示すような風Wの進入角度と直交し、当該連通部50の外側に向かう上向きの力F5が作用する。つまり、網目構造を有する各連通部50の表裏面には、風Wの通過により逆向き方向の力が作用する。
そして、図6に示した連通部50が設けられていない整流板102では、上述したように頂部Pを中心とする一定の範囲で気流に乱れが生じ、引き抜き力が作用し易くなる。一方、図3(b),(c)に示すように、本実施形態に係る上下に隣り合う通風路R1;R2を形成する整流板40Bには、連通部50が設けられており、連通部50の表裏面において上向きの力F5と、当該上向きの力F5と反対方向のベクトルを有する下向きの力F6とが同時に作用するので、圧力差が生じなくなる。そして、各整流板40の表裏面には、引き抜き力が作用することがない。
よって、目隠しパネル30を全体視した場合、上下に隣り合う3つの整流板40により、2つの通風路Rが形成されること、換言すれば上下に隣り合う2つ通風路Rの間に1の整流板40が存在することから、目隠しパネル30のうち、最も上方及び最も下方に位置する整流板40を除く各整流板40に作用する力も実質的に0となる。
これにより、風Wの通過によって頂部Pを中心とする一定の範囲に作用する引き抜き力を大幅に低減でき、台風等により目隠しパネル30に対して過大な風力が作用することを防止可能となり、目隠しパネル30が破損することがない。
なお、上述の実施形態においては、互いに隣り合う複数の整流板40の連通部50同士、第1整流部41同士、及び第2整流部43同士を互いに平行となるように配列し、通風路Rの流路間隔Qを奥行方向に沿って一定なものとしたが、上記連通部50同士、第1整流部41同士、及び第2整流部43同士又はこれらのいずれかを非平行とした場合であっても、上向きの力F5と、当該上向きの力F5と反対方向のベクトルを有する下向きの力F6とが同時に作用し、各整流板40の表裏面に圧力差が生じなくなるため、目隠しパネル30に作用する力を大幅に低減する効果を奏する。
以下、図5を参照して目隠しパネル30の他の実施形態について説明する。図5(a)に示す目隠しパネル30は、連通部50が第2整流部43にのみ設けられる点で上記実施形態と相違する。
具体的には、各整流板40は、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側に向けて上方に傾斜して延長する第1整流部41と、奥行方向の他方側から奥行方向の一方側に向けて上方に傾斜して延長する第2整流部43と、第1整流部41の他方側の端部(第1整流部41の上端部)及び第2整流部43の延長線が交わる頂部Pと、頂部Pを基準として奥行方向の他方側に向けて下方に傾斜して延長する連通部50とを備える。連通部50の奥行寸法S1は、上記実施形態と同様に整流板40の10%〜40%の範囲で任意に選択可能であり、好ましくは20%〜30%に設定される。
このような形態の目隠しパネル30であっても、整流板40の連通部50には、上向きの力F5と、当該上向きの力F5と反対方向のベクトルを有する下向きの力F6が同時に作用するため、各整流板40の表裏面に圧力差が生じなくなる。
これにより、整流板40全体に作用する力は実質的に0となり、風Wの通過によって頂部Pを中心とする一定の範囲に作用する引き抜き力を大幅に低減でき、台風等により目隠しパネル30に対して過大な風力が作用することを防止可能となり、目隠しパネル30が破損することがない。
次に、図5(b)に示す目隠しパネル30は、連通部50が第1整流部41にのみ設けられる点で上記各実施形態と相違する。
各整流板40は、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側に向けて上方に傾斜して延長する第1整流部41と、奥行方向の他方側から奥行方向の一方側に向けて上方に傾斜して延長する第2整流部43と、第1整流部41の延長線及び第2整流部43の他方側の端部(第2整流部43の上端部)が交わる頂部Pと、頂部Pを基準として奥行方向の一方側に向けて下方に傾斜して延長する連通部50とを備える。
このような形態の目隠しパネル30であっても、整流板40の連通部50には、上向きの力F5と、当該上向きの力F5と反対方向のベクトルを有する下向きの力F6が同時に作用するため、各整流板40の表裏面に圧力差が生じなくなる。これにより、整流板40全体に作用する力は実質的に0となり、風Wの通過によって頂部Pを中心とする一定の範囲に作用する引き抜き力を大幅に低減でき、台風等により目隠しパネル30に対して過大な風力が作用することを防止可能となり、目隠しパネル30が破損することがない。
以上、本発明に係る目隠しパネル30を複数の実施形態を通じて説明したが、整流板40の形状や具体的寸法はこれらのものに限られるものではなく、例えばその断面形状をM字状やW字状としてもよい。
以下、風Wの通過直後に生じる負圧により風Wの進入角度に直交する上向きの力F5及び下向きの力F6の測定方法、及び当該上向きの力F5及び下向きの力F6から算出した整流板40に作用する力の相対値(力の差)について説明する。
図7は、目隠しパネル80を説明する要部断面図である。同図に示すように、目隠しパネル80は、後述する目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値と比較するためのものである。目隠しパネル80は、頂部Pが湾曲形状に形成されているが、上述した連通部50が開設されない構成である。
同図に示すように、目隠しパネル80の各整流板40は、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側に向けて上方に傾斜して延長する第1整流部41と、奥行方向の他方側から奥行方向の一方側に向けて上方に傾斜して延長する第2整流部43と、第1整流部41及び第2整流部43の延長線同士が交わる頂部Pとを備える。
各整流板40は、目隠しパネル80の頂部Pにおいて一定の曲率を有して湾曲する。つまり、図7に示す各整流板40は、頂部Pを含む奥行方向中央部が所定の湾曲面を有するアーチ状に形成され、湾曲面よりも奥行方向の一方側及び他方側が直線状に形成される。また、後述の図11(b)に示すように、整流板40の湾曲形状の曲率は、頂部Pから第1整流部41の寸法Tの10分の1、10分の2、10分の3、10分の4、10分の5の位置と、頂部Pから第2整流部43の寸法Tの10分の1、10分の2、10分の3、10分の4、10分の5の位置とをそれぞれ結んでできる円弧として設定される。
以下、上記目隠しパネル80の試験条件及び力の相対値の算出結果を説明する。
[目隠しパネル80の条件]
整流板40の幅方向寸法:100mm
整流板40の奥行寸法S:10mm
整流板枚数:11枚
第1整流部41及び第2整流部43の傾斜角θ(θ1,θ2):15°、20°、25°、30°、35°
連通部50:なし
湾曲形状の曲率:1/10×T、2/10×T、3/10×T、4/10×T、5/10×T
[試験方法]
上記条件を有する整流板40を上下方向に11枚配列して目隠しパネル80(後述する目隠しパネル30;60;70も同様)のモデルをそれぞれ作製した。そして、風速一定(例えば、10.0m/s)の条件下、奥行方向の一方側から風Wを吹き付けて各整流板40の上面に作用する上向きの力F5と、各整流板40の下面に作用する下向きの力F6とを測定し、当該力F5;F6から式1により各整流板40に作用する力の相対値(力の差)を算出した。
式1:力の相対値=(上向きの力F5−下向きの力F6)
[測定点]
次に、上向きの力F5及び下向きの力F6の測定点(相対値を算出した個所)について説明する。後述の図9(a)に示すように、上向きの力F5及び下向きの力F6の測定は、目隠しパネル30の幅方向中央部、具体的には、整流板40の幅方向端部から幅方向寸法が50mmの位置を測定した。また、上向きの力F5及び下向きの力F6の測定は、全11枚の整流板40のうち、上から3枚目の整流板(整流板3)、上から5枚目の整流板(整流板5)、上から7枚目の整流板(整流板7)及び上から9枚目の整流板(整流板9)を対象として行った。
図9(a),(b)の拡大図に示すように、整流板40の測定点(相対値を算出した個所)としては、第1整流部41の下端部41A(風上側)から頂部P側に向かって水平方向に1.0mmの位置を測定点Aとし、頂部Pを測定点Bとし、頂部Pから第2整流部43の下端部43A側に向かって水平方向に4.0mmの位置(換言すれば、第3整流部43の下端部43A(風下側)から頂部P側に向かって水平方向に1.0mmの位置)を測定点Cとした。
[整流板40に作用する力の相対値の算出結果]
図8は、目隠しパネル80の整流板40に作用する力の相対値を算出した結果である。ここで、表中の傾斜角θとは、整流板40の傾斜角度であって、第1整流部41及び第2整流板43の傾斜角θ1,θ2を示している。なお、本試験においてはθ1,θ2は同一である。また、整流板とは、全11枚の整流板のうち、測定の対象とした整流板3、整流板5、整流板7、又は整流板9のいずれかを示している。また、測定点とは、上向きの力F5及び下向きの力F6を求めた位置を示している。さらに相対値とは、上向きの力F5及び下向きの力F6から式1により算出した整流板40に作用する力の差であり、図7の湾曲形状を有する整流板40を対象として湾曲形状の曲率ごとに示したものである。
図8の算出結果に示すように、湾曲形状の曲率が大きくなるにつれて、整流板40に作用する力の相対値が小さくなる傾向であることがわかる。これは、整流板40の頂部Pの曲率が大きくなるほど、風上側から頂部Pを経由して風下側に吹き抜ける風Wを滑らかにすることができ、頂部P付近で風Wの気流に乱れが生じ難くなるためである。
次に、図9(a)に示すような本実施形態に係る目隠しパネル30を用いて試験を行った。試験条件は、以下のとおりである。なお、試験方法及び測定点については、上述した通りであるので、説明を省略する。
[目隠しパネル30の条件]
整流板40の幅方向寸法:100mm
整流板40の奥行寸法S:10mm
整流板枚数:11枚
第1整流部41及び第2整流部43の傾斜角θ(θ1,θ2):15°、20°、25°、30°、35°
連通部50:第1整流部41及び第2整流部43にそれぞれ3個所(整流板40に6個所)
連通部50の幅方向寸法:100mm
連通部50の奥行寸法:0.25mm
頂部Pと連通部50、及び、連通部50と連通部50の奥行寸法:0.25mm
また、図9(b)に示すように、目隠しパネル30の比較例として目隠しパネル60を用いた。目隠しパネル60は、図9(a)に示す目隠しパネル30と同等の寸法に形成されているが、連通部50を有さない構造である。
[目隠しパネル60の条件]
整流板40の幅方向寸法:100mm
整流板40の奥行寸法S:10mm
整流板枚数:11枚
第1整流部41及び第2整流部43の傾斜角θ(θ1,θ2):15°、20°、25°、30°、35°
連通部50:なし
[整流板40に作用する力の相対値の算出結果]
図10は、目隠しパネル30及び目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値を算出した結果である。ここで、表中の連通部なしが目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値を示しており、連通部ありが目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値を示している。
同図に示すように、目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値と、目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値とを比較すると、一部の測定点を除き、目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値よりも、目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値の方が低い値となる傾向であることがわかる。これは、連通部50が開設された整流板40の方が、表裏面において上向きの力F5と、当該上向きの力F5と反対方向のベクトルを有する下向きの力F6とが同時に作用し、各整流板40の表裏面に圧力差が生じ難くなるためである。
また、特に頂部Pに対応する測定点Bにおいて、目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値よりも、目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値の方が極めて低い値となっている。このことから、連通部50が開設されることにより頂部Pにおける力の相対値をより効果的に低下させることが可能となる。
以上、上記試験結果によれば、整流板40の連通部50に上向きの力F5と下向きの力F6とが同時に作用するため、整流板40全体に作用する力は実質的に0に近くなる。これにより、風Wの通過によって頂部Pを中心とする一定の範囲に作用する引き抜き力を大幅に低減でき、台風等により目隠しパネル30に対して過大な風力が作用することを防止可能となり、目隠しパネル30が破損することがない。
図11は、他の実施形態に係る目隠しパネル70を説明する要部断面図である。目隠しパネル70は、整流板40に作用する力の相対値をさらに低減する目的で目隠しパネル30を改良したものであって、上記連通部50に加え、頂部Pを湾曲形状とした点で、目隠しパネル30と異なる。なお、図11(b)については、頂部Pの湾曲形状の見易さを考慮し、連通部50の記載を省略して示している。
図11(a)に示すように、目隠しパネル70の各整流板40は、奥行方向の一方側から奥行方向の他方側に向けて上方に傾斜して延長する第1整流部41と、奥行方向の他方側から奥行方向の一方側に向けて上方に傾斜して延長する第2整流部43と、第1整流部41及び第2整流部43の延長線同士が交わる頂部Pと、頂部Pを基準として奥行方向の一方側及び他方側に向けて下方に傾斜して僅かに延長する連通部50とを備える。
また、各整流板40は、目隠しパネル70の頂部Pにおいて一定の曲率を有して湾曲する。つまり、図11(a)に示す各整流板40は、頂部Pを含む奥行方向中央部が所定の湾曲面を有するアーチ状に形成されるとともに、風が通り抜け可能な連通部50を有し、湾曲面よりも奥行方向の一方側及び他方側が直線状に形成される。
図11(b)に示すように、整流板40の湾曲形状の曲率は、頂部Pから第1整流部41の寸法Tの10分の1の位置と、頂部Pから第2整流部43の寸法Tの10分の1の位置とを結んでできる円弧として設定される。
[目隠しパネル70の条件]
以下、上記目隠しパネル70の試験条件及び力の相対値の算出結果を説明する。
整流板40の幅方向寸法:100mm
整流板40の奥行寸法S:10mm
整流板枚数:11枚
第1整流部41及び第2整流部43の傾斜角θ(θ1,θ2):25°
連通部50:第1整流部41及び第2整流部43にそれぞれ3個所(整流板40に6個所)
連通部50の幅方向寸法:100mm
連通部50の奥行寸法:0.25mm
頂部Pと連通部50、及び、連通部50と連通部50の奥行寸法:0.25mm
湾曲形状の曲率:1/10×T
[整流板40に作用する力の相対値の算出結果]
図12は、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値を算出した結果である。ここで、表中の連通部+湾曲(1/10×T)が、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値である。同図に示すように、目隠しパネル60の整流板40に作用する力の相対値と、目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値と、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値とをそれぞれ比較すると、一部の測定点を除き、目隠しパネル60及び目隠しパネル30の整流板40に作用する力の相対値よりも、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値の方が低い値となることがわかる。これは、連通部50が開設されることにより、各整流板40の表裏面に圧力差が生じ難くなることに加え、風上側から頂部Pを経由して風下側に吹き抜ける風Wを滑らかにすることができ、頂部P付近で風Wの気流に乱れが生じ難くなるためである。これにより、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値が最も低くなることが証明された。
また、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値と、目隠しパネル80の整流板40に作用する力の相対値とを比較すると、特に頂部Pに対応する測定点Bにおいて、目隠しパネル80の整流板40に作用する力の相対値よりも、目隠しパネル70の整流板40に作用する力の相対値の方が低い値となることがわかる。これは、目隠しパネル70の整流板40に開設された連通部50が、上向きの力F5と下向きの力F6とを均等に作用させるためである。このことから、連通部50が開設され、かつ湾曲形状に形成された整流板40を有する目隠しパネル70が、頂部Pにおける整流板40に作用する力の相対値を最も効果的に低減することができることが証明された。
以上、上記試験結果によれば、目隠しパネル70の整流板40全体に作用する力は実質的に0により近くなる。よって、風Wの通過によって頂部Pを中心とする一定の範囲に作用する引き抜き力を大幅に低減でき、台風等により目隠しパネル30に対して過大な風力が作用することを防止可能となり、目隠しパネル70が破損することをより効果的に防止することができる。
また、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記実施形態においては、建造物1に設けられるいわゆる隔て板に目隠しパネル30を適用した例を説明したが、使用用途はこれに限定されない。例えば、目隠しパネル30の材質を硬質性樹脂や金属、ガラス等に変更することにより、建造物1の屋外側壁面(手摺)5等としても使用できる。つまり、本実施形態の目隠しパネル30は、目隠しとしての機能が要求される場所であれば、材質や形状を適宜選択することにより、いずれの場所に対しても適用可能である。
また、第1整流部41の下端部41A及び第2整流部43の下端部43Aを曲面を有する形状とすれば、各目隠しパネルの整流板40に作用する力の相対値をより低減することができる。
1 建造物、10 隔て板、20 枠体、
21A;21B 縦フレーム、23A;23B 横フレーム、27 開口部、
30 目隠しパネル、31A;31B 支持部、
40 整流板、41 第1整流部、43 第2整流部、50 連通部、
F5;F6 力、L1 仮想中心線、L2 仮想水平線、
P 頂部、Q 流路間隔、R 通風路、S;S1 奥行寸法、W 風、X1 視線。

Claims (6)

  1. 風の通過方向を奥行方向としたときに、当該奥行方向の一方から他方に延長する複数の整流板の間に形成される複数の通風路を有する目隠しパネルであって、
    各整流板は、
    前記奥行方向の一方から前記奥行方向の他方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第1整流部と、
    前記奥行方向の他方から前記奥行方向の一方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第2整流部と、
    前記第1整流部及び第2整流部同士が交わる頂部と、
    前記頂部を基準として、奥行方向の一方及び他方、又はいずれか一方に延長し、前記複数の整流板の間に形成された通風路同士を連通させる連通部と、
    を備え、
    前記複数の整流板は、前記奥行方向と直交する面に沿う方向に一定の間隔を有して配列され、
    各整流板の頂部が、当該頂部側の整流板における前記第1整流部及び第2整流部の延長端を結ぶ仮想線上、又は当該仮想線よりも前記頂部側に位置する整流板側に設定されたことを特徴とする目隠しパネル。
  2. 前記複数の整流板の間に形成される通風路の流路間隔が前記奥行方向に沿って一定であることを特徴とする請求項1記載の目隠しパネル。
  3. 前記第1整流部と第2整流部とが、前記頂部を通る仮想線を基準とする線対称に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の目隠しパネル。
  4. 前記連通部が、網目構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の目隠しパネル。
  5. 前記頂部が、湾曲形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の目隠しパネル。
  6. 風の通過方向を奥行方向としたときに、当該奥行方向の一方から他方に延長する複数の整流板の間に形成される複数の通風路を有する目隠しパネルであって、
    各整流板は、
    前記奥行方向の一方から前記奥行方向の他方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第1整流部と、
    前記奥行方向の他方から前記奥行方向の一方に向けて仮想水平線に対して5°〜40°の範囲の傾斜角度を有して延長する第2整流部と、
    前記第1整流部及び第2整流部同士が交わる湾曲形状の頂部と、
    を備え、
    前記複数の整流板は、前記奥行方向と直交する面に沿う方向に一定の間隔を有して配列され、
    各整流板の頂部が、当該頂部側の整流板における前記第1整流部及び第2整流部の延長端を結ぶ仮想線上、又は当該仮想線よりも前記頂部側に位置する整流板側に設定されたことを特徴とする目隠しパネル。
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